JPH08184894A - 情報記録機能付きカメラ - Google Patents

情報記録機能付きカメラ

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JPH08184894A
JPH08184894A JP32896394A JP32896394A JPH08184894A JP H08184894 A JPH08184894 A JP H08184894A JP 32896394 A JP32896394 A JP 32896394A JP 32896394 A JP32896394 A JP 32896394A JP H08184894 A JPH08184894 A JP H08184894A
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JP
Japan
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camera
film
time
recorded
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Pending
Application number
JP32896394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Mochizuki
義徳 望月
Masatada Kawai
正雅 河合
Haruhiko Momose
治彦 百瀬
Yoshiaki Kimura
凱昭 木村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はカメラの撮影状態及びその他の情報
を撮影画像に記録できる情報記録機能付きカメラに関
し、第1にコマ毎に文字切れのない情報を記録すること
ができる情報記録機能付きカメラを提供することを目的
とし、第2にコマに記録することができる情報量を増や
すことができる情報記録機能付カメラを提供することを
目的とし、第3にコマ毎に正確な撮影時刻を記録するこ
とができる情報記録機能付カメラを提供することを目的
としている。 【構成】 画像とともに文字情報を記録できるように構
成され、フィルム搬送時に文字情報をフィルム上に記録
するように構成された情報記録機能付きカメラにおい
て、撮影枚数を記録するフィルムカウンタの表示がフィ
ルムの規定枚数プラス1になると自動的に巻き戻す手段
を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの撮影状態及びそ
の他の情報を撮影画像に記録できる情報記録機能付きカ
メラに関し、更にはGPS(Global Posit
ioningSystem)で代表される衛星測位シス
テムを利用してカメラの撮影位置に関する情報も記録で
きる情報記録機能付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、個人,旅行者,カメラマン等によ
り各種カメラが使用される機会が多くなってきた。また
カーナビゲーションの発達によりGPSデータ(位置情
報)を取り扱う機器の開発も促進されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常のパトローネから
フィルムを撮影に伴いカメラ内に巻き上げていくタイプ
のカメラでは撮影後フィルムが巻き上げられた時巻き上
げ力がある程度以上大きくなるとこれ以上の撮影は不可
とのことで自動的に巻き戻されるか、マニュアルで巻き
戻すようになっている。
【0004】また、画像とともに文字情報を記録できる
ように構成された情報記録機能付きカメラにおいて、フ
ィルムへの文字記録をフィルム搬送時に実施することが
提案されている。この場合には最後の撮影後、必ずしも
1こま分フィルムが搬送されるとは限らず、文字等の情
報記録部までフィルムが搬送されて来ないため、文字記
録が途中までしかできないという状況が発生する。
【0005】また、カメラの撮影条件・撮影環境状態を
撮影画像とともに記録できるカメラにおいて、項目が多
数になると画像に対して全ての情報が記録できず文字群
の長さが画像1こま分をオーバーしてしまう可能性があ
る。この場合の対処方法として、主要データのみを選択
する,画像の1コマに限定せずに記録する等も1つの方
法であるが、必要データまで記録されないとかフィルム
1本に記録できる画像数が減少するなどの問題がある。
【0006】また、カメラの撮影条件・撮影環境状態を
撮影画像とともに記録できるカメラにおいて、種々の場
所に移動してカメラを使用したとき、その場所の時間が
