JPH08186734A - ダイナミックフォーカス回路 - Google Patents

ダイナミックフォーカス回路

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JPH08186734A
JPH08186734A JP32783394A JP32783394A JPH08186734A JP H08186734 A JPH08186734 A JP H08186734A JP 32783394 A JP32783394 A JP 32783394A JP 32783394 A JP32783394 A JP 32783394A JP H08186734 A JPH08186734 A JP H08186734A
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voltage
horizontal
correction
vertical
dynamic focus
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Application number
JP32783394A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kawashima
正裕 川島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管(以下CRT)を用いた映像表示装
置のダイナミックフォーカス回路において表示画面の振
幅サイズに応じてダイナミックフォーカス補正の自動追
従を図り、全面にわたって最適なフォーカス状態を実現
することを目的とする。 【構成】 水平振幅サイズ検出回路、垂直振幅サイズ検
出回路、CPU、偏向電流対画面振幅相関関数記憶装
置、画面振幅対ダイナミックフォーカス補正関数記憶装
置、ダイナミックフォーカス補正波作成回路、垂直レー
ト補正波増幅回路、水平レート補正波増幅回路からなる
構成により、スタティックフォーカスコイルに印加する
垂直レート補正電流、ダイナミックフォーカスコイルに
印加する水平レート補正電流を水平、垂直の画面振幅の
変化に応じて自動追従し、画面の全面のフォーカス状態
を最適化するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(以下、CR
Tという)を用いた映像表示装置のダイナミックフォー
カス回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CRTを用いた映像表示装置は、
高品位テレビジョン、クリアビジョン等の高品位映像ソ
ースやコンピュータの文字情報、図形情報の表示用とし
ての市場が拡大しており、表示画面の前面にわたる高画
質化という点でフォーカス性能の向上が求められてい
る。
【0003】特に、投写型CRTを用いたプロジェクタ
タイプのものについては、CRTに印加される電子ビー
ムの単位面積当たりの電流密度が非常に大きく、かつC
RT上の画面を大きく拡大するために画面の全面にわた
るフォーカスの均一化がより重要である。
【0004】ダイナミックフォーカス補正の必要性とそ
の原理について図6、図7を用いて説明する。フォーカ
ス補正は図6に示すように主たる磁気レンズ85(静電
集束方式の場合は電子レンズ)の磁界強度(電界強度)
を調整し、蛍光面84上でのビームスポット特性の最適
化を図っている。磁気レンズ82の形成は、電磁集束方
式の場合は電磁集束用フォーカスコイル81により行っ
ている。また静電集束方式の場合は陽極電圧に対するフ
ォーカス補正電極の印加電圧の電位差調整により行って
いる。
【0005】ダイナミックフォーカス補正の必要性につ
いて簡単に図6を用いて説明する。CRTの蛍光面の中
央から周辺に行くに従って偏向中心83から蛍光面84
までの距離(中央l→周辺l′)が長くなるため(l′
>l)、蛍光面中央部での集束距離(l0+l)に対し
蛍光面周辺部では集束距離がl0+l′となることによ
り最適フォーカス調整値に差異が生じる。この補償とし
て電磁集束方式の場合はフォーカスコイル81に図7に
示すHpara86,Vpara87のように画面の中
央から周辺に行くに従って変化するようなパラボラ状の
補正電流を流してやればよい。また静電集束方式の場合
はフォーカス電極にパラボラ状の補正電圧を印加してや
ればよい。実際CRTの蛍光面上では水平、垂直の両方
向に偏向走査を行うので水平走査周波数、垂直走査周波
数の各々に同期したパラボラ状の補正電流(静電集束方
式の場合は補正電圧)を加算して加えることになる。
【0006】以下に従来のダイナミックフォーカス回路
