JPH0819153B2 - ペプチド誘導体 - Google Patents

ペプチド誘導体

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JPH0819153B2
JPH0819153B2 JP63250478A JP25047888A JPH0819153B2 JP H0819153 B2 JPH0819153 B2 JP H0819153B2 JP 63250478 A JP63250478 A JP 63250478A JP 25047888 A JP25047888 A JP 25047888A JP H0819153 B2 JPH0819153 B2 JP H0819153B2
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弘 原田
亮 伊與部
哲弘 久保田
健司 赤羽
欣二 飯塚
良明 木曽
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Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品として有用なペプチド誘導体およびそ
れらの薬理学的に許容される酸付加塩に関するものであ
る。
さらに詳しく述べれば、本発明はヒトレニン(human
renin)阻害作用を有し、経口投与可能な高血圧症治療
剤として有用な、一般式 (式中のAは保護基を有することもあるアミノ酸残基、
低級脂肪族アシル基、芳香族アシル基、芳香脂肪族アシ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、N−置換アミノカ
ルボニル基、環状アミノカルボニル基、アリール基また
はヘテロアリール基であり、R1は直鎖状または枝分れ状
の低級アルキル基、シクロアルキル低級アルキル基、低
級アルコキシカルボニル低級アルキル基またはアミノ低
級アルキル基であり、R2は低級アルコキシカルボニル基
またはN−置換カルバモイル基である)で表される新規
なペプチド誘導体およびそれらの薬理学的に許容される
酸付加塩を提供するものである。
〔従来の技術〕
レニンは肝臓の傍糸球体細胞から遊離する蛋白分解酵
素の一種であり、血漿のαグロブリン分画中にあるレ
ニン基質に反応してアンジオテンシンI(angiotensin
I)を生成させる。生成したアンジオテンシンIはアン
ジオテンシン変換酵素によりアンジオテンシンII(angi
otensin II)に変換されるが、このアンジオテンシンII
は、血管収縮作用を有するとともに、副腎皮質に働き、
ナトリウムや水の代謝に影響するアルドステロン(aldo
sterone)を分泌させるもので、高血圧症の一つの因子
である。
従って、このようなレニンとレニン基質との反応を阻
害し、アンジオテンシンIIの生成を抑制する化合物は、
新しい作用機作による高血圧治療剤として注目され、多
くの研究がなされている。
これまでレニンとレニン基質との反応を阻害、すなわ
ちレニン阻害作用を有するペプチド化合物について多く
の報告がなされている。なかでも、レニン基質の部分構
造をもつトリまたはテトラペプチド誘導体、すなわち部
分構造としてフェニルアラニル−ヒスチジル部分を有す
る化合物についての報告が多い。〔特開昭52-151166
号、同60-252495号、同61-96号、同62-111956号、U.S.
P.No.0,189,203(A2)〕 また、さらに活性の高い化合物を得るために種々の検
討がなされ、例えば上記部分構造のフェニルアラニン部
分をα−ナフチルアラニンに変えた化合物なども報告さ
れている。〔特開昭60-163899号、同61-275257号、同61
-78795号〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来知られているレニン阻害作用を有するペプチド誘
導体は、いずれも蛋白分解酵素に対して不安定で、経口
投与においてその薬理効果を発揮することが期待し難い
ものであり、しかも溶解性が悪く、吸収され難いもので
あった。
本発明の目的は、強いレニン阻害作用を示し、しかも
蛋白分解酵素により分解されにくく、溶解性がよく、経
口投与可能な化合物を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは強いレニン阻害作用を有し、しかも蛋白
分解酵素に対し安定で、良好な溶解性をもち、経口投与
において持続した血圧降下作用を発現する高血圧治療剤
を開発すべく検討した結果、ある種のアミノ酸を構成部
分として有するトリあるいはテトラペプチド誘導体によ
りその目的が達成できることを見出し、本発明を成すに
至った。
すでに述べたように、レニン活性阻害作用を示すペプ
チド化合物としてα−ナフチルアラニル−ヒスチジル部
分を有する、トリまたはテトラペプチド誘導体が報告さ
れているが、これらの化合物はなお蛋白分解酵素に対し
不安定でしかも溶解性が不充分な化合物である。
