JPH08191891A - 点滴量制御方法及び点滴量制御装置 - Google Patents

点滴量制御方法及び点滴量制御装置

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JPH08191891A
JPH08191891A JP7024776A JP2477695A JPH08191891A JP H08191891 A JPH08191891 A JP H08191891A JP 7024776 A JP7024776 A JP 7024776A JP 2477695 A JP2477695 A JP 2477695A JP H08191891 A JPH08191891 A JP H08191891A
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JP
Japan
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drip
infusion
liquid
infusion pump
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP7024776A
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English (en)
Inventor
Hideo Makino
秀男 牧野
Kenji Katayama
健二 片山
Yoshitaka Takeda
吉貴 武田
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SEITETSUKU KK
Original Assignee
SEITETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点滴筒が何らかの原因で揺れた場合にも、輸
液剤の送液を継続し得るようにする。 【構成】 薬液収容容器からの輸液剤を点滴筒3を介し
て供給され、ポンプ作用により輸液剤を送液する輸液注
入用ポンプ5と、点滴筒3における点滴数を検出するフ
ローセンサー16と、該フローセンサー16により検出
された点滴数に基づいて前記輸液注入用ポンプ5による
送液量を制御する第1送液量制御手段221とを備えた
点滴量制御装置において、前記点滴筒の揺れを検知する
振動センサー18と、該振動センサー18により揺れが
検知された場合には、当該揺れ検知の直前の送液量が得
られるように前記輸液注入用ポンプ5を制御する第2送
液量制御手段222とを付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、点滴量制御方法およ
び点滴量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用に用いられる輸液注入ポンプの使
用例としては、図1に示すように、点滴スタンド1に支
持された薬液収容容器2に透明な点滴筒3を連結し、該
点滴筒3から輸液チューブ4を介して供給される輸液剤
を輸液注入ポンプ5により送液する構成のものが知られ
ており、この際、輸液注入ポンプ5の送液量は、点滴筒
3における点滴数を検出する点滴数検出手段6からの情
報(即ち、点滴数)に基づいて制御するようにされてい
る(例えば、特開平4ー51963号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公知例
のように点滴数を検出して輸液注入ポンプの制御を行う
ドロップカウント方式のものは、点滴筒を具備したもの
であれば対応できるという長所がある反面、点滴数をカ
ウントするための検出手段(例えば、フォトカプラタイ
プのフローセンサー)を点滴筒に取り付ける必要がある
とともに、自由落下する点滴を透明な樹脂ケースを介し
てカウントする構造であるため、点滴筒が揺れた場合、
点滴数を的確に検出できなくなるという不具合がある。
このような点滴未検出状態が生じた場合、輸液注入ポン
プによる送液量制御が不能になるため、安全上異常事態
であると判断し、警報を発してポンプを停止する機能が
付設されているのが通例である。
【0004】しかしながら、点滴筒の揺れは、臨床の現
場においては珍しいことではなく、患者の移動、点滴ス
タンドあるいは薬液収容容器への接触あるいは風の影響
によっても容易に生ずるものである。特に、患者の移動
