JPH08192365A - 芯出し機構付砥石 - Google Patents

芯出し機構付砥石

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JPH08192365A
JPH08192365A JP481895A JP481895A JPH08192365A JP H08192365 A JPH08192365 A JP H08192365A JP 481895 A JP481895 A JP 481895A JP 481895 A JP481895 A JP 481895A JP H08192365 A JPH08192365 A JP H08192365A
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hole
grindstone
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inner peripheral
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Naoyuki Ukai
直行 鵜飼
Koji Inoue
孝二 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来用いられていた砥石固定装置をそのまま
用いて高精度の芯出しが可能な芯出し機構を備えた砥石
を提供する。 【構成】 砥石10には、貫通穴30に形成された雌ね
じ部34と、その貫通穴30の一端から螺合させられる
円環状の締付部材38と、回転軸12の外周面に対向す
る内周面54を備えて上記貫通穴30内に設けられ、締
付部材38と貫通穴30との軸方向の変位に従って内周
面54の内径が縮小する方向に弾性変形させられる芯出
し部材48とが備えられている。芯出しをするに際して
は、砥石10を第1円筒部23に嵌め着けた状態で、芯
出し部材48によりその円筒部24が締め付けられるま
で、締付部材38を回転させることにより、芯出し部材
48の内径が均等に縮小させられる。しかも、締付部材
38と芯出し部材48とは貫通穴30内に設けられてい
るため、従来のフランジ14,16を変更する必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯出し機構を備えた砥
石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工装置の回転軸に嵌め着けられて使用
される円板状或いはカップ状等の砥石は、一般に、フラ
ンジ状を成す一方の部材の中央に突設された円筒部に砥
石の中央部に形成された貫通穴を嵌合させ、且つ他方の
フランジ状の部材との間でその砥石の中央部を挟圧する
砥石固定装置により、その回転軸に嵌め着けられる。こ
の砥石を嵌め着けるに際しては、その振動を抑制すると
共に高い加工精度を得るために、特に高精度の研磨加工
や高速回転駆動を行う場合には、相互の軸心が一致させ
られることが望まれる。
【0003】ところで、一般に、上記加工装置の回転軸
は、先端に向かうに従って直径が小さくなるテーパ状部
が形成される一方、上記砥石固定装置を構成する一対の
部材のうちの一方の部材はそのテーパ状部に嵌合させら
れるテーパ穴を有しているものが用いられるため、この
一方の部材は単に回転軸に嵌合させるのみで、その軸心
が回転軸と一致させられるようになっている。一方、砥
石は、上記一方の部材の中央部に回転軸の先端側に向か
って形成された円筒部に、前記貫通穴において遊び嵌合
により嵌め着けられた状態で他方の部材との間で挟圧さ
れることにより取り付けられる。しかし、この貫通穴と
円筒部との間には、遊び嵌合の隙間に貫通穴の公差に基
づく隙間が加えられるため、必ずしも砥石の軸心は回転
軸と一致させられない。そのため、例えば円板状の外周
面で加工を行う砥石においては、取り付けた後にツルー
イングを行って外周面の中心を軸心に一致させたり、或
いは、回転軸へ仮止めしてハンマ等で砥石を叩いて取付
位置を修正すること等が行われていた。しかしながら、
前者の方法では砥石のムダが生じて、特にダイヤモンド
砥粒やCBN砥粒等の高価な砥粒が用いられている砥石
では大きな損失が生じる。また、後者の方法では、作業
者の勘に頼って芯出しが行われることから時間を要する
と共に高い精度で芯出しを行うことが困難であった。
【0004】
