JPH08188117A - ベルト連結用金具およびその製造方法 - Google Patents

ベルト連結用金具およびその製造方法

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JPH08188117A
JPH08188117A JP7002667A JP266795A JPH08188117A JP H08188117 A JPH08188117 A JP H08188117A JP 7002667 A JP7002667 A JP 7002667A JP 266795 A JP266795 A JP 266795A JP H08188117 A JPH08188117 A JP H08188117A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金具プレートのベルト挿通孔縁部の曲率半径を
大きくとってベルトの面接触面積を増大させ、ベルトの
切断や破断を有効的にかつ確実に防止したベルト連結用
金具および製造方法を提供することにある。 【構成】このベルト連結用金具は、金具プレート11に
プレート取付孔12とベルト挿通孔14を形成し、この
ベルト挿通孔14にシートベルト13を装着可能に構成
したもので、前記金具プレート11のベルト挿通孔14
は、少なくともベルト係合側縁部の肉を盛り上がらせて
プレート両面側に膨出部15a,15bを形成し、前記
ベルト挿通孔14の膨出部形成側縁部がほぼ円形の湾曲
断面構造に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安全ベルト等のベルト連
結用金具およびその製造方法に係り、特に安全ベルト等
のベルトの切断や破断を有効的に防止したベルト連結用
金具およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体や座席等に安全ベ
ルト装置としてのシートベルト装置が設けられている。
このシートベルト装置には合成繊維等の繊維材料を帯状
に織成したシートベルトがウェビングとして使用され
る。このシートベルトを自動車の車体若しくは座席に連
結するのにベルト連結用金具が用いられる。
【0003】ベルト連結用金具は、鋼板を所定形状に打
ち抜くとともにその一部にベルト挿通孔が形成され、こ
のベルト挿通孔にシートベルトを通して巻き掛けた後、
ベルト連結用金具を自動車の車体や座席に固定させるこ
とにより利用される。この種のベルト連結用金具には、
アンカー金具やスルーアンカー金具,タングプレートな
どがある。
【0004】従来のベルト連結用金具は、鋼板製の金具
プレートにベルト挿通孔を打抜きプレス成形して構成さ
れるが、金具プレートを打ち抜くとベルト挿通孔縁部に
ばりが生じ、ばりによる刃形が形成されるために、ばり
取りが行われ、ベルト挿通孔縁部の断面構造を滑かにし
ている。
【0005】金具プレートのベルト挿通孔の断面構造を
滑かにするために、ベルト挿通孔内縁の角部を研磨器で
研削してアール部を形成したり、また、ベルト挿通孔内
縁に樹脂コーティングを施したり、断面構造を滑かにし
ているが、従来のベルト連結用金具では、金具プレート
の肉厚の厚肉化に加工コストや材料的な制約を受けるた
め、ベルト挿通孔に挿通させるシートベルトは、ベルト
挿通孔の局所に点接触したり、線接触して引張られるた
めに、接触部分でシートベルトが切断したり、破断する
おそれがあった。
【0006】このシートベルトの切断や破断を防止する
ために、実開平2−120272号公報に開示されたベ
ルト連結用金具が開発されている。
【0007】このベルト連結用金具は、金具プレートに
形成されるベルト挿通孔の縁部を上型と下型を用いて型
成形し、ベルト挿通孔の縁部をプレート片面側に膨出さ
せ、ベルト挿通孔の縁部断面が半円形断面構造をなすよ
うに構成し、ベルト挿通孔に挿通されるシートベルトが
ベルト挿通孔の半円形縁部で面接触し、シートベルトが
切断したり、破断するのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のベルト連結用金
具は、金具プレートのベルト挿通孔の縁部を上型と下型
による型成形によってプレート片面側に膨出させ、ベル
