JPH08187810A - 自動車用内装品の芯材 - Google Patents
自動車用内装品の芯材Info
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- JPH08187810A JPH08187810A JP7004126A JP412695A JPH08187810A JP H08187810 A JPH08187810 A JP H08187810A JP 7004126 A JP7004126 A JP 7004126A JP 412695 A JP412695 A JP 412695A JP H08187810 A JPH08187810 A JP H08187810A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱性と軽量性を併せ持つ自動車用内装品の芯
材を提供する。 【構成】自動車用内装品の芯材1であって、熱硬化性樹
脂により硬化された木質繊維からなる木質層Cを表層と
し、発泡プラスチック層Pを内層として、加熱により一
体成形されてなる。
材を提供する。 【構成】自動車用内装品の芯材1であって、熱硬化性樹
脂により硬化された木質繊維からなる木質層Cを表層と
し、発泡プラスチック層Pを内層として、加熱により一
体成形されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用内装品の芯
材に関する。
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すドアトリム等の自動車
内装品41にあっては、図5(a)に示すように、表皮
42と芯材44とから形成されている。芯材44には、
主として材料の違いにより図5(b)ないし(d)に示
すように、いくつかの種類がある。
内装品41にあっては、図5(a)に示すように、表皮
42と芯材44とから形成されている。芯材44には、
主として材料の違いにより図5(b)ないし(d)に示
すように、いくつかの種類がある。
【0003】図5(b)に示すのは、木質繊維とフェノ
ール樹脂等の熱硬化樹脂を熱硬化により成形してなる木
質基材45であり、同(c)に示すのは、スチレン発泡
体46aをスチレンフィルム46bでサンドした3層構
造体46であり、同(d)に示すのは、熱可塑性樹脂に
よる射出成形品47である。
ール樹脂等の熱硬化樹脂を熱硬化により成形してなる木
質基材45であり、同(c)に示すのは、スチレン発泡
体46aをスチレンフィルム46bでサンドした3層構
造体46であり、同(d)に示すのは、熱可塑性樹脂に
よる射出成形品47である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木質基材45
にあっては、熱硬化により成形するもののため、耐熱性
に優れるが、重量がかなりあり(例えば目付量が100
0〜1500g/m2 )、取扱い性が悪く、車体の軽量
化にそぐわないものであった。一方、前記した3層構造
体46は、発泡体46aを内部に有するため、軽量(例
えば目付量が500g/m2 )であるが、素材が熱可塑
性樹脂であるため、耐熱性に劣り、表皮の接着等にも問
題があった。同様に、熱可塑性樹脂の射出成形品47も
耐熱性に劣るという欠点があった。このように、従来の
自動車用内装品の芯材にあっては、耐熱性と軽量性を併
せ持つ素材がなく、双方を兼ね備える芯材が望まれてい
た。
にあっては、熱硬化により成形するもののため、耐熱性
に優れるが、重量がかなりあり(例えば目付量が100
0〜1500g/m2 )、取扱い性が悪く、車体の軽量
化にそぐわないものであった。一方、前記した3層構造
体46は、発泡体46aを内部に有するため、軽量(例
えば目付量が500g/m2 )であるが、素材が熱可塑
性樹脂であるため、耐熱性に劣り、表皮の接着等にも問
題があった。同様に、熱可塑性樹脂の射出成形品47も
耐熱性に劣るという欠点があった。このように、従来の
自動車用内装品の芯材にあっては、耐熱性と軽量性を併
せ持つ素材がなく、双方を兼ね備える芯材が望まれてい
た。
【0005】そこで、本発明は、耐熱性と軽量性を併せ
持つ自動車用内装品の芯材を提供することを目的とす
る。
持つ自動車用内装品の芯材を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ための手段として本発明者らは、以下の発明を創作し
た。すなわち、請求項1の発明は、自動車用内装品の芯
材であって、熱硬化性樹脂により硬化された木質繊維か
らなる木質層を表層とし、発泡プラスチック層を内層と
