JPH08186803A - 走査変換装置 - Google Patents
走査変換装置Info
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- JPH08186803A JPH08186803A JP6327825A JP32782594A JPH08186803A JP H08186803 A JPH08186803 A JP H08186803A JP 6327825 A JP6327825 A JP 6327825A JP 32782594 A JP32782594 A JP 32782594A JP H08186803 A JPH08186803 A JP H08186803A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の走査規格を持つ映像ソースを走査変
換,拡大・縮小する装置において、高速動作するA/D
変換器,ディジタルフィルタ等を用いることなく、低域
通過フィルタの遮断周波数を可変することで、安価に実
現することを目的とする。 【構成】 映像ソースの同期信号を入力とした周波数自
動判別部8と、制御部7と、前記映像ソースの同期信号
を入力とし、前記制御部から制御されるPLL回路9
と、前記映像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部
から制御される低域通過フィルタ1と、その低域通過フ
ィルタ1の出力を入力とし、前記PLL回路9の出力を
クロックとしたA/D変換器2と、フレームメモリ3及
び4と、クロック発生回路6と、D/A変換器5からな
る
換,拡大・縮小する装置において、高速動作するA/D
変換器,ディジタルフィルタ等を用いることなく、低域
通過フィルタの遮断周波数を可変することで、安価に実
現することを目的とする。 【構成】 映像ソースの同期信号を入力とした周波数自
動判別部8と、制御部7と、前記映像ソースの同期信号
を入力とし、前記制御部から制御されるPLL回路9
と、前記映像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部
から制御される低域通過フィルタ1と、その低域通過フ
ィルタ1の出力を入力とし、前記PLL回路9の出力を
クロックとしたA/D変換器2と、フレームメモリ3及
び4と、クロック発生回路6と、D/A変換器5からな
る
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の走査周波数を持
つ映像ソースを一つのモニターに映し出すために、走査
周波数変換,拡大,縮小を行う走査変換装置に関する。
つ映像ソースを一つのモニターに映し出すために、走査
周波数変換,拡大,縮小を行う走査変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像分野において、現行のNTS
Cやハイビジョンの映像のみならず、パソコンからワー
クステーションまでのコンピュータの映像を、一つのモ
ニターに映し出す走査変換装置の需要が高まってきてい
る。また、走査変換装置を用いる事により、入力映像ソ
ースを拡大,縮小してモニターにウィンドウ表示できる
ため、今後ますます需要が高まる分野である。
Cやハイビジョンの映像のみならず、パソコンからワー
クステーションまでのコンピュータの映像を、一つのモ
ニターに映し出す走査変換装置の需要が高まってきてい
る。また、走査変換装置を用いる事により、入力映像ソ
ースを拡大,縮小してモニターにウィンドウ表示できる
ため、今後ますます需要が高まる分野である。
【0003】以下に、従来の、走査変換装置の例を図7
を用いて説明する。図7は、従来の、走査変換装置のブ
ロック図の一例である。
を用いて説明する。図7は、従来の、走査変換装置のブ
ロック図の一例である。
【0004】図7は、外部からの映像ソースの同期信号
11を入力とした周波数自動判別部8と、その周波数自
動判別部8の出力制御信号で制御される制御部7と、前
記映像ソースの同期信号11を入力とし、前記制御部7
から制御されるPLL回路9と、前記映像ソースの映像
信号10を入力とし、前記PLL回路9の出力をクロッ
クとしたA/D変換器2と、そのA/D変換器2の出力
を入力とし、前記PLL回路9の出力で動作するディジ
タルフィルタ16と、そのディジタルフィルタ16の出
力を入力とし、前記PLL回路9の出力で動作する書き
込み側フレームメモリ3と、クロック発生回路6の出力
で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ4
の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力をク
ロックとしたD/A変換器5とからなる。以上のように
構成された走査変換装置について、以下にその動作を、
図7及び図8を参照して説明する。
11を入力とした周波数自動判別部8と、その周波数自
動判別部8の出力制御信号で制御される制御部7と、前
記映像ソースの同期信号11を入力とし、前記制御部7
から制御されるPLL回路9と、前記映像ソースの映像
信号10を入力とし、前記PLL回路9の出力をクロッ
クとしたA/D変換器2と、そのA/D変換器2の出力
を入力とし、前記PLL回路9の出力で動作するディジ
タルフィルタ16と、そのディジタルフィルタ16の出
力を入力とし、前記PLL回路9の出力で動作する書き
込み側フレームメモリ3と、クロック発生回路6の出力
で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ4
の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力をク
ロックとしたD/A変換器5とからなる。以上のように
構成された走査変換装置について、以下にその動作を、
図7及び図8を参照して説明する。
【0005】種々の垂直同期信号周波数及び水平同期信
