JPH08189371A - 過給機の潤滑油圧力制御装置 - Google Patents
過給機の潤滑油圧力制御装置Info
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- JPH08189371A JPH08189371A JP1832695A JP1832695A JPH08189371A JP H08189371 A JPH08189371 A JP H08189371A JP 1832695 A JP1832695 A JP 1832695A JP 1832695 A JP1832695 A JP 1832695A JP H08189371 A JPH08189371 A JP H08189371A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は過給機の低負荷域において、
過給機への潤滑油圧力を低くして過給機の機械効率の向
上をはかった過給機の潤滑油圧力制御装置を提供するに
ある。 【構成】 外部よりの潤滑油が供給されるターボチャー
ジャ過給機において、一端の大径側に過給機空気吐出圧
が作用し、他端の小径側には潤滑油圧力が作用し、低負
荷時には大径方向へ移動して潤滑油の絞り通路を開孔
し、非低負荷時には小径方向へ移動し潤滑油の正規通路
を開孔する段付ピストンを有してなり、低負荷時には自
動的に過給機の潤滑油圧力が低減することを特徴とする
過給機の潤滑油圧力制御装置。
過給機への潤滑油圧力を低くして過給機の機械効率の向
上をはかった過給機の潤滑油圧力制御装置を提供するに
ある。 【構成】 外部よりの潤滑油が供給されるターボチャー
ジャ過給機において、一端の大径側に過給機空気吐出圧
が作用し、他端の小径側には潤滑油圧力が作用し、低負
荷時には大径方向へ移動して潤滑油の絞り通路を開孔
し、非低負荷時には小径方向へ移動し潤滑油の正規通路
を開孔する段付ピストンを有してなり、低負荷時には自
動的に過給機の潤滑油圧力が低減することを特徴とする
過給機の潤滑油圧力制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気タービン過給機の潤
滑油システムに適用される潤滑油圧力制御装置に関す
る。
滑油システムに適用される潤滑油圧力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は外部から潤滑油が供給される従来
形排気ガスタービン過給機の潤滑油圧力制御装置の油ラ
イン図である。この潤滑油はサンプタンク07より吸引
され潤滑油ポンプ06で加圧されて、こし器05から潤
滑油入口管01をへて過給機08に供給され潤滑油戻り
管02をへてサンプタンク07に戻る。また潤滑油入口
管01の途中にバイパス管03、減圧弁04、潤滑油逃
し管09の作用によって潤滑油圧力Pa を常に一定に保
持する装置で、図5は圧力Pa と実流量qa をたて軸と
し負荷を横軸として実線として示したものである。
形排気ガスタービン過給機の潤滑油圧力制御装置の油ラ
イン図である。この潤滑油はサンプタンク07より吸引
され潤滑油ポンプ06で加圧されて、こし器05から潤
滑油入口管01をへて過給機08に供給され潤滑油戻り
管02をへてサンプタンク07に戻る。また潤滑油入口
管01の途中にバイパス管03、減圧弁04、潤滑油逃
し管09の作用によって潤滑油圧力Pa を常に一定に保
持する装置で、図5は圧力Pa と実流量qa をたて軸と
し負荷を横軸として実線として示したものである。
【0003】
(1)不具合点 ところが従来の排気タービン過給機に対する潤滑油シス
テムでは、過給機の負荷に関係なく潤滑油圧力が一定で
あるため、低負荷時にも潤滑油量が大量に流れ、過給機
の機械効率が低くなり、その総合効率も低下する欠点が
ある。
テムでは、過給機の負荷に関係なく潤滑油圧力が一定で
あるため、低負荷時にも潤滑油量が大量に流れ、過給機
の機械効率が低くなり、その総合効率も低下する欠点が
ある。
【0004】(2)改善点 本発明は前記不具合点を改善し、過給機の機械効率と総
合効率の向上をはかったものである。 (a)即ち過給機の停止中は、ブロア圧がゼロであるが
