JPH08186912A - 柱上据付型変圧器装置 - Google Patents

柱上据付型変圧器装置

Info

Publication number
JPH08186912A
JPH08186912A JP6338461A JP33846194A JPH08186912A JP H08186912 A JPH08186912 A JP H08186912A JP 6338461 A JP6338461 A JP 6338461A JP 33846194 A JP33846194 A JP 33846194A JP H08186912 A JPH08186912 A JP H08186912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
primary
pole
pedestal
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6338461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3423992B2 (ja
Inventor
Taikichi Kondo
泰吉 近藤
Tsuneo Inoue
恒雄 井上
Akira Nakayama
中山  晃
Koji Yamanaka
功治 山中
Takeshi Nishimura
武 西村
Hideo Ikema
秀夫 池間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Daihen Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp, Chubu Electric Power Co Inc, Hitachi Ltd, Aichi Electric Co Ltd filed Critical Daihen Corp
Priority to JP33846194A priority Critical patent/JP3423992B2/ja
Publication of JPH08186912A publication Critical patent/JPH08186912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3423992B2 publication Critical patent/JP3423992B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B5/00Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment
    • H02B5/02Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment mounted on pole, e.g. pole transformer substation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧,低圧配電線と変圧器とを接続する接続
線及び高圧配電線と変圧器との間に介在するカットアウ
トスイッチ等の機器を外部に露呈しないように被覆し
て、変圧器装置を美化装柱可能に構成したことを特徴と
する。 【構成】 電柱12の頂部に、高圧配電線と変圧器21
との間に介在する機器を収容した変圧器受台13を取付
け、この変圧器受台13に高,低圧配電線と接続するケ
ーブルコネクタ18,19を設け、変圧器本体25を収
納したケース26の外側に、一方を変圧器本体25と、
他方は前記ケーブルコネクタ18,19と嵌合する機器
側コネクタ33,34を連結したリードケーブル30,
31を配設した変圧器21を、変圧器受台13上に載置
固定すると同時に、機器側コネクタ33,34とケーブ
ルコネクタ18,19とを嵌合させて電気的に接続し、
更に、変圧器21の外側に保護カバー15を被覆して美
化装柱可能な変圧器装置11を構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電柱と一体的に装柱し
て配電線路の美化及び装柱資材,装柱作業等の簡略化を
目的とした柱上据付型変圧器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般需要家への電力供給は配電用
変電所から、図15で示すような6.6kVの高圧配電
線1によって行われている。そして、前記高圧配電線1
は電柱2に横架した装柱腕木3に絶縁碍子4を介して支
持され、この高圧配電線1から同じく電柱2に取付金具
5等を用いて取付けたカットアウトスイッチ6,配電用
変圧器7を通して前記一般需要家に給電が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のよう
に、配電用変圧器7やカットアウトスイッチ6等の電気
機器を電柱2に取付金具5を用いて設置したり、電気機
器と高圧配電線1及び電気機器同士を接続する高圧引下
