JPH0818496A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JPH0818496A
JPH0818496A JP6147920A JP14792094A JPH0818496A JP H0818496 A JPH0818496 A JP H0818496A JP 6147920 A JP6147920 A JP 6147920A JP 14792094 A JP14792094 A JP 14792094A JP H0818496 A JPH0818496 A JP H0818496A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声通話を行なわずに移動局運用管理装置に
おいて少なくとも移動局の存在位置を簡単かつ正確に管
理し、これにより業務効率の大幅向上を図る。 【構成】 移動機運用管理端末TMから位置情報要求を
移動交換機EXへ送信し、この要求に応じて移動交換機
EXで移動機MSの在圏位置情報をロケーションレジス
タ3bから検索して移動機運用管理端末TMに通知す
る。そして、顧客から配車要求が到来した場合に、要求
された配車先と上記通知された移動局MSの在圏位置情
報とを基に、配車先を含む無線ゾーンに存在する各移動
機MSを検索してこれらの移動機MSへ配車要求を送信
し、この配車要求に対する各移動機MSからの応答内容
(受付け/拒否)に応じて、配車すべき移動機MSを選
択して選択/非選択の指示を各移動機MSに通知するよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルセル
ラ無線システムのように移動局の位置管理機能を備えた
移動通信システムを利用して、集配や配車等の業務を行
なう移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】流通業界や運送業界では、従来より無線
を利用した集配・配車業務を行なうシステムが運用され
ている。例えばタクシの配車システムでは、タクシ会社
の配車センタとタクシ各車との間の通信手段として音声
による半二重のアナログ業務用無線を使用してネゴシエ
ーションを行なっている。例えば、顧客からタクシー会
社の配車センタに配車要求が到来すると、この配車要求
を配車センタのオペレータが音声通話によりタクシ全車
に一斉通知する。これを受信したタクシのうち配車先の
近くに存在する空きのタクシの運転手が、配車センタへ
配車可能である旨を音声通話により応答すると、配車セ
ンタのオペレータが応答のあったタクシのうちから適当
なタクシを選択して、音声通話により配車先への回送を
指示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のシ
ステムでは、配車先がどこであろうと配車要求が全タク
シに一斉通知される。このため、タクシの運転手は自己
の存在位置とは全く関係ない配車要求にも注意して耳を
傾けなければならない。また、何よりも音声通話により
ネゴシエーションを行なうため、配車先の聞き間違い等
が生じ易く、これにより配車が可能なタクシが存在する
にも拘らず応答が全くないといった不具合が発生するこ
とがある。さらに、音声による半二重のアナログ無線通
信であるため、配車センタに対し複数のタクシからの応
答が衝突すると、配車センタではそのうちの受信電界強
度が最も大きいタクシからの応答しか受信できなくなる
という不具合も発生する。
【0004】また、配車を効率良く行なうために、配車
センタにおいて各タクシの位置を定期的に検出して登録
しておくことも検討されている。しかし、従来より検討
されている位置登録方式は、例えば配車センタのオペレ
ータがタクシの番号を音声により順に呼び出し、これに
対しタクシの運転手が応答して自己の位置を音声により
通知するものである。このため、位置登録に多くの手間
と時間を必要とし、また常に新しい位置情報を登録して
おくことが困難なため、有効な解決策にはならなかっ
た。
【0005】すなわち、従来のシステムでは、音声半二
重アナログ無線通信方式を使用し、移動局と配車センタ
などの移動局運用管理装置との間のネゴシエーションを
当事者の音声通話によりすべて行なっているため、配車
に係わる種々情報の伝達を正確かつ短時間に行ない難
く、これにより業務効率の向上を図れないという問題点
があった。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、音声通話を行なうことな
く移動局運用管理装置において少なくとも移動局の存在
位置を簡単かつ正確に管理できるようにし、これにより
業務効率の大幅向上を図り得る移動通信システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のように構成したものである。すなわち、
セルラ方式を採用した移動通信システムは、一般に複数
の移動局の存在位置を移動交換網において無線ゾーン単
位でそれぞれ検出し管理する位置登録手段を備えてい
る。
【0008】本発明は移動通信システムのこのような位
置登録手段を利用して移動局の運用管理を行なおうとす
るもので、移動交換網に対し通信回線を介して移動局運
用管理装置を接続している。上記通信回線としては、移
動交換網と移動局との間を接続する無線回線とは別の回
線が使用される。そして、移動交換網に上記位置登録手
段に加えて位置登録情報伝送手段を設け、この位置登録
情報伝送手段により、上記位置登録手段に記憶された位
置登録情報を上記通信回線を介して上記移動局運用管理
装置へ伝送するようにしている。一方、上記移動局運用
管理装置には、位置登録情報記憶手段と移動局の運用制
御手段とを設け、上記移動交換網から伝送された位置登
録情報を位置登録情報記憶手段で受信して記憶し、この
記憶された位置登録情報に基づいて上記運用制御手段に
より上記各移動局に関する所定の運用制御を行なうよう
にしたものである。
【0009】また本発明は、位置登録情報の伝送方式と
して、位置登録手段により位置登録情報が更新されるご
とにこの更新された位置登録情報を移動交換網から移動
局運用管理装置へ伝送すること、および移動局運用管理
装置から移動交換網に対し定期的もしくは任意のタイミ
ングで位置登録情報の伝送要求を送出し、この伝送要求
が到来したことに応じて移動交換網が移動局運用管理装
置へ位置登録情報を伝送することをそれぞれ特徴として
いる。
【0010】さらに本発明は、移動交換網がディジタル
網からなる場合には、この移動交換網から移動局運用管
理装置への位置登録情報の伝送および移動局運用管理装
置と移動局との間の情報の伝送を、所定の呼制御メッセ
ージ中の所定の情報要素を使用してそれぞれ行なうこと
を特徴としている。
【0011】さらに本発明は、移動局が自動車である場
合に、例えば顧客から送られた配車要求と位置登録情報
とに基づいて、配車すべき場所を含む無線ゾーンに存在
する移動局を識別し、この識別した移動局に対し移動交
換網を介して発呼を行なって、この発呼に応答した移動
局の中から適当な移動局を選択して、この選択した移動
局に対し上記配車要求に応じた配車情報を伝送すること
を特徴としている。
【0012】
【作用】この結果本発明によれば、移動交換網の位置登
録手段により得られた各移動局の位置登録情報が移動交
換網から移動局運用管理装置へ伝送され、移動局運用管
理装置では、この伝送された位置登録情報に基づいて移
動局に関する所定の運用制御が行なわれる。このため、