ト挿通孔の縁部を半円形断面構造に成形しているが、上
型と下型の合せ面がベルト挿通孔の肉厚方向中央部に位
置するために、上型と下型の合せ面に生じるばりを除去
する後加工が必要となるのみならず、金具プレートのベ
ルト挿通孔縁部がプレート片面側に膨出するだけである
ため、シートベルトの引張力が金具プレートにバランス
よく作用しなかったり、ベルト挿通孔縁部に形成される
半円形断面の曲率半径を大きくとることができず、小さ
な曲率半径のベルト挿通孔縁部にシートベルトが挿通さ
れるため、シートベルトの面接触面積が小さく、シート
ベルトの破断や切断を有効的に防止する上で困難であっ
た。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、金具プレートのベルト挿通孔縁部の曲率半径
を大きくとってベルトの面接触面積を増大させ、ベルト
の切断や破断を有効的にかつ確実に防止したベルト連結
用金具およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】本発明の他の目的は、シートベルトの引張
力が金具プレートにバランスよく作用し、金具プレート
のベルト挿通孔のベルト係合側縁部にばり取り等の後加
工を不要にしたベルト連結用金具およびその製造方法を
提供するにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、金具プレート
のベルト挿通孔周りに樹脂コーティングを不要にするこ
とができる安価なベルト連結用金具およびその製造方法
を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルト連結
用金具は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、金具プレートにプレート取付孔とベル
ト挿通孔を形成し、このベルト挿通孔にシートベルトを
装着可能に構成したベルト連結用金具において、前記金
具プレートのベルト挿通孔は、少なくともベルト係合側
縁部の肉を盛り上がらせてプレート両面側に膨出部を形
成し、前記ベルト挿通孔の膨出部形成側縁部がほぼ円形
の湾曲断面構造に構成したものである。
【0013】また、本発明に係るベルト連結用金具の製
造方法は、上述した課題を解決するために、請求項2に
記載したように、金具プレートにプレート取付孔および
ベルト挿通孔を形成してベルト連結用金具を製造するベ
ルト連結用金具の製造方法において、前記金具プレート
にベルト挿通孔を穿設する際、加工ポンチとダイスの少
なくとも一部にオーバクリアランスを持たせてベルト挿
通孔を穿設し、続いて、穿設されたベルト挿通孔のオー
バクリアランス側の剪断破断面を拡開ポンチで拡開させ
つつプレート一面側に押圧変形させ、その後、プレート
一面側から成形ポンチで押圧してベルト挿通孔の変形側
縁部を巻き込みながら押し戻してプレート他面側に膨出
させ、成形ポンチと成形ダイスの対向する凹形湾曲成形
面でベルト挿通孔縁部にプレート両面側に膨出する膨出
部を成形し、この膨出部成形側縁部を前記ベルト挿通孔
のベルト係合側縁部として形成する方法である。
【0014】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係るベルト連結用金具の製造方法は、請求項3
に記載したように、金具プレートのベルト挿通孔を成形
ポンチと成形ダイスで成形加工する際、ベルト挿通孔の
少なくともベルト係合側縁部の肉を中央部からプレート
両面側に巻き込まれるように変位させ、前記ベルト挿通
孔の膨出部成形側縁部がほぼ円形の湾曲断面構造に成形
する方法である。
【0015】
【作用】請求項1に記載のベルト連結用金具において
は、金具プレートのベルト挿通孔は少なくともベルト係
合側縁部の肉を盛り上がらせて膨出部をプレート両面側
に形成し、ベルト挿通孔の膨出孔形成側縁部がほぼ円形
の湾曲断面構造に構成したので、シートベルトの引張力
が金具プレートにバランスよく作用し、ベルト挿通孔の
ベルト係合側縁部の曲率半径を大きくとることができ、
かつシートベルトと大きな接触面積で滑かに面接触させ
ることができ、ベルトの切断や破断を有効的にかつ確実
に防止できる。
【0016】金具プレートのベルト挿通孔は少なくとも
ベルト係合側縁部のプレート両面側に膨出部をバランス