撮影される必要がある。時刻を情報として画像とともに
記録するようになした時、カメラに内蔵の時計をもち、
撮影場所に伴い時刻の標準時との差を手動で補正してい
くことは可能であるが繁雑であり、補正し忘れることも
あり、かつリファレンスとした時刻の正確度も問題とな
る。GPSからの時刻情報を撮影場所での時差を補正し
て使用することは可能であるが、GPS情報を受信でき
ない場合には時刻情報が記録できないことになる。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、第1にコマ毎に文字切れのない情報を記
録することができる情報記録機能付きカメラを提供する
ことを目的とし、第2にコマに記録することができる情
報量を増やすことができる情報記録機能付カメラを提供
することを目的とし、第3にコマ毎に正確な撮影時刻を
記録することができる情報記録機能付カメラを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
第1の発明は、画像とともに文字情報を記録できるよう
に構成され、フィルム搬送時に文字情報をフィルム上に
記録するように構成された情報記録機能付きカメラにお
いて、撮影枚数を記録するフィルムカウンタの表示がフ
ィルムの規定枚数プラス1になると自動的に巻き戻す手
段を設けたことを特徴としている。
【0009】この場合において、前記フィルムカウンタ
の表示がフィルムの規定枚数プラス1になると信号を発
する手段を設けることが、次のコマには情報が完全に記
録できないということを知らせる上で好ましい。
【0010】前記した課題を解決する第2の発明は、画
像とともに文字情報を記録できるように構成され、フィ
ルム搬送時に文字情報をフィルム上に記録するように構
成された情報記録機能付きカメラにおいて、フィルムを
プリワインディングする手段を設けたことを特徴として
いる。
【0011】前記した課題を解決する第3の発明は、撮
影時に画像とともに文字情報を記録できるように構成さ
れ、主走査方向に多数の点発光素子列により文字を記録
するようになした情報記録機能付きカメラにおいて、主
走査方向の複数ドットよりなる1列を1文字に対応させ
て記録することを特徴としている。
【0012】この場合において、主走査方向の複数ドッ
トよりなる1列を多数列組み合わせて多数列を1文字に
対応させて記録することが、漢字等の情報を記録してい
く上で好ましい。
【0013】また、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録とが混合記
録できるようにすることが、すぐに知りたい情報は通常
記録で、それほど知りたくない情報は圧縮記録すること
で記録できる情報量を増やす上で好ましい。
【0014】更に、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録との間に記
録方法を識別するための所定の符号を記録することが、
これら異なる記録方式の境界を識別する上で好ましい。
【0015】前記した課題を解決する第4の発明は、撮
影時に画像とともに文字情報を記録できるように構成さ
れ、かつ時刻情報はカメラ内蔵時計の情報を記録するよ
うになした情報記録機能付きカメラにおいて、GPSか
らの受信時刻を、受信位置情報により補正して内蔵時計
の時刻を修正し、該内蔵時計の時刻を撮影時刻として記
録する手段を設けたことを特徴としている。
【0016】この場合において、GPSからの時刻情報
を受信できない時には、カメラ内蔵の時計の時刻を撮影
時刻として記録することが、確実に時刻情報を記録する
上で好ましい。
【0017】
【作用】
(第1の発明)撮影枚数を記録するフィルムカウンタの
表示がフィルムの規定枚数プラス1になると自動的に巻
き戻す手段を設けた。これにより、規定枚数になったら
自動的にフィルムが巻き戻されるので、規定枚数プラス
1毎目のコマが撮影されることがなくなり、コマ毎に文
字切れのない情報を記録することができる。
【0018】この場合において、前記フィルムカウンタ
の表示がフィルムの規定枚数プラス1になると信号を発
する手段を設けることにより、撮影者に次のコマには情
報が完全に記録できませんということを知らせることが
できる。従って、撮影者はその信号をアラームとして確
認すると、以降の撮影を中止し、規定枚数プラス1毎目
に情報が記録されることはない。つまり、コマ毎に文字
切れのない情報を記録することができる。なお、情報が
完全でなくても、まだ撮影したい時もあるので、あと1
枚撮影するかしないかは撮影者の判断に任せることがで
きる。
【0019】(第2の発明)フィルムをプリワインディ
