JPH08191987A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents
脱水兼用洗濯機Info
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- JPH08191987A JPH08191987A JP7006920A JP692095A JPH08191987A JP H08191987 A JPH08191987 A JP H08191987A JP 7006920 A JP7006920 A JP 7006920A JP 692095 A JP692095 A JP 692095A JP H08191987 A JPH08191987 A JP H08191987A
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- JP
- Japan
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- bottom cover
- tank
- dehydration
- washing machine
- component
- Prior art date
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 節水タイプの槽を具え、且つ、その内周部に
内バスケット及び底カバーにより脱水,排水時の通水路
を確保したものおいて、その底カバーの取出しが容易に
できるようにする。 【構成】 脱水用開口部を上部にのみ有する槽15の内
部に多数の通水孔22を有する円筒状の内バスケット2
1と環状の底カバー26とを槽15の内周面に近接させ
て配設したものにおいて、その底カバー26を周方向に
分かれる2つの部品26a,26bで構成し、その1つ
の底カバー部品26aを外して、残りの底カバー部品2
6bを縮径し、この状態で、それらを内バスケット21
内周の突出物やバランスリング等に邪魔されることなく
所望に取出すことができるようにした。
内バスケット及び底カバーにより脱水,排水時の通水路
を確保したものおいて、その底カバーの取出しが容易に
できるようにする。 【構成】 脱水用開口部を上部にのみ有する槽15の内
部に多数の通水孔22を有する円筒状の内バスケット2
1と環状の底カバー26とを槽15の内周面に近接させ
て配設したものにおいて、その底カバー26を周方向に
分かれる2つの部品26a,26bで構成し、その1つ
の底カバー部品26aを外して、残りの底カバー部品2
6bを縮径し、この状態で、それらを内バスケット21
内周の突出物やバランスリング等に邪魔されることなく
所望に取出すことができるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は節水タイプの槽を具えた
脱水兼用洗濯機に関する。
脱水兼用洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、脱水兼用洗濯機においては、
一般に、底部に排水口を有する以外は無孔状をなす桶の
内部に、周側部のほゞ全域に多数の脱水孔を有する槽が
配設され、この槽内から桶内に脱水孔を通じ貯水して洗
濯を行ない、そして、槽を回転させることにより脱水孔
から脱水するようにしたものが供されている。
一般に、底部に排水口を有する以外は無孔状をなす桶の
内部に、周側部のほゞ全域に多数の脱水孔を有する槽が
配設され、この槽内から桶内に脱水孔を通じ貯水して洗
濯を行ない、そして、槽を回転させることにより脱水孔
から脱水するようにしたものが供されている。
【0003】これに対して、節水タイプの槽を具えた脱
水兼用洗濯機においては、その槽が脱水用開口部を上部
にのみ有するもので、それ以外の部分には脱水用開口部
を有しないことから、槽の内部にのみ貯水して(桶内に
は貯水せず)洗濯を行ない、そして、槽を回転させるこ
とにより、揚水して脱水用開口部から脱水するようにな
っている。
水兼用洗濯機においては、その槽が脱水用開口部を上部
にのみ有するもので、それ以外の部分には脱水用開口部
を有しないことから、槽の内部にのみ貯水して(桶内に
は貯水せず)洗濯を行ない、そして、槽を回転させるこ
とにより、揚水して脱水用開口部から脱水するようにな
っている。
【0004】ところが、このような節水タイプの槽を具
えた脱水兼用洗濯機においては、脱水時に、槽を回転さ
せることによる遠心力で洗濯物が槽の内周面に押し付け
られることにより、槽の内周面を昇る水の通路が塞が
れ、脱水が効率良く行なわれなかった。又、排水時に
も、槽内の水の流出が洗濯物によって妨げられ、効率良
