JPH08192534A - Ledプリントヘッド - Google Patents
LedプリントヘッドInfo
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- JPH08192534A JPH08192534A JP999995A JP999995A JPH08192534A JP H08192534 A JPH08192534 A JP H08192534A JP 999995 A JP999995 A JP 999995A JP 999995 A JP999995 A JP 999995A JP H08192534 A JPH08192534 A JP H08192534A
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- led
- lens
- lens array
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- arrays
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LEDプリントヘッドの解像度を比較的簡単
な方法で向上させる。 【構成】 LEDから発生された信号光を感光体上に集
光するレンズアレイに対応してその下方に光シャッタを
設ける。
な方法で向上させる。 【構成】 LEDから発生された信号光を感光体上に集
光するレンズアレイに対応してその下方に光シャッタを
設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LEDから発生された
光信号を利用して画像形成用の潜像を形成するためのL
EDプリントヘッドに関する。
光信号を利用して画像形成用の潜像を形成するためのL
EDプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光ダイオード(LED)を備え
たLEDヘッドや半導体レーザを用いたレーザヘッド等
から発生された光信号を感光性物質の表面に照射して静
電潜像を形成し、この静電潜像を介して被印刷体上に印
刷画像を形成するLEDプリンタやレーザプリンタが知
られている。とりわけLEDプリンタはレーザプリンタ
に比べて装置全体のサイズの小型化が可能なことや、製
造に要するコストが比較的安価に抑えることが可能であ
る等の利点から、最近広く注目を集めている。
たLEDヘッドや半導体レーザを用いたレーザヘッド等
から発生された光信号を感光性物質の表面に照射して静
電潜像を形成し、この静電潜像を介して被印刷体上に印
刷画像を形成するLEDプリンタやレーザプリンタが知
られている。とりわけLEDプリンタはレーザプリンタ
に比べて装置全体のサイズの小型化が可能なことや、製
造に要するコストが比較的安価に抑えることが可能であ
る等の利点から、最近広く注目を集めている。
【0003】この種のLEDプリンタは、図9に示すよ
うに、回動可能に設けられた感光性ドラム21の外周に
沿ってその表面を帯電させる帯電器22と、帯電された
感光性ドラム21表面に入力信号としての電気信号に応
じて光信号を照射することにより静電潜像を形成するL
EDプリントヘッド23と、形成された静電潜像を現像
処理する現像器24と、感光性ドラム21の回動に伴い
移動される被印刷体25上に画像形成媒体としてのトナ
ーを転写する転写器26と、被印刷体25上に転写され
たトナーを加熱等により定着させる図示しない定着器
と、感光性ドラム21表面をクリーニングするクリーナ
ー27と、から成っている。
うに、回動可能に設けられた感光性ドラム21の外周に
沿ってその表面を帯電させる帯電器22と、帯電された
感光性ドラム21表面に入力信号としての電気信号に応
じて光信号を照射することにより静電潜像を形成するL
EDプリントヘッド23と、形成された静電潜像を現像
処理する現像器24と、感光性ドラム21の回動に伴い
移動される被印刷体25上に画像形成媒体としてのトナ
ーを転写する転写器26と、被印刷体25上に転写され
たトナーを加熱等により定着させる図示しない定着器
と、感光性ドラム21表面をクリーニングするクリーナ
ー27と、から成っている。
【0004】このようなLEDプリンタに使用されてい
るLEDヘッド23は、絶縁性基板上に電気回路が形成
された回路基板28と、回路基板上に列設され印加され
た電気信号に応じて光信号を発生する複数のLEDから
成るLEDアレイ29と、LEDアレイ29から選択的
に発生された信号光を感光性ドラム21上に集光させる
円筒状の複数のレンズが列設されたロッドレンズアレイ
30とから成り、電気回路を介した電気信号によりLE
Dアレイ29から発生された信号光をレンズアレイ30
を介して帯電された感光性ドラム21表面に集光し、被
印刷体25への画像形成のための潜像を形成するように
構成されている。
るLEDヘッド23は、絶縁性基板上に電気回路が形成
された回路基板28と、回路基板上に列設され印加され
た電気信号に応じて光信号を発生する複数のLEDから
成るLEDアレイ29と、LEDアレイ29から選択的
に発生された信号光を感光性ドラム21上に集光させる
円筒状の複数のレンズが列設されたロッドレンズアレイ
30とから成り、電気回路を介した電気信号によりLE
Dアレイ29から発生された信号光をレンズアレイ30
を介して帯電された感光性ドラム21表面に集光し、被
印刷体25への画像形成のための潜像を形成するように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】他方、近年、各種OA
機器の発達に伴い、LEDプリントヘッドにおいても、
一層の高性能化、とりわけ、解像度向上の要請が一段と
高まっている。この解像度は、被印刷体に印刷される画
像の画像を形成する画素の密度(dpi)、即ち発光素
子としてのLEDの形成密度、により規定されるのだ
