JP3216101B2 - 溶融ガラス流の切断方法 - Google Patents

溶融ガラス流の切断方法

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    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/10Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
    • C03B7/12Cutting-off or severing a free-hanging glass stream, e.g. by the combination of gravity and surface tension forces

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラス流から、光
学素子などの成形に必要な、一定の量のガラス塊を得る
際に、切断刃などを用いずに、溶融ガラス流からガラス
塊を切断して、切断痕(シャーマーク)を残さずに、ガ
ラス塊を得るための、溶融ガラス流の切断方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、溶融ガラス流から所定のガラス塊
を得るためには、一対の切断刃を用いてオリフィスから
流出するガラス流を切断する方法が、一般的に用いられ
ている。この方法では、ガラス塊に切断痕が残るので、
このガラス塊を成形して、光学素子のような精密ガラス
成形品を得るには、成形の前か後に、この切断痕を除去
するための、例えば、研削研磨工程などが必要とされ、
時間とコストが増大するという問題があった。
【0003】また、比較的低粘性のガラス流から切断痕
(シャーマーク)のないガラス塊を得る方法として、特
公昭51−24525号公報に所載の方法が知られてい
る。ここには、オリフィスと成形されるガラス塊の表面
との位置関係を所定に維持しながら、成形型を徐々に下
降させ、所望量のガラスが成形型内に入った後、成形型
を急速に下降させて、ガラス流を切断する方法が開示さ
れている。また、同様の方法は、特開平2−34525
号公報にも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
述の両公報に所載のガラス流の切断方法では、ガラスを
成形型に鋳込んだ後に、成形型を急速に下降させて、ガ
ラス流を切断するので、ガラスが引き伸ばされながら切
断されるから、その切断部近傍が細くなり、その付近の
ガラスの熱容量に対比してガラス表面積が急激に大きく
なり、従って、放熱による温度降下が他の箇所より速く
進行する。このため、切断完了時には、切断部近傍のガ
ラスが固化してしまい、その部分が糸状に残るなどの事
態が多く発生する。
【0005】そこで、それを回避するために、ガラス流
の温度を上げる必要が生じたり、成形型の下降速度が限
定されたりして、ガラスの表面張力により、切断部分が
ガラス塊とガラス流に、それぞれ吸収され、消滅される
ような条件を満足に設定するのが、はなはだ困難であ
る。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明は、前記のような問題を
生じることなく、常に安定的に、かつ広い範囲におい
て、自由に条件設定ができる、切断痕のないガラス塊が
得られるようにしたガラス流の切断方法を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明者ら
は、種々検討した結果、ガラス流の切断の際には、ガラ
ス流を成形型などの受け部材で受けて得た際、ガラス塊
を供給されるガラス流から引き離すことでガラス流を切
断するのではなく、ガラス塊を一旦は下降させるが、ガ
ラス流とガラス塊との間にくびれが生じた後、そのくび
れを、ガラスの自重と表面張力により成長させ、切断状
態に至らせることが、前記の数々の問題を解決できるこ
とを見出した。
【0008】即ち、本発明では、ノズルから流出する溶
融ガラス流を、成形型などの受け部材で受け、前記ガラ
ス流と前記ガラス塊とを分離切断する方法において、前
記受け部材にガラス流を受け、所定の重量に達した所
で、前記受け部材をガラス流の下降流出速度よりも速い
第一の下降速度で、ガラス流にくびれ部を生じさせた後
に、前記ガラス流の下降流出速度よりも遅い第二の下降
速度でさらに前記受け部材を下降させた時、ガラスの自
重とその表面張力により、ガラス流を切断するのであ
る。
【0009】なお、この場合、第一の降下速度が溶融ガ
ラス流の流出速度より速く、受け部材の第二の下降速度
が、前記溶融ガラス流の流出速度よりも遅いか、あるい
は、実質的にゼロであるとよい。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例を、図面を参照して
具体的に説明する。図1〜6は、本実施例の具体的な動
作順序を示しており、ここで、符号1はガラス溶融炉の
一部である、白金あるいは白金合金で作られている、例
