JPH0819059B2 - 光学活性な第二アリ−ルアミンの製造方法 - Google Patents

光学活性な第二アリ−ルアミンの製造方法

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JPH0819059B2
JPH0819059B2 JP62190579A JP19057987A JPH0819059B2 JP H0819059 B2 JPH0819059 B2 JP H0819059B2 JP 62190579 A JP62190579 A JP 62190579A JP 19057987 A JP19057987 A JP 19057987A JP H0819059 B2 JPH0819059 B2 JP H0819059B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/44Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers
    • C07C209/52Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers by reduction of imines or imino-ethers

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、キラルなイリジウムジホスフィン−又は−
ジホスフィナイト(−diphosphinite)錯体を用いて、
プロキラルなN−アリールケチミンを不斉水素化するこ
とによる、光学活性な第二アミンの製造方法に関する。
EP−A−O 104 375には、キラルなジホスフィンリガ
ンドが開示されており、その周期律表第VIII族金属との
錯体はα−(アシルアミン)アクリル酸の不斉水素化の
際の触媒として用いることができる。
キラルなジホスフィン−又はジホスフィナイトリガン
ドを含むイリジウム化合物は、プロキラルなN−アリー
ルケチミンの水素化のための適切な均一不斉触媒である
ことが判明している。この反応においては、光学活性な
第二N−アリールアミンへの化学的転化率は高く、光学
的収率も良好である。光学活性とはR−又はS−立体配
置の一方のエナンチオマーが過剰であることを意味す
る。
本発明の目的とするところは、式II: 式中、R1はC6−C12−アリール、又は環炭素原子を介し
て結合する、1もしくは2個のヘテロ原子を環中に有す
るC4−C11−ヘテロアリールを表し、これらの基は、C1
−C12−アルキル、C1−C12−アルコキシ、C1−C12−ア
ルキルチオ、C1−C6−ハロアルキル、ハロゲン、−OH、
−CN、C6−C12−アリール若しくはC6−C12−アリールオ
キシ若しくはC6−C12−アリールチオ、C7−C16−アラル
キル若しくはC7−C16−アラルコキシ若しくはC7−C16
アラルキルチオ〔これらの基が有するアリール基は、C1
−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキ
ルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、CONR4R5又は−COOR
4(ここで、R4及びR5は、互いに独立して、C1−C12−ア
ルキル、フェニル若しくはベンジルであるか、又はR4
R5は、一緒になってテトラ−若しくはペンタメチレン又
は3−オキサペンチレンである)置換されていてもよ
い〕、炭素原子数2-24の第二アミノ、−CO−NR4R5又は
−COOR4(ここで、R4及びR5は、前述の意味を有する)
で置換されていてもよく; R2及びR3は、互いに異なり、C1−C12−アルキル若しく
は環炭素原子数3−8のシクロアルキル〔これらは、場
合により−OH、−CN、ハロゲン、C1−C12−アルコキ
シ、フェノキシ、ベンジルオキシ、炭素原子数2−24の
第二アミノ、又は−CO−NR4R5若しくは−COOR4(ここ
で、R4及びR5は前述の意味を有する)で置換されてい
る〕、C6−C12−アリール若しくはC7−C16−アラルキル
(これらの基は、場合により前述のR1の置換と同義の基