【発明が解決すべき課題】そこで、上記の芯出しを簡単
且つ確実に行うため、従来から種々の提案が為されてい
る。例えば、実開昭56−98559号,特公平2
−8867号公報(特開昭61−68280号),特
開平1−216775号公報,特開平5−21267
2号公報に開示されているもの等がそれである。上記
の技術は、前記一方の部材の円筒部と砥石との間に、ね
じ込み楔の進入により半径方向に張り出して砥石の内周
面を押圧する調芯部材を、周方向に所定の間隔で例えば
3箇所以上に設けたものである。この技術によれば、砥
石を一方の部材に仮締めした状態で回転軸回りに回転さ
せつつ、例えばその外周面にダイヤルゲージを当てるこ
とにより検出される外周面の振れに応じて、複数のねじ
込み楔をそれぞれ所定量ねじ込むことで芯出しを行うこ
とができる。
【0005】また、上記の技術は、前記一方の部材の
円筒部と同様な外周面を備えた型部材に砥石を固定し、
その砥石の外周面にダイヤルインジケータを接触させつ
つ回転させて芯出しした後、型部材の外周面と砥石の内
周面との間にシリコーンゴムを流し込んで硬化させるこ
とにより、円筒部の外周面とと砥石の内周面との間に形
成される隙間を埋めるシムを作製するものである。この
技術によれば、その隙間を埋める高い精度のシムが得ら
れるため、砥石を一方の部材に固定するのに先立ち、シ
ムをフランジの円筒部に嵌め込むことにより、特に調整
を要することなく芯出しが行われることとなる。
【0006】また、上記の技術は、前記一方の部材の
円筒部の外周面を断面正多角形となるように形成すると
共に、その外周面と砥石の内周面との間に、径方向に移
動可能な複数の調芯部材を所定の間隔で有したリング状
部材を設け、円筒部とリング状部材とを相対回転させる
ことにより、その相対回転角度に応じて調芯部材を介し
て砥石の内周面を押圧するものである。この技術によれ
ば、上記相対回転により、全ての調芯部材が同様に外周
側に移動させられるため、極めて簡単な操作で高い精度
の芯出しを行うことができる。
【0007】また、上記の技術は、歯車研削装置に用
いられる、全体が円板状を成す基部の外周面に砥石を取
り付ける形式の砥石固定装置において、その基部の外周
面と砥石との間に、外周面に形成された環状のテーパ面
とそのテーパ面の内周側に形成された環状溝部とを有す
るリング状部材を備え、そのテーパ面の弾性力により砥
石の内周面を押圧するものである。この技術によれば、
砥石を仮止めした後に円板状の基部と砥石との間にリン
グ状部材を押し込んでネジ止めする簡単な操作で芯出し
を行うことができる。
【0008】しかしながら、上記乃至の技術では、
何れにおいても砥石固定装置の少なくとも一方の部材の
加工が必要となるか、或いは多大な手間を要するという
問題があった。すなわち、の技術においては、その一
方の部材に調芯部材を固定するためのねじ穴加工が必要
となる。更に、ダイヤルゲージ等で測定を行いながら複
数のねじ込み楔を順次調整するため、手間を要すると共
に高精度の芯出しを行うためには熟練を必要とする。ま
た、の技術においては、砥石を前記一方の部材に固定
する際には単にシムを先に嵌め込むだけの操作で高精度
の芯出しが行われるものの、シムの作製に手間を要とす
ると共に、シリコーンゴムの硬化を待つためにシムの作
製に長時間を必要とする。また、の技術においては、
前記円筒部の外周面の加工が必要であり、しかも、高精
度の芯出しを行うためには、その円筒部を高精度の正多
角形に形成する必要がある。また、の技術は、砥石固
定装置の外周面に砥石を取り付ける特殊な構造を前提と
するものであり、同様な構造を前記円筒部と砥石との嵌
め合いに適用する場合には円筒部の加工が必要となる。
【0009】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的は、従来用いられていた砥石固
定装置をそのまま用いて高精度の芯出しが可能な芯出し
機構を備えた砥石を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、軸方向に貫通する貫
通穴を中央部に備え、その貫通穴が回転軸に嵌め着けら
れて用いられる砥石であって、(a) 前記貫通穴の内周側
に設けられた雌ねじ部と、(b) 外周面に雄ねじ部を備え
て略環状を成し、前記雌ねじ部に前記貫通穴の一端から
螺合させられる締付部材と、(c) 前記回転軸の外周面に