移動局運用管理装置では移動局との間で音声通話を直接
行なうことなく、つまり移動局からの受信電界強度の差
や無線回線の状態劣化等の影響を受けることなく、移動
局の存在位置を正確かつ迅速に把握することが可能とな
り、これにより安定で効率的な移動局の運用が可能とな
る。また、上記位置登録情報の伝送は、移動局との無線
通信に使用する無線回線とは別に設けられた通信回線を
介して行なわれるので、無線回線のトラヒックに何ら影
響を及ぼさずに、あるいは無線回線のトラヒックの影響
を受けることなく、位置登録情報を伝送することができ
る。
【0013】また、位置登録情報の伝送を、その内容が
更新されるごとに行なうようにすれば、移動局運用管理
装置では常に最新の位置登録情報を使用することがで
き、これにより常に正確な運用を行なうことができる。
【0014】これに対し、位置登録情報の伝送を、移動
局運用管理装置から移動交換網に対し定期的もしくは任
意のタイミングで位置登録情報の伝送要求を送出し、こ
の伝送要求に応じて移動交換網から移動局運用管理装置
へ行なうようにすれば、必要に応じて位置登録情報の伝
送が行なわれることになるので、位置登録情報の伝送処
理に係わる移動交換網の処理負担を軽減することができ
る。
【0015】さらに移動交換網がディジタル網からなる
場合に、位置登録情報の伝送および移動局運用管理装置
と移動局との間の種々情報の伝送を、所定の呼制御メッ
セージ中の所定の情報要素を使用してそれぞれ行なうよ
うにすれば、新たなプロトコルを用意することなく既存
のシステムをそのまま利用して本発明を実現することが
できる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。本実施例は、ディジタル自動車電話システムを利
用してタクシの配車業務を行なうものである。
【0017】先ずディジタル自動車電話システムの概要
を述べる。ディジタル自動車電話システムでは、ISD
Nとの接続を意識して、OSIの階層化モデルに準拠し
た標準規格が定められている。例えば我が国では(財)
電波システム開発センター(RCR)において制定され
た「ディジタル自動車電話システム」に関する規格、R
CR標準27では、レイヤ1、レイヤ2およびレイヤ3
が規定されている。
【0018】このうちレイヤ1は、無線周波数や変調方
式などの無線方式並びに無線チャネル構成などの物理的
条件を管理してビット列の伝送を保証する機能を有して
いる。またレイヤ2は、レイヤ1のビット伝送機能を利
用してレイヤ3情報を確実に伝送するための機能を有し
ており、特に無線伝送特性を考慮した誤り再送機能とし
て分割再送転送方式が適用されている。
【0019】レイヤ3は、移動局と移動通信網との間の
通信を保証する機能を有し、回線交換サービスやパケッ
ト交換サービスに必要な制御機能を実現するためのもの
で、ITU−Rの勧告並びにITU−T勧告に準拠して
いる。レイヤ3の機能は、無線チャネルの設定、維持お
よび切替などの制御を行なう無線管理(RT)機能、位
置登録や認証を行なう移動管理(MM)機能、切断等を
行なう呼制御(CC)機能の3つに分類される。これら
3つの機能は相互に独立しているが、制御信号を同一の
レイヤ2フレームに相乗りさせて伝送することにより、
制御信号伝送効率の向上並びに接続遅延時間の改善を図
っている。
【0020】無線チャネルは、ユーザ情報を転送するた
めの情報チャネル(TCH:Traffic Channel )と、制
御チャネル(CCH:Control Channel )とに大別され
る。制御チャネルCCHはさらに、移動通信網から移動
局に位置登録するための情報やチャネル構造に関する情
報を報知形で転送する場合に使用する報知チャネル(B
CCH:Broadcast Control Channel )と、呼設定、切
断復旧等の呼制御信号、情報チャネルTCHを設定する
ための信号などを転送する場合に使用する共通制御チャ
ネル(CCCH:Common Contorol Channel )と、通話
チャネルの切り替えなどの通信中の信号転送に使用する
上記情報チャネルに付随した付随制御チャネル(ACC
H:Associated Control Channel)と、ユーザ情報をラ
ンダムアクセス形で転送する場合に使用するユーザパケ
ットチャネル(UPCH:User Packet Channel )とに
分けられる。
【0021】無線チャネルのアクセス方式としては、3
チャネル多重TDMA方式が採用されており、多重化さ
れる物理チャネルには各ユーザに割り当てられる通信用
物理チャネルと、複数のユーザが共通に使用する制御用
物理チャネルとがある。通信用物理チャネルには、前記
情報チャネルTCH並びに付随制御チャネルACCH等
が割り当てられ、制御用物理チャネルには前記制御チャ
ネルCCHのうちの報知チャネルBCCH、共通制御チ
ャネルCCCHおよびユーザパケットチャネルUPCH
が割り当てられる。
【0022】図1は、本実施例の移動通信システムの概
略構成を示したもので、図中EXはディジタル自動車電
話システムの移動交換機を示している。この移動交換機
EXは、通話路部1と、制御部2と、ホームメモリ3と
から構成される。通話路部1には、通話路スイッチ10
と、複数の回線インタフェース11,12,13,…お
よび21,22とが設けられている。このうち回線イン
タフェース11,12,13,…には、それぞれ有線回
線IL1,IL2,IL3,…を介して基地局BS1,
BS2,BS3,…が接続されている。
【0023】これらの基地局BS1,BS2,BS3,
…は、移動通信サービスを提供するエリア内に適当な間
隔で配設され、各々が固有の無線ゾーンZ1,Z,Z
3,…を形成する。これらの無線ゾーンZ1,Z2,Z
3,…の大きさは、通し距離で数Km四方をカバーする
ように定められる。各々タクシに搭載された移動機MS
1,MS2m…は、上記各無線ゾーンZ1,Z2,Z
3,…のうちいずれかの無線ゾーン内に在圏することに
より、無線チャネルを介して基地局BS1,BS2,B
S3,…と接続され、通信が可能となる。
【0024】回線インタフェース21は、有線回線を介
してISDN網からなる固定網NWに接続されており、
この固定網NWには上記移動機MS1,MS2,…、つ
まり各タクシの配車を管理する配車センタとしての移動
機運用管理端末TMが接続される。
【0025】回線インタフェース22には、ホームメモ
リ3が接続されている。このホームメモリ3は、システ
ムに加入している各移動機MS1,MS2,…の加入者
番号に対応付けて移動機番号を格納した加入者情報メモ
リ3aと、各移動機MS1,MS2,…の位置登録情報
を格納するためのロケーションレジスタ3bとを有して
いる。
【0026】制御部2は、移動通信システムを統括制御
するもので、その機能として、移動機MS1,MS2,
…の発着信に伴う無線チャネルの接続および通信制御等
の基本的な移動通信制御機能に加えて、移動機記憶制御
手段2aと、移動機運用管理端末記憶制御手段2bと、
位置情報検索制御手段2cと、位置情報通知制御手段2
dとを有している。
【0027】移動機記憶制御手段2aは、ユーザに指定
された管理対象の移動機を、移動機の加入者番号や移動
機番号などの識別情報として記憶するための制御を行な
うものである。例えば、図4のシーケンスに示すように
移動機運用管理端末TMにおいて、オペレータが移動交
換機EXに対し移動機の管理登録を要求するための特番
