JPH0678287B2 - 新規なアミノ酸誘導体 - Google Patents

新規なアミノ酸誘導体

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JPH0678287B2
JPH0678287B2 JP62111462A JP11146287A JPH0678287B2 JP H0678287 B2 JPH0678287 B2 JP H0678287B2 JP 62111462 A JP62111462 A JP 62111462A JP 11146287 A JP11146287 A JP 11146287A JP H0678287 B2 JPH0678287 B2 JP H0678287B2
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哲弘 久保田
健司 赤羽
秀明 梅山
良明 木曾
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品として有用なアミノ酸誘導体に関するも
のである。
さらに詳しく述べれば、本発明はヒトレニン(human re
nin)活性阻害作用を有し、経口投与可能な高血圧症治
療剤として有用な、一般式 (式中のYは、式 で表されるアミノ基であり、Xはノルロイシン、バリ
ン、ロイシン、フェニルアラニン、アラニンおよびセリ
ンの中から選ばれるアミノ酸の残基であり、Rは低級ア
ルキル基である)で表される新規なアミノ酸誘導体を提
供するものである。
〔従来の技術〕
レニンは腎臓の傍糸球体細胞から遊離する蛋白分解酵素
の一種であり、血漿のαグロブリン分画中にあるレニ
ン基質に反応してアンジオテンシンI(angiotensin
I)を生成させる。生成したアンジオテンシンIはアン
ジオテンシン変換酵素によりアンジオテンシンII(angi
otensin II)に変換されるが、このアンジオテンシンII
は、血管収縮作用を有するとともに、副腎皮質に働き、
ナトリウムや水の代謝に影響するアルドステロン(aldo
sterone)を分泌させるもので、高血圧症の一つの因子
である。
従って、このようなレニンとレニン基質との反応を阻害
し、アンジオテンシンIIの生成を抑制する化合物は、新
しい作用機作による高血圧治療剤に応用できるものとし
て注目され、多くの研究がなされている。
今までにレニンとレニン基質との反応を阻害、すなわち
レニン活性阻害作用を有する化合物として、多くのペプ
チド誘導体が知られている(日本特許公告公報昭58−39
149号、日本特許公開公報昭59−110661号、ヨーロッパ
特許公開公報77029号、同77028号、同81783号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来より知られているレニン活性阻害作用を有するペプ
チド誘導体は、いずれも蛋白分解酵素に対して不安定
で、経口投与においてその薬理効果を発揮することが期
待し難いものである。
本発明の目的は、このような問題を解決しうるような、
強いレニン活性阻害作用を有し、しかも経口投与可能な
新規化合物を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは強いレニン活性阻害作用を有し、しかも蛋
白分解酵素に対して安定で、経口投与においてもその薬
理効果を損なうことなく、持続した血圧降下作用を発現
する高血圧治療剤を開発すべく検討した結果、ある種の
アミノ酸誘導体によりその目的が達成できることを見出
し、本発明を成すに至った。
本発明者らは先に、一般式 〔式中のR1は、式 (ただし、式中のR′は低級アルキル基である)で表さ
れるアミノ基であり、X′はグリシン、アラニン、β−
アラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、トリ
プトファンおよびセリンの中から選ばれるアミノ酸の残
基であり、nは0または1であり、Y′−0−または−
NH−であり、R2は炭素数1〜7の直鎖状または枝分かれ
状のアルキル基である〕で表されるアミノ酸誘導体が強
いレニン活性阻害作用を有し、しかも蛋白分解酵素に対
し安定で、経口投与可能な高血圧症治療剤として有用で
あることを見出し、特許出願している(日本特許出願昭
60−195563号)。
本発明者らは、この一般式(II)で表される化合物より
さらに優れた化合物を見出すべく研究を重ねた結果、側
鎖のイソブチル基をシクロヘキシルメチル基に変換する
ことによって、レニン活性阻害作用が増大することを見
出し、本発明を完成させた。
本発明の前記一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体
は、通常のペプチド合成に用いられる方法に従って製造
することができる。例えば、一般式 (式中のYは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
と、一般式 (式中のXは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
とを縮合剤、例えばN,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミドを用いて縮合させることにより製造することがで
きる。
また、一般式(I)で表される化合物でYがモルホリノ