ングする手段を設けた。これにより、パトローネから巻
き取り軸にプリワインディングした時、撮影可能枚数を
カウントしておく。そして、プリワインディングされた
状態から、通常の撮影に入る。この場合にはてコマ番号
の大きい方から小さい方に向かってフィルムへ画像が記
録されていく。従って、誤ってカメラの裏蓋を開けてし
まった時でも、撮影済みのフィルムはパトローネに巻き
戻されているので、保護される。更に、このプリワイン
ディング方式を採用すると、撮影できるコマ数だけは確
実に情報も記録できるので、都合がよい。つまり、コマ
毎に文字切れのない情報を記録することができる。
【0020】(第3の発明)主走査方向に多数の点発光
素子列により文字を記録するようになした情報記録機能
付きカメラにおいて、主走査方向の複数ドットよりなる
1列を1文字に対応させ記録するようにした。この方法
によれば、文字データを圧縮して記録することになるの
で、視覚的には意味が不明なドット列となるが、1列の
ドット数で記録できる文字情報の量を大幅に増やすこと
ができる。その結果、コマに記録することができる情報
量を増やすことができる。
【0021】この場合において、主走査方向の複数ドッ
トよりなる1列を多数列組み合わせて多数列を1文字に
対応させ記録することにより、視覚的には意味不明とな
るが、漢字等の複雑な文字からなる文字情報を大量に記
録することができる。
【0022】また、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録とが混合記
録できるようにすることにより、すぐに知りたい情報は
通常記録で、それほど知りたくない情報は圧縮記録する
ことにより、コマ毎に記録できる情報量を増やすことが
できる。
【0023】更に、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録との間に記
録方法を識別するための所定の符号を記録することによ
り、これら異なる記録方式の境界を識別することができ
る。
【0024】(第4の発明)撮影時に画像とともに文字
情報を記録できるように構成され、かつ時刻情報はカメ
ラ内蔵時計の情報を記録するようになした情報記録機能
付きカメラにおいて、GPSからの受信時刻を、受信位
置情報により補正して内蔵時計の時刻を修正し、該内蔵
時計の時刻を撮影時刻として記録する手段を設けた。こ
れにより、コマ画像毎に正確な撮影時刻を記録すること
ができる。
【0025】この場合において、GPSからの時刻情報
を受信できない時には、カメラ内蔵の時計の時刻を撮影
時刻として記録することにより、確実に時刻情報を記録
することができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図、図2は本発明のカメラの外観構成例を示す図であ
る。これら図において、1はカメラ本体、2は位置を検
出するGPS受信機、3は方位を磁北からの角度で検出
する方位センサ、4はカメラの傾き角度を検出する傾き
センサである。図2より明らかなように、GPS受信機
2,方位センサ3及び傾きセンサ4は、カメラ本体1の
外に取り付けられている。5はカメラ全体の動作制御を
行う制御部、6は回路にパワーを供給する電池、7はカ
メラ部の動作を制御するカメラマイコン、8はシャッタ
である。
【0027】9はカメラに装填されたフィルムの搬送を
行う時にフィルムの送り量を検出するフィルム搬送検知
部、10はLEDを駆動するLEDドライバ、11はフ
ィルム搬送中にフィルムのコマ位置に各種情報を焼き付
ける写し込みLED、12は電源スイッチ、13は制御
部5内に設けられた各種情報記憶用のメモリ、14はフ
ィルムの撮影枚数をカウントするカウンタである。この
ように構成された装置の動作を説明すると、以下のとお
りである。
【0028】図3は本発明カメラの作動手順を示すフロ
ーチャートである。撮影の前にカメラ本体1に設置され
た電源スイッチ12をオンにする(S1)。この電源を
オンすることによりGPS受信機2,方位センサ3及び
傾きセンサ4に電源が供給され、各動作を開始する。こ
れらセンサから情報が検出されると制御部5のメモリ1
3にこれら情報を記録するようになっている。またカメ
ラマイコン7にも電源が供給され、カメラ本体1に設け
られた表示部(図示せず)のフィルムカウンタ部に現在
までの撮影枚数プラス1の数字が表示される。
【0029】本発明のカメラのシャッタ8は、2段階の
スイッチ動作が可能なタイプであり、シャッタを押すと
第1段階で状態の確認がなされ、第2段階で写真撮影モ
ードになるよう構成されている。撮影時シャッタ8が第
1段階まで押される(半押し)と(S2)、制御部5は