は、病棟から検査室への移動、病室から休憩室への移
動、野外での散歩、便所への移動等、日常的に容易に考
えられる行動であり、その都度警報によるポンプ停止が
引き起こされることとなり、使い勝手の悪いものとなっ
ている。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、点滴筒が何らかの原因で揺れた場合にも、輸液剤
の送液を継続し得るようにすることを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の点滴量制御方
法では、上記課題を解決するための手段として、薬液収
容容器から供給される輸液剤を点滴筒を介して輸液注入
用ポンプに送り、該輸液注入用ポンプのポンプ作用によ
り輸液剤を送液するに当たって、前記点滴筒における点
滴数に基づいて前記輸液注入用ポンプによる送液量を制
御する点滴量制御方法において、前記点滴筒の揺れを検
知した場合には、当該揺れ検知の直前の送液量が得られ
るように前記輸液注入用ポンプの作動を制御するように
している。
【0007】本願発明の点滴量制御装置では、上記課題
を解決するための手段として、薬液収容容器からの輸液
剤を点滴筒を介して供給され、ポンプ作用により輸液剤
を送液する輸液注入用ポンプと、点滴筒における点滴数
を検出する点滴数検出手段と、該点滴数検出手段により
検出された点滴数に基づいて前記輸液注入用ポンプによ
る送液量を制御する第1送液量制御手段とを備えた点滴
量制御装置において、前記点滴筒の揺れを検知する振動
検知手段と、該振動検知手段により揺れが検知された場
合には、当該揺れ検知の直前の送液量が得られるように
前記輸液注入用ポンプを制御する第2送液量制御手段と
を付設している。
【0008】
【作用】本願発明の点滴量制御方法あるいは点滴量制御
装置では、上記手段によって次のような作用が得られ
る。
【0009】即ち、正常な状態(換言すれば、点滴筒の
揺れが無い状態)においては、点滴筒における点滴数に
基づいて輸液注入ポンプによる送液量制御が行われる
が、何らかの原因により点滴筒の揺れが発生すると、当
該揺れがなくなるまでの間は、揺れ発生の直前の送液量
が得られるように輸液注入ポンプの制御が行われる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0011】本実施例の点滴量制御装置は、既に従来技
術の項において説明したものとほぼ同構造であり、図1
に示すように、点滴スタンド1に支持された薬液収容容
器2に点滴筒3を連結し、該点滴筒3から輸液チューブ
4を介して供給される輸液剤を輸液注入ポンプ5により
送液する構成とされている。符号6は点滴数検出装置、
7は点滴数検出装置6と輸液注入ポンプ5に内蔵された
コントローラ(後述する)とを接続する配線である。
【0012】前記輸液注入ポンプ5は、図2に示すよう
に、水平揺動可能に多数積層されたフィンガー部材8,
8・・と、該フィンガー部材8,8・・を順次水平揺動
させべく駆動軸9に対して共回り可能に枢着された偏心
カム10,10・・と、前記フィンガー部材8,8・・
と共働して前記輸液チューブ4を押圧閉塞するプレッシ
ャープレート11とを備えて構成されており、駆動軸9
の回転に伴って前記フィンガー部材8,8・・が所定の
蠕動を生起するように構成されている。つまり、駆動軸
9に枢着された偏心カム10,10・・は、隣接する下
流側の偏心カム10が上流側の偏心カム10に対して3
60°/カム数の遅れ角度をもつように構成配置されて
おり、このことにより偏心カム10の回転運動がフィン
ガー部材8の水平揺動運動に変換され、フィンガー部材
8とプレッシャープレート11との間において輸液チュ
ーブ4を順次押圧しながら内部の輸液剤を下方に送液で
きるようになっている。前記駆動軸9の上端部は、伝動
機構12(具体的には、ウォームギヤ12aおよび該ウ
ォームギヤ12aと噛合するギヤ12b)を介してモー
タ13に対して結合されている。符号14は駆動軸9に
付設されたエンコーダ、15は回転位置検出器である。
【0013】そして、前記点滴数検出装置6は、図3に
示すように、該点滴筒3における点滴数を検出する点滴
数検出手段として作用するフローセンサー16を有して
おり、該フローセンサー16は、点滴筒3に取り付けら
れたケース17内にあって点滴筒3を挟んで配置される
発光素子16aと受光素子16bとからなるフォトカプ
ラータイプとされている。このフローセンサー16にお