をダイヤルし、これにより移動機運用管理端末TMから
図6に示すごとく移動機MS1,MS2,…の加入者番
号をユーザ・ユーザ情報(UUI)あるいは発/着サブ
アドレスに含んだ「呼設定」メッセージが送出されたと
する。そうすると移動機記憶制御手段2aは、上記「呼
設定メッセージを受信すると、この「呼設定」メッセー
ジに含まれている移動機の加入者番号をキーとして、ホ
ームメモリ3の加入者情報メモリ3aを検索して移動機
番号を求め、この移動機番号を加入者番号とともに制御
部2内のメモリに記憶する。
【0028】移動機運用管理端末記憶制御手段2bは、
移動機MS1,MS2,…の位置登録情報の通知先とな
る移動機運用管理端末TMの加入者番号を記憶するもの
で、上記移動機記憶制御手段2aと同様に、移動機運用
管理端末管理登録要求のための特番ダイヤルに応じて移
動機運用管理端末TMから送られる「呼設定」メッセー
ジを受信し、この受信メッセージのユーザ・ユーザ情報
に含まれる移動機運用管理端末TMの加入者番号を制御
部2内のメモリに記憶する。
【0029】位置情報検索制御手段2cは、上記移動機
記憶制御手段2aにより移動機番号が記憶された移動機
MS1,MS2,…の位置登録情報をホームメモリ3か
ら検索するものである。例えば、図5のシーケンスに示
すごとく移動機運用管理端末TMにおいて、オペレータ
が移動交換機EXに対し位置登録情報を検索を求するた
めの特番をダイヤルし、これにより移動機運用管理端末
TMから図7に示すごとく移動機MS1,MS2,…の
加入者番号をユーザ・ユーザ情報あるいは発/着サブア
ドレスに含んだ「呼設定」メッセージが送出されたとす
る。そうすると、位置情報検索制御手段2cは、上記
「呼設定メッセージを受信すると、この「呼設定」メッ
セージに含まれている移動機の加入者番号をキーとし
て、ホームメモリ3のロケーションレジスタ3bを検索
し、これにより当該移動機の位置情報を読み出す。この
位置情報は、例えば移動機が在圏する無線ゾーンの基地
局の識別番号により表わされる。
【0030】位置情報通知制御手段2dは、上記位置情
報検索制御手段2cにより読み出された位置情報を移動
機運用管理端末TMへ伝送するための制御を行なう。例
えば図5のシーケンスに示すように、ホームメモリ3の
ロケーションレジスタ3bから読み出された位置情報
を、図8に示すごとく「解放完了」メッセージあるいは
「切断」メッセージ中のユーザ・ユーザ情報に挿入す
る。そして、このメッセージを、上記移動機運用管理端
末記憶制御手段2bにより予め加入者番号が記憶された
移動機運用管理端末TMへ向け送出する。
【0031】一方、移動機運用管理端末TMは次のよう
に構成される。図2はその機能構成を示すブロック図で
ある。この移動機運用管理端末TMは、ISDNに対応
するためのISDN回線インタフェース41を備えてい
る。このISDN回線インタフェース41は、ITU−
T勧告I.430の規定に従って、上りおよび下りとも
64kbpsの伝送容量を有する2つの情報チャネルB
1,B2および16kbpsの伝送容量を有する制御チ
ャネルDの多重/分離処理を行なうもので、これにより
固定網NWとの間で2B+DのISDN基本インタフェ
ースによる情報伝送が行なわれる。上記2B+Dのう
ち、情報チャネルB1,B2は音声やデータ等の任意の
端末間通信情報を転送するために使用される。これに対
し制御チャネルDは、発着信に際し上記情報チャネルB
1,B2をITU−T勧告Q.921、Q.931で規
定されている手順に従って移動機運用管理端末TMと固
定網NWとの間に割り当てるための呼制御情報を転送す
るために使用される。
【0032】図9は、上記制御チャネルDを使用して端
末と固定網NWとの間で行なわれるの呼制御シーケンス
の一例を示すものである。同図において、発信端末から
伝達能力、チャネル識別子、着番号および発番号などの
各情報要素を含む「呼設定」メッセージが固定網NWへ
送出されると、固定網NWから着信端末へ通信に使用す
る情報チャネルB1あるいはB2を指定するための「呼
設定」メッセージが伝送され、かつ発信端末へは「呼設
定受付」メッセージが上記発信端末へ返送される。この
「呼設定受付け」メッセージには上記着信端末へ通知し
た情報チャネルB1あるいはB2の指定情報が挿入され
る。
【0033】上記「呼設定」メッセージが到来すると、
着信端末では呼出音が鳴動して使用者に着信の発生が報
知されるとともに、「呼出」メッセージが返送される。
この「呼出」メッセージは固定網NWを介して発信端末
に伝送される。発信端末では、上記「呼出」メッセージ
が到来すると、リングバックトーンが発生されて使用者
に呼出中である旨が報知される。
【0034】この状態で、着信端末の使用者がオフフッ
クして応答すると、着信端末から「応答」メッセージが
固定網NWへ送出され、この「応答」メッセージは固定
網NWを介して発信端末へ送られる。この「応答」メッ
セージが到来すると発信端末は、「応答確認」メッセー
ジを固定網NWへ送出し、以後先に指定された情報チャ
ネルB1あるいはB2を使用した通信状態となる。また
上記「応答」メッセージを受信すると、固定網NWから
着信端末へ「応答確認」メッセージが返送され、これに
より着信端末は先に指定された情報チャネルB1あるい
はB2を使用した通信状態となる。かくして、以後発信
端末と着信端末との間では、情報チャネルを使用した音
声、データあるいは画像等の情報通信が行なわれる。
【0035】情報通信が終了し、発信端末が「切断」メ
ッセージを送信すると、この「切断」メッセージは固定
網NWを介して着信端末へ通知される。着信端末は、上
記「切断」メッセージを受信すると「解放」メッセージ
を固定網NWへ返送し、これに対し固定網NWから「解
放完了」メッセージが到来することで、通信リンクを開
放して待受状態に復帰する。また発信端末は、上記「切
断」メッセージの送信後に固定網NWから「開放」メッ
セージが送られると、「解放完了」メッセージを固定網
NWへ送信して、自身は上記着信端末と同様に通信リン
クを開放して待受状態に復帰する。
【0036】ところで、本実施例の移動機運用管理端末
TMでは、上記情報チャネルB1を音声情報伝送用とし
て設定して音声コーデック42に接続している。音声コ
ーデック42は、上記情報チャネルB1により通話相手
から伝送されたディジタル音声信号をPCM復号してア
ナログ音声信号に変換し、このアナログ音声信号をハン
ドセット43のスピーカから拡声出力させる。またそれ
とともに、ハンドセット43のマイクロホンに入力され
たオペレータの送話音声をPCM符号化することにより
ディジタル音声信号に変換し、このディジタル音声信号
を情報チャネルB1を介して通話相手へ伝送させる。な
お、PCM符号化方式としては、例えばμ−1σw方式
が使用される。
【0037】また移動機運用管理端末TMは、制御回路
44を備えており、この制御回路44には表示部45、
キー入力部46および記憶部47が接続されている。表
示部45としては例えば液晶表示器が用いられる。キー
入力部46はキーボードにより構成される。記憶部47
はROMからなり、このROMには上記制御回路44を
実行させるための制御プログラムおよび種々データが記
憶されている。
【0038】制御回路44は、マイクロプロセッサ(M
PU)を備えたもので、その機能として通常の呼制御機
能の他に、位置情報受信記憶制御手段44aと、配車情
報受信記憶制御手段44bと、位置情報要求送信制御手
段44cと、配車要求送受信制御手段44dと、移動機