対向する内周面を備えて前記貫通穴内に設けられ、その
締付部材と前記貫通穴との相対回転に伴って発生する軸
方向の変位に従って、その内周面の内径が縮小する方向
に弾性変形させられる芯出し部材とを、含むことにあ
る。
【0011】
【作用および発明の効果】このようにすれば、砥石に
は、貫通穴に形成された雌ねじ部と、その貫通穴の一端
から螺合させられる円環状の締付部材と、回転軸の外周
面に対向する内周面を備えて上記貫通穴内に設けられ、
締付部材と貫通穴との相対回転に伴って発生する軸方向
の変位に従ってその内周面の内径が縮小する方向に弾性
変形させられる芯出し部材とが備えられる。そのため、
この芯出し機構付砥石の芯出しは、砥石を前記砥石固定
装置の一方の部材の円筒部に嵌め着けた状態で、芯出し
部材によりその円筒部が締め付けられるまで、締付部材
と貫通穴とを相対回転させるだけの簡単な操作で為さ
れ、芯出し部材の内径が均等に縮小方向に変形させられ
ることとなるため、高精度で芯出しが為されることとな
る。しかも、締付部材と芯出し部材とは砥石の貫通穴内
に設けられているため、従来の砥石固定装置をそのまま
或いは殆ど変更することなく、砥石の中央部が挟圧され
て完全に固定される。したがって、比較的簡単な構造の
従来の砥石固定装置を用いて高精度の芯出しが可能な芯
出し機構を備えた砥石が得られるのである。
【0012】ここで、好適には、前記芯出し機構付砥石
において、(d) 前記締付部材は、その螺進方向側からそ
の螺進方向の反対方向に向かって小径となるテーパ状内
周面を備え、(e) 前記芯出し部材は、周方向において分
割され且つ前記螺進方向と反対方向に突き出す弾性変形
可能な複数本の爪部と、それら複数本の爪部の先端部に
形成されて前記締付部材のテーパ状内周面と摺接する摺
接面とを備え、前記貫通穴内において軸方向の移動不能
に固定されているものである。
【0013】このようにすれば、芯出し部材が軸方向に
移動不能に備えられているため、貫通穴に螺合されてい
る締付部材とその貫通穴と相対回転に伴って発生する軸
方向の変位に従って、締付部材と芯出し部材との軸方向
の相対位置が変化させられる。このとき、締付部材が、
螺進方向の反対方向に向かって小径となるテーパ状内周
面を備えると共に、芯出し部材は、周方向に分割されて
締付部材のテーパ状内周面と摺接する摺接面が先端部に
形成された弾性変形可能な複数本の爪部を備えているた
め、両者の軸方向の相対位置の変化に応じて締付部材の
内周面が芯出し部材の外周面を内周側に押圧することと
なり、締付部材の軸方向の変位に従って芯出し部材の内
径が縮小する方向に変形させられることとなる。
【0014】また、好適には、前記芯出し機構付砥石に
おいて、(f) 前記貫通穴内の他端側には、その貫通穴の
一端から螺合させられる締付部材の端面と対向する環状
の端面を有する挟圧部材が固定され、(g) 前記芯出し部
材は、それら締付部材の端面と挟圧部材の端面との間で
挟圧されることにより内周側へ膨出して内径を縮小する
厚肉円筒状の弾性部材である。このようにすれば、貫通
穴の他端側に締付部材の端面と対向する挟圧部材が固定
されている一方、芯出し部材が厚肉円筒状の弾性部材か
ら構成されるため、締付部材が貫通穴との相対回転に従
って軸方向に変位させられると、それら締付部材と挟圧
部材との間に備えられている芯出し部材は、両部材の間
で挟圧されることにより弾性変形させられて内周側へ膨
出して内径を縮小することとなる。
【0015】また、好適には、前記芯出し機構付砥石に
おいて、(h) 前記貫通穴内の他端側には、その貫通穴の
一端から螺合させられる締付部材の端面と対向する環状
の端面を有する挟圧部材が固定され、(i) 前記芯出し部
材は、それら締付部材の端面と挟圧部材の端面との間で
挟圧されることにより内径を縮小される皿状ばねであ
る。このようにすれば、芯出し部材が皿状ばねから構成
されているため、上記の芯出し部材が厚肉円筒状の弾性
部材から構成される場合と同様に、締付部材が貫通穴と
の相対回転に従って軸方向に変位させられると、それら
締付部材と挟圧部材との間に備えられている芯出し部材
は、両部材の間で挟圧されることにより弾性変形させら
れて内径を縮小することとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】(第1実施例)図1は、本発明の芯出し機
構付砥石(以下、砥石という)10が、図示しない研削