えば、内径110mm、高さ80mmの流出槽であり、
これには、ガラス溶解槽(図示せず)からの溶融ガラス
3が、その液面が常に一定になるように、供給される。
また、符号2は、流出槽1の下部に設けられていて、流
出槽1と同様の材料で作られている、例えば、内径7m
m、長さ300mmのガラス流出ノズルであり、流出ノ
ズル2の先端の流出口(オリフィス)2aからは、ガラ
ス流4が降下するようになっている。
【0011】また、流出槽1は、その周りに加熱用のヒ
ーター(図示せず)を配置し、更に、その周りは耐火物
などで構成される断熱部材(図示せず)で覆われてお
り、また、流出ノズル2は、前記断熱部材を貫通して外
部に露出している。また、流出ノズル2には、直接通電
加熱用の電極が複数個、設けられており、それらの電極
に電流を印加することで、流出ノズル2の全体の温度お
よびその流出口2aの温度をコントロールできるように
なっている。
【0012】符号10は、ガラス流4を受けるための受
け部材であり、適当な駆動装置(図示せず)により、矢
印A、B、C、Dの方向に動かすことができる。また、
受け部材10には、ガラス流4から切断されたガラス塊
20dの下面を所要の形状に成形するためのガラス接触
面11が形成されている。なお、この実施例では、受け
部材10の材料には、高密度カーボンを用い、そのガラ
ス接触面11は、R=30mmの曲率に研磨仕上げして
得られる。
【0013】また、符号20a、20b、20cは、そ
れぞれ、切断過程でのガラス塊の状態を示すもので、符
号21は、ガラス流4とガラス塊20bとの間に発生し
たくびれ部を示し、また、符号22は、切断部に発生す
る角状の切断痕を示す。
【0014】次に、前述のシステムを使用して、光学素
子用のガラス塊を成形する工程を、図1〜図6を用い
て、具体的に説明する。なお、ここで成形されるガラス
塊の材料には、比重が3.05であり、温度が1,20
0℃の時に101.6 dPa・s、1,000℃の時に1
2.2 dPa・s、890℃の時に102.9 dPa・
s、610℃の時に107.6 dPa・s、498℃の時
に1013dPa・sとなるような粘度を示す、粘性特性
を持ったB23 −SiO2 −BaO系のガラスを用い
ている。
【0015】まず、1つの実施態様について説明する。
前記のガラス原料を、ガラス溶解槽に投入し、溶解、脱
泡、清澄し、その均質化された溶融ガラス3を、その液
面が1,100℃の温度に保たれている状態で、流出槽
1の底から75mmに位置されるように、流出槽1にチ
ャージし、890℃に保たれているノズル2を通し、
1,200℃に保たれている流出口2aより、ガラス流
として、1.36mm/秒の速度で流出させる。
【0016】この状態のもとで、受け部材10を流出口
2aの直下に持って行き(図1参照)更に、図2のよう
に、接触面11の中央部が流出口2aから11.5mm
の位置になるように、受け部材10を流出口2aに接近
させ、ガラス流4を受ける。次に、図3のように、接触
面11上に溶融ガラスが十分に溜った所で、図4に示す
ように、受け部材10を、平均8.0mm/秒の速度
で、4mm下降させて、ガラス流にくびれ21を発生さ
せる。この状態で、くびれ21が、ガラスの表面張力と
ガラス塊20cの自重により切断するまで、この位置を
保った状態にして置く(図5参照)。この切断直後に
は、図5に示すように、切断痕22が発生するが、ガラ
スの表面張力により、瞬時(およそ0.05秒後)に、
それぞれ、ガラス流4とガラス塊20cに吸収され、消
滅する。この際の、受け部材10の停止からガラス切断
までに要した時間は、およそ0.5秒であった。切断完
了後、図6に示す状態になった時点で、受け部材10を
移動させ、次の受け部材をノズル2の直下に持って行
き、前述と同様の動作を繰り返し、切断作業を連続す
る。
【0017】このようにして、切断痕がなく、また、切
断に伴う糸状の硝子部分が発生しないガラス塊を製造す
ることができる。なお、この時のタクトは、10秒であ
り、得られたガラス塊の重量は、1.6gf±0.01
gfの範囲に納まり、非常に重量的にも安定した結果が
得られた。 (実施例2)次に、実施例1と同じのシステムを用い
て、0.5gfのガラス塊を連続して製造する別の実施
態様を以下に示す。この実施例では、受け部材10の材
料には、SUS材が用いられ、その接触面11は、R=
20mmの曲率で、研磨仕上げされたものが使用され
る。また、ガラスには、実施例1で示したものと同じも
のを採用する。
【0018】まず、上記ガラス原料を、実施例1と同様
に、ガラス溶解槽に投入し、溶解、脱泡、清澄し、その
均質化されたガラス3を、その液面が1,100℃の温
度に保たれている流出槽1の底から75mmの位置にな
るようにチャージし、そして、850℃に保たれている
ノズル2を通し、1,200℃に保たれている流出口2
aから、ガラス流として、0.71mm/秒の速度で流
出させる。
【0019】この状態のもとで、受け部材10を流出口
2aの直下に持って行き(図1参照)更に、図2に示す
ように、その接触面11の中央部が流出口2aから6.
