JPH08191299A - 通信ネットワーク診断方法及び診断装置 - Google Patents

通信ネットワーク診断方法及び診断装置

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JPH08191299A
JPH08191299A JP7001978A JP197895A JPH08191299A JP H08191299 A JPH08191299 A JP H08191299A JP 7001978 A JP7001978 A JP 7001978A JP 197895 A JP197895 A JP 197895A JP H08191299 A JPH08191299 A JP H08191299A
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failure
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JP7001978A
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Inventor
Hiroshi Sakurada
寛 桜田
Yoshifumi Tomiyama
善文 冨山
Masaru Ueno
優 上野
Masayuki Hoshi
政之 星
Sumio Nirasawa
純生 薤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ネットワークに発生した故障の原因を短
時間でかつ高い精度で推定する。 【構成】 本発明は発信側測定器2a(2b)から通信
ネットワーク1に対して発呼動作を行って着信側測定器
2b(2a)との間で通信回線を形成して各種の測定を
実施することによって通信ネットワーク1を診断する通
信ネットワーク診断方法である。そして、通信ネットワ
ーク1の故障発生時における各測定器の呼状態とこの呼
状態に対応する通信ネットワーク1の応答状態とを故障
コード14として記憶し、発信側測定器2aで得られた
故障コードSDと着信側測定器2bで得られた故障コー
ドRDとの組合わせに基づいて故障の原因を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般電話回線網やISD
N(サービス統合デジタル網)等の通信ネットワークが
正常に動作するか否かを診断する通信ネットワーク診断
方法及び通信ネットワーク診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般電話回線網やISDN(サービス統
合デジタル網)等の通信ネットワークを新規に構築した
場合や稼働開始後の一定期間毎に、この通信ネットワー
クにおける各種の特性を測定して、この通信ネットワー
クが正常に動作するか否を診断する必要がある。従来か
ら、この通信ネットワークの動作を診断する多数の診断
手法が提唱されている。
【0003】例えば、特開平5−114899号公報に
記載されたネットワーク障害診断方式においては、各サ
ブネットワークに対してそれぞれサブネッワーク管理装
置を接続し、各サブネットワークで発生するアラームを
対応する各サブネッワーク管理装置で検出する。そし
て、総合ネットワーク管理装置で各サブネッワーク管理
装置で検出された各アラームを収集して、各アラーム発
生に対応して次々と障害部位候補を推定し、これらの障
害部位候補集合どうしの共通集合を求めることにより、
障害部位を自動的に特定して表示している。また、オペ
レータの指示により障害発生原因の解析を実施してい
る。
【0004】また、特開平5−199232号公報に記
載された障害管理装置においては、ネットワークを管理
する管理装置に関する各ネットワークや各中継器との間
の接続関係等の、この管理装置の装置状態を記憶する第
1の記憶部と、ネットワーク構成に関する情報を記憶す
る第2の記憶部と、ネットワーク構成と装置状態による
障害発生箇所及び原因に関する情報を記憶する第3の記
憶部とが設けられている。そして、障害発生時に管理装
置に入力する情報を基に第1〜第3の記憶部の各情報か
ら障害の状態、発生箇所,発生原因を求める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たネットワーク障害診断方式及び障害管理装置において
もまだ解消すべき次のような課題があった。例えば、ネ
ットワーク内の交換機には多数の通信回線が接続され
る。この交換機に異常が発生した場合には、この交換機
に通信回線を介して既に接続されている、又は新たに回
線接続しようとする測定器や異常検出器でその異常を検
出する必要がある。
【0006】上述した各手法においては、いずれもネッ
トワークに異常が検出したことを1つの検出手段で検出
