JPH0818918A - デジタル磁気記録再生装置及びデジタル磁気再生装置 - Google Patents

デジタル磁気記録再生装置及びデジタル磁気再生装置

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JPH0818918A
JPH0818918A JP6173374A JP17337494A JPH0818918A JP H0818918 A JPH0818918 A JP H0818918A JP 6173374 A JP6173374 A JP 6173374A JP 17337494 A JP17337494 A JP 17337494A JP H0818918 A JPH0818918 A JP H0818918A
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JP6173374A
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Inventor
Hirobumi Uchida
博文 内田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号がデジタル記録された磁気テープか
ら、映像を高速再生するに際し、少ないメモリ容量で画
質劣化の少ない高速再生映像を得ること。 【構成】 A/D変換器2から出力された1フレームの
デジタル映像をブロッキング回路3に入力し、複数のマ
クロブロックに分割する。SYNC・ID付加回路7に
より、ブロック番号及びトラック番号を付加する。この
信号を変調して記録ヘッド10を介して磁気テープ11
に記録する。圧縮されたデジタル映像を高速再生するに
は、磁気テープ11を高速走行させ、再生ヘッド12に
より記録トラックを斜めに走査し、不連続なSYNCブ
ロックのデータを再生する。これらのデータをフレーミ
ング回路17を用いて、1フレームの画像データに変換
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル映像信号を記録
再生、又は再生する装置に関し、特に高速再生可能なデ
ジタル磁気記録再生装置及びデジタル磁気再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル磁気記録再生装置(以下、デジ
タルVTRという)における記録すべきデータ量は、ア
ナログVTRに比べてはるかに多い。従って、1フィー
ルドの映像信号のデータは磁気テープの複数の映像トラ
ックに渡って記録される。例えば、D−1フォーマット
(デジタルVTRの国際標準の一方式)のデジタルVT
Rにおいて、NTSC方式の映像信号を記録する場合に
は、1フィールドの映像信号のデータが10本の映像ト
ラックに記録される。記録処理に先立って、映像信号の
データは記録されるデータのエラー訂正能力を向上させ
るために画素単位でシャフリングされる。シャフリング
された映像信号のデータはシャフリングされた順序で映
像トラックに記録される。
【0003】このようにして記録された映像信号のデー
タを高速再生する場合には、磁気テープ走行方向におい
て、あまり離れていない複数の映像トラックから再生さ
れた映像信号のデータを用いて再生画像を形成する。ま
た再生された映像信号データが画素単位で補間されるの
で、比較的見やすい再生画像を得ることができる。
【0004】近年、記録時のデータ量を減らすためにデ
ータ圧縮技術がデジタルVTRに導入されつつある。デ
ータ圧縮の方式として、映像画面の水平8画素、垂直8
ラインの領域のデータをDCTブロックと称し、DCT
ブロックのデータに直交変換処理を施した後、可変長符
号化処理を施す方式が知られている。このようにしてデ
ータ圧縮された映像信号は、デジタルVTRにより磁気
テープに記録される。
【0005】記録されたデータを特に高速で再生する場
合には、再生画像には記録時の時刻が異なる画像のデー
タを有するDCTブロックが混在する。従って、表示画
像においてはある部分が他の部分と時間的に異なり、こ
れが画像を見苦しくする要因となっている。DCTブロ
ック単位で信号圧縮をすると、データ補間時に空間的に
近隣のデータによって補間することができず、補間に用
いられるデータは1つ以上前のフィールド又はフレーム
のデータ等の時間的に異なるデータとなる。このような
原因で画像が劣化する。また、補間データの時間差は高
速再生時の速度の倍率が高くなるほど大きくなり、その
結果益々画像が劣化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような画像の劣化
を抑える手法が例えば特願平5−244457号に提案
されている。この手法によれば、記録時において画像の
画面を一方向にのみ複数個の長方形ブロックに分割す
る。そして各長方形ブロック内のマクロブロックを画面
の一端から他端へ順番に並べ、少なくともトラック番号
及びSYNCブロック番号を含むIDを付加して、磁気
テープ上の映像トラックに記録する。高速再生時には、
同一トラック番号の映像トラックから再生されるデータ
がSYNCブロック番号の順番にずれて再生されるよう
にテープ速度をキャプスタンにより制御する。つぎに磁
気テープから読み出されたデータのIDに基づいて、複
数個のフレームメモリの読み出し及び書き込みを巡回制
御し、画面上の位置の順番に映像データを磁気テープか
ら順番に再生する。こうすると高速再生の画面を見やす
くすることができる。
【0007】このような従来例の手法では、複数個のフ
レームメモリを巡回制御しているため、再生SYNCブ
ロックデータにエラーが仮に発生すると、このデータを
補間するデータが、以前に書き込まれているフレームメ
モリのデータが磁気テープ上の時刻において比較的大き
く離れたSYNCブロックのデータとなる。従って、こ
のデータを補間データとして用いると、エラー発生時に
画質が劣化することがあった。また、書き込み用フレー
ムメモリと読み出し用フレームメモリとは常に異なるよ
うな動作をする方が画質は良いが、そのためには比較的
多くのフレームメモリが必要となり、回路規模が増加す
るという欠点があった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、高速再生時の画質劣化を抑えた
画像を得ると共に、画像再生に必要なフレームメモリの
数を少なくすることのできるデジタル磁気記録再生装置
を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、第1の所定数の水平画素及び第2の所定数の垂直画
素で構成される映像ブロックをマクロブロックとすると
き、1フレームの映像データを複数のマクロブロックデ
ータ群に変換するブロッキング手段と、ブロッキング手