よく形成し、プレート両面側に張り出した膨出部を利用
してベルト挿通孔のベルト係合側縁部をほぼ円形の湾曲
断面構造としたので、ベルト挿通孔内縁角部を解消する
樹脂コーティングによる盛肉が不要となり、ベルト連結
用金具を安価に製造できる。
【0017】また、請求項2に係るベルト連結用金具の
製造方法においては、打抜きポンチとダイスの少なくと
も一部にオーバクリアランスを設けて金具プレートを打
ち抜いてベルト挿通孔を穿設し、穿設されたベルト挿通
孔のオーバクリアランス側の剪断破断面を拡開ポンチで
拡開させつつプレート一面側に押圧変形させ、その後、
プレート一面側から成形ポンチを押圧してベルト挿通孔
の変形側縁部を巻き込みながら押し戻してプレート他面
側に膨出させ、成形ポンチと成形ダイスの対向する凹形
湾曲成形面で膨出部をプレート両面側に成形し、この膨
出部成形側縁部をベルト挿通孔のベルト係合側としたの
で、ベルト挿通孔のベルト係合側縁部は両側に張り出す
膨出部となり、ベルト挿通孔のベルト係合側縁部の曲率
半径を大きくとれ、シートベルトと大きな接触面積で滑
かに面接触させることができ、シートベルトの切断や破
断を有効的に確実に防止することができる。
【0018】さらに、請求項3に係るベルト連結用金具
の製造方法においては、金具プレートのベルト挿通孔
は、成形ポンチと成形ダイスで少なくともベルト係合側
縁部の肉が中央部からプレート両面側に巻き込まれるよ
うに成形加工されるので、ベルト挿通孔の少なくともベ
ルト係合側縁部にばりが発生せず、ばり取り等の後加工
が不要となり、経済的である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照して説明する。
【0020】図1および図2は本発明に係るベルト連結
用金具を自動車の車体に固定されるシートベルト装置の
アンカ金具として用いた例を示す。
【0021】このベルト連結用金具10は、高張力鋼等
の鋼板製の金具プレート11を有する。金具プレート1
1は帯状鋼板を打抜き成形して形成され、図示しないア
ンカボルトを挿通させるプレート取付孔12とシートベ
ルト13を挿通可能なベルト挿通孔14とが形成され
る。金具プレート11はプレート取付孔12とベルト挿
通孔14とを形成した後、折曲ラインLに沿って所定角
度θ、例えば60度以下、この好ましくは35度程度折
曲される。折曲ラインLはベルト挿通孔14に係り、ベ
ルト挿通孔14を跨いでいる。
【0022】金具プレート11に形成されるベルト挿通
孔14は金具幅方向に延びる長手孔形状に成形され、ベ
ルト挿通孔14の少なくともベルト係合側縁部にプレー
ト両面側にバランスよく膨出する膨出部15a,15b
が形成され、ベルト係合側縁部の断面形状がほぼ円形の
滑かな湾曲断面構造に構成される。
【0023】金具プレート11のベルト挿通孔14は図
3に示すように、ベルト係合側縁部の肉をプレート両面
側に盛り上がらせて、ベルト係合側縁部にプレート両面
側にバランスよく張り出す膨出部15a,15bをそれ
ぞれ形成し、これらの膨出部15a,15bを利用して
ベルト挿通孔14のベルト係合側をほぼ円形断面の滑か
な湾曲部16を有する湾曲断面構造に構成している。こ
れにより、ベルト挿通孔14のベルト係合側縁部のほぼ
円形湾曲面の曲率半径Rを大きくとることができ、金具
プレート11の肉厚(板厚)を大きくしなくとも、プレ
ート肉厚を大きくしたものと等価となり、ベルト挿通孔
14に挿通されるシートベルト13と大きな接触面積の
滑かな面接触で係合することとなり、シートベルト13
の切損や破損を効果的にかつ確実に防止することがで
き、シートベルト13の耐久性を向上させることができ
る。
【0024】また、金具プレート11のベルト挿通孔1
4は少なくともベルト係合側縁部にプレート両面側に膨
出する膨出部15a,15bが形成され、これらの膨出
部15a,15bを利用してベルト係合側にほぼ円形断
面の湾曲部16が形成される。この湾曲部16はプレー
ト両面側に張り出して大きな曲率半径に成形されるの
で、ベルト挿通孔14のプレート両面側にベルト挿通孔
内縁部に滑かに連続するリブを形成したものと等価とな
り、シートベルト13の摩耗や切断を有効的に防止で
き、シートベルト13の耐久性が向上する。なお、符号