により置換されている)、又は−CONR4R5若しくは−COO
R4(ここで、R4及びR5は、前述の意味を有する)である
か;或は R1は、前述の意味を有し、R2とR3は、一緒になって炭素
原子数2−5のアルキレン〔これは、場合により1又は
2個の−O−、−S−又は−NR4(ここで、R4は、前述
の意味を有する)で中断されており、及び/又は場合に
より=O又は前述のR2及びR3がアルキルの場合の置換基
と同義の基により置換されており、及び/又はベンゼ
ン、フラン、チオフェン若しくはピロールと縮合してい
る〕であるか;或は R2は、前述の意味を有し、R1とR3は、一緒になって炭素
原子数2−5のアルキレン〔これは、場合により1又は
2個の−O−、−S−又は−NR4(ここで、R4は、前述
の意味を有する)で中断されており、及び/又は場合に
より=0又は前述のR2及びR3がアルキルの場合の置換基
と同義の基により置換されており、及び/又はベンゼ
ン、フラン、チオフェン若しくはピロールと縮合してい
る〕である、 で示されるN−アリール化されたプロキラルなケチミン
を、貴金属とキラルなリガンドとの錯塩の存在下で不斉
接触水素化することにより、式I: 式中、R1、R2及びR3は前述の意味を有し、*はR−又は
S−立体配置を表す、 で示される光学活性な第二級N−アリールアミンを製造
する方法であって、前記水素化を温度−20〜80℃及び水
素圧105Pa〜6×106Paで行い、反応混合物に触媒量の、
式III又はIIIa: 〔XIrYZ〕 (III) 又は 〔XIrY〕 (IIIa) 式中、Xは、2個のオレフィンリガンド又は1個のジエ
ンリガンドを表し、Yは、キラルなジホスフィン(その
二つのホスフィン基は2−4個の炭素原子を介して結合
されており、かつイリジウム原子と一緒になって5−、
6−又は7−員環を形成する)を表すか、又はYは、キ
ラルなジホスフィナイト(そのホスフィナイト基は2個
の炭素原子を介して結合されており、かつイリジウム原
子と一緒になって7−員環を形成する)を表し、Zは、
Cl、Br又はIを表し、A は酸素酸のアニオン又は錯ア
ニオンを表す、 で示されるイリジウム化合物を添加することを特徴とす
る製造方法である。
R1は任意の位置で同一又は異なる基で置換されていて
もよく、例えば、1−5個の、好ましくは1−3個の置
換基を有する。N−原子に対してオルト位となる両位置
での置換は所望の収率に好ましい影響を与えることがで
き、この場合R2はアリールを表さないことが好ましい。
両オルト位が、特にC1−C12−アルキルで置換されてい
ることが好ましい。
アリール及びアラルキルを意味する場合のR1並びにR2
及びR3についての適切な置換基としては: C1−C12−、好ましくはC1−C6−及び特にC1−C4−アル
キル、−アルコキシ又は−アルキルチオ、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、n−、i−及びt−ブチル、及
びペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウ
ンデシル及びドデシルの各異性体、並びに相当するアル
コキシ−及びアルキルチオ基; 好ましくはF及びClをハロゲンとして有するC1−C6−、
好ましくはC1−C4−ハロアルキル、例えば、トリフルオ
ロ−又はトリクロロメチル、ジフルオロクロロメチル、
フルオロジクロロメチル、1,1−ジフルオロエト−1−
イル、1,1−ジクロロエト−1−イル、1,1,1−トリクロ
ロ−又は−トリフルオロエト−2−イル、ペンタクロロ
エチル、ペンタフルオロエチル、1,1,1−トリフルオロ
−2,2−ジクロロエチル、n−パ−フルオロプロピル、
i−パ−フルオロプロピル、n−パ−フルオロブチル、
フルオロ−又はクロロメチル、ジフルオロ−又はジクロ
ロメチル、1−フルオロ−又は−クロロ−エト−2−イ
ル又は−エト−1−イル、1−,2−もしくは3−フルオ
ロ−又は−クロロ−プロポ−1−イルもしくはプロポ−
2−イルもしくは−プロポ−3−イル、1−フルオロ−
又は−クロロ−ブト−1−イル、−ブト−2−イル、−
ブト−3−イル又は−ブト−4−イル、2,3−ジクロロ
