JPH08188419A - 溶融ガラス供給ノズル - Google Patents

溶融ガラス供給ノズル

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JPH08188419A
JPH08188419A JP227095A JP227095A JPH08188419A JP H08188419 A JPH08188419 A JP H08188419A JP 227095 A JP227095 A JP 227095A JP 227095 A JP227095 A JP 227095A JP H08188419 A JPH08188419 A JP H08188419A
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JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
glass
tip
supply
crucible
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP227095A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hayashi
俊明 林
Katsuhiko Iwano
克彦 岩野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH08188419A publication Critical patent/JPH08188419A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/08Feeder spouts, e.g. gob feeders
    • C03B7/084Tube mechanisms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来供給出来なかった重量のガラスを供給す
る。さらに、ガラス流動量の制御を容易にし、かつ滴下
量を増加する。 【構成】 Pt材で形成されたノズル9の先端部にはノ
ズル9内径よりも大きいPt材で形成されたノズル先端
部12が溶接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスを溶融して供給
する供給ノズルに関し、特に光学ガラスを加熱溶融した
後に成形して光学素子を製造する供給ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶融ガラスを供給ノズルからガラ
スの表面張力を利用して滴下する方法として、例えば特
開昭63−291821号公報記載の発明がある。上記
発明は、図7に示すように、ノズル91の先端にノズル
チップ92が取り替え可能に取着されている。この方法
では、ノズルチップ92の先端部の内径を0.5mm〜
20mmの範囲で変更することにより供給量が変更でき
るため、従来のようにノズル先端部を切断して溶接し直
すことなく、溶融ガラス供給量を容易に変更する事がで
きる。因って、供給量変更の段取りが容易に行えるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術においては以下のような欠点がある。すなわち、溶融
ガラス93が水滴状になる要因は、図8に示すように、
ガラスの表面張力97によるものである。また、ガラス
滴がノズルに付いているのはガラスの結合力95,ノズ
ル断面部およびガラスとの付着力96によるものであ
る。溶融ガラス93がノズル94から流出し、ガラスの
結合力95,ノズル断面部およびガラスとの付着力96
よりも溶融ガラス93重量が大きくなると滴下する。ガ
ラスの結合力95はガラス種類およびガラス粘度によっ
て決まるが、滴下できる粘度からほぼ一定である。因っ
て、滴下できる重量はノズル断面部およびガラスとの付
着力96の影響が大きい。
【0004】前記従来技術ではノズル径φ0.5〜φ2
0mmと記載されているが、ノズル径が小さい範囲では
ガラス量が少ないため図8のような滴下状態となる。ノ
ズル径が大きくなると、図9に示すようにガラス量が多
くなるためガラスの表面張力が大きくなり、ノズルとガ
ラス滴との間にくびれ98が生じる。そのため、ノズル
径に対してガラス径が小さくなる。ノズル肉厚が0.5
mmの場合φ20mmでは約1gのガラスの滴下が限界
である。約1gのガラスを使用した成形レンズはφ10
mm,肉厚3mm程度である。因って、径の小さいレン
ズにしか適用できない問題が生じる。また、その他の問
題として、溶融ガラスを水滴状にするためにはガラス粘
度を低くする必要がある。そのためガラスの流速が早く
なり、ノズル94内径が大きくなるとガラス流動量の制
御がしにくくなる。