選択手段44eと、選択/非選択情報通知制御手段44
fとを有している。
【0039】このうち先ず位置情報受信記憶制御手段4
4aは、移動交換機EXから伝送された移動機の位置情
報を受信し記憶するためのもので、例えば図5のシーケ
ンスに示すように、移動機運用管理端末TMから例えば
「切断」メッセージのユーザ・ユーザ情報に挿入されて
送られた移動機の位置情報をISDN回線インタフェー
ス41を経由して受信する。そして、この受信された位
置情報を制御回路44内のメモリに記憶する。
【0040】配車情報受信記憶制御手段44bは、例え
ば固定網NWを介してユーザから通話によりタクシの配
車要求が到来し、これに応じて移動機運用管理端末TM
のオペレータが配車情報を入力した場合に、この入力さ
れた配車情報を制御回路44内のメモリに記憶するもの
である。配車情報は、配車先ユーザを識別するための情
報と、配車時刻情報と、配車場所情報と、配車台数量情
報とにより構成される。このうち配車場所情報として
は、例えば配車先住所が含まれる無線ゾーンの基地局の
識別番号が配車先住所とともに記憶される。また上記配
車情報の入力は、表示部45で入力状態を確認しながら
キー入力部46を操作することによりなされる。
【0041】位置情報要求送信制御手段44cは、メモ
リに記憶された配車時刻の所定時間前になったときに、
該当する移動機の位置情報の検索要求を移動交換機EX
に向け送信するためのものである。例えば図7に示すよ
うに、「位置情報検索要求」を着番号として挿入すると
ともに該当する移動機の加入者番号をユーザ・ユーザ情
報あるいは発/着サブアドレスに挿入した「呼設定」メ
ッセージを生成し、この「呼設定」メッセージを図5に
示すシーケンスに従って移動交換機EXへ送出する。
【0042】配車要求送受信制御手段44dは、上記位
置情報受信記憶制御手段44aにより記憶管理されてい
る移動機の位置情報と、上記配車情報受信記憶制御手段
44bにより記憶された配車情報とから、配車先が含ま
れる無線ゾーンに在圏する移動機をすべて検索する。そ
して、この検索した全移動機に対し、例えば図10に示
すシーケンスに従って自動発呼を行なう。この例では配
車先が無線ゾーンZ3に含まれ、この無線ゾーンZ3内
に移動機MS3,MS4が在圏している場合を示してい
る。
【0043】発呼に対し移動機MS3,MS4が応答す
ると、この応答した移動機MS3,MS4に対し「呼設
定」メッセージを送出する。この「呼設定」メッセージ
には、図11に示すごとくそのユーザ・ユーザ情報また
は発/着サブアドレスに配車情報が挿入される。
【0044】また配車要求送受信制御手段44dは、上
記配車要求の送信後に移動機から到来する受付け/拒否
を表わす応答情報を受信する。例えば図10のシーケン
スに示すように、「呼設定」メッセージの送出後に移動
機MS3,MS4から送られた「呼出」メッセージを受
信し、この「呼出」メッセージのユーザ・ユーザ情報中
から配車の受付けまたは拒否を表わす「受付」/「拒
否」情報を抽出する。図12はこの配車要求応答用の
「呼出」メッセージの構成を示すものである。
【0045】移動機選択手段44eは、配車要求に対し
「受付」を表わすメッセージを応答した移動機の中か
ら、制御回路44内のメモリに記憶されている配車台数
量情報に従って、例えば「受付」の応答が早かった順に
必要な台数の移動機を選択するものである。
【0046】選択/非選択情報通知制御手段44fは、
上記移動機選択手段44eにおける移動機の選択結果に
応じて、選択した移動機に対しては選択した旨の情報を
含むメッセージを送信し、かつ非選択の移動機に対して
は非選択である旨の情報を含むメッセージを送信するも
のである。上記選択した旨の情報および非選択の旨の情
報を送信するためのメッセージとしては、例えば図13
に示すごとく「切断」メッセージが使用される。
【0047】また、移動機MS1,MS2,…は次のよ
うに構成される。図3はその機能構成を示すブロック図
である。移動機MSは、無線回線インタフェース51を
有している。この無線回線インタフェース51は、送受
信回路、ディジタル変復調回路および誤り訂正符号復号
回路等のディジタル無線通信に必要な回路を有してお
り、この無線回線インタフェース51には音声コーデッ
ク52および制御回路54が接続されている。
【0048】基地局BSから無線チャネルのうちの情報
チャネルTCHを介して伝送された無線信号は、アンテ
ナ58で受信されたのち無線回線インタフェース51に
おいて復調および誤り訂正復号処理が行なわれてディジ
タル受話信号が再生される。このディジタル受話信号
は、音声コーデック52において音声復号されてアナロ
グ受話信号に変換され、しかるのちハンドセット53に
供給されてスピーカから拡声出力される。
【0049】これに対し、ハンドセット53のマイクロ
ホンに入力された使用者のアナログ送話音声は、音声コ
ーデック52で音声符号化処理されてディジタル送話信
号に変換されたのち無線回線インタフェース51に入力
される。無線回線インタフェース51では、上記ディジ
タル送話信号に対し誤り訂正符号化処理、ディジタル変
調および無線チャネル周波数への周波数変換などが行な
われ、この無線回線インタフェース51から出力された
無線信号はアンテナ58から基地局へ向けて送信され
る。この送話信号の送信にも無線チャネルの情報チャネ
ルTCHが使用される。
【0050】一方、無線チャネルのうち制御チャネルC
CHを介して伝送された下り制御信号は、上記無線回線
インタフェース51により受信復調されたのち制御回路
54に入力される。また、制御回路54において発生さ
れた上り制御信号は、無線回線インタフェース51にお
いて変調されさらに無線チャネル周波数に変換されたの
ち、アンテナから基地局へ向けて送信される。この上り
制御信号の伝送も上記制御チャネルCCHが使用され
る。上記各制御信号には、無線ゾーンの選択、無線チャ
ネルの設定、維持、切り替えおよび切断などを実現する
ための制御信号や、位置登録および認証等行なうための
制御信号、呼設定、維持および呼切断等行なうための制
御信号が含まれる。
【0051】制御回路54には、液晶表示器などを用い
た表示部55と、ダイヤルキーや発信キー、終了キーお
よび各種機能キーが設けられたキー入力部56と、RO
Mからなる記憶部57とが接続されている。記憶部57
には、上記制御回路54を実行させるための制御プログ
ラムおよび種々制御データが記憶されている。
【0052】制御回路54は、マイクロプロセッサを主
制御部として有したもので、その機能としては、移動管
理機能や無線管理機能、呼制御機能等の既存の機能に加
えて、配車要求受信記憶制御手段54aと、配車情報表
示制御手段54bと、配車応答送信制御手段54cと、
選択/非選択情報受信制御手段54dと、配車指示情報
表示制御手段54eとを有している。
【0053】配車要求受信記憶制御手段54aは、基地
局BSから送信された配車要求を受信し、この配車要求
に含まれる配車情報を制御回路54内のメモリ(RA
M)に記憶させるための制御を行なう。例えば、図10
のシーケンスに示すように基地局BSから「呼設定」メ
ッセージ(図11に図示)が送られると、この「呼設
定」メッセージのユーザ・ユーザ情報または発/着サブ
アドレスに挿入されている配車情報を抽出し、この配車
情報を制御回路54内のRAMに格納する。
【0054】配車情報表示制御手段54bは、上記配車
要求受信記憶制御手段54aにより受信記憶された配車