基である化合物は、一般式 (式中のXは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
と、式 で表される化合物とを縮合剤、例えばN,N−ジシクロヘ
キシルカルボジイミドを用いて縮合させることによって
も製造することができる。
これらの反応で出発原料として用いられる一般式(II
I)、一般式(IV)、一般式(V)および式(VI)で表
される化合物はいずれも、前記日本特許出願昭60−1955
63号に記載した方法あるいはそれに準じた方法に従って
製造することができる。
例えば、一般式(III)で表される化合物および一般式
(V)で表される化合物は以下のようにして製造するこ
とができる。
すなわち、1−ナフトアルデヒドとコハク酸ジエチルと
を塩基、例えば水素化ナトリウムの存在下に反応させ、
次いで生成物を水酸化ナトリウムで加水分解して2−
(1−ナフチルメチレン)コハク酸を得、これを例え
ば、無水酢酸で処理し、閉環させて2−(1−ナフチル
メチレン)無水コハク酸を得、この無水コハク酸誘導体
にアミン類を反応させて、一般式 (式中のYは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
を得る。この一般式(VII)で表される化合物をパラジ
ウム炭素の存在下に水添して、一般式(III)で表され
る化合物を得る。
次いで、得られたカルボン酸(III)と、アミノ酸のエ
ステル誘導体とをN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドを用いて縮合し、これを常法に従い、加水分解する
ことにより一般式(V)で表される化合物を得ることが
できる。本化合物は単離精製して使用してもよいが、特
に単離することなく、次の工程に使用してもよい。
また、一般式(IV)で表される化合物および式(VI)で
表される化合物は以下のようにして製造することができ
る。すなわち、N−(tert−ブチルオキシカルボニル)
フェニルアラニンを適当な触媒、例えば5%ロジウムア
ルミナ等の存在下に水添して、N−(tert−ブチルオキ
シカルボニル)シクロヘキシルアラニンを得、これを適
当な還元剤、例えばボラン等を用いて還元し、N−(te
rt−ブチルオキシカルボニル)シクロヘキシルアラニノ
ールを得る。次いで、これを塩基、例えばトリエチルア
ミン存在下ベンゼン中、ジメチルスルホキシドおよび三
酸化イオウピリジン錯塩と処理することによって、N−
(tert−ブチルオキシカルボニル)シクロヘキシルアラ
ニナールを得る。これをシアン化カリウムと反応させた
後、塩酸等を用いて加水分解して、式 で表されるアミノカルボン酸を得る。このアミノカルボ
ン酸(VIII)を常法によりエステル化することにより、
式(VI)で表される化合物を得る。
さらに、一般式(IV)で表される化合物は、N端のアミ
ノ基を適当な保護基で保護したアミノ酸と得られた前記
式(VI)で表される化合物とを縮合剤、例えばN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミドを用いて縮合させ、次
いで保護基を除去することにより得ることができる。
本発明の前記一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体の
製造方法は、常法に従って行うことができる。本発明の
第一の製造方法を好適に実施するには一般式(III)で
表される化合物とこれと等モル量の一般式(IV)で表さ
れる化合物とを乾燥アセトニトリルにけんだくし、氷冷
攪拌下にトリエチルアミン、N−ヒドロキシ−5−ノル
ボルネン−2,3−ジカルボキシイミドおよびN,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミドを加え、氷冷下1〜2時
間、さらに室温で一夜攪拌する。反応混合物を常法によ
り処理、精製して目的物を得る。
また、本発明の第二の製造方法を好適に実施するには、
一般式(V)で表される化合物と、これと等モル量の式
(VI)で表される化合物とを乾燥アセトニトリルにけん
だくし、氷冷攪拌下にトリエチルアミン、N−ヒドロキ
シ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドおよ
びN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドを加え、氷
冷下1〜2時間、さらに室温下で一夜攪拌し、反応混合
物を常法により処理、精製して目的物を得る。
本発明の一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体にはア
ミノ酸部分の不斉炭素を含め4ないし6個の不斉炭素が
あり、個々の不斉炭素における置換基の立体配置により
種々の異性体が存在する。これらの不斉炭素における置
換基の立体配置とレニン阻害活性との相関において、冷
えば一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体中、式(V
I)で表される化合物部分においてはアミノ基が置換さ
れている炭素原子の立体配置はS配置であることが好ま
しく、また水酸基が置換されている炭素原子の立体配置
は、R配置が好ましいが、S配置とR配置の混合物でも
よい。
このように、不斉炭素上の置換基の立体配置は一般式
(I)で表される化合物のレニン阻害活性に影響を与え
るが、本発明においてはこれらの異性体についてアミノ