−プロポ−1−イル、1−クロロ−2−フルオロ−プロ
ポ−3−イル、2,3−ジクロロ−ブト−1−イル; ハロゲン、好ましくはF及びCl; C6−C12−アリール、−アリールオキシ又は−アリール
チオ、このアリールは好ましくはナフチル及び特にフェ
ニルを表し; C7−C16−アラルキル、−アラルコキシ及び−アラルキ
オチオ、ここでアリール基は好ましくはナフチル及び特
にフェニルであり、アルキレン基は直線状又は枝状であ
り、かつ1−10個、好ましくは1−6個及び特に1−3
個の炭素原子を含む、例えば、ベンジル、ナフチルメチ
ル、1−又は2−フェニルエト−1−イル又は−エト−
2−イル、1−,2−又は3−フェニル−プロポ−1−イ
ル、−プロポ−2−イル又は−プロポ−3−イル、特に
好ましくはベンジルであり; 前述のアリール基を含む基は1個又は複数個の、例え
ば、C1−C4−アルキル、−アルコキシもしくは−アルキ
ルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−CONR4R5又は−COOR4
(ここでR4及びR5は前述の意味を有する)で置換されて
いてもよく;例れば、メチル、エチル、n−及びi−プ
ロピル、ブチル、相当するアルコキシ−及びアルキルチ
オ基、F、Cl、Br、ジメチル−、メチルエチル−、ジエ
チルカルバモイル、メトキシ−、エトキシ−、フェノキ
シ−及びベンジルオキシカルボニルであり; 2−24個、好ましくは2-12個及び特に2−6個の炭素原
子を有する第二アミノ、ここで第二アミノは好ましくは
2個のアルキル基を含み、例えば、ジメチル−メチルエ
チル−、ジエチル−、メチルプロピル−、メチル−n−
ブチル−、ジ−n−プロピル−、ジ−n−ブチル−、ジ
−n−ヘキシルアミノであり; −CONR4R5、ここでR4及びR5は互いに独立してC1−C
12−、好ましくはC1−C6−及び特にC1−C4−アルキル又
はR4とR5は協働してテトラーもしくはペンタメチレン又
は3−オキサペンチレンであり、ここでアルキルは直線
状又は枝状であってもよく、例えば、ジメチル−、メチ
ルエチル−、ジエチル−、メチル−n−プロピル−、エ
チル−n−プロピル−、ジ−n−プロピル−、メチル−
n−ブチル−、エチル−n−ブチル−、n−プロピル−
n−ブチル−及びジ−n−ブチルカルバモイルであり; −COOR4,ここでR4はC1−C12−、好ましくはC1−C6−ア
ルキルであり、直線状又は枝状であってもよく、例え
ば、メチル、エチル、n−及びi−プロピル、n−,i−
及びt−ブチル、並びにペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル及びドデシ
ルの各異性体である。
アリールとしてのR1は好ましくは非置換又は置換ナフ
チル及び特にフェニルである。ヘテロアリールとしての
R1は好ましくは1又は2個の同一の又は異なるヘテロ原
子、特にO、S又はNを有する5−又は6−員環であ
り、好ましくは4又は5個の炭素原子を含有しかつベン
ゼンと縮合していてもよい。R1が誘導されうるヘテロ芳
香族化合物としては、例えば、フラン、ピロール、チオ
フェン、ピリジン、ピリミジン、インドール及びキノリ
ンである。
R1の置換基についてと同様の好適置換基がR2及びR3
置換基についても当てはまる。アルキルとしてのR2及び
R3は好ましくは非置換又は置換C1−C6−、特にC1−C4
アルキルであり、直線状又は枝状であってもよい。例え
ば、メチル、エチル、i−及び−n−プロピル、i−,n
−及びt−ブチル、並びにペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル及びドデシ
ルの各異性体である。
非置換又は置換シクロアルキルとしてのR2及びR3は、
好ましくは3−6個、特に5又は6個の環炭素原子を含
有する。例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシク
ロオクチルである。
アリールとしてのR2及びR3は好ましくは非置換又は置
換ナフチル及び特にフェニルである。アラルキルとして
のR2及びR3は1−10個、好ましくは1−6個の、特に1