して、加熱により一体成形されてなることを特徴とする
自動車用内装品の芯材である。また、請求項2の発明
は、請求項1において、前記発泡プラスチック層は、成
形時において前記木質層を介してスチームが通過可能な
発泡ポリスチレン層であり、前記木質層及びこの発泡ポ
リスチレン層がスチームによる加熱により一体成形され
てなることを特徴とする自動車用内装品の芯材である。
また、請求項3の発明は、請求項2において、前記発泡
ポリスチレン層は、発泡ポリスチレンのビーズ層である
ことを特徴とする自動車用内装品の芯材である。
ための手段として本発明者らは、以下の発明を創作し
た。すなわち、請求項1の発明は、自動車用内装品の芯
材であって、熱硬化性樹脂により硬化された木質繊維か
らなる木質層を表層とし、発泡プラスチック層を内層と
して、加熱により一体成形されてなることを特徴とする
自動車用内装品の芯材である。また、請求項2の発明
は、請求項1において、前記発泡プラスチック層は、成
形時において前記木質層を介してスチームが通過可能な
発泡ポリスチレン層であり、前記木質層及びこの発泡ポ
リスチレン層がスチームによる加熱により一体成形され
てなることを特徴とする自動車用内装品の芯材である。
また、請求項3の発明は、請求項2において、前記発泡
ポリスチレン層は、発泡ポリスチレンのビーズ層である
ことを特徴とする自動車用内装品の芯材である。
【0007】木質繊維とは、木材を繊維化したものであ
り、木材としてはエゾマツ、トドマツ、ヒノキ等の針葉
樹が望ましい。成形においては、所定の形状のマット状
あるいは直接に積層して使用する。熱硬化性樹脂として
は、フェノール樹脂、ウレタン樹脂あるいはメラミン樹
脂等を用いることができる。また、ウレタン樹脂及びメ
ラミン樹脂にあっては、アミン等の反応剤を補助的に使
用することができる。また、その他の添加材により木質
層の品質を向上させることができる。
り、木材としてはエゾマツ、トドマツ、ヒノキ等の針葉
樹が望ましい。成形においては、所定の形状のマット状
あるいは直接に積層して使用する。熱硬化性樹脂として
は、フェノール樹脂、ウレタン樹脂あるいはメラミン樹
脂等を用いることができる。また、ウレタン樹脂及びメ
ラミン樹脂にあっては、アミン等の反応剤を補助的に使
用することができる。また、その他の添加材により木質
層の品質を向上させることができる。
【0008】表層とは、芯材の表層をいい、芯材の表面
側と裏面側の表層と、表面側と裏面側の表層のいずれか
一方とをいう場合がある。すなわち、芯材において耐熱
性が必要とされる側に適宜木質層を設けることができ
る。発泡プラスチック層とは、発泡されたプラスチック
で形成された層である。但し、本発明は、自動車用内装
品の芯材に係るものであるため、かかる芯材に適した剛
性を有するものであること、また芯材の軽量化に寄与で
きるものであることが必要である。ドアトリム等剛性を
必要とする部位に使用する芯材としては、硬質独立気泡
体であるポリスチレンフォーム(発泡ポリスチレン)、
硬質ウレタンフォームや半硬質独立気泡体であるポリエ
チレンフォームが好ましい。発泡ポリスチレンにあって
は、芯材の加熱成形のための発泡材料として、一次発泡
(予備発泡)されたビーズ状体やシート状体を用いるこ
とができる。さらに硬質ウレタンフォームにあっては、
所定形状に成形したものや、成形型内に原液を直接注
入、吹きつけして成形することもできる。また、発泡ポ
リスチレン、硬質ウレタンフォームのいずれにおいて
も、必要とされる強度等の芯材の性能に応じて、ガラス
繊維等による強化やその他の改質を施すことができる。
側と裏面側の表層と、表面側と裏面側の表層のいずれか
一方とをいう場合がある。すなわち、芯材において耐熱
性が必要とされる側に適宜木質層を設けることができ
る。発泡プラスチック層とは、発泡されたプラスチック
で形成された層である。但し、本発明は、自動車用内装
品の芯材に係るものであるため、かかる芯材に適した剛
性を有するものであること、また芯材の軽量化に寄与で
きるものであることが必要である。ドアトリム等剛性を
必要とする部位に使用する芯材としては、硬質独立気泡
体であるポリスチレンフォーム(発泡ポリスチレン)、
硬質ウレタンフォームや半硬質独立気泡体であるポリエ
チレンフォームが好ましい。発泡ポリスチレンにあって
は、芯材の加熱成形のための発泡材料として、一次発泡
(予備発泡)されたビーズ状体やシート状体を用いるこ
とができる。さらに硬質ウレタンフォームにあっては、
所定形状に成形したものや、成形型内に原液を直接注
入、吹きつけして成形することもできる。また、発泡ポ
リスチレン、硬質ウレタンフォームのいずれにおいて