段により生成されるマクロブロックデータをデータ圧縮
してマクロブロック符号化データに変換する符号化手段
と、マクロブロック符号化データを、マクロブロックデ
ータ群における位置情報を含むSYNCブロックデータ
に変換するSYNCブロックデータ生成手段と、1フレ
ームの映像画面をk個の長方形ブロックに分割し、各長
方形ブロック内のマクロブロックに対応するマクロブロ
ック符号化データを含むSYNCブロックデータを、映
像画面の一端から他端へ所定の順序で長方形ブロック内
の長手方向に配列するSYNCブロックデータ配列手段
と、所定順序で配列された各長方形ブロックのSYNC
ブロックデータを、第1の走行速度で走行する磁気テー
プのトラックの映像領域に記録するに際し、長方形ブロ
ック番号を付された各長方形ブロックのSYNCブロッ
クデータを、磁気テープ上に並列して形成される長方形
ブロック番号と1対1に対応するトラック番号を有する
夫々のトラックの映像領域に記録する記録手段と、磁気
テープの各トラックにおける各データ領域を走査して記
録信号を読み取る再生手段と、第1の走行速度より速い
第2の走行速度で磁気テープを走行させ、連続する複数
のフレームの同一トラック番号を有する映像領域を順次
一定方向に移行するよう再生手段の走行速度を制御する
磁気テープ走行速度制御手段と、i個のフレームメモリ
から構成され、順次書き込み用及び読み出し用フレーム
メモリとして用いられる第1のメモリと、SYNCブロ
ックデータに含まれるトラック番号とSYNCブロック
番号により、1個の再生ヘッドが磁気テープを1走査す
る間に再生される複数のSYNCブロックデータの夫々
が、互いに磁気テープ上で同一フレームであるか又は異
なるフレームであるかを検出し、SYNCブロックデー
タ毎に検出結果に基づいて第1のメモリのうちの書き込
み用のフレームメモリを選択する書き込みメモリ選択手
段と、SYNCブロックデータに含まれるトラック番号
とSYNCブロック番号が、所定の組合せであることを
検出した後に、所定のタイミングで第1のメモリのうち
読み出し用のフレームメモリを切り換える読み出しメモ
リ選択手段と、書き込み用のフレームメモリにデータを
書き込み、読み出し用のフレームメモリからデータを読
み出す第1メモリ制御手段と、読み出し用フレームメモ
リから読み出されたSYNCブロックデータを復号して
マクロブロックデータに変換する復号手段と、少なくと
も1個のフレームメモリから構成され、復号手段より変
換されたマクロブロックデータを書込む第2のメモリ
と、第2のメモリに書込まれたマクロブロックデータを
映像データとして読み出す第2メモリ制御手段と、を具
備することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項2の発明では、書き込みメモ
リ選択手段は、SYNCブロック毎に、i個のフレーム
メモリの中から1以上i以下の個数の書き込み用のフレ
ームメモリを選択することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項3の発明では、第1メモリ制
御手段は、読み出しメモリが切り換えられた直後に読み
出しフレームメモリから1フレーム分のデータを少なく
とも1回読み出す読出手段を有し、第2メモリ制御手段
は、読み出しメモリが切り替わる毎に1フレーム分のデ
ータを1回のみ第2のメモリにストアする書込手段を有
することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項4の発明では、第2メモリ制
御手段は、第2のメモリにストアされている1フレーム
分のデータのうち1フィールド分のデータのみを読み出
す読出手段を有することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項5の発明では、第1のメモリ
は、各フレームメモリの読み出し時間をTとすると、書
込み用のフレームメモリを複数とし、少なくとも時間T
以上互いにずれてSYNCブロックのデータを入力して
1フレーム相当の映像データを格納し、各フレームメモ
リに格納された映像データを読み出すときは少なくとも
時間T以上互いにずれて出力することを特徴とするもの
である。
【0014】本願の請求項6の発明では、第2のメモリ
は、複数のフレームメモリから成り、第1のメモリを構
成するi個のフレームメモリの夫々の読み出し時間をT
とすると、第1のメモリのうち、読出し用のフレームメ
モリから読出された映像データを順次書き込み、この映
像データを時間Tを周期として少なくとも一回以上連続
して順次読み出すものであり、各フレームメモリのうち
1個が読み出し中に他のフレームメモリが第1のメモリ
より映像データを書き込むことにより、1フレーム相当
の映像データを連続して出力することを特徴とするもの
である。
【0015】本願の請求項7の発明は、磁気テープの各
トラックにおける各データ領域を走査して記録信号を読
み取る再生手段と、記録時の走行速度より速い走行速度
で磁気テープを走行させ、連続する複数のフレームの同
一トラック番号を有する映像領域を順次一定方向に移行
するよう再生手段の走行速度を制御する磁気テープ走行
速度制御手段と、i個のフレームメモリから構成され、
順次書き込み用及び読み出し用フレームメモリとして用
いられる第1のメモリと、SYNCブロックデータに含
まれるトラック番号とSYNCブロック番号により、1
個の再生ヘッドが磁気テープを1走査する間に再生され
る複数のSYNCブロックデータの夫々が、互いに磁気
テープ上で同一フレームであるか又は異なるフレームで
あるかを検出し、SYNCブロックデータ毎に検出結果
に基づいて第1のメモリのうちの書き込み用のフレーム
メモリを選択する書き込みメモリ選択手段と、SYNC
ブロックデータに含まれるトラック番号とSYNCブロ
ック番号が、所定の組合せであることを検出した後に、
所定のタイミングで第1のメモリのうち読み出し用のフ
レームメモリを切り換える読み出しメモリ選択手段と、
書き込み用のフレームメモリにデータを書き込み、読み
出し用のフレームメモリからデータを読み出す第1メモ
リ制御手段と、読み出し用フレームメモリから読み出さ
れたSYNCブロックデータを復号してマクロブロック
データに変換する復号手段と、少なくとも1個のフレー
ムメモリから構成され、復号手段より変換されたマクロ
ブロックデータを書込む第2のメモリと、第2のメモリ
に書込まれたマクロブロックデータを映像データとして
読み出す第2メモリ制御手段と、を具備することを特徴
とするものである。
【0016】本願の請求項8の発明では、書き込みメモ
リ選択手段は、SYNCブロック毎に、i個のフレーム
メモリの中から1以上i以下の個数の書き込み用のフレ
ームメモリを選択することを特徴とするものである。