−4個の炭素原子をアルキレン中に有する好ましくは非
置換又は置換フェニルアルキルであり、ここでアルキレ
ンは直線状でも枝状であってもよい。例えば、特にベン
ジル、並びに1−フェニルエト−1−イル、2−フェニ
ルエト−1−イル、1−フェニルプロポ−1−イル、1
−フェニルプロポ−2−イル、1−フェニルプロポ−3
−イル、2−フェニルプロポ−1−イル、2−フェニル
プロポ−2−イル及び1−フェニルブト−4−イルであ
る。
−CONR4R5及び−COOR4としてのR2及びR3において、R4
及びR5は好ましくはC1−C6−、特にC1−C4−アルキルを
表すか、又はR4及びR5は協働してテトラメチレン、ペン
タメチレンもしくは3−オキサペンチレンを表す。アル
キルの例としては、前述のものである。
一緒になってアルキレンを表す、R2とR3又はR3とR
1は、好ましくは1個の−O−、−S−又は−NR4−、好
ましくは−O−により中断されている。R2とR3又はR3
R1は、一緒になって、それが結合している炭素原子又は
−N=C−基と共に好ましくは5−又は6−員環を形成
する。置換基としては前述の好適置換基が当てはまる。
縮合アルキレンとしてのR2とR3又はR3に結合したR1は、
好ましくはベンゼン又はピリジンと縮合したアルキレン
である。アルキレンの例としては:エチレン、1,2−又
は1,3−プロピレン、1,2−、1,3又は1,4−ブチレ、1,5
−ペンチレン及び1,6−ヘキシレンである。中断された
又は=Oで置換されたアルキレンの例としては2−オキ
サ−1,3−プロピレン、2−オキサ−1,4−ブチレン、2
−オキサ−又は3−オキサ−1,5−ペンチレン、3−チ
ア−1,5−ペンチレン、2−チア−1,3−プロピレン、2
−メチルイミノ−1,3−プロピレン、2−エチルイミノ
−1,4−ブチレン、2−又は3−メチルイミノ−1,5−ペ
ンチレン、1−オキソ−2−オキサ−1,3−プロピレ
ン、1−オキソ−2−オキサ−1,4−ブチレン、2−オ
キソ−3−オキサ−1,4−ブチレン、1−オキサ−2−
オキソ−1,5−ペンチレンである。縮合アルキレンの例
としては: である。
縮合された及び中断された及び場合により=Oで置換
されたアルキレンの例としては: である。
好ましい基においては、式IIにおけるR1は2,6−ジメ
チルフェン−1−イル又は2−メチル−6−エチルフェ
ン−1−イルを、R2はメチルをR3はメトキシメチルを表
す。
式IIのN−アリールイミンは公知であり、またケトン
及びアリールアミンから公知方法により製造することが
できる。本方法の実施態様においては、式IIのN−アリ
ールイミンはまたその場で相当するケトン及びアリール
アミンから製造することもできる。
本方法は好ましくは温度−20−50℃、特に−20−20
℃、殊に−20−10℃で、かつ好ましくは水素圧2×105
−3×106Pa、特に8×105〜3×106Paで行われる。
式III及びIIIaにおいて、Xは、オレフィンリガンド
として例えば、ブテン、プロペン及び特にエチレンであ
り、ジエンリガンドとしては好ましくは閉鎖の又は環状
のジエンであり、このジエン基は1又は2個の炭素原子
を介して結合されている。このジエンは好ましくはヘキ
サジエン、シクロオクタジエン又はノルボルナンジエン
である。
キラルなジホスフィンにおいてホスフィン基は好まし
くは2-4個の炭素原子を有する脂肪族基を介して結合し
ており、C1−C4−アルキル、C5−もしくはC6−シクロア
ルキル、フェニル又はベンジルで置換されていてもよ
い。前記脂肪族基としてはアルキレン;又は5もしくは
6個の環炭素を有するシクロ脂肪族基;又は環中に1-2
個の−O−もしくは=N−C1−C12−アルキル、もしく
は−アシルもしくは−アミノカルボニル、−フェニルも
しくは−ベンジル及び3-5個の炭素原子を有する脂肪族
−ヘテロ環式基が挙げられる。前記環はC1−C4−アルキ
ル、C5−C7−シクロアルキル、フェニル又はベンジルで
置換されていてもよい。
式III又はIIIaにおけるYは好ましくはキラルなジホ
スフィンであり、そのホスフィン基は4個の炭素原子を
介して結合されており、イリジウム原子と共に7−員環
を形成する。