潤滑油圧力が段付ピストンの小径側より大径側へ作用
し、常に潤滑油圧力を最低圧に設定する。 (b)過給機が始動し、空気吐出圧が、常用油圧×(小
径部面積/大径部面積)を越えると、これが前記段付ピ
ストンでは前記空気吐出圧が勝って小径方向への力が作
用し同ピストンを右方に十分に移動させ正規通路が開口
し潤滑油圧を正規圧力に復する。
合効率の向上をはかったものである。 (a)即ち過給機の停止中は、ブロア圧がゼロであるが
潤滑油圧力が段付ピストンの小径側より大径側へ作用
し、常に潤滑油圧力を最低圧に設定する。 (b)過給機が始動し、空気吐出圧が、常用油圧×(小
径部面積/大径部面積)を越えると、これが前記段付ピ
ストンでは前記空気吐出圧が勝って小径方向への力が作
用し同ピストンを右方に十分に移動させ正規通路が開口
し潤滑油圧を正規圧力に復する。
【0005】(c)次に過給機が低回転となり、過給機
の吐出空気圧が正規油圧×(小径部面積/大径部面積)
以下になると潤滑油圧力が勝って、前記段付ピストンの
小径側より大径方向に潤滑油圧力が作用し、段付ピスト
ンが左方に移動し絞り通路が開孔し過給機への潤滑油圧
力を減ずる。
の吐出空気圧が正規油圧×(小径部面積/大径部面積)
以下になると潤滑油圧力が勝って、前記段付ピストンの
小径側より大径方向に潤滑油圧力が作用し、段付ピスト
ンが左方に移動し絞り通路が開孔し過給機への潤滑油圧
力を減ずる。
【0006】本発明の目的は過給機の停止又は低負荷域
において、過給機に対する潤滑油圧力を自動的に低下さ
せてその機械効率の向上をはかった過給機の潤滑油圧力
制御装置を提供するにある。
において、過給機に対する潤滑油圧力を自動的に低下さ
せてその機械効率の向上をはかった過給機の潤滑油圧力
制御装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る過給機の潤
滑油圧力制御装置は、外部から潤滑油が供給される排気
ガスタービン過給機において、一端の大径側には過給機
空気吐出圧が作用し、他端の小径側には潤滑油圧力が作
用し、低負荷時には大径方向へ移動して潤滑油の絞り通
路を開孔し非低負荷時には小径方向へ移動し潤滑油の正
規通路を開孔する段付ピストンを有してなり、低負荷時
には自動的に過給機の潤滑油圧力が低減し非低負荷時に
は正規油圧に復することを特徴としている。
滑油圧力制御装置は、外部から潤滑油が供給される排気
ガスタービン過給機において、一端の大径側には過給機
空気吐出圧が作用し、他端の小径側には潤滑油圧力が作
用し、低負荷時には大径方向へ移動して潤滑油の絞り通
路を開孔し非低負荷時には小径方向へ移動し潤滑油の正
規通路を開孔する段付ピストンを有してなり、低負荷時
には自動的に過給機の潤滑油圧力が低減し非低負荷時に
は正規油圧に復することを特徴としている。
【0008】
【作用】図1は過給機の潤滑油圧力制御装置の正面図、
図2は図1のA−A断面図、図3は同制御装置の潤滑油
系統図を示す。図3においてサンプタンク7より吸引さ
れ弁15をへて電動ポンプ6により加圧された潤滑油は
圧力調整逃し弁4により正規油圧に調圧され、過給機潤
滑油入口通路aに達し過給機の軸受を潤滑しているが、
本発明では前述の潤滑油圧力制御装置10により従来例
よりさらに調圧された潤滑油が給油されることとなって
いるので、その作用について詳細に説明する。
図2は図1のA−A断面図、図3は同制御装置の潤滑油
系統図を示す。図3においてサンプタンク7より吸引さ
れ弁15をへて電動ポンプ6により加圧された潤滑油は
圧力調整逃し弁4により正規油圧に調圧され、過給機潤
滑油入口通路aに達し過給機の軸受を潤滑しているが、
本発明では前述の潤滑油圧力制御装置10により従来例
よりさらに調圧された潤滑油が給油されることとなって
いるので、その作用について詳細に説明する。
【0009】(A)過給機が停止又は低負荷時 このときは過給機のブロアの出口圧はゼロ又は低くなっ
ており、大径側シリンダ空気室lへの入口部には逆止弁
29が設置されているが、弁座には切欠きnが設けられ
ているのでシリンダ空気室l内のエアは小径部の潤滑油
圧により押され過給機吐出空気通路mへ逃げ、段付ピス