【0017】本願の請求項9の発明では、第1メモリ制
御手段は、読み出しメモリが切り換えられた直後に読み
出しフレームメモリから1フレーム分のデータを少なく
とも1回読み出す読出手段を有し、第2メモリ制御手段
は、読み出しメモリが切り替わる毎に1フレーム分のデ
ータを1回のみ第2のメモリにストアする書込手段を有
することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項10の発明では、第2メモリ
制御手段は、第2のメモリにストアされている1フレー
ム分のデータのうち1フィールド分のデータのみを読み
出す読出手段を有することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項11の発明では、第1のメモ
リは、各フレームメモリの読み出し時間をTとすると、
書込み用のフレームメモリを複数とし、少なくとも時間
T以上互いにずれてSYNCブロックのデータを入力し
て1フレーム相当の映像データを格納し、各フレームメ
モリに格納された映像データを読み出すときは少なくと
も時間T以上互いにずれて出力することを特徴とするも
のである。
【0020】本願の請求項12の発明では、第2のメモ
リは、複数のフレームメモリから成り、第1のメモリを
構成するi個のフレームメモリの夫々の読み出し時間を
Tとすると、第1のメモリのうち、読出し用のフレーム
メモリから読出された映像データを順次書き込み、この
映像データを時間Tを周期として少なくとも一回以上連
続して順次読み出すものであり、各フレームメモリのう
ち1個が読み出し中に他のフレームメモリが第1のメモ
リより映像データを書き込むことにより、1フレーム相
当の映像データを連続して出力することを特徴とするも
のである。
【0021】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1,2及
び7,8記載の発明によれば、圧縮されたデジタル映像
信号が記録された磁気テープを高速再生するに際し、磁
気テープのトラックを再生ヘッドが斜めに横断するよう
磁気テープを高速走行させる。このとき書き込みメモリ
選択手段は、SYNCブロック毎に、i個のフレームメ
モリの中から1以上i未満の個数の書き込み用のフレー
ムメモリを選択し、予め冗長データをフレームメモリに
書き込む。この冗長データは再生ヘッドの走査が進むに
つれて新たに再生される再生データにより書き換えられ
る。この結果、フレームメモリには、磁気テープから再
生された順番に水平方向に画面の端から端まで時間間隔
で並ぶように再生データが組み立てられ、垂直方向も画
面の端から端まで磁気テープから再生された順番に再生
データが組み立てられる。ところがもし、新たに再生さ
れるべきSYNCブロックデータにエラーが生じ、フレ
ームメモリ空間に記録されないことがあれば、この冗長
データがフレームメモリに残ることになる。このこと
は、冗長データが予めフレームメモリに記録されていな
い場合と比較すれば、欠落したSYNCブロックのデー
タは、周りのSYNCブロックとの磁気テープ上での時
間差が比較的小さいものとなる。従って、高速再生画面
において比較的に時間差の小さいフレームにより映像が
組み立てられるので、再生画面は見やすいものとなる。
【0022】また本願の請求項3〜6及び9〜12記載
の発明によれば、第1メモリ制御手段の読出手段は、読
み出しメモリが切り換えられた直後に読み出しフレーム
メモリから1フレーム分のデータを少なくとも1回読み
出す。前記第2メモリ制御手段の書込手段は、読み出し
メモリが切り替わる毎に1フレーム分のデータを1回の
み第2のメモリに書き込む。この場合、読み出しフレー
ムメモリが選択される期間は1フレームのみでもよい。
従って、読み出し用フレームメモリは1回読み出された
後は書き込み用メモリとしても使用できることになるの
で、トータルの必要フレームメモリ数を削減できる。ま
た第2メモリ制御手段は第2のメモリに記録されている
1フレーム分のデータのうち、1フィールド分のデータ
のみを読み出すことにより、2フィールド間の映像のず
れを削減できるので、表示画像はより見やすいものとな
る。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例におけるデジタル磁気記録
再生装置(デジタルVTR−A))について図面を参照
しつつ説明する。図1は第1実施例のデジタル磁気記録
再生装置の全体構成を示すブロック図であり、デジタル
映像信号を磁気テープに記録及び再生するための構成を
示している。また図2は第2実施例のデジタル磁気再生
装置(デジタルVTR−B)の全体構成を示すブロック
図であり、デジタル映像信号を磁気テープから再生する
ための構成を示している。図1及び図2において、同一
部分は同一の符号を付けて説明する。
【0024】図1においてデジタルVTR−A,VTR
−Bは夫々公知のヘリカルスキャン機構を有し、磁気テ
ープ11は所定の直径のドラムの外周に中心角約180
゜で巻かれている。記録ヘッド10,再生ヘッド12
は、2個のヘッドエレメントが回転ドラムの同一回転機
構上において夫々中心角180゜の位置に互いに異なる
アジマス角をもって取り付けられている。回転ドラムの
回転数は例えば9000rpmである。
【0025】本実施例のデジタルVTRに入力又は出力
される映像信号を、例えばNTSC方式の映像信号とし
て説明する。なお本発明はNTSC方式の映像信号に限
定するものではない。先ず、図1の破線部で示す記録信
号処理部22について説明する。アナログのコンポジッ
ト信号は公知のデコーダ(図示省略)によってアナログ
のコンポーネント信号に変換されて入力端子1に入力さ
れる。
【0026】このコンポーネント信号はA/D変換器2
に入力され、公知の4:2:2フォーマットの映像デー
タに変換される。次に4:2:2フォーマットの映像デ
ータはブロッキング回路3に与えられる。ブロッキング
回路3は、4:2:2フォーマットの映像データを4:
1:1フォーマットの映像データに変換すると共に、m
個の水平画素及びn個の垂直画素で構成される映像ブロ
ックをマクロブロックとするとき、1フレームの映像デ
ータを複数のマクロブロックデータ群に変換するブロッ
キング手段である。
【0027】ここで、ブロッキング回路3におけるブロ
ック化について説明する。図3はデジタル記録再生にお
ける4:1:1フォーマットのマクロブロックのブロッ
クデータ構造である。図3(a)に示すように、第1フ
ィールド及び第2フィールドからなる1フレームの画像
は多数のマクロブロック24に分割される。図3(b)
に示す1個のマクロブロック24は、輝度信号Yの4個
のDCTブロック(8×8画素が4組))と色差信号
(R−Y)の1個のDCTブロック(8×8画素)、及
び色差信号(B−Y)の1個のDCTブロック(8×8