号周波数をもつ映像ソースの同期信号11を周波数自動
判別部8及びPLL回路9に入力し、周波数自動判別部
8でどのような走査周波数を持つ映像ソースかを判別す
る。その判別結果を制御部7に入力し、外部からの映像
ソースに対応した制御信号により前記PLL回路9を制
御する。この制御信号により、PLL回路9で入力映像
ソースのドット数に対応したクロックを発生し、外部か
らの入力映像信号10を入力としたA/D変換器2のク
ロックとして入力する。例えば、入力映像ソースの水平
同期周波数が90kHzで水平ドット数が1200ドッ
トの場合、PLL回路9は、90kHz×1200=1
08MHzのクロックが最低必要となる。このPLL回
路9から発生されたクロックによりA/D変換器2でA
/D変換された映像信号を、ディジタルフィルタ16に
入力する。ディジタルフィルタ16で補間演算(すなわ
ち走査変換)されたディジタル映像信号を、前記PLL
回路9で発生されたクロックを用いた書き込み側フレー
ムメモリ3に入力し、クロック発生回路6から発生され
たクロックを用いたフレームメモリ4からD/A変換器
5に入力する。このD/A変換器5から走査変換された
アナログ映像信号が出力される。
号周波数をもつ映像ソースの同期信号11を周波数自動
判別部8及びPLL回路9に入力し、周波数自動判別部
8でどのような走査周波数を持つ映像ソースかを判別す
る。その判別結果を制御部7に入力し、外部からの映像
ソースに対応した制御信号により前記PLL回路9を制
御する。この制御信号により、PLL回路9で入力映像
ソースのドット数に対応したクロックを発生し、外部か
らの入力映像信号10を入力としたA/D変換器2のク
ロックとして入力する。例えば、入力映像ソースの水平
同期周波数が90kHzで水平ドット数が1200ドッ
トの場合、PLL回路9は、90kHz×1200=1
08MHzのクロックが最低必要となる。このPLL回
路9から発生されたクロックによりA/D変換器2でA
/D変換された映像信号を、ディジタルフィルタ16に
入力する。ディジタルフィルタ16で補間演算(すなわ
ち走査変換)されたディジタル映像信号を、前記PLL
回路9で発生されたクロックを用いた書き込み側フレー
ムメモリ3に入力し、クロック発生回路6から発生され
たクロックを用いたフレームメモリ4からD/A変換器
5に入力する。このD/A変換器5から走査変換された
アナログ映像信号が出力される。
【0006】図8に、入力信号を2/3倍に走査変換
し、且つ2/3倍に縮小した場合の動作例を示す。ま
ず、入力映像信号10としてコンピュータのように白黒
の映像が入力された場合を考える。今、入力映像ソース
の水平同期周波数が90kHzで水平ドット数が120
0ドットとした場合、前述のようにA/D変換器2のク
ロック周波数は、108MHzとなる。このクロック1
08MHzでA/D変換されたディジタル映像信号を補
間演算して水平同期周波数60kHz,ドット数800
ドットのディジタル映像信号に変換する。図8の例の補
間方式は、直線補間であるが、曲線補間でも同様にな
る。このディジタルフィルタ16で補間演算されたデー
タをフレームメモリに書き込む。このフレームメモリに
書き込まれたデータをクロック発生回路6により発生さ
れたクロック周波数60kHz×800=48MHzの
クロックで読み出し、D/A変換器5に入力してD/A
変換する。以上の動作により、走査変換装置において、
走査周波数2/3倍且つ2/3倍縮小された映像信号が
出力される。
し、且つ2/3倍に縮小した場合の動作例を示す。ま
ず、入力映像信号10としてコンピュータのように白黒
の映像が入力された場合を考える。今、入力映像ソース
の水平同期周波数が90kHzで水平ドット数が120
0ドットとした場合、前述のようにA/D変換器2のク
ロック周波数は、108MHzとなる。このクロック1
08MHzでA/D変換されたディジタル映像信号を補
間演算して水平同期周波数60kHz,ドット数800
ドットのディジタル映像信号に変換する。図8の例の補
間方式は、直線補間であるが、曲線補間でも同様にな
る。このディジタルフィルタ16で補間演算されたデー
タをフレームメモリに書き込む。このフレームメモリに
書き込まれたデータをクロック発生回路6により発生さ
れたクロック周波数60kHz×800=48MHzの
クロックで読み出し、D/A変換器5に入力してD/A
変換する。以上の動作により、走査変換装置において、
走査周波数2/3倍且つ2/3倍縮小された映像信号が
出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の構成では、走査変換装置の水平表示ドット
クロックに関わり無く、外部からの映像ソースの水平表
示ドットクロックに合わせたクロックをPLL回路で発
生させ、そのPLL回路から発生されるクロック周波数
で動作するA/D変換器が必要となるため、高価なもの
となる。図8のように、入力映像信号の水平表示ドット
数を2/3倍にする場合、A/D変換器の動作クロック
は、走査変換装置から出力されるクロック周波数の1.
5倍のクロック周波数が必要となるため、高速動作を行
う高価なA/D変換器,ディジタルフィルタ及びPLL
回路が必要となる。通常、走査変換装置の出力走査周波
数,水平表示ドット数は一定であるが、種々の映像ソー
スに対応するためには、走査変換装置の出力ドットクロ
ック周波数より高速で動作するA/D変換器,ディジタ
ルフィルタが必要となる問題があった。
ような従来の構成では、走査変換装置の水平表示ドット
クロックに関わり無く、外部からの映像ソースの水平表
示ドットクロックに合わせたクロックをPLL回路で発
生させ、そのPLL回路から発生されるクロック周波数
で動作するA/D変換器が必要となるため、高価なもの
となる。図8のように、入力映像信号の水平表示ドット
数を2/3倍にする場合、A/D変換器の動作クロック
は、走査変換装置から出力されるクロック周波数の1.