本発明者らは、これらの難点を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、α−ナフチルアラニンの代わりにシクロヘ
キシルアラニンを導入することによって溶解性が向上
し、しかも蛋白分解酵素によって分解されにくくなるこ
とを見出し、本発明を完成させた。本発明はこのような
知見に基づくものである。
本発明の前記一般式(I)の化合物の定義において、
アミノ酸残基とは、天然または非天然型アミノ酸の残基
例えば、グルシル基、アラニル基、β−アラニル基、フ
ェニルアラニル基、アルギニル基、アスパラギル基、セ
リル基、システイニル基、プロリル基、ピログルタミル
基、ヒドロキシプロリル基、チオプロリル基、ピペラジ
ンカルボニル基などである。
低級脂肪族アシル基とは炭素数2〜7の直鎖状または
枝分れ状の脂肪酸から導かれるアシル基であり、芳香族
アシル基とはベンゾイル基、ナフチルカルボニル基など
のような芳香族カルボン酸から導かれるアシル基であ
り、芳香脂肪族アシル基とは、置換基としてフェニル
基、ナフチル基などの芳香環を有する低級脂肪族アシル
基である。
低級アルコキシカルボニル基とは、炭素数2〜7の直
鎖状または枝分れ状のアルコキシカルボニル基であり、
低級アルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖状または枝分
れ状のアルキル基である。
シクロアルキル基とは、炭素数3〜8の脂環状基であ
り、環状アミンとは、少なくとも1個の窒素原子を含む
5または6員環の飽和異項環、例えばピロリジン、ピペ
リジン、ピペラジン、モルホリンなどである。
アリール基とは芳香族炭化水素基、例えばフェニル
基、ナフチル基などであり、ヘテロアリール基とは芳香
族異項環基、例えばピロリル基、フリル基、チエニル
基、イミダゾリル基、ピリジル基、ピリミジル基などで
ある。
本発明の前記一般式(I)で表される化合物は新規化
合物であり、以下のようにして製造することができる。
すなわち、一般式 (式中のA2はアミノ基が適当な保護基で保護されたアミ
ノ酸残基、低級脂肪族アシル基、芳香族アシル基、芳香
脂肪族アシル基、低級アルコキシカルボニル基、N−置
換アミノカルボニル基、環状アミノカルボニル基、アリ
ール基またはヘテロアリール基である)で表されるシク
ロヘキシルアラニン誘導体と (式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表され
る化合物とを塩基性物質の存在下、縮合剤例えば、N,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドを用いて縮合さ
せ、必要に応じ保護基を除去するか、あるいは、一般式 A2-OH (IV) (式中のA2は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
と、一般式 (式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表され
る化合物とを塩基性物質の存在下、縮合剤例えば、N,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドを用いて縮合さ
せ、必要に応じて保護基を除去することにより製造する
ことができる。
本発明の製造方法は通常のペプチド化合物の製造方法
に従って行うことができる。
本発明の製造方法を好適に実施するには、一般式(I
I)の化合物および一般式(III)の化合物あるいは一般
式(IV)の化合物および一般式(V)の化合物の等モル
の混合物を不活性有機溶媒、例えばN,N′−ジメチルホ
ルムアミドに溶解し、氷冷撹拌下にトリエチルアミン、
N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキ
シイミドおよびN,N′ジシクロヘキシルカルボジイミド
を加え、氷冷下1〜2時間さらに室温で一夜撹拌する。
反応終了後、反応混合物を常法により処理、精製して目
的物を得る。
本発明の製造方法で出発原料として用いられる一般式
(II)、(III)、(IV)および(V)の化合物はそれ
ぞれ出発原料となるアミノ酸誘導体およびカルボン酸誘
導体を用い、通常のペプチド化合物の製造方法において
行われる方法に従って反応させることにより製造するこ
とができる。
これらの化合物の製造において出発原料として用いら
れるアミノ酸誘導体およびカルボン酸誘導体は文献記載
の方法あるいはそれに準じた方法に従って製造すること
ができる。
例えば、シクロヘキシルアラニンは適当な保護基、例
えばtert−ブトキシカルボニル基でアミノ基を保護した
フェニルアラニンを適当な触媒、例えばロジウムアルミ
ナを用い、接触水添を行った後、常法に従って処理、精
製することにより製造することができる。
また、3−アミノ−4シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸は、適当な保護基、例えばイソプロポキシカルボ