トン22は左端に移動を終っている。従ってピストンの
位置は図1に示すようになっており、潤滑油は本体ケー
シング21−通路a−通路b−(低負荷時の)出口絞り
通路d−出口通路e−ヘッドタンク油室fへと流れ、ヘ
ッドタンク13の内は正規圧力Pa より低圧力Pb に制
御される。
ており、大径側シリンダ空気室lへの入口部には逆止弁
29が設置されているが、弁座には切欠きnが設けられ
ているのでシリンダ空気室l内のエアは小径部の潤滑油
圧により押され過給機吐出空気通路mへ逃げ、段付ピス
トン22は左端に移動を終っている。従ってピストンの
位置は図1に示すようになっており、潤滑油は本体ケー
シング21−通路a−通路b−(低負荷時の)出口絞り
通路d−出口通路e−ヘッドタンク油室fへと流れ、ヘ
ッドタンク13の内は正規圧力Pa より低圧力Pb に制
御される。
【0010】このときの低圧力Pb は潤滑油出口絞り通
路dと絞り通路gと軸受抵抗と正規油圧Pa との関係よ
り種々の値に設定することができる。また一部の潤滑油
は逃し通路c→絞り通路gから潤滑油逃し管12をへて
潤滑油戻り管2よりサンプタンク7へ戻る。
路dと絞り通路gと軸受抵抗と正規油圧Pa との関係よ
り種々の値に設定することができる。また一部の潤滑油
は逃し通路c→絞り通路gから潤滑油逃し管12をへて
潤滑油戻り管2よりサンプタンク7へ戻る。
【0011】(B)次に過給機が回り始め増速中は次第
に吐出空気圧が増加し、段付ピストン22の大径側に過
給機の吐出空気通路mよりの吐出空気圧が作用して吐出
空気が切替設定値P即ちP=正規油圧×(小径部面積/
大径部面積)を越えると、段付ピストン22が右方の小
径側へ移動する。このとき潤滑油通路はa−h−e−f
となり、過給機のヘッドタンク13内の潤滑油圧力は正
規油圧Pa が作用することになり、過給機の回転に必要
な潤滑油が十分に供給されることになる。
に吐出空気圧が増加し、段付ピストン22の大径側に過
給機の吐出空気通路mよりの吐出空気圧が作用して吐出
空気が切替設定値P即ちP=正規油圧×(小径部面積/
大径部面積)を越えると、段付ピストン22が右方の小
径側へ移動する。このとき潤滑油通路はa−h−e−f
となり、過給機のヘッドタンク13内の潤滑油圧力は正
規油圧Pa が作用することになり、過給機の回転に必要
な潤滑油が十分に供給されることになる。
【0012】(C)次に過給機が減速をはじめると、段
付ピストン22の大径側に作用している吐出空気圧は次
第に減じ、切替設定値以下に低下すると小径側に作用し
ている潤滑油圧力が勝って、段付ピストン22は左方の
大径方向へ移動をはじめるが、このとき逆止弁29が作
動してl室内の空気の逃げを制限する。しかし、その弁
座には切欠きnが設けられているので段付ピストンはゆ
るやかに時間をかけて大径側へ移動することになる。
付ピストン22の大径側に作用している吐出空気圧は次
第に減じ、切替設定値以下に低下すると小径側に作用し
ている潤滑油圧力が勝って、段付ピストン22は左方の
大径方向へ移動をはじめるが、このとき逆止弁29が作
動してl室内の空気の逃げを制限する。しかし、その弁
座には切欠きnが設けられているので段付ピストンはゆ
るやかに時間をかけて大径側へ移動することになる。
【0013】これによって潤滑油圧は急変することはな
く徐々に正規油圧Pa から低負荷域の低油圧Pb へ移行
することになり、暖まった軸受を十分に冷却する油流が
確保できる。よって本潤滑油圧力制御装置は電動ポンプ
の潤滑油圧と過給機の吐出空気圧によって自動的に低圧
力Pb 又は正規油圧Pa の潤滑油を過給機へ供給するこ
とができる。
く徐々に正規油圧Pa から低負荷域の低油圧Pb へ移行
することになり、暖まった軸受を十分に冷却する油流が
確保できる。よって本潤滑油圧力制御装置は電動ポンプ
の潤滑油圧と過給機の吐出空気圧によって自動的に低圧
力Pb 又は正規油圧Pa の潤滑油を過給機へ供給するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下図1〜3を参照し本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係る過給機の
