JPH0819268B2 - ラテツクス組成物 - Google Patents
ラテツクス組成物Info
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- JPH0819268B2 JPH0819268B2 JP62075934A JP7593487A JPH0819268B2 JP H0819268 B2 JPH0819268 B2 JP H0819268B2 JP 62075934 A JP62075934 A JP 62075934A JP 7593487 A JP7593487 A JP 7593487A JP H0819268 B2 JPH0819268 B2 JP H0819268B2
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- Japan
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/20—Macromolecular organic compounds
- D21H17/33—Synthetic macromolecular compounds
- D21H17/34—Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H17/35—Polyalkenes, e.g. polystyrene
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H19/00—Coated paper; Coating material
- D21H19/36—Coatings with pigments
- D21H19/44—Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
- D21H19/56—Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H19/58—Polymers or oligomers of diolefins, aromatic vinyl monomers or unsaturated acids or derivatives thereof
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接着力、防水性に優れ、かつ乾燥後のラテ
ックスフィルムの粘着性が少ないラテックス組成物に関
する。
ックスフィルムの粘着性が少ないラテックス組成物に関
する。
(従来の技術) 合成ゴムラテックスは接着力、防水性に優れることか
らカーペットのバッキング剤、無機充填剤、ガラス繊
維、パルプ繊維等からなる充填紙の接着剤、塗料、各種
材料の防水剤等に使用されている。しかし、接着力、防
水性が優れたものは粘着性が大きく、合成ゴムラテック
スが適用された製品の取扱いにおいて製品同士がくっつ
いたり、あるいは触った時にべとついたりして取扱い
上、あるいは生産上大きな問題となっている。粘着性の
少ないものは接着力に乏しく、粘着性を改良する方法と
しては合成ゴムラテックスに充填材を添加することが試
みられているが、粘着性が改良されても接着力、防水性
が十分ではない。従って接着力、防水性、粘着性が共に
改良された、合成ゴムラテックスが要望されていた。
らカーペットのバッキング剤、無機充填剤、ガラス繊
維、パルプ繊維等からなる充填紙の接着剤、塗料、各種
材料の防水剤等に使用されている。しかし、接着力、防
水性が優れたものは粘着性が大きく、合成ゴムラテック
スが適用された製品の取扱いにおいて製品同士がくっつ
いたり、あるいは触った時にべとついたりして取扱い
上、あるいは生産上大きな問題となっている。粘着性の
少ないものは接着力に乏しく、粘着性を改良する方法と
しては合成ゴムラテックスに充填材を添加することが試
みられているが、粘着性が改良されても接着力、防水性
が十分ではない。従って接着力、防水性、粘着性が共に
改良された、合成ゴムラテックスが要望されていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者は接着力、防水性、粘着性が共に改良された
ラテックスについて鋭意研究を重ねた結果、構造の異な
る特定構造の2種のラテックスからなるラテックス組成
物を用いることにより、接着力、防水性、粘着性がいず
れも改良されることを見い出し本発明に到達した。
ラテックスについて鋭意研究を重ねた結果、構造の異な
る特定構造の2種のラテックスからなるラテックス組成
物を用いることにより、接着力、防水性、粘着性がいず
れも改良されることを見い出し本発明に到達した。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 (a)ブタジエン28〜45重量%、(b)スチレン35〜70
重量%、(c)スチレン以外のビニル系単量体0〜20重
量%、および(d)α,β−不飽和カルボン酸0〜6重
量%からなる単量体を重合してなり、二次転移点が−30
〜+5℃、ゲル含率が90重量%未満の共重合体ラテック