ニル基でアミノ基を保護したフェニルアラニンメチルエ
ステルを適当な還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム
を用いて還元してN−イソプロポキシカルボニルフェニ
ルアラニノールを得、これを適当な触媒、例えばロジウ
ム−アルミナの存在下接触水添を行ってN−イソプロポ
キシカルボニル−シクロヘキシルアラニノールを製造す
る。得られたアルコール誘導体を適当な酸化剤、例えば
三酸化イオウピリジン錯塩を用いて酸化してアルデヒド
誘導体とし、これをシアン化ナトリウムと反応させてシ
アノヒドリン誘導体を得、次いでこれを塩酸で加水分解
することにより製造することができる。
本発明の前記一般式(I)の化合物で好ましい化合物
はA1が保護基を有することもあるアミノ酸残基であり、
R1がシクロヘキシルメチル基であり、R2が低級アルコキ
シカルボニル基またはN−置換カルバモイル基である化
合物である。これらの中で特に好ましい化合物として、
例えば(2R,3S)−3−{N−〔N−(tert−ブチルオ
キシカルボニル)−L−シクロヘキシルアラニル〕−L
−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒド
ロキシ酪酸イソプロピル、(2R,3S)−3−{N−〔2
−(tert−ブチルオキシカルボニル)アミノイソブチリ
ル〕−L−シクロヘキシルアラニル−L−ヒスチジル}
アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソ
プロピル、(2R,3S)−3−〔N−(2−アミノイソブ
チリル)−L−シクロヘキシルアラニル−L−ヒスチジ
ル〕アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸
イソプロピル2塩酸塩、(2R,3S)−{N−〔3−(ter
t−ブチルオキシカルボニル)アミノイソバレリル〕−
L−シクロヘキシルアラニル−L−ヒスチジン}アミノ
−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピ
ル、(2R,3S)−3−〔N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)ピログルタミル−L−シクロヘキシルアラニル−L
−ヒスチジル〕アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒド
ロキシ酪酸イソプロピル、(2R,3S)−3−〔N−(ter
t−ブチルオキシカルボニル)L−プロリル−2−シク
ロヘキシルアラニル−L−ヒスチジル〕アミノ−4−シ
クロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル、(2
R,3S)−3−〔N−(tert−ブチルオキシカルボニル)
−4−ヒドロキシ−L−プロリル−L−シクロヘキシル
アラニル−L−ヒスチジル〕アミノ−4−シクロヘキシ
ル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル、(2R,3S)−3
−(N−アセチル−L−チオプロリル−L−シクロヘキ
シルアラニル−L−ヒスチジル)アミノ−4−シクロヘ
キシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル、(2R,3S)
−3−(N−ピバロイル−L−シクロヘキシルアラニル
−L−ヒスチジル)アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸イソプピル、(2R,3S)−3−{N−
〔2−(tert−ブチルオキシカルボニル)アミノイソブ
チル〕−L−シクロヘキシルアラニル−L−ヒスチジ
ル)アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸
イソブチルアミドなどをあげることができる。これらの
化合物の中でA1としてN末端が保護されているアミノ酸
残基である化合物の方が一般に強いレニン活性阻害作用
を示すが、N末端が保護されていないアミノ酸残基であ
る化合物は特に酸付加塩において溶解性が良好であり、
経口投与する場合は好ましい。
本発明の一般式(I)で表されるペプチド誘導体およ
びそれらの酸付加塩は、常法に従い医薬品組成物とする
ことができる。そのような医薬品組成物として例えば、
錠剤、カプセル剤、顆粒剤、注射剤、貼付剤、坐剤等を
あげることができる。
本発明の前記一般式(I)で表されるペプチド誘導体
またはそれらの酸付加塩を含有する医薬品組成物を治療
に用いる場合、その投与量は疾患の程度、患者の性、年
齢、体重等により調製されるが、経口投与では概ね成人
1日当り5mg〜5000mg、非経口投与では1日当り1mg〜10
00mgの範囲内で投与することができる。
〔発明の効果〕
本発明の一般式(I)で表されるペプチド誘導体およ