が、一定の解像度、例えば480dpi、以上の解像度
のLEDプリントヘッドを得ることは、後述の加工精度
上の限界等により実際の製造が極めて困難である。
機器の発達に伴い、LEDプリントヘッドにおいても、
一層の高性能化、とりわけ、解像度向上の要請が一段と
高まっている。この解像度は、被印刷体に印刷される画
像の画像を形成する画素の密度(dpi)、即ち発光素
子としてのLEDの形成密度、により規定されるのだ
が、一定の解像度、例えば480dpi、以上の解像度
のLEDプリントヘッドを得ることは、後述の加工精度
上の限界等により実際の製造が極めて困難である。
【0006】即ち、LEDプリントヘッドを、例えば、
600dpiの解像度若しくは画素密度に形成する場
合、各LEDが設けられるLEDアレイチップ上での発
光領域の列方向幅を、例えば通常のサイズである、20
μに形成する場合、発光領域のピッチは約42μに規定
され、チップ端辺とこれに隣接する発光領域との間を、
例えば、加工精度上でのほぼ限界である約8μに設定し
たとすると、LEDアレイチップ間の間隔として約4μ
しか採ることができない。
600dpiの解像度若しくは画素密度に形成する場
合、各LEDが設けられるLEDアレイチップ上での発
光領域の列方向幅を、例えば通常のサイズである、20
μに形成する場合、発光領域のピッチは約42μに規定
され、チップ端辺とこれに隣接する発光領域との間を、
例えば、加工精度上でのほぼ限界である約8μに設定し
たとすると、LEDアレイチップ間の間隔として約4μ
しか採ることができない。
【0007】しかるに、発光領域が形成された棒状チッ
プ基板体からの個別LEDアレイチップへの切断に要す
る切断精度は、一般に、±5μ程度は必要であり、ま
た、個別に切断したLEDアレイチップの回路基板上へ
の搭載に際してのダイボンデイング精度として少なくと
も±10μ程度を考慮しなければならず、これらの加工
精度に鑑みた場合、600dpiの解像度を得ることは
実際には極めて困難若しくは不可能であることが理解さ
れる。
プ基板体からの個別LEDアレイチップへの切断に要す
る切断精度は、一般に、±5μ程度は必要であり、ま
た、個別に切断したLEDアレイチップの回路基板上へ
の搭載に際してのダイボンデイング精度として少なくと
も±10μ程度を考慮しなければならず、これらの加工
精度に鑑みた場合、600dpiの解像度を得ることは
実際には極めて困難若しくは不可能であることが理解さ
れる。
【0008】このように、一定以上の高解像度のLED
プリントヘッドを製造する場合、LEDアレイチップの
切断時の寸法誤差や回路基板上へのダイボンデイングの
誤差が工程上不可避的に介入し、特に、LEDアレイチ
ップの端部側の発光領域とこれと隣接するLEDアレイ
チップの隣接発光領域との間を他の発光領域間と同一の
間隔またはピッチに配列させること、即ちLEDアレイ
の発光領域を一定ピッチで高密度に形成することは工程
上極めて困難であり、高解像度のLEDヘッドを安価に
提供するという要求に十分に応えることができなかっ
た。
プリントヘッドを製造する場合、LEDアレイチップの
切断時の寸法誤差や回路基板上へのダイボンデイングの
誤差が工程上不可避的に介入し、特に、LEDアレイチ
ップの端部側の発光領域とこれと隣接するLEDアレイ
チップの隣接発光領域との間を他の発光領域間と同一の
間隔またはピッチに配列させること、即ちLEDアレイ
の発光領域を一定ピッチで高密度に形成することは工程
上極めて困難であり、高解像度のLEDヘッドを安価に
提供するという要求に十分に応えることができなかっ
た。
【0009】従って、本発明の目的は、比較的簡易な方
法で解像度を実質的に向上させたLEDプリントヘッド
を提供することである。
法で解像度を実質的に向上させたLEDプリントヘッド
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明によれば、選択的に信号光を発生可能に一方
向に列設されたLEDから成るLEDアレイと、LED
アレイに平行な軸を中心に回転可能に設けられた感光体
と、LEDから発生された信号光を感光体上に集光する
ように列設されたレンズから成るレンズアレイと、レン
ズアレイに対応して配設された光シャッタと、から成る
ことを特徴とするLEDプリントヘッドが提供される。
め、本発明によれば、選択的に信号光を発生可能に一方
向に列設されたLEDから成るLEDアレイと、LED
アレイに平行な軸を中心に回転可能に設けられた感光体
と、LEDから発生された信号光を感光体上に集光する
ように列設されたレンズから成るレンズアレイと、レン
ズアレイに対応して配設された光シャッタと、から成る
ことを特徴とするLEDプリントヘッドが提供される。
【0011】上記LEDプリントヘッドは、レンズアレ
イは第1及び第2レンズアレイから成り、第1レンズア
レイは主走査方向の一方側に微小角度傾斜した中心光軸
を有するレンズから成り、第2レンズアレイは第1レン
ズアレイのレンズの傾斜と反対側の他方側に微小角度傾
斜した中心光軸を有するレンズから成るように構成でき
る。
イは第1及び第2レンズアレイから成り、第1レンズア
レイは主走査方向の一方側に微小角度傾斜した中心光軸
を有するレンズから成り、第2レンズアレイは第1レン
ズアレイのレンズの傾斜と反対側の他方側に微小角度傾
斜した中心光軸を有するレンズから成るように構成でき
る。
【0012】上記LEDプリントヘッドは、レンズアレ
イは第1及び第2レンズアレイから成り、第1レンズア
レイは主走査方向の一方側に微小角度傾斜した中心光軸
を有するレンズから成り、第2レンズアレイは主走査方
向に傾斜しない中心光軸を有するレンズから成るように
構成できる。
イは第1及び第2レンズアレイから成り、第1レンズア
レイは主走査方向の一方側に微小角度傾斜した中心光軸
を有するレンズから成り、第2レンズアレイは主走査方
向に傾斜しない中心光軸を有するレンズから成るように
