JPH08191265A - 移動機の無線受信回路の電界強度処理方法 - Google Patents

移動機の無線受信回路の電界強度処理方法

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JPH08191265A
JPH08191265A JP7018341A JP1834195A JPH08191265A JP H08191265 A JPH08191265 A JP H08191265A JP 7018341 A JP7018341 A JP 7018341A JP 1834195 A JP1834195 A JP 1834195A JP H08191265 A JPH08191265 A JP H08191265A
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JP
Japan
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electric field
field strength
signal
circuit
mobile device
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Pending
Application number
JP7018341A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Kimura
俊治 木村
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】移動通信システムにおける移動機の無線受信回
路の電界強度処理方法に関する。 【構成】移動機への受信入力信号が予め設定されたレベ
ルよりも大きい場合に、これを検知して可変減衰器23
により受信入力信号を減衰させる制御手段22を備えた
移動機の無線受信回路1において、前記受信入力信号を
減衰させる可変減衰器23が動作状態にあるとき、可変
減衰器23の減衰量に対応した補正値を設定し、該補正
値を前記無線受信回路1から出力される減衰された受信
電界強度検波出力信号100に加算処理をすることによ
り受信電界強度検波出力信号100を補正し、当該移動
機の置かれている場所の正確な受信電界強度を基地局等
に知らしめ得るようにしたことを特徴とする移動機の無
線受信回路の電界強度処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線周波数帯を用いた
自動車電話システムや携帯電話システムなどの、移動通
信システムにおける移動機の無線受信回路の電界強度処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車・携帯電話システムなどの移動通
信システムにおいては、移動機は複数の基地局のうちの
選択されたいずれか一つの基地局を介して所定の通信端
末と通信を行うものであるが、その移動機に広く採用さ
れている無線回路等の構成例を図2に示す。ただし、図
2ではアンテナ,送受分波回路,無線送信回路等を省略
した無線受信回路1と、復調器,操作表示部等を含むベ
ースバンド処理回路2とを示してある。図2の無線受信
回路1における瀘波器11,13は、比較的にその通過
帯域が広く設計されており、移動機が使用する無線周波
数チャネルに隣接或いは近接した他チャネルの受信入力
波は、専ら瀘波器15,17によって減衰させることに
より干渉,妨害の低減を図っている。
【0003】しかし、移動機が無線基地局の近傍におい
て対基地局と通信を行う場合、移動機は非常に高い強電
界環境下に位置する場合がある。この場合、移動機は過
大な受信入力レベルにより高周波増幅器12,周波数変
換器14,16等において、その動作特性(利得,振幅
/位相特性等)に劣化を生じることになり、結果的に通
信品質の劣化或いは通信不能の状態に陥ることがある。
また、ディジタル方式では、復調出力において誤り率の
劣化の原因となる。なお、図2において、18は中間周
波増幅器,19,20は局部発振器、21はA/D変換
回路,22は制御回路である。
【0004】従来はこの様な劣化を防止するために、可
変減衰器を設置してある一定の基準レベル(設定レベ
ル)以上の受信波が入力されたときに動作させ、高周波
増幅器12,周波数変換器14,16等の過大入力信号
による特性劣化を低減し、通話品質の低下を防止してき
た。可変減衰器の設定位置としては、受信回路のレベル
ダイア設計等に応じて、入力端から瀘波器11〜中間周
波増幅器18までの何れかの段間が選択される。図3は
可変減衰器23を高周波増幅器12に前置した例を示す
もので、この様に設置した場合の動作を説明する。中間
周波増幅器18には、通常、受信電界強度検波出力信号
100が備わっており、受信電界強度に応じて直流のア
ナログ値が出力される。次にこの受信電界強度検波出力
信号100は、A/D変換器21によりディジタル値に
変換され、制御回路22に入力される。制御回路22は
主として、マイクロコンピュータ,メモリ等から構成さ
れ、予め一定の受信入力レベルに対応した数値(ディジ
タル値)が格納されている。
【0005】この数値は、受信入力レベルが過大入力値
と判断される場合のしきい値として設定されている。A
/D変換器21からの信号値は、制御回路22において
このしきい値と比較され過大入力と判断された場合に
は、可変減衰器制御信号101が送出され可変減衰器2
3を動作させて、入力信号を減衰させ受信特性の劣化を
防止している。更に受信電界強度検波出力信号100
は、制御回路22を介して移動機自体の表示部或いは移
動機に接続される保守用端末機(図示されていない)等
に対して、受信電界レベルの表示或いは通知する目的に
も使用される。この従来例における動作フローチャート
は図4に示す通りである。
【0006】また図5は、可変減衰器23を制御する他
の従来例を示すもので、図5において受信電界強度検波
出力信号100は二つに分岐されて、一方はA/D変換
器21に入力され、他方は比較回路24に入力されて、
比較回路24内に設置された前記のしきい値に対応した
基準電圧と比較され、その結果により可変減衰器制御信
号101により可変減衰器23を制御するものである。
図6(a)は、一般的な受信入力レベル対受信電界強度
検波出力の特性を示す。また図6(b)は、受信入力レ
ベルがA点以上の場合、即ち受信電界強度検波出力信号
100がB点以上の場合における、可変減衰器23が動
作することによる受信入力レベル対受信電界強度検波出
力の特性の変化が示されており、破線部分は可変減衰器
23が非動作時の特性を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の移動