メモリ13内に各種データが記録されていることを確認
し(S3)、このデータが記録されていないと写真撮影
の動作に移行しないよう制御する。これにより、撮影さ
れたコマ画像には確実に情報が記録されるのを担保いる
ことができる。
【0030】これらのデータが制御部5のメモリ13に
記録されている場合は、写真撮影の動作に移行する(S
4)。撮影後フィルム送りする際、フィルム搬送検知部
9でフィルム送り量を検知し、予め設定した送り量毎に
LEDドライバ10により写し込みLED11を発光さ
せてフィルム上に文字データを書き込む(S5)。この
フィルム送り量を検知するための1つの方法として、ス
プロケットの軸にエンコーダを取り付け、この出力によ
り制御部5でLED11の発光タイミングを確定し、L
EDドライバ10の駆動信号を出すようにすることが考
えられる。
【0031】ここで、文字等の各種情報を書き込む場
合、使用フィルムの感度を自動的に又は手動で設定でき
るようになっており、LEDドライバ10からのLED
発光量を調整できるように構成されている(この部分に
ついては特に図としては表示されていない)。
【0032】写真撮影を継続する場合は上記操作を繰り
返すが、終了する場合は電源スイッチ12をオフする
(S6)。この場合には制御部5のメモリ13に書き込
まれたデータは全てクリアされるようになっている(S
7)。
【0033】図4は撮影画像の例を示す図である。撮影
画像領域の端部各種情報が記録されるようになってい
る。図に示す例では、上部に画像が、下部端にデータが
表示されるようになっている。データのは年月日時
分、は緯度、は経度、は磁北からの角度で表され
たカメラの方向、はカメラの仰角、はレンズ軸回り
のカメラの回転角(Lは左回り、Rは右回り)を示す。
このように、撮影画像に位置情報等の各種情報を記録で
きるようにしておけば、後日に同一の地点から再度同じ
場所を撮影する必要がある場合等(例えばある地点の植
生を調査するような場合)に有効である。
【0034】図5はカメラマイコン7の作動手順を示す
フローチャートである。図に示す例は、通常のパトロー
ネからフィルムを撮影に伴いカメラ内に巻き上げていく
タイプのカメラでの本発明に関わる部分のカメラマイコ
ンの作動手順チャートである。
【0035】カメラ本体1にフィルムを装填し(S
1)、カメラの電源スイッチ12をオンすると(S
2)、カメラマイコン7はDXコードからASA感度と
規定枚数をセットする(S3)。次に、カメラマイコン
7はカウンタ14が1より大きいかどうかチェックする
(S4)。カウンタ14が1に達していない場合には、
フィルムが巻き上げられていない場合であるので、フィ
ルムを巻き上げ(S5)、カウンタ14を1にする(S
6)。
【0036】続いて撮影するかどうかチェックし(S
7)、撮影しない場合には電源スイッチ(カメラスイッ
チ)12をオフにする(S8)。撮影する場合には、シ
ャッタ8を第2段階まで押して(全押し)撮影を行う
(S9)。撮影時には、フィルムコマの一部を遮光した
状態(図4の場合にはコマ下部を遮光)で行ない、フィ
ルムを巻き取る時に、メモリ13に記録されているコマ
情報を写し込みLED11でコマに焼き付けていく。カ
メラマイコン7は、撮影を行うとカウンタ14に1を加
える(S10)。次に、カメラマイコン7は、カウンタ
14が規定枚数+1になったかどうかチェックする(S
11)。カウンタ14が規定枚数+1に達しない場合に
は、ステップS7まで戻り、写真撮影を続行する。この
ようにしてカウンタ14が規定枚数プラス1になるまで
は通常の撮影が可能である。
【0037】カウンタ14が規定枚数プラス1になる
と、最後のコマには撮影画像は写し込むことができる
が、情報は途中までしか記録できない。フィルムが引っ
張られて、写し込みLED11の位置まで記録領域が届
かないためである。そこで、この場合には、カメラマイ
コン7は、自動的にフィルムが巻き戻されるように制御
部5に指示する。これにより、フィルムコマ数を示すカ
ウンタ14の値が規定枚数+1になったら、自動的にフ
ィルムは巻き戻される(S12)。この自動巻き戻しに
より、画像が撮影されたコマには、必ず全ての情報が記
録されていることが保証できることになる(ケース
1)。
【0038】一方、撮影者には、情報は完全に記録でき
なくてもよいから、最後のコマまで画像を撮影したいと
いう要望もある。この場合には、カウンタ14が規定枚
数プラス1になると何らかの手段(フイルムカウンタの
表示が点滅する,ブザーが鳴る,ファインダー内で発光
素子が点滅する等)で外部に知らせるようにする(S1
3)。撮影者は、情報が完全に記録できないということ