も、必要とされる強度等の芯材の性能に応じて、ガラス
繊維等による強化やその他の改質を施すことができる。
【0009】ここに加熱とは、加熱した成形型による外
部加熱と成形型からスチームを噴出して通過させること
によるスチーム加熱とが含まれる。
部加熱と成形型からスチームを噴出して通過させること
によるスチーム加熱とが含まれる。
【0010】
【作用】請求項1の発明によると、芯材の表層(上層及
び/又は下層)が熱硬化性樹脂により硬化された木質繊
維よりなるため、耐熱性に優れる。一方、芯材の内層
は、軽量で比重の小さい発泡プラスチック層(以下、単
に発泡層という。)からなるため、芯材全体として軽量
となる。請求項2の発明によると、木質層を介してスチ
ーム加熱すると、発泡ポリスチレン層において確保され
た通気性により、発泡ポリスチレン層及びさらには反対
側の表層の木質層にも十分にスチームが行き渡る。請求
項3の発明によると、発泡ポリスチレンビーズにより発
泡ポリスチレン層を形成すれば、ビーズ間に間隙が形成
されるため、成形時の発泡ポリスチレン層において通気
性が容易に確保される。
び/又は下層)が熱硬化性樹脂により硬化された木質繊
維よりなるため、耐熱性に優れる。一方、芯材の内層
は、軽量で比重の小さい発泡プラスチック層(以下、単
に発泡層という。)からなるため、芯材全体として軽量
となる。請求項2の発明によると、木質層を介してスチ
ーム加熱すると、発泡ポリスチレン層において確保され
た通気性により、発泡ポリスチレン層及びさらには反対
側の表層の木質層にも十分にスチームが行き渡る。請求
項3の発明によると、発泡ポリスチレンビーズにより発
泡ポリスチレン層を形成すれば、ビーズ間に間隙が形成
されるため、成形時の発泡ポリスチレン層において通気
性が容易に確保される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具現化した実施例1〜4につ
き、図1ないし図3に基づいて説明する。図1には、以
下の実施例における芯材1a〜1dに共通する断面構造
が示されている。実施例1ないし4における芯材1a〜
1dは、木質層C、発泡層P及び木質層Cの3層が重層
されて同時に加熱され一体成形されている。また、かか
る芯材1a〜1dの成形にはいずれも図2に用いる成形
型10が用いられる。
き、図1ないし図3に基づいて説明する。図1には、以
下の実施例における芯材1a〜1dに共通する断面構造
が示されている。実施例1ないし4における芯材1a〜
1dは、木質層C、発泡層P及び木質層Cの3層が重層
されて同時に加熱され一体成形されている。また、かか
る芯材1a〜1dの成形にはいずれも図2に用いる成形
型10が用いられる。
【0012】この成形型10は、スチーム加熱によるキ
ャビティの加熱及び冷風による冷却が可能に形成された
成形型であり、下型12と上型22とから形成されてい
る。下型12は、その上面側に、成形凹部14を有する
とともに、外部からスチームやエアを供給するためのガ
ス供給口16をその一部に有している。このガス供給口
16には、型10外部の図示しないスチーム発生装置や
通風装置を接続可能に形成されている。一方、下型12
においては、ガス供給口16から、下型12の内部を配
管するガス供給路18が配設され、さらにこのガス供給
路18は、成形凹部14の底部表面にまで到達され、成
形凹部14の底部に開口した噴出口20からスチーム等
を噴出可能となっている。
ャビティの加熱及び冷風による冷却が可能に形成された
成形型であり、下型12と上型22とから形成されてい
る。下型12は、その上面側に、成形凹部14を有する
とともに、外部からスチームやエアを供給するためのガ
ス供給口16をその一部に有している。このガス供給口
16には、型10外部の図示しないスチーム発生装置や
通風装置を接続可能に形成されている。一方、下型12
においては、ガス供給口16から、下型12の内部を配
管するガス供給路18が配設され、さらにこのガス供給
路18は、成形凹部14の底部表面にまで到達され、成
形凹部14の底部に開口した噴出口20からスチーム等
を噴出可能となっている。
【0013】一方、上型22は、下型12に上下に対向
状に配設されており、適宜手段により上下動可能に形成
されている。そして上型22の下面は、成形凹部14に
対応して押圧部24を形成しており、成形凹部14と押
圧部24により所定形状のキャビティが形成されるよう
になっている。この上型22の押圧部24には、そのほ
ぼ全面にわたって複数個のガス抜き孔26が上型22の
上面にまで貫通して形成されている。このガス抜き孔2