機の受信電界強度は、可変減衰器23の動作の有無にか
かわらず、中間周波増幅器18からA/D変換器21を
経て制御回路22に入力された受信電界強度検波出力信
号100は、可変減衰器23による減衰量の増加を制御
回路22が意識することなく、単に入力されたディジタ
ル値に対応した電界強度として外部に表示、或いは通知
するものであった。従って、可変減衰器23が動作して
いる場合は、中間周波増幅器18から出力される受信電
界強度検波出力100は、可変減衰器23による減衰値
が挿入された分出力が低下しており、この信号がA/D
変換されて制御回路22に入力されると、移動機の操作
部、或いは外部の保守用端末に対し、移動機が置かれて
いる位置の正確な電界強度情報を表示或いは通知するこ
とができないという問題がある。
【0008】また、無線通信システムによっては、移動
機が受信した周辺基地局からの到来波の受信レベルを測
定し、その測定値(電界強度情報)を移動機の置かれて
いるエリアを制御する基地局に対して報告(送信)する
必要があり、この様なシステムでは、正確な電界強度情
報の報告がシステム運用上、重要な要求条件となってい
るが、このような要求条件を満足し得ない問題があっ
た。本発明は、このような従来の問題点を解決するため
に成されたもので、無線受信回路に可変減衰器を設置し
た場合における、移動機の受信入力電界を精度よく処理
する方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の移動機の無線受
信回路の電界強度処理方法は、移動通信システムにおけ
る移動機への基地局からの受信入力信号が予め設定され
たレベルよりも大きい場合に、これを検知して可変減衰
器により前記受信入力信号を減衰させる制御手段を備え
ると共に、前記基地局等に対して当該移動機の受信電界
強度を告知する機能を有する移動機の無線受信回路にお
いて、前記受信入力信号を減衰させる前記可変減衰器が
動作状態にあるとき、該可変減衰器の減衰量に対応した
補正値を設定し、該補正値を前記無線受信回路から出力
される減衰された受信電界強度検波出力信号に加算処理
をすることにより受信電界強度検波出力信号を補正し、
当該移動機の置かれている場所の正確な受信電界強度を
基地局等に知らしめ得るようにしたものである。
【0010】
【実施例】本発明による電界強度処理方法の実施例とし
て、その動作フローチャートを図1に示す。移動機が受
信した電波は、図3に示されているように入力端子から
無線受信回路の各回路を経て中間周波増幅器より増幅さ
れ、受信電界強度検波出力信号100として出力され
る。この出力信号は、A/D変換回路21によりディジ
タル値に変換され制御回路22に入力される。次に、こ
の制御回路22に入力された信号は、制御回路22内に
おいて受信過大入力か否かを判定するために設定されて
いるしきい値(基準値)と比較され、入力された信号が
しきい値以下の場合はこの信号に対応した電界強度情報
を表示、または通知する処理を行う。また、入力された
信号がしきい値以上と判断された場合には、可変減衰器
23に制御信号101が送出され、可変減衰器23が動
作し、中間周波増幅器18からの電界強度検波出力信号
100の値は、減衰量に応じて低下した値が出力され
る。
【0011】この信号は、前述したと同様に、A/D変
換回路21でディジタル値に変換され制御回路22に入
力される。制御回路22では、この信号に対し可変減衰
器23が動作中であるとの条件を取り込み、可変減衰器
23の減衰量に応じた補正値を入力信号に対して加算す
る。従って、移動機の受信電波が強電界強度のために可
変減衰器23で減衰されている場合でも、制御回路22
で補正処理が行われることにより、実際の入力信号に対
応する電界強度情報を基地局等に通知するなど、その後
の通常の処理を行い得るものである。以上の説明では、
可変減衰器23の減衰量の設定値に対しては特に述べて
いないが、減衰量としては連続値或いは離散的な値のい
ずれも可能である。この場合、制御回路22において、
減衰量に対応した情報を補正処理に加えれば可能となる
ことは明らかである。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明によれ
ば移動通信システムにおいて、強電界環境下での移動機
に対する所要機能・性能の改善を図ることができ、無線
通信システムの最適運用が期待できる。また、移動機の
無線受信回路設計に関して柔軟な回路設計が可能とな
り、経済化に寄与するなど優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解強度処理方法の一例を示す動作フ
ローチャートである。
【図2】従来の移動機の無線受信回路等の一例を示すブ
ロック図である。
【図3】従来の移動機の無線受信回路等の改善された一
例を示すブロック図である。
【図4】従来の電解強度処理方法の一例を示す動作フロ
ーチャートである。
【図5】従来の移動機の無線受信回路等の改善された他
の例を示すブロック図である。
【図6】移動機における受信入力レベル対受信電界強度
検波出力の特性図である。
【符号の説明】
1 無線受信回路 2 ベースバンド処理回路 11,13,15,17 瀘波器 12,14,16 周波数変換器 18 中間周波増幅器 19.20 局部発振器 21 A/D変換器 22 制御回路 23 可変減衰器 24 比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムにおける移動機への、
    基地局からの受信入力信号が予め設定されたレベルより
    も大きい場合に、これを検知して可変減衰器により前記
    受信入力信号を減衰させる制御手段を備えると共に、前
    記基地局等に対して当該移動機の受信電界強度を告知す
    る機能を有する移動機の無線受信回路において、 前記受信入力信号を減衰させる前記可変減衰器が動作状
    態にあるとき、該可変減衰器の減衰量に対応した補正値
    を設定し、該補正値を前記無線受信回路から出力される
    減衰された受信電界強度検波出力信号に加算処理をする
    ことにより受信電界強度検波出力信号を補正し、当該移
    動機の置かれている場所の正確な受信電界強度を基地局
    等に知らしめ得るようにしたことを特徴とする移動機の
    無線受信回路の電界強度処理方法。
JP7018341A 1995-01-11 1995-01-11 移動機の無線受信回路の電界強度処理方法 Pending JPH08191265A (ja)

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