ホスフィン基及びホスフィナイト基は好ましくはC1
C12−アルキル、1-3個のC1−C6−アルキル基で置換され
ていてもよい、5-8個の環炭素原子を有するシクロアル
キル、フェニル、C7−C2−フェニルアルキル又はアルキ
ル基に1-6個の炭素原子を、アルキレン基に1-5個の炭素
原子を有するアルキルフェニルアルキルを含有する。特
に好ましくはt−ブチル、フェニル、ベンジル及びシク
ロヘキシルである。適切な、キラルなジホスフィンは、
カーガン(H.B.Kagan)、不斉触媒反応、不斉合成のた
めのキラルなリガンド、第5巻、13-23頁、アカデミッ
ク・プレス(Academic Press)有限会社、ニューヨーク
(1985)に記載されている。
例えば(Phはフェニルを表す)次のようなものであ
る: ジホスフィナイトの一例としては、式: で示される1−O−フェニル−4,6−O−(R)−ベン
ジリデン−2,3−O−ビス(ジフェニルホスフィノ)−
β−D−グルコピラノシドである。
式IIIにおいてZは好ましくはCl又はBrを表す。式III
aにおいてA は好ましくはClO4 、CF3SO3 、BF4
B(フェニル) 、PF6 、SbCl6 、AsF6 又はSbF6
を表す。
イリジウム化合物の好ましい群としては、式中、Xが
シクロオクタジエン、ZがCl、Yが(R)−又は(S)
−の を表すような式IIIの化合物である。
式III及びIIIaのイリジウム化合物は公知であり、ま
た公知方法により製造することができる。例えば、ウー
ソン(R.Uson)等、Inorg.Chim.Acta73、275頁以降(19
83);ブルーニエ(S.Brunie)等、Journal of Organom
etallic Chemistry、114(1976)、225−235頁;及びグ
リーン(M.Green)等、J.Chem.Soc.(A)、2334頁以降
(1971)参照のこと。
前記イリジウム化合物は単離化合物として添加され
る。この化合物はその場で合成し、直接用いることが適
切である。
前記イリジウム化合物の添加量は好ましくは、式IIの
化合物に対して0.01-5、特に0.05-2モル%である。
好ましい方法実施例は、更にアンモニウム化合物、又
はアルカリ金属−塩化物、−臭化物もしくは沃化物を用
いることを特徴とする。塩化物、臭化物又は沃化物の追
加添加は、触媒として式IIIaの化合物を添加する場合に
特に適切である。塩化物、臭化物及び沃化物の添加量は
好ましくは式IIの化合物に対して0.01-100、特に0.05-5
0モル%である。塩としては沃化物が好ましい。アンモ
ニウムは、アルキル基中に1-6個の炭素原子を有するテ
トラアルキルアンモニウムが好ましく、アルカリ金属と
してはナトリウム、リチウム又はカリウムが好ましい。
反応は溶媒の存在下で又は不在下で行うことができ
る。適切な溶媒は、単独で又は溶媒の混合物として添加
することができるが、例えば次のようなものである; 脂肪族呼び芳香族炭化水素類、例えば、ペンタン、ヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン及びキシレン;アルコール類、例えば、メ
タノール、エタノール、プロパノール及びブタノール;
エーテル類、例えば、ジエチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジ
オキサン;ハロゲン炭化水素類、例えば、塩化メチレ
ン、クロロホルム、1,1,2,2−テトラクロロエタン及び
クロロベンゼン;エステル類及びラクトン類、例えば酢
酸エチルエステル、ブチロラクトン及びバレロラクト
ン;酸アミド類及びラクタム類、例えば、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリ
ドン。
式Iの化合物は、生物学的に活性な物質又は、殊に薬
学及び農業化学の分野において、N−アリール第二アミ
ノ基を有するような物質を製造するための中間生成物で
ある。従って、例えば、o,o−ジアルキルアリールケタ
ミン誘導体、特にアルキル−及び/又はアルコキシアル
キル基を有する誘導体は殺菌剤、特に除草剤として有効