びそれらの酸付加塩は強いレニン活性阻害作用を有して
いる。
例えば、ヒトレニン−羊レニン基質系でのレニン活性
阻害実験における50%阻害活性(IC50)値は、10-6〜2
×10-8モル濃度程度であり、特に、(2R,3S)−3−
{〔N−(2−アミノイソブチリル)−L−シクロヘキ
シルアラニル−L−ヒスチジル〕アミノ}−4−シクロ
ヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸塩の
ヒトレニン−羊レニン基質系での50%阻害活性値(I
C50)は4.9×10-8モル濃度であった。
このように、本発明の一般式(I)で表されるアミノ
酸誘導体およびそれらの酸付加塩は、強いヒトレニン活
性阻害作用を有し、溶解性が良好で、しかも蛋白分解酵
素に安定であることから、経口投与可能な高血圧治療剤
として有用である。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に参考例および実
施例をあげる。なお、各参考例および実施例中の化合物
の融点は未補正である。また、各化合物のNMRスペクト
ルは日本電子JNM-GX270型高分解能核磁気共鳴装置を用
いて測定した。Massスペクトルは日本電子JMN-DX300型
マススペクトロメーターを用いてFAB法により測定し
た。薄層クロマトグラフィーはメルク社のプレコートプ
レートシリカゲル(precoated plates silica gel)60F
254を、カラムクロマトグラフィーはメルク社のキーゼ
ル・ゲル(Kieselgel)60(230-400メッシュ)を用いて
行った。また薄層クロマトグラフィーの展開溶媒は特に
記載した以外は、クロロホルム/メタノール/水=8/3/
1の混合液の下層を用い、Rf値を算出した。
参考例1 N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロ
ヘキシルアラニン N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−フェニ
ルアラニン13.25gをメタノール25mlに溶解し、5%ロジ
ウムアルミナ1.2gを加え、3.5kg/cm2の加圧下で水添す
る。触媒をろ去後減圧下に溶媒を留去し、白色粉末状の
N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘ
キシルアラニン13.4gを得る。
参考例2 N−(イソプロポキシカルボニル)−L−フェニルア
ラニンメチルエステル L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩20.0gを
乾燥テトラヒドロフラン100mlにけんだくし、氷冷下ト
リエチルアミン27.1mlとクロロ炭酸イソプロピル12.5ml
を同時に30分間で滴下する。氷冷下1時間撹拌後、減圧
下に濃縮する。残渣に酢酸エチルを加え、1規定塩酸、
飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和
食塩水で順次洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下に濃縮し、無色粘性油状のN−(イソプロポ
キシカルボニル)−L−フェニルアラニンメチルエステ
ル24.0gを得る。
融点:32〜34℃ Rf値:0.76 (クロロホルム/メタノール=30/1) IR(neat):νco 1735,1680cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.21(d,6H,J=6.0Hz),3.0〜3.2(m,2H),3.72(s,
3H),4.5〜4.7(m,1H),4.9〜5.1(m,1H),7.0〜7.4
(m,5H) 参考例3 N−(イソプロポキシカルボニル)−L−フェニルア
ラニノール N−(イソプロポキシカルボニル)−L−フェニルア
ラニンメチルエステル12.0gを乾燥テトラヒドロフラン1
45mlに溶かし、臭化リチウム1水和物9.48g、水素化ホ
ウ素ナトリウム3.42gを加え、室温で一夜撹拌する。反
応液を減圧下に濃縮後、撹拌1規定塩酸を加え(pH2〜
3)析出結晶をろ取する。水洗後、減圧下に乾燥し、白
色結晶のN−(イソプロポキシカルボニル)−L−フェ
ニルアラニノール11.1gを得る。
融点:77〜79℃ Rf値:0.72 IR(KBr):νco 1680cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.0〜1.3(m,6H),2.85(d,2H,J=7.1Hz),3.5〜3.7
5(m,2H),3.8〜4.0(m,1H),4.7〜5.0(m,2H),7.1〜
7.4(m,5H) 参考例4 N−(イソプロポキシカルボニル)−L−シクロヘキ
シルアラニノール N−(イソプロポキシカルボニル)−L−フェニルア
ラニノール1.0gと5%ロジウム−アルミナ50mgにメタノ