を知ることができる(ケース2)。この場合は、その後
の撮影は文字中途で記録なしを覚悟すれば、更に何枚か
の撮影をすることができる。ケース1にするかケース2
にするかは設計上の問題であり、これらのいずれを選択
するかの選択スイッチをカメラ本体に設けておき、いず
れをとるかを撮影者に選択させるようにしておくことが
望ましい。
【0039】図6はプリワインディング(フィルム装填
時にカメラ内にフィルムを巻き取り、撮影済みのフィル
ムをパトローネのなかに巻き取っていくもの)タイプの
カメラでの本発明のカメラマイコンの作動手順を示すフ
ローチャートである。フィルムを装填し(S1)、カメ
ラの電源スイッチ12をオンにすると(S2)、カメラ
マイコン7はDXコードからASA感度と規定枚数をセ
ットする(S3)。次に、カメラマイコン7は、カウン
タ14がクリアされているかどうきチェックする(S
4)。クリアされていない場合には、フィルムのプリワ
インディングを行ない、フィルムをカメラ本体1内に巻
き取る(S5)。そして、カメラマイコン7は、カウン
タ14に撮影枚数を設定する(S6)。この時、カメラ
マイコン7はフィルムのパーフォレーション穴をカウン
トして撮影可能枚数を設定するとか、DXコードからの
規定枚数をカウンタ14に書き込むようにする。
【0040】次に、カメラマイコン7は、撮影をするか
どうかチェックし(S7)、撮影しない場合には電源ス
イッチ12をオフにする(S8)。撮影する場合には、
撮影を行ない(S9)、前記カウンタ14から1を差し
引く(S10)。次に、カメラマイコン7は、カウンタ
14が0になったかどうかチェックする(S11)。カ
ウンタ14が0でない時には、続いて撮影を行ない、カ
ウンタ14から1を差し引く。この時、カメラ内部では
フィルムが搬送されるが、フィルムが搬送される時に、
写し込みLED11がフィルムのコマの端部にメモリ1
3に記憶されている情報を焼き付けていく。
【0041】このようにしてカウンタ14が0になるま
では通常の撮影が可能で、カウンタ14が0になると、
カメラマイコン7は自動的に残りのフィルムをパトロー
ネに巻き込む(S12)。この実施例によれば、予め設
定された撮影枚数だけは、確実に情報を書き込むことが
できる。しかも、この実施例によれば、カメラ本体1の
裏蓋が不用意に開けられた場合でも、撮影されたコマは
パトローネに格納されているので、撮影された画像は露
光されることなく、保護される。
【0042】次に、本発明の情報書き込み部の動作につ
いて詳細に説明する。ぬィルムコマへの各種情報の書き
込みは、前述たように写し込みLED11により行う。
撮影時には、フィルムの画像情報書き込み領域を遮光し
た状態で行なって、カメラ本体に巻き込まれる時に、前
記画像情報書き込み領域に当該画像に関する各種情報を
焼き付けるものである。
【0043】図7はフィルムコマへの情報書き込みの例
を示す図で、1コマ分を拡大して示している。(a)は
行方向に5ドット、列方向に7ドットの場合を、(b)
は行方向に5ドット、列方向に8ドットの場合をそれぞ
れ示している。ここで、フィルムの進行方向を行(副走
査方向)、それに垂直な方向を列(主走査方向)として
示した。ドット×5ドットの場合には(a)に示すよう
に文字間に1ドットスペース設けたとして5文字で29
ドット分使用する。このように、全ての文字を7ドット
×5ドットで表わすと、フィルム1コマに書き込める文
字数はおのずと制限される。
【0044】そこで、文字情報を圧縮して書き込むこと
を考える。例えば、1列1文字で記録できれば文字間に
1ドットスペース設けたとして15文字を記録できるこ
とになる。この場合には、1列で26 =64文字まで対
応可能で、ドット列に対応させる文字を予め決めておく
必要がある。カメラ番号“12345678“を、1文
字1ドット列表示で記録すると、(a)のB部のように
なる。
【0045】通常記録方式は、記録された情報を視覚的
に認識できるという長所があるが、記録できる文字数に
制限がある。そこで、図に示すように通常文字記録と圧
縮文字記録を混合して記録すればよい。この場合、どの
位置から圧縮文字であるということを識別する必要があ
る。この場合には、識別符号は例えば(a)のA部のよ
うな記録を行えばよい。この場合には、焼き付けされた
写真からすぐに認識する必要がある情報は、通常記録を
行ない、すぐに認識する必要のない情報は圧縮記録を行
うようにすれば、位置コマに記録できる情報を減らすこ
となく、多くの情報を記録することが可能になる。
【0046】更に文字コードを一般的にさせる場合は、
(b)に示すように列のドット数を8としてJISコー
ドに対応させる。JISの区分コードは区コードが94