の具体例をまず電磁集束方式の場合を例にして図8、図
9、図10を用いて説明する。
【0007】まず水平同期信号HD1、垂直同期信号V
D2が同期回路3に入力される。同期回路3は水平、垂
直の各偏向回路、ダイナミックフォーカス回路およびビ
デオ回路等のテレビジョン受像機を構成する各回路の駆
動、信号処理に必要な形式の同期パルス信号の波形作成
を行っている。
【0008】水平偏向回路ではまず水平発振・AFC回
路4に水平同期パルスが入力され、ドライブパルスが水
平出力回路5に入力され、水平出力回路5は水平偏向コ
イル6を駆動する。水平偏向コイル6の駆動で水平出力
回路5に発生するコレクタパルスが波形整形されフライ
バックパルス(以下FBP8)として水平発振・AFC
回路4にフィードバックされる。水平発振・AFC回路
4は内部に自己発振器を備えているとともに同期回路3
から入力される水平同期パルスとFBP8を位相検波
し、水平偏向回路が水平同期信号1と同期して動作する
ように制御している。また水平振幅制御回路7は水平偏
向コイル6に流す水平偏向電流を制御しCRT蛍光面上
の水平画面振幅を可変するためのものである。水平画面
振幅の制御は一般的には水平出力回路5で水平出力用の
スイッチングトランジスタに印加される+B電圧を可変
制御することで行っている。
【0009】垂直偏向回路ではまず垂直発振回路9に垂
直同期パルスが入力され、垂直ノコギリ波が垂直出力回
路10に入力され、垂直出力回路10で電流増幅を行い
垂直偏向コイル11を駆動する。垂直発振回路9は内部
に自己発振器を備えており、同期回路3から入力される
垂直同期パルスとの間で垂直同期制御を行うとともに垂
直出力回路10に出力する垂直ノコギリ波の発生を行っ
ている。また垂直振幅制御回路12は垂直偏向コイル1
1に流す垂直偏向電流を制御しCRT蛍光面上の垂直画
面振幅を可変するためのものである。
【0010】次にフォーカス補正回路の動作について説
明する。前記でのべた水平、垂直の偏向走査に同期した
水平、垂直の同期パルスが同期回路3から水平補正波作
成回路13、垂直補正波作成回路17に入力され、水
平、垂直の各同期パルスに同期した水平、垂直レートの
パラボラ波Hpara,Vparaが得られる。本明細
書ではフォーカス補正回路の説明のために図9の構成に
従って説明する。
【0011】水平補正波作成回路13から出力される水
平レートのパラボラ波Hparaはダイナミックフォー
カス出力回路14に入力される。ダイナミックフォーカ
ス出力回路14は入力電圧波形と相似波形の補正電流を
負荷であるダイナミックフォーカスコイル15に流すよ
うに構成している。また垂直補正波作成回路17から出
力される垂直レートのパラボラ波Vparaはスタティ
ックフォーカス回路18に入力され、スタティック補正
制御回路21から出力される直流のスタティック補正信
号と加算合成される。スタティックフォーカス回路18
は入力電圧波形と相似波形の補正電流を負荷であるスタ
ティックフォーカスコイル19に流すように構成してい
る。
【0012】電磁集束方式の場合にはフォーカス補正用
の補正コイルを20mH前後と比較的インダクタンス値
が大きく補正効率の良いスタティックフォーカスコイル
19と300mH前後と比較的インダクタンス値が小さ
く高周波特性が良いダイナミックフォーカスコイル15
という2種類の別巻線で構成するのが一般的であり、ス
タティックフォーカスコイル19にはスタティック補正
電流としての直流電流に加えて走査レートの低い垂直の
ダイナミック補正電流を流している。また走査レートの
高い水平のダイナミック補正電流は前記のようにスタテ
ィックフォーカスコイル19に比べてインダクタンス値
をかなり小さくしたダイナミックフォーカスコイル15
に補正電流を流している。
【0013】なお、ダイナミックフォーカスコイル15
に印加される水平パラボラ電流Hpara、スタティッ
クフォーカスコイル19に印加される垂直パラボラ電流
Vparaの振幅レベルの調整は各々水平補正波作成回
路13、垂直補正波作成回路17で水平、垂直偏向回路
でのCRT蛍光面上の画面振幅の設定とは独立して可変
調整されるものであり、実際的にはCRT表示画面上の
画面振幅を固定した上で水平、垂直および4コーナー周
辺部のフォーカス状態を確認しながら最適になるように
可変調整をする。
【0014】また、投写型CRTを3本用いたビデオプ
ロジェクタのなかでも高性能が要求されるものについて
はGreen,Red,Blueの3本の各々に独立し
てフォーカス補正が行えるように前記構成の各回路を各
色チャンネルごとに備えているものもある。
【0015】参考のために電磁集束方式の場合の図8の
ダイナミックフォーカスコイル15に流す水平方向ダイ