ール1.5mlを加え、25℃で水素圧(4kg/cm2〜3kg/cm2
で撹拌する。触媒を除去した後、溶媒を減圧下に濃縮す
る。残渣にベンゼンを加え、さらに減圧濃縮し、無色粘
性油状のN−(イソプロポキシカルボニル)−L−シク
ロヘキシルアラニノール0.98gを得る。
Rf値:0.76 IR(neat):νco 1680cm-1 NMR(CDCl3) δ:0.8〜1.9(m,19H),3.4〜3.9(m,3H),4.5〜4.7(m,
1H),4.8〜5.0(m,1H) 参考例5 (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸塩酸塩 N−(イソプロポキシカルボニル)−L−シクロヘキ
シルアラニノール0.47g、乾燥ベンゼン0.7ml、乾燥ジメ
チルスルホキシド1.4mlおよび乾燥トリエチルアミン0.8
1mlの混合物を約18℃(内温)に冷却し、この混合物に
三酸化イオウピリジン錯塩0.92gを内温22〜25℃に保ち
つつ加え、そのまま20分間撹拌する。反応液に氷水を加
え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水で洗浄後、
蒸留水5mlを加え、氷冷後シアン化ナトリウム0.19gを加
えた後1規定塩酸3.8mlを1時間で滴下する。氷冷下一
夜撹拌後、濃塩酸13mlを加え、反応液を100℃に加熱し
て、酢酸エチルを留去する。さらに濃塩酸5mlを加え80
℃で11時間加熱撹拌する。反応液を減圧下に約10〜15ml
まで濃縮し、一夜放置する。析出結晶をろ取し、トルエ
ンで洗浄後、減圧下に乾燥し、白色結晶の(2R,3S)−
3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸
塩酸塩0.23gを得る。
融点:172〜175℃ 比施光度: ▲〔α〕23 D▼−11.16°(c2.35,水) Rf値:0.63(n-BuOH/Py/AcOH/H2O=4/1/1/2) IR(KBr):νco 1720cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.9(m,13H),3.6〜3.8(m,1H),4.35(d,1H,J
=3.9Hz) 参考例6 (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩 (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸塩酸塩10gをイソプロパノール150mlにけ
んだくし、氷冷撹拌下に塩化水素ガスを吹き込み80℃で
1時間加熱する。反応液を減圧下に濃縮後、ベンゼンを
加えて濃縮乾固し、酢酸エチルを加えて結晶化し、白色
結晶の(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−
2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩10.6gを得る。
融点:118〜119℃ 比施光度: ▲〔α〕23 D▼−7.43°(c2.40,水) Rf値:0.68 IR(KBr):νco 1720cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.8(m,19H),3.6〜3.8(m,1H),4.36(d,1H,J
=5.0Hz),5.0〜5.2(m,1H) 参考例7 (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシブチリルイソブチルアミド塩酸塩 (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸塩酸塩1.4gとトリエチルアミン1.64mlを
水10mlとジオキサン10mlに溶解し、ジ−tert−ブチルジ
カルボネイト3.2gを加えたのち室温で16時間撹拌する。
反応液に水20mlを加え、中性部をエーテルで抽出除去し
たのち、水層にクエン酸水溶液を加え酸性とし、エーテ
ルで抽出する。エーテル層を飽和食塩水で洗ったのち無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去
し、無色油状の(2R,3S)−3−tert−ブチルオキシカ
ルボニルアミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ
酪酸0.9gを得る。
上記で得た酪酸誘導体400mg、イソブチルアミン塩酸
塩175mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール270mgおよ
びトリエチルアミン0.22mlを酢酸エチル20mlに溶かし、
氷冷撹拌下にN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド3
00mgを加え、室温で16時間撹拌する。反応液を氷冷し、
