JPH0819062A - リモコン装置 - Google Patents

リモコン装置

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Publication number
JPH0819062A
JPH0819062A JP6173366A JP17336694A JPH0819062A JP H0819062 A JPH0819062 A JP H0819062A JP 6173366 A JP6173366 A JP 6173366A JP 17336694 A JP17336694 A JP 17336694A JP H0819062 A JPH0819062 A JP H0819062A
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JP
Japan
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remote control
control device
unit
transmission
geomagnetic sensor
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Application number
JP6173366A
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English (en)
Inventor
Masahiko Sumikama
正彦 炭竃
Katsumi Nagahama
克己 長濱
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、複数の機器のリモコン操作が容易に
行なわれ得るようにした、リモコン装置を提供すること
を目的とする。 【構成】互いに直交するように配設された二つの地磁気
センサ11,12と、操作スイッチ19と、該地磁気セ
ンサ及び操作スイッチからの出力信号に基づいて、X−
Y回転角度及び操作スイッチの操作指令を検出する制御
手段22と、該制御手段で検出されたX−Y回転角度及
び操作指令を送信する送信部21と、該送信部からの送
信信号を受信する受信部26と、該受信部の出力信号に
基づいて上記X−Y回転角度を生成すると共に、操作指
令により選択されたアイコンに対応する制御信号を出力
する制御部28と、該制御部により画面上に機器選択,
機能選択及び操作内容等のアイコンが表示され、且つ上
記X−Y回転角度に対応したX−Y位置にカーソルを表
示するモニタ27と、を含んでいるように、リモコン装
置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTV,VTR等
の各種機器等の操作を行なうためのリモコン装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなリモコン装置は、例え
ば個々の機器毎に専用のリモコン装置が用意されてい
る。従って、例えばTVの音声信号をステレオ装置で聴
く場合や、VTRの再生時、映像はTV画面で且つ音声
はステレオ装置で行なう場合には、複数個のリモコン装
置を使用することにより、各種機器の操作を行なうよう
になっている。このため、個々のリモコン装置の操作
は、各種機器の装置と共に異なることから、操作時に使
用者が混乱し、誤操作をしてしまったり、操作が煩雑で
あるという問題があった。
【0003】このため、複数の機器のリモコン操作を行
なうことができるようにしたリモコン装置もあり、この
ようなリモコン装置は、操作ボタンが多数備えられてお
り、前以て各社の製品の制御コードを記憶させておく
か、学習させることにより、これらの操作ボタンの組合
せ操作によって、個々の機器の各種操作を行なうように
なっている。しかしながら、操作ボタンの数に限りがあ
るため、操作できる機器が限定されてしまったり、操作
できない機能が生じてしまったりするという問題があっ
た。
【0004】このため、例えば図9に示すように、パー
ソナルコンピュータのディスプレイ上に表示された各種
操作用マーク等をマウス操作により指定するようにし
た、リモコン操作システムも考えられる。
【0005】図9において、リモコン操作システム1
は、マウス2の回転ボール2aの回転方向及び回転量
を、該回転ボール2aに対してX,Y方向から当接する
X軸回転検出ローラ2b及びY軸回転検出ローラ2cに