である。上記誘導体としては、アミン塩、例えばクロロ
酢酸の酸アミド、tert−アミン及びアンモニウム塩が挙
げられる(例えば、EP−A−O 077 755及びEP−A−O1
15 470参照のこと)。
次の実施例により、本発明を詳細に説明する。
実施例1-10: 250mlの2口フラスコに、N2−不活性(保護)ガス下
に、N(2,6−ジメチルフェン−1−イル)−メトキシ
メチル−メチルケチミン160mmolを入れた。フラスコを
5×103Paまで真空化しついで窒素掃気を行った。その
後メタノール及びベンゼンをそれぞれ30mlずつ添加しつ
いで2分間室温で撹拌した(溶液A)。
50mlの2口フラスコに、N2−不活性ガス下に、メタノ
ール及びベンゼン10mlずつを入れた。その後[イリジウ
ム(シクロオクタジエン−)Cl]24×10-5mol、ジホス
フィン8.8×10-5mol及びヨウ化テトラブチルアンモニウ
ム1.2×10-3mol(実施例1及2だけ)を次々と導入し
た。各添加の度に均一溶液になるまで撹拌した(溶液
B)。
0.3lのスチール製オートクレーブに、空気除去を行い
ながら、キヤピラリーを用いて溶液A及びBを次々と導
入した。ガス取入れバルブを介して2×106Paの水素で
加圧した。同時に100mlの貯蔵タンクを1.4×107Paの水
素で加圧した。温度は20−22℃であった。反応は2×10
6Paの定水素圧で、もはやそれ以上の水素の吸収がなく
なるまで行った。次いで反応混合物を250mlのフラスコ
中で窒素で掃気した。
溶媒を80℃で回転蒸発器を用いて除去した。得られた
粗生成物を高真空(1−10Pa)下で蒸留した。続いて光
学的収率をポーラロメトリック(polarometrisch)によ
り{リー(A.F.Lee)等、J.Chem.Arc.1954,145)、又は
シフト試薬を使用する1H−HMRにより測定した。
実施例2においては、80mmolのケチミンを用いた。そ
の他の実施例においては、触媒濃度は1モル%(40mmo
l)であり、その際溶媒20mlを用いた。反応は120mlのガ
ラス製−又は65mlのスチール製オートクレーブ中で行っ
た。
光学的収率(ee%)、反応時間、転化率、溶媒及び反
応温度を第1表に示す。
実施例11-14: 実施例3-10と同様に行ったが反応条件を変えた。ケチ
ミンとしてN(2−メチル−6−エチルフェン−1−イ
ル)−メチル−メトキシメチル−ケチミンを用いた。ジ
ホスフィンとして(−)−DIOP(実施例11)及び(+)
−DIOP(実施例12-14)を添加した。水素圧は2×106Pa
であった。結果を第2表に示す。
実施例15-23: 種々のケチミンを用いて実施例3-10と同様に行った。
実施例23においては溶媒として塩化メチレンを用い、そ
の他の実施例ではベンゼン/メタノールを用いた。結果
を第3表に示す。
実施例24-40: 実施例3-10と同様に行った。反応条件及び結果を第4
表に示す。
実施例41: 実施例3-10と同様に行ったが、1−O−フェニル−4,
6−O−(R)−ベンジリデン−2,3−O−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)−β−D−グルコピラノシド、イリジ
ウム1当量に対して2当量のTBAI及びN−(2−メチル
−6−エチルフェン−1−イル)−メチル−メトキシメ
チルケチミンを用いた。反応時間は21.5時間であった。
転化率67%でエチンチオマー過剰率(ee)は44%(S)
であった。
実施例42: 実施例3の反応条件で行い、ケチミンは2,6−ジメチ
ルアニリン40mmol及びメトキシアセトン40mmolからその
場で調製した。溶媒としてはTHFを用いた。反応時間は1
44時間であった。転化率37%で、64%ee(S)のエナン
チオマー過剰率が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 217/08 217/84 C07D 209/08 8217−4C 333/36 // B01J 31/22 X 31/24 X C07B 61/00 300 C07M 7:00 (56)参考文献 特開 昭60−181033(JP,A) 特開 昭57−146752(JP,A) 特開 昭51−75020(JP,A) 特開 昭58−121249(JP,A) 特公 昭49−17248(JP,B1)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式II: 式中、R1はC6−C12−アリール、又は環炭素原子を介し