潤滑油圧力制御装置の断面図、図2は図1のA−A断面
図、図3(a)は潤滑油圧力制御装置10を過給機の潤
滑ラインに設置した全体配管図であり、同(b)図はヘ
ッドタンク内蔵型過給機上に潤滑油圧力装置10を設置
した図である。
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係る過給機の
潤滑油圧力制御装置の断面図、図2は図1のA−A断面
図、図3(a)は潤滑油圧力制御装置10を過給機の潤
滑ラインに設置した全体配管図であり、同(b)図はヘ
ッドタンク内蔵型過給機上に潤滑油圧力装置10を設置
した図である。
【0015】図1に示す潤滑油制御装置10の外周には
制御本体ケーシング21が設けられ、その内部には段付
シリンダと段付ピストン22が配設されている。該段付
シリンダの一端部にはふた23が、他端部には逆止弁2
9付のふた24及び吐出空気取付用のフランジ25が設
置されている。逆止弁29の弁座には切り欠きnが設け
られ弁閉塞時においても小穴により空気が出入するよう
になっている。又制御本体ケーシング21には潤滑油入
口通路a及び出口通路eが設けられている。
制御本体ケーシング21が設けられ、その内部には段付
シリンダと段付ピストン22が配設されている。該段付
シリンダの一端部にはふた23が、他端部には逆止弁2
9付のふた24及び吐出空気取付用のフランジ25が設
置されている。逆止弁29の弁座には切り欠きnが設け
られ弁閉塞時においても小穴により空気が出入するよう
になっている。又制御本体ケーシング21には潤滑油入
口通路a及び出口通路eが設けられている。
【0016】段付ピストン22において、過給機よりの
吐出空気が流入して作用する側は大径化されており、潤
滑油圧力が作用する小径部には潤滑油の絞り通路dと、
絞りのない正規通路hが設けられており、過給機よりの
吐出空気が切替設定値を境にして両通路を切替えて、過
給機が低負荷時には潤滑油圧力が低減し、非低負荷時に
は正規圧力に自動的に復するように構成されている。
吐出空気が流入して作用する側は大径化されており、潤
滑油圧力が作用する小径部には潤滑油の絞り通路dと、
絞りのない正規通路hが設けられており、過給機よりの
吐出空気が切替設定値を境にして両通路を切替えて、過
給機が低負荷時には潤滑油圧力が低減し、非低負荷時に
は正規圧力に自動的に復するように構成されている。
【0017】また段付ピストン22と段付シリンダの中
間部に生じる移動室Kに対し、該ピストン外周よりエア
漏れや油漏れが発生したときのためエア抜き通路iとド
レン抜き通路jが設けられており、段付ピストン22の
移動の抵抗とならないように構成されている。
間部に生じる移動室Kに対し、該ピストン外周よりエア
漏れや油漏れが発生したときのためエア抜き通路iとド
レン抜き通路jが設けられており、段付ピストン22の
移動の抵抗とならないように構成されている。
【0018】次に前記実施例の作用について説明する。
過給機の負荷が上昇し、吐出空気圧が正規油圧×(大径
面積/小径面積)即ち(切替設定値)を越えたときに
は、段付ピストン22が右方の小径側へ移動し、潤滑油
通路dの位置が正規通路hの位置となり、通路面積の絞
りdがなくなるため、過給機のヘッドタンク13の内圧
が正規油圧Pa に復することになり、逃し通路cは閉塞
され、過給機は高圧で潤滑される。
過給機の負荷が上昇し、吐出空気圧が正規油圧×(大径
面積/小径面積)即ち(切替設定値)を越えたときに
は、段付ピストン22が右方の小径側へ移動し、潤滑油
通路dの位置が正規通路hの位置となり、通路面積の絞
りdがなくなるため、過給機のヘッドタンク13の内圧
が正規油圧Pa に復することになり、逃し通路cは閉塞
され、過給機は高圧で潤滑される。
【0019】次に過給機の減速時には過給機の吐出空気
圧が正規油圧×(大径面積/小径面積)即ち(切替設定
値)より低くなり段付ピストン22の小径側の作用油圧
が勝り、該ピストンは左方の大径方向へ移動し、これに
より過給機は低圧で潤滑されることになる。このとき前
記l室の空気は逆止弁27の閉鎖により流出を防げられ