17は刻印用スペースであり、符号18はロットナンバ
ー用スペースである。
【0025】さらに、アンカー金具に利用されるベルト
連結用金具10Aの金具プレート11は図4および図5
に示すように折曲角度θ1 を例えば60度〜90度、好
ましくは90度程度折曲させてもよい。その際、金具プ
レート11に形成されるベルト挿通孔14はベルト係合
側縁部の長手方向中央部が挿通孔反対側縁部に向って突
出するように湾曲成形してもよい。
【0026】次に、ベルト連結用金具の製造装置および
その製造方法を説明する。
【0027】このベルト連結用金具の製造装置は、図6
に示す打抜き型連続プレス機械20で構成される。この
プレス機械20は固定された下型21と可動の上型22
から構成されるダイセット23を有し、ダイセット23
の下型21上にダイプレート24が固定され、このダイ
プレート24上に成形加工される帯状鋼板25が載置さ
れる。帯状鋼板25は高張力鋼等の鋼板を成形し、金具
プレート11が所定のピッチで列状に弱化領域を介して
連続するように帯状に形成したものである。
【0028】また、ダイセット23の上型22には焼入
れ鋼からなるパッキンプレート26を介してポンチ固定
プレート27が固定され、このポンチ固定プレート27
に多層皿ばね等からなる複数のスプリング28を介して
ストリッパプレート29がプレートホルダ30により弾
性支持される。ストリッパプレート29は両側に介装さ
れた複数のスプリング28により常時下方側にばね付勢
されている。
【0029】ダイセット23の上型22に固定されたポ
ンチ固定プレート27に打抜きポンチ31,加工ポンチ
32,拡開ポンチ33やパイロット34,35が所要の
間隔をおいて列状に配列され固定される。ポンチ固定プ
レート27に固定された打抜きポンチ31,加工ポンチ
32,パイロット34,拡開ポンチ33およびパイロッ
ト35を案内するポンチガイド孔37,38,39およ
びパイロットガイド孔40,41がストリッパプレート
29にそれぞれ形成される一方、このストリッパプレー
ト29のポンチガイド孔37,38,39やパイロット
ガイド孔40,41に対向してダイプレート24にダイ
ス穴43,44,45およびパイロットガイド穴46,
47が形成される。
【0030】しかして、ダイス穴43,44,45を形
成したダイプレート24とポンチ固定プレート27に固
定された打抜きポンチ31,加工ポンチ32および拡開
ポンチ33とによりポンチとダイスが構成され、所要の
打抜き剪断加工や成形加工が行なわれる。
【0031】また、プレス機械20は拡開ポンチ33と
ダイス45の下流側に超硬合金製の成形ポンチ50と成
形ダイス51が設けられる。成形ポンチ50はダイセッ
ト23の下型21に固定される一方、この成形ポンチ5
0は多層皿ばね等のスプリング52により弾性支持され
た可動台53の昇降を案内している。一方、成形ダイス
51はダイセット23の上型22にパッキンプレート2
6を介して固定された固定台54に組み込まれている。
この固定台54には金具プレート11の位置決めを行な
うパイロット55が固定されており、このパイロット5
5は可動台53に形成されたパイロットガイド孔56に
より案内される。
【0032】さらに、プレス機械20には成形ポンチ5
0とダイス51の下流側に帯状鋼板25を個々の金具プ
レート11に切断しつつ所要角度の折曲げを付与する加
工成形ポンチとダイス(共に図示せず)が設けられてい
る。
【0033】このプレス機械20では打抜きポンチ31
とダイプレート24のダイスにより帯状鋼板25の金具
プレート11部に打抜きによりプレート取付孔12を上
型22の昇降により穿設するようになっている。
【0034】金具プレート11部にプレート取付孔12
を穿設した帯状鋼板25は金具プレート11部の1ピッ
チP分だけ順送りされる。帯状鋼板25が所定のピッチ
分送られた状態で上型22が所要ストローク分下動し、
穿設されたプレート取付孔12にパイロット34が挿入
されて金具プレート11部が位置決めされるとともに、
この金具プレート11部は加工ポンチ32とダイプレー
ト24のダイス60により打ち抜かれてベルト挿通孔1
4が穿設される。このとき、後続する金具プレート11
部にはプレート取付孔12が打抜きポンチ31とダイプ