画素)から構成されている。1個のDCTブロックは、
8画素の水平データ及び4ラインの垂直データの2フィ
ールド分のデータから構成され、データ数は8×4×2
である。
【0028】1フレームの輝度信号Yのデータは720
画素分の水平データと480ライン分の垂直データから
構成されている。また1フレームの色差信号(R−Y)
及び(B−Y)のデータは、夫々180画素分の水平デ
ータと480ライン分の垂直データから構成される。図
4は1フレームの画像30のマクロブロックから見た構
成図である。本図に示すように、1フレームの画像30
は水平方向に22.5のマクロブロックに分割され、垂
直方向に60のマクロブロックに分割される。その結果
1フレームの画像30は22.5×60個のマクロブロ
ックが存在する。
【0029】次に1フレームの画像30を10(k)個
の長方形ブロック31〜40に分割する。各長方形ブロ
ック31〜40は、図5に示すように135個のマクロ
ブロックB1〜B135から構成されている。マクロブ
ロックB1〜B132は図3に示すマクロブロック24
と同一である。またマクロブロックB133〜B135
においては、輝度信号Yは水平方向16画素、垂直方向
8ラインおよび2フィールドのデータから構成され、デ
ータ数は16×8×2となる。また色差信号(R−Y)
及び(B−Y)は水平方向4画素、垂直方向8ライン及
び2フィールドのデータから構成され、データ数は4×
8×2となる。このように形成されたブロッキング回路
3のブロックデータは図1の符号化回路4に入力され
る。
【0030】公知の符号化回路(符号化手段)4では1
フレームのデータの符号長が一定値以下となるように符
号化される。符号化されたデータはSYNCブロックデ
ータ作成回路5に入力される。図6はSYNCブロック
データ作成回路5で作成されるSYNCブロックデータ
の構造図である。図6においてSYNCブロックデータ
45は、付加情報データ46、輝度信号(Y)の画像デ
ータ47〜50、色差信号(R−Y)の画像データ5
1、色差信号(B−Y)の画像データ52を有してい
る。付加情報データ46はデータ圧縮の条件を示すデー
タである。画像データ47〜52には1個のマクロブロ
ックの符号化データの主要成分が含まれている。即ち、
1個のSYNCブロックデータ45は1個のマクロブロ
ック24に1対1に対応している。
【0031】SYNCブロックデータ作成回路5のSY
NCブロックデータ45は、所定の順序に配列されて誤
り訂正符号化回路6に入力される。誤り訂正符号化回路
6において、SYNCブロックデータに所定の誤り訂正
符号が付加される。図4に示すように、1フレームのデ
ータは長方形ブロック31から長方形ブロック40まで
番号順に並ぶ。長方形ブロック31〜40の夫々におい
て、図5に示すようにマクロブロックB1からマクロブ
ロックB135を番号順に長方形ブロックの長手方向に
順次配置する。ここでSYNCブロックデータ作成回路
5は、マクロブロック符号化データの主要成分を含むS
YNCブロックデータを生成するSYNCブロックデー
タ生成手段の機能を達成している。さらに、SYNCブ
ロックデータ作成回路5は、1フレームの映像画面をk
個の長方形ブロックに分割し、各長方形ブロック内のマ
クロブロックに対応するマクロブロック符号化データの
主要成分を含むSYNCブロックデータを、映像画面の
一端から他端へ所定の順序で前記長方形ブロック内の長
手方向に配列するSYNCブロックデータ配列手段の機
能を達成している。
【0032】このように並べられたSYNCブロックデ
ータはSYNC・ID付加回路7に与えられ、トラック
番号とSYNCブロック番号を含むIDデータとSYN
Cパターンが付加される。そして長方形ブロック31〜
40のSYNCブロックデータは、磁気テープ11の対
応する映像トラックに記録される。長方形ブロック31
に対応するSYNCブロックデータのトラック番号は
「1」である。同様に、長方形ブロック32〜40に対
応するSYNCブロックデータのトラック番号は夫々
「2」〜「10」である。マクロブロックB1に対応す
るSYNCブロックデータのSYNCブロック番号は
「1」であり、同様に、マクロブロックB2〜B135
に対応するSYNCブロックデータのSYNCブロック
番号は夫々「2」〜「135」である。
【0033】これらのデータは図1の変調回路8に与え
られ、所定の変調処理が施された後、記録アンプ9、記
録ヘッド10を介して磁気テープ11に映像データとし
て記録される。磁気テープ走行速度制御部(磁気テープ
走行速度制御手段)はキャプスタン25、速度検出器2
6、基準速度記憶回路27、速度制御回路28、ドライ
ブ回路29により構成される。映像信号の記録時には、
基準速度記憶回路27から記録速度値が読み出され、速
度制御回路28はドライブ回路29を介してキャプスタ
ン25を記録速度(定速)で回転させる。磁気テープ1
1の移送速度は速度検出器26で検出され、その値が速
度制御回路28にフィードバックされる。こうして磁気
テープ11が通常の速度で移送され、回転ドラムも定速
回転する。
【0034】図8はこれらの映像データが磁気テープ5
8(11)に記録された状態を示す説明図である。本図
に示すように、1フレームの映像データは磁気テープ5
8上の10個の映像トラック59に夫々記録される。図
7は1個の映像トラック内のSYNCブロックの配列図
である。SYNCブロック番号「1」からSYNCブロ
ック番号「135」までのSYNCブロックが番号順に
映像トラック53の長手方向に順次記録される。
【0035】従って、長方形ブロック31内のマクロブ
ロックB1の符号化データの主要成分は、トラック番号
1、SYNCブロック番号1のテープ領域に記録され
る。長方形ブロック31内のマクロブロックB135の
符号化データの主要成分は、トラック番号1、SYNC
ブロック番号135のテープ領域に記録される。また、
長方形ブロック40内のマクロブロックB1の符号化デ
ータの主要成分は、トラック番号10、SYNCブロッ
ク番号1のテープ領域に記録される。長方形ブロック4
0内のマクロブロックB135の符号化データの主要成
分は、トラック番号10、SYNCブロック番号135
のテープ領域に記録される。
【0036】ここでSYNC・ID付加回路7、変調回
路8、記録アンプ9、記録ヘッド10は、SYNCブロ
ックデータを記録速度で走行する磁気テープのトラック
の映像領域に記録するに際し、磁気テープ上に並列して
形成される長方形ブロック番号と1対1に対応するトラ
ック番号を有する夫々のトラックの映像領域に記録する
記録手段の機能を達成している。
【0037】次に、第1及び第2実施例のデジタルVT
R−A,VTR−Bにおいて、再生信号処理部23につ
いて説明する。ここでは映像データが記録されている磁