く排水できなかった。
えた脱水兼用洗濯機においては、脱水時に、槽を回転さ
せることによる遠心力で洗濯物が槽の内周面に押し付け
られることにより、槽の内周面を昇る水の通路が塞が
れ、脱水が効率良く行なわれなかった。又、排水時に
も、槽内の水の流出が洗濯物によって妨げられ、効率良
く排水できなかった。
【0005】そこで、本出願人においては、槽の内部
に、ほゞ円筒状で周壁に多数の通水孔を有する内バスケ
ットと環状の底カバーとを、槽の内周面に近接させて配
設することにより、槽の内周部に通水路(内バスケット
及び底カバーと槽との間の空隙)を確保し、もって、洗
濯物に阻害されず円滑に脱水,排水できるものを発明し
た。
に、ほゞ円筒状で周壁に多数の通水孔を有する内バスケ
ットと環状の底カバーとを、槽の内周面に近接させて配
設することにより、槽の内周部に通水路(内バスケット
及び底カバーと槽との間の空隙)を確保し、もって、洗
濯物に阻害されず円滑に脱水,排水できるものを発明し
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような内バスケットと底カバー、中でも槽内底部の洗濯
用撹拌体に近く位置する底カバーの裏側には洗濯物から
散出する糸屑が溜まりやすく、それが通水の妨げとなる
ので、適宜除去する必要があり、そのために、底カバー
を取出す必要があるが、この底カバーは槽の内周全部に
わたっていて、その外径はそれより上方に位置する内バ
スケット内周の突出物やバランスリング等の内径より大
きいため、その取出しが容易にはできなかった。
ような内バスケットと底カバー、中でも槽内底部の洗濯
用撹拌体に近く位置する底カバーの裏側には洗濯物から
散出する糸屑が溜まりやすく、それが通水の妨げとなる
ので、適宜除去する必要があり、そのために、底カバー
を取出す必要があるが、この底カバーは槽の内周全部に
わたっていて、その外径はそれより上方に位置する内バ
スケット内周の突出物やバランスリング等の内径より大
きいため、その取出しが容易にはできなかった。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、節水タイプの槽を具え、且
つ、その内周部に内バスケット及び底カバーにより脱
水,排水時の通水路を確保したものおいて、その底カバ
ーの取出しが容易にできる脱水兼用洗濯機を提供するに
ある。
であり、従ってその目的は、節水タイプの槽を具え、且
つ、その内周部に内バスケット及び底カバーにより脱
水,排水時の通水路を確保したものおいて、その底カバ
ーの取出しが容易にできる脱水兼用洗濯機を提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の脱水兼用洗濯機においては、脱水用開口部
を上部にのみ有する槽を具え、この槽の内部に多数の通
水孔を有する円筒状の内バスケットと環状の底カバーと
を槽の内周面に近接させて配設したものにおいて、その
底カバーを周方向に分かれる2つ以上の部品で構成し、
それらをそれぞれ取外し可能に設けたことを特徴とす
る。
に、本発明の脱水兼用洗濯機においては、脱水用開口部
を上部にのみ有する槽を具え、この槽の内部に多数の通
水孔を有する円筒状の内バスケットと環状の底カバーと
を槽の内周面に近接させて配設したものにおいて、その
底カバーを周方向に分かれる2つ以上の部品で構成し、
それらをそれぞれ取外し可能に設けたことを特徴とす
る。
【0009】この場合、底カバー部品の1つは他より周
方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周縁
部のそれより大きく形成すると良い。又、底カバー部品
の1つは内バスケットに係合部と被係合部との係合によ
り取付けると良いし、その底カバー部品の係合部が係合
する被係合部は、内バスケットが下縁部に有するビード
部の近傍部位に形成すると良い。
方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周縁
部のそれより大きく形成すると良い。又、底カバー部品
の1つは内バスケットに係合部と被係合部との係合によ
り取付けると良いし、その底カバー部品の係合部が係合
する被係合部は、内バスケットが下縁部に有するビード
部の近傍部位に形成すると良い。
【0010】更に、底カバー部品の接合する部分にはそ
れぞれリブを設け、且つ、その一方側のリブをL字形に
形成し、他方側のリブにより押え付けるようにすると良
い。そして又、底カバー部品の接合する部分には段差を
設け、その高い方の部品の接合稜部を曲面状に形成する
と良い。
れぞれリブを設け、且つ、その一方側のリブをL字形に
形成し、他方側のリブにより押え付けるようにすると良