ス(A)と、 (a)ブタジエン30〜55重量%、(b)スチレン30〜
70重量%、(c)スチレン以外のビニル系単量体0〜20
重量%、および(d)α,β−不飽和カルボン酸0〜6
重量%からなる単量体を重合してなり、二次転移点が−
50〜0℃、ゲル含率が90重量%以上の共重合体ラテック
ス(B)、 との混合物よりなり、(A)/(B)の重量比(固形
分)が10/90〜90/10であるラテックス組成物を提供する
ものである。
重量%、(c)スチレン以外のビニル系単量体0〜20重
量%、および(d)α,β−不飽和カルボン酸0〜6重
量%からなる単量体を重合してなり、二次転移点が−30
〜+5℃、ゲル含率が90重量%未満の共重合体ラテック
ス(A)と、 (a)ブタジエン30〜55重量%、(b)スチレン30〜
70重量%、(c)スチレン以外のビニル系単量体0〜20
重量%、および(d)α,β−不飽和カルボン酸0〜6
重量%からなる単量体を重合してなり、二次転移点が−
50〜0℃、ゲル含率が90重量%以上の共重合体ラテック
ス(B)、 との混合物よりなり、(A)/(B)の重量比(固形
分)が10/90〜90/10であるラテックス組成物を提供する
ものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のラテックス(A)はポリマー成分の二次転移
点(以下Tgという)が−30〜+5℃、ゲル含率が90重量
%未満、好ましくはTgが−20〜0℃、ゲル含率が87重量
%以下である。Tgが−30℃より低いと粘着性が増加し、
+5℃を超えて高いと接着力、防水性が劣る。一方ゲル
含率が90重量%を超えると接着力、防水性が劣り好まし
くない。
点(以下Tgという)が−30〜+5℃、ゲル含率が90重量
%未満、好ましくはTgが−20〜0℃、ゲル含率が87重量
%以下である。Tgが−30℃より低いと粘着性が増加し、
+5℃を超えて高いと接着力、防水性が劣る。一方ゲル
含率が90重量%を超えると接着力、防水性が劣り好まし
くない。
本発明のラテックス(B)はポリマー成分のTgが−50
〜0℃、ゲル含率90重量%以上、好ましくはTgが−45〜
−5℃、ゲル含率95重量%以上である。Tgが−50℃より
低いと粘着性が増加し、0℃を超えて高いと接着力、防
水性が劣る。一方ゲル含率が90重量%未満であると粘着
性が増加して好ましくない。
〜0℃、ゲル含率90重量%以上、好ましくはTgが−45〜
−5℃、ゲル含率95重量%以上である。Tgが−50℃より
低いと粘着性が増加し、0℃を超えて高いと接着力、防
水性が劣る。一方ゲル含率が90重量%未満であると粘着
性が増加して好ましくない。
ラテックス(A)/ラテックス(B)の混合比率は重
量比(固形分)が10/90〜90/10、好ましくは30/70〜70/
30である。(A)が10重量%未満であると接着力、防水
性が劣り、一方(A)が90重量%を超えると粘着性が増
加して好ましくない。
量比(固形分)が10/90〜90/10、好ましくは30/70〜70/
30である。(A)が10重量%未満であると接着力、防水
性が劣り、一方(A)が90重量%を超えると粘着性が増
加して好ましくない。
本発明のラテックス(A)、(B)の単量体成分につ
いて説明する。
いて説明する。
本発明で使用されるスチレン以外のビニル系単量体と
しては、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香
族ビニル化合物、メチルアクリレート、メチルメタクリ
レート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシ
アン化ビニル等が挙げられる。
しては、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香
族ビニル化合物、メチルアクリレート、メチルメタクリ
レート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシ
アン化ビニル等が挙げられる。
前記α,β−不飽和カルボン酸としては、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン
酸、フマル酸等が挙げられる。
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン
酸、フマル酸等が挙げられる。
また、これらスチレン以外のビニル系単量体や、α,
β−不飽和カルボン酸は、それぞれ1種または2種以上
を使用することができる。
β−不飽和カルボン酸は、それぞれ1種または2種以上
を使用することができる。
本発明のラテックス(A)、(B)のポリマーのTgの
調節方法は公知の方法により実施できる。ポリマーのTg
はポリマーを構成する単量体の種類・組成割合により決
定されることから単量体の種類・組成比率を適宜選択す
ることで、目的のTgを有するラテックスを得ることがで
きる。
調節方法は公知の方法により実施できる。ポリマーのTg
はポリマーを構成する単量体の種類・組成割合により決
定されることから単量体の種類・組成比率を適宜選択す
ることで、目的のTgを有するラテックスを得ることがで