6により、ガス供給路18によってキャビティ内に供給
されるガス及び成形によってキャビティ内に発生するガ
スを成形型10外へ抜くことができるようになってい
る。
状に配設されており、適宜手段により上下動可能に形成
されている。そして上型22の下面は、成形凹部14に
対応して押圧部24を形成しており、成形凹部14と押
圧部24により所定形状のキャビティが形成されるよう
になっている。この上型22の押圧部24には、そのほ
ぼ全面にわたって複数個のガス抜き孔26が上型22の
上面にまで貫通して形成されている。このガス抜き孔2
6により、ガス供給路18によってキャビティ内に供給
されるガス及び成形によってキャビティ内に発生するガ
スを成形型10外へ抜くことができるようになってい
る。
【0014】次に、各実施例1ないし4の芯材1a〜1
dを構成する木質層C、発泡層Pを形成する材料につい
て説明する。実施例1ないし4の芯材1a〜1dにおい
ては、木質層C及び発泡層Pについて表1に示す材料及
び加熱成形用ガスを用いた。
dを構成する木質層C、発泡層Pを形成する材料につい
て説明する。実施例1ないし4の芯材1a〜1dにおい
ては、木質層C及び発泡層Pについて表1に示す材料及
び加熱成形用ガスを用いた。
【0015】
【表1】
【0016】表1において、発泡ポリスチレンビーズ
は、ポリスチレンのビーズ状原料を予め所定条件下で一
次発泡して略球状に形成してなるものである。発泡層P
の材料として発泡ポリスチレンビーズを使用することに
より、かかるビーズが成形型10に充填されることによ
ってビーズ間に形成される空隙がスチーム通気孔として
作用することになる。
は、ポリスチレンのビーズ状原料を予め所定条件下で一
次発泡して略球状に形成してなるものである。発泡層P
の材料として発泡ポリスチレンビーズを使用することに
より、かかるビーズが成形型10に充填されることによ
ってビーズ間に形成される空隙がスチーム通気孔として
作用することになる。
【0017】実施例1において、成形ガス温度を150
〜170℃としたのは、フェノール樹脂の溶融温度範囲
である120℃〜220℃と、発泡ポリスチレンビーズ
の発泡成形ガスの温度範囲である150℃〜170℃を
考慮したものであり、好ましくは、160℃である。実
施例2において、成形ガス温度を約150℃としたの
は、発泡ポリスチレンビーズの発泡成形ガスの温度の範
囲が150〜170℃であり、メラミン樹脂を溶融硬化
させる場合の温度範囲が60〜150℃だからであり、
両者の重複範囲を採用したからである。実施例3及び4
についても、約150℃としたのは、発泡ポリスチレン
ビーズの発泡成形ガスの温度範囲と、ウレタン樹脂の溶
融温度範囲が60〜150℃との重複範囲を採用したか
らである。
〜170℃としたのは、フェノール樹脂の溶融温度範囲
である120℃〜220℃と、発泡ポリスチレンビーズ
の発泡成形ガスの温度範囲である150℃〜170℃を
考慮したものであり、好ましくは、160℃である。実
施例2において、成形ガス温度を約150℃としたの
は、発泡ポリスチレンビーズの発泡成形ガスの温度の範
囲が150〜170℃であり、メラミン樹脂を溶融硬化
させる場合の温度範囲が60〜150℃だからであり、
両者の重複範囲を採用したからである。実施例3及び4
についても、約150℃としたのは、発泡ポリスチレン
ビーズの発泡成形ガスの温度範囲と、ウレタン樹脂の溶
融温度範囲が60〜150℃との重複範囲を採用したか
らである。
【0018】次に、このような材料を用いて、上記した
成形型10により、実施例1ないし4の芯材1a〜1d
を作る工程について説明する。まず、下型12の成形凹
部14には、上記木質層Cの材料を予め所定のマット状
体30としたものを載置する。そして、所定量の発泡ポ
リスチレンビーズ32aをそのマット状体30の上に充
填して発泡ビーズ層32とし、さらに、既に敷設したも
のと同一の材料からなるマット状体31を載置するとと
もに、上型22を降下させ、所定圧で押圧して、発泡ポ
リスチレンビーズ32aを上下のマット状体30、31
で挟むようにする(図2参照)。
成形型10により、実施例1ないし4の芯材1a〜1d
を作る工程について説明する。まず、下型12の成形凹
部14には、上記木質層Cの材料を予め所定のマット状
体30としたものを載置する。そして、所定量の発泡ポ
リスチレンビーズ32aをそのマット状体30の上に充
填して発泡ビーズ層32とし、さらに、既に敷設したも
のと同一の材料からなるマット状体31を載置するとと
もに、上型22を降下させ、所定圧で押圧して、発泡ポ
リスチレンビーズ32aを上下のマット状体30、31