5倍のクロック周波数が必要となるため、高速動作を行
う高価なA/D変換器,ディジタルフィルタ及びPLL
回路が必要となる。通常、走査変換装置の出力走査周波
数,水平表示ドット数は一定であるが、種々の映像ソー
スに対応するためには、走査変換装置の出力ドットクロ
ック周波数より高速で動作するA/D変換器,ディジタ
ルフィルタが必要となる問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、補間演算を行うディジタルフィルタを外して、遮断
周波数を制御信号によって可変できる低域通過フィルタ
を用いて補間演算を行い、走査変換装置を安価に実現す
ることを目的とする。
で、補間演算を行うディジタルフィルタを外して、遮断
周波数を制御信号によって可変できる低域通過フィルタ
を用いて補間演算を行い、走査変換装置を安価に実現す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の走査変換装置は、外部からの映像ソースの
同期信号を入力とした周波数自動判別部と、その周波数
自動判別部の出力制御信号で制御される制御部と、映像
ソースの同期信号を入力とし、制御部から制御されるP
LL回路と、映像ソースの映像信号を入力とし、制御部
から制御される低域通過フィルタと、その低域通過フィ
ルタの出力を入力とし、PLL回路の出力をクロックと
したA/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力と
し、前記PLL回路の出力及びクロック発生回路の出力
で動作するフレームメモリと、そのフレームメモリの出
力を入力とし、前記クロック発生回路の出力をクロック
としたD/A変換器から構成される。
に、本発明の走査変換装置は、外部からの映像ソースの
同期信号を入力とした周波数自動判別部と、その周波数
自動判別部の出力制御信号で制御される制御部と、映像
ソースの同期信号を入力とし、制御部から制御されるP
LL回路と、映像ソースの映像信号を入力とし、制御部
から制御される低域通過フィルタと、その低域通過フィ
ルタの出力を入力とし、PLL回路の出力をクロックと
したA/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力と
し、前記PLL回路の出力及びクロック発生回路の出力
で動作するフレームメモリと、そのフレームメモリの出
力を入力とし、前記クロック発生回路の出力をクロック
としたD/A変換器から構成される。
【0010】または、外部からの映像ソースの同期信号
を入力とした周波数自動判別部と、その周波数自動判別
部の出力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソー
スの同期信号を入力とし、前記制御部から制御されるP
LL回路と、そのPLL回路の出力を入力としたアナロ
グ遅延器と、そのアナログ遅延器の入力と出力を各々入
力とした前記制御部により制御されるセレクタと、前記
映像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部から制御
される低域通過フィルタと、その低域通過フィルタの出
力を入力とし、前記セレクタの出力をクロックとしたA
/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力とし、前
記セレクタの出力及びクロック発生回路の出力で動作す
るフレームメモリと、そのフレームメモリの出力を入力
とし、前記クロック発生回路の出力をクロックとしたD
/A変換器から構成される。
を入力とした周波数自動判別部と、その周波数自動判別
部の出力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソー
スの同期信号を入力とし、前記制御部から制御されるP
LL回路と、そのPLL回路の出力を入力としたアナロ
グ遅延器と、そのアナログ遅延器の入力と出力を各々入
力とした前記制御部により制御されるセレクタと、前記
映像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部から制御
される低域通過フィルタと、その低域通過フィルタの出
力を入力とし、前記セレクタの出力をクロックとしたA
/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力とし、前
記セレクタの出力及びクロック発生回路の出力で動作す
るフレームメモリと、そのフレームメモリの出力を入力
とし、前記クロック発生回路の出力をクロックとしたD
/A変換器から構成される。
【0011】または、外部からの映像ソースの同期信号
を入力とした周波数自動判別部と、その周波数自動判別
部の出力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソー
スの同期信号を入力とし、前記制御部から制御されるP
LL回路と、そのPLL回路の出力を入力としたイネー
ブルパルス発生回路と、そのイネーブルパルス発生回路
の入力と出力を各々入力としたANDゲートと、前記映
像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部から制御さ
れる低域通過フィルタと、その低域通過フィルタの出力
を入力とし、前記ANDゲートの出力をクロックとした
A/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力とし、
前記ANDゲートの出力及びクロック発生回路の出力で
動作するフレームメモリと、そのフレームメモリの出力
を入力とし、前記クロック発生回路の出力をクロックと
したD/A変換器から構成される。
を入力とした周波数自動判別部と、その周波数自動判別
部の出力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソー
スの同期信号を入力とし、前記制御部から制御されるP
LL回路と、そのPLL回路の出力を入力としたイネー
ブルパルス発生回路と、そのイネーブルパルス発生回路
の入力と出力を各々入力としたANDゲートと、前記映
像ソースの映像信号を入力とし、前記制御部から制御さ
れる低域通過フィルタと、その低域通過フィルタの出力
を入力とし、前記ANDゲートの出力をクロックとした
A/D変換器と、そのA/D変換器の出力を入力とし、
前記ANDゲートの出力及びクロック発生回路の出力で