レート24のダイスにより打ち抜かれて成形される。
【0035】プレス機械20に形成される加工ポンチ3
2とダイプレート24上のダイス60は、図7に示すよ
うに構成され、加工ポンチ32とダイス60のクリアラ
ンスδはベルト挿通孔14の全周に亘って均一ではな
く、ベルト挿通孔14の一部、例えばベルト係合側がオ
ーバクリアランスδ1 に形成される。オーバクリアラン
スδ1 は加工素材である帯状鋼板のプレート肉厚(板
厚:例えば3.2mm)に対し10%から20%を超える
間隙、好ましくは15%〜20%程度の間隙を有し、ベ
ルト挿通孔14の残り部分は適性クリアランスδ2 、例
えばプレート肉厚比5%〜10%、好ましくは5%〜6
%程度の間隙に形成される。
【0036】帯状鋼板25の金具プレート11部に加工
ポンチ32とダイス60によりベルト挿通孔14を打抜
きにより形成するが、その打抜き成形加工の際、ベルト
係合側のダイス60に逃げ溝61を形成し、加工ポンチ
32とダイス60により形成されるベルト挿通孔14の
ベルト係合側縁部をプレート一面(下面)側に僅かに押
圧変形させ、ベルト係合側縁部のプレート材料、特にプ
レート他面(上面)側のプレート材料を引き延ばす。
【0037】続いて、図6に示すように、帯状鋼板25
の金具プレート11部にベルト挿通孔14を穿設した
後、上型22を所要ストローク分上動させて加工ポンチ
32とパイロット34を帯状鋼板25の金具プレート1
1部のベルト挿通孔14とプレート取付孔12から引き
抜く。この引抜き後に、帯状鋼板25を1ピッチ分だけ
順送りし、再び上型22を所要ストローク分下動させて
パイロット35を金具プレート11部のプレート取付孔
12に嵌合させて位置決めするとともに、拡開ポンチ3
3とダイプレート24のダイス62により、ベルト挿通
孔14の少なくともベルト係合側縁部を拡開(圧縮)さ
せつつプレート一面(下面)側にさらに押圧変形させ
る。
【0038】このとき、拡開ポンチ33とダイス62は
図8に示すように構成され、拡開ポンチ33はポンチ周
方向の一部が軸方向にテーパ状に形成され、拡開ポンチ
33の下動に伴ってベルト挿通孔14の少なくともベル
ト係合側縁部を押し開くように押圧変形(圧縮曲げ成
形)させている。すなわち、拡開ポンチ33の下動に伴
ってベルト挿通孔14のベルト係合側縁部を拡開させつ
つプレート一面(下面)側にさらに押圧変形させ、ベル
ト挿通孔14のベルト係合側剪断破断面が拡開ポンチ3
3のテーパ面で滑かに押圧成形されつつダイス62の逃
げ溝63に納まるように変形させている。
【0039】拡開ポンチ33とダイス62により帯状鋼
板の金具プレート11部のベルト挿通孔14を押圧拡開
変形させた後、図6に示すように上型22を上動させ
て、拡開ポンチ33とパイロット35をベルト挿通孔1
4とプレート取付孔12から引き抜く。このとき、帯状
鋼板25の後続する金具プレート11部にベルト挿通孔
14を加工ポンチ32とダイプレート24のダイスによ
り成形するとともに、さらに後続する金具プレート11
部にプレート取付孔12を打抜きポンチ31とダイプレ
ート24のダイスにより穿設され、帯状鋼板25は連続
的に順次成形加工される。
【0040】一方、拡開ポンチ33により金具プレート
11部にベルト挿通孔14を拡開折曲成形した後、帯状
鋼板25を再び順送りさせる。帯状鋼板25を例えば2
ピッチ分だけ順送りすると、帯状鋼板25の金具プレー
ト11部が図10に示す成形ポンチ50とダイス51に
案内される。図9に示す位置で上型22を所要ストロー
ク分下動させることにより、金具プレート11部はベル
ト挿通孔14のベルト係合側縁部の肉がプレート両面側
に盛り上がって膨出し、プレート両面側に円弧状の膨出
部15a,15bが形成される。
【0041】このとき、ベルト連結用金具ポンチ50と
ダイス51はベルト挿通孔14のベルト係合側に円弧状
に凹形湾曲成形面64,65が対向して形成されてお
り、上型22の下動によりダイス51のダイス穴66が
成形ポンチ50に案内され、この成形ポンチ50とダイ
ス51によりベルト挿通孔14のベルト係合側縁部に両
側にバランスよく膨出した滑かな円弧状湾曲部16が型
成形される。
【0042】その際、成形ポンチ50はベルト挿通孔1
4のベルト係合側縁部をプレート一面(下面)側から押