している。しかし、交換機の故障状況はこの交換機に接
続されている各通信回線に対して全て同一状態で現れる
とは限らない。例えば、一対の測定器で交換機を介して
通信を実行している場合に、発信側の測定器で検出さた
異常状況と、着信側の測定器で検出された異常状況とが
異なる場合が多発する。また、発信側の測定器に異常が
検出されるが、着信側の測定器には異常が検出されない
場合もある。また、逆の場合もある。
【0007】このように、ネットワークに異常が発生し
た場合に1台の測定器や異常検出器ではその異常状況を
検出して、この異常状況を過去から現在に至るまでに蓄
積された各種の経験や勘に基づいて、故障発生箇所や故
障原因を短時間で適確に判断することができない問題が
ある。
【0008】また、検出される故障の情報は例えば「ト
ーン信号検出不能」等の現象のみであり、この現象がど
の時点で発生したか等の該当故障現象の周辺情報が不明
であるので、正しい故障原因を短時間で判定できない。
【0009】したがって、上述した従来の手法において
は、異常発生時に多数の異常状況のそれぞれ考えられる
障害部位候補の集合から共通する故障部位を求める等の
繁雑な処理が必要となる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされも
のであり、通信ネットワークに発生した故障を複数の測
定器で異なる方向から検出することによって、簡単にか
つ短時間でより正しい故障原因を推定できる通信ネット
ワーク診断方法及び通信ネットワーク診断装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明は、発信側測定器から通信ネットワークに対
して発呼動作を行って着信側測定器との間で通信回線を
形成して各種の測定を実施することによって通信ネット
ワークを診断する通信ネットワーク診断方法において、
通信ネットワークの故障発生時における各測定器の呼状
態とこの呼状態に対応する通信ネットワークの応答状態
とを故障コードとして記憶し、発信側測定器で得られた
故障コードと着信側測定器で得られた故障コードとの組
合わせに基づいて故障の原因を推定している。
【0012】また、本発明では、通信ネットワークに発
信側測定器と着信側測定器及びこれら各測定器の測定動
作を制御する制御装置を接続し、発信側測定器から通信
ネットワークに対して発呼動作を行って着信側測定器と
の間で通信回線を形成して各種の測定を実施することに
よって通信ネットワークを診断する通信ネットワーク診
断装置に適用される。そして、各測定器に対して、通信
ネットワークに対する呼状態とこの呼状態に対応する通
信ネットワークの応答状態とをモニタするモニタ手段
と、この呼状態と応答状態との組合わせに基づいて通信
ネットワークを故障と判断する故障判断手段と、この故
障と判断された呼状態と応答状態との組合わせに発生時
刻情報を付加して故障コードとして記憶保持する故障コ
ード記憶手段とを付加している。
【0013】また、制御装置に対して、通信ネットワー
クを介して各測定器に記憶保持された各故障コードを収
集する故障コード収集手段と、この収集された各故障コ
ードのうち、同一時間帯に所属する発信側測定器で得ら
れた故障コードと着信側測定器で得られた故障コードと
の組合わせに基づいて故障の原因を推定する故障原因推
定手段とを付加している。
【0014】
【作用】このように構成された通信ネットワーク診断方
法によれば、通信ネットワークには一対の測定器が接続
されている。通信ネットワークに何等かの故障が生じた
場合には、発信側及び着信側の各測定器において故障が
検出されるが、この時の通信ネットワークに対する呼状
態とこの呼状態に対応する通信ネットワークの応答状態
とが故障コードとして記憶される。そして、発信側測定
器から得られる故障コードと着信側測定器から得られる
故障コードとの組合わせに基づいて故障原因が推定され
る。
【0015】すなわち、一つの故障を多方面からみた故
障状況から故障原因を推定できるので、より適確に故障
原因を推定できる。また、故障状況のみならず、その故
障発生時における呼状態及び応答状態も故障原因の判断
材料になるので、結果的に一つの故障に対して、より多
くの情報から故障原因を推定でき、診断精度をより一層
向上できる。
【0016】さらに、本発明の通信ネットワーク診断装
置においては、通信ネットワークに対して上述した各測
定器の他に制御装置を接続している。また、発信側及び
着信側の各測定器においては、呼状態と応答状態との組
合わせに基づいて通信ネットワークの故障を判定してい
る。すなわち、測定器の通信ネットワークに対する呼状
態に対しては通信ネットワークは予め定められた正しい
応答状態になる筈であり、この正しい応答状態が得られ
ない場合は故障である。
【0017】さらに、呼状態と応答状態との組合わに発
