JPH08187794A - ソフトコンタクトレンズの低酸素成形 - Google Patents
ソフトコンタクトレンズの低酸素成形Info
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Abstract
したソフトコンタクトレンズを速い速度で生産する方法
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の方法は、連続もしくは半連続自動ソ
フトコンタクトレンズ製造システムにおいて、対となる
凹型および凸型レンズ型片をそれぞれ、充填ステーショ
ンおよび成形アセンブリステーションに十分ガス抜きさ
れた状態で送る方法であって、前記レンズ型片を射出成
形する工程と、このレンズ型片を直ちに不活性ガス雰囲
気に送る工程と、このレンズ型片をガス抜きする工程
と、このレンズ型片を、成形アセンブリに先立って、前
記不活性ガス雰囲気下で重合可能モノマーで充填する工
程を含む。
Description
ズの成形方法に係り、特に型の形成によって得られるレ
ンズ成形用の空隙における欠陥を最小にするレンズの型
の成形・取扱いを低酸素の下に行う方法に関する。
クトレンズブランク)は、高温ないし活性放射線(通常
は米国特許第4,495,313 号にあるような紫外線)の条件
下で反応性のモノマーと水で置換可能な希釈剤(触媒を
使用してもよい)とともに重合させることによって形成
する米国特許第4,565,348 号および同第4,460,489 号に
示されたタイプの二片成形型内に得られる。
ら、射出成形によって形成される。そして、型は、コン
タクトレンズブランク製造設備へは、通常多数の型を支
持体に連結したフレームの形で搬送され、使用に備えて
保管される。上述の各特許ならびに米国特許第4,680,33
6 号および同第5,080,839 号に記載されているように、
レンズブランクの生産ラインは、凹型レンズ型を重合可
能なレンズ形成用組成物で充填するステーションと、凸
型レンズ型と垂直方向に正しく揃えるステーションと、
凹凸が対となった各型を重合可能モノマーのプール周縁
の回りで係合させるステーションを備え、過剰のモノマ
ーを除去し始めのレンズブランクを形成し、レンズブラ
ンク形成のため反応性モノマーを硬化させ、そして型を
取り出してレンズブランクを完成する。
と、レンズ表面における反応性モノマー組成物の硬化が
阻害され、この結果硬化が不完全になって、レンズの物
理特性および光学パラメータに悪影響を与える。この現
象は、レンズ型の表面上および表面内部に存在する酸素
分子が、好ましい型材料であるポリスチレン固有の特性
によって相当量吸収されるためであると突き止められ
た。すなわち、レンズの成形時には、経験則で決定され
る受容可能な最大値を越える量の酸素が、反応性モノマ
ー組成物との重合化界面に放出されるのである。より詳
しくいうと、酸素は、反応性モノマーと急速に共重合す
るが、これによって生ずる重合鎖はすぐに終端を迎え
る。その結果、モノマー反応速度は低下し、鎖の長さは
短いものになり、ポリマーの分子量も小さくなる。酸素
濃度の重要性と、効果的な制御プロトコルの実施が困難
であることは、反応性モノマー/成形型界面における酸
素濃度を、空気中における酸素濃度(3×10-3モル/
リットル)の約300倍未満に制御しなければならない
ことをみれば分るであろう。
り、型は、最大でも1Torrの真空にし、この条件を10
ないし12時間を越える時間維持させたチャンバを用い
て、注意深く時間と労力をかけて試験準備している。停
電などで作業サイクルが中断すると、状態調節をやり直
さなければならない。しかし、成形した型および型フレ
ームを長時間熱処理をすることは、ひずみや表面の泡立
ち等を避ける上で禁物である。これらのひずみや表面の
泡立ちは、微視的にみても、レンズに必須の光学的透明
さを与えるための表面の統一性を破壊するものである。
このため、加熱は制限的なもの(例えば75℃で1時
間)になるが、それでも、歪みのないよう型表面におけ
る酸素濃度を制御するに当って、より煩雑でなく、より
信頼性の高い方法を求める要望があった。
て、ガス抜きの後、型を短時間空気に曝すだけでも有害
である。すなわち、30秒間空気に曝すだけでも、酸素
を十分に吸収してしまい、受容可能な条件を取り戻すの
に5ないし10分間ガス抜きをしなければならなくな
る。したがって、特にそれぞれ空気への暴露時間が異な
る多数の型を移送させる生産ラインのすぐ手前でガス抜
きを行うのは、非実際的とみられているが、現在のとこ
ろこのシステムについて実質的な改良はなされていな
い。
面と後面の湾曲の度合いにより型の各部分で厚さが異な
り、このため反応性モノマー組成物を断面積が異なる表
面にわたって酸素に暴露する程度が異なるという事実に
よって複雑になる。すなわち、この結果、レンズの歪み
とその光学特性(屈折率を含む)の劣化が生じる。した
がって、酸素の濃度分布は、型の各部分あるいは両半分
において、短いガス抜き時間の間は対称のままである
が、長い時間ガス抜きをしていると、段々に非対称とな
ってくる。そして、この変則のため、レンズの前面と後
面で硬化が不均一となり、特性も異なってくる。例え
ば、凸型の成形型は、ほぼ2時間でガス抜きできるが、
凹型の成形型は、10時間後でも完全にガス抜きはされ
ない。
きいため、連続的もしくは少なくとも半連続的な生産ラ
インの開発が切望されている。製造仕様において重要な
こととして求められているのは、レンズの製造過程でレ
ンズを自動的に取扱うことである。
は、コンタクトレンズブランク製造の歩留りを改善する
ため、コンタクトレンズ製造システムにおいて酸素量を
制御する方法を提供することである。
連続的あるいは少なくとも半連続的生産ラインで製造さ
れるコンタクトレンズを提供することも目的とする。
限にし、材料の移送における時間の遅れを改善するた
め、そのような製造を自動システムで行わせることも目
的とする。
での連続操作が可能なコンタクトレンズ統合・自動製造
システムにおける硬化の工程を通して製造し、成形した
状態から取扱う重要な段階で達成される。
フトコンタクトレンズ用レンズブランクの製造に改良す
るもので、特に高速度で、例えば底となる湾曲部半径の
標準偏差で測定した場合の変動が少ない物理特性、特に
光学特性を改善したレンズを生産する連続もしくは少な
くとも半連続自動製造ラインで行われるサブシステムで
の操作、手順およびプロトコルに関するものである。本
発明は、レンズ型ブランクと反応性モノマー組成物の界
面における酸素濃度を、最適な製造条件の下で受容可能
な光学特性のレンズを高い信頼性の下に生産できるレベ
ル内に制御するプロトコルに従って関連した装置により
実行される方法を含む。
るには、レンズ型自体の内部およびこの表面での酸素分
子の拡散速度と周囲の媒体との酸素分子の交換を考慮す
ることが必要だと分った。
は、レンズ材料の硬化工程に先立ってレンズブランク型
を酸素に暴露する時間を最小にするため、レンズブラン
クの製造工程と一緒にされる。すなわち、充填(凹型レ
ンズ型片への反応性組成物の導入)と硬化の間にたとえ
1分の後れが生じただけでも、反応性モノマーと型の界
面(インターフェース)において1×10-8モル/cm3
の目標とする酸素濃度を実現するためには、ガス抜きに
5時間はかかるため、レンズ型ブランクをライン内で準
備することの便宜は理解できるであろう。酸素濃度の減
少は、従来のようにガス抜きだけで達成されるものでは
なく、成形装置から得られる高温条件、ならびに、充
填、早期硬化および最終硬化工程のため窒素などの不活
性ガスでできるだけ早く包囲した、十分にガス抜きされ
た型ブランクを使って迅速に成形を行うことによっても
達成される。
ラメータは、周囲の条件に呼応して型界面へ入り込みま
たこれから出てくる酸素の拡散性、そしてこの後型と反
応性モノマー組成物との間で行き来する酸素の拡散性で
ある。成形されたレンズ型は、特に型材料が好ましいと
されるポリスチレンの場合、吸収と吸収の機構を通じて
受け入れ不能な高レベルの酸素(但し反応性モノマー組
成物の感度に応じて移行の可能性あり)を含んでしま
う。酸素の移行は酸素の濃度に対応する。すなわち、型
が真空に曝されると、より濃度の低い箇所(この場合は
真空部分)に適当な拡散速度で移行する。当然のことな
がら、型の表面は、完全にガス抜きする場合は、最後の
箇所となり、前処理の条件整備としては実際には行えな
いような長いガス抜き時間が必要になる。同じような理
由で、酸素の再吸収も表面で起こることがあり、内部に
対する再平衡もまた、型材料に対する拡散速度によって
制御される。このため、大気への暴露はいかなる形にせ
よ、型表面における酸素の濃度を急激に許容できない程
度にまで高めるため、条件の調整には、長い時間が必要
になる。すなわち、表面にある酸素の一部は、酸素の少
ない内部にまで拡散するため、真空もしくは不活性ガス
に曝して酸素を除去しようとしても、表面に戻ってくる
ときここで再度捕獲されるからである。
すると、レンズ表面から残留酸素を一掃しても、レンズ
の質が著しく低下するため、レンズ型を成形処理用に取
扱うのに、製造プロセスを変更しなければならなくな
る。特に、レンズ型を大気に曝した場合は、必ず酸素が
さらに吸収され、一部は型片の内部にまで拡散するとい
う事態になる。その結果、酸素の乏しい不活性雰囲気に
おいては、レンズ型の内部にある酸素は、容易にかつ比
較的迅速に表面から脱着するのに対し、この場合は、窒
素で表面を洗浄しても、酸素の存在によって引き起こさ
れる成形上の問題を避けるには十分ではない。このよう
なわけで、一旦型が反応性モノマーで充填されると、窒
素による洗浄では問題は解決しないのである。
は、レンズ型は最適な程度にまでガス抜きしなければな
らないが、この問題は、暴露時間を最小にし、ほぼ完全
にガス抜きできる時間までレンズ型を窒素雰囲気下に保
持することによってのみ、満足できる程度に解決するこ
とができる。本発明においては、従来は別の場所で行っ
ていた射出成形操作を、コンタクトレンズの製造ライン
と物理的に合体する。成形設備の高温と高圧を利用し
て、最初は酸素濃度が高いペレット状の材料も、効率よ
く酸素を除去され、成形過程で形成されたばかりの型表
面は、容易にしかも望ましい程度にまで残留酸素を一掃
される。ペレット状の材料はまた、射出成形用のホッパ
で窒素を使ってガス抜きしてもよい。
, 号(発明の名称;「コンタクトレンズ製造用の型
片と成形アセンブリ」,発明者; 他,代理人事件
整理番号9003)に記載したように、射出成形の設計
改善および操作パラメータの変更によりサイクル時間を
有利に短縮することができる。しかし、型片が成形用の
型から外されると、好ましい自動システムにおいてさ
え、これらの型片は、移送操作の過程で大気に曝され
る。この結果、型片を取り巻く酸素は、型片内部に拡散
する。このため、取り外しおよび移送工程において酸素
に曝すのは、各型の移送につき15秒、好ましくは12
秒を越えない程度にする。この後、型片は、型片移送ラ
インならびに充填および早期効果ステーションの回りに
設けられるトンネル手段において不活性ガス雰囲気、好
ましくは窒素に包囲される。このような条件の下で型片