い。そして又、底カバー部品の接合する部分には段差を
設け、その高い方の部品の接合稜部を曲面状に形成する
と良い。
【0011】
【作用】上記手段によれば、底カバー部品の1つを外し
て、残りの底カバー部品を縮径し、この状態で、底カバ
ーを内バスケット内周の突出物やバランスリング等に邪
魔されることなく所望に取出すことができる。
て、残りの底カバー部品を縮径し、この状態で、底カバ
ーを内バスケット内周の突出物やバランスリング等に邪
魔されることなく所望に取出すことができる。
【0012】又、その場合、底カバー部品の1つを他よ
り周方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外
周縁部のそれより大きく形成したものでは、その底カバ
ー部品の1つを残りの底カバー部品に対して容易に出し
入れすることができ、しかも、その挿入時には、くさび
作用で残りの底カバー部品を押し拡げ、槽の内周部にし
っかり押え付けることまでできる。
り周方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外
周縁部のそれより大きく形成したものでは、その底カバ
ー部品の1つを残りの底カバー部品に対して容易に出し
入れすることができ、しかも、その挿入時には、くさび
作用で残りの底カバー部品を押し拡げ、槽の内周部にし
っかり押え付けることまでできる。
【0013】更に、底カバー部品の1つを内バスケット
に係合部と被係合部との係合により取付けたものでは、
底カバー部品の1つの取付けがより簡単にできる。上記
底カバー部品の係合部が係合する被係合部を、内バスケ
ットが下縁部に有するビード部の近傍部位に形成したも
のでは、底カバー部品の係合支持をより堅固になすこと
ができる。
に係合部と被係合部との係合により取付けたものでは、
底カバー部品の1つの取付けがより簡単にできる。上記
底カバー部品の係合部が係合する被係合部を、内バスケ
ットが下縁部に有するビード部の近傍部位に形成したも
のでは、底カバー部品の係合支持をより堅固になすこと
ができる。
【0014】底カバー部品の接合する部分にそれぞれリ
ブを設け、且つ、その一方側のリブをL字形に形成し、
他方側のリブにより押え付けるようにしたものでは、底
カバー部品の固定がより堅固にできる。そして、底カバ
ー部品の接合する部分に段差を設け、その高い方の部品
の接合稜部を曲面状に形成したものでは、底カバー部品
に対する洗濯物の引掛かりを生じることのないようにで
きる。
ブを設け、且つ、その一方側のリブをL字形に形成し、
他方側のリブにより押え付けるようにしたものでは、底
カバー部品の固定がより堅固にできる。そして、底カバ
ー部品の接合する部分に段差を設け、その高い方の部品
の接合稜部を曲面状に形成したものでは、底カバー部品
に対する洗濯物の引掛かりを生じることのないようにで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
して説明する。まず図5には脱水兼用洗濯機全体の構成
を示しており、外箱1内に桶2を弾性吊持機構3(一組
の一部のみ図示)により支持して配設している。この桶
2は、底部に第1及び第2の排水口4,5と機構部組付
口6とを有する以外は無孔状のものであり、その第1の
排水口4には水位検知用のエアトラップ7と排水弁8と
を連通させ、第2の排水口5を、排水弁8に接続した排
水ホース9に連通させている(図示省略)。
して説明する。まず図5には脱水兼用洗濯機全体の構成
を示しており、外箱1内に桶2を弾性吊持機構3(一組
の一部のみ図示)により支持して配設している。この桶
2は、底部に第1及び第2の排水口4,5と機構部組付
口6とを有する以外は無孔状のものであり、その第1の
排水口4には水位検知用のエアトラップ7と排水弁8と
を連通させ、第2の排水口5を、排水弁8に接続した排
水ホース9に連通させている(図示省略)。
【0016】又、機構部組付口6には、モータ10を主
体とする駆動機構部11の減速機構やブレーキ機構及び
クラッチ機構等(いずれも図示せず)を内蔵したハウジ
ング12を組付けており、このハウジング12から上方
に突出した脱水軸13を桶2内の底部に位置させ、その
上端部に槽取付盤14を取付けている。
体とする駆動機構部11の減速機構やブレーキ機構及び
クラッチ機構等(いずれも図示せず)を内蔵したハウジ
ング12を組付けており、このハウジング12から上方
に突出した脱水軸13を桶2内の底部に位置させ、その
上端部に槽取付盤14を取付けている。
【0017】これに対して、桶2内には槽15を槽取付
盤14上に載置固着して配設している。この槽15はプ