圧してベルト挿通孔14のベルト係合側縁部を成形ポン
チ50の凹形湾曲成形面64に巻き込みながら押し戻し
てプレート他面(上面)側に膨出させる。プレート他面
側の膨出はダイスの円弧状凹形湾曲成形面65に案内し
て成形される。
【0043】しかして、金具プレート11部のベルト挿
通孔14を成形ポンチ50と成形ダイス51で成形加工
する際、ベルト挿通孔14の少なくともベルト係合側縁
部の肉が中央部からプレート両面側に巻き込まれるよう
に膨出変位せしめられ、ベルト挿通孔14の膨出部成形
側縁部がほぼ円形の滑かな湾曲断面構造に構成される。
これにより、ベルト挿通孔14のベルト係合側縁部の曲
率半径を、金具プレート11部の肉厚を大きくしなくて
も、大きくとることができる一方、ベルト挿通孔14の
ベルト係合側縁部の膨出湾曲部16にばりが生じないの
で、この部分のばり取り作業等の後加工が不要になる。
【0044】成形ポンチ50とダイス51により金具プ
レート11部のベルト挿通孔14に膨出部15a,15
bをプレート両面側に成形した後、帯状鋼板25は再び
順送りされて図示しない加工成形ポンチとダイスに案内
され、ここで帯状鋼板25は切断されて各金具プレート
11が形成されるとともに、切断された金具プレート1
1は所要角度に折曲され、所望のベルト連結用金具10
が製造される。
【0045】製造されたベルト連結用金具10のベルト
挿通孔14はベルト係合側縁部がプレート両面側に膨出
して大きな曲率半径を有するほぼ円形断面の湾曲断面構
造に形成されるので、ベルト連結用金具10のベルト挿
通孔14廻りに塩化ビニール樹脂等を塗布する樹脂コー
ティングが不要となり、樹脂コーティングを施さなくて
も、シートベルト13の切断や破断を有効的に防止でき
る。
【0046】なお、本発明の一実施例では、プレス機械
を用いて帯状鋼板からベルト連結用金具を連続的に打抜
き成形加工する例を示したが、個々の金具プレートをプ
レス装置で個別に成形加工するようにしてもよい。ま
た、プレス機械では複数列の帯状鋼板を同時に順次連続
的にプレス成形できるように、量産化に適するようなこ
とが好ましい。
【0047】さらに、本発明の一実施例ではベルト連結
用金具をアンカー金具として用いた例を説明したが、こ
のベルト連結用金具はアンカー金具に限定されず、スル
ーアンカー金具や安全ベルトのバックル金具,バックル
用タングプレートに適用してもよい。バックル金具やタ
ングプレートの場合には、プレート取付孔に代えて加工
用の案内孔が形成される。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係るベルト
連結用金具においては、金具プレートのベルト挿通孔は
少なくともベルト係合側縁部の肉を盛り上がらせて膨出
部をプレート両面側に形成し、ベルト挿通孔の膨出孔形
成側縁部がほぼ円形の湾曲断面構造に構成したので、ベ
ルト挿通孔のベルト係合側縁部の曲率半径を大きくとる
ことができ、かつシートベルトと大きな接触面積で滑か
に面接触させることができ、ベルトの切断や破断を有効
的にかつ確実に防止できる。
【0049】金具プレートのベルト挿通孔は少なくとも
ベルト係合側縁部のプレート両面側に膨出部を形成し、
プレート両面側にバランスよく張り出した膨出部を利用
してベルト挿通孔のベルト係合側縁部をほぼ円形の湾曲
断面構造としたので、ベルト挿通孔内縁角部を解消する
樹脂コーティングによる盛肉が不要となり、ベルト連結
用金具を安価に製造できる。
【0050】また、請求項2に係るベルト連結用金具の
製造方法においては、打抜きポンチとダイスの少なくと
も一部にオーバクリアランスを設けて金具プレートを打
ち抜いてベルト挿通孔を穿設し、穿設されたベルト挿通
孔のオーバクリアランス側の剪断破断面を拡開ポンチで
拡開させつつプレート一面側に押圧変形させ、その後、
プレート一面側から成形ポンチを押圧してベルト挿通孔
の変形側縁部を巻き込みながら押し戻してプレート他面
側に膨出させ、成形ポンチと成形ダイスの対向する凹形
湾曲成形面で膨出部をプレート両面側に成形し、この膨
出部成形側縁部をベルト挿通孔のベルト係合側としたの
で、ベルト挿通孔のベルト係合側縁部は両側に張り出す
膨出部となり、ベルト挿通孔のベルト係合側縁部の曲率
半径を大きくとれ、シートベルトと大きな接触面積で滑
