JPH08192702A - ニープロテクタ用ブラケット - Google Patents

ニープロテクタ用ブラケット

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Publication number
JPH08192702A
JPH08192702A JP7023272A JP2327295A JPH08192702A JP H08192702 A JPH08192702 A JP H08192702A JP 7023272 A JP7023272 A JP 7023272A JP 2327295 A JP2327295 A JP 2327295A JP H08192702 A JPH08192702 A JP H08192702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
knee protector
bracket body
flanges
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7023272A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Watanabe
正智 渡辺
Masaru Muramatsu
勝 村松
Katsuya Tatsumi
勝也 辰己
Motohiko Fujimaki
元彦 藤巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
Priority to JP7023272A priority Critical patent/JPH08192702A/ja
Publication of JPH08192702A publication Critical patent/JPH08192702A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス成形の自動化が可能で取付孔部分の強
度アップができるニープロテクタ用ブラケットを提供す
ることを目的とする。 【構成】 ニープロテクタ用ブラケット10を、ウエブ
13の両端にそれぞれ互いに平行で方向反対となる一対
のフランジ部11、16を形成した第1のブラケット本
体Aと、該第1のブラケット本体Aとは反対勝手になる
ようにウエブ23の両端にそれぞれ互いに平行で方向反
対となる一対のフランジ部21、26を形成した第2の
ブラケット本体Bとを、一対のフランジ部の内一方のフ
ランジ部11、21同士を接合すると共に、前記第1お
よび第2のブラケット本体A、Bのウエブ13、23そ
れぞれに幅広の貫通孔14、24を穿設し、前記互いに
接合した両フランジ部11、21側に湾曲させて構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のニープロテクタ
用ブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のニープロテクタ用ブラケッ
トについて説明する。
【0003】図5に示すように、ニープロテクタpは自
動車の衝突時に乗員の膝部nを保護するために前座席の
前方に配置されている。
【0004】ニープロテクタpは通常自動車の両側に設
けられたピラーに両端が連結されたインストルメントメ
ンバーmに、一端側が固定されてU字状に湾曲したニー
プロテクタ用ブラケットbに支持されている。このニー
プロテクタ用ブラケットbは乗員の膝部nがニープロテ
クタpに衝突した際には、図5の鎖線で示すようにさら
に湾曲して衝撃力を吸収するようになっている。この変
形時の変位量と負荷荷重量との積分値が吸収エネルギー
に相当する。
【0005】また、この他にも図6(a)に示すような
インストルメントメンバーmに固定された環状のニープ
ロテクタ用ブラケットcにニープロテクタpを取付けた
ものもあり、衝突時にはブラケットcが鎖線で示すよう
に偏平に変形して衝撃力を吸収するようになっている。
また、図6(b)に示すようなインストルメントメンバ
ーmに一端側が固定されたL字状のニープロテクタ用ブ
ラケットdにニープロテクタpを取付けたものもあり、
衝突時にはブラケットdが鎖線で示すように山形に変形
して衝撃力を吸収するようになっている。
【0006】従来、使用されているニープロテクタ用ブ
ラケットの一例としては図7乃至図9に示すようなもの
がある。
【0007】図において、ニープロテクタ用ブラケット
1はブラケット本体2と補強部材3とで構成されてい
る。ブラケット本体2はハット型断面を有していて、側
面視略U字状にプレス成形されており、補強部材3はブ
ラケット本体2の形状に適合したハット型断面を有して
側面視略コ字状にプレス成形されている。この補強部材
3はブラケット本体2のU字の内側に重ね合わされて、
ハット型の両側のフランジ部分がスポット溶接によって
接合されている。そして、ブラケット本体2の中央部は
衝撃時に曲り易くするため、また、補強部材3は衝撃時
の反力を受けるために、ブラケット1の中央部ではブラ
ケット本体2と補強部材3との間には空間4を設けてあ
る。
【0008】また、ブラケット1が重量アップとならな
いように、補強部材3の一端側はブラケット本体2の先
端まで達しておらず、従ってブラケット本体2の一端側
は一枚板であって、この部分に取付孔5が設けられてお
り、インストルメントメンバー6に溶接によって固定さ
れた取付座7にブラケット本体2がボルト8締めされて
いる。さらにブラケット本体2の他端側には図示しない
ニープロテクタが取付けられるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ブラケット本体と補強部材とはそれぞれ