ラスチック製で、いわゆる型抜性と揚水性のために下部
から上部へ漸次径大となるテーパ状を成しており、その
上端部に脱水用開口部である孔16を横一列状に多数形
成している。
盤14上に載置固着して配設している。この槽15はプ
ラスチック製で、いわゆる型抜性と揚水性のために下部
から上部へ漸次径大となるテーパ状を成しており、その
上端部に脱水用開口部である孔16を横一列状に多数形
成している。
【0018】一方、槽15の底部の中心部には排水孔1
7を形成しており、この排水孔17を槽取付盤14の中
心部周りに形成した通水孔18やシール金具19及び遮
水カバー20を介して前記第1の排水口4に連通させて
いる。そして、槽15内には内バスケット21を配設し
ている。この内バスケット21は例えば金属製で、詳細
にはステンレス鋼板等の金属板を丸めてその両端縁部を
接合することにより、下部から上部までほゞ同径の円筒
状に形成したものであり、その周壁には通水孔22(図
1参照)を多数形成している。
7を形成しており、この排水孔17を槽取付盤14の中
心部周りに形成した通水孔18やシール金具19及び遮
水カバー20を介して前記第1の排水口4に連通させて
いる。そして、槽15内には内バスケット21を配設し
ている。この内バスケット21は例えば金属製で、詳細
にはステンレス鋼板等の金属板を丸めてその両端縁部を
接合することにより、下部から上部までほゞ同径の円筒
状に形成したものであり、その周壁には通水孔22(図
1参照)を多数形成している。
【0019】この構成で、更に、内バスケット21は、
下端部を、槽15の下部内周部に形成した溝23に差込
み、上端部を、槽15の前記孔16直上の部分でバラン
スリング24と共に例えばねじ止めして固着しており、
これらによって、内バスケット21を槽15の内周側面
に近接させ、該槽15の内周側面と内バスケット21と
の間に空隙25を形成している。
下端部を、槽15の下部内周部に形成した溝23に差込
み、上端部を、槽15の前記孔16直上の部分でバラン
スリング24と共に例えばねじ止めして固着しており、
これらによって、内バスケット21を槽15の内周側面
に近接させ、該槽15の内周側面と内バスケット21と
の間に空隙25を形成している。
【0020】加えて、内バスケット21の下端部から槽
15の内底面にかけては、それらを槽15内方より覆う
底カバー26を配設している。この底カバー26は周方
向に分かれる2つの部品、詳細には図1に示す一部分の
第1の部品26aと、残り全部の第2の部品26bとか
ら成っており、従って、その第1の部品26aは第2の
部品26bより周方向長さを小さくしている。又、第1
の部品26aはその内周縁部の長さを外周縁部のそれよ
り大きく形成している。
15の内底面にかけては、それらを槽15内方より覆う
底カバー26を配設している。この底カバー26は周方
向に分かれる2つの部品、詳細には図1に示す一部分の
第1の部品26aと、残り全部の第2の部品26bとか
ら成っており、従って、その第1の部品26aは第2の
部品26bより周方向長さを小さくしている。又、第1
の部品26aはその内周縁部の長さを外周縁部のそれよ
り大きく形成している。
【0021】更に、それら両部品のうち、第1の部品2
6aには、内周縁部の中央に取付孔27を有する取付部
28を突設し、周方向の両側縁部にリブ29を突設し
て、外周縁部の中央に係合部である爪部30を突設して
いる。一方、第2の部品26bには、内周縁部の数箇所
に上記取付部28同様の取付孔31を有する取付部32
を突設し、周方向の両端縁部にL字形のリブ33を突設
している。
6aには、内周縁部の中央に取付孔27を有する取付部
28を突設し、周方向の両側縁部にリブ29を突設し
て、外周縁部の中央に係合部である爪部30を突設して
いる。一方、第2の部品26bには、内周縁部の数箇所
に上記取付部28同様の取付孔31を有する取付部32
を突設し、周方向の両端縁部にL字形のリブ33を突設
している。
【0022】この構成で、第2の部品26bは、取付部
32を槽15の内底面上に置き、各取付孔31を通すね
じ34により槽15に取付けている。又、これに対し
て、第1の部品26aは、槽15の中心側上方より第2
の部品26bの両端縁部間に押し込んで、爪部30を、
内バスケット21の下縁部にあらかじめ形成した被係合
部である孔35に図2に示すように弾性係合させると共
に、リブ29によりリブ33を押え付けるようにして、
取付部28を槽15の内底面上に置き、取付孔27を通
すねじ36により槽15に取付けている。この結果、底
カバー26は槽15の内周底面に近接して取付けられ、
該槽15の内周底面と底カバー26との間には空隙37
を形成している。