伝達し、これらのローラ2b,2cの回転量をそれぞれ
X軸回転センサ2d及びY軸回転センサ2eにより検出
して、検出した回転量に基づいて、回転パルス回路2
f,2gによりパルス信号を発生させ、このパルス信号
をインターフェース3を介して、パーソナルコンピュー
タ4に入力する。これにより、パーソナルコンピュータ
4は、そのディスプレイ5の画面上にて、上記マウス2
の回転ボール2aの回転方向及び回転量に対応して、マ
ウスカーソルを移動させる。
【0006】ここで、該パーソナルコンピュータ4は、
ディスプレイ5の画面上に前以て操作すべき機器の操作
内容を、例えばブロック表示している。そして、マウス
2を操作することにより、マウスカーソルが、ディスプ
レイ5の画面上の所望の操作内容のブロックに持ち来さ
れたとき、マウスのクリックボタンを操作することによ
り、所望の操作内容が選択され、操作すべき機器に対し
て、当該操作内容の制御信号が出力され得るようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパーソナルコンピュータ及びマウスを利用したリモ
コン操作システムはにおいては、マウス2とパーソナル
コンピュータ4とをインターフェース3を介して接続す
る必要があることから、リモコン操作可能な範囲が限定
されてしまうと共に、マウスを操作するためのマウスパ
ッド等の最低限の面積を有する平面が必要である。従っ
て、リモコン操作の操作性の点で問題があった。また、
リモコン操作のためにパーソナルコンピュータ4及びデ
ィスプレイ5が必要であることから、リモコン操作とい
う機能だけに限定した場合に、全体が大型になってしま
い、また老人,幼児等パーソナルコンピュータに慣れて
いない者にとっては操作性の点で問題もあった。
【0008】尚、操作スペースの点に関しては、マウス
の代わりに、トラックボールやジョイスティックを使用
することも可能であり、また操作範囲の点に関しては、
所謂ワイヤレス式マウスを使用することも可能である
が、これらを使用したとしても、大型であること及び操
作性は改善され得ず、家庭用機器の操作を行なうために
は不向きであった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、複数の機器の
リモコン操作が容易に行なわれ得るようにした、リモコ
ン装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、互いに直交するように配設された二つの地磁気セ
ンサと、操作スイッチと、該地磁気センサ及び操作スイ
ッチからの出力信号に基づいて、X−Y回転角度及び操
作スイッチの操作指令を検出する制御手段と、該制御手
段で検出されたX−Y回転角度及び操作指令を送信する
送信部と、該送信部からの送信信号を受信する受信部
と、該受信部の出力信号に基づいて上記X−Y回転角度
を生成すると共に、操作指令により選択されたアイコン
に対応する制御信号を出力する制御部と、該制御部によ
り画面上に機器選択,機能選択及び操作内容等のアイコ
ンが表示され、且つ上記X−Y回転角度に対応したX−
Y位置にカーソルを表示するモニタと、を含んでいるこ
とを特徴とする、リモコン装置により、達成される。
【0011】本発明によるリモコン装置は、好ましく
は、地磁気センサが、アモルファスワイヤを使用した高
感度地磁気センサである。
【0012】本発明によるリモコン装置は、好ましく
は、送信部から受信部への送信が、無線通信方式または
光通信方式で行なわれる。
【0013】
【作用】上記構成によれば、リモコン装置本体を水平方
向及び垂直方向に回転させることにより、その回転角度
に対応して、受信側の操作すべき機器選択,機能選択及
び操作内容等のアイコンが表示されたモニタ画面上のカ
ーソルがX−Y方向に移動せしめられる。そして、リモ
コン装置本体の操作スイッチを操作することにより、制
御部が、操作すべき機器に対して、モニタ画面上のカー
ソルが位置するアイコンに対応する機器選択,機能選択
または操作内容に関する制御を行なうことにより、所望
のリモコン操作が行なわれ得ることになる。
【0014】地磁気センサが、アモルファスワイヤを使
用した高感度地磁気センサである場合には、アモルファ
スワイヤが、地磁気に対して高感度であることから、寸
法が小さくてもよいので、小型に構成され得ると共に、
電源電圧が低くて済み、消費電力が小さいという利点が
ある。