生時刻情報を付加して故障コードとして記憶保持してい
る。制御装置に対して各測定器に記憶された故障コード
が収集される。そして、同一時間帯に所属する発信側測
定器の故障コードと着信側測定器の故障コードとから故
障原因が推定される。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の診断方法が適用された通信ネットワ
ーク診断装置の全体構成を示す模式図である。
【0019】電話網等の通信ネットワーク1に対して複
数台の測定器2a,2bと1台の制御装置3とが接続さ
れている。なお、実際のシステムにおいては、通信ネッ
トワーク1に対して1000台以上の測定器2a,2b
が接続されているが、説明を簡単にするために、実施例
の診断装置においては、測定器は2台であると仮定して
いる。
【0020】そして、実際にこの通信ネットワーク1に
対して診断を実施する場合は、一方の測定器2a(2
b)が発信側測定器となり、他方の測定器2b(2a)
が着信側測定器と指定される。
【0021】図2は各測定器2a,2bの概略構成を示
すブロック図である。各種情報処理を実行する主制御部
4に2つの回線制御部5,6が接続されている。この回
線制御部5,6の内部に、PB信号発生回路、トーン信
号発生回路、トーン信号検出回路、話中音検出回路、呼
出音検出回路,RBT信号検出回路等の、通信先との間
で通信(通話)回線を形成するために通信ネットワーク
1の交換機との間で各種情報を授受し、かつ通信先との
間で通信を確認するために必要な各種回路が収納されて
いる。
【0022】そして、回線制御部5,6は、主制御部4
から通信先を指定した通信回線の接続指令が入力する
と、通信ネットワーク1の交換機を介して、図3(a)
に示す手順で発呼動作を行って通信先の制御装置3又は
測定器2b,2aに対して通信回線を形成する。
【0023】さらに、回線制御部5,6は通信ネットワ
ーク1の交換機から着呼すると、図3(b)に示す手順
で着呼動作を行って発信先の制御装置3又は測定器2
b,2aに対して通信回線を形成する。
【0024】そして、この実施例の診断装置において
は、一方の回線制御部5が専ら制御装置3との間に通信
回線を形成するために使用され、他方の回線制御部6が
他方の測定器2b,2aとの間に試験用の通信回線を形
成するために使用される。
【0025】さらに、主制御部4には、呼状態モニタ部
7,応答状態モニタ部8,及び時計回路9が接続されて
いる。呼状態モニタ部7は試験用の通信回線を形成する
ための回線制御部6における各呼状態を、また、応答状
態モニタ部6は通信ネットワーク1への発呼及び通信ネ
ットワーク1からの着呼に応答する各呼状態を、それぞ
れモニタして主制御部4へ送信する。
【0026】発信側測定器の各呼状態として、図3
(a)に示すように、[オフフック],[DT(ダイヤ
ルトーン)検出],[ダイヤル送出],[RBT(リン
グバックトーン)検出],[下り導通トーン検出].
[転極検出].[上り導通トーン送出],[下り導通ト
ーン断検出].[上り導通トーン送出断],[伝送品質
測定],[オンフック],[復極検出]等の各状態があ
り、各状態を複数個適宜まとめてそれぞれにA〜Zの符
号が付してある。
【0027】また、着信側測定器の各呼状態として、図
3(b)に示すように、[転極検出],[IR検出],
[オフフック],[下り導通トーン送出],[上り導通
トーン検出],[下り導通トーン送出断],[上り導通
トーン断検出],[伝送品質測定],[オンフック]等
の各状態があり、発信側と同様に適宜まとめられた各呼
状態に対してそれぞれA〜Zの符号が付してある。
【0028】応答状態モニタ部8は、同じく試験用の通
信回線を形成するための回線制御部6が実行する図3
(a)(b)に示す通信ネットワーク1に対する各呼状
態に対する、この通信ネットーク1の交換機からの応答
状態をモニタして主制御部4へ送信する。
【0029】この測定器2a,2bの呼状態に対応する
通信ネットワーク1の応答状態とは、[BT信号検
出],[トーン信号検出],[タイムオーバー][他の
トーン検出]等があり、例えば図4の応答状態テーブル
に示すように、各応答状態にそれぞれ01,02,…等
の2桁の応答状態符号が付してある。
【0030】時計回路9は現在時刻を計時しており、時
刻は各モニタ部7,8及び主制御部4へ送出される。前
記主制御部4内には、測定部10,発信側故障テーブル
11a,着信側故障テーブル11b,故障判定部12,
故障コードメモリ13等が設けられている。
【0031】測定部10は、この測定器2a(2b)が
回線制御部6及び通信ネットワーク1を介して他の測定
器2b(2a)との間に測定用の通信回線を形成した状
態ににおいて、この通信回線を用いたネットワークの各
種特性の具体的測定を指示し制御する。