盤等の回転軸12に取り付けられている状態を示す図で
あり、下側半分はその回転軸12の軸心を通る断面を示
している。砥石10は全体が円板状を成しており、一対
の固定フランジ14,移動フランジ16に狭持された状
態で上記回転軸12に取り付けられている。本実施例に
おいては、これら固定フランジ14および移動フランジ
16が砥石固定装置を構成する。
【0018】上記回転軸12には、先端部に向かうに従
って直径が小さくされるテーパ部18が備えられてお
り、そのテーパ部18にはその先端部から雌ねじ穴20
が設けられている。また、固定フランジ14は、直径が
砥石10よりも小さくされて円板状を成す大径部22
と、砥石10よりも小さい軸方向長さとその大径部22
よりも十分小さい直径とを有してその大径部22に続い
て形成された第1円筒部23と、その第1円筒部23よ
りも十分に小さい直径を有し且つ内径側に雌ねじ部24
を設けられてその第1円筒部23に続いて形成された第
2円筒部25と、上記回転軸12のテーパ部18に嵌合
させられるテーパ状の貫通穴26とを備えている。ま
た、移動フランジ16は、上記大径部22と同様な直径
を有して円板状を成し、中央部に上記第2円筒部25と
嵌合させられる貫通穴28を備えている。
【0019】一方、前記砥石10は、中央部に上記第1
円筒部23の外径よりも大きい内径の貫通穴30を有し
て、例えばS45C調質鋼から成る台金本体32と、例
えばダイヤモンド或いはCBN(立方晶系窒化ホウ素)
等の砥粒が樹脂,無機質,金属,メッキ等の結合剤によ
り結合されてその外周面に固着された砥粒層33とを備
えた所謂超砥粒砥石である。上記台金本体32の貫通穴
30の内周側には、上記固定フランジ14の大径部22
側の端部からその貫通穴30の軸方向略中間部までの範
囲で左ネジの雌ねじ部34が形成されており、その雌ね
じ部34には、同様にS45C調質鋼から成り、外周面
に雄ねじ部36が設けられた略環状の締付部材38が、
貫通穴30の一端すなわち移動フランジ16側から螺合
されている。
【0020】上記締付部材38の雄ねじ部36は、締付
部材38の上記大径部22側に位置する端部から軸方向
略中間部までの範囲で形成されている。また、締付部材
38の内周面には、移動フランジ16側の端部から軸方
向略中間部までの範囲すなわち上記雄ねじ部36が形成
されていない範囲で形成され、その端部から軸方向に離
隔するに従って内径が大きくされるテーパ面40(すな
わち、螺進方向側からその反対方向に向かって小径とな
るテーパ状の内周面)が形成されている。このテーパ面
40は軸方向に対する傾き角度θが例えば約10°に形
成されている。また、締付部材38の移動フランジ16
側の端面には、上記テーパ面40の軸方向長さと略同様
な深さとされた係合穴42が、図2に示すように例えば
周方向に等間隔で8箇所に設けられている。この係合穴
42は、後述するように締付部材38を回転させる際に
工具56の爪58を引っかけるためのものである。な
お、図2は、砥石10のみを図1における移動フランジ
16側から見た状態を左半分について示す図である。
【0021】一方、前記台金本体32の大径部22側に
位置する一面の内周側部分には、比較的浅い段付部44
が設けられている。この段付部44には、例えばS45
C調質鋼から成り大径部22側に位置する端部に鍔部4
6を有する芯出し部材48が、その鍔部46の外周側部
分において、ねじ49により例えば周方向に等間隔で1
2箇所ねじ止めされることにより台金本体32に固定さ
れている。この芯出し部材48には、上記鍔部46の内
周側端部から移動フランジ16側(すなわち、締付部材
38の螺進方向と反対方向)に向かう弾性変形可能な多
数本(本実施例においては、24本)の爪部50が、図
2に示すように例えば周方向に等間隔で分割されて立設
されている。
【0022】上記の多数本の爪部50は、その先端部に
上記締付部材38のテーパ面40とは反対方向に同様な
傾き角度(約10°)に形成されて、そのテーパ面40
と摺接させられるテーパ面52を外周面に備えると共
に、軸方向に平行な内周面54を備えており、その高さ
は台金本体32と同様とされている。なお、上記テーパ
面52は移動フランジ16側の端部から芯出し部材48
の軸方向略中間部までの範囲に形成されている。本実施
例においては、上記締付部材38および芯出し部材48
によって芯出し機構が構成されており、上記テーパ面5