32を槽15の内底面上に置き、各取付孔31を通すね
じ34により槽15に取付けている。又、これに対し
て、第1の部品26aは、槽15の中心側上方より第2
の部品26bの両端縁部間に押し込んで、爪部30を、
内バスケット21の下縁部にあらかじめ形成した被係合
部である孔35に図2に示すように弾性係合させると共
に、リブ29によりリブ33を押え付けるようにして、
取付部28を槽15の内底面上に置き、取付孔27を通
すねじ36により槽15に取付けている。この結果、底
カバー26は槽15の内周底面に近接して取付けられ、
該槽15の内周底面と底カバー26との間には空隙37
を形成している。
【0023】なお、内バスケット21の下縁部には底カ
バー26の上縁部に重なるビード部38をも形成してお
り、孔35は上述の空隙37と前述の槽15内周側面と
内バスケット21との間の空隙25とを連通させる他の
多数の孔(図示せず)と共にビード部38の近傍(直
下)部位に形成している。又、底カバー26の第1の部
品26aと第2の部品26bの接合する部分には図3及
び図4に示す段差Sを設け、その高い方の部品(この場
合、第2の部品26b)の接合稜部39はあらかじめ曲
面(面取り)状に形成している。なお、このほか、底カ
バー26の第2の部品26bの裏側には補強用のリブ
(図示せず)を所定間隔で適当数形成している。そして
更に、槽15の内底部中央には前記脱水軸13から上方
に突出した洗濯軸40を挿入しており、これに撹拌体4
1を取付けている。
バー26の上縁部に重なるビード部38をも形成してお
り、孔35は上述の空隙37と前述の槽15内周側面と
内バスケット21との間の空隙25とを連通させる他の
多数の孔(図示せず)と共にビード部38の近傍(直
下)部位に形成している。又、底カバー26の第1の部
品26aと第2の部品26bの接合する部分には図3及
び図4に示す段差Sを設け、その高い方の部品(この場
合、第2の部品26b)の接合稜部39はあらかじめ曲
面(面取り)状に形成している。なお、このほか、底カ
バー26の第2の部品26bの裏側には補強用のリブ
(図示せず)を所定間隔で適当数形成している。そして
更に、槽15の内底部中央には前記脱水軸13から上方
に突出した洗濯軸40を挿入しており、これに撹拌体4
1を取付けている。
【0024】さて、上述のごとく構成したものの場合、
槽15には脱水用開口部である孔16が上部のみに存す
ることにより、洗濯時にはその槽15の内部にのみ貯水
して、洗濯軸40により撹拌体41を正逆回転させるこ
とによって洗濯を行ない、一方、脱水時には脱水軸13
により槽15を回転させることによって揚水し、孔16
から脱水する。しかして、その脱水時には、槽15の内
部に、内バスケット21と底カバー26とを槽15の内
周面に近接させて配設していることにより、該内バスケ
ット21及び底カバー26と槽15との間に水の上昇通
路(空隙37,25)が確保され、よって、該脱水時、
遠心力によって洗濯物が内バスケット15の内周面及び
底カバー26の内周面に押し付けられる状況にあって
も、その洗濯物に阻害されず円滑に脱水することがで
き、脱水効率を向上させることができる。又、排水時に
も、槽15内の水の流出が空隙37,25を通じて行な
われることにより、洗濯物に妨げられず効率良く排水で
きる。
槽15には脱水用開口部である孔16が上部のみに存す
ることにより、洗濯時にはその槽15の内部にのみ貯水
して、洗濯軸40により撹拌体41を正逆回転させるこ
とによって洗濯を行ない、一方、脱水時には脱水軸13
により槽15を回転させることによって揚水し、孔16
から脱水する。しかして、その脱水時には、槽15の内
部に、内バスケット21と底カバー26とを槽15の内
周面に近接させて配設していることにより、該内バスケ
ット21及び底カバー26と槽15との間に水の上昇通
路(空隙37,25)が確保され、よって、該脱水時、
遠心力によって洗濯物が内バスケット15の内周面及び
底カバー26の内周面に押し付けられる状況にあって
も、その洗濯物に阻害されず円滑に脱水することがで
き、脱水効率を向上させることができる。又、排水時に
も、槽15内の水の流出が空隙37,25を通じて行な
われることにより、洗濯物に妨げられず効率良く排水で
きる。
【0025】一方、底カバー26の裏側(補強リブ部分
など)には洗濯物から散出した糸屑が引掛かって溜まり
やすいことは既述のごとくで、それを除去するため、あ
るいはその他の理由から、底カバー26を取出す場合、
上記構成のものにおいては、まず、ねじ36を外し、爪
部30を孔35から外して、第1の部品26aを槽15
から取外す。次いで、ねじ34を外し、第2の部品26