気テープ(図1の磁気テープ11又は図8の磁気テープ
58)を記録時より速いテープ速度、即ち高速再生する
場合を説明の対象とする。
【0038】先ず磁気テープ11を高速で移送する方法
について説明する。基準速度記憶回路27には、高速再
生時のテープ速度の基準となる設定基準速度の情報が1
個以上記憶されている。設定基準速度は再生ヘッド12
が磁気テープ11を走査する毎に、同一トラック番号の
映像トラックから再生される再生データの位置が映像ト
ラック内で順番にずれるような速度である。例えば通常
のテープ速度(記録時の速度)に対して、約±3.1 倍、
約±3.3 倍、約±9.5 倍、約±10.5倍、約±19.5倍、約
±20.5倍などの速度が考えられる。本実施例では約9.5
倍の速度情報を利用するものとする。
【0039】さて基準速度記憶回路27から約9.5 倍の
速度情報が読み出され、速度制御回路28に出力され
る。速度検出器26はキャプスタン25の回転数を検出
することにより、磁気テープ11の速度情報を速度制御
回路28に出力する。速度制御回路28において、磁気
テープ11の実際の移送速度と基準速度との誤差を検出
し、この誤差信号を基にキャプスタン25の回転速度を
制御する信号がドライブ回路29に出力される。このよ
うな速度制御により磁気テープ11の移送速度が所定の
高速再生の速度に制御される。
【0040】図9は、テープ速度が記録時のテープ速度
に対して約9.5倍の速度となった場合の磁気テープ6
0におけるヘッド軌跡である。本図において磁気ヘッド
12が磁気テープ60上を1スキャンするとき、複数の
映像トラック61を横切ってスキャンする。その結果複
数個の映像トラック61に渡って映像データが再生され
る。再生ヘッド12のヘッド軌跡62、64、66は、
2個の再生ヘッド12のうちの一方の再生ヘッド12a
によるものである。ヘッド軌跡63と65は他方の再生
ヘッド12bによる軌跡である。なお図9の斜線部は再
生ヘッド12a,12bにより磁気テープ60上の映像
データが再生される領域を示している。データ再生領域
67aなどの1個のブロックには約20個のSYNCブ
ロックが含まれている。この場合各ブロックに含まれる
SYNCブロック番号は互いに連続している。
【0041】再生ヘッド12aのヘッド軌跡62におい
て、データ再生領域67aはNフレームのトラック番号
10のSYNCブロックの一部である。また、再生ヘッ
ド12aのヘッド軌跡64において、データ再生領域6
8はN+2フレームのトラック番号10のデータのう
ち、データ再生領域67aからずれた位置のSYNCブ
ロックである。実際にはデータ再生領域67aとデータ
再生領域68はわずかに重なっている。磁気テープ60
と再生ヘッド12の位置関係により、データ再生領域の
重なり具合は変化することがある。
【0042】さて再生ヘッドの再生データは、図1又は
図2の再生アンプ13を介して復調回路14に加えら
れ、所定の復調処理が施される。次に、SYNC・ID
検出回路15でSYNCブロックのSYNCパターン
と、SYNCブロックIDとが検出され、各SYNCブ
ロックデータが識別される。これらのSYNCブロック
データは誤り訂正回路16で所定の誤り訂正処理が施さ
れ、フレーミング回路17に入力される。
【0043】図10はフレーミング回路17の構成例を
示すブロック図である。誤り訂正回路16からSYNC
ブロックデータとSYNCブロックIDが出力される。
SYNCブロックデータはフレーミング回路17の入力
端子70を介してセレクタ73に与えられる。またSY
NCブロックIDは入力端子71を介してライトアドレ
スコントロール回路74とメモリ選択回路72に与えら
れる。
【0044】メモリ選択回路72はSYNCブロック毎
にそのIDを識別することにより、夫々のSYNCブロ
ックデータを記録するフレームメモリを設定する。図1
1はフレームメモリ76、77において夫々横方向に分
割して第1〜第10トラックのSYNCブロックデータ
を記録する様子を示した説明図である。図9に示すよう
にヘッド軌跡62の場合、斜線で示しているデータ再生
領域はNフレーム目、及びN+1フレーム目の2フレー
ムに跨がっている。図13(a),(b),(c)はフ
レームメモリ76〜78を含むフレーミング回路17の
動作を示すタイムチャートである。ここで1フレームの
期間(1/30秒)をTとし、(f)で示す映像出力タ
イミングをT1,T2,T3,T4・・・で表す。Nフ
レーム目から再生されたSYNCブロックデータはフレ
ームメモリ77に図13のタイミングT3よりライトさ
れ、N+1フレーム目から再生されたSYNCブロック
データはタイミングT3でフレームメモリ76とフレー
ムメモリ77の両方にライトされる。これは図11に示
すフレームメモリ空間83の第2トラック,第4トラッ
ク及び第6トラックの「N+1」とフレームメモリ空間
82の第2トラック,第4トラック及び第6トラック
「N+1」のデータに対応している。
【0045】図9のヘッド軌跡63の場合、斜線で示し
ているデータ再生領域67e〜67hはN+1フレーム
目、及びN+2フレーム目の2フレームに跨がってい
る。タイミングT3ではN+1フレーム目から再生され
たSYNCブロックデータはフレームメモリ77にライ
トされ、N+2フレーム目から再生されたSYNCブロ
ックデータはフレームメモリ76とフレームメモリ77
の両方にライトされる。例えば図9のデータ再生領域6
7eは図11のフレームメモリ空間82の第9トラック
に記録され、データ再生領域67fはフレームメモリ空
間82,83の第1トラックに夫々記録される。このよ
うにフレームメモリ76〜78(i個のフレームメモリ
で構成される第1のメモリにおいて、i=3の場合)の
うち何れかがライト用のフレームメモリとして設定され
る。
【0046】同様に、ヘッド軌跡64、ヘッド軌跡6
5、及びヘッド軌跡66において、再生の順番に先ずフ
レームメモリ77がライト用フレームメモリとして選択
され、次にフレームメモリ76とフレームメモリ77が
同時にライト用フレームメモリとして選択される。この
ように選択されたフレームメモリにデータがライトされ
るよう、ライトアドレスコントロール回路74によりラ
イト処理が施される。
【0047】図11のフレームメモリ空間82はフレー
ムメモリ77に対応し、フレームメモリ空間83はフレ
ームメモリ76に対応している。ここで、フレームメモ
リ空間82にライトされるデータのうち、フレームメモ
リ空間83にライトされるデータと同一のデータを冗長
データ84Aと呼ぶ。フレームメモリ空間上では、この
冗長データ84Aは再生ヘッド12a,12bのスキャ
ンが続くかぎり、新たに再生される再生データ84によ
り書き換えられる。この結果、フレームメモリ空間に
は、磁気テープから再生された順番に再生データ84が