の表面にある酸素は、窒素中および型片の深部に拡散す
る。
た条件下で自動操作したときの経験によれば、先の米国
特許出願第0 / , 号に記載した条件で形成したレン
ズ型の場合は、レンズ型を15秒間大気に暴露すると、
窒素雰囲気下でのガス抜きに少なくとも3分を要する。
もっとも大気への暴露の程度やシステムのプロトコルが
異なる場合は、ガス抜き時間はこれに呼応して長くも短
くもなる。
露すると、表面の酸素濃度は許容水準以下になり、装置
能力の範囲内でほぼ0になる。
囲気下に維持した充填ステーションに送られ、ここで反
応性モノマーが凹型の型片に充填される。ついで、凹型
のレンズ型片と(ガス抜きを済ませた)凸型のレンズ型
片は、真空に維持された型合わせ操作工程に送られ、対
となる凹型型片と凸型型片は、自動取扱い手段により、
回転軸が一致してそれぞれのフランジが平行になる成形
用の位置に合わされる。成形位置にあった凹型および凸
型のレンズ型片は、ついで窒素トンネル中にある早期硬
化ステーションに送られる。
硬化の後には行う必要がない。これは、システムが閉鎖
されていることによる。すなわち、反応性モノマーは対
となった凹型型片と凸型型片の間に封止されているため
である。そして、成形を完了前に妨害させないため、レ
ンズ型の外から酸素が決して拡散しないよう、硬化時間
は、非常に短縮される。
および凸型レンズ型をそれぞれ形成する第1および第2
の射出成形ステーションを備えるレンズ型製造ゾーンを
利用して行われ、さらに、凹型および凸型のレンズ型片
をゾーンからゾーンへ搬送する搬送ラインと、窒素雰囲
気下に維持され、型片をガス抜きする工程と、凹型の型
片を反応性モノマー組成物で充填する工程と、凹型の型
片と凸型の型片を前述のような整列関係に配置する工程
と、真空下で凹型の型片と凸型の型片を成形のため型合
わせする工程と、先の反応性モノマー組成物を紫外線を
使ってゲル状態に早期硬化させる工程を行って、前記搬
送ラインと連続する包囲ゾーン(窒素トンネル)と、お
よび硬化を完結させて完成したレンズブランクが型外し
のできる状態にされる硬化ゾーンを具備する。全プロセ
スは、移送手段、通常一もしくはそれ以上のコンベアを
介してつなげられる。すなわち、前述の各ゾーンもしく
はステーションを搬送される間に、このコンベアの上で
レンズ型は組立てられ、配置され、適宜差し込まれる。
レンズ型は、ミニパレット(例えばキャストアルミニウ
ム、ステンレススチールなどから製造される)内もしく
はこの上に配置され、このパレットは、処理ステーショ
ンと自動移送装置の空間的な関係を考慮して規則正しく
配列された多数(例えば8個)のレンズ型を含むことに
なる。コンベアベルトもしくはトンネルはすべてが、窒
素もしくは不活性ガスの包囲下にある。
にも謳ったコンタクトレンズ製造システムの好ましい特
徴は、本出願人による、米国特許出願第08/258,267号
(発明の名称;「製品を型から取り外し移送する装
置」,発明者; 他,代理人事件整理番号900
2)、同第0 / , 号(発明の名称;「生産ラインパ
レットシステム」,発明者; 他,代理人事件整理
番号9001)、同第08/257,792号(発明の名称;「型
のクランプ止めおよび重合可能ヒドロゲルの早期硬
化」,発明者; 他,代理人事件整理番号900
7)、および同第0 / , 号(発明の名称;「コンタ
クトレンズ製造用の型片と成形アセンブリ」,発明者;
他,代理人事件番整理番号9003)の各出願に詳細な
記載がある。
処理・取扱いに係る上述の本発明の上述の目的・効果
は、添付の図面(似たような要素には数図を通して同一
の符号を付してある)とともに、以下の好ましい態様の
詳細な説明を参照すれば、当業者には容易に理解できる
であろう。
コンタクトレンズを形成する方法において有用である。
ソフトコンタクトレンズは、第1の凹型あるいは前方湾
曲型片31と第2の凸型あるいは後方湾曲型片32を有
する成形用のにおいて形成される。図4と5に示すよう
に、型の半片は、凹型面31(a)を区画する前方湾曲
型片の中央部と凸型面33(a)を区画する後方湾曲型
片の中央部を有し、可視光および紫外線に対して透明な
ポリスチレンからつくられる。円形の周縁31(c)
は、底として配置される前方湾曲型31上に区画され、
環状で実質的に単一面フランジ31(b)と33(b)
は、中央の湾曲部と一体形成される。少なくとも凹型面
31(a)と凸型面33(a)の一部はそれぞれ、で生
産されるコンタクトレンズの前方および後方湾曲部を形
づくることのできる寸法を有し、これらの湾曲面は、コ
ンタクトレンズ表面に接触した前述の重合可能組成物の
重合によって形成されるコンタクトレンズの表面が光学
的に許容できるものとなるくらい十分滑らかにされる。
型は熱を迅速に伝えるのに十分なくらい薄く、かつレン
ズ取り外しの際型の半片を分離するために加えられる力
に耐えるのに十分な剛性を有する。
つくることができ、光学特性が良好で、型が以下に詳述
する重合開始剤と放射エネルギー源とともに行われる重
合過程の条件下でも重要な寸法を維持できるような機械
特性を有する面をもつように成形される。したがって、
凹型と凸型の型部材は、熱可塑性樹脂からつくられる。
適当な材料としては、低密度、中密度および高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンおよびこれらの共重合体、ポ
リ−4−メチルペンテン、およびポリスチレンなどのポ
リオレフィンがある。また他にも、ポリアセタール樹
脂、ポリアクリルエーテル、ポリアリールエーテルスル
ホン、ナイロン6、ナイロン66およびナイロン11な
どの適当な材料がある。フッ素化エチレン/プロピレン
共重合体およびエチレン/フルオロエチレン共重合体な
どの熱可塑性ポリエステルおよび種々のフッ素化材料も
使用することができる。
の型を使う必要のあるときは、型材料の選択が重要であ
ることが分った。本発明においては、生産の質は、各レ
ンズの個別検査やレンズの度や曲率による仕分けによっ
て保たれるのではない。その代わり、生産の質は、各型
部材の寸法が非常に小さな許容差内に保ち、また型を、
すべてのレンズに等しい処理を施すという特別な一連の
工程で処理することによって判断される。ポリエチレン
とポリプロピレンは、溶融状態からの冷却中に一部が結
晶化するため、比較的大きな収縮が起きて寸法の変化が
生じるが、これは制御が難しい。したがって、本発明に
使用する型に最も好ましい材料は、結晶化せず、収縮の
程度が小さくそして比較的低い温度でも光学特性のよい
表面に射出成形することができるポリスチレンであるこ
とが分った。すでに述べたものを含む他の熱可塑性材料
も、同じ特性を有するならば使用することができる。米
国特許第4,565,348 号に記載したポリスチレンのコポリ
マーおよびブレンドと同じように好ましい特性を示すポ
リオレフィンのコポリマーまたはブレンドも、本発明の
目的には適している。
および成形に係る時間(サイクル時間)を考えると、射
出成形装置が好ましい。上述の好ましいポリスチレン
は、空気中の酸素で十分平衡に達するよう、比較的表面
積の大きいペレットもしくは粒子の形状で供給される。
本発明においては、自動操作の目的のためサイクル時間
は極力短縮されるため、平均の材料処理時間は、米国特
許出願第0 / , 号にある条件下では6秒程度で、こ
の間に材料は熱可塑性条件まで加熱され、型に押し出さ
れ、さらに型から放出ないし取り外される。しかし、マ
ニホールドにおいて最高温度の270〜280℃が達成
されるのは、材料処理時間の一部に過ぎず、他方型の温
度は215〜220℃止りであるため、射出成形操作に
より各サイクルでほぼ完全にガス抜きされた型片が送り
出されるのは驚くべきことである。
特許出願第0 / , 号に記載された条件(サイクル時
間が6秒以下という条件を含む)の下で稼働される。米
国特許第4,565,348 号に記載された方法とは違って、型
は、完全に形成されたレンズの型片を直接、すなわちフ
レームのような付属の支持体なしで生産できるように設
計される。したがって、型片取り外しの際、型片を不必
要なポリマー材料から引き離す必要はまったくなく、レ
ンズの型片は、搬送手段へ送り出すための自動手段から
直接に収集される。いかなるサイクルにおいても、型片
は何個でも用意することができるが、取扱いの便宜を考
え、通常は凹型と凸型それぞれ8個のレンズ型片を所定
のサイクルで生産し、また自動ロボット手段によりキャ
ストアルミニウムのパレットに搬送する。型片は、ここ
に収められ、以下の操作に適したアレー形で支持され
る。
手段は基準に満たない型片を拒絶することができること
に注意すべきである。したがって、射出成形の後は、通
常光電手段を用いる目視で行う、レンズがぼんやりした
り、材料の送り出しが適切でないために起こる型の形状
欠陥がないかなどの検査により、型片が拒絶され、廃棄
される。ラインにおける操作の連続性と一貫性を保つに
は、たとえ一個でも欠陥が見つかった後、全成形サイク
ルまたはレンズ型片のパレットをラインから除外する。
各パレットは、バーコードスキャナを使ったパレットの
追跡と品質管理のため、単一のバーコードを有する。
段まで移送する装置は、型片と支持サブアセンブリを受
け取る、型片を水平方向に作動する搬送手段まで移送さ
せるのに必要なスライドと回動運動が可能なハンド手段
を有する。この自動取扱い装置と関連する装置は、本出
願人による米国特許出願第08/258,267号(発明の名称;
「部品を型から取り外し、移送する装置」,発明者;
他,代理人事件整理番号9002)に詳細に記載
してある。
第1および第2射出形成装置は、前方および後方湾曲レ
ンズ型片を互いにぴったり合うようにそれぞれ成形す
る。両装置は図2に示すように直列に配してもよいし、
雰囲気への暴露時間を短くするため、二又鋲の搬送ライ
ンと交差する(同じ面において直交するように配置して
もよい)共通の平面に配置してもよい。これらの場合、
パレットが上述の品質管理過程で放出されるのを考慮
し、型の昇降および係合ステーションに隣接して、凹型
および凸型レンズ型のパレットを受け取り、識別し、そ
してモノマーを充填した凹型レンズ型片の上方にある凸
型型片を、型形成アセンブリ組立てのために合体させる
手段が設けられる。
片を完全にガス抜きしている最中およびこの後に、凹型
および凸型レンズ型片を収めるパレットはとじ込み状態
におかれ、これらの間の係合関係を使って、自動装置が
成形を実行する。
包囲され、かつその全長にわたって、不活性ガス、好ま
しくは窒素によって殺菌される。窒素の量は重要なこと
ではない。操作条件の下にあるガスを効果的に排出させ
るのに十分な窒素の圧力を用いるのが適している。窒素
のトンネル内にある充填ゾーンの各セクションにおいて
は、形成されたばかりのレンズブランクがガス抜きさ
れ、凹型のレンズ型片は反応性モノマー組成物で充填さ
れ、凹型および凸型レンズ型は、昇降ステーションに移
送され、相補的な成形が実行される。充填ゾーンは、搬
送手段の一を取り囲むが、この搬送手段は、凹型および
凸型の型片をそれぞれ充填ゾーンに搬送し、充填ゾーン
の終点では、充填されかつ対にされた型を早期硬化ゾー