ナミックフォーカス補正電流とCRT蛍光面上水平方向
ビーム移動量の関係データの一例を図9に、図8のスタ
ティックフォーカスコイル19に流す垂直方向ダイナミ
ックフォーカス補正電流とCRT蛍光面上垂直方向ビー
ム移動量の関係データの一例を図10に各々示す。
【0016】次に静電集束方式の場合について図11、
図12を用いて電磁集束方式の場合との相違点を説明す
る。静電集束方式の場合についても水平・垂直偏向回
路、フォーカス補正回路の水平補正波作成回路13、垂
直補正波作成回路17に関する内容については電磁集束
方式と基本的に同様なので前記の部分についての説明は
省略する。静電集束方式の場合にはフォーカス制御電極
35は基本的に単一であるため、水平補正波作成回路1
3、垂直補正波作成回路17の各々からのダイナミック
フォーカス補正信号を補正波合成回路32で合成し、水
平、垂直の重畳補正波信号としてダイナミックフォーカ
ス出力回路33でkVp−pオーダーに電圧増幅する。
さらにスタティックフォーカス電圧発生制御回路37か
らの直流電圧と合成回路34で合成したのちに前記のC
RTのフォーカス制御電極に印加する。ここでスタティ
ックフォーカス電圧発生制御回路37はCRTのアノー
ドに陽極電圧を印加するための高圧を発生するFBTと
一体化されているのが一般的である。
【0017】また、参考のために静電集束方式の場合の
図11のフォーカス制御電極35に印加するダイナミッ
クフォーカス補正電圧とCRT蛍光面上ビーム移動量の
関係データの一例を図12に示す。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のダイナミックフォーカス回路による補正ではダイナミ
ックフォーカス補正値はCRT蛍光面上での水平方向、
垂直方向の表示ラスターの振幅に対し独立して一義的に
レベル調整を行うために、水平方向、垂直方向の表示ラ
スターの振幅を可変調整し変化させた場合にはCRT蛍
光面上での電子ビームの移動量が変化するので変化後の
状態において再びダイナミックフォーカス調整を行わな
ければ画面周辺部になるほどフォーカス状態は最適なフ
ォーカス条件からずれることになる。特に画面周辺部に
おいては画面中央部に対しビームスポットは劣化するた
めにフォーカス条件のズレは画面周辺部の表示品位を大
きく損なう要因になる。また一般のテレビ映像、ハイビ
ジョン映像からPC,EWSといった各種のコンピュー
タまで対応するようなビデオプロジェクタの場合におい
ては数種類以上の複数の信号ソースが接続されるだけで
なく各信号ソースによってアスペクト比やスキャン率
(オーバースキャン、ジャストスキャン、アンダースキ
ャン)もまちまちであり、ダイナミックフォーカス調整
を再調整することについては調整工数の増大を引き起こ
すことはもちろん表示サイズ、表示アスペクト比の異な
る各種コンピュータソース等の接続はテレビジョン受像
機の完成調整、出荷後に実際に使用する環境下で行われ
るのが一般的であり、表示ラスター振幅の再調整が前記
コンピュータソースのシステム接続の際に必要となるこ
とを考慮するとダイナミックフォーカスの高精度な再調
整は現実的には困難である。
【0019】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
でCRT蛍光面上の水平、垂直各々の画面振幅の可変調
整に応じて、ダイナミックフォーカス補正状態を自動的
に連動して最適化することにより、画面振幅の変化に対
し再調整することなく自動的に常に最適なダイナミック
フォーカス補正を実現するダイナミックフォーカス回路
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のダイナミックフォーカス回路は、水平偏向、
垂直偏向の各々の振幅制御情報から水平補正レベル制御
を行う手段ないしは水平コレクタパルス、垂直ノコギリ
波から水平振幅、垂直振幅の各々を分圧回路、クランプ
回路、積分回路からなる構成により自動検出する手段と
前記検出結果をS/H回路(サンプルホールド回路)、
A/Dコンバータからなる構成によりデジタル値に変換
する手段とCPUおよび水平面画面振幅、垂直画面振幅
に対する水平、垂直各々のダイナミックフォーカス最適
補正値をあらかじめ記憶する手段との組合せで水平、垂
直の補正波を自動的にデジタルデータとして作成する補
正波演算回路を備え、さらに前記デジタルデータをD/
Aコンバータ、LPF(ローパスフィルタ)からなる構
成によりアナログ値に変換する手段から構成される。
【0021】
【作用】この構成により、CRT蛍光面上の水平、垂直
各々の画面振幅の可変調整に応じて、ダイナミックフォ
ーカス補正状態を自動的に連動して最適化することによ