動作するフレームメモリと、そのフレームメモリの出力
を入力とし、前記クロック発生回路の出力をクロックと
したD/A変換器から構成される。
【0012】
【作用】この構成によって、安価に、安定した走査変換
装置を実現することが可能となる。
装置を実現することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0014】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける走査変換装置のブロック図である。図1は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記
制御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低
域通過フィルタ1の出力を入力とし、前記PLL回路9
の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/D
変換器2の出力を入力とし、前記PLL回路9の出力で
動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路6の出
力で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ
4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力を
クロックとしたD/A変換器5から構成される。
おける走査変換装置のブロック図である。図1は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記
制御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低
域通過フィルタ1の出力を入力とし、前記PLL回路9
の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/D
変換器2の出力を入力とし、前記PLL回路9の出力で
動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路6の出
力で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ
4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力を
クロックとしたD/A変換器5から構成される。
【0015】以上のように構成された本発明の走査変換
装置について、以下、その動作を図1及び図4を参照し
て説明する。
装置について、以下、その動作を図1及び図4を参照し
て説明する。
【0016】図1において、種々の垂直同期信号周波数
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1を制御する。この制
御信号により、PLL回路9の発振クロックの制御及び
低域通過フィルタ1の遮断周波数を最適値に設定する。
その遮断周波数でカットオフされた映像信号を前記PL
L回路の出力クロックで動作するA/D変換器2に入力
する。このA/D変換器の動作クロック周波数は、従来
例と異なり、走査変換装置の出力ドットクロック周波数
となるため、外部からの入力ドットクロック周波数に無
関係となる。このA/D変換器2でA/D変換されたデ
ィジタル映像信号を、前記PLL回路9で発生されたク
ロックを用いた書き込み側フレームメモリ3に入力し、
クロック発生回路6から発生されたクロックを用いたフ
レームメモリ4からD/A変換器5に入力する。このD
/A変換器5から走査変換されたアナログ映像信号が出
力される。
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1を制御する。この制
御信号により、PLL回路9の発振クロックの制御及び
低域通過フィルタ1の遮断周波数を最適値に設定する。
その遮断周波数でカットオフされた映像信号を前記PL
L回路の出力クロックで動作するA/D変換器2に入力
する。このA/D変換器の動作クロック周波数は、従来
例と異なり、走査変換装置の出力ドットクロック周波数
となるため、外部からの入力ドットクロック周波数に無
関係となる。このA/D変換器2でA/D変換されたデ
ィジタル映像信号を、前記PLL回路9で発生されたク
ロックを用いた書き込み側フレームメモリ3に入力し、
クロック発生回路6から発生されたクロックを用いたフ
レームメモリ4からD/A変換器5に入力する。このD
/A変換器5から走査変換されたアナログ映像信号が出
力される。
【0017】図4に、入力信号を2/3倍に走査変換
し、且つ2/3倍に縮小した場合の動作例を示す。ま
ず、入力映像信号10としてコンピュータのように白黒
の映像が入力された場合を考える。今、入力映像ソース
の水平同期周波数が90kHzで水平ドット数が120
0ドット,出力側の水平同期信号周波数が60kHzで
水平ドット数が800ドットとする。低域通過フィルタ
1の遮断周波数を制御部7からの制御信号によって、最
適値に設定し、この低域通過フィルタ1の出力信号をA
/D変換器2に入力する。この時、A/D変換器2のク
ロック周波数は、60kHz×800=48MHzとな
る。このクロック周波数48MHzでA/D変換された
ディジタル映像信号をフレームメモリに書き込む。この
フレームメモリに書き込まれたデータをクロック発生回
路6により発生されたクロック周波数60kHz×80
0=48MHzのクロックで読み出し、D/A変換器5
に入力してD/A変換する。すなわち、本実施例によれ
ば、映像信号の補間演算は、入力映像信号10をA/D
変換する前に低域通過フィルタ1によって行うため、高
速動作するA/D変換器及びディジタルフィルタが不要
となる。また、低域通過フィルタ1の遮断周波数を可変
することで種々の映像ソースに対応可能となり、映像の
拡大,縮小も自由に最適に行うことができる。
し、且つ2/3倍に縮小した場合の動作例を示す。ま
ず、入力映像信号10としてコンピュータのように白黒
の映像が入力された場合を考える。今、入力映像ソース
の水平同期周波数が90kHzで水平ドット数が120
0ドット,出力側の水平同期信号周波数が60kHzで
水平ドット数が800ドットとする。低域通過フィルタ
1の遮断周波数を制御部7からの制御信号によって、最
適値に設定し、この低域通過フィルタ1の出力信号をA