構成できる。
【0013】
【作用および効果】画素潜像を1ライン上に形成するに
際して、まず、LEDから発生された信号光をレンズア
レイ及び開成した光シャッタを介して感光体の感光面上
に一定のピッチで画素潜像を形成し、次いで、LEDか
ら発生された別の信号光をやはりレンズアレイ及び開成
した光シャッタを介して感光体の感光面上に一定のピッ
チで上記の画素潜像の中間位置に合成状に形成する。
際して、まず、LEDから発生された信号光をレンズア
レイ及び開成した光シャッタを介して感光体の感光面上
に一定のピッチで画素潜像を形成し、次いで、LEDか
ら発生された別の信号光をやはりレンズアレイ及び開成
した光シャッタを介して感光体の感光面上に一定のピッ
チで上記の画素潜像の中間位置に合成状に形成する。
【0014】このため、一定のピッチのLEDから成る
LEDアレイを使用しながら実質上2倍の画素密度若し
くは解像度の画像を形成することができる。
LEDアレイを使用しながら実質上2倍の画素密度若し
くは解像度の画像を形成することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明によるLEDプリントヘッドに
ついて実施例に従い図面を参照しながら詳細に説明す
る。本発明の第1の実施例によるLEDプリントヘッド
の要部の概略を図1に示す。同図中符号1はLEDプリ
ントヘッドの主要な要素を収納するハウジング2に固定
されたガラスエポキシ系の材料から成る回路基板であ
り、該回路基板1の表面には導電体から成る回路配線が
所要のパターンに形成されている。回路基板1上には複
数のLED3aが一定のピッチで形成されると共にこれ
らと平行に列設された駆動要のIC50とボンデイング
ワイヤを介して電気的に接続されたLEDアレイチップ
が相互に一定の距離離間された状態に列設され、LED
3aが主走査方向(X軸方向)に一定ピッチで連続配列
されたLEDアレイ3を形成している。
ついて実施例に従い図面を参照しながら詳細に説明す
る。本発明の第1の実施例によるLEDプリントヘッド
の要部の概略を図1に示す。同図中符号1はLEDプリ
ントヘッドの主要な要素を収納するハウジング2に固定
されたガラスエポキシ系の材料から成る回路基板であ
り、該回路基板1の表面には導電体から成る回路配線が
所要のパターンに形成されている。回路基板1上には複
数のLED3aが一定のピッチで形成されると共にこれ
らと平行に列設された駆動要のIC50とボンデイング
ワイヤを介して電気的に接続されたLEDアレイチップ
が相互に一定の距離離間された状態に列設され、LED
3aが主走査方向(X軸方向)に一定ピッチで連続配列
されたLEDアレイ3を形成している。
【0016】LEDアレイ3の上方には、LED3aか
ら発生された信号光が照射される感光面4aから成る円
筒状の感光性ドラム4が、X方向の軸を中心に回転可能
にハウジング2に設けられている。他方、感光性ドラム
4の感光面4aとLEDアレイ3との間は、各LED3
aからの光が感光面4a上に結像されるような焦点距離
を有する円筒状のロッドレンズ5aから成るレンズアレ
イ5がLEDアレイ3から一定距離離間されて設けられ
ている。レンズアレイ5は、後で詳述するように、各レ
ンズ5aがその中心光軸にてLED3の発光表面の中心
を通過する垂線の方向、即ち主走査及び副走査方向に直
角なY軸方向、に対して傾斜角θだけX軸方向の一側に
微小に傾斜されて列設された第1レンズアレイ51と、
Y軸方向に対して傾斜角θだけX軸方向の上記一側と反
対の他側に微小に傾斜されて列設された第2レンズアレ
イ52と、の2本のレンズアレイから成っている。
ら発生された信号光が照射される感光面4aから成る円
筒状の感光性ドラム4が、X方向の軸を中心に回転可能
にハウジング2に設けられている。他方、感光性ドラム
4の感光面4aとLEDアレイ3との間は、各LED3
aからの光が感光面4a上に結像されるような焦点距離
を有する円筒状のロッドレンズ5aから成るレンズアレ
イ5がLEDアレイ3から一定距離離間されて設けられ
ている。レンズアレイ5は、後で詳述するように、各レ
ンズ5aがその中心光軸にてLED3の発光表面の中心
を通過する垂線の方向、即ち主走査及び副走査方向に直
角なY軸方向、に対して傾斜角θだけX軸方向の一側に
微小に傾斜されて列設された第1レンズアレイ51と、
Y軸方向に対して傾斜角θだけX軸方向の上記一側と反
対の他側に微小に傾斜されて列設された第2レンズアレ
イ52と、の2本のレンズアレイから成っている。
【0017】尚、本実施例では第1レンズアレイと共に
第2レンズアレイを各レンズがX軸方向に傾斜するよう
に構成しているが、本発明はこれに限られることなく第
2レンズアレイの各レンズを傾斜させずに構成すること
も可能である。このようなレンズアレイ5の下方には、
図2及び図3に示すように、第1及び第2レンズアレイ
51、52に対応して、2列状の第1及び第2光シャッタ
61、62から成る光シャッタ6が固定されている。
第2レンズアレイを各レンズがX軸方向に傾斜するよう
に構成しているが、本発明はこれに限られることなく第
2レンズアレイの各レンズを傾斜させずに構成すること
も可能である。このようなレンズアレイ5の下方には、
図2及び図3に示すように、第1及び第2レンズアレイ
51、52に対応して、2列状の第1及び第2光シャッタ
61、62から成る光シャッタ6が固定されている。
【0018】光シャッタ6は、図4にその詳細を示すよ
うに、表面に透明電極71、72が対向状に形成されたガ
ラスから成る上側基板81とこれらの透明電極71、72
に対向する透明電極73が形成された下側基板82との間
に収容された強誘電性液晶9から成る液晶シャッタによ
り構成される。上側及び下側基板81、82の外面には偏
光板10、10が貼着されている。この光シャッタは、
透明電極71及び73から成り第1光シャッタ61を構成
する同図中左側のシャッタ領域と、透明電極72及び73