かに面接触させることができ、シートベルトの切断や破
断を有効的に確実に防止することができる。
【0051】さらに、請求項3に係るベルト連結用金具
の製造方法においては、金具プレートのベルト挿通孔
は、成形ポンチと成形ダイスで少なくともベルト係合側
縁部の肉が中央部からプレート両面側に巻き込まれるよ
うに成形加工されるので、ベルト挿通孔の少なくともベ
ルト係合側縁部にばりが発生せず、ばり取り等の後加工
が不要となって経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト連結用金具の一実施例を示
す平面図。
【図2】(A)はベルト連結用金具の折曲前の展開状態
を示す断面図、(B)はベルト連結用金具の折曲後の状
態を示す断面図。
【図3】本発明に係るベルト連結用金具の要部を示す断
面図。
【図4】本発明に係るベルト連結用金具の他の実施例を
示す図。
【図5】図4に示すベルト連結用金具の折曲後の状態を
示す断面図。
【図6】本発明に係るベルト連結用金具を製造するプレ
ス機械の概略断面図。
【図7】本発明に係るベルト連結用金具の製造工程を示
すもので加工ポンチとダイスによる打抜き加工工程を示
す断面図。
【図8】拡開ポンチとダイスによる成形加工工程を示す
断面図。
【図9】成形ポンチとダイスによる成形加工工程を示す
断面図。
【符号の説明】
10,10A ベルト連結用金具 11 金具プレート 12 プレート取付孔 13 シートベルト(ウェビング) 14 ベルト挿通孔 15a,15b 膨出部 16 湾曲部 20 プレス機械 21 下型 22 上型 23 ダイセット 24 ダイプレート 27 ポンチ固定プレート 28 スプリング 29 ストリッパプレート 31 打抜きポンチ 32 加工ポンチ 33 拡開ポンチ 34,35 パイロット 37,38,39 ポンチガイド孔 40,41 パイロットガイド孔 43,44,45 ダイス穴 46,47 パイロットガイド穴 50 成形ポンチ 51 成形ダイス 52 スプリング 53 可動台 54 固定台 55 パイロット 60,62 ダイス 61,63 逃げ溝 64,65 凹形湾曲成形面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金具プレートにプレート取付孔とベルト
    挿通孔を形成し、このベルト挿通孔にシートベルトを装
    着可能に構成したベルト連結用金具において、前記金具
    プレートのベルト挿通孔は、少なくともベルト係合側縁
    部の肉を盛り上がらせてプレート両面側に膨出部を形成
    し、前記ベルト挿通孔の膨出部形成側縁部がほぼ円形の
    湾曲断面構造に構成したことを特徴とするベルト連結用
    金具。
  2. 【請求項2】 金具プレートにプレート取付孔およびベ
    ルト挿通孔を形成してベルト連結用金具を製造するベル
    ト連結用金具の製造方法において、前記金具プレートに
    ベルト挿通孔を穿設する際、加工ポンチとダイスの少な
    くとも一部にオーバクリアランスを持たせてベルト挿通
    孔を穿設し、続いて、穿設されたベルト挿通孔のオーバ
    クリアランス側の剪断破断面を拡開ポンチで拡開させつ
    つプレート一面側に押圧変形させ、その後、プレート一
    面側から成形ポンチで押圧してベルト挿通孔の変形側縁
    部を巻き込みながら押し戻してプレート他面側に膨出さ
    せ、成形ポンチと成形ダイスの対向する凹形湾曲成形面
    でベルト挿通孔縁部にプレート両面側に膨出する膨出部
    を成形し、この膨出部成形側縁部を前記ベルト挿通孔の
    ベルト係合側縁部として形成することを特徴とするベル
    ト連結用金具の製造方法。
  3. 【請求項3】 金具プレートのベルト挿通孔を成形ポン
    チと成形ダイスで成形加工する際、ベルト挿通孔の少な
    くともベルト係合側縁部の肉を中央部からプレート両面
    側に巻き込まれるように変位させ、前記ベルト挿通孔の
    膨出部成形側縁部がほぼ円形の湾曲断面構造に成形する
    請求項2記載のベルト連結用金具の製造方法。
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