で挟むようにする(図2参照)。
【0019】このような状態とした後、下型12のガス
供給口16に接続したスチーム発生装置を作動させ、噴
出口20から表1に示した温度のスチームを噴出させ
る。この際、実施例2及び3にあっては、熱硬化性樹脂
の硬化を促進するために所定濃度のアミンガスを同時に
注入するようになっている。下層のマット状体30に噴
出されたスチームは、マット状体30から発泡ビーズ層
32において形成されるビーズ32a間の通気孔、さら
に上層のマット状体31を通過して、上型22に形成さ
れたガス抜き孔26から成形型10の外部へ噴出され、
スチームがキャビティ内全体に均一に行き渡り、積層体
が加熱される。
供給口16に接続したスチーム発生装置を作動させ、噴
出口20から表1に示した温度のスチームを噴出させ
る。この際、実施例2及び3にあっては、熱硬化性樹脂
の硬化を促進するために所定濃度のアミンガスを同時に
注入するようになっている。下層のマット状体30に噴
出されたスチームは、マット状体30から発泡ビーズ層
32において形成されるビーズ32a間の通気孔、さら
に上層のマット状体31を通過して、上型22に形成さ
れたガス抜き孔26から成形型10の外部へ噴出され、
スチームがキャビティ内全体に均一に行き渡り、積層体
が加熱される。
【0020】所定温度のスチームにより、マット状体3
0、31においては、所定の熱硬性化樹脂が加熱により
溶融硬化して、木質繊維同士を密着・接着し、また木質
繊維間を埋める。発泡ビーズ層32においては、各ビー
ズ32aが2次発泡して、各ビーズ32a間が埋められ
るとともに、かつビーズ32a同士が融着され、一定形
状に成形される。さらに、マット状体30、31と発泡
ビーズ層32との境界部分にあっては、熱硬化性樹脂の
溶融や2次発泡したビーズ32aの溶融により、互いに
含浸、融着されマット状体30、31と2次発泡したビ
ーズ層32とが一体となる。この際、ビーズ32aの2
次発泡に伴って発生するガスは、発泡したビーズ32a
間と上層のマット状体31を通って上型22のガス抜き
孔26から排出される。
0、31においては、所定の熱硬性化樹脂が加熱により
溶融硬化して、木質繊維同士を密着・接着し、また木質
繊維間を埋める。発泡ビーズ層32においては、各ビー
ズ32aが2次発泡して、各ビーズ32a間が埋められ
るとともに、かつビーズ32a同士が融着され、一定形
状に成形される。さらに、マット状体30、31と発泡
ビーズ層32との境界部分にあっては、熱硬化性樹脂の
溶融や2次発泡したビーズ32aの溶融により、互いに
含浸、融着されマット状体30、31と2次発泡したビ
ーズ層32とが一体となる。この際、ビーズ32aの2
次発泡に伴って発生するガスは、発泡したビーズ32a
間と上層のマット状体31を通って上型22のガス抜き
孔26から排出される。
【0021】なお、2次発泡したビーズ32a同士が融
着しても、スチームが通過する通気孔は発泡ビーズ層3
2内に確保されており、上層のマット状体31にスチー
ムが到達するようになっている。
着しても、スチームが通過する通気孔は発泡ビーズ層3
2内に確保されており、上層のマット状体31にスチー
ムが到達するようになっている。
【0022】所定時間加熱後、ガス供給口16を通風装
置側に切り換えて、キャビティ内に冷風を通風し、成形
した芯材1a〜1dを冷却する。しかる後、上型22を
上動して木質層Cと発泡層Pと木質層Cとが積層されて
なる芯材1a〜1dを成形凹部14から取り出す。
置側に切り換えて、キャビティ内に冷風を通風し、成形
した芯材1a〜1dを冷却する。しかる後、上型22を
上動して木質層Cと発泡層Pと木質層Cとが積層されて
なる芯材1a〜1dを成形凹部14から取り出す。
【0023】このように成形された実施例1ないし4の
芯材1a〜1dは、図1に示すように、両表面側には熱
硬化性樹脂によって硬化された木質層Cを有するため、
その両面において耐熱性に優れる。そして、内層は、軽
量でかつ剛性も有する発泡層Pからなるため、芯材1a
〜1dの軽量性を確保することができる。また、従来、
木質繊維を加熱成形してなる木質基材にあっては、重量
等の点から板厚が限定されていたが、本実施例の芯材1
a〜1dにあっては内層を発泡層Pとするため、重量を
ほとんど問題とすることなく必要に応じた芯材1a〜1
dの厚みを確保することができる。また、発泡プラスチ
ックの表面に木質層を一体に形成することにより、容易
に耐熱性に優れる発泡性芯材を得ることもできる。
芯材1a〜1dは、図1に示すように、両表面側には熱
硬化性樹脂によって硬化された木質層Cを有するため、
その両面において耐熱性に優れる。そして、内層は、軽