情報をRAMから読み出して表示部55に表示するもの
である。
【0055】配車応答送信制御手段54cは、配車要求
を受信した場合に、この配車要求を受付けるか否かを移
動機の使用者、つまりタクシ運転者に問い合わせ、その
回答に応じて上記配車要求に対する受付け/拒否を表わ
す情報を基地局BSへ送信するものである。配車要求を
受け付けるか否かの問い合わせは、上記配車情報表示制
御手段54bにより配車情報を表示部55に表示させる
ことにより行なわれる。またこの場合、上記配車情報の
内容あるいは配車要求が発生した旨を鳴音や合成音声を
使用して使用者に報知するようにしてもよい。
【0056】また上記配車要求に対する使用者の回答
は、受付キーまたは拒否キーを押すか、または「受付」
あるいは「拒否」である旨を音声入力することにより行
なわれる。さらに、受付/拒否を表わす情報の伝送は、
図12に示すごとく「呼出」メッセージのユーザ・ユー
ザ情報に「受付」/「拒否」情報を挿入して送信するこ
とによりなされる。
【0057】選択/非選択情報受信制御手段54dは、
上記配車要求に対する応答後、つまり「受付」/「拒
否」情報の送信後に、移動機運用管理端末TMから送ら
れる選択/非選択情報を受信してその内容を判定するも
のである。例えば、図10に示すシーケンスに従って移
動機運用管理端末TMから「切断」メッセージ(図1
3)が到来すると、この「切断」メッセージのユーザ・
ユーザ情報に、選択されたことを表わす「選択移動機」
が挿入されているか、あるいは非選択であることを表わ
す「非選択移動機」が挿入されているかを調べることに
より選択/非選択情報の内容を判定する。
【0058】配車指示情報表示制御手段54eは、上記
選択/非選択情報受信制御手段54dによる判定結果に
応じて、配車を行なうべきか否かを指示するための情報
を表示部55に表示するものである。例えば、選択と判
定された場合には、「では、配車に向かってくださ
い。」というようなメッセージを、一方非選択と判定さ
れた場合には「配車に向かう必要はありません。またの
機会を」というようなメッセージを、表示部55にそれ
ぞれ表示させる。なお、これらのメッセージを音声合成
技術を使用してスピーカから拡声出力させるようにして
もよい。
【0059】次に、以上のように構成された配車システ
ムの動作を説明する。先ず各移動機MS1,MS2,…
の位置登録動作は次のように行なわれる。図14はその
シーケンスの一例を示すものである。
【0060】すなわち、各移動機MS1,MS2,…
は、電源投入後の待受状態において、基地局BS1,B
S2,BS3,…から報知チャネルBCCHにより周期
的に送信される「報知情報」メッセージ(例えば図1
6)を受信し、この「報知情報」メッセージを受信する
ごとに、このメッセージに挿入されているエリアコード
を前回受信したエリアコードと比較する。そして、両エ
リアコードが異なる場合には、自機が新たな無線ゾーン
に移動したものと判断して、例えば図17に示すように
自機の端末番号(移動機番号)を含む「位置登録要求」
メッセージを作成し、このメッセージを共通制御チャネ
ルCCCHを介して新ゾーンの基地局BSへ送信する。
【0061】この「位置登録要求」メッセージは、基地
局BSで受信されるとDチャネルに乗せ変えられて移動
交換機EXへ転送される。移動交換機EXは、位置登録
手順に関連する信号メッセージを受信すると、当該信号
メッセージをDチャネルを使用して回線インタフェース
回路22を介してホームメモリ3へ転送する。
【0062】ホームメモリ3は、「位置登録要求」メッ
セージが到来すると、このメッセージに含まれる移動機
の加入者番号(移動機番号)をロケーションレジスタ3
bの該当領域に記憶する。そして、「位置登録受付」メ
ッセージを生成し、このメッセージをDチャネルを使用
して該当する基地局BSへ転送する。この「位置登録受
付」メッセージを受け取った基地局BSは、この「位置
登録受付」メッセージを、共通制御チャネルCCCHを
介して位置登録の要求元である移動機MSへ通知する。
【0063】以下同様に、システム内の無線ゾーンZ1
〜Zm内に存在するすべての移動機MSの位置情報が、
移動交換機EXのホームメモリ3内に設けられたロケー
ションレジスタ3bに記憶される。また、この位置情報
の登録後に移動機MSが他の無線ゾーンに移動した場合
には、この移動先の無線ゾーンの基地局BSから「報知
情報」メッセージが到来した時点で上記した位置登録手
順が行なわれ、これによりロケーションレジスタ3bの
該当する移動機の位置情報が更新される。
【0064】したがって、移動交換機EXはシステム内
の各移動機BS1,BS2,…の存在位置を常に把握す
ることができる。そして、この状態で任意の移動機MS
iに対する着信呼が発生すると、移動交換機EXはホー
ムメモリ3内のロケーションレジスタ3bを検索して、
当該移動機MSiが在圏する無線ゾーンの基地局BSj
を特定し、この基地局BSjに対し着信を通知する。そ
うすると基地局BSjは、ページングチャネルPCHを
介して該当する移動機MSiのページング呼び出しを行
ない、この呼び出しに対し移動機MSiが応答すると、
この移動局MSiと発信元の端末との間を無線情報チャ
ネルTCHおよびISDN基本インタフェースの情報チ
ャネルB1またはB2を介して接続する。
【0065】次に、本実施例のシステムの配車動作につ
いて説明する。なお、移動機運用管理端末TMでは、各
移動機MS1,MS2,…の加入者番号がオペレータに
より予め記憶されているものとして説明を行なう。
【0066】移動機運用管理端末TMのオペレータが移
動局管理を行なうための特番をキー入力部46から入力
すると、制御回路44において予め記憶されている移動
機MS1,MS2,…の加入者番号を含む「呼設定」メ
ッセージ(図6)が生成され、ISDN回線インタフェ
ース41から固定網NWへ送出される。この「呼設定」
メッセージは固定網NWにより中継されて移動交換機E
Xへ転送される。
【0067】移動交換機EXでは、上記「呼設定」メッ
セージが到来すると、このメッセージ中から移動機運用
管理端末TMの加入者番号DNTM並びに移動機の加入者
番号DNがそれぞれ抽出され、このうち移動機加入者番
号DNはホームメモリ3に転送されて加入者情報メモリ
3aから対応する移動機番号MSが読み出される。そし
て、これらの番号は図18に示すようにそれぞれ制御回
路2内のテーブルに記憶される。
【0068】さて、この状態でタクシの配車を希望する
顧客から固定網NWを介して移動機運用管理端末TMに
着信があったとする。そうすると移動機運用管理端末T
Mのオペレータは、顧客との間で通話を行なって配車時
刻、配車場所および配車台数を聞き出し、これらの情報
を配車先ユーザの識別情報とともに配車情報としてキー
入力部46からキー入力する。この配車情報が入力され
ると制御回路44は、この配車情報を自身のメモリに記
憶する。
【0069】また、このとき上記配車情報のうちの配車
場所を表わす住所をキーとしてデータベースを検索し、
これにより配車先を含む無線ゾーンの基地局識別番号を
読み出して上記配車場所情報とともに記憶する。図19
にこうして記憶された配車情報の一例を示す。また、上
記配車情報の配車時刻より所定のオフセット時間(例え
ば15分)だけ前の時点にアラーム時刻をセットする。
例えば、図19に示すごとく配車時刻が「19:00」
であれば「18:45」にアラーム時刻がセットされ