【0015】送信部から受信部への送信が、無線通信方
式または光通信方式で行なわれる場合には、リモコン装
置本体は、ケーブルにより受信側に接続されていないの
で、操作範囲が制限されるようなことはなく、操作性が
向上することになる。
【0016】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明によるリモコン装
置の一実施例を示している。即ち、図1において、リモ
コン装置10は、二つの互いに直交するように配設され
た地磁気センサ11,12と、該地磁気センサ11,1
2の出力信号がそれぞれフィルタ13,14を介して入
力されるアンプ15,16と、該アンプ15,16の出
力信号が、切換えスイッチ17によって選択的に入力さ
れるA/D変換器18と、該A/D変換器18から出力
されるデジタル信号が入力され且つ操作スイッチ19が
接続されるCPU20と、該CPU20からの操作信号
が入力されリモコン制御信号を送信する送信部21とか
ら、リモコン装置本体が構成されている。
【0017】尚、上記切換えスイッチ17,A/D変換
器18,CPU20は、一つのマイコンチップ22とし
て構成されている。また、上記地磁気センサ11,フィ
ルタ13,アンプ15は、第一の地磁気センサユニット
23として、上記地磁気センサ12,フィルタ14,ア
ンプ16は、第二の地磁気センサユニット24として、
構成されている。これにより、リモコン装置10は、図
2に示すように、一枚の基板25上に構成され得る。
【0018】これに対して、受信側においては、図1に
示すように、上記送信部21から送信されるリモコン制
御信号を受信して操作信号を出力する受信部26と、該
受信部26からの操作信号に基づいて、モニタ27の画
面に表示を行なう制御部28とから構成されている。
尚、制御部28は、操作すべき各種機器を制御し得るよ
うに、これらの機器に対してケーブルによりまたはワイ
ヤレス式に接続されている。また、上記モニタ27は、
TVが使用され得る。
【0019】該地磁気センサ11,12は、アモルファ
スワイヤを使用した高感度地磁気センサであり、それぞ
れ後述するモニタ画面に対して垂直Y方向の地磁気強
弱,水平X軸方向のN,S地磁気変化レベルを検出す
る。これにより、該地磁気センサ11,12は、地磁気
の磁界の大きさと磁束とのなす角度のコサインに比例し
て信号を出力する。
【0020】ここで、地磁気は、図3の地球磁気放射線
図に示すように、地球中心部に、北極をN極,南極をS
極とする強力な極磁石があるとして、磁束が通る経路が
模式化できる。従って、地表において、水平方向の磁力
線は、図4(A)に示すように各地磁気センサ11,1
2を磁界方向に平行及び垂直に配置した状態から、各地
磁気センサ11,12を水平方向に回転させると、図4
(B)に示すように、一回転360度を1サイクルとす
る正弦波形状に出力電圧が変化することになる。この
際、地磁気センサ12は、地磁気センサ11に対して直
交に配設されているので、地磁気センサ11の電圧変化
に対して、90度位相が遅れた波形になっている。
【0021】また、各地磁気センサ11,12を図5
(A)に示すように垂直方向に回転させると、同様に、
一回転360度を1サイクルとする正弦波形状に出力電
圧が変化することになる(図5(B)参照)。この際、
例えば北緯37度の位置においては、北に向けて上下回
転すると、仰角45度付近で最小または最大となる正弦
波形になる。
【0022】従って、地磁気センサ11,12は、水平
方向または垂直方向の回転により、一回転で1サイクル
の正弦波形の出力電圧変化を発生することになる。
【0023】上記切換えスイッチ17は、CPU20に
より切換え制御される。これにより、選択されたアンプ
15または16からの出力信号は、A/D変換器18に
よりデジタル信号に変換された後、CPU20に入力さ
れ、RAMに記憶される。
【0024】ここで、地磁気センサ11,12の水平回
転角度(X軸振れ角θx)の電圧レベル波形は、図4
(B)の波形に基づいて、図7(A)乃至(D)に示す
ようになる。図7にて、(A)の波形と(D)の波形、
(B)の波形と(C)の波形は、それぞれ対になってお
り、例えば一方の地磁気センサ11または12の出力波
形が(A)である場合には、他方の地磁気センサ12ま
たは11の出力波形が(D)になるというようにして、
地磁気センサ11,12の出力波形は、必ず上記(A)
乃至(D)のうち、対を成す波形となる。従って、RA