ンへ送る。図2(b)に符号40で示した充填ゾーン
は、通常矩形の断面を有し適当な熱可塑性材料ないし金
属と熱可塑性材料の構造体から形成された、幾何的に適
した透明な包囲体によって区画される。
ーもしくはモノマー混合物は、型に充填する前に、ガス
抜きをする。ガス抜き装置は、図6に模式的に示した。
モノマーもしくはモノマー混合物は、容器100、典型
的には15リットルのものに収められる。この容器は、
導管112によってモノマーガス抜きシステムに連結さ
れる。ポンプ114によって吸引が行われ、モノマーは
ドラム100から導管112を経てポンプ114まで引
き出され、ポンプ排出管116から外に出る。排出管を
通過した後、モノマーはフィルタ118を通り、不要な
粒状汚染物はここで除去される。
2の入口120に到達する。このガス抜きユニットの中
では、モノマーは複数のチューブ124に仕分けされ、
ついでガス抜きユニットの排出口を通る際に、再び一緒
にされる。ガス抜きユニットは、真空ポンプ128で1
〜40torrの低圧にされた中で作動される。真空ポンプ
128は、導管130を介してガス抜きユニット122
に取り付けられ、過剰の空気をガス抜きユニットから引
き出し、導管132を介して外部に排出する。複数のチ
ューブ124は、好ましくは、ミシガン州ミッドランド
のDow Corning社製Q74780医療用グレードのシリコンゴ
ムから製造したニュージャージー州アンドーバーにある
Sanitec 社のSTHTチューブなどの、ガス透過性のチ
ューブ材でつくったものがよい。図6には二本のチュー
ブを示しているが、ガス抜きユニット122では、典型
的には10本のチューブが用いられる。
きユニット122を出ると、酸素モニタ134を通過す
る。このモニタは、モノマー中の残留酸素を測定し、ガ
ス抜きユニットが正常に働いているかどうかを確認す
る。もしモノマー中の酸素量が多いと判断されると、生
産ラインの稼働は、欠陥レンズができるのを避けるため
異常が正されるまで、停止する。
含量は十分に低いと判断すると、モノマーは、導管13
6を通ってマニホールド138に到る。マニホールド
は、ポンプコントローラ141によって制御される複数
の高精度供給ポンプ140に対する共通の供給源として
使用され、またモノマー供給ステーション50において
各コンタクトレンズ型を充填するのにも使用される。マ
ニホールド138に送られるガス抜き処理を済ませたモ
ノマーを進めるポンプ140は、バーモント州ノースス
プリングフィールドにあるIVEK Corporation製のI
VEKポンプである。これらのポンプは、高精度でガス
抜き済のモノマーを、ノズル142を介して型の空隙に
供給する。
へ、供給管141から送られるガスとともに供給される
が、これらの要素は、装置の稼働を助ける連結ブロック
143を構成する。各供給管141は、対応する放出ノ
ズル142に連結されるが、これらのノズルは、充填ゾ
ーン40におけるパレット20の道筋と各前方湾曲型片
31の上方に直に吊り下げられる。充填時にパレット2
0を囲む雰囲気は、酸素濃度が低い窒素雰囲気であるこ
とにも留意されたい。ポンプ140は、正確に60μl
を各型の空隙31に充填するよう作動される。
70インチ、内径が約0.070インチでテフロン製で
ある。そして各先端は約40°の角度に切り取られ、充
填時には、前方湾曲型片31の水平方向の接線に対し、
0.5mm以内の位置に置かれる。
ンプで送り出されると、ノズルの先端の角まで上方に進
む。ノズル142は、型の空隙を充填した後、上方に往
復運動する。モノマーのプールはノズルの先端に浸さ
れ、先端にモノマー滴をつくらないよう過剰のモノマー
を先端から引き取る。この芯上げ作用は、モノマー等よ
量の正確さを増し、誤って滴下するおそれのあるモノマ
ー滴を引き上げ、泡の形成につながるおそれのあるモノ
マーの撹拌を防止する。
と、通過するパレットもしくは充填ステーションがモノ
マーの滴下によって汚染されるおそれがある。モノマー
滴は、型の空滴もしくはモノマープールの表面に落ちた
ときでも、ガス泡が形成される場合の種となることが分
っている。しかし、モノマープールとノズル先端の間の
芯上げ作用を利用することにより、このおそれはほとん
どなくすことができる。
型のレンズ型片は、反応性モノマー組成物で充填され、
ついで窒素ガスのトンネルと間欠的にかつ一体的に形成
される真空チャンバに搬送される。真空チャンバ内で
は、モノマーを充填された凹型型片を、これと垂直方向
に整列している凸型の型片と係合させ、ぴったり合わせ
る。これは、反応性モノマー組成物が、対応する型片の
光学面の間に捕え、少なくとも一部を各レンズ型片の周
縁に形成した封止リングによって封止するためである。
この後真空は解除され、合わされた型は窒素雰囲気を通
過して、窒素トンネルの一部となっている早期硬化ステ
ーションに進められる。
によって、単一のパレット上およびこの周囲に形成され
るが、この装置は、凸型型片を凹型型片上に、両型片の
回転軸が一致するよう、また両型片のフランジが平行に
なるよう整列して合わせる手段を含む。パレットと封止
係合すると同時に、形成されたチャンバは、型の対応す
る光学面の間にガス泡が捕らえられることのないよう排
気される。真空の程度は、対応する型片を閉じ合わせた
ときに反応性モノマーと型片のインターフェースで捕ら
えられたガス泡を除去するという目的の観点から選択さ
れる。
/257,792号(発明の名称:「重合可能ヒドロゲルの早期
硬化と型のクランプ止め」,発明者: 他,代理人
事件整理番号9007)に記載した通りに行う。
の工程にある。すなわち、成形した場仮の型片を大気に
曝すのは制限している。そしてガス抜き工程は、自動連
続操作にもかかわらず余儀なくされる大気への暴露と関
連している。かくして、本発明は、真空中での昇降と型
片の係合および窒素雰囲気下での早期硬化を組合せ、光
学特性の良好なソフトコンタクトレンズを、不良品の数
を抑えながら、大量にかつ高速で生産することを可能に
する。
したように、第1および第2の射出係止装置10,11
は連続的なサイクルの中で稼働され、凹型および凸型型
片のセットを周期的に生産し(周期は通常3〜12秒間
で、好ましくは約6秒間)、生産された型片は、各サイ
クルの終点で成形用の型から収集される。幾何配置上は
(そして手動による交換をよりよく行うのに好ましい幾
何配置においては)、型は、型外しのために開けた時
は、垂直もしくは垂直に近い(通常垂直方向から−5〜
10°の範囲)配置で、完成したレンズの型片を提供す
るのがよい。図2(a)に示し、また図1に工程103
で示したように、回動するハンド手段12,13の各フ
ィンガーは、型のセットに静かに係合してこれを受け取
り、型のセットを互いに同じ空間位置に保ちながら、搬
送ラインと垂直な面から同時に連続的に90°回転して
搬送ライン上方でこれと平行な面に到る。そして型片
を、図2(a)に符号16で示す生産ラインの搬送手段
に隣接する空間において、型片の移送パレット14,1
5の上方で解放する。個々の移送パレット14,15
は、収集アーム12,13の作用により、一定の間隔を
おいて移動する。
から、型片の光学面31(a)に接触しないよう反対方
向に向けて取り外される。前方湾曲型片は、ついで移送
用のロボットハンド19によってひっくり返され、その
下にある静止したパレット上に載置される。
曲型片を、クランプ手段21によって一時的に停止状態
にある生産ラインのパレット20の上に直接載置する。
図2(a)に矢印で示した方向に、ベルトコンベア2
2,23によって進められ、ハウジング手段24として
示した低酸素環境下に送られる。ハウジング24は、図
示のようにN2 ガスによって加圧され、また図3に示し
たように、入口と出口(符号24(a)と24(b)で
示した箇所を含む)に窒素換気ロックを具備させてもよ
い。
24は、図2(a)に示したコンベアベルト23のよう
なコンベアを取り囲む。コンベアベルト23は、型片を
充填したパレット20を、開口43を通ってN2 トンネ
ルまで移送する。開口43は、圧力をかけたトンネルの
雰囲気に開放される。また、開口は、パレットに型片が
装填される度に開放される可動性のドア(図示せず)に
より閉じることができる。加圧窒素と生産環境に入り込
んだ酸素を制御しながら排気するため、排気口44も設
置される。もしN2 について排気管を用いる場合は、ト
ンネル24内での窒素圧を0.1inchHgに保つため、逆
止弁を設けてもよい。
に関連してすでに説明したが、これは、入口穴24
(a)と出口穴24(c)に設けることもできる。窒素
換気ロックを設ける目的は、N2 トンネル包囲体24か
ら出てきた過剰の窒素を浪費するのを防ぐためである。
める移送パレットは、所定の生産ラインのコンベア25
上に置く前に、ステーション50において搬送手段上に
交互に載置されるが、パレットが欠けている場合にこれ
を補うための成形ステーションでこれらを取扱う制御手
段にとっては識別は可能である。
ル時間に追いつくため、ロボットによる2段階の取扱い
を行う。まずアーム12,13を使った中間キャリア1
4,15までのロボットによる移送は、約3秒間で行わ
れる。そして残りの時間で、中間キャリア14,15
は、回動可能なロボットアーム17,18による取り上
げ地点(ピックアップポイント)まで移動する。ロボッ
トアーム17,18はついで、型片のセットを、本発明
の生産ライン用に調整した型のキャリア(詳細は後述す
る)まで移送する。
2〜15秒以内に窒素トンネル24に移送され、型片の
内部および表面に吸収・吸着された酸素を除去するに十
分な時間をかけてガス抜きされる。一般に、許容差は、
3分の暴露で十分なように、一定の速度の下で包囲体2
4内において適当な長さのゾーンもしくはカバー22,
23,25、あるいはより短いゾーン内において曲がり
くねった通路が与えられる。
トンネル24内において、レンズ型片を、図2(b)に
示した充填ゾーン40内の充填ステーション30まで搬
送する。充填ステーション30の中では、各前面湾曲型
片31は、反応性モノマー組成物で充填される。すなわ
ち、モノマー組成物は、約60μlの反応性モノマー組
成物の計量された流れを介して各レンズ型片に溜めら
れ、型の空隙からあふれて両肩片31と33が接合され
る。反応性モノマー組成物は、酸素の残存量を最小にす
るため、すでに述べたように、注意深くガス抜きされ
る。
ョン31において、自動手段により、すでに充填済の凹
型型片から上下方向に変位した位置にある後方湾曲型片
のセットを反転させる対応する凸型の型片と組み合わさ
れ、凸型の後方湾曲型片を充填済の凹型前面湾曲型片の
表面上に合わせる。図1の工程106に示すように、対
になってレンズ成形状態に置かれた型片は、今度は間欠
的に単層・充填・組立てゾーン40から窒素トンネルを
通って、早期硬化ステーション32まで搬送され、ここ
で二つの型片は、所定の時間、所定の圧力下で一緒にク
ランプ止めされる。クランプ止めの工程においては、ま
ず二つの型片を位置合わせし、過剰のモノマーを型の空
隙から除去し、そして早期硬化のため、より自由のきく
第2の型片を、固定された第1の型片の上に載せる。第
1および第2の型片に形成されたフランジは、クランプ