行、分コードが94列からなるので、これらを各々1ド
ット列で対応させると1文字を2ドット列で表示するこ
とが出来る。図(b)のC,Dがそれぞれドット列を示
し、これらC,D2列で1文字に対応させる。このよう
な方式をとれば、極めて多くの文字を圧縮記録すること
ができ、漢字を表現するのに好適である。図のE領域
は、撮影者の名前として“望月”を記録した例を示す。
この表現方法は、JISコードに対応している。なお、
この場合も他の表現領域と識別するために、F部に示す
ような識別符号を記録する必要がある。なお、上述した
識別符号部A,Fは、例に示すように3列,4列用いる
必要はなく、もっと少ない列の認識符号で合ってもよ
い。
【0047】本発明では、GPS受信機2から位置情報
と共に、時刻情報も受信している。この時刻情報は、原
子時計を用いているので極めて正確である。そこで、G
PSからの受信時刻を、受信位置情報により補正して内
蔵時計の時刻を修正し、該内蔵時計の時刻を撮影時刻と
して記録するようにしている。これにより、コマ画像毎
に正確な撮影時刻を記録することができる。この場合に
おいて、GPSからの時刻情報を受信できない時には、
カメラ内蔵の時計の時刻を撮影時刻として記録するよう
にしている。これにより、確実に時刻情報を記録するこ
とができる。
【0048】図8は本発明の他の作動手順を示すフロー
チャートである。この実施例は、GPS受信機2からの
データを受信できない場合にも(例えばトンネルの中等
の電波が届かない場所にいる場合)、撮影操作を可能に
した場合を示している。
【0049】撮影の前にカメラ本体1に設置された電源
スイッチ12をオンする(S1)。この電源をオンする
ことによりGPS受信機2・各センサ3,4に電源が供
給され、各動作を開始し、情報が検出されると制御部5
内のメモリ13に記録されるようになっている。
【0050】前述したように、本発明のカメラのシャッ
タ8は、2段階のスイッチ動作が可能なタイプであり、
シャッタを押すと第1段階で状態の確認がなされ、第2
段階で写真撮影モードになるよう構成されている。撮影
時シャッタ8が第1段階まで押されると(S2)、制御
部5は各種データがメモリ13に記録されているかどう
かを確認する(S3)。記録されている場合には、制御
部5はメモリ13に記憶されている位置情報を基に撮影
位置を認識し、撮影位置の時刻を時刻データに位置の補
正を加えることにより求め、内蔵時計の時刻を修正(更
新)する(S4)。これにより、極めて正確な時刻情報
を記録することができる。
【0051】若し、GPSからのデータがメモリ13に
記録されていない場合、制御部5はGPSからの時刻,
位置のデータは記録なしのため、時刻については内蔵時
計の時刻をメモリ13に書き込み、位置についてはNG
を書き込む(S5)。その後写真撮影の動作に移行し、
写真撮影を行う(S6)。撮影後フィルム送りする際、
フィルム搬送検知部9でフィルム送り量を検知し、予め
設定した送り量毎にLEDドライバ10により写し込み
LED11を発光させてフィルム上に文字を書き込む
(S7)。撮影動作は必要な回数だけ行われる。撮影動
作が終了したら、電源スイッチ12をオフにし(S
8)、制御部5内のメモリ13のデータをクリアする
(S9)。
【0052】この実施例によれば、GPSからのデータ
を受信できる場合には受信したデータを基に時刻データ
を補正して位置情報と共にコマに書き込み、GPSから
のデータを受信できない場合には、内蔵時計の時刻をコ
マに書き込むようにしているので、GPSからのデータ
を受信できない時でも、時刻情報だけは内蔵の時計のデ
ータを書き込むことができる。この時の、時刻データは
GPSからのデータを基に補正した時刻に比較すれば、
不正確であるが、少なくとも内蔵時計の精度では時刻情
報を確実に記録できる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、撮影枚数を記録するフィルムカウンタの表
示がフィルムの規定枚数プラス1になると自動的に巻き
戻す手段を設けることにより、規定枚数になったら自動
的にフィルムが巻き戻されるので、規定枚数プラス1毎
目のコマが撮影されることがなくなり、従って、規定枚
数プラス1毎目に情報が記録されることはない。つま
り、コマ毎に文字切れのない情報を記録することができ
る。
【0054】この場合において、前記フィルムカウンタ
の表示がフィルムの規定枚数プラス1になると信号を発
する手段を設けることにより、撮影者に次のコマには情
報が完全に記録できないということを知らせることがで
きる。従って、撮影者はその信号をアラームとして確認