きる。
本発明のラテックス(A)、(B)のポリマーのゲル
含率の調節は種々の方法があり、これらの方法について
は、当業者に於いて周知である。一般的な方法としては
重合時の分子量調節剤の使用量、重合温度により調節す
る。分子量調節剤を多く用いる程、ゲル含率は低くなる
傾向を示し、また重合温度が高くなるほどゲル含率は高
くなる傾向を示す。したがって分子量調節剤・重合温度
を適宜選択することで目的のゲル含率を調節することが
できる。
含率の調節は種々の方法があり、これらの方法について
は、当業者に於いて周知である。一般的な方法としては
重合時の分子量調節剤の使用量、重合温度により調節す
る。分子量調節剤を多く用いる程、ゲル含率は低くなる
傾向を示し、また重合温度が高くなるほどゲル含率は高
くなる傾向を示す。したがって分子量調節剤・重合温度
を適宜選択することで目的のゲル含率を調節することが
できる。
本発明においてラテックス(A)のブタジエンが28重
量%未満(ビニル系単量体が72重量%を超えるとき)で
は接着剤、防水性が低下し、45重量%を超えると、粘着
性が増加するので好ましくない。ラテックス(B)のブ
タジエンが30重量%未満のとき(ビニル系単量体が70重
量%を超えるとき)接着力、防水性が低下し、55重量%
を超えると粘着性が増加するので好ましくない。
量%未満(ビニル系単量体が72重量%を超えるとき)で
は接着剤、防水性が低下し、45重量%を超えると、粘着
性が増加するので好ましくない。ラテックス(B)のブ
タジエンが30重量%未満のとき(ビニル系単量体が70重
量%を超えるとき)接着力、防水性が低下し、55重量%
を超えると粘着性が増加するので好ましくない。
本発明によるラテックス(A)及びラテックス(B)
はシート強度、耐熱性付与させるため0〜6重量%の範
囲でカルボキシ変性されていることが好ましい。α,β
−不飽和カルボン酸は通常のカルボキシ変性スチレンブ
タジエン系ラテックスに使用されるマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸などのいずれでもよく、また、これら不飽和カルボン
酸を2種以上組み合わせて使用してもよい。
はシート強度、耐熱性付与させるため0〜6重量%の範
囲でカルボキシ変性されていることが好ましい。α,β
−不飽和カルボン酸は通常のカルボキシ変性スチレンブ
タジエン系ラテックスに使用されるマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸などのいずれでもよく、また、これら不飽和カルボン
酸を2種以上組み合わせて使用してもよい。
なお、本発明の共重合体ラテックスを用いて表面処理
する際充填剤を組み合わせて使用するとシートの粘着性
が一段と改良される。充填剤の使用量は共重合体ラテッ
クスの固形分基準で20重量%以下であり、好ましくは5
〜10重量%である。20重量%を超えると接着力、防水性
が低下するので好ましくない。これらの表面処理は、吹
付、アプリケータ塗工、含浸により行われる。
する際充填剤を組み合わせて使用するとシートの粘着性
が一段と改良される。充填剤の使用量は共重合体ラテッ
クスの固形分基準で20重量%以下であり、好ましくは5
〜10重量%である。20重量%を超えると接着力、防水性
が低下するので好ましくない。これらの表面処理は、吹
付、アプリケータ塗工、含浸により行われる。
(実施例) 次に本発明を実施例によってさらに具体的に説明す
る。
る。
1.実施例・比較例で使用する重合体ラテックスの製造方
法 なお以下において使用量は重量部である。
法 なお以下において使用量は重量部である。
ラテックス(イ)の製造 水 200 ドデシルベゼンスルホン酸ソーダ 1.0 炭酸ソーダ 0.5 ブタジエン 35 スチレン 60 イタコン酸 3 アクリル酸 1 ビドロキシエチルアクリレート 1 四塩化炭素 2 過硫酸カリウム 1 なる組成物を撹拌下に温度60℃にて10時間反応させ、さ
らに70℃にて20時間反応させて反応率98%のラテックス
を得た。ラテックスのpHを8に調整した後、ラテックス
中に含まれる未反応単量体をスチームを吹き込むことに
より除去して乾燥固形分濃度48%のラテックスを得た。
この様にして得られたラテックスのポリマーの示差熱分
析による二次転移点は−10℃で、ゲル含率80%であっ
た。
らに70℃にて20時間反応させて反応率98%のラテックス
を得た。ラテックスのpHを8に調整した後、ラテックス
中に含まれる未反応単量体をスチームを吹き込むことに
より除去して乾燥固形分濃度48%のラテックスを得た。
この様にして得られたラテックスのポリマーの示差熱分
析による二次転移点は−10℃で、ゲル含率80%であっ
た。
ラテックス(ロ)〜(ヌ)の製造 表−1に示した単量体・分子量調節剤・重合温度条件
を用い、他はラテックス(イ)と同一条件で重合を行
い、ラテックス(ロ)〜(ヌ)のラテックスを得た。ラ
テックス(ロ)〜(ヌ)のTg及びゲル含率は表−1に示
した。
を用い、他はラテックス(イ)と同一条件で重合を行
い、ラテックス(ロ)〜(ヌ)のラテックスを得た。ラ
テックス(ロ)〜(ヌ)のTg及びゲル含率は表−1に示