線8の配線作業には、多大な時間と労力を必要とするこ
とはもとより、電気機器の設置に伴い装柱腕木3や取付
金具5等を必要とするため、電気機器の設置等に費用が
嵩む問題があった。又、絶縁碍子4に引留められて各電
柱2間に架設した高圧配電線1や、この高圧配電線1と
電気機器間を接続する高圧引下線8等の接続線が、道路
の上方において交錯した状態で配線されているので、都
市の景観上問題があった。その上、高圧引下線8等の接
続線が交錯していることにより、電気機器の点検等配電
線路の保守,点検に際しては、高圧引下線8等の接続線
や装柱腕木3等と接触する危険性があるため、保守、点
検作業を能率的に行うことが難しい問題があった。
【0004】本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、配
電用変圧器の装柱及び該変圧器への配線等の作業を、都
市景観を損なうことなく、簡易に行うことができる安全
で信頼性に優れた柱上据付型変圧器装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電柱の頂部
に、高圧配電線と接続するカットアウトスイッチや低圧
配電線と需要家側の配電線とを分岐して接続する分岐接
続体を収容した函状の変圧器受台を載置固定し、この変
圧器受台の上面両端側には、前記カットアウトスイッチ
及び分岐接続体と個別に接続される1次側、2次側のケ
ーブルコネクタがそれぞれ上方に向けて所要数取付けら
れており、前記各コネクタは例えば、チューリップ形の
接触子を内装した状態で、合成樹脂により截頭円錐形に
モールド成形されている。一方、変圧器受台上に乗載固
定する変圧器は、変圧器本体を収容したケースの上部側
側壁に、例えば、ブッシング型のケーブル支持部材を取
付け、このケーブル支持部材を介して変圧器本体から導
出した1次側リード線及び2次側リード線と、ケースの
外側に配線される1次側及び2次側のリードケーブルと
を電気的に接続し、前記ケーブル支持部材からケースの
外周面に沿って垂下する前記リードケーブルの先端に
は、前記1次側及び2次側の各ケーブルコネクタと対応
する位置において、円錐状の空間部に丸棒状の接触導体
を内装して前記ケーブルコネクタと嵌合可能に形成した
機器側コネクタが連結されている。
【0006】そして、前記変圧器を変圧器受台上に乗載
すると、1次及び2次側リードケーブルの先端に連結し
た機器側コネクタが変圧器受台上に突設したケーブルコ
ネクタと嵌合し、機器側コネクタに内装した接触導体と
ケーブルコネクタに内装した接触子とが、前記両コネク
タの嵌合時に接続されて、変圧器と高圧及び低圧の各配
電線とを電気的に接続する。つづいて、変圧器と変圧器
受台との相対応する位置に設けた取付部材同士を固定し
たあと、前記変圧器の外側に有底筒状の変圧器保護カバ
ーを遊嵌し、この保護カバーの開口端を変圧器受台の側
部周縁に止着することにより、柱上据付型変圧器装置を
構成する。
【0007】
【作用】本発明は、電柱の頂部に設けた変圧器受台上の
1次及び2次側ケーブルコネクタと、変圧器の外側に垂
下する1次及び2次側リードケーブルの先端に取付けた
1次及び2次側の機器側コネクタは、変圧器を前記変圧
器受台上に乗載固定したとき同時に嵌合保持されて電気
的に接続することができるので、高圧及び低圧配電線と
変圧器との配線作業は、変圧器の装柱作業と同時に行う
ことができるため利便である。
【0008】又、変圧器はその外側を保護カバーにより
被覆して電柱の頂部に設置されており、しかも、高圧及
び低圧の各配電線と接続するカットアウトスイッチや分
岐接続体は、すべて変圧器受台内に収納されて外部に露
出しておらず、その上、装柱腕木等の取付部品も全く必
要としないため、都市の景観を良好に保つことができる
とともに、経済的な製作を可能とした変圧器装置の提供
が可能である。
【0009】更に、高圧配電線とカットアウトスイッ
チ、カットアウトスイッチと変圧器,変圧器と分岐接続
体とをそれぞれ接続する高圧引下線等の接続線が全く外
部に露呈していないので、柱上での電気機器の保守,点
検作業を安全に、かつ、効率的に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7によ
り説明する。図1,2において、11は本発明の変圧器
装置で、鋼管製の電柱12の頂部に載置固定されてお
り、この変圧器装置11は大別すると図2で示すよう
に、電柱12の頂部に溶接等により強固に止着した直方
体をなす函状の変圧器受台13と、この変圧器受台13
上に乗載固定される変圧器21と、この変圧器21の外
側を囲繞する保護カバー15とによって構成されてい
る。
【0011】次に変圧器受台13の構成について説明す
る。図2,3において、16は図示しない高圧配電線と
接続するカットアウトスイッチ,17は低圧配電線と一
般需要家の配電線とに分岐して給電を行う分岐接続体を
示し、これらカットアウトスイッチ16及び分岐接続体
17は前記変圧器受台13内の所定位置に収容設置され