bの両端部を寄せて該第2の部品26bを縮径する。こ
の状態では、底カバー26の第1の部品26aはもとよ
り第2の部品26bも、その外径はそれより上方に位置
する内バスケット21内周の突出物(ビード部38な
ど)やバランスリング24等の内径より小さく、従っ
て、それらに邪魔されることなく底カバー26を所望に
取出すことができ、よって、溜まった糸屑の除去等も所
望に行なうことができる。
など)には洗濯物から散出した糸屑が引掛かって溜まり
やすいことは既述のごとくで、それを除去するため、あ
るいはその他の理由から、底カバー26を取出す場合、
上記構成のものにおいては、まず、ねじ36を外し、爪
部30を孔35から外して、第1の部品26aを槽15
から取外す。次いで、ねじ34を外し、第2の部品26
bの両端部を寄せて該第2の部品26bを縮径する。こ
の状態では、底カバー26の第1の部品26aはもとよ
り第2の部品26bも、その外径はそれより上方に位置
する内バスケット21内周の突出物(ビード部38な
ど)やバランスリング24等の内径より小さく、従っ
て、それらに邪魔されることなく底カバー26を所望に
取出すことができ、よって、溜まった糸屑の除去等も所
望に行なうことができる。
【0026】加えて、特に上記構成のものの場合、底カ
バー26の第1の部品26aを第2の部品26bより周
方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周縁
部のそれより大きく形成しており、これによって、その
第1の部品26aを第2の部品26bに対して槽15の
中心部側より容易に出し入れすることができ、しかも、
その挿入時には、くさび作用で第2の部品26bを押し
拡げ、槽15の内周部にしっかり押え付けることまでで
きるので、取付けの堅固さを増すことができる。又、上
記底カバー26の第1の部品26aは内バスケット21
に爪部(係合部)30と孔(被係合部)35との係合に
より取付けているので、この第1の部品26aの取付け
がより簡単にできる。
バー26の第1の部品26aを第2の部品26bより周
方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周縁
部のそれより大きく形成しており、これによって、その
第1の部品26aを第2の部品26bに対して槽15の
中心部側より容易に出し入れすることができ、しかも、
その挿入時には、くさび作用で第2の部品26bを押し
拡げ、槽15の内周部にしっかり押え付けることまでで
きるので、取付けの堅固さを増すことができる。又、上
記底カバー26の第1の部品26aは内バスケット21
に爪部(係合部)30と孔(被係合部)35との係合に
より取付けているので、この第1の部品26aの取付け
がより簡単にできる。
【0027】この場合、上記第1の部品26aの爪部3
0が係合する孔35は、内バスケット21のビード部3
8近傍の部位に形成している。このビード部38は底カ
バー26の上縁部に重なることにより、それら内バスケ
ット21と底カバー26との接合部に洗濯物が挟み込ま
れるのを防止するのに有効なものであり、同時に内バス
ケット21の下縁部を補強するのに有効なもので、この
ような補強機能を有するビード部38の近傍部位に孔3
5を形成して、それに爪部30を係合させていることに
より、第1の部品26aの係合支持をより堅固になすこ
とができる。
0が係合する孔35は、内バスケット21のビード部3
8近傍の部位に形成している。このビード部38は底カ
バー26の上縁部に重なることにより、それら内バスケ
ット21と底カバー26との接合部に洗濯物が挟み込ま
れるのを防止するのに有効なものであり、同時に内バス
ケット21の下縁部を補強するのに有効なもので、この
ような補強機能を有するビード部38の近傍部位に孔3
5を形成して、それに爪部30を係合させていることに
より、第1の部品26aの係合支持をより堅固になすこ
とができる。
【0028】一方、第1の部品26aと第2の部品26
bの接合する部分にはそれぞれリブ29,33を設け、
且つ、その第2の部品26bのリブ33をL字形に形成
して、第1の部品26aのリブ29により押え付けるよ
うにしているので、第2の部品26bの固定がより堅固
にできる。
bの接合する部分にはそれぞれリブ29,33を設け、
且つ、その第2の部品26bのリブ33をL字形に形成
して、第1の部品26aのリブ29により押え付けるよ
うにしているので、第2の部品26bの固定がより堅固
にできる。
【0029】更に、第1の部品26aと第2の部品26
bの接合する部分には段差Sを設けていることにより、
第1の部品26aより第2の部品26bが確実に高く位