から成る第2光シャッタ62を構成する同図中右側のシ
ャッタ領域と、が一体に形成されている。透明電極
71、72はこれらを選択的に切替えるための図示しない
切替え回路を介して信号源に電気的に接続されると共
に、透明電極73は電気配線を介して信号源に電気的に
接続されており、駆動用IC50によるLED3aの選
択的な発光に同期して第1または第2の光シャッタ61
または62の光シャッタ6aは開閉作動される。
うに、表面に透明電極71、72が対向状に形成されたガ
ラスから成る上側基板81とこれらの透明電極71、72
に対向する透明電極73が形成された下側基板82との間
に収容された強誘電性液晶9から成る液晶シャッタによ
り構成される。上側及び下側基板81、82の外面には偏
光板10、10が貼着されている。この光シャッタは、
透明電極71及び73から成り第1光シャッタ61を構成
する同図中左側のシャッタ領域と、透明電極72及び73
から成る第2光シャッタ62を構成する同図中右側のシ
ャッタ領域と、が一体に形成されている。透明電極
71、72はこれらを選択的に切替えるための図示しない
切替え回路を介して信号源に電気的に接続されると共
に、透明電極73は電気配線を介して信号源に電気的に
接続されており、駆動用IC50によるLED3aの選
択的な発光に同期して第1または第2の光シャッタ61
または62の光シャッタ6aは開閉作動される。
【0019】次に、上述のように構成された本実施例の
LEDプリントヘッドを使用した行方向(X軸方向)の
画像形成について図4を参照しながら説明する。先ず、
第1レンズアレイ51のレンズ5aは各中心光軸11
が、図5(a)に示すように、一方側に角度θ傾斜して
配列されているので、例えば、任意のLED3a1から
信号光が発生されてこれに対応する第1光シャッタ61
が開成され(これに隣接する第2光シャッタ62は閉成
され)ると、信号光は第1レンズアレイ51を介して中
心光軸11の傾斜方向に距離δずれた感光面4a上の位
置A1に結像する。この場合、このLED3a1に隣接す
るLED3a2からも信号光が発生されると、同様に、
上述の結像位置A1からLEDの単位ピッチだけ離間さ
れた位置A2に結像される。このように、レンズがY軸
に対して一方側に傾斜した状態では、LED3aからの
信号光は第1レンズアレイ51を介して感光面8a上の
一方側に距離δずれた位置であって、且つ、LED3の
ピッチと同一のピッチを以て結像される。
LEDプリントヘッドを使用した行方向(X軸方向)の
画像形成について図4を参照しながら説明する。先ず、
第1レンズアレイ51のレンズ5aは各中心光軸11
が、図5(a)に示すように、一方側に角度θ傾斜して
配列されているので、例えば、任意のLED3a1から
信号光が発生されてこれに対応する第1光シャッタ61
が開成され(これに隣接する第2光シャッタ62は閉成
され)ると、信号光は第1レンズアレイ51を介して中
心光軸11の傾斜方向に距離δずれた感光面4a上の位
置A1に結像する。この場合、このLED3a1に隣接す
るLED3a2からも信号光が発生されると、同様に、
上述の結像位置A1からLEDの単位ピッチだけ離間さ
れた位置A2に結像される。このように、レンズがY軸
に対して一方側に傾斜した状態では、LED3aからの
信号光は第1レンズアレイ51を介して感光面8a上の
一方側に距離δずれた位置であって、且つ、LED3の
ピッチと同一のピッチを以て結像される。
【0020】次いで、第2レンズアレイ52のレンズ5
aは、図5(b)に示すように、上記一方側と反対の他
方側に角度θ傾斜して配列されているので、例えば、上
記のLED3a1から信号光が発生されてこれに対応す
る第2光シャッタ62が開成され(第1光シャッタ61は
閉成され)ると、信号光は第2レンズアレイ52を介し
て中心光軸11の傾斜方向に距離δずれた感光面4a上
の位置B1に結像する。この場合、隣接するLED3a2
からも信号光が発生されると、同様に、上述の結像位置
B1からLEDの単位ピッチだけ離間された位置B2に結
像される。このように、レンズがY軸に対して他方側に
傾斜した状態では、LED3aからの信号光は第2レン
ズアレイ52を介して感光面8a上の一方側に距離δず
れた位置であって、且つ、LED3のピッチと同一のピ
ッチを以て上述の潜像に対して合成されるように結像さ
れる。
aは、図5(b)に示すように、上記一方側と反対の他
方側に角度θ傾斜して配列されているので、例えば、上
記のLED3a1から信号光が発生されてこれに対応す
る第2光シャッタ62が開成され(第1光シャッタ61は
閉成され)ると、信号光は第2レンズアレイ52を介し
て中心光軸11の傾斜方向に距離δずれた感光面4a上
の位置B1に結像する。この場合、隣接するLED3a2
からも信号光が発生されると、同様に、上述の結像位置
B1からLEDの単位ピッチだけ離間された位置B2に結
像される。このように、レンズがY軸に対して他方側に
傾斜した状態では、LED3aからの信号光は第2レン
ズアレイ52を介して感光面8a上の一方側に距離δず
れた位置であって、且つ、LED3のピッチと同一のピ
ッチを以て上述の潜像に対して合成されるように結像さ
れる。
【0021】尚、この場合、第1及び第2レンズアレイ
51、52をX軸方向視にて相互に平行に設けた場合(図
2参照)には、感光性ドラム4は一定の速度で回転して
いるため、第2レンズアレイ52を介して形成される感
光面4a上の潜像は第1レンズアレイ51を介して形成
された潜像に対して同一ライン上に形成されずに感光性
ドラム4の回転に伴い千鳥状に形成されてしまう。しか
し、これに代えて、第1及び第2レンズアレイ51、52
をX軸方向視にて微小角度でハの字状になるように配置
すれば、第1レンズアレイ51を介して形成された潜像
が一定距離移動した時点で第2レンズアレイ52による
潜像を上記形成された潜像と同一ライン上に容易に形成