ている。そして、前記変圧器受台13は、その一側壁に
高圧配電線の引留及び接続を兼ねた高圧側ブッシングH
が、縦方向に等間隔で複数本並設されており、又、上面
側の壁体aにはその両端部において、図2,4に示すよ
うに、カットアウトスイッチ16と接続する1次側のケ
ーブルコネクタ18及び分岐接続体17と接続する2次
側のケーブルコネクタ19がそれぞれ上方に向けて所定
本数取付けられている。
【0012】前記1次,2次側の各ケーブルコネクタ1
8,19は図5,6で示すように、例えば、銅等導電性
の金属板をチューリップ形に成形加工した接触子20を
内装した状態で、合成樹脂により截頭円錐状にモールド
成形して前記変圧器受台13上に直立して取付けられ、
前記各ケーブルコネクタ18,19の接触子20とカッ
トアウトスイッチ16及び分岐接続体17とは、図2の
ように接続線b,cを用いて接続されている。又、ケー
ブルコネクタ18,19を取付けた壁体aの中央部付近
には、後述する変圧器21のベース22を固定するスタ
ッドボルト23が図4に示すように、所定の間隔を保っ
て必要本数植設されている。更に、変圧器受台13の上
面周縁には、平面矩形状の取付枠体24が壁体aと一体
的に具備されている。
【0013】次に、変圧器受台13上に載置固定する前
記変圧器21の構成について説明する。図2において、
25は変圧器本体を示し、本例では巻線を巻装した2台
の鉄心を段積みして設けたもので、絶縁油とともにケー
ス26に収容して変圧器21を構成する。27は変圧器
21のカバー、28,29はケース26上部の側壁両側
に貫設したブッシング型のケーブル支持部材で、一方の
支持部材28では、変圧器本体25から導出した1次側
リード線dと1次側のリードケーブル30とを接続し
て、このリードケーブル30をケース26の外側に1次
側のケーブルコネクタ18と対応する位置で垂下させ、
又、変圧器本体25から導出した2次側リード線eは、
他方の支持部材29により2次側のリードケーブル31
と接続して、このリードケーブル31をケース26の外
側に2次側のケーブルコネクタ19と対応する位置で垂
下させる。32はケース26の外側に取付けたケーブル
支持具で、図2,3で示すように、ケース26に沿って
垂下する1次及び2次側のリードケーブル30,31を
部分的に支着して前記リードケーブル30,31が揺動
するのを防ぐ。
【0014】33,34は前記1次及び2次側のリード
ケーブル30,31の下方端にそれぞれ連結した1次及
び2次側の機器側コネクタであり、このコネクタ33,
34は図6に示すように、円錐状の空間部内にリードケ
ーブル30,31の芯線sと接続する丸棒状の接触導体
35を内装させて、1次及び2次側の各ケーブルコネク
タ18,19と着脱自在に嵌合できるように、合成樹脂
にて中空円錐状に成形加工して形成される。そして、前
記リードケーブル30,31は、変圧器21を変圧器受
台13上に乗載したとき、機器側コネクタ33,34が
ケーブルコネクタ18,19と正常に嵌合して両コネク
タ18(19),33(34)が電気的に接続できる長
さと、前記嵌合時における丸棒状の接触導体35がチュ
ーリップ形の接触子20に挿入接触するときの挿入力に
よって、リードケーブル30,31自体を曲成させない
程度の硬度を備えている。
【0015】図3に示す36はケース26に設けた冷却
用の放熱フィン、37は変圧器21の外側を囲繞する有
蓋筒状の保護カバー15に適当数穿設した外気の流通孔
(図1参照)を示し、この保護カバー15は前記変圧器
21の外側において、変圧器受台13の上面に具備させ
た取付枠体24に締付ボルト15aを用いて取外し自在
に固定される。更に、図3において、Lは電柱12に取
付けた低圧側ブッシングで、変圧器受台13内の分岐接
続体17とは接続線cにより接続されている。又、高圧
側ブッシングHとカットアウトスイッチ16は接続線b
により変圧器受台13内で接続されている。又、図1に
示す38は保護カバー15に取付けた点検窓(図示せ
ず)を開閉自在に閉鎖する点検扉であり、この点検扉3
8にも外気の流通孔37が穿設されている。
【0016】次に、変圧器21を電柱12の変圧器受台
13上に設置する場合について説明する。変圧器21の
設置に当っては、図7で示すように、あらかじめ変圧器
受台13を頂部に取付けた電柱12を所定の地表面に樹
立する。つづいて、変圧器21は図7のように、クレー
ン39により吊り上げて前記変圧器受台13上に乗載す
る。この場合、作業員はあらかじめバケット車の作業ボ
ックス40に乗り、変圧器受台13の位置で待機してい
る。そして、変圧器21をクレーン39により吊上げて
柱上の変圧器受台13上まで移動し、ベース22の取付
孔fを変圧器受台13上面の壁体aに突設したスタッド
ボルト23の位置と合致させたら、変圧器21をそのま
ま降下させて取付孔fにスタッドボルト23を挿通して
変圧器受台13に乗載する。前記変圧器21を変圧器受
台13上に乗載すると、前記ベース22にスタッドボル
ト23が挿通され、かつ、1次及び2次側の機器側コネ