【0032】発信側故障テーブル11a及び着信側故障
テーブル11bは、図5に示すように、前述した測定器
2a,2bのA〜Zの各呼状態と通信ネットワーク1の
01,02,…の各応答状態の各組合わせのなかの故障
と判定される組合わせを示している。具体的には各テー
ブル11a,12a上における[○]で示した組合わせ
が故障である。
【0033】例えば、発信側故障テーブル11aにおい
て、[B]の呼状態と[01]の応答状態の組合わせ
[B01]は(DT信号待ち状態でBT信号を受信す
る)故障を示す。また、[F]の呼状態と[04]の応
答状態の組合わせ[F04]は(転極検出及びパスチエ
ック時に下り導通トーンが検出不能)の故障を示す。
【0034】すなわち、発信側測定器2a(2b)及び
着信側測定器2b(2a)において、測定器2a,2b
の各呼状態A〜Zに対して、通信ネットワーク1の応答
状態01,…の取り得る状態は一定の範囲が存在するの
で、この範囲を外れた応答状態が検出されると通信ネッ
トワーク1の故障と判断できる。
【0035】故障判断部12は、自己が発信側測定器2
a(2b)である場合に、呼状態モニタ部7及び応答状
態モニタ部8から得られる呼状態の符号と応答状態の符
号との組合わせ符号が発信側故障テーブル11aに
[○]の故障と設定されていたときに、図6に示すよう
に、この組合わせ符号14bと時計回路9から読取った
時刻14aを故障コード14(発信側故障コードSD)
として、故障コードメモリ13へ時系列的に書込む。
【0036】また、故障判断部12は、自己が着信測定
器2b(2a)である場合に、呼状態モニタ部7及び応
答状態モニタ部8から得られる呼状態の符号と応答状態
の符号との組合わせ符号が着信側故障テーブル11bに
[○]の故障と設定されていたときに、図6に示すよう
に、この組合わせ符号14bと時計回路9から読取った
時刻14aを故障コード14(着信側故障コードRD)
として、故障コードメモリ13へ時系列的に書込む。
【0037】次に、この通信ネットワーク1に接続され
た制御装置3を説明する。図7は、制御装置3の概略構
成を示すブロック図である。各種情報処理を実行する主
制御部15に2つの回線制御部16,17が接続されて
いる。各回線制御部16,17は、図2に示す各測定器
2a,2bの回線制御部5と同一構成であり、通信ネッ
トワーク1を介して通信先との間で通信回線を形成する
機能を有する。なお、この実施例においては、一方の回
線制御部16が発信側の測定器2a(2b)に接続さ
れ、他方の回線制御部17が着信側の測定器2b(2
a)に接続されるように主制御部15から制御される。
【0038】また、主制御部15には時計回路18、及
びCRT表示装置19aとキーボード19bとからなる
操作部19がインタフェース20を介して接続されて
る。主制御部15内には、測定スケジュールメモリ2
1,発信側故障コードメモリ22,着信側故障コードメ
モリ23,故障原因推定テーブル24が設定されてい
る。
【0039】測定スケジュールメモリ21は、各測定器
2a,2bが通信ネットワーク1に対して実際に測定を
開始するスケジュールを記憶している。発信側故障コー
ドメモリ22は、回線制御部16を介して収集した、発
信側と指定した測定器2a(2b)の故障コードメモリ
13に記憶保持した各発信側故障コードSDを時系列的
に記憶保持する。同様に、着信側故障コードメモリ23
は、回線制御部17を介して収集した、着信側と指定し
た測定器2b(2a)の故障コードメモリ13に記憶保
持した各着信側故障コードRDを時系列的に記憶保持す
る。
【0040】故障原因推定テーブル24内には、図8に
示すように、各発信側故障コードSDと各着信側故障コ
ードRDとの各組合せコード[SD・RD]に対して、
通信ネットワーク1の故障原因又は故障位置が設定され
ている。
【0041】例えば、発信側測定器2a(2b)にて検
出され故障コードSDが[H10]で、着信側測定器2
b(2a)にて検出され故障コードRDが[D07]の
場合は故障原因は通信ネットワーク1の交換機における
[転極不良]と推定される。
【0042】このような構成の通信ネットワーク診断装
置において、通信ネットワーク1に対する診断を実施す
る場合、制御装置3の主制御部15は時計回路18の時
刻が測定スケジュールメモリ21に設定されている開始
時刻になると、回線制御部16,17を介して各測定器
2a,2bに測定開始指令を送出する。この場合、例え
ば一方の測定器2aを発信側測定器と指定し、他方の測
定器2bを着信側測定器2bと指定する。
【0043】その結果、各測定器2a,2bは通信ネッ
トワーク1に対するネットワーク特性の測定を開始す
る。そして、発信側測定器2a及び着信側測定器2bは
その測定過程において、故障判定部12が故障を検出す
ると、図6に示す故障発生時刻14aを付した各故障コ