/D変換器2に入力する。この時、A/D変換器2のク
ロック周波数は、60kHz×800=48MHzとな
る。このクロック周波数48MHzでA/D変換された
ディジタル映像信号をフレームメモリに書き込む。この
フレームメモリに書き込まれたデータをクロック発生回
路6により発生されたクロック周波数60kHz×80
0=48MHzのクロックで読み出し、D/A変換器5
に入力してD/A変換する。すなわち、本実施例によれ
ば、映像信号の補間演算は、入力映像信号10をA/D
変換する前に低域通過フィルタ1によって行うため、高
速動作するA/D変換器及びディジタルフィルタが不要
となる。また、低域通過フィルタ1の遮断周波数を可変
することで種々の映像ソースに対応可能となり、映像の
拡大,縮小も自由に最適に行うことができる。
【0018】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おける走査変換装置のブロック図である。図2は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、そのPLL回路9の出力を入力としたアナログ遅
延器12と、そのアナログ遅延器12の入力と出力を各
々入力とした前記制御部7により制御されるセレクタ1
3と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記
制御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低
域通過フィルタ1の出力を入力とし、前記セレクタ13
の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/D
変換器2の出力を入力とし、前記セレクタ13の出力で
動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路6の出
力で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ
4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力を
クロックとしたD/A変換器5から構成される。
おける走査変換装置のブロック図である。図2は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、そのPLL回路9の出力を入力としたアナログ遅
延器12と、そのアナログ遅延器12の入力と出力を各
々入力とした前記制御部7により制御されるセレクタ1
3と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記
制御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低
域通過フィルタ1の出力を入力とし、前記セレクタ13
の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/D
変換器2の出力を入力とし、前記セレクタ13の出力で
動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路6の出
力で動作するフレームメモリ4と、そのフレームメモリ
4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の出力を
クロックとしたD/A変換器5から構成される。
【0019】以上のように構成された本発明の走査変換
装置について、以下、その動作を図2及び図5を参照し
て説明する。
装置について、以下、その動作を図2及び図5を参照し
て説明する。
【0020】図2において、種々の垂直同期信号周波数
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1,セレクタ13を制
御する。この制御信号により、PLL回路9の発振クロ
ックを制御し、その発振クロックをセレクタ13の片方
に入力する。また、前記PLL回路9の出力をアナログ
遅延器12に入力し、一定時間遅延させたクロックをセ
レクタ13の他方に入力する。前記制御部7によって、
セレクタ13の出力を切り換えて、A/D変換器2の動
作クロックとする。一方、外部からの映像信号10を入
力とし、前記制御部7により遮断周波数を制御された低
域通過フィルタ1でカットオフされた映像信号を前記セ
レクタ13の出力クロックで動作するA/D変換器2に
入力する。このA/D変換器2の動作クロック周波数
は、従来例と異なり、走査変換装置の出力ドットクロッ
ク周波数となるため、外部からの入力ドットクロック周
波数に無関係となる。このA/D変換器2でA/D変換
されたディジタル映像信号を、前記セレクタ13で発生
されたクロックを用いた書き込み側フレームメモリ3に
入力し、クロック発生回路6から発生されたクロックを
用いたフレームメモリ4からD/A変換器5に入力す
る。このD/A変換器5から走査変換されたアナログ映
像信号が出力される。実施例1の構成に対して、A/D
変換器2の動作クロックにPLL回路9の出力をそのま
ま用いず、アナログ遅延器12を通したクロックとの併
用によりA/D変換器2を動作させる点が特徴である。
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1,セレクタ13を制
御する。この制御信号により、PLL回路9の発振クロ
ックを制御し、その発振クロックをセレクタ13の片方
に入力する。また、前記PLL回路9の出力をアナログ
遅延器12に入力し、一定時間遅延させたクロックをセ
レクタ13の他方に入力する。前記制御部7によって、
セレクタ13の出力を切り換えて、A/D変換器2の動
作クロックとする。一方、外部からの映像信号10を入
力とし、前記制御部7により遮断周波数を制御された低
域通過フィルタ1でカットオフされた映像信号を前記セ
レクタ13の出力クロックで動作するA/D変換器2に
入力する。このA/D変換器2の動作クロック周波数
は、従来例と異なり、走査変換装置の出力ドットクロッ
ク周波数となるため、外部からの入力ドットクロック周
波数に無関係となる。このA/D変換器2でA/D変換
されたディジタル映像信号を、前記セレクタ13で発生
されたクロックを用いた書き込み側フレームメモリ3に
入力し、クロック発生回路6から発生されたクロックを
用いたフレームメモリ4からD/A変換器5に入力す