クタ33,34と1次側及び2次側のケーブルコネクタ
18,19も同時に嵌合する。
【0017】即ち、1次及び2次側のリードケーブル3
0,31に連結された前記機器側コネクタ33,34
は、1次及び2次側のケーブルコネクタ18,19と対
応する位置において、前記リードケーブル30,31が
それぞれケーブル支持具32により固定されているた
め、変圧器21を変圧器受台13上に乗載すると、機器
側コネクタ33,34は変圧器21の荷重を有効利用し
て接触導体35が、図5に示すように、チューリップ型
の接触子20内に挿入されると同時に、機器側コネクタ
33,34がケーブルコネクタ18,19と嵌合して、
前記両コネクタ33(34),18(19)を1動作で
電気的に良好に接続することができる。この結果、変圧
器21の1次側は、高圧側ブッシングH→接続線b→カ
ットアウトスイッチ16→接続線b→1次側のケーブル
コネクタ18→機器側コネクタ33→1次側のリードケ
ーブル30→ケーブル支持部材28→1次側リード線d
を経て変圧器21の1次側と図示しない高圧配電線とを
接続する。
【0018】又、変圧器21の2次側は2次側リード線
e→ケーブル支持部材29→2次側のリードケーブル3
1→機器側コネクタ34→2次側のケーブルコネクタ1
9→接続線c→分岐接続体17→接続線c→低圧側ブッ
シングLを経て図示しない低圧配電線あるいは需要家側
の接続線と接続される。前記のようにして変圧器21と
外部の配電線との接続が行われると同時に、ベース22
の取付孔fに挿入されて突出するスタッドボルト23の
頭部に固定ナットを螺着し、変圧器21側のベース22
を変圧器受台13に締着固定する。この結果、変圧器2
1は変圧器受台13上に図2で示すように、垂直に樹立
して設置することができる。
【0019】前記のようにして、変圧器21を電柱12
頂部の変圧器受台13上に設置したあと、クレーン39
により保護カバー15を吊り上げて変圧器21の外側に
被せ、この保護カバー15の下部開口端gを変圧器受台
13に具備した取付枠体24の外周と係合させ、開口端
gの外側から締付ボルト15aを取付枠体24に螺着し
て保護カバー15を変圧器受台13の側部周縁に取付け
ることにより、変圧器21を保護カバー15で被覆した
変圧器装置11を構成する。この結果、変圧器21は電
柱12上において、高圧及び低圧配電線との接続が、カ
ットアウトスイッチ16をはじめ分岐接続体17及びこ
れらの機器と変圧器21とを接続する接続線b,c、更
に、変圧器21の1次,2次側のリードケーブル30,
31等の付属物品等を、すべて保護カバー15と変圧器
受台13とにより被覆した状態で行うことができるの
で、都市景観に優れた変圧器装置11の提供が可能とな
る。そして、高圧配電線への通電により、前記変圧器装
置11を経て一般需要家に電力の給電を行うことができ
る。
【0020】次に、本発明の第2実施例を図8ないし図
11により説明する。この第2実施例の変圧器装置11
aは、第1実施例で説明した変圧器装置11に比べその
径寸法を小さくする構成としたことに特徴があり、その
構造は図9,10に示すように、鋼板により有底筒状に
形成したケース41の内側に、一対の側板42,42を
変圧器本体25が収容できる横断面がほぼだ円形をなす
収容部43を空けて該ケース41の内周面に溶着し、こ
の側板42,42と該側板42,42と対応するケース
41内周面との間に三ケ月状の空洞部44を形成し、こ
の空洞部44の上方端をケース41内で閉鎖してこの閉
鎖部45に絶縁碍管46,46aを取付け、この絶縁碍
管46,46aを介して変圧器本体25から導出した1
次及び2次側の各リード線d,eと、前記空洞部44内
に配設した1次及び2次側のリードケーブル30,31
とを接続する。
【0021】又、各リードケーブル30,31のケース
41の底板から突出する先端には、第1実施例と同様
に、電柱12頂部に取付けた変圧器受台13上の1次及
び2次側のケーブルコネクタ18,19と着脱自在に嵌
合する機器側コネクタ33,34が連結されている。更
に、ケース41の底板には、変圧器受台13上に設けた
函状の取付座47と係合して変圧器本体25を収容した
ケース41を変圧器受台13上で樹立する係合枠体48
が設けられ、この係合枠体48を取付座47に図11で
示すように、締付ボルト49を用いて締着することによ
り、前記ケース41を傾倒不能に樹立することができ
る。この際、即ち、ケース41を変圧器受台13に樹立
させたときは、既に、前記第1実施例で説明したよう
に、機器側コネクタ33,34がケーブルコネクタ1
8,19に嵌合されて、変圧器装置11aは高,低圧配
電線と電気的に接続され、高圧配電線への通電に伴い一
般需要家に電力の供給を行うことができる。
【0022】前記第2実施例によって構成した変圧器装
置11aは、変圧器本体25を収容したケース41内の
一部空所部分を有効利用して1次及び2次側のリードケ
ーブル30,31を引出すように構成したので、ケース
41の径寸法が縮小でき都市景観に優れた変圧器装置1