量でかつ剛性も有する発泡層Pからなるため、芯材1a
〜1dの軽量性を確保することができる。また、従来、
木質繊維を加熱成形してなる木質基材にあっては、重量
等の点から板厚が限定されていたが、本実施例の芯材1
a〜1dにあっては内層を発泡層Pとするため、重量を
ほとんど問題とすることなく必要に応じた芯材1a〜1
dの厚みを確保することができる。また、発泡プラスチ
ックの表面に木質層を一体に形成することにより、容易
に耐熱性に優れる発泡性芯材を得ることもできる。
【0024】このように、この芯材1a〜1dにあって
は、木質層Cを表層として、発泡層Pを内層とするた
め、耐熱性、重量、板厚を必要に応じて調整することが
できる。なお、芯材1a〜1dの板厚を厚くしても、ス
チームによる加熱であれば、スチームが発泡ビーズ層3
2内を均一に加熱し、またこの発泡ビーズ層32を通過
して上層の木質層31に十分に到達されるため、加熱の
不均一による成形性の問題は除去することができる。ま
た、発泡ビーズ層32の2次発泡成形にあっては、温度
条件が比較的狭い範囲であるため、とくにスチーム加熱
による成形が好ましい。さらに、スチームにアミンガス
を混入させることにより、熱硬化性樹脂の反応を活性化
できるため、確実に上層のマット状体31も硬化させる
ことができる。
は、木質層Cを表層として、発泡層Pを内層とするた
め、耐熱性、重量、板厚を必要に応じて調整することが
できる。なお、芯材1a〜1dの板厚を厚くしても、ス
チームによる加熱であれば、スチームが発泡ビーズ層3
2内を均一に加熱し、またこの発泡ビーズ層32を通過
して上層の木質層31に十分に到達されるため、加熱の
不均一による成形性の問題は除去することができる。ま
た、発泡ビーズ層32の2次発泡成形にあっては、温度
条件が比較的狭い範囲であるため、とくにスチーム加熱
による成形が好ましい。さらに、スチームにアミンガス
を混入させることにより、熱硬化性樹脂の反応を活性化
できるため、確実に上層のマット状体31も硬化させる
ことができる。
【0025】上記した実施例1ないし4の芯材1a〜1
dは、それぞれ、良好に成形され、自動車用内装品の芯
材としての必要に応じた剛性を有するとともに、軽量性
と耐熱性が確保された優れた芯材を得ることができた。
なお、本実施例においては、木質層の材料は、マット状
体で供給したが、これに限定するものではなく、木質繊
維と熱硬化樹脂性の粉末の混合物を直接成形凹部14又
は発泡ビーズ層32に積層するものであってもよい。ま
た、本実施例においては、発泡材料として発泡ポリスチ
レンビーズを用いたが、これに限定するものではなく、
図3に示すように、通気孔35を有するポリスチレンの
一次発泡シート34を発泡層Pの材料として用いること
もできる。この場合は、表2に示す成形条件を適用して
芯材2ないし5を成形することができる。
dは、それぞれ、良好に成形され、自動車用内装品の芯
材としての必要に応じた剛性を有するとともに、軽量性
と耐熱性が確保された優れた芯材を得ることができた。
なお、本実施例においては、木質層の材料は、マット状
体で供給したが、これに限定するものではなく、木質繊
維と熱硬化樹脂性の粉末の混合物を直接成形凹部14又
は発泡ビーズ層32に積層するものであってもよい。ま
た、本実施例においては、発泡材料として発泡ポリスチ
レンビーズを用いたが、これに限定するものではなく、
図3に示すように、通気孔35を有するポリスチレンの
一次発泡シート34を発泡層Pの材料として用いること
もできる。この場合は、表2に示す成形条件を適用して
芯材2ないし5を成形することができる。
【0026】
【表2】
【0027】芯材2において、成形ガス温度130〜1
50℃としたのは、発泡ポリスチレンシートの発泡成形
温度が130〜150℃の範囲であり、フェノール樹脂
の溶融温度が120〜220℃の範囲であり、両範囲の
重複範囲を選択したからである。また、好ましくは14
0℃である。芯材3ないし5においては、木質層の成形
におけるメラミン樹脂及びウレタン樹脂の溶融温度がい
ずれも60〜150℃の範囲であり、上記した発泡ポリ
スチレンシートの発泡成形ガスの温度範囲との重複範囲
を選択したからである。
50℃としたのは、発泡ポリスチレンシートの発泡成形
温度が130〜150℃の範囲であり、フェノール樹脂
の溶融温度が120〜220℃の範囲であり、両範囲の
重複範囲を選択したからである。また、好ましくは14
0℃である。芯材3ないし5においては、木質層の成形
におけるメラミン樹脂及びウレタン樹脂の溶融温度がい
ずれも60〜150℃の範囲であり、上記した発泡ポリ