2が摺接面に相当し、回転軸12の外周面に対向する芯
出し部材48の内周面は、上記多数本の爪部50の内周
面54によって形成されている。なお、芯出し部材48
は、鍔部46が台金本体32の端面に取り付けられてい
るが、爪部50は貫通穴30の内周側に位置させられて
おり、実質的に貫通穴30内に設けられている。また、
本実施例においては、芯出し部材48の爪部50の高さ
が台金本体32の厚み寸法と略同様にされると共に、図
1に示されるように締付部材38が、螺合状態において
その移動フランジ14側の端面が台金本体32の端面か
ら突き出さないように構成されており、砥石10の厚み
寸法内に芯出し機構が設けられている。
【0023】以上のように構成された砥石10を研削盤
の回転軸12に取り付ける方法を以下に説明する。先
ず、固定フランジ14の貫通穴26をその回転軸12に
嵌め着け、雌ねじ部24にボルト60を締め込むことに
より、その固定フランジ14を回転軸12に固定する。
このボルト60の頭部の外径は第2円筒部25の外径よ
りも小さくされており、後述のように移動フランジ16
を嵌め着ける際にも何等支障は生じない。次いで、その
固定フランジ14の第1円筒部23に、砥石10の貫通
穴30(正確には、芯出し部材48の内周面54)を嵌
合させる。このとき、第1円筒部23と内周面54との
間には、それらの加工精度や磨耗の程度により寸法の決
まる隙間が形成されている。
【0024】その後、図3に示される工具56を用い
て、その2つの爪58,58と締付部材38の係合穴4
2のうち径方向の反対側に位置する2つとを係合させ
て、その締付部材38を左回りに回転させて台金本体3
2の貫通穴30内にねじ込む。このとき、互いに異なる
方向に傾斜させられている締付部材38のテーパ面40
と芯出し部材48のテーパ面52とは互いに摺接させら
れているため、締付部材38をねじ込むに従って、その
テーパ面40により芯出し部材48のテーパ面52が押
圧されて、爪部50が鍔部46と爪部50との境界付近
を支点として図1の矢印Aの方向に倒され、芯出し部材
48の内径が軸心位置を維持した状態で小さくされる。
【0025】すなわち、芯出し部材48、より正確には
その爪部50は、締付部材38と台金本体32の貫通穴
30との相対回転に伴って発生する軸方向の変位に従っ
て、その内周面54の内径が縮小する方向に弾性変形さ
せられるのである。これにより、上記の第1円筒部23
と砥石10の内周面54との間の隙間がなくなり、砥石
10の芯出しが完了する。そして、移動フランジ16を
固定フランジ14の第2円筒部25に嵌め着けて周方向
の複数箇所において固定ねじ62により固定し、それら
固定フランジ14の大径部22と移動フランジ16とで
砥石10の台金本体32を挟み着けることで、砥石10
が研削盤等の回転軸12に取り付けられる。なお、以上
の砥石10の取り付けは固定フランジ14が回転軸12
に嵌め着けられていない状態で行っても良く、例えば、
上記のように固定フランジ14および移動フランジ16
により砥石10を狭持した状態で回転軸12に嵌め着け
ても良い。また、前記雌ねじ部24は、固定フランジ1
4を回転軸12から取り外すに際して、図示しないボル
トをねじ込むためのものである。
【0026】下記の表1は、以上のようにして取り付け
られた本実施例の砥石10と、芯出し機構(すなわち、
締付部材38および芯出し部材48)を有しない従来の
砥石とを、同じ回転軸12(軸心が水平方向とされてい
るもの)に取り付けて測定した結果を示すものである。
なお、砥石10の取り付けは、固定フランジ14が回転
軸12に嵌合された状態で行った。このような取り付け
方法においては、従来の砥石では、砥石10の自重によ
りその内周面54(砥石の貫通穴)と円筒部24との間
の隙間の大きさだけ偏心することなる。そのため、表1
に示されるように従来の砥石においては、大きな外周振
れおよびアンバランス量となったが、本実施例の砥石1
0では、何れの場合においても小さな外周振れおよびア
ンバランス量が得られた。なお、図1においては、上記
隙間は省略されている。
【0027】
【表1】
【0028】なお、上記表1において、研削盤Aは上記
隙間が大きく、研削盤Bは上記隙間が小さいものである
が、表1から明らかなように、本実施例の砥石10にお
いては何れの場合も良好な結果が得られている。これに
対して、従来の砥石の場合には隙間の大きい研削盤Bで