の圧力で互いに平行になるよう整合され、両型片の位置
が揃う。またクランプの圧力により、封止された両型片
は、第1の型片に形成された環状縁に対して抑えつけら
れ、過剰のモノマーは成形されたレンズから分離され
る。
しくはばね駆動の環状シリンダによって与えられるが、
このようなシリンダは、活性の放射線をシリンダの環お
よび一個もしくは二個の型片を通してヒドロゲルまで通
過させる。したがって、この手段は、クランプ圧力およ
び活性放射線の持続時間と強度を制御する手段を含む。
ルは紫外線源などの活性放射線に曝して、モノマーもし
くはモノマー混合物を一部ゲル状態に硬化させる。
ン内でも包囲され、フード41によって保持され、短い
トンネル24(d)を介して充填ゾーン40に連結され
る。
性の電子ビームもしくは放射能源とするが、好ましく
は、2〜4mW/cp2でモノマーを5〜60秒間、好ましく
は30秒間照射する紫外線ランプがよい。照射は、パル
ス発振ないしサイクル発振する高強度の紫外線源からと
ることもできる。
が過ぎたら、クランプと紫外線照射を解除し、一部早期
硬化したヒドロゲルレンズを型にいれたまま、重合と硬
化の完全を期すため、図2(c)に示す長い硬化トンネ
ルに移す。
にあるレンズを収めたパレットは、窒素トンネル24の
終端にある窒素換気ロック24(c)を通って、硬化ゾ
ーンへ進む。モノマーと希釈剤の混合物はついで、紫外
線オーブン中で硬化させられ、モノマーの重合は完結す
る。この紫外線オーブン中で活性な可視光もしくは紫外
線を放射することにより、ポリマーと溶媒の混合物が最
終的な所望のヒドロゲルレンズの形状で得られる。図1
の工程107で示すように、最終的な硬化は窒素もしく
は室内雰囲気下で行われる。これは、大気中の酸素が二
つの型片のどちらかに移行する前に硬化を完結させるた
めである。
ラインにおける硬化ゾーンを示す。ラインの前端で長い
サイクル時間を維持する一方で、硬化ゾーンにおいて2
4分までの十分な滞留時間を維持するためには、単一の
コンベアライン24(a)を、早期硬化移送アーム36
とシャトルピストン32を使って二つに増やし、ライン
34と35の対にする。シャトルピストン32は、早期
硬化ステーション32からの出力の半分をコンベア34
からコンベア35に移す。二つのラインはついで、ステ
ーション33における型取り外し工程のすぐ後、ステー
ション38で再結合される。
線を放射し、温度を45〜65℃(オーブンにより異な
る)に制御できる複数の紫外線オーブン39と39
(a)によって完結される。
いて、二つの型片は、図2(d)に示した取り外し装置
33により二つに分け放たれる。このときコンタクトレ
ンズは、第1のあるいは前方湾曲型片の方に残され、つ
いで取り外される。底の方に位置する前方湾曲型片のフ
ランジは、把持され、直接相反する方向に互いに引き離
されるか、あるいはほじくるような運動により一定の角
度回転させて互いに引き離す。取り外しアセンブリは、
重合を終えた製品を型の半片からたやすく取り外せるよ
う、最初は穏やかに加熱される。前方湾曲型片は一回き
りの使用で、この後は廃棄される。取り外し工程の後
は、溶媒は水で置換し、水和レンズをつくる。このレン
ズは完全に水和され、緩衝されたときは、最終的な形状
および寸法を有するようになり、ついで図1の工程10
8で示したように包装される。最終的な寸法は、多くの
場合、元々のポリマー/溶媒成形品より10%大きい。
は、反応性モノマー組成物から形成されるが、この組成
物は反応性モノマーに加えて、親水性レンズをつくる場
合は水で置換可能な希釈剤を含み、また反応性モノマー
の硬化時に架橋剤を補助する重合化触媒、および型の取
り外しを助ける界面活性剤を含む。
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)に基づく
コポリマー、ならびに2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、ビニルピロリドン、N−ビ
ニルアクリルアミド、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、スチレン、エトキシエ
チルメタクリレート、メトキシトリエチレングリコール
メタクリレート、グリシジルメタクリレート、ジアセト
ンアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリルアミド、ヒド
ロキシトリメチレンアクリレート、メトキシエチルメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸、グリセリルメ
タクリレートおよびジメチルアミノエチルアクリレート
に基づく一もしくはそれ以上のコポリマーがある。
495,313 号(Larsen)、同第5,039,459 号(Larsen 他)お
よび同第4,680,336 号(Larsen 他)に記載されている。
そのような組成物としては、アクリル酸の重合可能親水
性ヒドロキシエステルもしくはホウ酸の置換可能エステ
ルと、好ましくは少なくとも3個のヒドロキシル基を有
するポリヒドロキシル化合物の無水混合物がある。この
ような組成物を重合させ、ついでホウ酸エステルを水で
置換すると、親水性のコンタクトレンズが得られる。本
発明で用いるは、親水性もしくは剛性のコンタクトレン
ズを製造するためのものであるが、親水性レンズの製造
の方が好ましい。
0.05〜2%の架橋剤、最も好ましいのは0.05〜
1.0%のジエステルもしくはトリエステル、を含むの
がよい。代表的な架橋剤は、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,
2−ブチレンジメタクリレート、1,3−ブチレンジメ
タクリレート、1,4−ブチレンジメタクリレート、プ
ロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチルグリコールジメタクリ
レート、グリコールジメタクリレート、ジエチルグリコ
ールジメタクリレート、ジプロピルグリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジプ
ロピレングリコールジアクリレート、グリセリントリメ
タクリレート、トロメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどで
ある。典型的な架橋剤は、通常少なくとも(しかし必須
ではない)二つのエチレン形不飽和二重結合を含む。
常約0.05〜1%のフリーラジカルをもつ触媒を含
む。そのような触媒の典型的な例としては、ラウロイル
ペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、イソプロピル
ペルカーボネート、アゾビスイソブチロニトリル、およ
びアンモニウムペルスルフェート−ピロ亜硫酸ナトリウ
ム結合体などの公知の酸化還元システムなどがある。重
合反応に対して触媒作用を及ぼすものとして、紫外線、
電子ビームあるいは放射能線を照射することもでき、重
合開始材を使用することもできる。体表的な重合開始剤
には、カンホールキノン、エチル−4−(N,N−ジメ
チル−アミノ)ベンゾエート、および4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル−2−ヒドロキシ−2−プロピ
ルケトンがある。
くは組成物を重合開始条件に曝すことによって行う。そ
のための好ましい方法としては、組成物の中に、紫外線
への暴露と同時に働く重合開始剤を含ませ、重合を開始
・進行させるのに十分な強度と持続時間の組成物を紫外
線に曝す方法がある。このため、二つの型片は、好まし
くは紫外線に対して透明にする。早期硬化工程の後は、
モノマーは再度紫外線に曝して硬化工程に進め、この硬
化工程で重合を完結させる。反応の残留物にとって必要
な時間は、どの重合可能組成物にとっても、経験的に容
易に分っている。
ある。 1)前記レンズ型片は、射出成形装置から30秒以内に
前記不活性ガス雰囲気に送られる請求項1記載の方法。 2)前記レンズ型片は、前記不活性ガス雰囲気下で15
分間維持される上記実施態様1)記載の方法。 3)前記レンズ型片のうち凹型のレンズ型片は、レンズ
型と反応性モノマーのインターフェースにおける酸素濃
度が1×10-8モル/cm3 以下という条件下で、アクリ
レート反応性モノマー組成物で充填される請求項2記載
の方法。
レンズ型ブランクとレンズ材料となる重合可能な反応性
モノマー組成物のインターフェースにおける酸素濃度を
最適にし、かつレンズ型片の生産ラインとレンズの生産
ラインを組合せることにより、高速度で、光学特性を改
善したレンズを生産することができる。
よびコンタクトレンズの処理・取扱いをする連続処理の
流れ図。
タクトレンズ成形用の自動ラインにおける第1のセクシ
ョンを示す簡略化した平面図で、レンズ成形用の型半片
製造に用いる射出装置および材料取扱いロボット装置の
平面図を含む。(b)は上述のラインにおける第2のセ
クションを示す簡略化した平面図で、充填ステーショ
ン、組立てステーションおよび早期硬化ステーションの
説明図。(c)は上述のラインにおける第3のセクショ
ンを示す簡略化した平面図で、硬化オーブンの説明図。
(d)は上述のラインにおける第4のセクションを示す
簡略化した平面図で、レンズの取り外しステーションの
説明図。
して用いられる装置の説明図。
用いられる前方の型半片を示す平面図および側面図。
用いられる後方の型半片を示す平面図および側面図。
混合物のガス抜きに用いられる装置の説明図。
ズの成形方法に係り、特に型の形成によって得られるレ
ンズ成形用の空隙における欠陥を最小にするレンズの型
の成形・取扱いを低酸素の下に行う方法に関する。
クトレンズブランク)は、高温ないし活性放射線(通常
は米国特許第4,495,313 号にあるような紫外線)の条件
下で反応性のモノマーと水で置換可能な希釈剤(触媒を
使用してもよい)とともに重合させることによって形成
する米国特許第4,565,348 号および同第4,460,489 号に
示されたタイプの二片成形型内に得られる。
ら、射出成形によって形成される。そして、型は、コン
タクトレンズブランク製造設備へは、通常多数の型を支
持体に連結したフレームの形で搬送され、使用に備えて
保管される。上述の各特許ならびに米国特許第4,680,33
6 号および同第5,080,839 号に記載されているように、
レンズブランクの生産ラインは、凹型レンズ型を重合可
能なレンズ形成用組成物で充填するステーションと、凸
型レンズ型と垂直方向に正しく揃えるステーションと、
凹凸が対となった各型を重合可能モノマーのプール周縁
の回りで係合させるステーションを備え、過剰のモノマ
ーを除去し始めのレンズブランクを形成し、レンズブラ
ンク形成のため反応性モノマーを硬化させ、そして型を
取り出してレンズブランクを完成する。
と、レンズ表面における反応性モノマー組成物の硬化が
阻害され、この結果硬化が不完全になって、レンズの物
理特性および光学パラメータに悪影響を与える。この現
象は、レンズ型の表面上および表面内部に存在する酸素
分子が、好ましい型材料であるポリスチレン固有の特性