る。このD/A変換器5から走査変換されたアナログ映
像信号が出力される。実施例1の構成に対して、A/D
変換器2の動作クロックにPLL回路9の出力をそのま
ま用いず、アナログ遅延器12を通したクロックとの併
用によりA/D変換器2を動作させる点が特徴である。
【0021】実施例2の構成の走査変換装置の基本動作
は、実施例1の構成のものと同様である。しかし、実施
例1の構成の場合、入力信号と出力信号の関係により、
図5中に示すように、A/D変換器2においてミスラッ
チを一定間隔で発生する可能性がある。ミスラッチが発
生した場合、画面上にジッター(ちらつき,色付き)と
して現れ、結果として画質の劣化につながる。そこで、
本発明においては、A/D変換器2でミスラッチする期
間のみ、アナログ遅延器12でPLL回路9の発振クロ
ックを遅延させたクロックをA/D変換器2に入力する
構成を取る。これにより、図5に示すように、A/D変
換器2で発生する可能性のあったミスラッチを無くすこ
とができ、画質の劣化無く走査変換が行える。また、ア
ナログ遅延器12にタップ等で遅延できるアナログ遅延
素子を用いることで、遅延量を自由に設定できるため、
マルチスキャン対応はもとより、拡大,縮小も自由に行
うことができる。
は、実施例1の構成のものと同様である。しかし、実施
例1の構成の場合、入力信号と出力信号の関係により、
図5中に示すように、A/D変換器2においてミスラッ
チを一定間隔で発生する可能性がある。ミスラッチが発
生した場合、画面上にジッター(ちらつき,色付き)と
して現れ、結果として画質の劣化につながる。そこで、
本発明においては、A/D変換器2でミスラッチする期
間のみ、アナログ遅延器12でPLL回路9の発振クロ
ックを遅延させたクロックをA/D変換器2に入力する
構成を取る。これにより、図5に示すように、A/D変
換器2で発生する可能性のあったミスラッチを無くすこ
とができ、画質の劣化無く走査変換が行える。また、ア
ナログ遅延器12にタップ等で遅延できるアナログ遅延
素子を用いることで、遅延量を自由に設定できるため、
マルチスキャン対応はもとより、拡大,縮小も自由に行
うことができる。
【0022】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
おける走査変換装置のブロック図である。図3は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、そのPLL回路9の出力を入力としたイネーブル
パルス発生回路14と、そのイネーブルパルス発生回路
14の入力と出力を各々入力としたANDゲート15
と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記制
御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低域
通過フィルタ1の出力を入力とし、前記ANDゲート1
5の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/
D変換器2の出力を入力とし、前記ANDゲート15の
出力で動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路
6の出力で動作するフレームメモリ4と、そのフレーム
メモリ4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の
出力をクロックとしたD/A変換器5から構成される。
おける走査変換装置のブロック図である。図3は、外部
からの映像ソースの同期信号11を入力とした周波数自
動判別部8と、その周波数自動判別部8の出力制御信号
で制御される制御部7と、前記映像ソースの同期信号1
1を入力とし、前記制御部7から制御されるPLL回路
9と、そのPLL回路9の出力を入力としたイネーブル
パルス発生回路14と、そのイネーブルパルス発生回路
14の入力と出力を各々入力としたANDゲート15
と、前記映像ソースの映像信号10を入力とし、前記制
御部7から制御される低域通過フィルタ1と、その低域
通過フィルタ1の出力を入力とし、前記ANDゲート1
5の出力をクロックとしたA/D変換器2と、そのA/
D変換器2の出力を入力とし、前記ANDゲート15の
出力で動作するフレームメモリ3と、クロック発生回路
6の出力で動作するフレームメモリ4と、そのフレーム
メモリ4の出力を入力とし、前記クロック発生回路6の
出力をクロックとしたD/A変換器5から構成される。
【0023】以上のように構成された本発明の走査変換
装置について、以下、その動作を図3及び図6を参照し
て説明する。
装置について、以下、その動作を図3及び図6を参照し
て説明する。
【0024】図3において、種々の垂直同期信号周波数
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1を制御する。この制
御信号により、PLL回路9の発振クロックを制御し、
その発振クロックをANDゲート15の片方に入力す
る。また、前記PLL回路9の出力をイネーブルパルス
発生回路14に入力し、一定時間遅延させたイネーブル
パルスをANDゲート15の他方に入力する。一方、外
部からの映像信号10を入力とし、前記制御部7により
遮断周波数を制御された低域通過フィルタ1でカットオ
フされた映像信号を前記ANDゲート15の出力クロッ
クで動作するA/D変換器2に入力する。このA/D変
換器2の動作クロック周波数は、従来例と異なり、走査
変換装置の出力ドットクロック周波数となるため、外部
からの入力ドットクロック周波数に無関係となる。この
A/D変換器2でA/D変換されたディジタル映像信号
を、前記ANDゲート15で発生されたクロックを用い
た書き込み側フレームメモリ3に入力し、クロック発生
回路6から発生されたクロックを用いたフレームメモリ
4からD/A変換器5に入力する。このD/A変換器5
から走査変換されたアナログ映像信号が出力される。請
求項1の構成に対して、A/D変換器2の動作クロック
にPLL回路9の出力をそのまま用いず、イネーブルパ
ルス発生回路14を通したクロックとの併用によりA/
D変換器2を動作させる点が特徴である。
及び水平同期信号周波数をもつ映像ソースの同期信号1
1を周波数自動判別部8及びPLL回路9に入力し、周
波数自動判別部8でどのような走査周波数を持つ映像ソ
ースかを判別する。その判別結果を制御部7に入力し、