水平方向に画面の端から端まで2フレームの時間間隔で
並ぶことになる。
【0048】また、垂直方向も画面の端から端まで磁気
テープから再生された順番に再生データ84が並ぶ。と
ころがもし、新たに再生されるべきSYNCブロックデ
ータにエラーが発生し、フレームメモリ空間にライトさ
れないことがあれば、この前回記録された冗長データ8
4Aがフレームメモリ空間に残ることになる。このこと
は、冗長データが予めメモリ空間にライトされていない
場合と比較すれば、欠落したSYNCブロックデータは
周りのSYNCブロックとの磁気テープ上での時間差が
比較的小さいもの(19フレーム以内)で代用されるこ
となる。従って、高速再生画面において比較的に時間差
の小さいフレームの映像データが利用されるので、再生
画面は見やすいものとなる。
【0049】図13(a)〜(c)で示すようにメモリ
選択回路73によりフレームメモリ76〜78の何れか
がリード用メモリとして選択され、メモリ空間にライト
されたデータが読出される。例えば図13のタイミング
T3ではライト用のフレームメモリとしてフレームメモ
リ76とフレームメモリ77が選択されているとき、フ
レームメモリ78がリード用のフレームメモリとして選
択されている。この場合リードアドレスコントロール回
路75によりフレームメモリ78から1フレームの期間
のみデータが読み出され、セレクタ79を介してフレー
ミングデータとして出力され、このデータが図1又は図
2の復号回路(復号手段)18に入力される。このデー
タは復号回路18において所定の復号処理が施された
後、映像出力回路19に入力される。また、メモリ選択
回路72から第2メモリ制御情報が出力端子81を介し
て出力され、映像出力回路19に入力される。
【0050】ここでメモリ選択回路72とライトアドレ
スコントロール回路74は、トラック番号とSYNCブ
ロック番号により、SYNCブロックデータの夫々が、
互いに磁気テープ上で同一フレームであるか又は異なる
フレームであるかを検出し、検出結果に基づいて書き込
み用のフレームメモリを選択する書き込みメモリ選択手
段の機能を達成している。またメモリ選択回路72とリ
ードアドレスコントロール回路75は、トラック番号と
SYNCブロック番号が所定の組合せであることを検出
した後に、所定のタイミングで読み出し用のフレームメ
モリを切り換える読み出しメモリ選択手段の機能を達成
している。さらにメモリ選択回路72は、書き込み用の
フレームメモリにデータを書き込み、読み出し用のフレ
ームメモリからデータを読み出す第1メモリ制御手段の
機能を達成している。
【0051】図12は映像出力回路19の構成例を示す
ブロック図である。また図13(d),(e)はフレー
ムメモリ91,92の各動作を示すタイミング図であ
る。本図において入力端子85を介して復号データがセ
レクタ87に入力され、また入力端子86を介して第2
メモリ制御情報が第2メモリ制御回路88に入力され
る。そして第2メモリ制御回路88(第2メモリ制御手
段)は第2メモリ制御情報により第2のメモリであるh
個のフレームメモリ(ここではh=2)の内、フレーム
メモリ91,92のライト・リード動作を決定する。
【0052】図13(a),(b),(c)に示すよう
に、フレームメモリ76,77,78において、ライト
/リードの動作が巡回的に切り替わる。即ち、フレーム
メモリ76,77,78がリード(読み出し)されてい
る1フレーム期間(再生側から見た1/30秒)に、フ
レームメモリ91又はフレームメモリ92の一方にデー
タがライトされる。ライトされたデータはフレームメモ
リ91又はフレームメモリ92の何れか一方からリード
され、セレクタ89、出力端子90を介して映像データ
が出力される。この映像データは図1又は図2のD/A
変換器20に入力され、アナログ映像信号に変換された
後に出力端子21から出力される。
【0053】図13に示すようにフレームメモリ76〜
78からデータが1回リードされる時間は、1フレーム
の時間と同一である。従って、フレームメモリ76〜7
8からデータがリードされない時間は全体で1/2の割
合で発生する。このリードしていない時間にフレームメ
モリ76〜78はライト動作をすることが可能になる。
この結果、少ない数のフレームメモリ76〜78により
フレーミング動作を行なうことができる。
【0054】また、図12の入力端子86に与えられる
第2メモリ制御情報は、フレームメモリ91又はフレー
ムメモリ92からの1フレームデータのうち、片方のフ
ィールドのデータのみを出力するようにすれば、高速再
生画面は、片方のフィールドのみから生成することによ
り、フレームデータから生成するよりは画面が見やすい
ものとなる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、映像信号
を圧縮してデジタル記録する磁気記録再生装置又は磁気
再生装置において、高速再生画面の画質向上を実現する
ことができる。即ち、複数のフレームメモリを巡回制御
して再生データをフレーミングする際、冗長データを予
め記録できるので、欠落したSYNCブロックのデータ
は周りのSYNCブロックとの磁気テープ上での時間差
が比較的小さいものとなる。従って、高速再生画面にお
いて比較的に時間差の小さいフレームの映像データで画
面が組み立てられるので、映像は見やすいものとなる。
【0056】また、読み出し用フレームメモリから1フ
レーム分のデータを1回のみ読み出すので、読み出し用
フレームメモリは1回読み出された後は書き込み用メモ
リとしても使用できる。このため必要なフレームメモリ
の数を全体に削減できる。更に映像出力用のメモリに記
録されている1フレーム分のデータのうち、1フィール
ド分のデータのみを読み出すので、2フィールド間の映
像のずれを削減でき、表示画像はより見やすいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるデジタル磁気記録
再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例におけるデジタル磁気再生
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例のデジタル磁気記録再生装置における
マクロブロックの構成図である。
【図4】本実施例のデジタル磁気記録再生装置における
1フレームの構成図である。
【図5】本実施例のデジタル磁気記録再生装置における
長方形ブロックの構成図である。
【図6】本実施例のデジタル磁気記録再生装置における
SYNCブロックのデータ構成図である。
【図7】本実施例の映像トラックにおけるSYNCブロ
ックの配置を示す構成図である。
【図8】本実施例の磁気テープ上において、1フレーム
の映像トラックの配置を示す構成図である。