によって相当量吸収されるためであると突き止められ
た。すなわち、レンズの成形時には、経験則で決定され
る受容可能な最大値を越える量の酸素が、反応性モノマ
ー組成物との重合化界面に放出されるのである。より詳
しくいうと、酸素は、反応性モノマーと急速に共重合す
るが、これによって生ずる重合鎖はすぐに終端を迎え
る。その結果、モノマー反応速度は低下し、鎖の長さは
短いものになり、ポリマーの分子量も小さくなる。酸素
濃度の重要性と、効果的な制御プロトコルの実施が困難
であることは、反応性モノマー/成形型界面における酸
素濃度を、空気中における酸素濃度(3×10-3モル/
リットル)の約300倍未満に制御しなければならない
ことをみれば分るであろう。
り、型は、最大でも1Torrの真空にし、この条件を10
ないし12時間を越える時間維持させたチャンバを用い
て、注意深く時間と労力をかけて試験準備している。停
電などで作業サイクルが中断すると、状態調節をやり直
さなければならない。しかし、成形した型および型フレ
ームを長時間熱処理をすることは、ひずみや表面の泡立
ち等を避ける上で禁物である。これらのひずみや表面の
泡立ちは、微視的にみても、レンズに必須の光学的透明
さを与えるための表面の統一性を破壊するものである。
このため、加熱は制限的なもの(例えば75℃で1時
間)になるが、それでも、歪みのないよう型表面におけ
る酸素濃度を制御するに当って、より煩雑でなく、より
信頼性の高い方法を求める要望があった。
て、ガス抜きの後、型を短時間空気に曝すだけでも有害
である。すなわち、30秒間空気に曝すだけでも、酸素
を十分に吸収してしまい、受容可能な条件を取り戻すの
に5ないし10分間ガス抜きをしなければならなくな
る。したがって、特にそれぞれ空気への暴露時間が異な
る多数の型を移送させる生産ラインのすぐ手前でガス抜
きを行うのは、非実際的とみられているが、現在のとこ
ろこのシステムについて実質的な改良はなされていな
い。
面と後面の湾曲の度合いにより型の各部分で厚さが異な
り、このため反応性モノマー組成物を断面積が異なる表
面にわたって酸素に暴露する程度が異なるという事実に
よって複雑になる。すなわち、この結果、レンズの歪み
とその光学特性(屈折率を含む)の劣化が生じる。した
がって、酸素の濃度分布は、型の各部分あるいは両半分
において、短いガス抜き時間の間は対称のままである
が、長い時間ガス抜きをしていると、段々に非対称とな
ってくる。そして、この変則のため、レンズの前面と後
面で硬化が不均一となり、特性も異なってくる。例え
ば、凸型の成形型は、ほぼ2時間でガス抜きできるが、
凹型の成形型は、10時間後でも完全にガス抜きはされ
ない。
きいため、連続的もしくは少なくとも半連続的な生産ラ
インの開発が切望されている。製造仕様において重要な
こととして求められているのは、レンズの製造過程でレ
ンズを自動的に取扱うことである。
は、コンタクトレンズブランク製造の歩留りを改善する
ため、コンタクトレンズ製造システムにおいて酸素量を
制御する方法を提供することである。
連続的あるいは少なくとも半連続的生産ラインで製造さ
れるコンタクトレンズを提供することも目的とする。
限にし、材料の移送における時間の遅れを改善するた
め、そのような製造を自動システムで行わせることも目
的とする。
での連続操作が可能なコンタクトレンズ統合・自動製造
システムにおける硬化の工程を通して製造し、成形した
状態から取扱う重要な段階で達成される。
フトコンタクトレンズ用レンズブランクの製造に改良す
るもので、特に高速度で、例えば底となる湾曲部半径の
標準偏差で測定した場合の変動が少ない物理特性、特に
光学特性を改善したレンズを生産する連続もしくは少な
くとも半連続自動製造ラインで行われるサブシステムで
の操作、手順およびプロトコルに関するものである。本
発明は、レンズ型ブランクと反応性モノマー組成物の界
面における酸素濃度を、最適な製造条件の下で受容可能
な光学特性のレンズを高い信頼性の下に生産できるレベ
ル内に制御するプロトコルに従って関連した装置により
実行される方法を含む。
るには、レンズ型自体の内部およびこの表面での酸素分
子の拡散速度と周囲の媒体との酸素分子の交換を考慮す
ることが必要だと分った。
は、レンズ材料の硬化工程に先立ってレンズブランク型
を酸素に暴露する時間を最小にするため、レンズブラン
クの製造工程と一緒にされる。すなわち、充填(凹型レ
ンズ型片への反応性組成物の導入)と硬化の間にたとえ
1分の遅れが生じただけでも、反応性モノマーと型の界
面(インターフェース)において1×10-8モル/cm3
の目標とする酸素濃度を実現するためには、ガス抜きに
5時間はかかるため、レンズ型ブランクをライン内で準
備することの便宜は理解できるであろう。酸素濃度の減
少は、従来のようにガス抜きだけで達成されるものでは
なく、成形装置から得られる高温条件、ならびに、充
填、早期硬化および最終硬化工程のため窒素などの不活
性ガスでできるだけ早く包囲した、十分にガス抜きされ
た型ブランクを使って迅速に成形を行うことによっても
達成される。
ラメータは、周囲の条件に呼応して型界面へ入り込みま
たこれから出てくる酸素の拡散性、そしてこの後型と反
応性モノマー組成物との間で行き来する酸素の拡散性で
ある。成形されたレンズ型は、特に型材料が好ましいと
されるポリスチレンの場合、吸収と吸収の機構を通じて
受け入れ不能な高レベルの酸素(但し反応性モノマー組
成物の感度に応じて移行の可能性あり)を含んでしま
う。酸素の移行は酸素の濃度に対応する。すなわち、型
が真空に曝されると、より濃度の低い箇所(この場合は
真空部分)に適当な拡散速度で移行する。当然のことな
がら、型の表面は、完全にガス抜きする場合は、最後の
箇所となり、前処理の条件整備としては実際には行えな
いような長いガス抜き時間が必要になる。同じような理
由で、酸素の再吸収も表面で起こることがあり、内部に
対する再平衡もまた、型材料に対する拡散速度によって
制御される。このため、大気への暴露はいかなる形にせ
よ、型表面における酸素の濃度を急激に許容できない程
度にまで高めるため、条件の調整には、長い時間が必要
になる。すなわち、表面にある酸素の一部は、酸素の少
ない内部にまで拡散するため、真空もしくは不活性ガス
に曝して酸素を除去しようとしても、表面に戻ってくる
ときここで再度捕獲されるからである。
すると、レンズ表面から残留酸素を一掃しても、レンズ
の質が著しく低下するため、レンズ型を成形処理用に取
扱うのに、製造プロセスを変更しなければならなくな
る。特に、レンズ型を大気に曝した場合は、必ず酸素が
さらに吸収され、一部は型片の内部にまで拡散するとい
う事態になる。その結果、酸素の乏しい不活性雰囲気に
おいては、レンズ型の内部にある酸素は、容易にかつ比
較的迅速に表面から脱着するのに対し、この場合は、窒
素で表面を洗浄しても、酸素の存在によって引き起こさ
れる成形上の問題を避けるには十分ではない。このよう
なわけで、一旦型が反応性モノマーで充填されると、窒
素による洗浄では問題は解決しないのである。
は、レンズ型は最適な程度にまでガス抜きしなければな
らないが、この問題は、暴露時間を最小にし、ほぼ完全
にガス抜きできる時間までレンズ型を窒素雰囲気下に保
持することによってのみ、満足できる程度に解決するこ
とができる。本発明においては、従来は別の場所で行っ
ていた射出成形操作を、コンタクトレンズの製造ライン
と物理的に合体する。成形設備の高温と高圧を利用し
て、最初は酸素濃度が高いペレット状の材料も、効率よ
く酸素を除去され、成形過程で形成されたばかりの型表
面は、容易にしかも望ましい程度にまで残留酸素を一掃
される。ペレット状の材料はまた、射出成形用のホッパ
で窒素を使ってガス抜きしてもよい。
, 号(発明の名称;「コンタクトレンズ製造用の型
片と成形アセンブリ」,発明者; 他,代理人事件
整理番号9003)に記載したように、射出成形の設計
改善および操作パラメータの変更によりサイクル時間を
有利に短縮することができる。しかし、型片が成形用の
型から外されると、好ましい自動システムにおいてさ
え、これらの型片は、移送操作の過程で大気に曝され
る。この結果、型片を取り巻く酸素は、型片内部に拡散
する。このため、取り外しおよび移送工程において酸素
に曝すのは、各型の移送につき15秒、好ましくは12
秒を越えない程度にする。この後、型片は、型片移送ラ
インならびに充填および早期効果ステーションの回りに
設けられるトンネル手段において不活性ガス雰囲気、好
ましくは窒素に包囲される。このような条件の下で型片
の表面にある酸素は、窒素中および型片の深部に拡散す
る。
た条件下で自動操作したときの経験によれば、先の米国
特許出願第0 / , 号に記載した条件で形成したレン
ズ型の場合は、レンズ型を15秒間大気に暴露すると、
窒素雰囲気下でのガス抜きに少なくとも3分を要する。
もっとも大気への暴露の程度やシステムのプロトコルが
異なる場合は、ガス抜き時間はこれに呼応して長くも短
くもなる。
露すると、表面の酸素濃度は許容水準以下になり、装置
能力の範囲内でほぼ0になる。
囲気下に維持した充填ステーションに送られ、ここで反
応性モノマーが凹型の型片に充填される。ついで、凹型
のレンズ型片と(ガス抜きを済ませた)凸型のレンズ型
片は、真空に維持された型合わせ操作工程に送られ、対
となる凹型型片と凸型型片は、自動取扱い手段により、
回転軸が一致してそれぞれのフランジが平行になる成形
用の位置に合わされる。成形位置にあった凹型および凸
型のレンズ型片は、ついで窒素トンネル中にある早期硬
化ステーションに送られる。
硬化の後には行う必要がない。これは、システムが閉鎖
されていることによる。すなわち、反応性モノマーは対
となった凹型型片と凸型型片の間に封止されているため
である。そして、成形を完了前に妨害させないため、レ
ンズ型の外から酸素が決して拡散しないよう、硬化時間
は、非常に短縮される。
および凸型レンズ型をそれぞれ形成する第1および第2
の射出成形ステーションを備えるレンズ型製造ゾーンを
利用して行われ、さらに、凹型および凸型のレンズ型片
をゾーンからゾーンへ搬送する搬送ラインと、窒素雰囲
気下に維持され、型片をガス抜きする工程と、凹型の型
片を反応性モノマー組成物で充填する工程と、凹型の型
片と凸型の型片を前述のような整列関係に配置する工程
と、真空下で凹型の型片と凸型の型片を成形のため型合
わせする工程と、先の反応性モノマー組成物を紫外線を
使ってゲル状態に早期硬化させる工程を行って、前記搬
送ラインと連続する包囲ゾーン(窒素トンネル)と、お
よび硬化を完結させて完成したレンズブランクが型外し
のできる状態にされる硬化ゾーンを具備する。全プロセ
スは、移送手段、通常一もしくはそれ以上のコンベアを
介してつなげられる。すなわち、前述の各ゾーンもしく
はステーションを搬送される間に、このコンベアの上で
レンズ型は組立てられ、配置され、適宜差し込まれる。
レンズ型は、ミニパレット(例えばキャストアルミニウ
ム、ステンレススチールなどから製造される)内もしく
はこの上に配置され、このパレットは、処理ステーショ
ンと自動移送装置の空間的な関係を考慮して規則正しく
配列された多数(例えば8個)のレンズ型を含むことに