    て結合する、1もしくは2個のヘテロ原子を環中に有す
    るC4−C11−ヘテロアリールを表し、これらの基は、C1
    −C12−アルキル、C1−C12−アルコキシ、C1−C12−ア
    ルキルチオ、C1−C6−ハロアルキル、ハロゲン、−OH、
    −CN、C6−C12−アリール若しくはC6−C12−アリールオ
    キシ若しくはC6−C12−アリールチオ、C7−C16−アラル
    キル若しくはC7−C16−アラルコキシ若しくはC7−C16
    アラルキルチオ〔これらの基が有するアリール基は、C1
    −C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキ
    ルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、CONR4R5又は−COOR
    4(ここで、R4及びR5は、互いに独立して、C1−C12−ア
    ルキル、フェニル若しくはベンジルであるか、又はR4
    R5は、一緒になってテトラ−若しくはペンタメチレン又
    は3−オキサペンチレンである)で置換されていてもよ
    い〕、炭素原子数2−24の第二アミノ、−CO−NR4R5
    は−COOR4(ここで、R4及びR5は、前述の意味を有す
    る)で置換されていてもよく; R2及びR3は、互いに異なり、C1−C12−アルキル若しく
    は環炭素原子数3−8のシクロアルキル〔これらは、場
    合により−OH、−CN、ハロゲン、C1−C12−アルコキ
    シ、フェノキシ、ベンジルオキシ、炭素原子数2−24の
    第二アミノ、又は−CO−NR4R5若しくは−COOR4(ここ
    で、R4及びR5は前述の意味を有する)で置換されてい
    る〕、C6−C12−アリール若しくはC7−C16−アラルキル
    (これらの基は、場合により前述のR1の置換と同義の基
    により置換されている)、又は−CONR4R5若しくは−COO
    R4(ここで、R4及びR5は、前述の意味を有する)である
    か;或は R1は、前述の意味を有し、R2とR3は、一緒になって炭素
    原子数2−5のアルキレン〔これは、場合により1又は
    2個の−O−、−S−又は−NR4(ここで、R4は、前述
    の意味を有する)で中断されており、及び/又は場合に
    より=O又は前述のR2及びR3がアルキルの場合の置換基
    と同義の基により置換されており、及び/又はベンゼ
    ン、フラン、チオフェン若しくはピロールと縮合してい
    る〕であるか;或は R2は、前述の意味を有し、R1とR3は、一緒になって炭素
    原子数2−5のアルキレン〔これは、場合により1又は
    2個の−O−、−S−又は−NR4(ここで、R4は、前述
    の意味を有する)で中断されており、及び/又は場合に
    より=O又は前述のR2及びR3がアルキルの場合の置換基
    と同義の基により置換されており、及び/又はベンゼ
    ン、フラン、チオフェン若しくはピロールと縮合してい
    る〕である、 で示されるN−アリール化されたプロキラルなケチミン
    を、貴金属とキラルなリガンドとの錯塩の存在下で不斉
    接触水素化することにより、式I: 式中、R1、R2及びR3は前述の意味を有し、*はR−又は
    S−立体配置を表す、 で示される光学活性な第二級N−アリールアミンを製造
    する方法であって、前記水素化を温度−20〜80℃及び水
    素圧105Pa〜6×106Paで行い、反応混合物に触媒量の、
    式III又はIIIa: 〔XIrYZ〕 (III) 又は 〔XIrY〕 (IIIa) 式中、Xは、2個のオレフィンリガンド又は1個のジエ