【図9】本実施例のデジタル磁気記録再生装置におい
て、高速再生時のヘッド軌跡とデータ再生領域を示す説
明図である。
【図10】本実施例のデジタル磁気記録再生装置に設け
られたフレーミング回路のブロック図である。
【図11】本実施例のフレーミング回路の動作を示すデ
ータ配置図である。
【図12】本実施例のデジタル磁気記録再生装置に設け
られた映像出力回路のブロック図である。
【図13】本実施例のフレーミング回路及び映像出力回
路に設けられたフレームメモリの動作を示すタイミング
図である。
【符号の説明】
1,70,71,85,86 入力端子 2 A/D変換回路 3 ブロッキング回路 4 符号化回路 5 SYNCブロックデータ作成回路 6 誤り訂正符号化回路 7 SYNC・ID付加回路 8 変調回路 9 記録アンプ 10 記録ヘッド 11,58,60 磁気テープ 12,12a,12b 再生ヘッド 13 再生アンプ 14 復調回路 15 SYNC・ID検出回路 16 誤り訂正回路 17 フレーミング回路 18 復号回路 19 映像出力回路 20 D/A変換回路 21,80,81,90 出力端子 22 記録信号処理部 23 再生信号処理部 24 マクロブロック 25 キャプスタン 26 速度検出器 27 基準速度記憶回路 28 速度制御回路 29 ドライブ回路 30 1フレームの画像 31〜40,41 長方形ブロック 45 SYNCブロックデータ 46 付加情報 47〜52 画像データ 53,59,61 映像トラック 62〜66 走査軌跡 67,67a〜67f,68 データ再生領域 72 メモリ選択回路 73,79,87,89 セレクタ 76〜78,91,92 フレームメモリ 74 ライトアドレスコントロール回路 75 リードアドレスコントロール回路 82,83 フレームメモリ空間 84 再生データ 84A 冗長データ 88 第2メモリ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/937

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の所定数の水平画素及び第2の所定
    数の垂直画素で構成される映像ブロックをマクロブロッ
    クとするとき、1フレームの映像データを複数のマクロ
    ブロックデータ群に変換するブロッキング手段と、 前記ブロッキング手段により生成されるマクロブロック
    データをデータ圧縮してマクロブロック符号化データに
    変換する符号化手段と、 前記マクロブロック符号化データを、前記マクロブロッ
    クデータ群における位置情報を含むSYNCブロックデ
    ータに変換するSYNCブロックデータ生成手段と、 1フレームの映像画面をk個の長方形ブロックに分割
    し、各長方形ブロック内のマクロブロックに対応するマ
    クロブロック符号化データを含むSYNCブロックデー
    タを、映像画面の一端から他端へ所定の順序で前記長方
    形ブロック内の長手方向に配列するSYNCブロックデ
    ータ配列手段と、 所定順序で配列された各長方形ブロックの前記SYNC
    ブロックデータを、第1の走行速度で走行する磁気テー
    プのトラックの映像領域に記録するに際し、長方形ブロ
    ック番号を付された各長方形ブロックのSYNCブロッ
    クデータを、磁気テープ上に並列して形成される長方形
    ブロック番号と1対1に対応するトラック番号を有する
    夫々のトラックの映像領域に記録する記録手段と、 前記磁気テープの各トラックにおける各データ領域を走
    査して記録信号を読み取る再生手段と、 前記第1の走行速度より速い第2の走行速度で前記磁気
    テープを走行させ、連続する複数のフレームの同一トラ
    ック番号を有する映像領域を順次一定方向に移行するよ
    う前記再生手段の走行速度を制御する磁気テープ走行速
    度制御手段と、 i個のフレームメモリから構成され、順次書き込み用及
    び読み出し用フレームメモリとして用いられる第1のメ
    モリと、 SYNCブロックデータに含まれるトラック番号とSY
    NCブロック番号により、1個の再生ヘッドが磁気テー
    プを1走査する間に再生される複数のSYNCブロック
    データの夫々が、互いに磁気テープ上で同一フレームで
    あるか又は異なるフレームであるかを検出し、SYNC
    ブロックデータ毎に前記検出結果に基づいて前記第1の
    メモリのうちの書き込み用のフレームメモリを選択する
    書き込みメモリ選択手段と、 SYNCブロックデータに含まれるトラック番号とSY
    NCブロック番号が、所定の組合せであることを検出し
    た後に、所定のタイミングで前記第1のメモリのうち読
    み出し用のフレームメモリを切り換える読み出しメモリ
    選択手段と、 前記書き込み用のフレームメモリにデータを書き込み、
    前記読み出し用のフレームメモリからデータを読み出す
    第1メモリ制御手段と、 前記読み出し用フレームメモリから読み出されたSYN
    Cブロックデータを復号してマクロブロックデータに変
    換する復号手段と、 少なくとも1個のフレームメモリから構成され、前記復
    号手段より変換されたマクロブロックデータを書込む第
    2のメモリと、 前記第2のメモリに書込まれたマクロブロックデータを
    映像データとして読み出す第2メモリ制御手段と、を具
    備することを特徴とするデジタル磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記書き込みメモリ選択手段は、 SYNCブロック毎に、前記i個のフレームメモリの中
    から1以上i以下の個数の書き込み用のフレームメモリ
    を選択するものであることを特徴とする請求項1記載の
    デジタル磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1メモリ制御手段は、 読み出しメモリが切り換えられた直後に読み出しフレー
    ムメモリから1フレーム分のデータを少なくとも1回読
    み出す読出手段を有し、 前記第2メモリ制御手段は、 読み出しメモリが切り替わる毎に1フレーム分のデータ
    を1回のみ第2のメモリにストアする書込手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル磁気記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2メモリ制御手段は、 第2のメモリにストアされている1フレーム分のデータ
    のうち1フィールド分のデータのみを読み出す読出手段