断面形状がハット型で且つ側面形状がU字またはコ字状
に湾曲している。このためブラケット本体と補強部材と
はそれぞれ湾曲面に対して一方向からの押圧ではハット
形状の成形が困難であり、従って連続プレス成形の自動
化が困難であるなどの問題点を有していた。また、ボル
ト締めのための強度を要するブラケット本体の取付孔部
分は一枚板であるため、この部分の強度には限度がある
などの問題点が有った。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、プレス成形の自動化が可能で取付孔部分の強度アッ
プができるニープロテクタ用ブラケットを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のニープロテクタ用ブラケットは、ウエブの両
端にそれぞれ互いに平行で方向反対となる一対のフラン
ジ部を形成した第1のブラケット本体と、該第1のブラ
ケット本体とは反対勝手になるようにウエブの両端にそ
れぞれ互いに平行で方向反対となる一対のフランジ部を
形成した第2のブラケット本体とを、一対のフランジ部
の内一方のフランジ部同士を接合すると共に、前記第1
および第2のブラケット本体のウエブそれぞれに幅広の
貫通孔を穿設し、前記互いに接合した両フランジ部側に
湾曲させた構成を有している。
【0012】
【作用】この構成によって、第1および第2のブラケッ
ト本体はウエブの両端にそれぞれ互いに平行で方向反対
となる一対のフランジ部を形成しているので、各ブラケ
ット本体は湾曲面に対する一方向からの押圧によってウ
エブおよび一対のフランジ部の成形が可能である。従っ
て、連続プレス成形の自動化が可能でありコストが低減
する。またフランジを重ね合わせて接合してあるので、
軽量化が図られると共にブラケットの取付孔部分の強度
がアップする。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
5を参照しながら説明する。
【0014】ニープロテクタ用ブラケット10は互いに
反対勝手にプレス成形された第1のブラケット本体Aと
第2のブラケット本体Bとで構成されている。
【0015】第1のブラケット本体Aはウエブ13の両
端にそれぞれ互いに平行で方向反対となる一対の重ねフ
ランジ11及び張出しフランジ16とがプレス成形され
て、これらの重ねフランジ11及び張出しフランジ16
とウエブ13とで断面クランク形状を形成し、且つ、ブ
ラケット本体Aは側面視略U字状に湾曲して成形されて
いる。そして、重ねフランジ11には複数の切り欠き1
2が設けられており、ウエブ13には周縁にバーリング
15を備える幅広の貫通孔14が形成されている。この
貫通孔14はウエブ13の幅を拡げると共に、貫通孔1
4の周辺の重ねフランジ11をブラケット本体Aと一体
の補強部材17に形成している。また、ブラケット本体
Aの一端には取付孔18が設けてある。
【0016】第2のブラケット本体Bは第1のブラケッ
ト本体Aと反対勝手に重ねフランジ21、ウエブ23、
張出しフランジ26、貫通孔24、補強部材27及び取
付孔28が形成されており、重ねフランジ21面に形成
された複数の切り欠き22はブラケット本体Aの切り欠
き12と対応する位置にあり、切り欠き12と切り欠き
22とを対応させることにより切り抜き穴を形成してい
る。またブラケット本体Aの取付孔18に対応する位置
に取付孔28が設けてある。
【0017】これらの第1のブラケット本体Aと第2の
ブラケット本体Bとの相対する重ねフランジ11と重ね
フランジ21とを重ね合わせて、重ね部分を適宜の間隔
でスポット溶接することにより、図1に示すニープロテ
クタ用ブラケット10が形成される。そして、図2に示
すように、貫通孔14、24のバーリング15、25と
張出しフランジ16、26とで形成するフランジ構造
が、ブラケット10の断面係数を増大させていると共
に、貫通孔14、24の下部ではブラケット10が衝撃
時に曲り易く、貫通孔14、24の上部では補強部材1
7、27が衝撃時の反力を受けて衝撃力を吸収する構造
になっている。
【0018】以上のように、第1のブラケット本体Aは
断面クランク形状であるので、湾曲面に対する一方向か
らの押圧によってウエブ13および一対のフランジ部1
1、16がなすクランク形状の成形が可能である。従っ
て図4に示すように、プレスによる製品(第1のブラケ
ット本体A)の連続打抜き・成形が可能であり、連続プ
レス成形の自動化が達成される。これは第1のブラケッ
ト本体Aと反対勝手に成形された第2のブラケット本体
Bについても同様に可能である。またブラケット10の
一端の取付孔18、28の部分は二枚重ねであるので、
この部分の強度がアップすると共に全体としては軽量化
が図られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、ウエブの両端に
それぞれ互いに平行で方向反対となる一対のフランジ部
を形成した第1のブラケット本体と、該第1のブラケッ
ト本体とは反対勝手になるようにウエブの両端にそれぞ
れ互いに平行で方向反対となる一対のフランジ部を形成
した第2のブラケット本体とを、一対のフランジ部の内
一方のフランジ部同士を接合すると共に、前記第1およ
び第2のブラケット本体のウエブそれぞれに幅広の貫通
孔を穿設し、前記互いに接合した両フランジ部側に湾曲
させて構成することにより、第1および第2のブラケッ
ト本体はウエブの両端にそれぞれ互いに平行で方向反対
となる一対のフランジ部を形成しているので、各ブラケ
ット本体は湾曲面に対する一方向からの押圧によってウ
