JPH08187757A - ディスク基板の成形方法 - Google Patents

ディスク基板の成形方法

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JPH08187757A
JPH08187757A JP7018488A JP1848895A JPH08187757A JP H08187757 A JPH08187757 A JP H08187757A JP 7018488 A JP7018488 A JP 7018488A JP 1848895 A JP1848895 A JP 1848895A JP H08187757 A JPH08187757 A JP H08187757A
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mold clamping
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pressure
molding
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Shunichi Shimojo
駿一 下條
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Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】良好な複屈折率が得られ、かつ成形のサイクル
タイムを短くして機械的特性を向上させたディスク基板
の成形方法を提供すること。 【構成】 成形機の可動盤と固定盤に、ディスク基板用
金型の可動金型と固定金型をそれぞれ取付け、型締シリ
ンダを介して可動盤を移動する型閉動作により、可動金
型と固定金型を密着させ、型締油圧力がゼロの状態で、
加熱筒内のスクリュにより一定量の溶融樹脂を、射出装
置のノズルからディスク基板用金型のキャビティ内に充
填し、射出工程終了後、型締圧力を加えて、1段または
複数段の型締圧力制御を行うと共に、溶融樹脂の冷却工
程を行うようにした、各ステップを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善された構造のディ
スク基板の成形方法に係り、特に品質の改善されたディ
スク基板、なかでも光学ディスクを安定的に、また成形
性良く製造するためのディスク基板の成形方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビデオディスク、コンパクト
ディスクのような光学ディスク等を製作するディスク金
型は、図4に示すように可動金型1と固定金型2にて形
成される製品キャビティ3内に所定のスタンパ4を配置
し、このスタンパ4の内周縁と外周縁をそれぞれスタン
パ押えリング5,6で固定するようになっている。ま
た、スタンパの表面4aには、記録情報データをディス
クに転写させるために、らせん状あるいは同心円状に凹
凸のピットが形成されている。
【0003】このような金型を用いて、型締工程の後に
射出装置からキャビティ内に溶融樹脂を充填してキャビ
ティ3の片面に露出したスタンパ表面4aの情報を固化
される樹脂材料に転写してディスク基板を成形する射出
成形方法が一般に採用されている。
【0004】この従来の射出成形方法は、作動工程で
は、例えば、図5に示すように、型閉動作の完了後、増
圧し、型締保持圧を維持した状態で、射出充填、射出保
持圧、さらに冷却の各工程を経て一連の成形サイクルを
行うようになっている。また、図6では、型締保持圧
を、複数のタイマの設定により、第1型締圧、第2型締
圧、さらに、多段(3〜n回)の型締圧を上下させる制
御により、より良い製品を作る努力が講じられている。
【0005】このディスク基板の射出成形において、型
締力は、樹脂材料が金型に充填されても型が開かないだ
けの力が必要とされており、例えば、直径120mmのデ
ィスク基板では、型締力は40トン以上、また、直径3
00mmのディスク基板では型締力は200トン以上が必
要である。
【0006】また、上記キャビティ3内へのスタンパ4
の取付けは、通常、ドーナツ形状をなすスタンパの内周
縁部分において、それが適当な固定手段にて可動金型1
に固定せしめられるとともに、その外周縁部は、図4に
示すようなスタンパ押えリング6にて拘束され、また、
固定金型2の鏡面板7とスタンパ表面4aとの間のキャ
ビティ内に、所定の樹脂材料が充填されるに際して、押
し出されるキャビティ内のガスを外部に排出するための
ガス抜き部8が、スタンパ押えの角度αが約7°で所定
の間隙をもって形成されている。
【0006】そのような構成による従来の成形方法で
は、成形条件の幅が狭いために、製品間の良否のばらつ
きが大きく、歩留りも悪い他、製品キャビティ内に所定
の樹脂材料を充填するための大きな射出圧力によって、
成形されるディスク基板の周縁部に圧力縞ができ、製品
の品質がその内周側と外周側との間において、ばらつ
き、特に製品の複屈折率が変化する問題を起こす。
【0007】ディスク基板の成形において、重要な項目
としては、転写、複屈折率、そりや平面等の機械的特性
の向上が求められるが、ディスク基板のように薄くて、
投影面積の大きい成形において、それら特性をすべて満
足させるのは困難で、しかも今後ディスク基板の応用性
が拡大され、仕様値も厳しくなり、将来的に現在の1.