した。
2.Tg、ゲル含率の測定方法及び物性の評価方法 (1).二次転移点(Tg) 示差熱分析法により測定した。
(2).ゲル含率 水酸化ナトリウムでpH8に調製した共重合体ラテックス
をメタノールで凝固し、洗浄、乾燥した後、約0.3gの試
料を100mlのトルエンに20時間浸漬した後、トルエン不
溶分を測定し、試料に対する重量%で示した。
をメタノールで凝固し、洗浄、乾燥した後、約0.3gの試
料を100mlのトルエンに20時間浸漬した後、トルエン不
溶分を測定し、試料に対する重量%で示した。
(3).サイズ度 防水性の指標となるもので5cm角に切った充填紙を固形
濃度2%チオシアン酸アンモニウム水溶液に浮かべ、充
填紙の上に固形濃度1%の塩化第一鉄水溶液を1滴滴下
し、発色までの時間を測定した。
濃度2%チオシアン酸アンモニウム水溶液に浮かべ、充
填紙の上に固形濃度1%の塩化第一鉄水溶液を1滴滴下
し、発色までの時間を測定した。
時間が長い程、防水性は良好。
(4).剥離強度 ポリエステルフィルムにラテックスを塗布し、熱風乾燥
後、未処理のポリエステルフィルムと貼り合わせ、引張
速度100mm/分にて幅25mmの試験片の剥離強度を測定し
た。数値が大きい程、粘着性は大きい。
後、未処理のポリエステルフィルムと貼り合わせ、引張
速度100mm/分にて幅25mmの試験片の剥離強度を測定し
た。数値が大きい程、粘着性は大きい。
(5).粉落ち性 充填紙にセロハンテープを貼り付け、一定荷重後、引き
剥がして、セロハンテープへの付着状態を目視にて判定
した。粉落ちが少ない程、接着性は良好。判定基準は以
下の通りである。
剥がして、セロハンテープへの付着状態を目視にて判定
した。粉落ちが少ない程、接着性は良好。判定基準は以
下の通りである。
◎0%、○20%、○△40%、△60%、×100% (6).シート強度 引張速度50mm/分にて幅15mmシートの破断強度を測定し
た。シート強度が高い程、接着性は良好。
た。シート強度が高い程、接着性は良好。
実施例1〜4 充填抄造用ラテックスとしての評価 パルプ繊維(NBKP)を叩解機にて叩解し、JIS P8121
に規定のカナディアンフリーネスが500ccになるように
繊維長を調整する。次に1%に調製した上記パルプ10%
(乾燥重量)、ガラス繊維5%、充填材(日本タルク株
式会社製、SW)69%、固形濃度10%の表−1に示した重
合体ラテックス15%(乾燥重量)の順に撹拌しながら混
合器に投入し、続いて1%水溶液のカチオン性高分子凝
集剤(昭和高分子株式会社製ポリフィクス)1%(乾燥
重量)を徐々に添加し、抄紙配合物スラリーを得た。
に規定のカナディアンフリーネスが500ccになるように
繊維長を調整する。次に1%に調製した上記パルプ10%
(乾燥重量)、ガラス繊維5%、充填材(日本タルク株
式会社製、SW)69%、固形濃度10%の表−1に示した重
合体ラテックス15%(乾燥重量)の順に撹拌しながら混
合器に投入し、続いて1%水溶液のカチオン性高分子凝
集剤(昭和高分子株式会社製ポリフィクス)1%(乾燥
重量)を徐々に添加し、抄紙配合物スラリーを得た。
次に、上記の抄紙配合物スラリーをJIS P8209に規定
する方法で抄紙した後、熱風乾燥し、シート坪量300g/m
2、シート厚0.3mm、シート密度1.0g/cm3の充填紙を得
た。
する方法で抄紙した後、熱風乾燥し、シート坪量300g/m
2、シート厚0.3mm、シート密度1.0g/cm3の充填紙を得
た。
試験結果を表−2に示した。
実施例1〜5の充填紙はサイズ度大きく防水性に優
れ、シート強度が大きいことから接着力に優れ、そし
て、剥離強度が小さいことから耐粘着性(粘着しにくい
こと)に優れている。従って、本発明のラテックス組成
物は防水性、接着力、耐粘着性の物性バランスが高水準
にある。
れ、シート強度が大きいことから接着力に優れ、そし
て、剥離強度が小さいことから耐粘着性(粘着しにくい
こと)に優れている。従って、本発明のラテックス組成
物は防水性、接着力、耐粘着性の物性バランスが高水準
にある。
比較例1〜6、7〜12 表−2に比較例1〜6の例を示す。
表−3に比較例7〜1の例を示す。比較例7〜12で
は、実施例1の充填紙にアプリケータを用いて表−3の
ラテックス組成物を30±2g/m2になるように塗工した
後、熱風乾燥機にて乾燥し表面処理充填紙を得た。試験
結果を表−3に示す。
は、実施例1の充填紙にアプリケータを用いて表−3の
ラテックス組成物を30±2g/m2になるように塗工した
後、熱風乾燥機にて乾燥し表面処理充填紙を得た。試験
結果を表−3に示す。
比較例1、7;本発明のラテックス(A)単独使用した例
であり、粘着性が大きい。
であり、粘着性が大きい。
比較例2、8;本発明のラテックス(B)単独使用した例
であり、接着力、防水性が劣る。特に比較例8では粉落
ち性が劣る。
であり、接着力、防水性が劣る。特に比較例8では粉落
ち性が劣る。
比較例3、9;ラテックス(A)のTgが本発明の範囲をこ
えて低い例であり、粘着性が大きい。
えて低い例であり、粘着性が大きい。
比較例4、10;ラテックス(A)のゲル含率が本発明の