り、画面振幅の変化に対し再調整することなく自動的に
常に最適なダイナミックフォーカス補正を実現すること
ができる。
【0022】
【実施例】以下、電磁集束方式の場合の本発明の第1の
実施例について図1、図2、図3、図4を参照しながら
説明する。
【0023】水平同期信号HD1、垂直同期信号VD
2、同期回路3、水平発振・AFC回路4、水平出力回
路5、水平偏向コイル6、水平振幅制御回路7および垂
直発振回路9、垂直出力回路10、垂直偏向コイル1
1、垂直振幅制御回路12から構成される水平偏向回
路、垂直偏向回路の基本動作については従来例と基本的
に同等のため詳細な説明は省略する。
【0024】図1の水平出力回路5に発生する水平コレ
クタパルスの波高値は水平画面振幅に基本的に比例す
る。したがって水平コレクタパルスを水平振幅検出回路
41で検出しその検出結果に応じてCPU43からの制
御により水平補正波自動作成回路44で水平ダイナミッ
クフォーカス補正波を図2を用いた下記の詳細説明の構
成、処理により演算結果として求める。水平補正波自動
作成回路44からの出力信号をダイナミックフォーカス
出力回路14に印加し、ダイナミックフォーカスコイル
15に水平ダイナミックフォーカス補正電流を流す。同
様に垂直出力回路10に発生する垂直ノコギリ波電圧の
波高値は垂直画面振幅に比例する。したがって垂直ノコ
ギリ波電圧を垂直振幅検出回路42で検出しその検出結
果に応じてCPU43からの制御により垂直補正波自動
作成回路45で垂直ダイナミックフォーカス補正波を図
3を用いた下記の詳細説明の構成、処理により演算結果
として求める。垂直補正波自動作成回路45からの出力
信号をスタティックフォーカス出力回路18に印加し、
スタティックフォーカスコイル19に垂直ダイナミック
フォーカス補正電流を流す。
【0025】次に図2、図4を用いて水平ダイナミック
フォーカス補正の詳細説明をする。水平出力回路5の水
平出力トランジスタのコレクタに発生する水平コレクタ
パルスの波高値は図4(a)(1)に示すように100
0Vp−p程度の高電圧である。コレクタパルス分圧回
路51では水平出力トランジスタのコレクタとアース間
に接続された共振コンデンサを直列に2段構成にするこ
とにより2つのコンデンサの接続点において図4(a)
(2)のような分圧された信号が得られる。ここで前記
図4(a)(2)の分圧信号はアースにクランプされて
いないためクランプ回路52でコレクタパルスの中間の
有効走査においてアースにクランプし(図4(a)
(3))、積分回路53において積分することで積分回
路53からは表示画面の水平振幅に比例したアナログ直
流電圧信号(図4(a)(4))が出力される。さらに
S/H(サンプルホールド回路)54、A/Dコンバー
タ55によって積分回路53からの出力信号をデジタル
信号に変換する。
【0026】EEPROM56にはあらかじめ求められ
た図9で一例を示すような水平ダイナミックフォーカス
補正関数91の関数データがデジタルデータとして記憶
されており、CPU43からの制御によりA/Dコンバ
ータ55からの出力データに応じてEEPROM56か
ら必要な関数データが出力され、補正波演算回路57で
補正波作成演算が行われる。補正波演算回路57から出
力されるデジタル補正データはD/Aコンバータ58、
LPF59を介して不要な高域成分のないアナログ補正
波関数データとしてダイナミックフォーカス出力回路1
4に入力され、ダイナミックフォーカスコイル15に水
平振幅に高精度に自動追従した水平ダイナミックフォー
カス補正電流が印加される。
【0027】さらに図3、図4を用いて垂直ダイナミッ
クフォーカス補正の詳細説明をする。垂直出力回路10
において発生する垂直ノコギリ波電圧の波高値は図4
(b)(1)に示すように20Vp−p程度の高電圧で
ある。垂直ノコギリ波分圧回路61では垂直出力トラン
ジスタに発生した垂直ノコギリ波電圧を2つの直列接続
した抵抗器で分圧し図4(b)(2)のような分圧され
た信号が得られる。ここで前記図4(b)(2)の分圧
信号はアースにクランプされていないためクランプ回路
62で垂直ノコギリ波信号の最下点においてアースにク
ランプし(図4(b)(3))、積分回路63において
積分することで積分回路63からは表示画面の垂直振幅
に比例したアナログ直流電圧信号(図4(b)(4))
が出力される。さらにS/H(サンプルホールド回路)
64、A/Dコンバータ65によって積分回路63から
の出力信号をデジタル信号に変換する。
【0028】EEPROM66にはあらかじめ求められ
た図10で一例を示すような垂直ダイナミックフォーカ
ス補正関数92の関数データがデジタルデータとして記