エブおよび一対のフランジ部の成形が可能である。従っ
て、連続プレス成形の自動化が可能でありコストが低減
する。またフランジを重ね合わせて接合してあるので、
軽量化が図られると共にブラケットの取付孔部分の強度
がアップするニープロテクタ用ブラケットを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるニープロテクタ用ブ
ラケットの斜視図である。
【図2】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図3】同ニープロテクタ用ブラケットのブラケット本
体の分解斜視図である。
【図4】同ニープロテクタ用ブラケットのブラケット本
体の連続プレス成形の概略説明図である。
【図5】従来のブラケットを備えたニープロテクタの側
面図である。
【図6】(a)従来の他のニープロテクタ用ブラケット
の断面図である。 (b)従来のさらに他のニープロテクタ用ブラケットの
断面図である。
【図7】従来のニープロテクタ用ブラケットの斜視図で
ある。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図である。
【図9】図7のE−E線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ニープロテクタ用ブラケット 11,21 重ねフランジ(フランジ部) 13,23 ウエブ 14,24 貫通孔 16,26 張出しフランジ(フランジ部) A 第1のブラケット本体 B 第2のブラケット本体
フロントページの続き (72)発明者 藤巻 元彦 静岡県富士市五味島19−1 山川工業株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブの両端にそれぞれ互いに平行で方
    向反対となる一対のフランジ部を形成した第1のブラケ
    ット本体と、該第1のブラケット本体とは反対勝手にな
    るようにウエブの両端にそれぞれ互いに平行で方向反対
    となる一対のフランジ部を形成した第2のブラケット本
    体とを、一対のフランジ部の内一方のフランジ部同士を
    接合すると共に、前記第1および第2のブラケット本体
    のウエブそれぞれに幅広の貫通孔を穿設し、前記互いに
    接合した両フランジ部側に湾曲させて構成したことを特
    徴とするニープロテクタ用ブラケット。
JP7023272A 1995-01-19 1995-01-19 ニープロテクタ用ブラケット Pending JPH08192702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023272A JPH08192702A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ニープロテクタ用ブラケット

Applications Claiming Priority (1)

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JP7023272A JPH08192702A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ニープロテクタ用ブラケット

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JPH08192702A true JPH08192702A (ja) 1996-07-30

Family

ID=12105976

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JP7023272A Pending JPH08192702A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ニープロテクタ用ブラケット

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JP (1) JPH08192702A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10113508B4 (de) * 2000-03-21 2006-11-16 Lear Corp., Southfield Energieabsorbierende Einrichtung für ein Kniekissen in einem Fahrzeug
US7293800B2 (en) 2005-12-28 2007-11-13 Calsonic Kansei Corporation Knee protector for vehicle
JP2010195304A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Kanto Auto Works Ltd ニーブラケット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10113508B4 (de) * 2000-03-21 2006-11-16 Lear Corp., Southfield Energieabsorbierende Einrichtung für ein Kniekissen in einem Fahrzeug
US7293800B2 (en) 2005-12-28 2007-11-13 Calsonic Kansei Corporation Knee protector for vehicle
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