0mmの位置になる様に受け部材10を流出口2aに接
近させ、ガラス流4を受ける。次に、図3のように、接
触面11上に溶融ガラスが十分に溜った所で、図4に示
すように受け部材10を平均3.0mm/秒の速度で
2.5mm下降させて、ガラス流にくびれ21を発生さ
せ、このくびれ21がガラス表面張力とガラス塊20c
の自重により切断されるまで、この位置を保った状態に
して置く(図5参照)。この切断直後には、図5のよう
に切断痕22が発生するが、ガラスの表面張力により、
瞬時に、それぞれのガラス流4およびガラス塊20cに
吸収され、消滅する。なお、この場合、受け部材10の
停止から切断までに要した時間は、およそ0.3秒であ
った。切断完了後、図6の状態になった時点において、
受け部材10を移動させ、次の受け部材をノズル2の直
下に持って行き、前述同様の動作を繰り返すことで、切
断痕のなく、また、切断に伴う糸状の硝子部分の発生も
ない、ガラス塊を連続的に製造できた。なお、この際の
タクトは、6秒であり、得られたガラス塊の重量は、
0.5gf±0.003gfの範囲に納まり、実施例1
と同様に、非常に重量的にも安定した効果が得られた。 (実施例3)次に、上述の実施例1と同じのシステムを
用いて、5.0gfのガラス塊を連続して製造する更に
別の実施態様を以下に示す。この実施例では、実施例1
と同じ溶融ガラスの流出槽、流出ノズル、ガラス原料が
用いられる。また、受け部材10には、耐熱鋼に白金を
被覆し、その接触面がR=50mmの凹形状に仕上げた
ものを準備した。更に、この実施態様では、溶融ガラス
より得られたガラス塊を、図7に示すような凹メニスカ
ス形状にするために、受け部材10と同様の材質で作ら
れた上型部材(接触面11aがR=40mmからなる凸
形状)10aを用いた。
【0020】まず、前述の実施態様と同様にして、溶融
ガラス3の液面が、流出槽1の底から75mmの位置と
なるように、ガラス原料を溶融、供給し、流出口2aよ
り溶融ガラスを2.84mm/秒の速度で流出させた。
なお、この時の流出槽1、ノズル2、流出口2aの温度
は、それぞれ、1,100℃、930℃、1,200℃
であった。
【0021】この状態のもとで、受け部材10を流出口
2aの直下に持って行き(図1)、更に、図2に示すよ
うに、その接触面11の中央部が、流出口2aから1
5.0mmの位置になるように、受け部材10を流出口
2aに接近させ、ガラス流4を受ける。次に、図3のよ
うに、接触面11上に溶融ガラスが十分に溜った所で、
図4に示すように、受け部材10を平均9.0mm/秒
の速度で、5mm下降させて、ガラス流にくびれ21を
発生させ、このくびれ21がガラスの表面張力とガラス
塊20cの自重により切断されるまで、1.5mm/秒
の速度で、受け部材10をゆっくり下降させる。なお、
このくびれの発生から切断迄に要した時間は、約0.8
秒であり、この切断直後には、図5のように、切断痕2
2が発生するが、ガラスの表面張力により、瞬時に、そ
れぞれのガラス流4とガラス塊20cに吸収され、消滅
する。
【0022】切断完了後、図6の状態になった時点で、
受け部材10を矢印Dの方向に移動させ、これをノズル
2の直下から外し、図7に示すように、上型部材10a
の下に移動させた(図7の(1)参照)。次に、まだ、
ガラス塊20dの粘度が10 7.6 dPa・s以下である
内に、矢印Eで示すように、上型部材10aを降下し、
ガラス塊20dに対して押し付け(図7の(2)参
照)、ガラス粘度が108dPa・s以上になる迄、こ
の状態を保つ。その後、上型部材10aを引き上げ、凹
メニスカス形状のガラス塊20eを得る。一方、このプ
レス動作を行っている間に、別の受け部材10で、流出
口2aより、前述の方法で、ガラス塊20dを得て、ガ
ラス塊20eの形状にプレスするという動作を繰り返
す。このことにより、切断痕がなく、また、切断に伴う
糸状のガラス部分の発生もない、ガラス塊20eが得ら
れる。なお、この製造は、15秒のタクトで、連続的に
行うことができる。この時に得られたガラス塊の重量
は、5.0gf±0.03gfの範囲に納まり、先の実
施例と同様に、非常に重量的にも安定した結果が得られ
た。 (実施例4)最後に、上述の実施例のシステムを用い
て、10.0gfのガラス塊を連続して製造する別の実
施態様を以下に示す。この実施例では、受け部材10の
材料にはグラッシーカーボンを用い、その接触面11
は、R=35mmの曲率の研磨面に仕上げられたものを
用いる。また、ガラス原料は実施例1と同じものを用い
る。
【0023】ここでは、先ず、上記のガラス原料を実施