る。以下、顧客からの配車要求が到来するごとに、その
配車情報が移動機運用管理端末TM内の制御回路44に
記憶され、アラーム時刻がセットされる。
【0070】ところで、現在時刻が上記アラーム時刻に
なったとする。そうすると移動機運用管理端末TMの制
御回路44は、図7に示す構造を有する位置情報要求特
番の「呼設定」メッセージを生成して、このメッセージ
をISDN回線インタフェース41から固定網NWへ送
信する。そうするとこの「呼設定」メッセージは固定網
NWで中継されて移動交換機EXに転送される。
【0071】この「呼設定」メッセージを受信すると移
動交換機EXの制御回路2は、図20に示すごとく上記
「呼設定」メッセージにて指定された検索すべき移動機
の加入者番号と、既に記憶されている移動機加入者番号
とを比較する。そして、該当する移動機が登録されてい
た場合には、ホームメモリ3のロケーションレジスタ3
bを検索して、移動機が存在する無線ゾーンの基地局の
識別番号を移動機の在圏位置情報として読出し、この在
圏位置情報を含む「解放完了」メッセージを生成して、
このメッセージを固定網NWへ送信する。固定網NW
は、この「解放完了」メッセージを「切断」メッセージ
に変換して移動機運用管理端末TMへ転送する。
【0072】この「切断」メッセージを受信すると移動
機運用管理端末TMの制御回路44は、図19に示すご
とく移動機の加入者情報と在圏位置情報とを移動機ごと
に記憶する。そして制御回路44は、その配車要求送受
信制御手段44dにより、先に記憶した配車場所を含む
無線ゾーン内に存在する移動機を上記移動機在圏位置情
報から検索し、ここで図11に示すような構造を有する
配車要求用の「呼設定」メッセージを生成して、このメ
ッセージを固定網NWへ送信する。
【0073】上記配車要求用の「呼設定」メッセージ
は、図10のシーケンスに示すようにそれぞれ固定網N
Wを介して配車先を含む無線ゾーンの基地局へ転送され
る。この配車要求用の「呼設定」メッセージを受信する
と基地局は、先ず該当する移動局に向けてページング呼
出しを行ない、この呼出しに対し応答した移動機に対し
配車要求用の「呼設定」メッセージを送信する。
【0074】この配車要求用の「呼設定」メッセージを
受信した各移動機では、制御回路54により上記「呼設
定」メッセージに挿入されている配車情報が例えば図2
1に示すごとく自身のメモリに記憶される。また、上記
配車情報は配車要求を受け付けるか否かの質問とともに
表示部55に表示される。
【0075】いま、この表示された配車情報を確認した
タクシ運転手が、配車受付け可能と判断してキー入力部
56の受付キーを押したとする。そうすると制御回路5
4は、上記配車要求に対し受け付ける旨の応答情報を挿
入した「呼出」メッセージ(図12)を生成し、このメ
ッセージを無線回線インタフェース51から基地局へ向
け無線送信する。これに対しタクシ運転手が、配車先が
遠方であること等を理由に配車受付不可能と判断して拒
否キーを押したとする。この場合制御回路54は、上記
配車要求に対し拒否する旨の情報を挿入した「呼出」メ
ッセージを生成して、基地局へ送信する。基地局は、移
動機から上記配車応答用の「呼出」メッセージを受信す
ると、この「呼出」メッセージを固定網NWを介して移
動機運用管理端末TMへ転送する。
【0076】上記配車応答用の「呼出」メッセージが到
来すると移動機運用管理端末TMの制御回路44は、配
車要求送受信制御手段44dにより、上記「呼出」メッ
セージに含まれる配車応答情報を図22に示すように制
御回路44内のメモリに記憶する。次に制御回路44
は、記憶してある配車台数情報に従って、上記配車受付
可能である旨の応答情報を返送した移動機の中から、例
えば応答タイミングの早い順に顧客が要求した台数の移
動機を選択する。そして、この選択した各移動機に対し
ては選択した旨の情報を挿入した「切断」メッセージ
(図13)を生成し、この「切断」メッセージを固定網
NWへ送信する。一方、選択しなかった移動局に対して
は、非選択の旨の情報を挿入した「切断」メッセージを
生成して、固定網NWへ向け送信する。固定網NWはこ
の「切断」メッセージを移動交換機EXへ転送し、移動
交換機EXはこの「切断」メッセージを基地局を介して
該当する移動機に向けて送信する。
【0077】上記選択/非選択の情報を含む時機宛ての
「切断」メッセージが受信されると移動機では、制御回
路54において図23に示すごとく「切断」メッセージ
中から上記選択/非選択の情報が抽出され、この情報を
基に配車に向かうべきか否かを指示するためのメッセー
ジが生成されて表示部55に表示される。したがって、
タクシ運転手はこの表示されたメッセージにより自身へ
の指示を知ることができる。
【0078】以上のように本実施例の配車システムで
は、移動機運用管理端末TMから位置情報要求を移動交
換機EXへ送信し、この要求に応じて移動交換機EXで
移動機の在圏位置情報をロケーションレジスタ3bから
検索して移動機運用管理端末TMに通知する。そして、
顧客から配車要求が到来した場合に、要求された配車先
と上記通知された移動局の在圏位置情報とを基に配車先
の無線ゾーンに存在する各移動機を特定してこれらの移
動機へ配車要求を送信し、この配車要求に対する各移動
機からの応答内容(受付け/拒否)に応じて、配車すべ
き移動機を選択して選択/非選択の指示を各移動機に通
知するようにしている。
【0079】したがって本実施例によれば、移動機運用
管理端末TMから移動機MS1,MS2,…に対し音声
通話による存在位置の問い合わせを一切行なうことな
く、移動機運用管理端末TMにおいて各移動機MS1,
MS2,…の位置を正確に把握して、配車すべき移動機
の選択・指示を正確かつ迅速に行なうことができ、これ
により安定で効率的な移動局の運用を実現することがで
きる。またこのとき、移動機の位置情報の伝送は勿論の
こと、移動機運用管理端末TMと移動機との間における
配車要求およびその応答の授受や、選択指示の通知等に
ついても、オペレータと乗務員との間で音声通話するこ
となく行なえるので、無線品質の劣化などの影響を受け
難くなり、また聞き間違いなどを起こす心配もなくな
る。
【0080】また、上記各移動機MS1,MS2,…の
位置情報の伝送は、移動通信網の無線チャネルを一切用
いずに固定網の有線回線を用いることにより行なわれる
ので、移動通信網のトラヒックに悪影響を及ぼすことな
く、また移動通信網のトラヒックの影響を受けることな
く位置情報の伝送を行なうことができる。
【0081】さらに、各移動機の位置情報は、移動通信
網が有している位置登録機能により管理されている情報
をそのまま利用しているため、システムを大きく変更す
ることなく容易に実現できる利点がある。
【0082】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではISDN基本イン
タフェースを有する通信端末を移動機運用管理端末TM
として使用する場合について説明したが、ISDN一次
群インタフェース等の他のインタフェース機能を有する
通信端末を移動機運用管理端末TMとして使用するよう
にしてもよい。
【0083】また前記実施例では、位置管理対象の移動
機の識別情報を、移動機運用管理端末TMにおいてその
オペレータが指定入力し、この情報を移動機運用管理端
末TMから移動交換機EXへ転送して移動交換機EXに
おいて記憶管理する場合を例にとって説明したが、移動
交換機EXに付属する保守端末においてその保守者が上