1aの提供が可能となる。又、変圧器本体25を収容し
たケース41は直接外気と接触するように構成したの
で、前記径寸法の縮小と相まって冷却効果を向上させる
ことができる。
【0023】つづいて、本発明の第3実施例を図12な
いし図14により説明する。この第3実施例の変圧器装
置11bと、第1,第2実施例で説明した変圧器装置1
1,11aと異なる点は、図13で示すように、変圧器
本体25を収容したケース51の底板51aに、変圧器
本体25から導出した1次及び2次側のリード線(図1
3では1次側のリード線dのみ示す)を接続した機器側
コネクタ33,34(図13,14参照)を下方に向け
て取付けた点にあり、前記機器側コネクタ33,34
は、変圧器本体25をケース51に収容して構成した変
圧器52を電柱12頂部に取付けた変圧器受台13に据
付けた際、該変圧器受台13上のケーブルコネクタ1
8,19と嵌合させることができるため、変圧器装置1
1bは高圧及び低圧配電線と電気的に容易に接続するこ
とが可能となる。
【0024】変圧器52の設置に際しては、この変圧器
52を変圧器受台13上に乗載すると、機器側コネクタ
33,34を囲繞する覆筒53が、ケーブルコネクタ1
8,19を包囲して変圧器受台13上に設けた筒状の取
付座54に嵌合し、前記覆筒53と取付座54とを図1
4に示すように、締付ボルト55を用いて締着固定する
ことにより、前記変圧器52は変圧器受台13上に樹立
して設置することができる。このあと、保護カバー56
を変圧器52の外側に被せ、その基部を図12に示すよ
うに、変圧器受台13の外周面にボルト締め等にて固定
することにより変圧器装置11bを構成する。なお、図
13において、57は変圧器52のケース51に設けた
放熱フィンで、保護カバー56に設けた図示しない流通
孔から流入する外気によって変圧器52を良好に冷却す
ることができる。
【0025】前記第3実施例においては、変圧器52の
ケース51底部51aに取付けた機器側コネクタ33,
34により変圧器52と高圧及び低圧配電線との電気的
な接続が行えるように変圧器装置11bを構成したの
で、該変圧器装置11bはその径寸法を小さくして形成
することが可能となり、電柱12の頂部に設置する変圧
器装置11bを小形・軽量に製作できる利点がある。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、電柱の頂
部において、カットアウトスイッチや分岐接続体等高圧
及び低圧配電線と接続する機器を収容した変圧器受台を
取付け、この変圧器受台上には接触子を内装して前記カ
ットアウトスイッチ等と接続する1次及び2次側のケー
ブルコネクタを上方に向けて突設し、変圧器受台上に、
変圧器本体と接続する1次及び2次側のリードケーブル
をケースの外周面に垂下した変圧器を、乗載固定すると
同時に、前記リードケーブルの先端に連結した機器側コ
ネクタをケーブルコネクタに1動作で嵌合させて電気的
に接続できるように構成したので、柱上での変圧器の据
付作業を迅速・容易に行うことができる。しかも、変圧
器はその外側にリードケーブルが配線されているため、
外側から保護カバーを被着することにより、前記リード
ケーブルやケースに取付けた放熱フインを外部に露呈し
ないように被覆することができるため、都市景観に優れ
た変圧器装置を提供することができる。
【0027】又、前記リードケーブルをケース内に区画
して形成した空洞部を利用して配線したり、変圧器受台
上のケーブルコネクタと嵌合する機器側コネクタを変圧
器のケース底面に突設させて変圧器装置を構成すること
により、変圧器装置はその径寸法を縮小することが可能
となるため、柱上に設置する変圧器装置の小形軽量化が
はかれ、これによって、電柱の頂部に設置する変圧器を
極力電柱の径寸法に近づけることができるので、都市の
景観を良好に維持させるとともに、この種変圧器装置を
小形・軽量に、かつ、簡素な構造で経済的に製作できる
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器装置の装柱状態を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の変圧器装置の縦断面図である。
【図3】本発明の変圧器装置における変圧器と変圧器受
台との取付関係を示す正面図である。
【図4】本発明変圧器装置の要部を拡大して示す側面図
である。
【図5】機器側コネクタとケーブルコネクタとの接合関
係を示す縦断面図である。
【図6】同じく機器側コネクタとケーブルコネクタとを
分解して示す説明図である。
【図7】本発明変圧器装置の取付状況を説明するための
説明図である。
【図8】本発明変圧器装置の第2実施例を示す正面図で
ある。
【図9】図8の第2実施例で示す変圧器装置の要部縦断
面図である。
【図10】同じく、第2実施例の要部横断面図である。
【図11】図8のA−A線における断面図である。
【図12】本発明の第3実施例を示す変圧器装置の正面
図である。
【図13】同じく図13で示す変圧器装置の要部縦断面