例1と同様に、ガラス溶解槽に投入し、流出槽1のガラ
ス液面が実施例1と同様のガラス液面高さとなるように
ガラスを溶融、供給し、流出槽1を1,100℃、ノズ
ル2を1,020℃、流出口2aを1,200℃と設定
し、流出口2aより溶融ガラスを7.10mm/秒の速
度で流出させる。
【0024】前述と同様に、この状態のもとで、受け部
材10を流出口2aの直下に持って行き(図1)、更
に、図2に示すように、接触面11の中央部が流出口2
aから18.0mmの位置になるようにして、受け部材
10を流出口2aに接近させ、ガラス流4を受ける。次
に、図3のように接触面11上の溶融ガラスが10gf
に達する直前で、図4に示すように、受け部材10を平
均12.0mm/秒の速度で、6mm下降させて、ガラ
ス流にくびれ21を発生させ、このくびれ21がガラス
の表面張力とガラス塊20cの自重により切断されるま
で、約1秒の間、この位置を保持する(図5および図6
を参照)。その切断直後に、受け部材10を矢印Dのよ
うに移動させ、次の受け部材10をノズル2の直下に持
って行く。このようにして、連続的にガラス流の切断を
行った結果、他の実施例と同様に、切断痕のない、重量
が10.0gf±0.06gfの範囲のガラス塊が安定
して得られ、しかも、切断に伴う糸状のガラス部分の発
生も、全く観察されなかった。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、受
け部材で溶融ガラス流を受け、切断刃などを用いない
で、ガラス流を切断することができ、しかも、その際
に、受け部材上のガラスが所定の重量に達した所で、受
け部材を第一の下降速度で下降させて、ガラス流にくび
れ部を生じさせた後に、更に、受け部材をそれより遅い
第二の下降速度で下降させ、その時点で、第一の下降の
際に生じたくびれ部を、ガラスの自重と表面張力により
成長させたから、ガラス塊には、ガラス流を切断するこ
とによる切断痕が全くなく、また、切断に伴う糸状のガ
ラス部分の発生や、そのガラス部分の巻き込みがなく、
また、連続して重量精度の非常に良好なガラス塊を、安
定的に、かつ、そのガラス塊の重量やガラス流の温度な
どに制限されることなく、製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の初期状態を表す図である。
【図2】本発明の一実施例のガラス流を受ける直前の状
態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のガラス流を受けている状態
を表す図である。
【図4】本発明の一実施例のガラス流にくびれを発生さ
せている状態を表す図である。
【図5】本発明の一実施例のガラス流の切断直後の状態
を表す図である。
【図6】本発明の一実施例のガラス流からガラス塊を形
成させた状態を表わす図である。
【図7】本発明の一実施例のガラス流からガラス塊を形
成し、更に、プレス成形を行う状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 流出槽 2 流出ノズル 2a 流出口 3 溶融ガラス 4 ガラス流 10 受け部材 10a 上型部材 11 接触面 20a〜e ガラス塊 21 くびれ部 22 切断痕
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−34525(JP,A) 特開 昭48−29813(JP,A) 特開 平6−206730(JP,A) 特開 平6−345444(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 7/00 - 7/22 C03B 11/00 - 11/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルから流出する溶融ガラス流を、成
    形型などの受け部材で受け、前記ガラス流と前記ガラス
    塊とを分離切断する方法において、前記受け部材にガラ
    ス流を受け、所定の重量に達した所で、前記受け部材を
    ガラス流の下降流出速度よりも速い第一の下降速度で、
    ガラス流にくびれ部を生じさせた後に、前記ガラス流の
    下降流出速度よりも遅い第二の下降速度でさらに前記受
    け部材を下降させた時、ガラスの自重とその表面張力に
    より、ガラス流を切断することを特徴とする溶融ガラス
    流の切断方法。
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