すると、以降の撮影を中止し、規定枚数プラス1毎目に
情報が記録されることはない。つまり、コマ毎に文字切
れのない情報を記録することができる。なお、情報が完
全でなくても、まだ撮影したい時もあるので、あと1枚
撮影するかしないかは撮影者の判断に任せることができ
る。
【0055】第2の発明によれば、フィルムをプリワイ
ンディングする手段を設けることにより、パトローネか
ら巻き取り軸にプリワインディングした時、撮影可能枚
数をカウントしておき、プリワインディングされた状態
から、通常の撮影に入り、この場合にはコマ番号の大き
い方から小さい方に向かってフィルムへ画像が記録され
ていく。従って、誤ってカメラの裏蓋を開けてしまった
時でも、撮影済みのフィルムはパトローネに巻き戻され
ているので、保護される。更に、このプリワインディン
グ方式を採用すると、撮影できるコマ数だけは確実に情
報も記録できるので、都合がよい。つまり、コマ毎に文
字切れのない情報を記録することができる。
【0056】第3の発明によれば、主走査方向に多数の
点発光素子列により文字を記録するようになした情報記
録機能付きカメラにおいて、主走査方向の複数ドットよ
りなる1列を1文字に対応させて記録するようにするこ
とにより、文字データを圧縮して記録することになるの
で、視覚的には意味が不明なドット列となるが、1列の
ドット数で記録できる文字情報の量を大幅に増やすこと
ができる。その結果、コマに記録することができる情報
量を増やすことができる。
【0057】この場合において、主走査方向の複数ドッ
トよりなる1列を多数列組み合わせて多数列を1文字に
対応させて記録することにより、視覚的には意味不明と
なるが、漢字等の複雑な文字からなる文字情報を全て記
録することができる。
【0058】また、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録とが混合記
録できるようにすることにより、すぐに知りたい情報は
通常記録で、それほど知りたくない情報は圧縮記録する
ことにより、コマ毎に記録できる情報量を増やすことが
できる。
【0059】更に、通常標記文字記録と主走査方向の複
数ドットよりなる列を文字に対応させた記録との間に記
録方法を識別するための所定の符号を記録することによ
り、これら異なる記録方式の境界を識別することができ
る。
【0060】第4の発明によれば、撮影時に画像ととも
に文字情報を記録できるように構成され、かつ時刻情報
はカメラ内蔵時計の情報を記録するようになした情報記
録機能付きカメラにおいて、GPSからの受信時刻を、
受信位置情報により補正して内蔵時計の時刻を修正し、
該内蔵時計の時刻を撮影時刻として記録する手段を設け
ることにより、コマ画像毎に正確な撮影時刻を記録する
ことができる。
【0061】この場合において、GPSからの時刻情報
を受信できない時には、カメラ内蔵の時計の時刻を撮影
時刻として記録することにより、確実に時刻情報を記録
することができる。
【0062】このように、本発明によれば、第1にコマ
毎に文字切れのない情報を記録することができる情報記
録機能付きカメラを提供することができ、第2にコマに
記録することができる情報量を増やすことができる情報
記録機能付カメラを提供することができ、第3にコマ毎
に正確な撮影時刻を記録することができる情報記録機能
付カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】本発明のカメラの外観構成例を示す図である。
【図3】本発明カメラの作動手順を示すフローチャート
である。
【図4】撮影画像の例を示す図である。
【図5】カメラマイコンの作動手順を示すフローチャー
トである。
【図6】カメラマイコンの他の作動手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】フィルムコマへの情報書き込みの例を示す図で
ある。
【図8】本発明の他の作動手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 GPS受信機 3 方位センサ 4 傾きセンサ 5 制御部 6 電池 7 カメラマイコン 8 シャッタ 9 フィルム搬送検知部 10 LEDドライバ 11 写し込みLED 12 電源スイッチ 13 メモリ 14 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 凱昭 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像とともに文字情報を記録できるよう
    に構成され、フィルム搬送時に文字情報をフィルム上に