いては、点滴筒3内において点滴Dの落下があると、受
光素子16bの受光量が減少することを利用して点滴D
の数がカウントされることとなっている。
【0014】また、前記点滴数検出装置6内には、点滴
筒3の揺れを検知する振動検知手段として作用する振動
センサー18が配設されている。該振動センサー18
は、金属製のシム19を2枚の圧電セラミック素子2
0,21で挟んで構成されており、一方の圧電セラミッ
ク素子20は揺れ検知用素子とされ、他方の圧電セラミ
ック素子21は振動発生用素子とされている。
【0015】揺れ検知用素子20は、フローセンサー1
6の揺れを検知するためのものであり、揺れを検知した
ときに電圧を発生することとなっている。一方、振動発
生用素子21は、前記揺れ検知用素子20が正しく機能
しているか否かを随時確認するためのもので、これに交
流電圧を印加すると振動発生用素子21はその振動数で
振動し、当該振動はシム19を介して揺れ検知用素子2
0へ伝達され、該揺れ検知用素子20はその周波数の振
動を検知し、その振動に相応する電圧を発生する。この
電圧検知の有無により、揺れ検知用素子20が正常に機
能しているか否かがチェックされることとなっている。
つまり、振動センサー18は、振動発生用素子21への
電圧印加により揺れ検知用素子20の機能チェックを行
いつつ、フローセンサー16の揺れ検知を行うこととな
っているのである。なお、振動発生用素子21に印加す
る交流電圧の周波数は、フローセンサー16の通常の揺
れの周波数(通常、10数Hz程度)と区別できる周波
数(例えば、60Hz)とされる。
【0016】前記フローセンサー16および振動センサ
ー18からの情報(即ち、点滴数および揺れの有無)
は、マイクロコンピュータからなるコントローラ22に
入力され、該コントローラ22においては各種処理等が
なされる。そして、コントローラ22からはモータ13
に対して制御信号が出力される。
【0017】前記コントローラ22は、図3に示すよう
に、フローセンサー16により検出された点滴数に基づ
いて前記輸液注入用ポンプ5による送液量(換言すれ
ば、モータ13の回転数RN)を制御する第1送液量制
御手段221と、前記振動センサー18により点滴筒3
の揺れが検知された場合には、当該揺れ検知の直前の送
液量が得られるように前記輸液注入用ポンプ5(換言す
れば、モータ13の回転数RN)を制御する第2送液量
制御手段222とを備えている。
【0018】ついで、上記コントローラ22による送液
量制御について図4に示すフローチャートを参照して詳
述する。
【0019】ステップS1において輸液注入ポンプ5の
作動(換言すれば、輸液)が開始され、ステップS2
おいて振動センサー18からの検知信号の有無(換言す
れば、振動の有無)が判断され、振動がなければ、ステ
ップS3において点滴Dの有無がフローセンサー16か
らの信号により判断される。ここで肯定判定されると、
ステップS4において一定時間(例えば、100mse
c)内における点滴数Ndがカウントされる。次にステ
ップS5においてステップS4においてカウントされた点
滴数Ndから輸液剤の積算量Qが演算される。該演算
は、点滴Dの一滴の容量Q0が決まっているので、Q=
Nd×Q0により求められる。かくして求められた積算
量Qに基づいて輸液注入ポンプ5の送液量が決定される
ので、これによりモータ13の回転数RNが演算され
(ステップS6)、ステップS7において当該回転数RN
となるようにモータ13に対して制御信号が出力され、
回転数RNでのモータ13の運転が行われ、その後ステ
ップS1へリ ターンする。この制御信号の出力は第1送
液量制御手段221によりなされる。なお、ステップS
3において点滴無しが一定期間続いた場合、ステップS8
において点滴異常と判定し、モータを停止する。
【0020】ところで、点滴作業中には各種の要因によ
り点滴筒3が揺れてフローセンサー16による点滴Dの
検知が不可能になる場合があるが、その場合、ステップ
2において振動センサー18による振動検知がなされ
る。その場合、コントローラ22による制御は、ステッ
プS7に直接進み、モータ13は直前に求めら れた回転
数Ndにより運転される。つまり、点滴筒3が揺れるこ
とによりフローセンサー16による点滴数のカウントが
正常にできなくなった場合でも、輸液注入ポンプ5によ
る送液は直前に求められた送液量で行われることとな
り、ほぼ正常な送液量を確保できるのである。なお、輸