Mに記憶されるべきX軸参照データは、図7の(A)及
び(B)の波形のみで済むことになる。
【0025】同様にして、垂直回転角度(Y軸振れ角θ
y)の電圧レベル波形に関しては、図8(A)及び
(B)の波形が、Y軸参照データとなる。
【0026】この場合、水平回転角度θx及び垂直回転
角度θyは、最大±60度以内として、電圧レベルデー
タに最大または最小の極が入らないようにすることが望
ましい。
【0027】上記地磁気センサユニット23,24は、
具体的には、図6に示すように構成されている。即ち図
6において、地磁気センサユニット30は、地磁気セン
サ回路である無安定マルチバイブレータ31と差動アン
プ32とから構成されている。無安定マルチバイブレー
タ31は、一対のアモルファスワイヤから成る磁気イン
ダクタンス素子MI1,MI2が、無安定マルチバイブ
レータ31の発振トランジスタQ1,Q2のコレクタ負
荷になっている。
【0028】磁気インダクタンス素子MI1,MI2
は、抵抗とインダクタンスの直列回路で等価的に表わさ
れ、外部磁界の変化に応じてインダクタンス値が変化す
る。図示の場合、各磁気インダクタンス素子MI1,M
I2は、互いに逆方向で一定の大きさのバイアス磁界−
HB,+HBがそれぞれの長さ方向に印加されている。
このバイアス磁界は、図2に示すように、棒状のバイア
ス磁石23a,24aをそれぞれ磁気インダクタンス素
子MI1,MI2に近接されて配設することにより、付
与される。
【0029】上記磁気インダクタンス素子MI1,MI
2の一端は、互いに接続されていると共に、共通接続点
には、チョークコイルLとコンデンサC1から成る電源
ノイズフィルタを介して、定電圧Vcが印加されてい
る。
【0030】無安定マルチバイブレータ31は、磁気イ
ンダクタンス素子MI1,MI2と、トランジスタQ
1,Q2と、コンデンサC2,C3と、抵抗R2,R
3,R4,R5,R6と、半固定抵抗VRとから構成さ
れている。
【0031】コンデンサC2は、トランジスタQ2をオ
ンさせるチャージコンデンサであり、またコンデンサC
3は、トランジスタQ1をオンさせるチャージコンデン
サである。抵抗R1は、トランジスタQ2のベース電流
制限用抵抗であり、抵抗R2は、トランジスタQ1の電
流制限用抵抗である。また、抵抗R3及びR4は、ベー
ス接地抵抗であり、抵抗R5はトランジスタQ1のエミ
ッタ抵抗、抵抗R6はトランジスタQ2のエミッタ抵抗
である。さらに、半固定抵抗VRは、可変端子より一側
が、抵抗R5と直列に接続されて、トランジスタQ1の
エミッタ抵抗となり、他側は抵抗R6と直列接続され
て、トランジスタQ2のエミッタ抵抗となる。
【0032】半固定抵抗VRは、可変端子をダイオード
D及びコンデンサC6の並列回路を介して接地されてお
り、バイアス磁界−HB及び+HBのみが磁気インダク
タンス素子MI1,MI2に印加され、外部磁界(地磁
気磁界)がゼロの状態で、磁気インダクタンス素子MI
1,MI2,トランジスタQ1,Q2の微妙な特性差に
よって生じる無安定マルチバイブレータ31の出力発振
電圧VE1とVE2の振幅差を補正し、VE1=VE2
にバランスさせる。
【0033】無安定マルチバイブレータ31の自励発振
周波数fは、磁気インダクタンス素子MI1,MI2の
インダクタンスと、トランジスタQ1,Q2のコレクタ
・エミッタ間容量と、コンデンサC2及びC3の値と、
抵抗R1,R2の値により決まる。
【0034】ここで、半固定抵抗VRの可変端子より一
側と抵抗R5との直列抵抗とコンデンサC4とによりロ
ーパスフィルタが構成され、また半固定抵抗VRの可変
端子より他側と抵抗R6との直列抵抗とコンデンサC5
とによりローパスフィルタが構成されている。これによ
り、出力発振電圧VE1,VE2は、高域成分が減衰さ
れて互いに180度位相が異なる正弦波にされる。
【0035】差動アンプ32は、抵抗R11,R12,
R13,R14,R15と、OPアンプ33,34とか
ら構成されている。各OPアンプ33,34は、前記定
電圧電源Vcが印加され、単一電源で動作せしめられ
る。OPアンプ33の反転入力端子には、無安定マルチ
バイブレータ31の出力発振電圧VE1が、またOPア
ンプ34の反転入力端子には、出力発振電圧VE2がそ
れぞれ直接に入力されている。これにより、出力発振電
圧VE1とVE2の差に応じた出力電圧VOUTが、外
部磁界検出信号として、差動アンプ32から出力端子3