記移動機の識別情報を指定入力しこの情報を移動交換機
EXにおいて記憶管理するようにしてもよい。同様に、
移動機運用管理端末TMの識別情報を、移動交換機EX
に付属する保守端末においてその保守者が上記移動機の
識別情報を指定入力しこの情報を移動交換機EXにおい
て記憶管理するようにしてもよい。
【0084】さらに前記実施例では、移動機の位置情報
の検索を、位置情報要求の特番ダイヤルを含む「呼設
定」メッセージを移動機運用管理端末TMから移動交換
機へ転送することにより行なうようにしたが、移動交換
機に記憶管理されている特定の移動機の位置登録変更が
なされたときに、移動交換機から位置情報の検索を開始
するものであってもよい。
【0085】また前記位置情報の検索は、移動機運用管
理端末TMから位置情報要求の特番ダイヤルが送られた
場合に行なう以外に、移動機運用管理端末TMあるいは
移動交換機に付属する保守端末から位置情報の検索時刻
を移動交換機に予め指定しておき、指定時刻になったと
きに移動交換機から位置情報の検索を開始するように構
成してもよい。さらに、この位置情報の検索を行なうた
めの時刻指定方法は、特定時刻を指定するものに限ら
ず、位置情報検索開始時刻と次の位置情報検索を行なう
までの周期を対にして指定するものであってもよい。
【0086】さらに前記実施例では、移動機運用管理端
末TMのオペレータが指定する管理対象移動機を識別す
るための識別情報として、移動機の加入者番号を用いる
場合について示したが、加入者番号に限定されるもので
はなく、移動機固有の移動機番号を使用してもよい。同
様に、前記実施例では位置情報を通知すべき移動機運用
管理端末TMの識別情報として、移動機運用管理端末T
Mの加入者番号を用いる場合について示したが、移動機
運用管理端末TMが移動通信網の基地局に接続される移
動機である場合には、加入者番号に限定されるものでは
なく、移動機固有の移動機番号を用いてもよい。
【0087】また前記実施例では、移動機識別情報の送
信、移動機運用管理端末識別情報の送信、位置情報通知
時刻情報の送信、位置情報の要求、位置情報の通知、配
車要求の送信、配車応答の送信および選択/非選択情報
の通知等を、制御チャネル上の呼制御信号内のユーザ・
ユーザ情報(UUI)等のアクセス情報要素を用いて行
なうようにしたが、これに限定されるものではなく、I
SDNで規定されるDチャネル、Bチャネル、Hチャネ
ルおよび無線回線インタフェース上のパケットチャネル
を利用して行なうようにしてもよい。
【0088】さらに前記実施例では、移動交換機EXか
ら移動機管理端末への在圏位置情報として、当該移動機
が在圏する無線ゾーンにおける基地局の識別番号を用い
ているが、これに限定されるものではなく、当該移動機
が在圏する無線ゾーンを一意に指定できるものであれば
いかなるものであってもよく、例えば基地局の住所等を
使用してもよい。
【0089】また前記実施例では、移動機において、移
動機ユーザに対する配車情報、配車指示情報、および配
車要求を受け付けるか否かを質問するメッセージを表示
部に視覚表示するようにしたが、それに限定されずに、
合成音声を用いてハンドセットのスピーカ等から拡声出
力させるように構成してもよい。
【0090】さらに前記実施例では、移動機において、
移動機ユーザからの配車要求を受け付けるかどうかの質
問に対する回答をキー入力部の受け付けキー/拒否キー
を押し操作することにより入力する場合について説明し
たが、キー入力に限定されるものではなく、上記回答を
ハンドセットあるいはヘッドセットのマイクロホンや拡
声通話用のマイクロホンから音声入力してこれを音声認
識するように構成してもよい。
【0091】また前記実施例では、移動機において、移
動機ユーザからの配車要求を受け付けるかどうかの質問
に対する回答をキー入力部のキー操作により入力する場
合について説明したが、これに限定されず、移動機に対
する着信に応答することにより移動機運用管理端末との
間で通話可能とし、この状態で移動機ユーザが口頭によ
り上記回答を通知するものであってもよい。
【0092】さらに前記実施例では、移動機運用管理端
末において、配車要求に対し応答した移動機の中から配
車すべき移動機を選択する場合に、応答タイミングの早
い移動機から順に選択するようにしたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば各移動機からの受付/拒否の
応答情報を移動機運用管理端末の表示部にそれぞれ表示
し、移動機運用管理端末のオペレータがこの表示内容を
確認した上で、キー入力部においてキーの手動操作によ
り指定するように構成してもよい。
【0093】また前記実施例では、本発明を配車管理シ
ステムに適用し、配車要求を配車先の無線ゾーンに在圏
する移動局のみに一斉通知する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、配車先を含む無線
ゾーンに移動局が存在しない場合には、隣接する無線ゾ
ーンの移動局を選択して通知したり、また無線ゾーン単
位の配車要求の発生頻度の統計をとり、発生頻度の低い
無線ゾーンに在圏する移動機を発生頻度の高い無線ゾー
ンに誘導する制御を行なうようにしてもよい。このよう
にすると、さらに効率のよい高度な配車管理を実現する
ことができる。
【0094】また前記実施例では、本発明をタクシの配
車管理システムに適用した場合を例にとって説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば荷物や商品
等を集荷および配送するシステムに適用してもよい。
【0095】さらに、前記実施例では、移動機運用管理
端末TMを固定網NWを介して移動交換機EXに接続し
た場合を例にとって説明したが、複数の移動機のうちの
一つが移動機運用管理端末TMの機能を兼ねるように構
成してもよい。その他、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施できる。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、移動交
換網に対し通信回線を介して移動局運用管理装置を接続
し、移動交換網に上記移動交換網が有する位置登録手段
に加えて位置登録情報伝送手段を設け、この位置登録情
報伝送手段により、上記位置登録手段に記憶された位置
登録情報を上記通信回線を介して上記移動局運用管理装
置へ伝送するようにし、一方上記移動局運用管理装置に
は、位置登録情報記憶手段と移動局の運用制御手段とを
設け、上記移動交換網から伝送された位置登録情報を位
置登録情報記憶手段で受信して記憶し、この記憶された
位置登録情報に基づいて上記運用制御手段により上記各
移動局に関する所定の運用制御を行なうようにしてい
る。
【0097】したがって本発明によれば、音声通話を行
なうことなく移動局運用管理装置において少なくとも移
動局の存在位置を簡単かつ正確に管理できるようにな
り、これにより業務効率の大幅向上を図ることができる
移動通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動通信システムの
構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1に示したシステムの移動機運用管理端末の
機能構成を示すブロック図。
【図3】図1に示したシステムの移動機の機能構成を示
すブロック図。