なる。コンベアベルトもしくはトンネルはすべてが、窒
素もしくは不活性ガスの包囲下にある。
にも謳ったコンタクトレンズ製造システムの好ましい特
徴は、本出願人による、米国特許出願第08/258,267号
(発明の名称;「製品を型から取り外し移送する装
置」,発明者; 他,代理人事件整理番号900
2)、同第0 / , 号(発明の名称;「生産ラインパ
レットシステム」,発明者; 他,代理人事件整理
番号9001)、同第08/257,792号(発明の名称;「型
のクランプ止めおよび重合可能ヒドロゲルの早期硬
化」,発明者; 他,代理人事件整理番号900
7)、および同第0 / , 号(発明の名称;「コンタ
クトレンズ製造用の型片と成形アセンブリ」,発明者;
他,代理人事件番整理番号9003)の各出願に詳細な
記載がある。
処理・取扱いに係る上述の本発明の上述の目的・効果
は、添付の図面(似たような要素には数図を通して同一
の符号を付してある)とともに、以下の好ましい態様の
詳細な説明を参照すれば、当業者には容易に理解できる
であろう。
コンタクトレンズを形成する方法において有用である。
ソフトコンタクトレンズは、第1の凹型あるいは前方湾
曲型片31と第2の凸型あるいは後方湾曲型片33を有
する成形アセンブリにおいて形成される。図7と8に示
すように、型の半片は、凹型面31(a)を区画する前
方湾曲型片の中央部と凸型面33(a)を区画する後方
湾曲型片の中央部を有し、可視光および紫外線に対して
透明なポリスチレンからつくられる。円形の周縁31
(c)は、底として配置される前方湾曲型31上に区画
され、環状で実質的に単一面フランジ31(b)と33
(b)は、中央の湾曲部と一体形成される。少なくとも
凹型面31(a)と凸型面33(a)の一部はそれぞ
れ、成形アセンブリで生産されるコンタクトレンズの前
方および後方湾曲部を形づくることのできる寸法を有
し、これらの湾曲面は、コンタクトレンズ表面に接触し
た前述の重合可能組成物の重合によって形成されるコン
タクトレンズの表面が光学的に許容できるものとなるく
らい十分滑らかにされる。型は熱を迅速に伝えるのに十
分なくらい薄く、かつレンズ取り外しの際型の半片を分
離するために加えられる力に耐えるのに十分な剛性を有
する。
つくることができ、光学特性が良好で、型が以下に詳述
する重合開始剤と放射エネルギー源とともに行われる重
合過程の条件下でも重要な寸法を維持できるような機械
特性を有する面をもつように成形される。したがって、
凹型と凸型の型部材は、熱可塑性樹脂からつくられる。
適当な材料としては、低密度、中密度および高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンおよびこれらの共重合体、ポ
リ−4−メチルペンテン、およびポリスチレンなどのポ
リオレフィンがある。また他にも、ポリアセタール樹
脂、ポリアクリルエーテル、ポリアリールエーテルスル
ホン、ナイロン6、ナイロン66およびナイロン11な
どの適当な材料がある。フッ素化エチレン/プロピレン
共重合体およびエチレン/フルオロエチレン共重合体な
どの熱可塑性ポリエステルおよび種々のフッ素化材料も
使用することができる。
の型を使う必要のあるときは、型材料の選択が重要であ
ることが分った。本発明においては、生産の質は、各レ
ンズの個別検査やレンズの度や曲率による仕分けによっ
て保たれるのではない。その代わり、生産の質は、各型
部材の寸法が非常に小さな許容差内に保ち、また型を、
すべてのレンズに等しい処理を施すという特別な一連の
工程で処理することによって判断される。ポリエチレン
とポリプロピレンは、溶融状態からの冷却中に一部が結
晶化するため、比較的大きな収縮が起きて寸法の変化が
生じるが、これは制御が難しい。したがって、本発明に
使用する型に最も好ましい材料は、結晶化せず、収縮の
程度が小さくそして比較的低い温度でも光学特性のよい
表面に射出成形することができるポリスチレンであるこ
とが分った。すでに述べたものを含む他の熱可塑性材料
も、同じ特性を有するならば使用することができる。米
国特許第4,565,348 号に記載したポリスチレンのコポリ
マーおよびブレンドと同じように好ましい特性を示すポ
リオレフィンのコポリマーまたはブレンドも、本発明の
目的には適している。
および成形に係る時間(サイクル時間)を考えると、射
出成形装置が好ましい。上述の好ましいポリスチレン
は、空気中の酸素で十分平衡に達するよう、比較的表面
積の大きいペレットもしくは粒子の形状で供給される。
本発明においては、自動操作の目的のためサイクル時間
は極力短縮されるため、平均の材料処理時間は、米国特
許出願第0 / , 号にある条件下では6秒程度で、こ
の間に材料は熱可塑性条件まで加熱され、型に押し出さ
れ、さらに型から放出ないし取り外される。しかし、マ
ニホールドにおいて最高温度の270〜280℃が達成
されるのは、材料処理時間の一部に過ぎず、他方型の温
度は215〜220℃止りであるため、射出成形操作に
より各サイクルでほぼ完全にガス抜きされた型片が送り
出されるのは驚くべきことである。
特許出願第0 / , 号に記載された条件(サイクル時
間が6秒以下という条件を含む)の下で稼働される。米
国特許第4,565,348 号に記載された方法とは違って、型
は、完全に形成されたレンズの型片を直接、すなわちフ
レームのような付属の支持体なしで生産できるように設
計される。したがって、型片取り外しの際、型片を不必
要なポリマー材料から引き離す必要はまったくなく、レ
ンズの型片は、搬送手段へ送り出すための自動手段から
直接に収集される。いかなるサイクルにおいても、型片
は何個でも用意することができるが、取扱いの便宜を考
え、通常は凹型と凸型それぞれ8個のレンズ型片を所定
のサイクルで生産し、また自動ロボット手段によりキャ
ストアルミニウムのパレットに搬送する。型片は、ここ
に収められ、以下の操作に適したアレー形で支持され
る。
手段は基準に満たない型片を拒絶することができること
に注意すべきである。したがって、射出成形の後は、通
常光電手段を用いる目視で行う、レンズがぼんやりした
り、材料の送り出しが適切でないために起こる型の形状
欠陥がないかなどの検査により、型片が拒絶され、廃棄
される。ラインにおける操作の連続性と一貫性を保つに
は、たとえ一個でも欠陥が見つかった後、全成形サイク
ルまたはレンズ型片のパレットをラインから除外する。
各パレットは、バーコードスキャナを使ったパレットの
追跡と品質管理のため、単一のバーコードを有する。
段まで移送する装置は、型片と支持サブアセンブリを受
け取る、型片を水平方向に作動する搬送手段まで移送さ
せるのに必要なスライドと回動運動が可能なハンド手段
を有する。この自動取扱い装置と関連する装置は、本出
願人による米国特許出願第08/258,267号(発明の名称;
「部品を型から取り外し、移送する装置」,発明者;
他,代理人事件整理番号9002)に詳細に記載
してある。
第1および第2射出形成装置は、前方および後方湾曲レ
ンズ型片を互いにぴったり合うようにそれぞれ成形す
る。両装置は図2に示すように直列に配してもよいし、
雰囲気への暴露時間を短くするため、二又鋲の搬送ライ
ンと交差する(同じ面において直交するように配置して
もよい)共通の平面に配置してもよい。これらの場合、
パレットが上述の品質管理過程で放出されるのを考慮
し、型の昇降および係合ステーションに隣接して、凹型
および凸型レンズ型のパレットを受け取り、識別し、そ
してモノマーを充填した凹型レンズ型片の上方にある凸
型型片を、型形成アセンブリ組立てのために合体させる
手段が設けられる。
片を完全にガス抜きしている最中およびこの後に、凹型
および凸型レンズ型片を収めるパレットはとじ込み状態
におかれ、これらの間の係合関係を使って、自動装置が
成形を実行する。
包囲され、かつその全長にわたって、不活性ガス、好ま
しくは窒素によって殺菌される。窒素の量は重要なこと
ではない。操作条件の下にあるガスを効果的に排出させ
るのに十分な窒素の圧力を用いるのが適している。窒素
のトンネル内にある充填ゾーンの各セクションにおいて
は、形成されたばかりのレンズブランクがガス抜きさ
れ、凹型のレンズ型片は反応性モノマー組成物で充填さ
れ、凹型および凸型レンズ型は、昇降ステーションに移
送され、相補的な成形が実行される。充填ゾーンは、搬
送手段の一部を取り囲むが、この搬送手段は、凹型およ
び凸型の型片をそれぞれ充填ゾーンに搬送し、充填ゾー
ンの終点では、充填されかつ対にされた型を早期硬化ゾ
ーンへ送る。図3に符号40で示した充填ゾーンは、通
常矩形の断面を有し適当な熱可塑性材料ないし金属と熱
可塑性材料の構造体から形成された、幾何的に適した透
明な包囲体によって区画される。
ーもしくはモノマー混合物は、型に充填する前に、ガス
抜きをする。ガス抜き装置は、図9に模式的に示した。
モノマーもしくはモノマー混合物は、容器100、典型
的には15リットルのものに収められる。この容器は、
導管112によってモノマーガス抜きシステムに連結さ
れる。ポンプ114によって吸引が行われ、モノマーは
ドラム100から導管112を経てポンプ114まで引
き出され、ポンプ排出管116から外に出る。排出管を
通過した後、モノマーはフィルタ118を通り、不要な
粒状汚染物はここで除去される。
2の入口120に到達する。このガス抜きユニットの中
では、モノマーは複数のチューブ124に仕分けされ、
ついでガス抜きユニットの排出口を通る際に、再び一緒
にされる。ガス抜きユニットは、真空ポンプ128で1
〜40torrの低圧にされた中で作動される。真空ポンプ
128は、導管130を介してガス抜きユニット122
に取り付けられ、過剰の空気をガス抜きユニットから引
き出し、導管132を介して外部に排出する。複数のチ
ューブ124は、好ましくは、ミシガン州ミッドランド
のDow Corning社製Q74780医療用グレードのシリコンゴ
ムから製造したニュージャージー州アンドーバーにある
Sanitec 社のSTHTチューブなどの、ガス透過性のチ
ューブ材でつくったものがよい。図9には二本のチュー
ブを示しているが、ガス抜きユニット122では、典型
的には10本のチューブが用いられる。
きユニット122を出ると、酸素モニタ134を通過す
る。このモニタは、モノマー中の残留酸素を測定し、ガ
ス抜きユニットが正常に働いているかどうかを確認す
る。もしモノマー中の酸素量が多いと判断されると、生
産ラインの稼働は、欠陥レンズができるのを避けるため
異常が正されるまで、停止する。
含量は十分に低いと判断すると、モノマーは、導管13
6を通ってマニホールド138に到る。マニホールド
は、ポンプコントローラ141によって制御される複数
の高精度供給ポンプ140に対する共通の供給源として
使用され、またモノマー供給ステーション50において
各コンタクトレンズ型を充填するのにも使用される。マ
ニホールド138に送られるガス抜き処理を済ませたモ
ノマーを進めるポンプ140は、バーモント州ノースス
プリングフィールドにあるIVEK Corporation製のI
VEKポンプである。これらのポンプは、高精度でガス
抜き済のモノマーを、ノズル142を介して型の空隙に