2mm厚みがさらに薄くなる方向であり、0.6mm厚のも
のを貼り合わせて2枚重ねで使用する等の利用も検討さ
れている現状では、従来の成形方法において、要求され
る仕様に対応した製品を製造することには限界がある。
【0008】このため、特公平2−19774号公報に
は、型締力よりわずかに大きな型開力を可動金型に作用
させる射出一次圧力にて、樹脂材料を製品キャビティ内
に射出し、目的とするディスク基板を形成するのに必要
な樹脂量を製品キャビティに射出せしめたとき、可動金
型に作用する型開力が型締力よりも小さくなる射出二次
圧力に射出圧力を切り換えるようにすることにより、射
出された樹脂材料を型締力にて製品キャビティ内に充填
せしめると共に、かかる充填に伴って、押し出される製
品キャビティ内の気体が、スタンパ押え部材の内側面と
固定金型側の段部立ち上り壁面との間の隙間から排出さ
れるようにしたことを特徴とするディスク基板の射出成
形方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
成形方法は、型閉完了後に、増圧して型締圧力をある圧
力まで上昇させて型締圧力の制御を行う方法であり、ま
た、射出圧縮成形では、射出充填後、射出保持圧をかけ
ながら型締圧力を上げたり下げたりする方法であるた
め、圧力変動および油圧回路の圧力制御弁の制御精度の
影響を受けていた。
【0010】さらに、上記公報に係る発明においても、
圧力制御のコントロールを正確に行う必要があり、型開
力としての射出一次圧及び二次圧と、型締力との圧力バ
ランスの調整が難しい場合がある。
【0012】したがって、このような成形方法では、射
出圧力の制御が難しく、ディスクの板厚が0.6mmの
ように薄い基板成形において、複屈折率を仕様値内に保
つには型温を樹脂の熱変形温度近く(ポリカーボネート
樹脂で120℃以上)にセットし、しかも冷却時間を長
くとる必要がある。しかし、この場合でも、でき上がっ
た成形品の複屈折率は、ダブルパスで60〜80nmの範囲内
に抑えるのが限界であり、しかもその製品のチルト(基
板のレーザー光入反射部分の微小なソリ)等の機械的特
性は、規格値をかなり越えてしまう。
【0013】また、ディスク成形においては、今後、高
密度ディスクの規格がもっと厳しくなるとの状況下にあ
る。このような事情に鑑みて、本発明は、良好な複屈折
率が得られ、かつ成形のサイクルタイムを短くして機械
的特性を向上させたディスク基板の成形方法を提供する
ことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明のディスク基板の成形方法は、成
形機の可動盤と固定盤に、ディスク基板用金型の可動金
型と固定金型をそれぞれ取付け、型締シリンダを介して
前記可動盤を移動する型閉動作により、前記可動金型と
固定金型を密着させ、型締油圧力がゼロの状態で、加熱
筒内のスクリュにより一定量の溶融樹脂を、射出装置の
ノズルから前記ディスク基板用金型のキャビティ内に充
填し、射出工程終了後、型締圧力を加えて、1段または
複数段の型締圧力制御を行うと共に、溶融樹脂の冷却工
程を行うようにしたことを特徴としている。
【0015】また、請求項2の構成において、射出充填
時における加熱筒内のスクリュは、その移動可能限界ま
で前進し溶融樹脂のクッション量をなくして、一定量の
溶融樹脂を射出することを特徴としている。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るディスク基板の成形方法の過程を説
明するための作動手順工程図である。また、図2は本方
法を実行するために使用される従来の成形機における型
締装置と加熱筒の基本機構図である。
【0017】ディスク基板の成形は、射出成形機の可動
盤10と固定盤11に、ディスク基板用金型の可動金型
1と固定金型2をそれぞれ所定位置に固定する準備作業
から始まる。そして、金型が閉じられ密着した際にリミ
ットスイッチLSが作動するように、カム12の位置等
を定めるとともに、成形作業に合わせて、予め加熱筒1
3内の溶融樹脂が設定温度に加熱され、また金型が所定
の金型温度に維持されるように、操作盤上の温度、圧力
等の設定や金型温調機の温度管理が行われる。
【0018】このような準備作業の後、型締シリンダ1
4を作動して、可動盤10の移動により可動金型1と固
定金型2を合わせる型閉動作を行い、予めリミットスイ
ッチLSで設定された位置にカム12が到達することに
より、型閉動作が完了する。
【0019】この型閉動作が完了すると、第1タイマが
作動し、所定の設定時間の間、型締油圧力がゼロになる
ように型締シリンダ14のポート14aへの油圧装置か
らの油液の供給を停止する。射出装置15は、予め固定
盤11のロケートリング(図示略)に当接しており、第
1タイマの作動と同時もしくは遅延回路を介して、たと