可能になるので、このように構成するのが望ましい。
51、52をX軸方向視にて相互に平行に設けた場合(図
2参照)には、感光性ドラム4は一定の速度で回転して
いるため、第2レンズアレイ52を介して形成される感
光面4a上の潜像は第1レンズアレイ51を介して形成
された潜像に対して同一ライン上に形成されずに感光性
ドラム4の回転に伴い千鳥状に形成されてしまう。しか
し、これに代えて、第1及び第2レンズアレイ51、52
をX軸方向視にて微小角度でハの字状になるように配置
すれば、第1レンズアレイ51を介して形成された潜像
が一定距離移動した時点で第2レンズアレイ52による
潜像を上記形成された潜像と同一ライン上に容易に形成
可能になるので、このように構成するのが望ましい。
【0022】LEDプリントヘッドを上述のように構成
することにより、一定のピッチのLED3aを有するL
EDアレイ3にレンズ光軸の一方及び他方の傾斜角θを
付与することにより、実質的に2倍の画素密度若しくは
解像度の画像を得ることができる。より具体的には、例
えば、B1とA1間の距離、または、A1とB2との間の距
離、は2δであるので、LED3aの形成ピッチをPと
すれば、2δ×2=Pの関係が成り立ち、これを変形す
ると、δ=P/4となる。
することにより、一定のピッチのLED3aを有するL
EDアレイ3にレンズ光軸の一方及び他方の傾斜角θを
付与することにより、実質的に2倍の画素密度若しくは
解像度の画像を得ることができる。より具体的には、例
えば、B1とA1間の距離、または、A1とB2との間の距
離、は2δであるので、LED3aの形成ピッチをPと
すれば、2δ×2=Pの関係が成り立ち、これを変形す
ると、δ=P/4となる。
【0023】ここで、例えば、LEDアレイ3のLED
3aが300dpiの密度で形成されているとすると、
LED3aのピッチPは84.6μmとなるので、これ
を上式に代入すると、δの値として21.15μmが得
られる。他方、LEDアレイ3と感光面4aとの間の距
離をD(μm)とすると、Dとレンズアレイ5のレンズ
光軸11の傾斜角θとの関係は、tanθ=δ/Dとな
るのだが、Dを15.1mm(=15100μm)と仮
定して、δ及びθの値と共に上式に代入すると、傾斜角
θとして0.089°が得られる。
3aが300dpiの密度で形成されているとすると、
LED3aのピッチPは84.6μmとなるので、これ
を上式に代入すると、δの値として21.15μmが得
られる。他方、LEDアレイ3と感光面4aとの間の距
離をD(μm)とすると、Dとレンズアレイ5のレンズ
光軸11の傾斜角θとの関係は、tanθ=δ/Dとな
るのだが、Dを15.1mm(=15100μm)と仮
定して、δ及びθの値と共に上式に代入すると、傾斜角
θとして0.089°が得られる。
【0024】従って、上述のパラメータ値の条件下で
は、レンズの傾斜角θを0.089°に設定することに
より、300dpiのLEDピッチに対して600dp
iの解像度の画像を得ることができることが理解され
る。上述の実施例では、光シャッタ6として強誘電性液
晶を利用した液晶シャッタを使用したが、これに代え
て、図6に示すPLZTと呼ばれる電気光学セラミック
スを用いた光シャッタや図7に示すメカニカル光シャッ
タを使用することも可能である。
は、レンズの傾斜角θを0.089°に設定することに
より、300dpiのLEDピッチに対して600dp
iの解像度の画像を得ることができることが理解され
る。上述の実施例では、光シャッタ6として強誘電性液
晶を利用した液晶シャッタを使用したが、これに代え
て、図6に示すPLZTと呼ばれる電気光学セラミック
スを用いた光シャッタや図7に示すメカニカル光シャッ
タを使用することも可能である。
【0025】即ち、図6に示すPLZTから成る光シャ
ッタは、シリコンゴム11を介して表面に透明電極12
1、122が対向状に形成された平板状の上側ガラス基板
13 1とやはりシリコンゴム11を介して透明電極113
が形成された平板状の下側ガラス基板132との間にP
LZT14を挟持させ、上側及び下側ガラス基板15の
外表面に偏光板15、15を貼着して成る。この光シャ
ッタも上述の強誘電性液晶シャッタと同様に、透明電極
121及び123から成り第1光シャッタ61を構成する
同図中左側のシャッタ領域と、透明電極122及び123
から成り第2光シャッタ62を構成する同図中右側のシ
ャッタ領域と、から成っている。作動に際しては、やは
り駆動用ICによるLED3aの選択的な発光に同期し
て第1または第2の光シャッタ61、62が開閉作動され
る。
ッタは、シリコンゴム11を介して表面に透明電極12
1、122が対向状に形成された平板状の上側ガラス基板
13 1とやはりシリコンゴム11を介して透明電極113
が形成された平板状の下側ガラス基板132との間にP
LZT14を挟持させ、上側及び下側ガラス基板15の
外表面に偏光板15、15を貼着して成る。この光シャ
ッタも上述の強誘電性液晶シャッタと同様に、透明電極
121及び123から成り第1光シャッタ61を構成する
同図中左側のシャッタ領域と、透明電極122及び123
から成り第2光シャッタ62を構成する同図中右側のシ
ャッタ領域と、から成っている。作動に際しては、やは
り駆動用ICによるLED3aの選択的な発光に同期し
て第1または第2の光シャッタ61、62が開閉作動され
る。
【0026】図7(a)は本発明に適用可能なメカニカ
ル光シャッタの構成を示し、第1及び第2レンズアレイ
51、52の下方に、駆動用IC50からの電気信号に応
じてシャフト16を中心に、例えば180°、回動可能
に設けられた遮光板17から成る光シャッタである。他
方、図7(b)は、第1及び第2レンズアレイ51、52
の下方に、駆動用IC50からの電気信号に応じて作動
するソレノイド18によりZ軸方向に変位可能にばね1
9を介して保持された遮光板20から成る光シャッタで
ある。このようなメカニカル光シャッタを使用して光シ