5に増幅出力される。
【0036】本発明実施例によるリモコン装置10は、
以上のように構成されており、使用する場合には、先
づ、X軸,Y軸の磁界強弱を地磁気センサ11,12に
より検出する。これにより、該地磁気センサ11,12
からの検出信号である出力発振電圧は、それぞれフィル
タ13,14により交流分がカットされ、アンプ15,
16により増幅される。該アンプ15,16の出力信号
は、マイコン22の切換えスイッチ17によって選択さ
れて、A/D変換器18によりデジタル信号に変換され
た後、CPU20に制御され、図示しないRAMに記憶
される。かくして、リモコン操作時の操作原点が設定さ
れることになる。
【0037】このとき、受信側において、制御部28
は、パターン発生回路を備えており、該パターン発生回
路により、モニタ27の画面上に、操作すべき機器の機
器選択,機能選択または操作内容を示す複数個のアイコ
ンが表示されていると共に、さらに操作を行なうための
カーソルが例えば画面中央に表示されている。
【0038】この状態から、リモコン装置10の本体を
水平方向に回転させると、その水平回転角度(θx)に
対応して、図7に示す何れかの波形が、地磁気センサ1
1,12から出力されることになる。従って、この波形
に基づいて、CPU20は、メモリからX軸参照データ
を読み出して、水平回転角度θxを得る。ここで、CP
U20は、上記水平回転角度θxの制御信号を送信部2
1から送信する。
【0039】これにより、受信部26は、上記水平回転
角度θxの制御信号を受信して、水平回転角度θxの操
作信号を出力する。制御部28は、受信部26からの操
作信号に基づいて、モニタ27の画面上の上述したカー
ソルを、水平回転角度θxに対応した距離だけX方向に
移動させる。
【0040】同様にして、リモコン装置10の本体を上
下方向に回転させることにより、その垂直回転角度θy
が検出され、モニタ27の画面上の上述したカーソル
を、垂直回転角度θyに対応した距離だけY方向に移動
させる。かくして、モニタ27の画面上に表示された所
望の機器選択,機能選択,操作内容に対応したアイコン
上にカーソルが持ち来され得ることになる。
【0041】ここで、操作スイッチ19を操作すると、
CPU20は、操作スイッチ19からの操作指令信号を
送信部21から送信する。これにより、受信部26は、
この操作指令信号を受信して、制御部28に出力する。
該制御部28は、この操作指令信号に基づいて、そのと
き画面上のカーソル位置に対応して表示されているアイ
コンの機器選択,機能選択または操作内容に対応した制
御信号を出力する。かくして、リモコン装置10により
指定されたモニタ27の画面上のアイコンが示す、機器
選択,機能選択または操作が実行され得ることになる。
【0042】尚、上記実施例においては、地磁気センサ
としては、アモルファスワイヤを使用した高感度地磁気
センサが使用されているが、これと同様に、地磁気の磁
界の大きさと磁束とのなす角度のコサインに比例して信
号を出力するものであれば、他の地磁気センサ、例えば
フラックスゲート,ホール素子,磁気抵抗効果デバイ
ス,コイル等が使用され得ることは明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、リ
モコン装置本体を水平方向及び垂直方向に回転させるこ
とにより、その回転角度に対応して、受信側の操作すべ
き機器選択,機能選択及び操作内容等のアイコンが表示
されたモニタ画面上のカーソルがX−Y方向に移動せし
められる。そして、リモコン装置本体の操作スイッチを
操作することにより、制御部が、操作すべき機器に対し
て、モニタ画面上のカーソルが位置するアイコンに対応
する機器選択,機能選択または操作内容に関する制御を
行なうことにより、所望のリモコン操作が行なわれ得る
ことになる。
【0044】従って、TV等のモニタ画面に表示された
アイコンを、リモコン本体の水平方向及び垂直方向の回
転角度により、モニタ画面上のカーソルをX−Y方向に
移動させることにより指定し、リモコン本体の操作スイ
ッチを操作することによって、カーソルが指定したアイ
コンに対応する機器選択,機能選択または操作内容に関
する制御が行なわれ得るので、従来のパーソナルコンピ
ュータ及びマウスを利用したリモコン操作システムと同
様のリモコン操作が可能である。
【0045】さらに、上記アイコンの選択は、リモコン
本体を水平方向及び垂直方向に回転させるだけの操作に