供給する。
へ、供給管141から送られるガスとともに供給される
が、これらの要素は、装置の稼働を助ける連結ブロック
143を構成する。各供給管141は、対応する放出ノ
ズル142に連結されるが、これらのノズルは、充填ゾ
ーン40におけるパレット20の道筋と各前方湾曲型片
31の上方に直に吊り下げられる。充填時にパレット2
0を囲む雰囲気は、酸素濃度が低い窒素雰囲気であるこ
とにも留意されたい。ポンプ140は、正確に60μl
を各型の空隙31に充填するよう作動される。
70インチ、内径が約0.070インチでテフロン製で
ある。そして各先端は約40°の角度に切り取られ、充
填時には、前方湾曲型片31の水平方向の接線に対し、
0.5mm以内の位置に置かれる。
ンプで送り出されると、ノズルの先端の角まで上方に進
む。ノズル142は、型の空隙を充填した後、上方に往
復運動する。モノマーのプールはノズルの先端に浸さ
れ、先端にモノマー滴をつくらないよう過剰のモノマー
を先端から引き取る。この芯上げ作用は、モノマー投与
量の正確さを増し、誤って滴下するおそれのあるモノマ
ー滴を引き上げ、泡の形成につながるおそれのあるモノ
マーの撹拌を防止する。
と、通過するパレットもしくは充填ステーションがモノ
マーの滴下によって汚染されるおそれがある。モノマー
滴は、型の空滴もしくはモノマープールの表面に落ちた
ときでも、ガス泡が形成される場合の種となることが分
っている。しかし、モノマープールとノズル先端の間の
芯上げ作用を利用することにより、このおそれはほとん
どなくすことができる。
型のレンズ型片は、反応性モノマー組成物で充填され、
ついで窒素ガスのトンネルと間欠的にかつ一体的に形成
される真空チャンバに搬送される。真空チャンバ内で
は、モノマーを充填された凹型型片を、これと垂直方向
に整列している凸型の型片と係合させ、ぴったり合わせ
る。これは、反応性モノマー組成物が、対応する型片の
光学面の間に捕え、少なくとも一部を各レンズ型片の周
縁に形成した封止リングによって封止するためである。
この後真空は解除され、合わされた型は窒素雰囲気を通
過して、窒素トンネルの一部となっている早期硬化ステ
ーションに進められる。
によって、単一のパレット上およびこの周囲に形成され
るが、この装置は、凸型型片を凹型型片上に、両型片の
回転軸が一致するよう、また両型片のフランジが平行に
なるよう整列して合わせる手段を含む。パレットと封止
係合すると同時に、形成されたチャンバは、型の対応す
る光学面の間にガス泡が捕らえられることのないよう排
気される。真空の程度は、対応する型片を閉じ合わせた
ときに反応性モノマーと型片のインターフェースで捕ら
えられたガス泡を除去するという目的の観点から選択さ
れる。
/257,792号(発明の名称:「重合可能ヒドロゲルの早期
硬化と型のクランプ止め」,発明者: 他,代理人
事件整理番号9007)に記載した通りに行う。
の工程にある。すなわち、成形した場仮の型片を大気に
曝すのは制限している。そしてガス抜き工程は、自動連
続操作にもかかわらず余儀なくされる大気への暴露と関
連している。かくして、本発明は、真空中での昇降と型
片の係合および窒素雰囲気下での早期硬化を組合せ、光
学特性の良好なソフトコンタクトレンズを、不良品の数
を抑えながら、大量にかつ高速で生産することを可能に
する。
に、第1および第2の射出係止装置10,11は連続的
なサイクルの中で稼働され、凹型および凸型型片のセッ
トを周期的に生産し(周期は通常3〜12秒間で、好ま
しくは約6秒間)、生産された型片は、各サイクルの終
点で成形用の型から収集される。幾何配置上は(そして
手動による交換をよりよく行うのに好ましい幾何配置に
おいては)、型は、型外しのために開けた時は、垂直も
しくは垂直に近い(通常垂直方向から−5〜10°の範
囲)配置で、完成したレンズの型片を提供するのがよ
い。図2に示し、また図1に工程103で示したよう
に、回動するハンド手段12,13の各フィンガーは、
型のセットに静かに係合してこれを受け取り、型のセッ
トを互いに同じ空間位置に保ちながら、搬送ラインと垂
直な面から同時に連続的に90°回転して搬送ライン上
方でこれと平行な面に到る。そして型片を、図2に符号
16で示す生産ラインの搬送手段に隣接する空間におい
て、型片の移送パレット14,15の上方で解放する。
個々の移送パレット14,15は、収集アーム12,1
3の作用により、一定の間隔をおいて移動する。
から、型片の光学面31(a)に接触しないよう反対方
向に向けて取り外される。前方湾曲型片は、ついで移送
用のロボットハンド19によってひっくり返され、その
下にある静止したパレット上に載置される。
曲型片を、クランプ手段21によって一時的に停止状態
にある生産ラインのパレット20の上に直接載置する。
図2に矢印で示した方向に、ベルトコンベア22,23
によって進められ、ハウジング手段24として示した低
酸素環境下に送られる。ハウジング24は、図示のよう
にN2 ガスによって加圧され、また図6に示したよう
に、入口と出口(符号24(a)と24(b)で示した
箇所を含む)に窒素換気ロックを具備させてもよい。
24は、図2に示したコンベアベルト23のようなコン
ベアを取り囲む。コンベアベルト23は、型片を充填し
たパレット20を、開口43を通ってN2 トンネルまで
移送する。開口43は、圧力をかけたトンネルの雰囲気
に開放される。また、開口は、パレットに型片が装填さ
れる度に開放される可動性のドア(図示せず)により閉
じることができる。加圧窒素と生産環境に入り込んだ酸
素を制御しながら排気するため、排気口44も設置され
る。もしN2 について排気管を用いる場合は、トンネル
24内での窒素圧を0.1inchHgに保つため、逆止弁を
設けてもよい。
に関連してすでに説明したが、これは、入口穴24
(a)と出口穴24(c)に設けることもできる。窒素
換気ロックを設ける目的は、N2 トンネル包囲体24か
ら出てきた過剰の窒素を浪費するのを防ぐためである。
める移送パレットは、所定の生産ラインのコンベア25
上に置く前に、ステーション50において搬送手段上に
交互に載置されるが、パレットが欠けている場合にこれ
を補うための成形ステーションでこれらを取扱う制御手
段にとっては識別は可能である。
ル時間に追いつくため、ロボットによる2段階の取扱い
を行う。まずアーム12,13を使った中間キャリア1
4,15までのロボットによる移送は、約3秒間で行わ
れる。そして残りの時間で、中間キャリア14,15
は、回動可能なロボットアーム17,18による取り上
げ地点(ピックアップポイント)まで移動する。ロボッ
トアーム17,18はついで、型片のセットを、本発明
の生産ライン用に調整した型のキャリア(詳細は後述す
る)まで移送する。
2〜15秒以内に窒素トンネル24に移送され、型片の
内部および表面に吸収・吸着された酸素を除去するに十
分な時間をかけてガス抜きされる。一般に、許容差は、
3分の暴露で十分なように、一定の速度の下で包囲体2
4内において適当な長さのゾーンもしくはカバー22,
23,25、あるいはより短いゾーン内において曲がり
くねった通路が与えられる。
トンネル24内において、レンズ型片を、図3に示した
充填ゾーン40内の充填ステーション30まで搬送す
る。充填ステーション30の中では、各前面湾曲型片3
1は、反応性モノマー組成物で充填される。すなわち、
モノマー組成物は、約60μlの反応性モノマー組成物
の計量された流れを介して各レンズ型片に溜められ、型
の空隙からあふれて両肩片31と33が接合される。反
応性モノマー組成物は、酸素の残存量を最小にするた
め、すでに述べたように、注意深くガス抜きされる。
ョン31において、自動手段により、すでに充填済の凹
型型片から上下方向に変位した位置にある後方湾曲型片
のセットを反転させる対応する凸型の型片と組み合わさ
れ、凸型の後方湾曲型片を充填済の凹型前面湾曲型片の
表面上に合わせる。図1の工程106に示すように、対
になってレンズ成形状態に置かれた型片は、今度は間欠
的に単層・充填・組立てゾーン40から窒素トンネルを
通って、早期硬化ステーション32まで搬送され、ここ
で二つの型片は、所定の時間、所定の圧力下で一緒にク
ランプ止めされる。クランプ止めの工程においては、ま
ず二つの型片を位置合わせし、過剰のモノマーを型の空
隙から除去し、そして早期硬化のため、より自由のきく
第2の型片を、固定された第1の型片の上に載せる。第
1および第2の型片に形成されたフランジは、クランプ
の圧力で互いに平行になるよう整合され、両型片の位置
が揃う。またクランプの圧力により、封止された両型片
は、第1の型片に形成された環状縁に対して抑えつけら
れ、過剰のモノマーは成形されたレンズから分離され
る。
しくはばね駆動の環状シリンダによって与えられるが、
このようなシリンダは、活性の放射線をシリンダの環お
よび一個もしくは二個の型片を通してヒドロゲルまで通
過させる。したがって、この手段は、クランプ圧力およ
び活性放射線の持続時間と強度を制御する手段を含む。
ルは紫外線源などの活性放射線に曝して、モノマーもし
くはモノマー混合物を一部ゲル状態に硬化させる。
ン内でも包囲され、フード41によって保持され、短い
トンネル24(d)を介して充填ゾーン40に連結され
る。
性の電子ビームもしくは放射能源とするが、好ましく
は、2〜4mW/cp2でモノマーを5〜60秒間、好ましく
は30秒間照射する紫外線ランプがよい。照射は、パル
ス発振ないしサイクル発振する高強度の紫外線源からと
ることもできる。
が過ぎたら、クランプと紫外線照射を解除し、一部早期
硬化したヒドロゲルレンズを型にいれたまま、重合と硬
化の完全を期すため、図4に示す長い硬化トンネルに移
す。
にあるレンズを収めたパレットは、窒素トンネル24の
終端にある窒素換気ロック24(c)を通って、硬化ゾ
ーンへ進む。モノマーと希釈剤の混合物はついで、紫外
線オーブン中で硬化させられ、モノマーの重合は完結す
る。この紫外線オーブン中で活性な可視光もしくは紫外
線を放射することにより、ポリマーと溶媒の混合物が最
終的な所望のヒドロゲルレンズの形状で得られる。図1
の工程107で示すように、最終的な硬化は窒素もしく
は室内雰囲気下で行われる。これは、大気中の酸素が二
つの型片のどちらかに移行する前に硬化を完結させるた
めである。
おける硬化ゾーンを示す。ラインの前端で長いサイクル
時間を維持する一方で、硬化ゾーンにおいて24分まで
の十分な滞留時間を維持するためには、単一のコンベア
ライン24(a)を、早期硬化移送アーム36とシャト
ルピストン32を使って二つに増やし、ライン34と3
5の対にする。シャトルピストン32は、早期硬化ステ
ーション32からの出力の半分をコンベア34からコン
ベア35に移す。二つのラインはついで、ステーション
33における型取り外し工程のすぐ後、ステーション3
8で再結合される。
線を放射し、温度を45〜65℃(オーブンにより異な
る)に制御できる複数の紫外線オーブン39と39
(a)によって完結される。
いて、二つの型片は、図5に示した取り外し装置33に
より二つに分け放たれる。このときコンタクトレンズ
は、第1のあるいは前方湾曲型片の方に残され、ついで