スチレンシートの発泡成形ガスの温度範囲との重複範囲
を選択したからである。
【0028】さらに、本実施例においては、スチーム加
熱により芯材1a〜1dを成形したが、芯材の板厚や形
状によっては、型自体を加熱することにより、芯材を成
形することも可能である。ただし、この場合、発泡によ
るガスを排除するために、型あるいは成形工程におい
て、ガス抜きを可能とする手段を採用する必要がある。
熱により芯材1a〜1dを成形したが、芯材の板厚や形
状によっては、型自体を加熱することにより、芯材を成
形することも可能である。ただし、この場合、発泡によ
るガスを排除するために、型あるいは成形工程におい
て、ガス抜きを可能とする手段を採用する必要がある。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、芯材の表層
(上層及び/又は下層)が熱硬化性樹脂により硬化され
た木質繊維よりなり、芯材の内層は、軽量で比重の小さ
い発泡層からなるため、耐熱性に優れるとともに全体と
して軽量な芯材を提供することができる。そして、木質
層の厚みと発泡層の厚みの調整により、芯材の耐熱性と
重量、さらには、板厚を調整することができる芯材とな
っている。請求項2の発明によれば、発泡ポリスチレン
からなる発泡層は、芯材に適当な剛性を付与し、またス
チームが通過可能に形成されているため、スチームによ
る加熱成形により、木質層と発泡層を均一に加熱・成形
することができる。さらに、芯材の板厚を厚くした場合
にも、加熱の均一性を容易に得ることができる。請求項
3の発明によれば、発泡ポリスチレンのビーズを発泡材
料とするため、ビーズの充填により、発泡層におけるス
チームの通気性が容易に確保され、特に発泡ポリスチレ
ン層に通気性を確保する必要がない。
(上層及び/又は下層)が熱硬化性樹脂により硬化され
た木質繊維よりなり、芯材の内層は、軽量で比重の小さ
い発泡層からなるため、耐熱性に優れるとともに全体と
して軽量な芯材を提供することができる。そして、木質
層の厚みと発泡層の厚みの調整により、芯材の耐熱性と
重量、さらには、板厚を調整することができる芯材とな
っている。請求項2の発明によれば、発泡ポリスチレン
からなる発泡層は、芯材に適当な剛性を付与し、またス
チームが通過可能に形成されているため、スチームによ
る加熱成形により、木質層と発泡層を均一に加熱・成形
することができる。さらに、芯材の板厚を厚くした場合
にも、加熱の均一性を容易に得ることができる。請求項
3の発明によれば、発泡ポリスチレンのビーズを発泡材
料とするため、ビーズの充填により、発泡層におけるス
チームの通気性が容易に確保され、特に発泡ポリスチレ
ン層に通気性を確保する必要がない。
【図1】本発明の実施例における芯材の断面構造を示し
た図である。
た図である。
【図2】本発明の実施例の芯材を成形する成形型を示し
た図である。
た図である。
【図3】芯材の発泡層の材料として使用できる発泡ポリ
スチレンのシートを示した図である。
スチレンのシートを示した図である。
【図4】自動車用内装品の一つであるドアトリムを示す
図である。
図である。
【図5】従来のドアトリムの基材の断面(a)及び芯材
の断面((b)〜(d))を示した図である。
の断面((b)〜(d))を示した図である。
1 芯材 C 木質層 P 発泡層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 44/00 B60R 13/02 Z B29K 25:00 105:04 B29L 9:00 31:58
Claims (3)
- 【請求項1】自動車用内装品の芯材であって、 熱硬化性樹脂により硬化された木質繊維からなる木質層
を表層とし、発泡プラスチック層を内層として、加熱に
より一体成形されてなることを特徴とする自動車用内装
品の芯材。 - 【請求項2】請求項1において、前記発泡プラスチック
層は、成形時において前記木質層を介してスチームが通
過可能な発泡ポリスチレン層であり、前記木質層及びこ
の発泡ポリスチレン層がスチームによる加熱により一体
成形されてなることを特徴とする自動車用内装品の芯
材。 - 【請求項3】請求項2において、前記発泡ポリスチレン
層は、発泡ポリスチレンのビーズ層であることを特徴と