るが、その弁座に設けられた切り欠きnより空気が徐々
に流出して過給機のうず室をへて機関側へ逃げる。故に
段付ピストンは時間をかけてゆるやかに移動することに
なる。従って以前の高負荷時に熱せられた軸受の冷却に
有効に作用する。図5は前述の過給機潤滑油圧力の変化
状況を示す線図でPb は低負荷時のL0(潤滑油)圧
力、Pa は正規時のL0 圧力、qb はL0 圧力切替時の
流量、qaは実流量、qc は計画必要流量、bはL0 圧
力切替点である。
圧が正規油圧×(大径面積/小径面積)即ち(切替設定
値)より低くなり段付ピストン22の小径側の作用油圧
が勝り、該ピストンは左方の大径方向へ移動し、これに
より過給機は低圧で潤滑されることになる。このとき前
記l室の空気は逆止弁27の閉鎖により流出を防げられ
るが、その弁座に設けられた切り欠きnより空気が徐々
に流出して過給機のうず室をへて機関側へ逃げる。故に
段付ピストンは時間をかけてゆるやかに移動することに
なる。従って以前の高負荷時に熱せられた軸受の冷却に
有効に作用する。図5は前述の過給機潤滑油圧力の変化
状況を示す線図でPb は低負荷時のL0(潤滑油)圧
力、Pa は正規時のL0 圧力、qb はL0 圧力切替時の
流量、qaは実流量、qc は計画必要流量、bはL0 圧
力切替点である。
【0020】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成したので、過
給機の停止または低負荷域において、ヘッドタンク内の
潤滑油圧力を低下させ最適な潤滑油量を確保できるた
め、低負荷域での過給機軸受損失を最適最小にすること
ができ、過給機の総合効率が上昇し低負荷域での主機関
の熱効率を向上させることができる。又過給機の回転が
上昇し吐出空気圧が切替設定値を越えると、段付ピスト
ンが移動してヘッドタンク内の潤滑油圧力が正規圧力に
切替わって最適な流量と圧力を得られ、安全運転が確保
できる。
給機の停止または低負荷域において、ヘッドタンク内の
潤滑油圧力を低下させ最適な潤滑油量を確保できるた
め、低負荷域での過給機軸受損失を最適最小にすること
ができ、過給機の総合効率が上昇し低負荷域での主機関
の熱効率を向上させることができる。又過給機の回転が
上昇し吐出空気圧が切替設定値を越えると、段付ピスト
ンが移動してヘッドタンク内の潤滑油圧力が正規圧力に
切替わって最適な流量と圧力を得られ、安全運転が確保
できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る過給機の潤滑油圧力
制御装置の断面図、
制御装置の断面図、
【図2】図1のA−A断面図、
【図3】(a)は同上装置を設置した潤滑ライン図、
(b)本発明部品のヘッドタンク内蔵形過給機への取付
図、
(b)本発明部品のヘッドタンク内蔵形過給機への取付
図、
【図4】従来の過給機への潤滑油イランを示す図、
【図5】ディーゼル機関の負荷ベースで過給機潤滑油圧
力、流量の関係の一例を示し、Pb ,qb が本発明の効
果を示す図である。
力、流量の関係の一例を示し、Pb ,qb が本発明の効
果を示す図である。
図1、図2に対して21…本体ケーシング、22…段付
ピストン、23…ふた、24…ふた(逆止弁付)、25
…フランジ(吐出空気管用)、26…Oリング、27…
Oリング、28…制限リング板、27…逆止弁、30…
止め板、31…ナット、32…止めねじ、a…(潤滑
油)入口通路、b…(低負荷ピストンの潤滑油)入口通
路、c…逃し通路、d…(低負荷時の潤滑油出口)絞り
通路、e…(本体ケーシングの潤滑油)出口通路、f…
(過給機の)ヘッドタンク油室、g…絞り通路、h…正
規通路、i…エア抜き通路、j…ドレン抜き通路、k…
シリンダの移動室、l…大径側シリンダ空気室、m…過
給機吐出空気通路、n…逆止弁座の切り欠き、P…油圧
計、q…小径側シリンダの潤滑油室。図3(a)、
(b)に対して1…潤滑油入口管、2…潤滑油戻管、3
…バイパス管、4…圧力調整用逃し弁、5…こし器、6
…潤滑油ポンプ、7…サンプタンク、8…過給機(ヘッ
ダタンク内蔵型)、9…潤滑油逃し管、10…潤滑油圧
力制御装置、11…吐出空気導管、12…潤滑油逃し