範囲を超えて大きい例であり、接着力、防水性が劣る。
比較例10では粉落ち性が劣る。
範囲を超えて大きい例であり、接着力、防水性が劣る。
比較例10では粉落ち性が劣る。
比較例5、11;ラテックス(B)のTgが本発明の範囲を
超えて低い例であり、粘着性が大きい。
超えて低い例であり、粘着性が大きい。
比較例6、12;ラテックス(B)のゲル含率が本発明の
範囲未満であり粘着性が大きい。
範囲未満であり粘着性が大きい。
実施例5〜8 実施例1の充填紙にアプリケータを用いて表−3のラ
テックス組成物を30±2g/m2になるように塗工した後、
熱風乾燥機にて乾燥し表面処理充填紙を得た。試験結果
を表−3に示した。
テックス組成物を30±2g/m2になるように塗工した後、
熱風乾燥機にて乾燥し表面処理充填紙を得た。試験結果
を表−3に示した。
実施例5〜8はサイズ度が大きく防水性に優れ、粉落
ち性、シート強度に優れていることから、接着力に優
れ、そして、剥離強度が小さいことから粘着性が少な
く、従って本発明のラテックス組成物は、防水性、接着
力、耐粘着性のバランスが高水準にある性能を有する。
ち性、シート強度に優れていることから、接着力に優
れ、そして、剥離強度が小さいことから粘着性が少な
く、従って本発明のラテックス組成物は、防水性、接着
力、耐粘着性のバランスが高水準にある性能を有する。
(発明の効果) 本発明のラテックス組成物は接着力、防水性、耐粘着
性(粘着性が無い性質)の物性バランスが高水準にある
ので、カーペットバッキング剤の接着剤、充填紙の接着
剤、その他の材料の接着剤、防水剤、塗料、表面処理剤
に有効である。
性(粘着性が無い性質)の物性バランスが高水準にある
ので、カーペットバッキング剤の接着剤、充填紙の接着
剤、その他の材料の接着剤、防水剤、塗料、表面処理剤
に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/56 (72)発明者 蓼沼 博 東京都中央区築地2丁目11番14号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−76438(JP,A) 特開 昭52−71545(JP,A) 特開 昭52−32930(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(a)ブタジエン28〜45重量%、(b)ス
チレン35〜70重量%、(c)スチレン以外のビニル系単
量体0〜20重量%、および(d)α,β−不飽和カルボ
ン酸0〜6重量%からなる単量体を重合してなり、二次
転移点が−30〜+5℃、ゲル含率が90重量%未満の共重
合体ラテックス(A)と、 (a)ブタジエン30〜55重量%、(b)スチレン30〜70
重量%、(c)スチレン以外のビニル系単量体0〜20重
量%、および(d)α,β−不飽和カルボン酸0〜6重
量%からなる単量体を重合してなり、二次転移点が−50
〜0℃、ゲル含率が90重量%以上の共重合体ラテックス
(B)、 との混合物よりなり、(A)/(B)の重量比(固形
分)が10/90〜90/10であるラテックス組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62075934A JPH0819268B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ラテツクス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62075934A JPH0819268B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ラテツクス組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63243147A JPS63243147A (ja) | 1988-10-11 |
JPH0819268B2 true JPH0819268B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=13590581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62075934A Expired - Fee Related JPH0819268B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ラテツクス組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819268B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060052513A1 (en) | 2004-09-09 | 2006-03-09 | Soren Butz | Polymer latex suitable for the preparation of dip-molded articles |
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