は特に大きな外周振れおよびアンバランス量となる。ま
た、「外周振れ」は、回転中心から外周面(砥石10の
研削面)までの距離の最大値と最小値との差であって、
一般に10μm 以下であることが望まれるものであり、
「アンバランス量」は、砥石10の回転における回転中
心の変位量であって、一般に 0.1μm 以下にすることが
望まれるものである。このアンバランス量は砥石10の
周速度が30m/s の条件で測定している。
【0029】ここで、本実施例によれば、砥石10に
は、貫通穴30に形成された雌ねじ部34と、その貫通
穴30の移動フランジ16側の一端から螺合させられる
円環状の締付部材38と、回転軸12の外周面に対向す
る内周面54を備えて上記貫通穴30内に設けられ、締
付部材38と貫通穴30との相対回転に伴って発生する
軸方向の変位に従ってその内周面54の内径が縮小する
方向に弾性変形させられる芯出し部材48とが備えられ
ている。そのため、この砥石10の芯出しは、砥石10
を固定フランジ14の第1円筒部23に嵌め着けた状態
で、芯出し部材48によりその第1円筒部23が締め付
けられるまで、締付部材38と貫通穴30とを相対回転
させるだけの簡単な操作で為され、芯出し部材48の内
径が均等に縮小方向に変形させられることとなるため、
高精度で芯出しが為されることとなる。しかも、締付部
材38と芯出し部材48とは砥石10の貫通穴30内に
その厚み寸法内で設けられているため、従来のフランジ
14,16をそのまま或いは殆ど変更することなく、砥
石10の中央部が挟圧されて完全に固定される。したが
って、比較的簡単な構造の従来のフランジ14,16を
用いて高精度の芯出しが可能な芯出し機構を備えた砥石
10が得られるのである。
【0030】なお、本実施例においては、芯出し部材4
8は、貫通穴30内において軸方向の移動不能に固定さ
れているため、貫通穴30に螺合されている締付部材3
8とその貫通穴30との相対回転に伴って発生する軸方
向の変位に従って、締付部材38と芯出し部材48との
軸方向の相対位置が変化させられる。このとき、締付部
材38は、その螺進方向側からその螺進方向の反対方向
に向かって小径となるテーパ面40を備えており、芯出
し部材48は、周方向において分割され且つ締付部材3
8の螺進方向と反対方向に突き出す弾性変形可能な複数
本の爪部50と、それら複数本の爪部50の先端部に形
成されて締付部材38のテーパ面40と摺接するテーパ
面52とを備えているため、両者の軸方向の相対位置の
変化に応じて締付部材38のテーパ面40が芯出し部材
48のテーパ面52を内周側すなわち回転軸12の外周
面に向かって押圧することとなり、締付部材38の軸方
向の変位に従って芯出し部材48の内径が縮小する方向
に変形させられて、芯出しが行われるのである。
【0031】また、本実施例によれば、砥石10の芯出
しすなわち締付部材38のねじ込みは、工具56の爪5
8,58を係合穴42に係合させて回転させることによ
り行い得るため、芯出し作業が比較的容易となる。
【0032】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において、前述の実施例と共通する部
分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】(第2実施例)図4は、砥石10に用いら
れ得る他の芯出し機構の構成を示す要部断面図である。
本実施例においては、芯出し機構は締付部材64と芯出
し部材66から構成されている。締付部材64は、前記
実施例の締付部材38と略同様な形状とされているが、
一方、芯出し部材66は、爪部50の外周面68がテー
パ面とされておらず、貫通穴30と軸心が一致する円筒
面に形成されている。このように構成されていても、前
述の実施例と同様に締付部材64と貫通穴30とを相対
回転させて、その締付部材64を図の矢印B方向にねじ
込むことにより、テーパ面40によって爪部50が押圧
されて鍔部46との境界付近を支点として図の矢印Aの
方向に倒され、芯出しが行われる。
【0034】すなわち、締付部材64および芯出し部材
66から構成される芯出し機構においては、互いに当接
する面40,68の両方がテーパ面とされている必要は
なく、締付部材64のみにテーパ面40が設けられてい
ても良いのである。なお、このような構成とする場合に
は、図から明らかなように、爪部50の軸方向長さは、