えば0.01秒後に、型締圧力ゼロの状態で、射出装置
15は、加熱筒内のスクリュ16により一定量の溶融樹
脂を、ノズル17から前記ディスク基板用金型のキャビ
ティ3内に射出充填する。そして、射出充填の後段でキ
ャビティ内に溶融樹脂が均一に満たされるように、射出
装置に射出保持圧が加えられ、射出充填工程が完了す
る。
【0020】本実施例では、射出充填時における加熱筒
内のスクリュ16は、機械的に移動可能限界、すなわ
ち、スクリュ先端部16aが微小な間隙をもってノズル
内端部17aに突き当てられて溶融樹脂のクッション量
をなくすまで前進する。このため、金型のキャビティへ
の樹脂充填量より多く射出されると金型は開くことにな
るので、その開き量は、射出ストロークで加減する。こ
こでは、射出充填された金型の型開き量が、150〜2
00μmとなるように一定量の溶融樹脂が射出される。
【0021】次に、樹脂を固化するための冷却工程は、
射出充填完了とともに開始され、第1タイマ経時終了後
型締工程が始まる。通常、射出充填後、約0.2秒後に
冷却工程と同時進行の形で型締工程を始める。型締工程
は、初め型締増圧があり、第1型締圧が第2タイマの設
定時間の間で維持される。次に第3タイマの設定時間
で、第1型締圧より設定圧力を下げて第2型締動作が行
われる。さらに第4ないし第nタイマを用いて、多段階
の第3〜第n型締動作を続行することもできる。
【0022】本実施例では、図3に示すように、第1型
締油圧は110kg/cm2 であり、第2型締油圧は、
60kg/cm2 と設定され、2段階の型締動作であ
る。なお、型締油圧140kg/cm2 で型締力25ト
ンとなる。また、タイマの設定時間は、第1タイマが
0.4秒、第2タイマが3.5秒、第3タイマが2.2
秒である。
【0023】また、型締圧力がゼロの状態で、溶融樹脂
を射出する射出装置における射出速度及び射出圧力が、
図3の下部に示されており、射出速度は4段で、射出圧
力は3段である。射出一次圧P1 における射出速度V
1 ,V2 ,V3 は、それぞれ、最大速度(99%で最大
速度)となるように設定され、V4 はこの最大速度の1
4%に設定し、さらに射出保持圧のP2 ,P3 では最大
速度の13%に設定されている。
【0024】また、射出一次圧P1 、射出保持圧のP
2 ,P3 は、初めから終わりまで圧力設定値が設定器の
最大値を示す最大状態に維持されており、各設定時間
は、順次0.16秒、0秒(即ち、スキップ)、0.0
2秒に設定し、P2 の射出二次圧をなくして射出圧をP
1 とP3 による2段階で行うようにしている。なお、上
記設定条件は、樹脂材料がポリカーボネート樹脂で、型
温は115度、射出充填された金型の型開き量が150
〜200μmで、型温は115度で行った場合の最適値
である。
【0025】さらに、キャビティ内に溶融樹脂を充填す
る際のガス抜き対策として、スタンパ外周縁に設けたス
タンパ押えリングのスタンパ押えの角度α(図4参照)
を従来の7°から3.5°に変更することにより、バリ
の発生を抑制することができる。
【0026】本発明の実施例と従来例の場合における複
屈折率のデータの測定値を以下に示すと共に、その数値
の関係を示すグラフをそれぞれ、図7,8図に示す。
【0027】 (本実施例の測定データ) 測定位置 最大値 最小値 平均値 測定位置 最大値 最小値 平均値 (半径 mm) (半径 mm) 23 -24.62 -46.54 -36.84 42 + 3.72 - 1.74 + 1.51 24 -15.38 -33.80 -25.71 45 + 4.56 - 2.82 + 1.09 27 + 7.62 -15.28 - 8.66 50 + 2.29 - 5.96 - 1.39 33 + 5.56 - 3.94 + 0.30 55 + 5.24 - 7.18 - 1.29 36 + 4.00 - 2.66 + 0.32 57 - 2.32 -11.62 - 5.56 38 + 3.38 - 1.74 + 1.38 58 - 5.62 -17.38 - 9.62
【0028】 (従来の測定データ) 測定位置 最大値 最小値 平均値 測定位置 最大値 最小値 平均値 (半径 mm) (半径 mm) 23 +34.02 +16.50 +25.20 42 + 6.52 - 4.90 + 1.96 24 +35.44 +15.38 +24.83 45 + 8.48 - 4.42 + 1.75 27 +28.25 + 8.32 +16.87 50 + 8.20 - 3.14 + 4.43 33 +14.40 + 3.18 + 7.28 55 +14.04 - 6.30 + 3.60 36 + 8.24 - 4.72 + 2.78 57 + 9.82 -16.02 - 3.40 38 + 7.40 - 5.10 + 2.89 58 + 2.86 -30.56 -11.81 ここでの測定値は、各測定位置での8か所の測定データ
