JPH08189572A - ボール弁の弁箱シート構造 - Google Patents

ボール弁の弁箱シート構造

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Publication number
JPH08189572A
JPH08189572A JP286395A JP286395A JPH08189572A JP H08189572 A JPH08189572 A JP H08189572A JP 286395 A JP286395 A JP 286395A JP 286395 A JP286395 A JP 286395A JP H08189572 A JPH08189572 A JP H08189572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
annular
valve body
box seat
valve box
Prior art date
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Pending
Application number
JP286395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shosaku Shimada
昌作 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 四フッ化エチレン樹脂製の環状弁箱シートの
摩耗粉が弁体の表面に付着して、摩耗粉の層が形成され
るのを阻止して、環状弁箱シートと弁体の表面を常時直
接的に圧接させることで、高いシール性を確保する。 【構成】 四フッ化エチレン樹脂製の環状弁箱シート4
の外周に環状のかき取り部材9を設け、弁体1の弁開お
よび弁閉作動時に環状のかき取り部材9のリップ部9A
を弁体1の表面に摺接させて、四フッ化エチレン樹脂の
摩耗粉を弁体1の表面からかき取るようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボール弁の弁箱シート
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、ボール弁1(以下、
弁体1という)は、弁箱2の軸線C1に直交する軸線C
2を有し、弁棒3を介して弁箱2に回転可能に収容さ
れ、弁体1の外周面の一部が弁箱2側の環状弁箱シート
4に圧接してシールするように構成されているボール弁
において、環状弁箱シート4として、四フッ化エチレン
樹脂製のものを使用すると、経時により四フッ化エチレ
ン樹脂製の環状弁箱シート4が摩耗する。その結果、摩
耗粉がボール弁1の表面に付着して摩耗粉の層を形成
し、この摩耗粉の層が弁体1と環状弁箱シート4の間に
介在することになり、両者1、4間の直接的な圧接が妨
げられて高いシール性の確保を期待できなくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、四フッ化エチレン樹脂製の弁シートでは、経時に
より四フッ化エチレン樹脂の摩耗粉が弁体の表面に付着
して摩耗粉の層を形成し、この摩耗粉の層が弁体と環状
弁箱シートの間に介在して環状弁箱シートと弁体の直接
的な圧接を妨げるので、高いシール性を確保することが
期待できない点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボール弁の外
周面の一部が弁箱側の環状弁箱シートに圧接してシール
するボール弁の弁箱シート構造において、前記環状弁箱
シートにボール弁の外周面に摺接可能な環状のかき取り
部材が設けられていることを特徴とし、環状弁箱シート
の摩耗粉が弁体の表面に付着して、摩耗粉の層が形成さ
れるのを阻止し、環状弁箱シートと弁体の表面を常時直
接的に圧接させることにより、高いシール性を確保する
目的を達成した。
【0005】
【作用】本発明によれば、弁体の弁開および弁閉作動時
に、環状のかき取り部材が弁体の表面に摺接して、環状
弁箱シートの摩耗粉を弁体の表面からかき取ることがで
きる。したがって、摩耗粉が弁体に付着しなくなるの
で、環状弁箱シートと弁体の表面を常時直接的に圧接さ
せることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例をを示す半截断面図、図
2は要部の拡大断面図である。なお、図3の従来例と同
一もしくは相当部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、ボール弁(弁体)1は、弁箱2の軸線C
1に直交する軸線C2を有し、弁棒3を介して弁箱2に
回転可能に収容され、弁体1の外周面の一部が四フッ化
エチレン樹脂製の環状弁箱シート4に圧接してシールす
るように構成されている。すなわち、弁体1はキー5に
より弁棒3と同時回転可能に結合されており、環状弁箱
シート4は、弁箱2に組込まれたシートリテーナ6の環
状溝6Aに嵌合されているとともに、複数のボルト7に
よってシートリテーナ6に締結した環状の押え板8によ
り押圧保持されている。
【0007】一方、環状弁箱シート4には、たとえばポ
リアミド系樹脂(ナイロン)のような非付着特性をもつ
材料によって形成された環状のかき取り部材9を外嵌し
て、両者4、9を一体に結合している。したがって、環
状弁箱シート4と一体にシートリテーナ6の環状溝6A
に嵌合され、複数のボルト7によってシートリテーナ6
に締結した環状の押え板8により押圧保持される。ま
た、環状のかき取り部材9には、弁体1の開弁・閉弁作
動時に該弁体1の表面に摺接するリップ部9Aが形成さ
れている。なお、図中、10はスプリングを示す。
【0008】このような構成であれば、弁体1の弁開お
よび弁閉作動時に、環状のかき取り部材9のリップ部9
Aが弁体1の表面に摺接して、環状弁箱シート4の摩耗
粉、つまり四フッ化エチレン樹脂の摩耗粉を弁体1の表
面からかき取る。したがって、摩耗粉が弁体1に付着し
て摩耗粉の層を形成し、この摩耗粉の層が弁体1と環状
弁箱シート4の間に介在することはない。これにより、
環状弁箱シート4と弁体1の表面を常時直接的に圧接さ
せることができるので、高いシール性を確保することが
可能になる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁体の
弁開および弁閉作動時に、環状のかき取り部材が弁体の
表面に摺接して、環状弁箱シートの摩耗粉を弁体の表面
からかき取り、摩耗粉が弁体に付着するのを阻止できる
ので、環状弁箱シートと弁体の表面を常時直接的に圧接
させて、高いシール性を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半截断面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】従来例の半截断面図である。
【符号の説明】
1 弁体(ボール弁) 2 弁箱 4 環状弁箱シート 9 環状のかきとり部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール弁の外周面の一部が弁箱側の環状
    弁箱シートに圧接してシールするボール弁の弁箱シート
    構造において、前記環状弁箱シートにボール弁の外周面
    に摺接可能な環状のかき取り部材が設けられていること
    を特徴とするボール弁の弁箱シート構造。
JP286395A 1995-01-11 1995-01-11 ボール弁の弁箱シート構造 Pending JPH08189572A (ja)

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JP286395A JPH08189572A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 ボール弁の弁箱シート構造

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JPH08189572A true JPH08189572A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11541217

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JP286395A Pending JPH08189572A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 ボール弁の弁箱シート構造

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JP (1) JPH08189572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200940A (ja) * 2000-01-17 2001-07-27 Harman Co Ltd ガス用開閉具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200940A (ja) * 2000-01-17 2001-07-27 Harman Co Ltd ガス用開閉具

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