外部からの映像ソースに対応した制御信号により前記P
LL回路9及び低域通過フィルタ1を制御する。この制
御信号により、PLL回路9の発振クロックを制御し、
その発振クロックをANDゲート15の片方に入力す
る。また、前記PLL回路9の出力をイネーブルパルス
発生回路14に入力し、一定時間遅延させたイネーブル
パルスをANDゲート15の他方に入力する。一方、外
部からの映像信号10を入力とし、前記制御部7により
遮断周波数を制御された低域通過フィルタ1でカットオ
フされた映像信号を前記ANDゲート15の出力クロッ
クで動作するA/D変換器2に入力する。このA/D変
換器2の動作クロック周波数は、従来例と異なり、走査
変換装置の出力ドットクロック周波数となるため、外部
からの入力ドットクロック周波数に無関係となる。この
A/D変換器2でA/D変換されたディジタル映像信号
を、前記ANDゲート15で発生されたクロックを用い
た書き込み側フレームメモリ3に入力し、クロック発生
回路6から発生されたクロックを用いたフレームメモリ
4からD/A変換器5に入力する。このD/A変換器5
から走査変換されたアナログ映像信号が出力される。請
求項1の構成に対して、A/D変換器2の動作クロック
にPLL回路9の出力をそのまま用いず、イネーブルパ
ルス発生回路14を通したクロックとの併用によりA/
D変換器2を動作させる点が特徴である。
【0025】実施例3の構成の走査変換装置の基本動作
は、実施例2の構成のものと同様である。しかし、請求
項2の構成の場合、ミスラッチを防ぐためにアナログ遅
延器12を用いていたが、アナログ素子の特徴として、
安価に実現できる反面、安定性,信頼性,回路規模が大
きくなる等の欠点がある。そこで、本発明においては、
A/D変換器2でミスラッチする期間のみ、制御部7に
より制御されたイネーブルパルス発生回路14を用い
て、PLL回路9の発振クロックを位相遅延させたクロ
ックをA/D変換器2に入力する構成を取る。これによ
り、図6に示すように、A/D変換器2で発生する可能
性のあったミスラッチを安定に無くすことができ、画質
の劣化無く走査変換が行える。なお、本実施例では、A
/D変換器2のクロックを供給する素子としてANDゲ
ート15を用いているが、図6に示すようなクロックを
得る手段としては多種多様なものが考えられる。イネー
ブルパルス発生回路14は、ディジタル回路で構成され
るため、制御部7からの制御信号によって、位相遅延量
を自由に設定できる。これより、マルチスキャン対応は
もとより、拡大,縮小も自由に行うことができる。
は、実施例2の構成のものと同様である。しかし、請求
項2の構成の場合、ミスラッチを防ぐためにアナログ遅
延器12を用いていたが、アナログ素子の特徴として、
安価に実現できる反面、安定性,信頼性,回路規模が大
きくなる等の欠点がある。そこで、本発明においては、
A/D変換器2でミスラッチする期間のみ、制御部7に
より制御されたイネーブルパルス発生回路14を用い
て、PLL回路9の発振クロックを位相遅延させたクロ
ックをA/D変換器2に入力する構成を取る。これによ
り、図6に示すように、A/D変換器2で発生する可能
性のあったミスラッチを安定に無くすことができ、画質
の劣化無く走査変換が行える。なお、本実施例では、A
/D変換器2のクロックを供給する素子としてANDゲ
ート15を用いているが、図6に示すようなクロックを
得る手段としては多種多様なものが考えられる。イネー
ブルパルス発生回路14は、ディジタル回路で構成され
るため、制御部7からの制御信号によって、位相遅延量
を自由に設定できる。これより、マルチスキャン対応は
もとより、拡大,縮小も自由に行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、従来、種々の走査周波
数,水平表示ドット数を持つ映像ソースを走査変換する
走査変換装置において、補間演算処理をディジタルフィ
ルタで行っていたため、高速動作するA/D変換器,P
LL回路が必要となり、結果として高価な装置となって
いた問題を、ディジタルフィルタの代わりに低域通過フ
ィルタを用いることで、容易に解決することができる。
この低域通過フィルタの遮断周波数を最適に設定するこ
とで、走査変換はもとより、拡大,縮小も自由に設定で
きる。更に、本走査変換装置は、出力表示ドットクロッ
ク周波数より高速な表示ドットクロック周波数を持つ映
像ソースが入力されても、A/D変換器の動作クロック
周波数を上げる必要がない。
数,水平表示ドット数を持つ映像ソースを走査変換する
走査変換装置において、補間演算処理をディジタルフィ
ルタで行っていたため、高速動作するA/D変換器,P
LL回路が必要となり、結果として高価な装置となって
いた問題を、ディジタルフィルタの代わりに低域通過フ
ィルタを用いることで、容易に解決することができる。
この低域通過フィルタの遮断周波数を最適に設定するこ
とで、走査変換はもとより、拡大,縮小も自由に設定で
きる。更に、本走査変換装置は、出力表示ドットクロッ
ク周波数より高速な表示ドットクロック周波数を持つ映
像ソースが入力されても、A/D変換器の動作クロック
周波数を上げる必要がない。
【0027】また、さらにアナログ遅延器を加えること
で、入力信号と出力信号の関係により、A/D変換器に
おいてミスラッチを一定間隔で発生する可能性があった
問題を容易に解決することができる。このミスラッチが
発生した場合、画面上にジッター(ちらつき,色付き)
として現れ、結果として画質の劣化につながるため、本
発明は、非常に有効な効果を持つ。なお、従来に比べ、
安価な走査変換装置が実現される。
で、入力信号と出力信号の関係により、A/D変換器に
おいてミスラッチを一定間隔で発生する可能性があった
問題を容易に解決することができる。このミスラッチが
発生した場合、画面上にジッター(ちらつき,色付き)
として現れ、結果として画質の劣化につながるため、本
発明は、非常に有効な効果を持つ。なお、従来に比べ、
安価な走査変換装置が実現される。
【0028】また、ディジタルで構成されたイネーブル
パルス発生回路を用いることで、従来に比べ、安価に、
更に安定した走査変換装置を実現することが可能とな
る。ミスラッチを防ぐためにアナログ遅延器を用いるの
と比べて、アナログ部分をディジタル回路で構成するた
め、アナログ素子の欠点を補填することができ、なおか
つ制御しやすい利点もある。
パルス発生回路を用いることで、従来に比べ、安価に、