液開始時に揺れが検知された場合には、ステップS7
おけるモータ13の回転数RNは予め設定された初期
設定値とされる。
【0021】上記したように、本実施例によれば、正常
な状態(換言すれば、点滴筒3の揺れが無い状態)にお
いては、点滴筒3における点滴数Ndに基づいて輸液注
入ポンプ5による送液量制御が行われ、何らかの原因に
より点滴筒3の揺れが発生すると、当該揺れがなくなる
までの間は、揺れ発生の直前の送液量が得られるように
輸液注入ポンプ5の制御が行われるため、揺れ発生時に
おいてもほぼ適正な輸液剤送液が確保できることとな
り、従来のように揺れ発生の都度ポンプ停止するという
ことのない使い勝手の良いものとなる。
【0022】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本願発明の点滴量制御方法あるいは点滴
量制御装置によれば、正常な状態(換言すれば、点滴筒
の揺れが無い状態)においては、点滴筒における点滴数
に基づいて輸液注入ポンプによる送液量制御が行われ、
何らかの原因により点滴筒の揺れが発生すると、当該揺
れがなくなるまでの間は、揺れ発生の直前の送液量が得
られるように輸液注入ポンプの制御が行われるようにし
たので、揺れ発生時においてもほぼ適正な輸液剤送液が
確保できることとなり、従来のように揺れ発生の都度ポ
ンプ停止するということのない使い勝手の良いものとな
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる点滴量制御装置の概
略構成を示す側面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかる点滴量制御装置にお
いて使用される輸液注入ポンプの縦断面図である。
【図3】本願発明の実施例にかかる点滴量制御装置の要
部を示すブロック図である。
【図4】本願発明の実施例にかかる点滴量制御装置にお
けるコントローラの制御内容を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 点滴スタンド 2 薬液収容容器 3 点滴筒 4 輸液チューブ 5 輸液注入ポンプ 6 点滴数検出装置 13 モータ 16 フローセンサー 18 振動センサー 22 コントローラ D 点滴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液収容容器から供給される輸液剤を点
    滴筒を介して輸液注入用ポンプに送り、該輸液注入用ポ
    ンプのポンプ作用により輸液剤を送液するに当たって、
    前記点滴筒における点滴数に基づいて前記輸液注入用ポ
    ンプによる送液量を制御する点滴量制御方法であって、
    前記点滴筒の揺れを検知した場合には、当該揺れ検知の
    直前の送液量が得られるように前記輸液注入用ポンプの
    作動を制御することを特徴とする点滴制御方法。
  2. 【請求項2】 薬液収容容器からの輸液剤を点滴筒を介
    して供給され、ポンプ作用により輸液剤を送液する輸液
    注入用ポンプと、点滴筒における点滴数を検出する点滴
    数検出手段と、該点滴数検出手段により検出された点滴
    数に基づいて前記輸液注入用ポンプによる送液量を制御
    する第1送液量制御手段とを備えた点滴量制御装置であ
    って、前記点滴筒の揺れを検知する振動検知手段と、該
    振動検知手段により点滴筒の揺れが検知された場合に
    は、当該揺れ検知の直前の送液量が得られるように前記
    輸液注入用ポンプを制御する第2送液量制御手段とが付
    設されていることを特徴とする点滴量制御装置。
JP7024776A 1995-01-18 1995-01-18 点滴量制御方法及び点滴量制御装置 Pending JPH08191891A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014061947A1 (ko) * 2012-10-15 2014-04-24 에이스메디칼 주식회사 낙하방식에 의한 주입량의 자동 조절방법 및 이를 위한 장치
WO2017159683A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社トライテック 点滴管理システム

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