不溶物をろ去したのち、クエン酸水溶液、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗ったのち、
無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去
し、(2R,3S)−3−(tert−ブチルオキシカルボニ
ル)アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシブチ
リルイソブチルアミド595mgを得る。
上記アミド590mgをメタノール10mlに溶解し、2規定
塩酸3.3mlを加え、60℃で2時間加熱還流する。減圧下
に溶媒を留去し、白色粉末状の(2R,3S)−3−アミノ
−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシブチリルイソブ
チルアミド塩酸塩254mgを得る。
IR(KBr):νco 1640cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜2.0(m,20H),2.9〜3.2(m,2H),3.5〜3.7(m,
1H),4.22(d,J=5.6Hz,1H) 参考例8 参考例7と同様にして次の化合物を合成した。
(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシブチリルジメチルアミド塩酸塩 IR(KBr):νco 1630cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.8(m,13H),2.97(s,3H),3.15〜3.7(m,1
H),4.67(d,J=5.6Hz,1H) (2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシブチリルイソアミルアミド塩酸塩 IR(KBr):νco 1640cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.8(m,22H),3.1〜3.41(m,2H),3.5〜3.7
(m,1H),4.15(d,J=5.5Hz,1H) 参考例9 (2R,3S)−3−(L−ヒスチジル)アミノ−4−シ
クロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸
塩 L−ヒスチジンメチルエステル2塩酸塩10.0gを乾燥
クロロホルム200mlに懸濁し、冷却下トリエチルアミン1
8.4mlと4−メトキシベンジルオキシカルボニルアジド1
0.2gを加え、0℃で16時間撹拌する。減圧下に溶媒を留
去し、残留物に5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出し、水で洗ったのち、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、黄色
油状のN−(4−メトキシベンジルオキシカルボニル)
−L−ヒスチジンメチルエステル11.0gを得る。このエ
ステル10.9gをメタノール112mlに溶解し、ヒドラジン1
水和物9.9mlを加え、室温で4時間撹拌する。減圧下に
溶媒を留去し、残留物をエタノールで洗浄したのち、減
圧下に40℃以下で乾燥し、白色粉末状のN−(4−メト
キシベンジルオキシカルボニル)−L−ヒスチジンヒド
ラジド4.9gを得る。
このヒドラジド1.37gをN,N−ジメチルホルムアミド15
mlに懸濁し、−20℃で撹拌下に5.95規定乾燥塩化水素/
N,N−ジメチルホルムアミド2.29ml、続いて亜硝酸イソ
アミル0.66mlを加える。ヒドラジドの消失を確認した
後、反応液の温度を−30℃まで下げてトリエチルアミン
1.89mlで中和し、N−(4−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル)−L−ヒスチジンアジド冷溶液を調整する。
別に(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2
−ヒドロキシ酪酸イソプロピル1.00gの乾燥N,N−ジメチ
ルホルムアミド40ml溶液に氷冷下、先のアジド冷溶液を
滴下し、16時間撹拌する。減圧下に溶媒を留去し、残留
物に5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチル
で抽出し、次いで飽和食塩水で洗った後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、残留物を
シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:クロロホルム/メタノール=15/1)で精製し、白
色粉末状の(2R,3S)−3−〔N−(4−メトキシベン
ジルオキシカルボニル)−L−ヒスチジル〕アミノ−4
−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル1.