台金本体32の軸方向長さよりも短く形成される必要が
ある。
【0035】(第3実施例)図5は、砥石10に用いら
れ得る芯出し機構の更に他の構成を示す図である。本実
施例においては、円筒状の締付部材70,弾性部材7
2,およびリング状の挟圧部材74から芯出し機構が構
成されている。上記締付部材70および挟圧部材74
は、何れも例えばS45C調質鋼から成るものである。
この締付部材70は、台金本体32の雌ねじ部34に螺
合させられる雄ねじ部76を外周面に備えており、前記
締付部材64等と同様に、貫通穴30と相対回転させら
れることにより軸方向に移動させられる。また、挟圧部
材74は、前述の実施例の芯出し部材66等の鍔部46
よりも比較的厚く形成されており、外周側部分において
台金本体32の内周側部分に設けられた段付部78に複
数のねじ49により固定されている。
【0036】一方、弾性部材72は、例えば厚肉短円筒
状の天然ゴム或いは合成ゴムから成るものであり、貫通
穴30の内周側において、上記締付部材70および挟圧
部材74との間の位置に備えられている。これら、締付
部材70,弾性部材72,および挟圧部材74は、その
内周面80,82,84が何れも貫通穴30と軸心が共
通な一つの円筒面上に位置させられると共に、その全体
すなわち芯出し機構全体が台金32(砥石10)の厚み
寸法内に設けられている。
【0037】上記構成の芯出し機構においては、締付部
材70と貫通穴30とを相対回転させてその締付部材7
0を図の矢印Bの方向に移動させると、挟圧部材74は
段付部78に固定されて軸方向に移動不能とされている
ため、弾性部材72は、それら締付部材70および挟圧
部材74との間で挟圧される。このため、弾性部材72
は、その挟圧力に従ってその軸方向の厚さが薄くされる
一方、内周方向すなわち図の矢印Cの方向に膨出させら
れ、図に一点鎖線で示すように周方向に略均一に弾性変
形させられる。これにより、砥石10の内径が小さくさ
れるが、上記弾性部材72は恰も流体の如く圧力を伝達
し、砥石10の自重に拘らず高精度に芯出しが為される
こととなる。以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、上記弾性部材72が芯出し部材に相当す
る。
【0038】(第4実施例)図6は、砥石10に用いら
れ得る芯出し機構の更に他の構成を示す図である。本実
施例においては、上記図5に示される実施例において、
弾性部材72に代えて複数枚(本実施例においては4
枚)の皿ばね86が備えられているが、他の分は図5の
実施例と同様である。すなわち、皿ばね86が芯出し部
材に相当し、締付部材70,挟圧部材74,および皿ば
ね86によって芯出し機構が構成されている。この皿ば
ね86は、締付部材70が螺進させられることによりそ
の締付部材70と挟圧部材74との間で挟圧されると、
全体が平坦になるように弾性変形させられると同時にそ
の内径が縮小する方向に周方向に略均一に弾性変形させ
られる。これにより、上記弾性部材72が用いられてい
る場合と同様に、芯出しが行われるのである。
【0039】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施さ
れる。
【0040】例えば、前述の実施例においては、本発明
が円板状の砥石10に適用された場合について説明した
が、本発明は、貫通穴を有して回転軸に取り付けて用い
られるものであれば種々の形状の砥石に適用可能であ
り、例えば、円筒状やカップ状の砥石等に適用されても
良い。
【0041】また、第1,第2実施例においては、締付
部材38,64の内周面および芯出し部材48外周面が
それぞれテーパ面とされて、締付部材38,64を固定
フランジ14の大径部22側にねじ込むことにより芯出
しが為されるように構成された場合について説明した
が、第2実施例とは反対に、芯出し部材66の外周面6
8がテーパ面とされて、締付部材64の内周面が円筒面
とされていても同様に芯出しが可能である。また、例え
ば、第1実施例において、締付部材38のテーパ面40
と芯出し部材48のテーパ面52の傾きがそれぞれ反対
にされて、締付部材38が固定フランジ14の大径部2
2から離隔する方向に相対回転させることにより、爪部
50が倒されて芯出しが為されるように構成することも
可能である。
【0042】また、第3実施例においては、弾性部材7