更に安定した走査変換装置を実現することが可能とな
る。ミスラッチを防ぐためにアナログ遅延器を用いるの
と比べて、アナログ部分をディジタル回路で構成するた
め、アナログ素子の欠点を補填することができ、なおか
つ制御しやすい利点もある。
【図1】本発明の実施例1の一実施例における走査変換
装置のブロック図
装置のブロック図
【図2】本発明の実施例2の一実施例における走査変換
装置のブロック図
装置のブロック図
【図3】本発明の実施例3の一実施例における走査変換
装置のブロック図
装置のブロック図
【図4】本発明の実施例1における動作説明図
【図5】本発明の実施例2の特徴部分における動作説明
図
図
【図6】本発明の実施例3の特徴部分における動作説明
図
図
【図7】従来の走査変換装置のブロック図
【図8】従来の走査変換装置の動作説明図
1 低域通過フィルタ 2 A/D変換器 3 書き込み側フレームメモリ 4 読み出し側フレームメモリ 5 D/A変換器 6 クロック発生回路 7 制御部 8 周波数自動判別部 9 PLL回路 10 外部からの映像信号 11 外部からの同期信号 12 アナログ遅延器 13 セレクタ 14 イネーブルパルス発生回路 15 ANDゲート 16 ディジタルフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 外部からの映像ソースの同期信号を入力
とした周波数自動判別部と、この周波数自動判別部の出
力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソースの同
期信号を入力とし、前記制御部から制御されるPLL回
路と、前記映像ソースの映像信号を入力とし、前記制御
部から制御される低域通過フィルタと、この低域通過フ
ィルタの出力を入力とし、前記PLL回路の出力をクロ
ックとしたA/D変換器と、このA/D変換器の出力を
入力とし、前記PLL回路の出力及びクロック発生回路
の出力で動作するフレームメモリと、このフレームメモ
リの出力を入力とし、前記クロック発生回路の出力をク
ロックとしたD/A変換器を備えた走査変換装置。 - 【請求項2】 外部からの映像ソースの同期信号を入力
とした周波数自動判別部と、この周波数自動判別部の出
力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソースの同
期信号を入力とし、前記制御部から制御されるPLL回
路と、このPLL回路の出力を入力としたアナログ遅延
器と、このアナログ遅延器の入力と出力を各々入力とし
た前記制御部により制御されるセレクタと、前記映像ソ
ースの映像信号を入力とし、前記制御部から制御される
低域通過フィルタと、この低域通過フィルタの出力を入
力とし、前記セレクタの出力をクロックとしたA/D変
換器と、このA/D変換器の出力を入力とし、前記セレ
クタの出力及びクロック発生回路の出力で動作するフレ
ームメモリと、このフレームメモリの出力を入力とし、
前記クロック発生回路の出力をクロックとしたD/A変
換器を備えた走査変換装置。 - 【請求項3】 外部からの映像ソースの同期信号を入力
とした周波数自動判別部と、この周波数自動判別部の出
力制御信号で制御される制御部と、前記映像ソースの同
期信号を入力とし、前記制御部から制御されるPLL回
路と、このPLL回路の出力を入力としたイネーブルパ
ルス発生回路と、このイネーブルパルス発生回路の入力
と出力を各々入力としたANDゲートと、前記映像ソー
スの映像信号を入力とし、前記制御部から制御される低
域通過フィルタと、この低域通過フィルタの出力を入力
とし、前記ANDゲートの出力をクロックとしたA/D
変換器と、このA/D変換器の出力を入力とし、前記A
NDゲートの出力及びクロック発生回路の出力で動作す
るフレームメモリと、このフレームメモリの出力を入力
とし、前記クロック発生回路の出力をクロックとしたD
/A変換器を備えた走査変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327825A JPH08186803A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 走査変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327825A JPH08186803A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 走査変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186803A true JPH08186803A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18203407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6327825A Pending JPH08186803A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 走査変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08186803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092777A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-05-16 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、および制御プログラム |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6327825A patent/JPH08186803A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092777A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-05-16 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、および制御プログラム |
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