憶されており、CPU43からの制御によりA/Dコン
バータ65からの出力データに応じてEEPROM66
から必要な関数データが出力され、補正波演算回路67
で補正波作成演算が行われる。補正波演算回路67から
出力されるデジタル補正データはD/Aコンバータ6
8、LPF69を介して不要な高域成分のないアナログ
補正波関数データとしてスタティックフォーカス出力回
路18に入力され、スタティック補正制御回路21から
のスタティック補正直流信号と加算重畳されスタティッ
クフォーカスコイル19に垂直振幅に高精度に自動追従
した垂直ダイナミックフォーカス補正電流が印加され
る。
【0029】次に静電集束方式の場合の第2の実施例で
の適用について図5を用いて説明する。
【0030】水平出力回路5、コレクタパルス分圧回路
51、クランプ回路52、積分回路53、S/H54、
A/Dコンバータ55および垂直出力回路10、垂直ノ
コギリ波分圧回路61、クランプ回路62、積分回路6
3、S/H64、A/Dコンバータ65からなる構成は
電磁集束方式の場合の第1の実施例と同様であり、A/
Dコンバータ55,65からの水平、垂直振幅に比例し
た信号はデジタル信号に変換されている。
【0031】EEPROM76にはあらかじめ求められ
た図12で一例を示すような静電集束方式の場合のダイ
ナミックフォーカス補正関数93の関数データがデジタ
ルデータとして記憶されており、CPU43からの制御
によりA/Dコンバータ55,65からの出力データに
応じてEEPROM76から必要な関数データが出力さ
れ、補正波演算回路57,67で補正波作成演算が行わ
れる。補正波演算回路57,67から出力されるデジタ
ル補正データ水平・垂直合成回路77でデジタル演算に
より重畳される。D/Aコンバータ78、LPF79を
介して不要な高域成分のない水平、垂直の重畳補正波信
号としてアナログ補正波関数データがダイナミックフォ
ーカス出力回路33に入力され、ダイナミックフォーカ
ス出力回路33でkVp−pオーダーに電圧増幅する。
さらにスタティックフォーカス電圧発生制御回路37か
らの直流電圧と合成回路34で合成したのちに前記のC
RTのフォーカス制御電極35に印加される。
【0032】以上の構成により静電集束方式の場合にお
いても水平・垂直振幅に高精度に自動追従したダイナミ
ックフォーカス補正が可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、CRT蛍光面上
の水平、垂直各々の画面振幅の可変調整に応じて、ダイ
ナミックフォーカス補正状態を自動的に連動して最適化
することにより、画面振幅の変化に対し再調整すること
なく自動的に常に最適なダイナミックフォーカス補正を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるダイナミックフ
ォーカス回路の説明用回路ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるダイナミックフ
ォーカス回路の第1の補足説明用回路ブロック図
【図3】本発明の第1の実施例におけるダイナミックフ
ォーカス回路の第2の補足説明用回路ブロック図
【図4】本発明の第1、第2の実施例におけるダイナミ
ックフォーカス回路の第1、第2の各補足説明用回路ブ
ロック図での各部の波形図
【図5】本発明の第2の実施例におけるダイナミックフ
ォーカス回路の説明用回路ブロック図
【図6】ダイナミックフォーカス補正の原理の説明図
【図7】画面位置とダイナミックフォーカス補正波形の
関係の説明図
【図8】従来の電磁集束方式の場合のダイナミックフォ
ーカス回路の説明用回路ブロック図
【図9】従来の電磁集束方式の場合のCRT蛍光面上水
平方向ビーム移動量と水平方向ダイナミックフォーカス
補正電流の関係の一例の説明図
【図10】従来の電磁集束方式の場合のCRT蛍光面上
垂直方向ビーム移動量と垂直方向ダイナミックフォーカ
ス補正電流の関係の一例の説明図
【図11】従来の静電集束方式の場合のダイナミックフ
ォーカス回路の説明用回路ブロック図
【図12】従来の静電集束方式の場合のCRT蛍光面上
ビーム移動量とダイナミックフォーカス補正電圧の関係
の一例の説明図
【符号の説明】
41 水平振幅検出回路 42 垂直振幅検出回路 43 CPU 44 水平補正波自動作成回路 45 垂直補正波自動作成回路 51 コレクタパルス分圧回路 52,62 クランプ回路 53,63 積分回路 54,64 S/H(サンプルホールド回路) 55,65 A/D(A/Dコンバータ) 56,66 EEPROM(ダイナミックフォーカス補