図である。
【図14】図12のB−B線における断面図である。
【図15】従来の柱上変圧器の取付状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
11 変圧器装置 12 電柱 13 変圧器受台 15 保護カバー 18 1次側のケーブルコネクタ 19 2次側のケーブルコネクタ 21 変圧器 25 変圧器本体 26 ケース 30 1次側のリードケーブル 31 2次側のリードケーブル 33 1次側の機器側コネクタ 34 2次側の機器側コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 泰吉 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 井上 恒雄 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 中山 晃 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 山中 功治 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 西村 武 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内 (72)発明者 池間 秀夫 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱の頂部に配電線と接続する機器を収
    容した変圧器受台を設置し、この変圧器受台の上面に
    は、前記機器を介して配電線と接続する1次及び2次側
    のケーブルコネクタを設け、前記ケーブルコネクタと対
    応する位置に1次及び2次側の機器側コネクタを連結し
    て変圧器本体と電気的に接続する1次及び2次側のリー
    ドケーブルをケース外に垂設して構成した変圧器を、前
    記変圧器受台上に乗載固定すると同時に、前記機器側コ
    ネクタをケーブルコネクタに着脱自在に嵌合させて変圧
    器と配電線とを電気的に接続し、前記変圧器の外側にこ
    れを被覆する保護カバーを変圧器受台に着脱自在に取付
    けたことを特徴とする柱上据付型変圧器装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースの内側には、一対の側板を配
    設してだ円形状の変圧器本体収容部と三ケ月状の空洞部
    とを形成し、一方を変圧器本体と電気的に接続し、他方
    に変圧器受台に設けた1次及び2次側のケーブルコネク
    タと着脱自在に嵌合する1次及び2次側の機器側コネク
    タを連結した1次及び2次側のリードケーブルを、前記
    空洞部を通してケース外に引出すようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の柱上据付型変圧器装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースの底面には、変圧器本体と電
    気的に接続されて変圧器受台に設けた1次及び2次側の
    ケーブルコネクタと着脱自在に嵌合する1次及び2次側
    の機器側コネクタを、前記1次及び2次側のケーブルコ
    ネクタと対向させて突設したことを特徴とする請求項1
    記載の柱上据付型変圧器装置。
JP33846194A 1994-12-28 1994-12-28 柱上据付型変圧器装置 Expired - Lifetime JP3423992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33846194A JP3423992B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 柱上据付型変圧器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33846194A JP3423992B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 柱上据付型変圧器装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08186912A true JPH08186912A (ja) 1996-07-16
JP3423992B2 JP3423992B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=18318386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33846194A Expired - Lifetime JP3423992B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 柱上据付型変圧器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3423992B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340499A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 低圧分岐装置及びこれに用いるヒューズの収容方法