    を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル磁気
    記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のメモリは、 各フレームメモリの読み出し時間をTとすると、書込み
    用のフレームメモリを複数とし、少なくとも時間T以上
    互いにずれてSYNCブロックのデータを入力して1フ
    レーム相当の映像データを格納し、各フレームメモリに
    格納された映像データを読み出すときは少なくとも時間
    T以上互いにずれて出力することを特徴とする請求項1
    記載のデジタル磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のメモリは、複数のフレームメ
    モリから成り、 前記第1のメモリを構成するi個のフレームメモリの夫
    々の読み出し時間をTとすると、前記第1のメモリのう
    ち、読出し用のフレームメモリから読出された映像デー
    タを順次書き込み、この映像データを時間Tを周期とし
    て少なくとも一回以上連続して順次読み出すものであ
    り、各フレームメモリのうち1個が読み出し中に他のフ
    レームメモリが前記第1のメモリより映像データを書き
    込むことにより、1フレーム相当の映像データを連続し
    て出力するものであることを特徴とする請求項1記載の
    デジタル磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 磁気テープの各トラックにおける各デー
    タ領域を走査して記録信号を読み取る再生手段と、 記録時の走行速度より速い走行速度で前記磁気テープを
    走行させ、連続する複数のフレームの同一トラック番号
    を有する映像領域を順次一定方向に移行するよう前記再
    生手段の走行速度を制御する磁気テープ走行速度制御手
    段と、 i個のフレームメモリから構成され、順次書き込み用及
    び読み出し用フレームメモリとして用いられる第1のメ
    モリと、 SYNCブロックデータに含まれるトラック番号とSY
    NCブロック番号により、1個の再生ヘッドが磁気テー
    プを1走査する間に再生される複数のSYNCブロック
    データの夫々が、互いに磁気テープ上で同一フレームで
    あるか又は異なるフレームであるかを検出し、SYNC
    ブロックデータ毎に前記検出結果に基づいて前記第1の
    メモリのうちの書き込み用のフレームメモリを選択する
    書き込みメモリ選択手段と、 SYNCブロックデータに含まれるトラック番号とSY
    NCブロック番号が、所定の組合せであることを検出し
    た後に、所定のタイミングで前記第1のメモリのうち読
    み出し用のフレームメモリを切り換える読み出しメモリ
    選択手段と、 前記書き込み用のフレームメモリにデータを書き込み、
    前記読み出し用のフレームメモリからデータを読み出す
    第1メモリ制御手段と、 前記読み出し用フレームメモリから読み出されたSYN
    Cブロックデータを復号してマクロブロックデータに変
    換する復号手段と、 少なくとも1個のフレームメモリから構成され、前記復
    号手段より変換されたマクロブロックデータを書込む第
    2のメモリと、 前記第2のメモリに書込まれたマクロブロックデータを
    映像データとして読み出す第2メモリ制御手段と、を具
    備することを特徴とするデジタル磁気再生装置。
  8. 【請求項8】 前記書き込みメモリ選択手段は、 SYNCブロック毎に、前記i個のフレームメモリの中
    から1以上i以下の個数の書き込み用のフレームメモリ
    を選択するものであることを特徴とする請求項7記載の
    デジタル磁気再生装置。
  9. 【請求項9】 前記第1メモリ制御手段は、 読み出しメモリが切り換えられた直後に読み出しフレー
    ムメモリから1フレーム分のデータを少なくとも1回読
    み出す読出手段を有し、 前記第2メモリ制御手段は、 読み出しメモリが切り替わる毎に1フレーム分のデータ
    を1回のみ第2のメモリにストアする書込手段を有する
    ことを特徴とする請求項7記載のデジタル磁気再生装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第2メモリ制御手段は、 第2のメモリにストアされている1フレーム分のデータ
    のうち1フィールド分のデータのみを読み出す読出手段
    を有することを特徴とする請求項7記載のデジタル磁気
    再生装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のメモリは、 各フレームメモリの読み出し時間をTとすると、書込み
    用のフレームメモリを複数とし、少なくとも時間T以上
    互いにずれてSYNCブロックのデータを入力して1フ
    レーム相当の映像データを格納し、各フレームメモリに
    格納された映像データを読み出すときは少なくとも時間
    T以上互いにずれて出力することを特徴とする請求項7
    記載のデジタル磁気再生装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のメモリは、複数のフレーム
    メモリから成り、 前記第1のメモリを構成するi個のフレームメモリの夫
    々の読み出し時間をTとすると、前記第1のメモリのう
    ち、読出し用のフレームメモリから読出された映像デー
    タを順次書き込み、この映像データを時間Tを周期とし
    て少なくとも一回以上連続して順次読み出すものであ
    り、各フレームメモリのうち1個が読み出し中に他のフ
    レームメモリが前記第1のメモリより映像データを書き
    込むことにより、1フレーム相当の映像データを連続し
    て出力するものであることを特徴とする請求項7記載の
    デジタル磁気再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104249059A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 湖北叶威粮油机械有限公司 清理筛

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CN104249059A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 湖北叶威粮油机械有限公司 清理筛

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