正データROM) 57,67 補正波演算回路 58,68 D/A(D/Aコンバータ) 59,69 LPF(ローパスフィルタ) 61 垂直ノコギリ波分圧回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管を用いた映像表示装置におい
    て、水平偏向回路で発生するコレクタパルスを分圧し低
    電圧に変換する手段と、低電圧に変換したコレクタパル
    スを有効走査期間においてアース電位レベルにクランプ
    する手段と、アース電位にクランプしたコレクタパルス
    を積分し直流電圧に変換する手段と、前記直流電圧をサ
    ンプルホールドする手段と、サンプルホールドされた直
    流電圧をデジタル値に変換する手段と、あらかじめ求め
    られたCRT蛍光面中央から水平方向の変位量と水平ダ
    イナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数をデジ
    タル的に記憶する手段と、前記コレクタパルスより求め
    た直流電圧値をデジタル値に変換した結果とあらかじめ
    求めたCRT蛍光面中央から水平方向の変位量と水平ダ
    イナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数の両者
    から表示映像の水平振幅に最適な水平ダイナミックフォ
    ーカス補正波関数をデジタル的に演算する手段と、前記
    水平ダイナミックフォーカス補正波関数をアナログ値に
    変換する手段と、変換後のアナログ補正波関数の高域成
    分を除去する低域通過フィルタを備えたことを特徴とす
    るダイナミックフォーカス回路。
  2. 【請求項2】 陰極線管を用いた映像表示装置におい
    て、垂直偏向回路で発生するノコギリ波電圧を分圧し低
    電圧に変換する手段と、低電圧に変換したノコギリ波電
    圧を直流的に最下点においてアース電位レベルにクラン
    プする手段と、アース電位にクランプしたノコギリ波電
    圧を積分し直流電圧に変換する手段と、前記直流電圧を
    サンプルホールドする手段と、サンプルホールドされた
    直流電圧をデジタル値に変換する手段と、あらかじめ求
    められたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と垂直
    ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数をデ
    ジタル的に記憶する手段と、前記ノコギリ波電圧より求
    めた直流電圧値をデジタル値に変換した結果とあらかじ
    め求めたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と垂直
    ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数の両
    者から表示映像の垂直振幅に最適な垂直ダイナミックフ
    ォーカス補正波関数をデジタル的に演算する手段と、前
    記垂直ダイナミックフォーカス補正波関数をアナログ値
    に変換する手段と、変換後のアナログ補正波関数の高域
    成分を除去する低域通過フィルタを備えたことを特徴と
    するダイナミックフォーカス回路。
  3. 【請求項3】 電磁集束方式の陰極線管を用いた映像表
    示装置において、水平偏向回路で発生するコレクタパル
    スを分圧し低電圧に変換する手段と、低電圧に変換した
    コレクタパルスを有効走査期間においてアース電位レベ
    ルにクランプする手段と、アース電位にクランプしたコ
    レクタパルスを積分し直流電圧に変換する手段と、前記
    直流電圧をサンプルホールドする手段と、サンプルホー
    ルドされた直流電圧をデジタル値に変換する手段と、あ
    らかじめ求められたCRT蛍光面中央から水平方向の変
    位量と水平ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補
    正関数をデジタル的に記憶する手段と、前記コレクタパ
    ルスより求めた直流電圧値をデジタル値に変換した結果
    とあらかじめ求めたCRT蛍光面中央から水平方向の変
    位量と水平ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補
    正関数の両者から表示映像の水平振幅に最適な水平ダイ
    ナミックフォーカス補正波関数をデジタル的に演算する
    手段と、垂直偏向回路で発生するノコギリ波電圧を分圧
    し低電圧に変換する手段と、低電圧に変換したノコギリ
    波電圧を直流的に最下点においてアース電位レベルにク