置し、そして、その高い方の第2の部品26bの接合稜
部39を曲面状に形成しているので、それら第1及び第
2の部品26a,26bに対する洗濯物の引掛かりを生
じないようにできる。
bの接合する部分には段差Sを設けていることにより、
第1の部品26aより第2の部品26bが確実に高く位
置し、そして、その高い方の第2の部品26bの接合稜
部39を曲面状に形成しているので、それら第1及び第
2の部品26a,26bに対する洗濯物の引掛かりを生
じないようにできる。
【0030】なお、底カバー26は第1の部品26aと
第2の部品26bの2部品に限られず、それ以上の数の
部品から成っていても良い。又、その第1の部品26a
には係合部として孔を形成し、内バスケット21に被係
合部として爪部を形成するようにしても良い。そのほ
か、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得る。
第2の部品26bの2部品に限られず、それ以上の数の
部品から成っていても良い。又、その第1の部品26a
には係合部として孔を形成し、内バスケット21に被係
合部として爪部を形成するようにしても良い。そのほ
か、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得る。
【0031】
【発明の効果】本発明の脱水兼用洗濯機は以上説明した
とおりのもので、次に述べる効果を奏する。第1に、脱
水用開口部を上部にのみ有する槽を具え、この槽の内部
に多数の通水孔を有する円筒状の内バスケットと環状の
底カバーとを槽の内周面に近接させて配設したものにお
いて、その底カバーを周方向に分かれる2つ以上の部品
で構成し、それらをそれぞれ取外し可能に設けたことに
より、底カバーを内バスケット内周の突出物やバランス
リング等に邪魔されることなく所望に取出すことができ
て、裏側に溜まった糸屑の除去等も所望に行なうことが
できる。
とおりのもので、次に述べる効果を奏する。第1に、脱
水用開口部を上部にのみ有する槽を具え、この槽の内部
に多数の通水孔を有する円筒状の内バスケットと環状の
底カバーとを槽の内周面に近接させて配設したものにお
いて、その底カバーを周方向に分かれる2つ以上の部品
で構成し、それらをそれぞれ取外し可能に設けたことに
より、底カバーを内バスケット内周の突出物やバランス
リング等に邪魔されることなく所望に取出すことができ
て、裏側に溜まった糸屑の除去等も所望に行なうことが
できる。
【0032】第2に、上記底カバー部品の1つを他より
周方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周
縁部のそれより大きく形成したことにより、その底カバ
ー部品の1つを残りの底カバー部品に対して容易に出し
入れすることができ、しかも、その挿入時には、くさび
作用で残りの底カバー部品を押し拡げ、槽の内周部にし
っかり押え付けることまでできる。
周方向長さを小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周
縁部のそれより大きく形成したことにより、その底カバ
ー部品の1つを残りの底カバー部品に対して容易に出し
入れすることができ、しかも、その挿入時には、くさび
作用で残りの底カバー部品を押し拡げ、槽の内周部にし
っかり押え付けることまでできる。
【0033】第3に、上記底カバー部品の1つを内バス
ケットに係合部と被係合部との係合により取付けたこと
により、底カバー部品の1つの取付けがより簡単にでき
る。第4に、上記内バスケットが下縁部に底カバーの上
縁部に重なるビード部を有し、底カバー部品の係合部が
係合する被係合部をそのビード部近傍の部位に形成した
ことにより、底カバー部品の係合支持をより堅固になす
ことができる。
ケットに係合部と被係合部との係合により取付けたこと
により、底カバー部品の1つの取付けがより簡単にでき
る。第4に、上記内バスケットが下縁部に底カバーの上
縁部に重なるビード部を有し、底カバー部品の係合部が
係合する被係合部をそのビード部近傍の部位に形成した
ことにより、底カバー部品の係合支持をより堅固になす
ことができる。
【0034】第5に、上記底カバー部品の接合する部分
にそれぞれリブを設け、且つ、その一方側のリブをL字
形に形成して、他方側のリブにより押え付けるようにし
たことにより、底カバー部品の固定がより堅固にでき
る。第6に、上記底カバー部品の接合する部分に段差を
設け、その高い方の部品の接合稜部を曲面状に形成した
ことにより、底カバー部品に対する洗濯物の引掛かりを
生じることのないようにできる。
にそれぞれリブを設け、且つ、その一方側のリブをL字
形に形成して、他方側のリブにより押え付けるようにし