70gを得る。この酪酸イソプロピル1.70gをメタノール50
mlに溶解し、2規定塩酸10mlおよび10%パラジウム炭素
200mgを加え、常圧で水添する。触媒をろ去後、減圧下
に溶媒を留去し、白色粉末状の(2R,3S)−3−(L−
ヒスチジル)アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロ
キシ酪酸イソプロピル2塩酸塩1.36gを得る。
Rf値:0.40 IR(KBr):νco 1720,1670cm-1 実施例1 (2R,3S)−3−{N−〔N−(tert−ブチルオキシ
カルボニル)−L−シクロヘキシルアラニル〕−L−ヒ
スチジル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸イソプロピル(化合物1) N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロ
ヘキシルアラニン224mgと(2R,3S)−3−(L−ヒスチ
ジル)アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪
酸イソプロピル2塩酸塩374mgをN,N−ジメチルホルムア
ミド6mlに溶解し、氷冷撹拌下にトリエチルアミン0.23m
l、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボ
キシイミドおよびN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド170mgを加え、氷冷下で1時間撹拌後、室温で一夜
撹拌する。反応液に氷水および酢酸エチルを加え、析出
物をろ去したのち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽
和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下に溶媒を留去する。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=
20/1)で単離精製し、黄色アモルファスの(2R,3S)−
3−{N−〔N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−
L−シクロヘキシルアラニル〕−L−ヒスチジル}アミ
ノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロ
ピル334mgを得る。
融点:80〜84℃ Rf値:0.65 MS:MH+,634 実施例2 (2R,3S)−3−{N−(L−シクロヘキシルアラニ
ル)−L−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキシル−
2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸塩 (化合物2) (2R,3S)−3−{N−〔N−(tert−ブチルオキシ
カルボニル)−L−シクロヘキシルアラニル〕−L−ヒ
スチジル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸イソブロピル198mgを2−プロパノール1mlに溶解
し、氷冷撹拌下に飽和塩酸2−プロパノール1mlを加え
室温で7時間撹拌する。減圧下に溶媒を留去したのちベ
ンゼンを加え、さらに溶媒を留去すると黄色アモルファ
スの(2R,3S)−3−{N−(L−シクロヘキシルアラ
ニル)−L−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキシル
−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸塩191mgを得
る。
融点:160〜164℃ Rf値:0.29 MS:MH+,534 実施例3 (2R,3S)−3−{N−〔2−(tert−ブチルオキシ
カルボニル)アミノイソブチリル〕−L−シクロヘキシ
ルアラニル−L−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキ
シル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル(化合物3) (2R,3S)−3−{N−(L−シクロヘキシルアラニ
ル)−L−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキシル−
2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸塩76mgと2−
(tert−ブチルオキシカルボニル)アミノイソ酪酸26mg
をN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、氷冷撹拌下
にトリエチルアミン0.035ml、N−ヒドロキシ−5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド23mg、1,3−ジシ
クロロヘキシルカルボジイミド26mgを加え、氷冷下で1
時間撹拌後室温で一夜撹拌する。反応液に氷水および酢
酸エチルを加え析出物を留去したのち、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液と飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去する。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホ
ルム/メタノール=20/1)で単離精製すると白色アモル
ファスの(2R,3S)−3−{N−〔2−(tert−ブチル
オキシカルボニル)アミノイソブチリル〕−L−シクロ
ヘキシルアラニル−L−ヒスチジル}アミノ−4−シク
ロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル24mgを得
る。
融点:107〜109℃ Rf値:0.54 MS:MH+,719 実施例4 (2R,3S)−3−〔N−(2−アミノイソブチリル)
−L−シクロヘキシルアラニル−L−ヒスチジル]アミ
ノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロ
ピル2塩酸塩(化合物4) (2R,3S)−3−{N−[2−(tert−ブチルオキシ
カルボニル)アミノイソブチリル]−L−シクロヘキシ
ルアラニル−L−ヒスチジル}アミノ−4−シクロヘキ
シル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル12mgを2−プロ
パノール0.5mlに溶解し、氷冷撹拌下に飽和塩酸2−プ
ロパノール溶液0.5mlを加え、室温で一夜撹拌する。減
圧下に溶媒を留去したのちベンゼンを加え、さらに溶媒
を留去すると白色粉末状の(2R,3S)−3−〔N−(2
−アミノイソブチリル)−L−シクロヘキシルアラニル
−L−ヒスチジル]アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸イソプロピル2塩酸塩12mgを得る。
融点:153〜155℃ Rf値:0.20 MS:MH+,619 実施例5 実施例1〜4と同様にして下記の化合物を得た。
実施例6 ヒトレニン−羊レニン基質でのレニン活性阻害作用 pH7.4の125mMピロフォスフェート緩衝液(pyrophosph
ate buffer)200μlとアンジオテンシン変換酵素阻害
剤として20mMのL−フェニルアラニル−L−アラニル−
L−プロリンの水溶液25μl、2000ngアンジオテンシン
I当量/mlの部分精製羊レニン基質50μl、脱イオン水1
50μlと本発明の化合物のジメチルスルホキシド溶液50
μlまたはコントロール群としてジメチルスルホキシド
50μlの溶液中に20〜30ngアンジオテンシンI/ml/時間
の精製ヒトレニン25μlを加え、37℃の水浴中で15分間
インキュベート(incubate)したのち、この反応液を10
0℃の水浴中に5分間入れ、反応を停止する。冷却後200
μlを分取し、レニン添加によって生成されたアンジオ
テンシンIの量をラジオイムノアッセイ(radioimmuno
assay)法で定量し、下式により阻害活性を求めた。
上式により求められた阻害活性から50%阻害活性モル
濃度(IC50)を求めた。
化合物 IC50値 1 1.1×10-8 2 >10-5 3 2.2×10-8 4 4.9×10-8 5 2.8×10-8 6 3.2×10-7 7 4.8×10-8 8 9.0×10-7 9 1.8×10-8 10 5.7×10-7 11 5.8×10-8 化合物 IC50値 12 1.7×10-7 13 3.4×10-8 14 2.3×10-7 15 3.2×10-7 16 4.0×10-8 17 >10-6 18 >10-6 19 6.4×10-8 20 2.7×10-7 21 1.5×10-7 22 1.3×10-7
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/55 ABU AEH A61K 37/64 AEH (72)発明者 木曽 良明 大阪府茨木市稲葉町15―26 審査官 平山 美千恵 (56)参考文献 特開 昭60−163899(JP,A) 特開 昭61−78795(JP,A) 西独国特許出願公開3800591(DE,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中のAは保護基を有することもあるアミノ酸残基、
    低級脂肪族アシル基、芳香族アシル基、芳香脂肪族アシ
    ル基、低級アルコキシカルボニル基、N−置換アミノカ
    ルボニル基、環状アミノカルボニル基、アリール基また
    はヘテロアリール基であり、R1は直鎖状または枝分れ状
    の低級アルキル基、シクロアルキル低級アルキル基、低
    級アルコキシカルボニル低級アルキル基またはアミノ低
    級アルキル基であり、R2は低級アルコキシカルボニル基
    またはN−置換カルバモイル基である)で表されるペプ
    チド誘導体およびそられの薬理学的に許容される酸付加
    塩。
  2. 【請求項2】一般式 (式中のA1は保護基を有することもあるアミノ酸残基ま
    たは低級脂肪族アシル基であり、R3は低級アルコキシ
    基、N−置換アミノ基または環状アミノ基である)で表
    される特許請求項第1項記載のペプチド誘導体およびそ
    れらの薬理学的に許容される酸付加塩。
  3. 【請求項3】式 で表される特許請求項第2項記載のペプチド誘導体およ
    びその薬理学的に許容される酸付加塩。
  4. 【請求項4】式 で表される特許請求項第2項記載のペプチド誘導体およ
    びその薬理学的に許容される酸付加塩。
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