ード14(SD.RD)を故障コードメモリ13へ格納
していく。
【0044】予め定められた測定期間が終了すると、制
御装置3は各測定器2a,2bから各故障コードメモリ
13に記憶された発信側故障コードSDと着信側故障コ
ートRDとを各回線制御16,17を介して収集して、
それぞれ発信側故障コードメモリ22及び着信側故障コ
ードメモリ23へ格納する。
【0045】各故障コードSD,RDの収集処理が終了
すると、制御装置3の主制御部15は図9の流れ図に従
って故障推定処理を実行する。流れ図が開始されると、
P(プログラムステップ)1にて、故障コード読出のた
めのインデックスNを1に初期設定する。次に、発信側
故障コードメモリ22に記憶されたN番目の発信側故障
コードSDを読出す。そして、この発信側故障コードS
Dに付された故障発生時刻tS を読取る。
【0046】そして、この故障発生時刻tS に対して同
一時間帯であると見なすことが可能な時間帯(tS ±Δ
t)を算出する。この時間帯(tS ±Δt)で着信側故
障コードメモリ23の各着信側故障コードRDの故障発
生時刻tR を検索する(P3)。
【0047】この時間帯(tS ±Δt)に所属する故障
発生時刻tR が存在すると(P4)、該当故障発生時刻
R の着信側故障コードRDを読出す(P5)。そし
て、この発信側故障コードSDと着信側故障コードRD
との組合せコード[SD・RD]でもって、故障原因推
定テーブル24を検索する(P6)。該当組合せコード
[SD・RD]が検索されると(P7)、対応する故障
原因を読出して、操作部19のCRT表示装置19aに
表示出力する(P8)。
【0048】その後、インデックスNを更新して(P
9)、P2へ戻り、次の発信側故障コードSDを読出
す。なお、インデックスNが発信側故障コードメモリ2
2に記憶されている発信側故障コードSDの数NE を越
えるとこの故障診断処理を終了する。
【0049】なお、P4にて時間帯(tS ±Δt)に所
属する故障発生時刻tR が存在しない場合や、P7に
て、該当組合せコード[SD・RD]が故障原因推定テ
ーブル24に登録されていない場合は、P11へ進み、
故障コードと原因不明のメッセージを表示する。
【0050】このように構成された通信ネットワークの
診断装置においては、一対の測定器2a,2bで通信ネ
ットワーク1の特性を測定している過程において、この
通信ネットワーク1に何等かの故障が生じた場合には、
発信側及び着信側の各測定器2a,2bにおいて故障が
検出されるが、この時の通信ネットワーク1に対する呼
状態とこの呼状態に対応する通信ネットワーク1の応答
状態とが故障コード14としてそれぞれ発生時刻14a
が付されて故障コードメモリ13に障記憶される。そし
て、測定終了後に、発信側故障コードSD及び着信側故
障コードRDとが制御装置3へ送信される。
【0051】そして、制御装置3でもって、互いに同一
時間帯(tS ±Δt)に所属する発信側故障コードSD
と着信側故障コードRDとの組合わせコード[SD・R
D]に基づいて故障原因が推定される。
【0052】すなわち、通信ネットワーク1上の一つの
故障を発信側と着信側との2方向から見た故障状況から
故障原因を推定できるので、より適確に故障原因を推定
できる。また、故障状況のみならず、その故障発生時に
おける呼状態及び応答状態も故障原因の判断材料になる
ので、結果的に一つの故障に対して、より多くの情報か
ら故障原因を推定でき、診断精度をより一層向上でき
る。
【0053】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例の通信ネットワーク診断装置に
おいては、故障診断対象の通信ネットワーク1は通常の
電話回線網であると説明した。しかし、故障診断対象の
通信ネットワーク1はデジタル回線を使用したISDN
であってもよい。
【0054】この場合、各測定器2a,2bにおける通
信ネットワーク(ISDN)1に対する各呼状態は図1
0(a)の呼状態符号表31に示すように、[リンク未
確立],[空],[発呼],[発呼受付],……,[応
答],[切断要求],…等が設定される。
【0055】また、上述した各呼状態に対して、通信ネ
ットワーク(ISDN)1の各応答状態は図10(b)
の応答状態符号表32に示すように、各レイヤ1,2,
3に対して、[同期停止],[ID割当なし],[ID
拒否受信],……,[切断受信],[タイムアウト],
…等が設定される。
【0056】そして、呼状態の符号と応答状態符号との
組合わせで故障を判断して、故障コードを決定し、発信
側の故障コードと着信側の故障コードとの組合わせでも
って通信ネットワーク(ISDN)1の故障原因を推定
する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信ネッ
