JPH0730445A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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Publication number
JPH0730445A
JPH0730445A JP19383993A JP19383993A JPH0730445A JP H0730445 A JPH0730445 A JP H0730445A JP 19383993 A JP19383993 A JP 19383993A JP 19383993 A JP19383993 A JP 19383993A JP H0730445 A JPH0730445 A JP H0730445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
low noise
gain
noise amplifier
field strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP19383993A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Ina
範久 伊奈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP19383993A priority Critical patent/JPH0730445A/ja
Publication of JPH0730445A publication Critical patent/JPH0730445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強入力による受信データの劣化に起因する通
話不能状態の発生を防止する。 【構成】 受信信号の電界強度を検出する電界強度検出
手段13と、電界強度検出手段13が検出した電界強度
が所定値より高い場合に、ローノイズアンプ4のゲイン
が低下されるようにコントロールを行なうコントロール
回路15、ゲイン制御手段16を備え受信装置を構成す
る。また、ゲイン制御手段16は、ローノイズアンプ4
における増幅素子として、トランジスタが用いられた場
合はベース電流を、又、FETが用いられた場合はゲー
ト電圧の制御を行なうことにより、ローノイズアンプ4
のゲインを低下させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタルコード
レス電話等の受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線方式の送受信装置として、アナログ
コードレス電話、アナログセルラ方式の送受信機、デジ
タルセルラ方式の送受信機、デジタルコードレス電話等
が開発されている。特に、これらの無線電話機は小型化
することにより携帯用に適しており、例えば家庭内やそ
の周囲のエリア、又は自動車、電車等の車中等の通話に
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルコ
ードレス式のコードレス電話機の子機を屋外に持ち出し
て、携帯電話のように使用することができるPHP(パ
ーソナル・ハンディ・フォン)システムは、伝送信号の
変調方式にπ/4シフトQPSKを採用していることか
ら、受信機において受信した信号の振幅成分にも変調信
号が含まれている。そのために、伝送路の高域特性によ
って生ずるオーバーシュート、リンギング等を改善し、
伝送帯域以外の雑音を除去するルートロールオフのフィ
ルタを通過するまでは、振幅成分を変形させないように
する必要がある。また、大きな位相の偏差が生じること
なく増幅、或いは周波数変換しなくてはならない。
【0004】しかしながら、実際は電界強度の強い信号
を受けることにより、IF(中間周波)回路において、
リニアリティや位相の平坦が保持できなくなることが多
い。そして、このようにして強電界入力により信号に歪
みが発生することは伝送されたデジタルデータが破壊さ
れることを意味し、復調不能となり完全に通話不能とな
ってしまう。
【0005】これに対して、IF回路のダイナミックレ
ンジを上げることにより、入力限界レベルを引き上げる
方法があるが、回路設計上の事情等によりダイナミック
レンジを広げることにも限界があり、従ってこの方法で
は対応できる電界強度に限界があるため大きな改善は望
めない。また、デジタル携帯電話では伝送レートと要求
減衰量の関係から、第一中間周波数が240〜250M
Hz 近辺に限定されるが、これに適したプロセスがない
のも一因となっている。
【0006】また、比較的一般的に行なわれる対処方と
して、例えばIF回路の入力段にアッテネータを配して
強電界入力による歪みを解消することができるが、この
場合、アッテネータ付加による回路規模の増大やコスト
アップという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、受信信号をローノ
イズアンプで増幅して中間周波回路に入力するようにし
た受信装置において、受信信号の電界強度を検出する電
界強度検出手段と、該電界強度検出手段が検出した電界
強度が所定値より高い場合に、ローノイズアンプのゲイ