酸部分以外の不斉炭素の立体配置を特に限定するもので
はない。
このような光学活性化合物の製造に用いられる光学活性
出発原料は常法により光学分割するか、または光学活性
な化合物を用いて不斉合成することにより得られる。
本発明の一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体は、常
法に従い医薬品組成物とすることができる。そのような
医薬品組成物として例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、注射剤、貼付剤、坐剤等をあげることができる。
本発明の前記一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体を
含有する医薬品組成物を治療に用いる場合、その投与量
は疾病の程度、患者の性、年齢、体重等により調整され
るが、経口投与では概ね成人1日当り5mg〜5000mg、非
経口投与では1日当り1mg〜1000mgの範囲内で投与する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明の一般式(I)で表されるアミノ酸誘導体は強い
レニン活性阻害作用を有している。
例えば、ヒトレニン−羊レニン基質系でのレニン活性阻
害実験における50%阻害活性(IC50)値は、5×10-8
5×10-10モル濃度程度であり、特に、(2R,3S)−3−
{N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリ
ノカルボニル)プロピオニル〕−L−ノルロイシル}ア
ミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプ
ロピルのヒトレニン−羊レニン基質系の50%阻害活性値
(IC50)は55×10-10モル濃度であった。
このように、本発明の一般式(I)で表されるアミノ酸
誘導体は、強いヒトレニン活性阻害作用を有し、しかも
蛋白分解酵素に安定であることから、経口投与可能な高
血圧治療剤として有用である。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に参考例および実施
例をあげる。なお、各参考例および実施例中の化合物の
融点は未補正である。また、各化合物のNMRスペクトル
は日本電子JNM−GX270型高分解能核磁気共鳴装置を用い
て測定した。Massスペクトルは日本電子JMN−DX300型マ
ススペクトロメーターを用いてFAR法により測定した。
薄層クロマトグラフィーはメルク社のプレコートプレー
トシリカゲル(precoated plates silica gel)60F254
を、カラムクロマトグラフィーはメルク社のキーゼル・
ゲル(Kieselgel)60(230−400メッシュ)を用いて行
った。また薄層クロマトグラフィーの展開溶媒はクロロ
ホルム/メタノール/水=8/3/1の混合液の下層および
クロロホルム/メタノール=5/1の混合液の2種類を用
い、Rf値(Rf1およびRf2)を算出した。
参考例 1 2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノカルボ
ニル)プロピオン酸 コハク酸エチル32.3gと1−ナフトアルデヒド29.0gを無
水エタノール320mlに溶解し、氷冷下に50%水表化ナト
リウム(油性)10.7gを加えたのち、30分加熱還流す
る。この溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液230mlを
加え、1時間加熱還流する。減圧下に溶媒を留去し、残
留物に水を加え中性部をエーテルで抽出除去したのち、
水層に濃塩酸を加え酸性とし、エーテルで抽出する。エ
ーテル層を飽和食塩水で洗ったのち、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、残留物にベン
ゼンを加え、析出結晶をろ取し、黄色結晶の2−(1−
ナフチルメチレン)コハク酸26.5gを得る。
2−(1−ナフチルメチレン)コハク酸24.5gに無水酢
酸260mlを加え、60℃で1時間加熱する。減圧下に溶媒
を留去し、残留物にベンゼン/ヘキサン=1/1の混液を
加え、析出結晶をろ取し、橙黄色結晶の2−(1−ナフ
チルメチレン)無水コハク酸16.0gを得る。
2−(1−ナフチルメチレン)無水コハク酸1.00gとモ
ルホリン0.37gを乾燥塩化メチレン31mlに溶解し、室温
で2時間攪拌する。減圧下に溶媒を留去し、残留物を酢
酸エチル/ベンゼン/ヘキサン=1/1/1の混液から結晶
化し、無色結晶の2−(1−ナフチルメチレン)−3−
(モルホリノカルボニル)プロピオン酸1.10gを得る。
このプロピオン酸1.00gをメタノール40mlに溶解し、10
%パラジウム炭素0.1gを加えて常圧で水添する。触媒を
ろ去後減圧下に溶媒を留去する。残留物にヘキサンを加
え結晶化し、白色粉末状の2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオン酸0.90gを
得る。
Rf1:0.67 MS:MH+,328 融点:64〜68℃ IR(KBr):νco1720,1640cm-1 NMR(CDCl3) δ:2.35〜2.7(m,2H),3.05〜3.85(m,11H),7.25〜8.2
(m,7H) 参考例 2 参考例1と同様にして次のカルボン酸を合成した。