たことにより、底カバー部品の固定がより堅固にでき
る。第6に、上記底カバー部品の接合する部分に段差を
設け、その高い方の部品の接合稜部を曲面状に形成した
ことにより、底カバー部品に対する洗濯物の引掛かりを
生じることのないようにできる。
【図1】本発明の一実施例を示す主要部分の破断斜視図
【図2】主要部分の拡大縦断面図
【図3】主要部分の拡大斜視図
【図4】主要部分の一部の拡大斜視図
【図5】全体の破断側面図
15は槽、16は孔(脱水用開口部)、21は内バスケ
ット、22は通水孔、25は空隙、26は底カバー、2
6aは第1の部品、26bは第2の部品、29はリブ、
30は爪部(係合部)、33はリブ、35は孔(被係合
部)、37は空隙、38はビード部、39は接合稜部、
Sは段差を示す。
ット、22は通水孔、25は空隙、26は底カバー、2
6aは第1の部品、26bは第2の部品、29はリブ、
30は爪部(係合部)、33はリブ、35は孔(被係合
部)、37は空隙、38はビード部、39は接合稜部、
Sは段差を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 脱水用開口部を上部にのみ有する槽を具
え、この槽の内部に多数の通水孔を有する円筒状の内バ
スケットと環状の底カバーとを槽の内周面に近接させて
配設したものにおいて、その底カバーを周方向に分かれ
る2つ以上の部品で構成し、それらをそれぞれ取外し可
能に設けたことを特徴とする脱水兼用洗濯機。 - 【請求項2】 底カバー部品の1つを他より周方向長さ
を小さく、且つ、その内周縁部の長さを外周縁部のそれ
より大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の脱
水兼用洗濯機。 - 【請求項3】 底カバー部品の1つを内バスケットに係
合部と被係合部との係合により取付けたことを特徴とす
る請求項1記載の脱水兼用洗濯機。 - 【請求項4】 内バスケットが下縁部に底カバーの上縁
部に重なるビード部を有し、底カバー部品の係合部が係
合する被係合部をそのビード部近傍の部位に形成したこ
とを特徴とする請求項3記載の脱水兼用洗濯機。 - 【請求項5】 底カバー部品の接合する部分にそれぞれ
リブを設け、且つ、その一方側のリブをL字形に形成し
て、他方側のリブにより押え付けるようにしたことを特
徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。 - 【請求項6】 底カバー部品の接合する部分に段差を設
け、その高い方の部品の接合稜部を曲面状に形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006920A JPH08191987A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 脱水兼用洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006920A JPH08191987A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 脱水兼用洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191987A true JPH08191987A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11651683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006920A Pending JPH08191987A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 脱水兼用洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08191987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007222554A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7006920A patent/JPH08191987A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007222554A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
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