する自動車用内装品の芯材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004126A JPH08187810A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 自動車用内装品の芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004126A JPH08187810A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 自動車用内装品の芯材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08187810A true JPH08187810A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11576101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7004126A Pending JPH08187810A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 自動車用内装品の芯材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08187810A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012104318A1 (fr) | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Faurecia Automotive Industrie | Piece structurelle de vehicule automobile et procede de fabrication associe |
WO2019044298A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 積水化成品工業株式会社 | ビーズ発泡体、それを備えた樹脂複合体、及びビーズ発泡体の製造法 |
JP2019044143A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 積水化成品工業株式会社 | ビーズ発泡体、それを備えた樹脂複合体、及びビーズ発泡体の製造法 |
CN115816742A (zh) * | 2023-02-21 | 2023-03-21 | 沈阳力登维汽车部件有限公司 | 一种epp基复材抗震吸能汽车保险杠的制备方法 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7004126A patent/JPH08187810A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012104318A1 (fr) | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Faurecia Automotive Industrie | Piece structurelle de vehicule automobile et procede de fabrication associe |
FR2971198A1 (fr) * | 2011-02-04 | 2012-08-10 | Faurecia Automotive Ind | Piece structurelle de vehicule automobile et procede de fabrication associe |
CN103547442A (zh) * | 2011-02-04 | 2014-01-29 | 法雷西亚汽车工业公司 | 机动车辆结构部件和相关联的制造方法 |
JP2014509271A (ja) * | 2011-02-04 | 2014-04-17 | フォルシア オートモーティブ インダストリー | 自動車用構造部品および関連する製造方法 |
WO2019044298A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 積水化成品工業株式会社 | ビーズ発泡体、それを備えた樹脂複合体、及びビーズ発泡体の製造法 |
JP2019044143A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 積水化成品工業株式会社 | ビーズ発泡体、それを備えた樹脂複合体、及びビーズ発泡体の製造法 |
CN115816742A (zh) * | 2023-02-21 | 2023-03-21 | 沈阳力登维汽车部件有限公司 | 一种epp基复材抗震吸能汽车保险杠的制备方法 |
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