管、13…ヘッドタンク、14…同ふた、15…弁。
ピストン、23…ふた、24…ふた(逆止弁付)、25
…フランジ(吐出空気管用)、26…Oリング、27…
Oリング、28…制限リング板、27…逆止弁、30…
止め板、31…ナット、32…止めねじ、a…(潤滑
油)入口通路、b…(低負荷ピストンの潤滑油)入口通
路、c…逃し通路、d…(低負荷時の潤滑油出口)絞り
通路、e…(本体ケーシングの潤滑油)出口通路、f…
(過給機の)ヘッドタンク油室、g…絞り通路、h…正
規通路、i…エア抜き通路、j…ドレン抜き通路、k…
シリンダの移動室、l…大径側シリンダ空気室、m…過
給機吐出空気通路、n…逆止弁座の切り欠き、P…油圧
計、q…小径側シリンダの潤滑油室。図3(a)、
(b)に対して1…潤滑油入口管、2…潤滑油戻管、3
…バイパス管、4…圧力調整用逃し弁、5…こし器、6
…潤滑油ポンプ、7…サンプタンク、8…過給機(ヘッ
ダタンク内蔵型)、9…潤滑油逃し管、10…潤滑油圧
力制御装置、11…吐出空気導管、12…潤滑油逃し
管、13…ヘッドタンク、14…同ふた、15…弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 外部から潤滑油が供給される排気ガスタ
ービン過給機において、一端の大径側には過給機空気吐
出圧が作用し、他端の小径側には潤滑油圧力が作用し、
低負荷時には大径方向へ移動して潤滑油の絞り通路を開
孔し非低負荷時には小径方向へ移動し潤滑油の正規通路
を開孔する段付ピストンを有してなり、低負荷時には自
動的に過給機の潤滑油圧力が低減し、非低負荷時には正
規油圧に復することを特徴とする過給機の潤滑油圧力制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832695A JPH08189371A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 過給機の潤滑油圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832695A JPH08189371A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 過給機の潤滑油圧力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189371A true JPH08189371A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11968504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1832695A Withdrawn JPH08189371A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 過給機の潤滑油圧力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08189371A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008023067A1 (de) * | 2006-08-24 | 2008-02-28 | Abb Turbo Systems Ag | Notöltank |
CN107869364A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-04-03 | 湖南天雁机械有限责任公司 | 涡轮增压器轴承体组件 |
CN115234364A (zh) * | 2022-08-01 | 2022-10-25 | 中车大连机车研究所有限公司 | 一种柴油机涡轮增压器润滑油补偿及隔热防爆集成装置 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP1832695A patent/JPH08189371A/ja not_active Withdrawn
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