【0005】請求項1および2の目的は、溶融ガラスの
流動量の制御が容易で、かつ滴下重量の増加が可能な溶
融ガラス供給ノズルの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
スをルツボにて溶融し、ルツボのノズルから溶融ガラス
を滴下供給する供給ノズルにおいて、供給ノズルの内径
よりも供給ノズル先端の内径を大きく形成したことを特
徴とする溶融ガラス供給ノズルである。請求項2の発明
は、前記供給ノズル先端をテーパー状に広がった開放端
に形成したことを特徴とする請求項1記載の溶融ガラス
供給ノズルである。
【0007】
【作用】図1および図2は本発明を示す概念図である。
請求項1の作用を以下に説明する。Pt材のノズル9の
先端部にはノズル9内径よりも大きいPt材のノズル先
端部12が溶接されている。溶融ガラス10が流下して
ノズル先端部12に到達すると、Ptはガラスとの濡れ
性が良いため、溶融ガラスは図1に示されるようにノズ
ル先端部12の内面全部に付着する。よって、溶融ガラ
ス10はノズル先端部12内部に充填される。さらに溶
融ガラス10をノズル9内部を流下させると、図2に示
されるようにノズル先端部12の径から滴下される。
【0008】その際、滴下ガラス13はガラス付着部1
1の面によって付着されるため、前記従来の方法である
図8に示されるノズル断面部との付着力96より大き
い。そのため、従来より大きいガラスを溶融状態で保持
することが可能である。また、ガラスとの付着面積が大
きいと、ガラス側面とも付着するため、図9に示される
ようなガラスの表面張力によるくびれも生じない。よっ
て、多くのガラスを滴下することが可能となる。さら
に、ノズル9内径を細くしてノズル先端部12内径のみ
を大きくすることにより、先端部が同径なノズルの場合
と比較してガラスの流動が遅くなる。よって、ガラスの
流動制御が容易で、かつ大きなノズル径と同重量のガラ
スを滴下することが可能となる。
【0009】請求項2の作用を以下に説明する。高温に
なると粘度が低くなるガラスの場合、水平なガラス付着
部11には溶融ガラス10が付着しにくくなる。ガラス
付着部をテーパー状に広がった開放端とすることによ
り、溶融ガラス10が付着しやすくなる。
【0010】
【実施例1】図3および図4は本実施例を示し、図3は
ノズルの断面図、図4は溶融装置全体の断面図である。
本実施例は、ノズル先端部がテーパー形状に広がってい
るノズルを用いたガラス溶融方法である。
【0011】ノズル21先端は、図3に示されるよう
に、内径φ5mmのPt材のパイプ先端部に45度テー
パーが設置されている。テーパー先端部はパイプと同材
料のPtからなりφ20mmとなっている。図3に示さ
れるノズル21は、図4に示される供給ノズル19の先
端部に設置される。
【0012】溶融装置は、Ptからなる溶融ルツボ17
の下部に供給ノズル19が溶接されている。溶融ルツボ
17および供給ノズル19の外周部は断熱材14にて断
熱される。また、溶融ルツボ17の外周部にはルツボヒ
ーター15が設置されて約1800℃まで加熱出来る。
同様に、供給ノズル19の外周部にはノズルヒーター1
8が設置されて約1800℃まで加熱できる。溶融ルツ
ボ17の内部には溶融ガラスを攪拌するための攪拌羽1
6が設置されており、攪拌羽16の上部先端に図示され
ていない駆動モーターが設置されて攪拌羽16を回転さ
せる。
【0013】上記装置にてLaSF03を溶融する方法
を以下に示す。ガラスブロックを溶融ルツボ17に投入
し、ルツボヒーター15にて1250℃まで加熱溶融す
る。この際、供給ノズル19は加熱しない。1250℃
に達した後、攪拌羽16を回転速度5rpmで攪拌を2
時間行う。攪拌終了後攪拌を停止し、溶融ルツボ17の
温度を850℃まで下降させてその温度を保持する。溶
融ルツボ17の温度が一定になった後、ノズルヒーター
18で供給ノズル19を1200℃に加熱する。加熱に
より溶融ルツボ17内のガラスが流下し、供給ノズル1
9を介してノズル21よりガラスが水滴の形状で落下す
る。本実施例のノズル形状では、滴下ガラス重量として
0.8gのガラスが供給できた。
【0014】本実施例によれば、φ5mmのノズルにテ
ーパーを設置するだけで0.8gのガラスが供給でき
る。従来のようにストレートのノズル形状の場合φ5m
mでは0.3gのガラスが滴下される。またφ20mm
のノズルでは約1gであり、φ20mmと同レベルのガ
ラス供給量であるが、ノズル径全体がφ5mmのためガ
ラス流動量の制御がφ20mmよりも容易であり、供給
間隔等の制御がしやすくなった。
【0015】尚、本実施例ではテーパー角45度である
が、ガラスの特性等により粘度が高いガラスはテーパー
角を小さくして付着量を増加させることも可能である。
また、粘度が低いガラスではテーパー角を大きくして付