2の内周面82が、締付部材70および挟圧部材74の
内周面80,84と同一円筒面上に位置させられている
が、内周面82は、内周面80,84よりも内周側或い
は外周側に位置させられていても良い。また、締付部材
70と挟圧部材74の内周面80,84も同一円筒面上
に位置させられていなくとも差し支えない。
【0043】また、第4実施例においては、芯出し部材
が4枚の皿ばね86から構成されていたが、その枚数は
適宜変更可能である。例えば、1枚の皿ばね86から芯
出し部材が構成されても良く、反対に5枚以上の皿ばね
86から芯出し部材が構成されても良い。
【0044】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯出し機構付砥石が回転軸に取り付け
られている状態を、一部を切り欠いて示す図である。
【図2】図1の砥石を移動フランジ側の一面から見た状
態を半分について示す図である。
【図3】図1の芯出しをするに際して、締付部材を回転
させるために用いられる工具を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部断面を示す図であ
り、図1における台金本体の貫通穴近傍を拡大して示す
図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の要部断面を示す図で
あり、図4に相当する図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の要部断面を示す図で
あり、図4に相当する図である。
【符号の説明】
10:芯出し機構付砥石 12:回転軸 30:貫通穴 34:雌ねじ部 36:雄ねじ部 38:締付部材 48:芯出し部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に貫通する貫通穴を中央部に備
    え、該貫通穴が回転軸に嵌め着けられて用いられる砥石
    であって、 前記貫通穴の内周側に設けられた雌ねじ部と、 外周面に雄ねじ部を備えて略環状を成し、前記雌ねじ部
    に前記貫通穴の一端から螺合させられる締付部材と、 前記回転軸の外周面に対向する内周面を備えて前記貫通
    穴内に設けられ、該締付部材と前記貫通穴との相対回転
    に伴って発生する軸方向の変位に従って、該内周面の内
    径が縮小する方向に弾性変形させられる芯出し部材と
    を、含むことを特徴とする芯出し機構付砥石。
  2. 【請求項2】 前記締付部材は、その螺進方向側から該
    螺進方向の反対方向に向かって小径となるテーパ状内周
    面を備え、 前記芯出し部材は、周方向において分割され且つ前記螺
    進方向と反対方向に突き出す弾性変形可能な複数本の爪
    部と、該複数本の爪部の先端部に形成されて前記締付部
    材のテーパ状内周面と摺接する摺接面とを備え、前記貫
    通穴内において軸方向の移動不能に固定されている請求
    項1の芯出し機構付砥石。
  3. 【請求項3】 前記貫通穴内の他端側には、該貫通穴の
    一端から螺合させられる締付部材の端面と対向する環状
    の端面を有する挟圧部材が固定され、 前記芯出し部材は、該締付部材の端面と該挟圧部材の端
    面との間で挟圧されることにより内周側へ膨出して内径
    を縮小する厚肉円筒状の弾性部材である請求項1の芯出
    し機構付砥石。
  4. 【請求項4】 前記貫通穴内の他端側には、該貫通穴の
    一端から螺合させられる締付部材の端面と対向する環状
    の端面を有する挟圧部材が固定され、 前記芯出し部材は、該締付部材の端面と該挟圧部材の端
    面との間で挟圧されることにより内径を縮小される皿状
    ばねである請求項1の芯出し機構付砥石。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524005A (ja) * 2004-12-22 2008-07-10 エルビン・ユンカー・マシーネンファブリーク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 研削主軸ロータにセンタリング装置を備えるクランプ装置、およびこのような種類のセンタリング装置を備える回転部品

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