トワークの診断方法及び診断装置においては、通信ネッ
トワークの故障発生時における各測定器の呼状態とこの
呼状態に対応する通信ネットワークの応答状態とを故障
コードとして記憶し、発信側測定器で得られた故障コー
ドと着信測定器で得られた故障コードとの組合わせに基
づいて故障の原因を推定している。したがって、通信ネ
ットワークに発生した一つの故障に対して、より多くの
情報から故障原因を推定でき、簡単にかつ短時間で高い
診断精度を得ることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる通信ネットワーク
診断装置全体を示す模式図
【図2】 同実施例装置の各測定器の概略構成を示すブ
ロック図
【図3】 同実施例装置の各測定器の通信ネットワーク
に対する呼状態を示す図
【図4】 同実施例装置の通信ネットワークの各応答状
態と応答状態符号との関係を示す図
【図5】 同実施例装置の各測定器に形成された故障テ
ーブルを示す図
【図6】 同実施例装置の故障コードを示す図
【図7】 同実施例装置の制御装置の概略構成を示すブ
ロック図
【図8】 同制御装置に形成された故障原因推定テーブ
ルを示す図
【図9】 同制御装置の制御装置における故障原因の推
定処理動作を示す流れ図
【図10】 本発明の他の実施例に係わる通信ネットワ
ーク診断装置における呼状態と応答状態を示す図
【符号の説明】
1…通信ネットワーク、2a,2b…測定器、3…制御
装置、4,15…主制御部、5,6,16,17…回線
制御部、7…呼状態モニタ部、8…応答状態モニタ部、
9,18…時計回路、10…測定部、11a…発信側故
障テーブル、11b…着信側故障テーブル、12…故障
判定部、13…故障コードメモリ、14…故障コード、
19…操作部、21…測定スケジュールメモリ、22…
発信側故障コードメモリ、23…着信側故障コードメモ
リ、24…故障原因推定テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/26 A H04Q 11/04 (72)発明者 上野 優 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 星 政之 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 薤沢 純生 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側測定器から通信ネットワークに対
    して発呼動作を行って着信側測定器との間で通信回線を
    形成して各種の測定を実施することによって前記通信ネ
    ットワークを診断する通信ネットワーク診断方法におい
    て、 前記通信ネットワークの故障発生時における前記各測定
    器の呼状態とこの呼状態に対応する前記通信ネットワー
    クの応答状態とを故障コードとして記憶し、前記発信側
    測定器で得られた故障コードと前記着信側測定器で得ら
    れた故障コードとの組合わせに基づいて前記故障の原因
    を推定することを特徴とする通信ネットワーク診断方
    法。
  2. 【請求項2】 通信ネットワーク(1) に発信側測定器(2
    a)と着信側測定器(2b)及びこれら各測定器(2a,2b) の測
    定動作を制御する制御装置(3) を接続し、前記発信側測
    定器から前記通信ネットワークに対して発呼動作を行っ
    て前記着信側測定器との間で通信回線を形成して各種の
    測定を実施することによって前記通信ネットワークを診
    断する通信ネットワーク診断装置において、 前記各測定器(2a,2b) は、 前記通信ネットワークに対する呼状態とこの呼状態に対
    応する前記通信ネットワークの応答状態とをモニタする
    モニタ手段(7,8) と、 この呼状態と応答状態との組合わせに基づいて前記通信
    ネットワークを故障と判断する故障判断手段(12)と、 この故障と判断された呼状態と応答状態との組合わせに
    発生時刻情報を付加して故障コードとして記憶保持する
    故障コード記憶手段(13)とを有し、 前記制御装置(3) は、 前記通信ネットワークを介して前記各測定器に記憶保持
    された各故障コードを収集する故障コード収集手段(16,
    17,22,23) と、 この収集された各故障コードのうち、同一時間帯に所属
    する前記発信側測定器で得られた故障コードと前記着信
    側測定器で得られた故障コードとの組合わせに基づいて
    前記故障の原因を推定する故障原因推定手段(24.P6,p7,
    P8) とを有することを特徴とする通信ネットワーク診断
    装置。
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