ンが低下されるようにコントロールを行なうゲイン制御
手段とを備え受信装置を構成されている。
【0008】また、前記ゲイン制御手段は、前記ローノ
イズアンプにおける増幅素子として、トランジスタが用
いられた場合はベース電流を、又、FETが用いられた
場合はゲート電圧の制御を行なうことにより、前記ロー
ノイズアンプのゲインを低下させるように構成する。
【0009】
【作用】IF回路に対する入力段となるローノイズアン
プにおいてゲイン制御を行なうことにより、アンテナ端
での入力レベルが0dBm程度まで上がっても受信データ
は劣化することがなく、わずかな付加回路にて通信品質
の劣化を回避することができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図3に従い本発明の受信装置の
実施例を説明する。図1は実施例となるデジタル携帯電
話の特に受信部をブロック図で示した図である。この図
で1はアンテナ、2は送信/受信信号の帯域制限を行な
うバンドパスフィルタ、3は送信/受信切替えスイッチ
である。送信/受信切替えスイッチ3を介して受信信号
は受信回路系に供給され、又、図示されていない送信回
路系からの信号はバンドパスフィルタ2を介してアンテ
ナ1に供給され送信される。
【0011】4はローノイズアンプ、5はバンドパスフ
ィルタ、6はミキサであり、アンテナ1から受信した信
号は、ローノイズアンプ4で増幅され、バンドパスフィ
ルタ5で帯域制限された後、第一段の局発(1stローカ
ル)からの周波数信号とミックスされてダウンコンバー
ト(第一中間周波信号)される。また、後述するよう
に、ローノイズアンプ4はその電界強度に応じて、ゲイ
ン制御回路16によりゲイン制御がなされる。
【0012】7はミキサ6においてダウンコンバートさ
れた信号の帯域制限を行なうバンドパスフィルタ、8は
ミキサであり、ミキサ8には第二の局発(2ndローカ
ル)からの周波数信号が供給され、第二段のダウンコン
バートが実行され第二中間周波とされる。
【0013】9はミキサ8の出力である第二中間周波信
号をルートナイキスト特性を持った帯域制限を行なうバ
ンドパスフィルタ、10は第三の局発(3rdローカル)
からの周波数信号が供給され、第三段のダウンコンバー
トにより第三中間周波信号を得るミキサである。ミキサ
9の出力である第三中間周波信号はリミッタアンプ11
で増幅された後、ローパスフィルタ12で高域の制限を
行ないベースバンド部12に供給される
【0014】13は電界強度検出回路であり、リミッタ
アンプ11の出力から受信電界強度を検出する。検出さ
れた電界強度(電圧レベル)は、A/D変換器14によ
りデジタルデータとされ、コントロール回路15に入力
される。コントロール回路15(CCU・・・communic
ation control unit)では、A/D変換器14からのデ
ジタルデータを所定のスレッショルド値と比較し、その
比較結果に基づいてゲイン制御回路16に対してゲイン
制御信号GD を出力する。
【0015】図2はローノイズアンプ4とゲイン制御回
路16の回路構成例であり、図3は図2に示されている
回路の動作を示すタイミングチャートである。図2に示
されるように、ゲイン制御回路16はトランジスタQ
1 、抵抗R4 、R5 からなり、ゲイン制御信号GD が抵
抗R5 を介してトランジスタQ1 のベースに入力される
ようになされ、トランジスタQ1 がゲイン制御信号GD
によりオン/オフされる。また、ローノイズアンプ4は
増幅素子としてFET4a、抵抗R1 、R2 、R3 、コ
イルL、コンデンサCにより構成されている。
【0016】図3(a)のようにアンテナ端受信電界強
度が変動している場合を考える。まず、T1 時点まで
は、IF入力信号強度、及び電界強度検出回路13の検
出出力は、図3(b)、(c)の様に上昇していく。上
記したように、電界強度検出回路13の出力はA/D変
換器14でデジタル値とされコントロール回路15に入
力されるが、コントロール回路15ではこの電界強度検
出データを、強入力スレッショルド値SLH と比較する
ことになる。図3(c)にように、T1 時点で電界強度
検出データが強入力スレッショルドSLH を超えたこと
をコントロール回路15が検出すると、コントロール回
路15は、図3(d)に示されているような『H』レベ
ルのゲイン制御信号GD をゲイン制御回路16に対して
出力する。
【0017】『H』レベルとなったゲイン制御信号GD
が入力されることにより、ゲイン制御回路16のトラン
ジスタQ1 がオンとなり、ローノイズアンプ4のゲート
電圧が0Vに引っ張られる。つまり、図3(d)、
(e)に示されているように、ゲイン制御信号GD に対
応して、ローノイズアンプ4のゲート電圧Vgは0Vと
なる。従ってローノイズアンプ4のゲインレベルが下が
り、ミキサ6への入力も図3(b)のようにレベルが下
がることとなる。
【0018】つまり、強入力スレッショルド値SLH
が、IF回路部(特にミキサ8)において、歪が発生し
ない上限近くの電界強度に合わせて設定されていること
により、電界強度がそれ以上強くなり歪発生の恐れがあ
ることになったら、ローノイズアンプ4のゲインを下げ
ることによって受信感度が低下され、従ってIF入力感
度信号が低下するため歪み発生が防止される。
【0019】また、ローノイズアンプ4がゲインダウン