    記録するように構成された情報記録機能付きカメラにお
    いて、 撮影枚数を記録するフィルムカウンタの表示がフィルム
    の規定枚数プラス1になると自動的に巻き戻す手段を設
    けたことを特徴とする情報記録機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記フィルムカウンタの表示がフィルム
    の規定枚数プラス1になると信号を発する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記録機能付きカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 画像とともに文字情報を記録できるよう
    に構成され、フィルム搬送時に文字情報をフィルム上に
    記録するように構成された情報記録機能付きカメラにお
    いて、 フィルムをプリワインディングする手段を設けたことを
    特徴とする情報記録機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影時に画像とともに文字情報を記録で
    きるように構成され、主走査方向に多数の点発光素子列
    により文字を記録するようになした情報記録機能付きカ
    メラにおいて、 主走査方向の複数ドットよりなる1列を1文字に対応さ
    せて記録することを特徴とする情報記録機能付きカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 主走査方向の複数ドットよりなる1列を
    多数列組み合わせて多数列を1文字に対応させて記録す
    るようになした請求項4記載の情報記録機能付きカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 通常標記文字記録と主走査方向の複数ド
    ットよりなる列を文字に対応させた記録とが混合記録で
    きるようになした請求項4乃至5のいずれかに記載の情
    報記録機能付きカメラ
  7. 【請求項7】 通常標記文字記録と主走査方向の複数ド
    ットよりなる列を文字に対応させた記録との間に記録方
    法を識別するための所定の符号を記録するようになした
    請求項6記載の情報記録機能付きカメラ。
  8. 【請求項8】 撮影時に画像とともに文字情報を記録で
    きるように構成され、かつ時刻情報はカメラ内蔵時計の
    情報を記録するようになした情報記録機能付きカメラに
    おいて、 GPSからの受信時刻を、受信位置情報により補正して
    内蔵時計の時刻を修正し、該内蔵時計の時刻を撮影時刻
    として記録する手段を設けたことを特徴とする情報記録
    機能付きカメラ。
  9. 【請求項9】 GPSからの時刻情報を受信できない時
    には、カメラ内蔵の時計の時刻を撮影時刻として記録す
    るようにしたことを特徴とする請求項8記載の情報記録
    機能付きカメラ。
JP32896394A 1994-11-01 1994-12-28 情報記録機能付きカメラ Pending JPH08184894A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32896394A JPH08184894A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 情報記録機能付きカメラ
US08/912,015 US5913078A (en) 1994-11-01 1997-08-15 Camera utilizing a satellite positioning system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32896394A JPH08184894A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 情報記録機能付きカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08184894A true JPH08184894A (ja) 1996-07-16

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JP32896394A Pending JPH08184894A (ja) 1994-11-01 1994-12-28 情報記録機能付きカメラ

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