    ンリガンドを表し、Yは、キラルなジホスフィン(その
    二つのホスフィン基は2−4個の炭素原子を介して結合
    されており、かつイリジウム原子と一緒になって5−、
    6−又は7−員環を形成する)を表すか、又はYは、キ
    ラルなジホスフィナイト(そのホスフィナイト基は2個
    の炭素原子を介して結合されており、かつイリジウム原
    子と一緒になって7−員環を形成する)を表し、Zは、
    Cl、Br又はIを表し、A は酸素酸のアニオン又は錯ア
    ニオンを表す、 で示されるイリジウム化合物を添加することを特徴とす
    る製造方法。
  2. 【請求項2】前記反応温度が、−20〜50℃である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記水素圧が、2×105Pa〜3×106Paであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】式III及びIIIa中のXが、2個のエチレ
    ン、又はジエン基が1又は2個の炭素原子を介して結合
    している1個の開鎖若しくは環状ジエンである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】前記ジエンが、ヘキサジエン、ノルボルナ
    ンジエン又はシクロオクタジエンである特許請求の範囲
    第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】式III及びIIIa中のYが、キラルなジホス
    フィンであり、それらのホスフィン基が、4個の炭素原
    子を介して結合しておりかつイリジウム原子と一緒にな
    って7員環を形成している特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】前記ホスフィン基が、C1−C12−アルキ
    ル、1-3個のC1−C6−アルキル基で置換されていてもよ
    い5〜8個の環炭素原子を有するシクロアルキル、フェ
    ニル、C7−C12−フェニルアルキル又はアルキル基に1
    〜6個の炭素原子及びアルキレン基に1〜5個の炭素原
    子を有するアルキルフェニルアルキルである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  8. 【請求項8】A が、ClO4 、CF3SO3 、BF4 、B
    (フェニル) 、PF6 、SbCl6 、AsF6 又はSbF6
    を表す特許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記イリジウム化合物が、式IIの化合物に
    対して0.01〜5モル%の量添加される特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  10. 【請求項10】アンモニウム化合物、又はアルカリ金属
    −塩化物、−臭化物若しくは沃化物を、更に添加する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  11. 【請求項11】式III中のXが、シクロオクタジエン
    を、ZがClを、かつYが(R)−又は(S)−の を表す特許請求の範囲第1項記載の方法。
  12. 【請求項12】式II中のR1が、2,6−ジメチルフェン−
    1−イル又は2−メチル−6−エチルフェン−1−イル
    を、R2がメチルを、かつR3がメトキシメチルを表す特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  13. 【請求項13】前記ジホスフィナイトが、1−O−フェ
    ニル−4,6−O−(R)−ベンジリデン−2,3−O−ビス
    (ジェニルホスフィノ)−β−D−グリコピラノシドで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
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