しているT1 時点以降の期間では、コントロール回路1
5は入力される電界強度データを弱入力スレッショルド
値SLL と比較を行なうことになる。そして、電界強度
検出回路13における電界強度検出値が、例えば図3
(c)に示されるように、T2 時点で予め設定された弱
入力スレッショルドレベルSLL 以下(弱電界)となっ
たとする。
【0020】するとコントロール回路15ではこの結果
に基づいてゲイン制御信号GD を『L』レベルとする。
ゲイン制御回路16では『L』レベルの制御信号GD
より、トランジスタQ1 がオフとされ、従って、ローノ
イズアンプ4が通常動作状態に戻り受信感度も通常状態
に戻る。以上の動作により、弱電界時の受信感度が劣化
することなく強入力時の受信データの破壊を回避するこ
とができるようになる。
【0021】なお、本実施例ではローノイズアンプ4の
ゲート電圧を制御することによりゲインを制御する例で
説明したが、ローノイズアンプ4の増幅素子にトランジ
スタを用いた場合は、そのベース電流を制御することに
よりゲインを制御することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の受信装置
は、電界強度が所定以上強くなった場合はローノイズア
ンプのゲインが下げられることにより、IF回路の入力
感度が制御され、従って強入力による受信データの劣化
に起因する通話不能状態が発生することを回避できると
いう効果がある。また、わずかな付加回路にて実現する
ことができるので、小型の受信装置に対して容易に採用
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の受信装置の特に受信系の回路
ブロックを示す図である。
【図2】ローノイズアンプのゲイン制御を行なう回路構
成の一例を示す図である。
【図3】ゲイン制御を行なう場合のタイミングチャート
を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 バンドパスフィルタ 3 送信/受信切替えスイッチ 4 ローノイズアンプ 5、7、9 バンドパスフィルタ 6、8、10 ミキサ 11 リミッタアンプ 12 ローパスフィルタ 13 電界強度検出回路 14 A/D変換器 15 コントロール回路 16 ゲイン制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号をローノイズアンプで増幅して
    中間周波回路に入力するようにした受信装置において、 受信信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、 該電界強度検出手段が検出した電界強度が所定値より高
    い場合に、ローノイズアンプのゲインが低下されるよう
    にコントロールを行なうゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン制御手段は、前記ローノイズ
    アンプにおける増幅素子に対して、ベース電流又はゲー
    ト電圧の制御を行なうことにより、前記ローノイズアン
    プのゲインコントロールを実行するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
JP19383993A 1993-07-12 1993-07-12 受信装置 Pending JPH0730445A (ja)

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JP19383993A JPH0730445A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 受信装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534833A (ja) * 1998-12-31 2002-10-15 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 電力増幅器における利得および電力消費の制御
JP2003502942A (ja) * 1999-06-21 2003-01-21 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド ホーム電話配線ネットワークのための物理層送受信機における適応的エネルギ検出器ゲイン制御
US7486942B2 (en) 2004-04-02 2009-02-03 Sharp Kabushiki Kaisha Receiver
JP2009044306A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Denso Wave Inc Rfidタグ用リーダ
JP2009165123A (ja) * 2007-12-31 2009-07-23 Agere Systems Inc Sfp制限増幅信号のジッタ耐性を改善するための方法および装置
US8532591B2 (en) 2009-07-14 2013-09-10 Panasonic Corporation Transmission circuit

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010731