2−(1−ナフチルメチル)−3−(2S−メトキシカル
ボニルピロリジノカルボニル)プロピオン酸 白色粉末 Rf1:0.65 融点:77〜83℃ IR(KBr):νco1740,1640cm-1 2−(1−ナフチルメチル)−3−(N−メチル−N−
メトキシカルボニルメチルカルバモイル)プロピオン酸 白色粉末 Rf1:0.63 融点:106〜111℃ IR(KBr):νco1730,1630cm-1 参考例 3 (3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロ
キシ酪酸イソプロピル塩酸塩(2RSおよび2R体) N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−フェニル
アラニン13.25gをメタノール25mlに溶解し、5%ロジウ
ムアルミナ1.2gを加え、3.5kg/cm2の加圧下で水添す
る。触媒をろ去後減圧下に溶媒を留去し、白色粉末状の
N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘ
キシルアラニン13.4gを得る。
N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘ
キシルアラニン2.71gを乾燥テトラヒドロフラン5mlに溶
かし、この混合物をアルゴン気流中1Mボランテトラヒド
ロフラン溶液20mlに、内温5〜8℃を保ちつつ滴下し、
そのまま3時間攪拌する。反応液に10%酢酸メタノール
溶液を加えてpH4とし、減圧下に溶媒を留去する。残留
物にエーテルを加え、この溶液をクエン酸水溶液、炭酸
水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、N−(te
rt−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘキシルア
ラニノール2.42gを得る。
N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘ
キシルアラニノール2.4g、乾燥トリエチルアミン6.5m
l、乾燥ベンゼン3mlおよび乾燥ジメチルスルホキシド66
mlの混合物を15℃(内温)に冷却し、この混合物に、三
酸化イオウピリジン錯塩7.4gを内温15〜25℃を保ちつつ
加え、そのまま10分間攪拌する。反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液および水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下に溶媒を留去して、N−(tert−ブチルオキ
シカルボニル)−L−シクロヘキシルアラニナール2.9g
を得る。
N−(tert−ブチルオキシカルボニル)−L−シクロヘ
キシルアラニナール2.9gに亜硫酸水素ナトリウム2.9gの
水20ml溶液を加え氷冷下に14時間攪拌する。この反応液
にシアン化カリウム1.82gの水5ml溶液と酢酸エチル40ml
を加え室温で4時間攪拌する。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗ったのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減
圧下に溶媒を留去し、残留物に23%塩酸21mlを加え、12
時間加熱還流し、反応液〔A〕を得る。
方法1(2RS体) 反応液〔A〕をエーテルで洗い、水層を減圧下に溶媒を
留去し、白色粉末状の(2RS,3S)−3−アミノ−4−シ
クロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩2.5gを得る。
次いで、(2RS,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル
−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩100mgをイソプロパノール1
2mlに溶解し、氷冷攪拌下に塩化水素ガスを吹き込み、
2時間加熱還流する。反応液を減圧下に濃縮乾固し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:クロロホルム/メタノール=15/1)精製し、溶出液
を塩酸酸性とした後濃縮乾固し、白色粉末状の(2RS,3
S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸イソプロピル塩酸塩108mgを得る。
IR(KBr):νco1735cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.8(m,19H),3.6〜3.8(m,1H),4.3〜4.6(m,
1H),5.0〜5.2(m,1H) 方法2(2R体) 先の反応液〔Aをトルエンで洗い、水層を減圧下に約30
mlになるまで濃縮する。その溶液を一夜放置し、析出結
晶をろ取し、トルエンで洗い、白色粉末状の(2R,3S)
−3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪
酸塩酸塩1.0gを得る。次いで(2R,3S)−3−アミノ−
4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸1.0gをイ