取り外される。底の方に位置する前方湾曲型片のフラン
ジは、把持され、直接相反する方向に互いに引き離され
るか、あるいはほじくるような運動により一定の角度回
転させて互いに引き離す。取り外しアセンブリは、重合
を終えた製品を型の半片からたやすく取り外せるよう、
最初は穏やかに加熱される。前方湾曲型片は一回きりの
使用で、この後は廃棄される。取り外し工程の後は、溶
媒は水で置換し、水和レンズをつくる。このレンズは完
全に水和され、緩衝されたときは、最終的な形状および
寸法を有するようになり、ついで図1の工程108で示
したように包装される。最終的な寸法は、多くの場合、
元々のポリマー/溶媒成形品より10%大きい。
は、反応性モノマー組成物から形成されるが、この組成
物は反応性モノマーに加えて、親水性レンズをつくる場
合は水で置換可能な希釈剤を含み、また反応性モノマー
の硬化時に架橋剤を補助する重合化触媒、および型の取
り外しを助ける界面活性剤を含む。
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)に基づく
コポリマー、ならびに2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、ビニルピロリドン、N−ビ
ニルアクリルアミド、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、スチレン、エトキシエ
チルメタクリレート、メトキシトリエチレングリコール
メタクリレート、グリシジルメタクリレート、ジアセト
ンアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリルアミド、ヒド
ロキシトリメチレンアクリレート、メトキシエチルメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸、グリセリルメ
タクリレートおよびジメチルアミノエチルアクリレート
に基づく一もしくはそれ以上のコポリマーがある。
495,313 号(Larsen)、同第5,039,459 号(Larsen 他)お
よび同第4,680,336 号(Larsen 他)に記載されている。
そのような組成物としては、アクリル酸の重合可能親水
性ヒドロキシエステルもしくはホウ酸の置換可能エステ
ルと、好ましくは少なくとも3個のヒドロキシル基を有
するポリヒドロキシル化合物の無水混合物がある。この
ような組成物を重合させ、ついでホウ酸エステルを水で
置換すると、親水性のコンタクトレンズが得られる。本
発明で用いるのは、親水性もしくは剛性のコンタクトレ
ンズを製造するためのものであるが、親水性レンズの製
造の方が好ましい。
0.05〜2%の架橋剤、最も好ましいのは0.05〜
1.0%のジエステルもしくはトリエステル、を含むの
がよい。代表的な架橋剤は、エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,
2−ブチレンジメタクリレート、1,3−ブチレンジメ
タクリレート、1,4−ブチレンジメタクリレート、プ
ロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチルグリコールジメタクリ
レート、グリコールジメタクリレート、ジエチルグリコ
ールジメタクリレート、ジプロピルグリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジプ
ロピレングリコールジアクリレート、グリセリントリメ
タクリレート、トロメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどで
ある。典型的な架橋剤は、通常少なくとも(しかし必須
ではない)二つのエチレン形不飽和二重結合を含む。
常約0.05〜1%のフリーラジカルをもつ触媒を含
む。そのような触媒の典型的な例としては、ラウロイル
ペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、イソプロピル
ペルカーボネート、アゾビスイソブチロニトリル、およ
びアンモニウムペルスルフェート−ピロ亜硫酸ナトリウ
ム結合体などの公知の酸化還元システムなどがある。重
合反応に対して触媒作用を及ぼすものとして、紫外線、
電子ビームあるいは放射能線を照射することもでき、重
合開始材を使用することもできる。体表的な重合開始剤
には、カンホールキノン、エチル−4−(N,N−ジメ
チル−アミノ)ベンゾエート、および4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル−2−ヒドロキシ−2−プロピ
ルケトンがある。
重合は、好ましくは組成物を重合開始条件に曝すことに
よって行う。そのための好ましい方法としては、組成物
の中に、紫外線への暴露と同時に働く重合開始剤を含ま
せ、重合を開始・進行させるのに十分な強度と持続時間
の組成物を紫外線に曝す方法がある。このため、二つの
型片は、好ましくは紫外線に対して透明にする。早期硬
化工程の後は、モノマーは再度紫外線に曝して硬化工程
に進め、この硬化工程で重合を完結させる。反応の残留
物にとって必要な時間は、どの重合可能組成物にとって
も、経験的に容易に分っている。
ある。 1)前記レンズ型片は、射出成形装置から30秒以内に
前記不活性ガス雰囲気に送られる請求項1記載の方法。 2)前記レンズ型片は、前記不活性ガス雰囲気下で15
分間維持される上記実施態様1)記載の方法。 3)前記レンズ型片のうち凹型のレンズ型片は、レンズ
型と反応性モノマーのインターフェースにおける酸素濃
度が1×10-8モル/cm3 以下という条件下で、アクリ
レート反応性モノマー組成物で充填される請求項2記載
の方法。
レンズ型ブランクとレンズ材料となる重合可能な反応性
モノマー組成物のインターフェースにおける酸素濃度を
最適にし、かつレンズ型片の生産ラインとレンズの生産
ラインを組合せることにより、高速度で、光学特性を改
善したレンズを生産することができる。
よびコンタクトレンズの処理・取扱いをする連続処理の
流れ図。
ンズ成形用の自動ラインにおける第1のセクションを示
す簡略化した平面図で、レンズ成形用の型半片製造に用
いる射出装置および材料取扱いロボット装置の平面図を
含む。
簡略化した平面図で、充填ステーション、組立てステー
ションおよび早期硬化ステーションの説明図。
簡略化した平面図で、硬化オーブンの説明図。
簡略化した平面図で、レンズの取り外しステーションの
説明図。
して用いられる装置の説明図。
用いられる前方の型半片を示す平面図および側面図。
用いられる後方の型半片を示す平面図および側面図。
混合物のガス抜きに用いられる装置の説明図。
Claims (6)
- 【請求項1】 連続もしくは半連続自動ソフトコンタク
トレンズ製造システムにおいて、対となる凹型および凸
型レンズ型片をそれぞれ、充填ステーションおよび成形
アセンブリステーションに十分ガス抜きされた状態で送
る方法であって、 前記レンズ型片を射出成形する工程と、 このレンズ型片を直ちに不活性ガス雰囲気に送る工程
と、 このレンズ型片をガス抜きする工程と、 このレンズ型片を、成形アセンブリに先立って、前記不
活性ガス雰囲気下で重合可能モノマーで充填する工程を
含む方法。 - 【請求項2】 ソフトコンタクトレンズブランクの連続
もしくは半連続製造システムにおいて直ちに使用できる
レンズ型ブランクを形成する方法であって、 3〜12秒間のサイクルで少なくとも450°Fの成形
温度の下に、ポリスチレン製成形用型片Mを射出成形し
てレンズブランクを形成する工程と、 前記レンズ型片を、約12〜15秒以内に、窒素雰囲気
の下に包囲されたゾーンに送る工程と、 前記レンズ型片をほぼ完全にガス抜きするため、前記窒
素雰囲気下で少なくとも約3分間レンズ型片をガス抜き
する工程と、 このレンズ型ブランクを、充填、早期硬化および硬化処
理に向けて送る工程を含む方法。 - 【請求項3】 大気から酸素を吸収するレンズ型ブラン
クと、硬化時に少量の酸素が存在しても悪影響を受ける
反応性モノマーを含むレンズ型ブランク形成のための重
合可能な組成物を使用するソフトコンタクトレンズブラ
ンクの連続もしくは半連続製造システムにおいて、 ほぼ完全にガス抜きされたレンズ型ブランク形成のため
成形過程における熱を利用できるよう、レンズ型ブラン
クの形成をソフトコンタクトレンズ製造ラインと組合せ
ることと、 前記レンズ型ブランクを、約12〜15秒の間に、不活
性ガスで包囲されたゾーンへ送り、このゾーンでこれま
での3〜5分間の大気への暴露に相当する時間維持する
ことを特徴とするシステム。 - 【請求項4】 対となる凹型および凸型レンズ型面に酸
素が存在すると悪影響を受ける反応性モノマーからソフ
トコンタクトレンズブランクを形成する方法であって、 凹型と凸型のレンズ型片をそれぞれ、レンズ成形段階の
手前で、かつほぼ完全に酸素を除去するに十分な制御さ
れた温度下で製造する工程と、 前記レンズ型片を、大気への暴露は最小限にして窒素で
包囲されたゾーンへ送り、このゾーンでレンズ型中の酸
素をほぼ完全に除去するに十分な3分間を越える時間維
持する工程と、 前記窒素ゾーンで、前記凹型レンズ型片を反応性モノマ
ーで充填する工程と、 減圧下に維持した包囲ゾーンにおいて、前記充填された
レンズ型片を、前記凸型レンズ型との最初の係合状態に
導く工程と、 前記減圧した真空ゾーンにおいて、レンズ型形成のた
め、前記凹型レンズ型片と凸型レンズ型片を位置合わせ
して向かい合わせる工程と、 前記各レンズ型片を垂直方向に変位させ、過剰の反応性
モノマーを除去して前記レンズ型片の回りで両型片を封
止係合させ、実質的に酸素を含まないレンズブランクを
形成する工程を特徴とする方法。 - 【請求項5】 凹型のレンズ型片を反応性モノマー組成
物で充填する工程と、凸型レンズ型片との間で成形アセ
ンブリを形成する工程と、コンタクトレンズブランクを
成形し硬化する工程を含む、連続もしくは半連続自動ソ
フトコンタクトレンズ製造方法であって、 レンズ型片とレンズブランクの製造ラインを合体するこ
とと、 形成されたばかりのレンズ型片の大気への暴露を最小限
にすることと、 レンズ型片を構成する組成物内部およびこれを通過する
酸素の拡散速度を考慮しながら、大気への暴露時間に合
わせて、窒素雰囲気下でレンズ型片をガス抜きし、成形
工程における反応性モノマーとレンズ型片の界面での酸
素濃度を1×10-8モル/cm3以下にすることを特徴とす
る方法。 - 【請求項6】 ポリスチレン型片と、アクリレートもし
くはアルキルアクリレートモノマーに主成分とする反応
性モノマー組成物の界面における酸素濃度を1×10-8
モル/cm3以下に維持する方法であって、 対となる凹型レンズ型片と凸型レンズ型片をそれぞれ射
出成形する工程と、 このレンズ型片を直ちに不活性ガス雰囲気に送る工程
と、 このレンズ型片をほぼ完全にガス抜きする工程と、 前記窒素雰囲気下で、前記凹型レンズ型片と凸型レンズ
型片をそれぞれ、充填ステーションおよび成形アセンブ
リステーションに送る工程を含む方法。
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