【図4】移動機管理登録のためのシーケンスの一例を示
す図。
【図5】位置情報検索のためのシーケンスの一例を示す
図。
【図6】移動機/移動機運用管理端末の番号登録用とし
て使用される「呼設定」メッセージの構造の一例を示す
図。
【図7】位置情報検索要求伝送用として使用される「呼
設定」メッセージの構造の一例を示す図。
【図8】位置情報伝送用として使用される「解放完了」
/「切断」メッセージの構造の一例を示す図。
【図9】ISDN固定網を使用した発信端末と着信端末
との間の接続シーケンスを示す図。
【図10】配車管理の手順を示すシーケンス図。
【図11】配車要求用として使用される「呼設定」メッ
セージの構造の一例を示す図。
【図12】配車要求応答用として使用される「呼出」メ
ッセージの構造の一例を示す図。
【図13】選択/非選択通知用として使用される「切
断」メッセージの構造の一例を示す図。
【図14】移動機と移動交換機との間において行なわれ
る移動機の位置登録制御シーケンスの一例を示す図。
【図15】ISDN基本インタフェースにおいて使用さ
れる「呼設定」メッセージの構造を示す図。
【図16】ISDN基本インタフェースにおいて使用さ
れる「報知情報」メッセージの構造を示す図。
【図17】ISDN基本インタフェースにおいて使用さ
れる「位置登録要求」メッセージの構造を示す図。
【図18】移動機加入者番号および移動機運用管理端末
加入者番号の登録動作を説明するための図。
【図19】位置情報および配車情報の受信記憶動作を説
明するための図。
【図20】位置情報の検索動作を説明するための図。
【図21】移動機における配車情報の受信、記憶および
表示動作を説明するための図。
【図22】移動機における配車応答動作を説明するため
の図。
【図23】選択/非選択情報の通知動作を説明するため
の図。
【符号の説明】
EX…移動交換機 IL1,IL2,IL3,…有線回線 BS1,BS2,BS3,…基地局 MS1,MS2,…移動機 Z1,Z2,Z3,…無線ゾーン NW…固定網(ISDN) TM…移動機運用管理端末 1…通話路部 2…移動交換機の制御部 2a…移動機記憶制御手段 2b…移動機運用管理端末記憶制御手段 2c…位置情報検索制御手段 2d…位置情報通知制御手段 3…移動交換機のホームメモリ 3a…加入者情報メモリ 3b…ロケーションレジスタ 11,12,13,21,22…回線インタフェース 41…ISDN回線インタフェース 42…移動機運用管理端末の音声コーデック 43…ハンドセット 44…移動機運用管理端末の制御回路 44a…位置情報受信記憶制御手段 44b…配車情報受信記憶制御手段 44c…位置情報要求送信制御手段 44d…配車要求送受信制御手段 44e…移動機選択制御手段 44f…選択/非選択情報通知制御手段 45…移動機運用管理端末の表示部 46…移動機運用管理端末のキー入力部 47…移動機運用管理端末の記憶部 51…無線回線インタフェース 52…移動機の音声コーデック 53…ハンドセット 54…移動機の制御回路 54a…配車要求受信記憶制御手段 54b…配車情報表示制御手段 54c…配車応答送信制御手段 54d…選択/非選択情報受信制御手段 54e…配車指示情報表示制御手段 55…移動機の表示部 56…移動機のキー入力部 57…移動機の記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局と、サービスエリアを複数
    の無線ゾーンに分割し、これらの無線ゾーン内に存在す
    る前記複数の移動局との間を無線回線を介して選択的に
    接続する移動交換網と、この移動交換網に対し前記無線
    回線とは異なる通信回線を介して接続される移動局運用
    管理装置とを具備し、 前記移動交換網は、 前記複数の無線ゾーンにおける前記各移動局の存在位置
    を検出してこの位置を表わす位置登録情報を記憶するた
    めの位置登録手段と、 この位置登録手段により記憶された前記位置登録情報を
    前記通信回線を介して前記移動局運用管理装置へ伝送す
    るための位置登録情報伝送手段とを備え、 かつ前記移動局運用管理装置は、 前記位置登録情報伝送手段により前記移動交換網から伝
    送された位置登録情報を受信して記憶するための位置登
    録情報記憶手段と、 この位置登録情報記憶手段に記憶された位置登録情報に
    基づいて、前記各移動局に関する所定の運用制御を行な
    うための運用制御手段とを備えたことを特徴とする移動
    通信システム。
  2. 【請求項2】 位置登録情報伝送手段は、位置登録手段
    により位置登録情報が更新されるごとにこの更新された
    位置登録情報を移動局運用管理装置へ伝送することを特
    徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 移動局運用管理装置は、移動交換網に対
    し定期的もしくは任意のタイミングで位置登録情報の伝
    送要求を送出する手段を備え、かつ移動交換網は、移動
    局運用管理装置から前記伝送要求が到来したことに応じ
    て位置登録情報を移動局運用管理装置へ伝送する手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 移動局運用管理装置の運用制御手段は、
    移動局が自動車である場合に、自動車の配車要求と位置
    登録情報とに基づいて、配車すべき場所を含む無線ゾー
    ンに存在する移動局を特定し、この特定した移動局に対
    し移動交換網を介して発呼を行なって、この発呼に応答
    した移動局に対し前記配車要求に応じた配車指示情報を
    伝送することを特徴とする請求項1に記載の移動通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 移動交換網がディジタル網からなる場合
    に、移動交換網から移動局運用管理装置への位置登録情
    報の伝送、および移動局運用管理装置と移動局との間の
    種々情報の伝送を、所定の呼制御メッセージ中の所定の
    情報要素に含めてそれぞれ行なうことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 移動局運用管理装置は、複数の移動局の
    うちの一つに設けられることを特徴とする請求項1に記
    載の移動通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102239A (ja) * 2004-10-07 2005-04-14 Hitachi Ltd 情報配信サーバ、監視センタサーバ、および、保守員端末
JP2005309827A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Communication Technologies Ltd 作業管理システム
JP2014203173A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 エスアイアイ・データサービス株式会社 配車システム、配車方法、配車装置、および、配車プログラム
JP2017138749A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 株式会社日立国際電気 配車処理システム

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