の最大値、最小値、及び平均値である。
【0029】図8の従来例は、ディスクの板厚が1.2
mmの場合において、従来の成形方法での最良なものを
示しており、ディスク中心から22〜25mm前後で
は、複屈折率が20〜40nm程度あり、またディスク
中心から55以上になると複屈折率が負方向に移動し、
大きい場合には、−30.66nmにもなる。
【0030】これに対し、図7の本実施例では、ディス
クの板厚が0.6mm場合についての測定データであ
り、ディスク中心から22〜25mm前後では、複屈折
率が、従来例とは反対の負方向に20〜35nm程度で
あり、板厚が1/2の超薄型のディスクにおいても従来
例と変わらない測定値を示し、かつ、ディスク中心から
55以上でも最大−17.38nmであり、従来例より
も良い。
【0031】また、本実施例の図7では、複屈折率が両
端で負方向に偏位しているが、これは、キャビティ内で
樹脂が十分先端部までまわって充填されていることを示
しており、これは、ディスク成形品の形状に関するそり
や平面及び強度等の機械的特性が優れていることが推測
される。
【0032】このように本発明の方法は、型締圧力がゼ
ロの状態で、射出充填を行い、さらには、スクリュを加
熱筒内の溶融樹脂のクッション量をなくすように押し切
ることで、射出装置の圧力制御でクッション量をコント
ロールする必要がなくなり、射出量を極めて安定にさせ
ることができ、射出保持圧P2 ,P3 を下げる圧力制御
弁の作動も必要がなくなるので、射出圧は初めから終わ
りまで、圧力設定器の目盛が最大状態のままであり、射
出速度の変化だけで対応できる。
【0033】また、成形サイクルにおいても、冷却時間
は、図3から明らかなように、0.4秒+3.5 秒+2.2 秒
=6.1 秒であり、従来、同等の成形品を得るのに最低で
も7秒かかっていたのに比較して短縮されている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のディスク基板の成形方法によれば、超薄型のデ
ィスクが型温120℃以下でも図1のように良好な複屈
折率を得ることができ、転写や機械特性も規格をクリア
し、ショット間のばらつきも従来よりはるかに良く、サ
イクルタイム(冷却時間)を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク基板の成形方法を示す作
動工程図である。
【図2】図1の成形方法を実行するための従来からの成
形機の要部を示す構成図である。
【図3】図1に係るディスク基板の成形方法における型
締動作と射出動作のタイム経過における圧力及び速度の
設定値を示す作動状態図である。
【図4】本発明に係る成形方法に使用するディスク金型
の要部を示す断面図である。
【図5】従来例のディスク基板の成形手順を示す作動工
程図である。
【図6】他の従来例におけるディスク基板の成形手順を
示す作動工程図である。
【図7】本発明に係る成形方法によって得られた測定デ
ータをプロットしたグラフ図である。
【図8】従来例に係る成形方法によって得られた測定デ
ータをプロットしたグラフ図である。
【符号の説明】
1 可動金型 2 固定金型 3 キャビティ 10 可動盤 11 固定盤 13 加熱筒 14 型締シリンダ 15 射出装置 16 スクリュ 17 ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機の可動盤と固定盤に、ディスク基板
    用金型の可動金型と固定金型をそれぞれ取付け、 型締シリンダを介して前記可動盤を移動する型閉動作に
    より、前記可動金型と固定金型を密着させ、 型締油圧力がゼロの状態で、加熱筒内のスクリュにより
    一定量の溶融樹脂を、射出装置のノズルから前記ディス
    ク基板用金型のキャビティ内に充填し、 射出工程終了後、型締圧力を加えて、1段または複数段
    の型締圧力制御を行うと共に、溶融樹脂の冷却工程を行
    うようにしたことを特徴とするディスク基板の成形方
    法。
  2. 【請求項2】射出充填時における加熱筒内のスクリュ
    は、その移動可能限界まで前進し溶融樹脂のクッション
    量をなくして、一定量の溶融樹脂を射出することを特徴
    とする請求項1のディスク基板の成形方法。
JP7018488A 1995-01-10 1995-01-10 ディスク基板の成形方法 Pending JPH08187757A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113677456A (zh) * 2019-02-20 2021-11-19 芝浦机械株式会社 压铸机、带模具的压铸机、压铸机用控制装置以及压铸方法

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