ャッタ6を構成する場合、LEDアレイ3のLED3a
からの発光に同期して各シャッタにより第1または第2
レンズアレイ51、52を介して感光面に信号光を照射す
るように設ければよい。
ル光シャッタの構成を示し、第1及び第2レンズアレイ
51、52の下方に、駆動用IC50からの電気信号に応
じてシャフト16を中心に、例えば180°、回動可能
に設けられた遮光板17から成る光シャッタである。他
方、図7(b)は、第1及び第2レンズアレイ51、52
の下方に、駆動用IC50からの電気信号に応じて作動
するソレノイド18によりZ軸方向に変位可能にばね1
9を介して保持された遮光板20から成る光シャッタで
ある。このようなメカニカル光シャッタを使用して光シ
ャッタ6を構成する場合、LEDアレイ3のLED3a
からの発光に同期して各シャッタにより第1または第2
レンズアレイ51、52を介して感光面に信号光を照射す
るように設ければよい。
【0027】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。上述の第1実施例では、第1及び第2レンズアレイ
51、52のレンズの中心光軸をそれぞれのレンズアレイ
の長辺方向に傾斜するように設けた例を示したが、第2
実施例ではこれに代えて、図8(a)及び(b)に正面
及び側面をそれぞれ示すように、レンズアレイ5として
やはり第1及び第2レンズアレイ53、54の2本を使用
するものの、これらのレンズアレイ53、54はいずれも
レンズ中心光軸が傾斜角を有さない通常のタイプのもの
をそれぞれの長辺が相互に一定の角度(例えば2θ=
0.178°)を成すように微小角度で交差するように
配置して構成される。レンズアレイ5をこのように構成
することにより、第1及び第2レンズアレイ53、54の
それぞれのロッドレンズは上述のY軸に対して正側及び
負側に角度θ、または相互に角度2θ、を成して配置さ
れることになる。
る。上述の第1実施例では、第1及び第2レンズアレイ
51、52のレンズの中心光軸をそれぞれのレンズアレイ
の長辺方向に傾斜するように設けた例を示したが、第2
実施例ではこれに代えて、図8(a)及び(b)に正面
及び側面をそれぞれ示すように、レンズアレイ5として
やはり第1及び第2レンズアレイ53、54の2本を使用
するものの、これらのレンズアレイ53、54はいずれも
レンズ中心光軸が傾斜角を有さない通常のタイプのもの
をそれぞれの長辺が相互に一定の角度(例えば2θ=
0.178°)を成すように微小角度で交差するように
配置して構成される。レンズアレイ5をこのように構成
することにより、第1及び第2レンズアレイ53、54の
それぞれのロッドレンズは上述のY軸に対して正側及び
負側に角度θ、または相互に角度2θ、を成して配置さ
れることになる。
【0028】このように配置した第1及び第2レンズア
レイ53、54と共に、これらに対応する第1及び第2光
シャッタ63、64から成る光シャッタ6がハウジング2
に固定されている。第2実施例は、レンズアレイ5及び
シャッタ6を上述のように構成した以外は第1実施例と
同様の構成である。レンズアレイ5とシャッタ6をこの
ように構成することにより、LEDから発生された信号
光は第1実施例と同様に第1レンズアレイ53及び第2
レンズアレイ54による画素潜像を合成状に形成させる
ことが可能になり、やはり、一定のピッチのLEDから
成るLEDアレイを使用しながら実質的に2倍の解像度
の画像を形成することが可能になる。
レイ53、54と共に、これらに対応する第1及び第2光
シャッタ63、64から成る光シャッタ6がハウジング2
に固定されている。第2実施例は、レンズアレイ5及び
シャッタ6を上述のように構成した以外は第1実施例と
同様の構成である。レンズアレイ5とシャッタ6をこの
ように構成することにより、LEDから発生された信号
光は第1実施例と同様に第1レンズアレイ53及び第2
レンズアレイ54による画素潜像を合成状に形成させる
ことが可能になり、やはり、一定のピッチのLEDから
成るLEDアレイを使用しながら実質的に2倍の解像度
の画像を形成することが可能になる。
【0029】尚、上述の第1及び第2実施例では第1及
び第2レンズアレイのレンズを相互に反対方向に傾斜す
るように構成したが、一方のレンズアレイのレンズのみ
を傾斜させて他方のレンズアレイのレンズは傾斜しない
ように設けて構成することも可能であることはいうまで
もない。次に、本発明の第3の実施例について説明す
る。
び第2レンズアレイのレンズを相互に反対方向に傾斜す
るように構成したが、一方のレンズアレイのレンズのみ
を傾斜させて他方のレンズアレイのレンズは傾斜しない
ように設けて構成することも可能であることはいうまで
もない。次に、本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0030】第3実施例によるLEDプリントヘッド
は、図9及び図10に示すように、回路基板1上にX軸
方向に一定のピッチで且つ相互に半ピッチずれた状態に
列設されLEDから成る第1LEDアレイ31及び第2
LEDアレイ32と、これらの第1及び第2LEDアレ
イ31、32に平行に列設され且つボンデイングワイヤを
介して電気的に接続された駆動用IC50と、前記第1
及び第2LEDアレイ31、32に平行な軸を中心に回転
可能に設けられた感光性ドラム4と、前記第1または第
2LEDアレイ31、32のLED3aから発生された、
図中一点鎖線で示す、信号光を感光性ドラム4の感光面
4a上に集光するようにこれらの間に列設されたレンズ
から成るレンズアレイ5と、レンズアレイ5の下方に列
設された光シャッタから成る光シャッタ6と、から構成
される。
は、図9及び図10に示すように、回路基板1上にX軸
方向に一定のピッチで且つ相互に半ピッチずれた状態に
列設されLEDから成る第1LEDアレイ31及び第2
LEDアレイ32と、これらの第1及び第2LEDアレ