ソプロパノール10mlにけんだくし、氷冷攪拌下に塩化水
素ガスを吹き込み、2時間加熱還流する。反応液を減圧
下に濃縮し、残留物にベンゼンを加え、減圧下に濃縮乾
固する。この残留物に酢酸エチルを加え、析出結晶をろ
取し、白色粉末の(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロ
ヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩1.0g
を得る。
融点:113〜115℃ IR(KBr):νco1720cm-1 NMR(D2O) δ:0.8〜1.8(m,9H),3.6〜3.8(m,1H),4.37(d,1H,J
=4.9Hz),5.0〜5.2(m,1H) 参考例 4 N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−ロイシンメチルエス
テル 2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノカルボ
ニル)プロピオン酸500mgとL−ロイシンメチルエステ
ル塩酸塩264mgを乾燥アセトニトリル5mlにけだくし、氷
冷攪拌下に乾燥トルエチルアミン0.21mlおよびN−ヒド
ロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド2
74mgおよびN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド315
mgを加え、氷冷下で2時間攪拌後、室温で一夜攪拌す
る。反応液を氷冷し、不溶物をろ去したのち、酢酸エチ
ルを加え、クエン酸水溶液、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで
乾燥する。減圧下に溶媒を留去すると、白色粉末状のN
−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノカ
ルボニル)プロピオニル〕−L−ロイシンメチルエステ
ル707mgを得る。
Rf1:0.74,0.79 Rf2:0.74,0.79 IR(KBr):νco1740,1630cm-1 参考例 5 参考例4と同様にして、次のメチルエステルを合成し
た。
N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−バリンメチルエステ
ル 白色粉末 Rf1:0.77,0.84 Rf2:0.67,0.76 IR(KBr):νco1740,1640cm-1 N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−アラニンメチルエス
テル 白色粉末 Rf1:0.73 Rf2:0.70 IR(KBr):νco1740,1630cm-1 N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−フェニルアラニンメ
チルエステル 白色粉末 Rf1:0.79,0.83 Rf2:0.74,0.79 IR(KBr):νco1740,1630cm-1 N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−ノルロイシンメチル
エステル 白色粉末 Rf1:0.74,0.81 Rf2:0.96,0.76 IR(KBr):νco1740,1640cm-1 N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)プロピオニル〕−L−セリンメチルエステ
ル 白色粉末 Rf1:0.67 Rf2:0.44 IR(KBr):νco1740,1630cm-1 参考例 6 (2R,3S)−3−(L−バリル)アミノ−4−シクロヘ
キシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩 N−ベンジルオキシカルボニル−L−バリン251mgと(2
R,3S)−3−アミノ4シクロヘキシル−2−ヒドロキシ
酪酸イソプロピル塩酸塩280mgを乾燥N,N−ジメチルホル
ムアミド5mlにけんだくし、氷冷攪拌下に乾燥トリエチ
ルアミン0.14ml、次いでN−ヒドロキシ−5−ノルボル
ネン−2,3−ジカルボキシイミド179mgおよびN,N′−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド206mgを加え、氷冷下で
1時間攪拌した後、室温で一夜攪拌する。反応液を氷冷
したのち、不溶物をろ去し、ろ液に酢酸エチルを加え、
クエン酸水溶液、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下に溶媒を留去する。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム)で精製し、
白色粉末状の(2R,3S)−3−(N−ベンジルオキシカ
ルボニル−L−バリル)アミノ−4−シクロヘキシル−
2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル236mgを得る。
この酪酸イソプロピル286mgをメタノール15mlに溶か
し、2規定塩酸1.0mlおよび10%パラジウム炭素60mgを
加え、常圧で水添する。触媒をろ去後、減圧下に溶媒を
留去し、淡褐色粉末の(2R,3S)−3−(L−バリル)
アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソ
プロピル塩酸塩231mgを得る。
Rf1:0.68 IR(KBr):νco1730,1680cm-1 参考例 7 参考例6と同様にして、次のアミノ酸誘導体を合成し
た。
(2R,3S)−3−(L−ノルロイシル)アミノ−4−シ
クロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩 淡褐色粉末 Rf1:0.69 IR(KBr):νco1730,1680cm-1 実施例 1 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
ロイシル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸イソプロピル(化合物 A) N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−(モルホリノ
カルボニル)−L−ロイシンメチルエステル83mgをメタ
ノール1.0mlに溶かし、氷冷攪拌下に1規定水酸化ナト
リウム0.2mlを加え、氷冷下で1時間、次いで室温で一
夜攪拌する。減圧下に溶媒を留去し、1規定塩酸0.2ml
で中和する。減圧下に濃縮乾固した後、(2R,3S)−3
−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イ
ソプロピル塩酸塩48mgを加え、乾燥アセトニトリル3ml
にけんだくする。氷冷攪拌下に乾燥トリエチルアミン0.
025mlおよびN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−
ジカルボキシイミド33mgおよびN,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド37mgを加え、氷冷下で2時間攪拌後、
室温で一夜攪拌する。反応液を氷冷し、不溶物をろ去し
たのち、酢酸エチルを加え、クエン酸水溶液、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去する。残
留物をプレパラティブシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=20/1)でRf
2が0.91に相当する部分を単離精製し白色粉末状の(2R,
3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)−3−
(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−ロイシ
ル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸
イソプロピル6mgを得る。
融点:75〜77℃ Rf1:0.91 Rf2:0.91 MS:MH+,666 実施例 2 実施例1と同様にして次の化合物を合成した。
(2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
バリル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ
酪酸イソプロピル(化合物 B) 白色粉末 融点:81〜84℃ Rf1:0.83 Rf2:0.77 MS:MH+,652 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
アラニル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸イソプロピル(化合物 C) 白色粉末 融点:80〜84℃ Rf1:0.73 Rf2:0.73 MS:MH+,624 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
フェニルアラニル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−
ヒドロキシ酪酸イソプロピル(化合物 D) 白色粉末 融点:74〜78℃ Rf1:0.93 Rf2:0.93 MS:MH+,700 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
ノルロイシル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒド
ロキシ酪酸イソプロピル(化合物 E) 白色粉末 融点:69〜73℃ Rf1:0.74 Rf2:0.74 MS:MH+,666 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(モルホリノカルボニル)プロピオニル〕−L−
セリル}アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ
酪酸イソプロピル(化合物 F) 白色粉末 融点:82〜86℃ Rf1:0.74 Rf2:0.68 MS:MH+,640 実施例 3 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(2S−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ル)プロピオニル〕−L−バリル}アミノ−4−シクロ
ヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル (化合物G) 2−(1−ナフチルメチル)−3−(2S−メトキシカル
ボニルピロリジノカルボニル)プロピオン酸37mgと(2
R,3S)−3−(L−バリル)アミノ−2−ヒドロキシ酪
酸イソプロピル塩酸塩38mgを乾燥アセトニトリル2mlに
けんだくし、氷冷攪拌下に乾燥トリエチルアミン0.014m
lおよびN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカ
ルボキシイミド18mgおよびN,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド21mgを加え、氷冷下で1時間攪拌後、室温
で一夜攪拌する。反応液を氷冷したのち、不溶物をろ去
し、ろ液に酢酸エチルを加え、クエン酸水溶液、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗い、無水
硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、
残留物をプレパラティブシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=20/1)で
Rf2が0.90に相当する部分を単離精製し、白色粉末状の
(2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(2S−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ル)プロピオニル〕−L−バリル}アミノ−4−シクロ
ヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル23mgを得
る。
白色粉末 融点:75〜79℃ Rf1:0.90 Rf2:0.90 MS:MH+,694 実施例 4 実施例3と同様にして次の化合物を合成した。
(2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(N−メチル−N−メトキシカルボニルメチルカ
ルバモイル)プロピオニル〕−L−バリル}アミノ−4
−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル (化合物H) 白色粉末 融点:66〜70℃ Rf1:0.75 Rf2:0.75 MS:MH+,668 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(2S−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ル)プロピオニル〕−L−ノルロイシル}アミノ−4−
シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル (化合物I) 白色粉末 融点:62〜66℃ Rf1:0.86 Rf2:0.86 MS:MH+,708 (2R,3S)−3−{N−〔2−(1−ナフチルメチル)
−3−(N−メチル−N−メトキシカルボニルメチルカ
ルバモイル)プロピオニル〕−L−ノルロイシル}アミ
ノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロ
ピル(化合物 J) 白色粉末 融点:55〜59℃ Rf1:0.91 Rf2:0.91 MS:MH+,682 実施例 5 ヒトレニン−羊レニン基質でのレニン活性阻害作用 pH7.4の125mMピロフォスフェート緩衝液(pyrophosphat
e buffen)200μとアンジオテンシン変換酵素阻害剤
として20mMのL−フェニルアラニル−L−アラニル−L
−プロリンの水溶液25μ、2000ngアンジオテンシンI
当量/mlの部分精製羊レニン基質50μ、脱イオン水150
μと本発明の化合物のジメチルスルホキシド溶液50μ
またはコントロール群としてジメチルスルホキシド50
μの溶液中に20〜30ngアンジオテンシンI/ml/時間の
精製ヒトレニン25μを加え、37℃の水浴中で15分間イ
ンキュベート(incubate)したのち、この反応液を100
℃の水浴中に5分間入れ、反応を停止する。冷却後200
μを分取し、レニン添加によって生成されたアンジオ
テンシンIの量をラジオイムノアッセイ(radioimmuno
assay)法で定量し、下式により阻害活性を求めた。
上式により求められた阻害活性から50%阻害活性モル濃
度(IC50)を求めた。
化 合 物 IC50(M) A 3.1×10-9 B 8.5×10-10 C 3.0×10-9 D 3.7×10-8 E 5.5×10-10 F 4.0×10-9 G 2.0×10-9 H 1.5×10-9 I 4.2×10-9 J 3.1×10-9
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 237/22 C07D 207/16 295/18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中のYは、式 で表されるアミノ基であり、Xはノルロイシン、バリ
    ン、ロイシン、フェニルアラニン、アラニンおよびセリ
    ンの中から選ばれるアミノ酸の残基であり、Rは低級ア
    ルキル基である)で表されるアミノ酸誘導体。
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