    ランプする手段と、アース電位にクランプしたノコギリ
    波電圧を積分し直流電圧に変換する手段と、前記直流電
    圧をサンプルホールドする手段と、サンプルホールドさ
    れた直流電圧をデジタル値に変換する手段と、あらかじ
    め求められたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と
    垂直ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数
    をデジタル的に記憶する手段と前記ノコギリ波電圧より
    求めた直流電圧値をデジタル値に変換した結果とあらか
    じめ求めたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と垂
    直ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数の
    両者から表示映像の垂直振幅に最適な垂直ダイナミック
    フォーカス補正波関数をデジタル的に演算する手段と、
    電流増幅器を有する水平レート用の第1の補正コイルと
    電流増幅器を有するスタティック補正および垂直レート
    用の第2の補正コイルを有する集束コイルとを備え、前
    記第1のコイルの増幅器には前記水平ダイナミック補正
    波関数を印加し、前記第2のコイル増幅器には前記垂直
    ダイナミック補正波関数とスタティック補正用の直流信
    号を重畳して印加する構成を特徴とするダイナミックフ
    ォーカス回路。
  4. 【請求項4】 静電集束方式陰極線管を用いた映像表示
    装置において、水平偏向回路で発生するコレクタパルス
    を分圧し低電圧に変換する手段と、低電圧に変換したコ
    レクタパルスを有効走査期間においてアース電位レベル
    にクランプする手段と、アース電位にクランプしたコレ
    クタパルスを積分し直流電圧に変換する手段と、前記直
    流電圧をサンプルホールドする手段と、サンプルホール
    ドされた直流電圧をデジタル値に変換する手段と、あら
    かじめ求められたCRT蛍光面中央から水平方向の変位
    量と水平ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正
    関数をデジタル的に記憶する手段と、前記コレクタパル
    スより求めた直流電圧値をデジタル値に変換した結果と
    あらかじめ求めたCRT蛍光面中央から水平方向の変位
    量と水平ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正
    関数の両者から表示映像の水平振幅に最適な水平ダイナ
    ミックフォーカス補正波関数をデジタル的に演算する手
    段と、垂直偏向回路で発生するノコギリ波電圧を分圧し
    低電圧に変換する手段と、低電圧に変換したノコギリ波
    電圧を直流的に最下点においてアース電位レベルにクラ
    ンプする手段と、アース電位にクランプしたノコギリ波
    電圧を積分し直流電圧に変換する手段と、前記直流電圧
    をサンプルホールドする手段と、サンプルホールドされ
    た直流電圧をデジタル値に変換する手段と、あらかじめ
    求められたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と垂
    直ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数を
    デジタル的に記憶する手段と、前記ノコギリ波電圧より
    求めた直流電圧値をデジタル値に変換した結果とあらか
    じめ求めたCRT蛍光面中央から垂直方向の変位量と垂
    直ダイナミックフォーカス補正量と間の最適補正関数の
    両者から表示映像の垂直振幅に最適な垂直ダイナミック
    フォーカス補正波関数をデジタル的に演算する手段と、
    フォーカス制御電極に印加する電圧信号を発生させる電
    圧増幅器と前記電圧増幅器に前記水平ダイナミック補正
    波関数のデジタル値と、前記垂直ダイナミック補正波関
    数のデジタル値とをデジタル的に重畳演算すると、前記
    水平・垂直重畳ダイナミックフォーカス補正波関数をア
    ナログ値に変換する手段と、変換後のアナログ補正波関
    数の高域成分を除去する低域通過フィルタを備えたこと
    を特徴とするダイナミックフォーカス回路。
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