イ31、32に平行に列設され且つボンデイングワイヤを
介して電気的に接続された駆動用IC50と、前記第1
及び第2LEDアレイ31、32に平行な軸を中心に回転
可能に設けられた感光性ドラム4と、前記第1または第
2LEDアレイ31、32のLED3aから発生された、
図中一点鎖線で示す、信号光を感光性ドラム4の感光面
4a上に集光するようにこれらの間に列設されたレンズ
から成るレンズアレイ5と、レンズアレイ5の下方に列
設された光シャッタから成る光シャッタ6と、から構成
される。
【0031】本実施例で使用するレンズアレイ5は、第
2実施例と同様に、傾斜角を有さない通常のタイプの1
本のレンズアレイから成り、光シャッタとしては上述の
実施例と同様のものが適用できる。本実施例では、上述
のように、LEDアレイを第1と第2のLEDアレイ3
1、32の2列で構成しているだが、これらの各LED3
aから発生される信号光は共通の光シャッタ6及びレン
ズアレイ5を介して感光面4a上に集光される。この場
合、第1及び第2LEDアレイ31、32はレンズアレイ
5の各レンズの中心光軸に対してZ軸方向に若干変位し
た位置に設けられることになるだが、一般に市販されて
いるこの種のレンズアレイではレンズの中心光軸から±
0.4mm程度のズレでは光量の変化または減少はほと
んど生じることなく、またこれらの寸法範囲内でLED
アレイを2列に設けることも製造上での問題はほとんど
生じない。しかし、レンズを千鳥状に配列した市販のレ
ンズアレイを使用すれば上述の問題はより確実に解消し
得る。
2実施例と同様に、傾斜角を有さない通常のタイプの1
本のレンズアレイから成り、光シャッタとしては上述の
実施例と同様のものが適用できる。本実施例では、上述
のように、LEDアレイを第1と第2のLEDアレイ3
1、32の2列で構成しているだが、これらの各LED3
aから発生される信号光は共通の光シャッタ6及びレン
ズアレイ5を介して感光面4a上に集光される。この場
合、第1及び第2LEDアレイ31、32はレンズアレイ
5の各レンズの中心光軸に対してZ軸方向に若干変位し
た位置に設けられることになるだが、一般に市販されて
いるこの種のレンズアレイではレンズの中心光軸から±
0.4mm程度のズレでは光量の変化または減少はほと
んど生じることなく、またこれらの寸法範囲内でLED
アレイを2列に設けることも製造上での問題はほとんど
生じない。しかし、レンズを千鳥状に配列した市販のレ
ンズアレイを使用すれば上述の問題はより確実に解消し
得る。
【0032】この種のレンズアレイとしては、例えば、
日本板硝子(株)からSLA−20の商標名のレンズア
レイが販売されているが、これによればレンズアレイの
レンズ中心光軸から±0.4mm以内程度の範囲で光量
がほぼ一定しているので本実施例に十分に適用し得る。
画像の形成に際しては、感光性ドラム4の回動と共に、
駆動用IC50からの電気信号により第1LEDアレイ
31のLED3aから信号光を発生させると共に光シャ
ッタ6の対応する光シャッタを開成すると、該信号光は
レンズアレイ5を介して感光性ドラム4の感光面4a上
の位置Aに集光されて画素潜像が形成される。このと
き、第2LEDアレイ32のLED3aは非作動の状態
にされている。次いで、形成された画素潜像の位置がA
からBへ回動した時点で、これに同期して第2LEDア
レイ32のLEDから信号光を発生させると共に対応す
る光シャッタを開成することにより感光体4の感光面4
aの回動位置B、即ち位置Aにて形成された画素潜像と
同一ラインに、画素潜像が形成される。このとき、第1
LEDアレイ31と第2LEDアレイ32のLED3aは
X軸方向に半ピッチずれた状態で設けられているので、
第2LEDアレイ32による画素潜像は第1LEDアレ
イ31による画素潜像の中間位置に一定のピッチで且つ
半ピッチずれた状態で形成され、両画素潜像が合成状に
形成されて画像形成の潜像が形成される。
日本板硝子(株)からSLA−20の商標名のレンズア
レイが販売されているが、これによればレンズアレイの
レンズ中心光軸から±0.4mm以内程度の範囲で光量
がほぼ一定しているので本実施例に十分に適用し得る。
画像の形成に際しては、感光性ドラム4の回動と共に、
駆動用IC50からの電気信号により第1LEDアレイ
31のLED3aから信号光を発生させると共に光シャ
ッタ6の対応する光シャッタを開成すると、該信号光は
レンズアレイ5を介して感光性ドラム4の感光面4a上
の位置Aに集光されて画素潜像が形成される。このと
き、第2LEDアレイ32のLED3aは非作動の状態
にされている。次いで、形成された画素潜像の位置がA
からBへ回動した時点で、これに同期して第2LEDア
レイ32のLEDから信号光を発生させると共に対応す
る光シャッタを開成することにより感光体4の感光面4
aの回動位置B、即ち位置Aにて形成された画素潜像と
同一ラインに、画素潜像が形成される。このとき、第1
LEDアレイ31と第2LEDアレイ32のLED3aは
X軸方向に半ピッチずれた状態で設けられているので、
第2LEDアレイ32による画素潜像は第1LEDアレ
イ31による画素潜像の中間位置に一定のピッチで且つ
半ピッチずれた状態で形成され、両画素潜像が合成状に
形成されて画像形成の潜像が形成される。
【図1】本発明の第1実施例によるLEDプリントヘッ
ドの要部断面図である。
ドの要部断面図である。
【図2】第1図中線IIーIIに沿う断面概略図であ
る。
る。
【図3】第1図のレンズアレイ及び光シャッタの要部斜
視図である。
視図である。
【図4】強誘電性液晶を用いた光シャッタの断面図であ
る。
る。
【図5】第1実施例のLEDプリントヘッドの作用を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】PLZTを用いた光シャッタの断面図である。