JP2010124633A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Mizushima General Service Kk 鋼管柱
JP2017003716A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 株式会社リコー 構造体内の電子部品交換構造、この構造を用いた機器、同画像形成装置
CN110159048A (zh) * 2019-06-18 2019-08-23 国网上海市电力公司 一种用于单杆配电台区的复合杆塔
CN112713531A (zh) * 2020-09-09 2021-04-27 任俊颖 一种油田开采区用配电箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104158104B (zh) * 2014-08-29 2016-08-24 国家电网公司 集成式10kv柱上变电站

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340499A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 低圧分岐装置及びこれに用いるヒューズの収容方法
JP4721162B2 (ja) * 2005-06-02 2011-07-13 中国電力株式会社 低圧分岐装置及びこれに用いるヒューズの収容方法
JP2010124633A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Mizushima General Service Kk 鋼管柱
JP2017003716A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 株式会社リコー 構造体内の電子部品交換構造、この構造を用いた機器、同画像形成装置
CN110159048A (zh) * 2019-06-18 2019-08-23 国网上海市电力公司 一种用于单杆配电台区的复合杆塔
CN112713531A (zh) * 2020-09-09 2021-04-27 任俊颖 一种油田开采区用配电箱
CN112713531B (zh) * 2020-09-09 2023-07-04 深圳市星蚁科技有限公司 一种油田开采区用配电箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP3423992B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3187175A (en) Power distribution system
US5168422A (en) Self-enclosed neon transformer
JP3423992B2 (ja) 柱上据付型変圧器装置
CN209119786U (zh) 一种高压隔爆型海缆箱
KR20210155665A (ko) 바인드레스 라인 포스트 커버
CN214314017U (zh) 一种进线环网高压配电柜
RU101278U1 (ru) Столбовая трансформаторная подстанция
US7548148B2 (en) Integral transformer junction module
JPH1032918A (ja) 引込線の引込構造
JPH04344108A (ja) ガス絶縁スイッチギヤ
JPH0246174Y2 (ja)
KR102521123B1 (ko) 가공배전선 안전지지를 위한 애자 탑재형 고정기구
KR102281619B1 (ko) 가공배전선로의 케이블 연결구조
JPS587571A (ja) 印加線接続装置
JP2531248Y2 (ja) 柱上変圧器
US20050013065A1 (en) Integral transformer junction module
JPH09308032A (ja) ガス絶縁開閉装置
US1177819A (en) Distributing-head.
JP3274946B2 (ja) 電線支持装置
JPH0451462Y2 (ja)
CN109301790A (zh) 一种高压隔爆型海缆箱
JPH0529208U (ja) トランスと分岐箱のユニツト
JPH03190512A (ja) 閉鎖配電盤
JPH04295210A (ja) ガス絶縁機器の移動装置 
JPH0246173Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term