着しやすくすることも可能である。
【0016】
【実施例2】図5および図6は本実施例を示し、図5は
ノズルの断面図、図6は変形例のノズルの断面図であ
る。本実施例のノズル31は、前記実施例1におけるノ
ズル21と形状が異なるもので、他の構成は同一な構成
部分から成り、図4を併用しつつ説明する。内径φ5m
mのPt材のノズル31の先端は、ノズル31と平行な
方向に内径φ20mmまで広がり、その最外周からノズ
ル方向に5mmストレート部を有する。ノズル31は図
4にしめされる供給ノズル19の先端部に設置される。
【0017】上記装置にてSF11を溶融する方法を以
下に示す。ガラスブロックを溶融ルツボ17に投入し、
ルツボヒーター15にて1350℃まで加熱溶融する。
この際、供給ノズル19は加熱しない。1350℃に達
した後、攪拌羽16を回転速度5rpmで攪拌を2時間
行う。攪拌終了後攪拌を停止し、溶融ルツボ17の温度
を950℃まで下降させてその温度を保持する。溶融ル
ツボ17の温度が一定になった後、ノズルヒーター18
で供給ノズル19を1300℃に加熱する。加熱により
溶融ルツボ17内のガラスが流下し、供給ノズル19を
介してノズル31よりガラスが水滴の形状で落下する。
本実施例のノズル形状では、滴下ガラス重量として2.
0gのガラスが供給できた。
【0018】本実施例によれば、前記実施例1の形状よ
りもガラス付着面積が大きいため、さらに多くのガラス
が供給出来る。本実施例の形状は水平部を有するため、
高温でも粘度の高いガラスはガラスが流動しにくく水平
部に付着しやすいため、温度変化による粘度変化の小さ
いガラスに滴している。また、前記実施例1と同様に、
ノズル径全体がφ5mmのためガラス流動量の制御がφ
20mmよりしやすく、滴下重量を増加することも可能
である。
【0019】尚、本実施例では内径φ20mm,ストレ
ート部5mmであったが、ガラス供給量により内径およ
びストレート部を変更することが可能である。さらに、
図6に示すように、前記実施例1に示したテーパー形状
および本実施例で示したストレート形状を組み合わせる
ことも可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1および2の効果は、ガラス供給
ノズルの先端部の径をノズル径よりも大きくすることに
より、従来供給出来なかった重量のガラスを供給でき
る。さらに、ノズル径を細くして先端部を広くすること
により、ガラス流動量が制御しやすくなり且つ滴下量を
増加させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明を示す概念図である。
【図3】実施例1を示す断面図である。
【図4】実施例1を示す断面図である。
【図5】実施例2を示す断面図である。
【図6】実施例2を示す断面図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
9,21,31 ノズル 10 溶融ガラス 11 ガラス付着部 12 ノズル先端部 13 滴下ガラス 14 断熱材 15 ルツボヒーター 16 攪拌羽 17 溶融ルツボ 18 ノズルヒーター 19 供給ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスをルツボにて溶融し、ルツボのノ
    ズルから溶融ガラスを滴下供給する供給ノズルにおい
    て、供給ノズルの内径よりも供給ノズル先端の内径を大
    きく形成したことを特徴とする溶融ガラス供給ノズル。
  2. 【請求項2】 前記供給ノズル先端をテーパー状に広が
    った開放端に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    溶融ガラス供給ノズル。
JP227095A 1995-01-10 1995-01-10 溶融ガラス供給ノズル Withdrawn JPH08188419A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0839768A1 (en) * 1996-10-03 1998-05-06 Eastman Kodak Company Nozzle device for producing a glass gob
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US20200247703A1 (en) * 2019-02-01 2020-08-06 Konica Minolta Inc. Dropping nozzle and molding apparatus

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Effective date: 20020402