【図7】本発明に適用可能なメカニカルシャッタの構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施例によるレンズアレイ及び光
シャッタの構成を示す説明図である。
シャッタの構成を示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施例によるLEDプリントヘッ
ドの構成及び作用を示す説明図である。
ドの構成及び作用を示す説明図である。
【図10】図9のLEDアレイのLED及び駆動用IC
の配列状態を示す要部拡大平面図である。
の配列状態を示す要部拡大平面図である。
【図11】LEDプリンタの主要要素間の構成を示す説
明図である。
明図である。
1 回路基板 2 ハウジング 3 LEDアレイ 4 感光体 5 レンズアレイ 6 光シャッタ 9 強誘電性液晶 14 PLZT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/445 H04N 1/036 A
Claims (3)
- 【請求項1】選択的に信号光を発生可能に一方向に列設
されたLEDから成るLEDアレイと、前記LEDアレ
イに平行な軸を中心に回転可能に設けられた感光体と、
前記LEDから発生された信号光を前記感光体上に集光
するように列設されたレンズから成るレンズアレイと、
前記レンズアレイに対応して配設された光シャッタと、
から成ることを特徴とするLEDプリントヘッド。 - 【請求項2】前記レンズアレイは第1及び第2レンズア
レイから成り、前記第1レンズアレイは主走査方向の一
方側に微小角度傾斜した中心光軸を有するレンズから成
り、前記第2レンズアレイは前記第1レンズアレイのレ
ンズの傾斜と反対側の他方側に微小角度傾斜した中心光
軸を有するレンズから成る請求項1に記載のLEDプリ
ントヘッド。 - 【請求項3】前記レンズアレイは第1及び第2レンズア
レイから成り、前記第1レンズアレイは主走査方向の一
方側に微小角度傾斜した中心光軸を有するレンズから成
り、前記第2レンズアレイは主走査方向に傾斜しない中
心光軸を有するレンズから成る請求項1に記載のLED
プリントヘッド。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP999995A JPH08192534A (ja) | 1994-10-26 | 1995-01-25 | Ledプリントヘッド |
KR1019970702199A KR100314425B1 (ko) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | Led프린트헤드 |
DE69529417T DE69529417T2 (de) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | Led-druckkopf |
EP95933619A EP0786353B1 (en) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | Led printing head |
CN95195493A CN1073511C (zh) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | 一种发光二极管印刷头 |
US08/809,670 US5896162A (en) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | Led printing head |
PCT/JP1995/002037 WO1996011110A1 (fr) | 1994-10-05 | 1995-10-05 | Tete d'impression a del |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-262514 | 1994-10-26 | ||
JP26251494 | 1994-10-26 | ||
JP27892994 | 1994-11-14 | ||
JP6-278929 | 1994-11-14 | ||
JP999995A JPH08192534A (ja) | 1994-10-26 | 1995-01-25 | Ledプリントヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08192534A true JPH08192534A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=27278731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP999995A Pending JPH08192534A (ja) | 1994-10-05 | 1995-01-25 | Ledプリントヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08192534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113744A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-24 | Fujitsu Ltd | 露光装置及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP999995A patent/JPH08192534A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113744A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-24 | Fujitsu Ltd | 露光装置及び画像形成装置 |
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