よって行なわれ得るので、マウスパッド等の平面が不要
であり、操作性が向上せしめられ得ると共に、老人,幼
児等にとっても容易に操作が可能である。
【0046】また、リモコン操作のためのモニタは、家
庭内に既設のTVを利用できるので、余分のスペースを
必要とせず、本リモコン装置を簡単に導入することが可
能である。
【0047】地磁気センサが、アモルファスワイヤを使
用した高感度地磁気センサである場合には、アモルファ
スワイヤが、地磁気に対して高感度であることから、寸
法が小さくてもよいので、小型に構成され得ると共に、
電源電圧が低くて済み、消費電力が小さいという利点が
ある。
【0048】送信部から受信部への送信が、無線通信方
式または光通信方式で行なわれる場合には、リモコン装
置本体は、ケーブルにより受信側に接続されていないの
で、操作範囲が制限されるようなことはなく、操作性が
向上することになる。
【0049】以上述べたように、本発明によれば、複数
の機器のリモコン操作が容易に行なわれ得るようにし
た、極めて優れたリモコン装置が提供され得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリモコン装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のリモコン装置本体の実装例を示す平面図
である。
【図3】地球磁気放射線図である。
【図4】図1のリモコン装置における地磁気センサを示
し、(A)は水平配置図、及び(B)は水平回転角度に
対する出力発振電圧を示すグラフである。
【図5】図1のリモコン装置における地磁気センサを示
し、(A)は垂直配置図、及び(B)は垂直回転角度に
対する出力発振電圧を示すグラフである。
【図6】図2のリモコン装置本体における地磁気センサ
ユニットの具体的構成を示す回路図である。
【図7】図1のリモコン装置における地磁気センサの水
平回転時の電圧レベル波形パターンを示す(A),
(B),(C)及び(D)はグラフである。
【図8】図1のリモコン装置における地磁気センサの垂
直回転時の電圧レベル波形パターンを示す(A)及び
(B)はグラフである。
【図9】従来のパーソナルコンピュータ及びマウスを利
用したリモコン操作システムの一例を示す概略ブロック
図である。
【符号の説明】
10 リモコン装置 11,12 地磁気センサ 13,14 フィルタ 15,16 アンプ 17 切換えスイッチ 18 A/D変換器 19 操作スイッチ 20 CPU 21 送信部 22 マイコン 23,24,30 地磁気センサユニット 25 基板 26 受信部 27 モニタ 28 制御部 31 無安定マルチバイブレータ 32 差動アンプ 33,34 OPアンプ 35 外部出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交するように配設された二つの
    地磁気センサと、操作スイッチと、該地磁気センサ及び
    操作スイッチからの出力信号に基づいて、X−Y回転角
    度及び操作スイッチの操作指令を検出する制御手段と、
    該制御手段で検出されたX−Y回転角度及び操作指令を
    送信する送信部と、該送信部からの送信信号を受信する
    受信部と、該受信部の出力信号に基づいて上記X−Y回
    転角度を生成すると共に、操作指令により選択されたア
    イコンに対応する制御信号を出力する制御部と、該制御
    部により画面上に機器選択,機能選択及び操作内容等の
    アイコンが表示され、且つ上記X−Y回転角度に対応し
    たX−Y位置にカーソルを表示するモニタと、を含んで
    いることを特徴とする、リモコン装置。
  2. 【請求項2】 地磁気センサが、アモルファスワイヤを
    使用した高感度地磁気センサであることを特徴とする、
    請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 【請求項3】 送信部から受信部への送信が、無線通信
    方式で行なわれることを特徴とする、請求項1または2
    に記載のリモコン装置。
  4. 【請求項4】 送信部から受信部への送信が、光通信方
    式で行なわれることを特徴とする、請求項1または2に
    記載のリモコン装置。
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