JPH0818476B2 - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH0818476B2
JPH0818476B2 JP63329890A JP32989088A JPH0818476B2 JP H0818476 B2 JPH0818476 B2 JP H0818476B2 JP 63329890 A JP63329890 A JP 63329890A JP 32989088 A JP32989088 A JP 32989088A JP H0818476 B2 JPH0818476 B2 JP H0818476B2
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哲美 落合
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Toppan Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた偽造防止効果を発揮する情報記録媒
体に関する。
(従来の技術とその課題) 従来、プリペイドカード等の情報記録媒体に記録又は
消去する情報は、磁気のみで記録している。例えば、テ
レフォンカード等の残額情報は、磁気によって記録又は
消去される。これによって、残額チェックが可能とな
る。
第4図は、従来の情報記録媒体の一例の断面図であ
る。この情報記録媒体は、基体40の一方の面上に磁気記
録層42を設けて、その上に保護層44を設けたものであ
る。磁気記録は、この情報記録媒体を鋭い分布を有する
磁界内に通し、その磁界内で磁気記録層の矩形ヒステリ
シス特性の飽和残留磁束を利用して行われる。このよう
にして記録された情報は、永久保存可能で、消去及び再
書き込みが容易である。しかも、記録密度が高く、情報
を豊富に記録することができる。したがって、この情報
記録媒体は、IDカード、クレジットカード、キャッシュ
カード等のプリペイドカードに広く利用されている。
しかしながら、従来の情報記録媒体は、情報の記録及
び消去が容易に行うことができる。このため、偽造が容
易であり、情報の書き換えによって不正使用されるとい
う欠点がある。
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであ
って、情報の書き換えによる偽造を防止できる情報記録
媒体を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、基体上に、赤外線反射層および赤外線吸収
層からなる赤外線吸収バーコードと、該赤外線吸収バー
コードを隠蔽する隠蔽層と、該隠蔽層上に設けられ、発
色後に赤外線を吸収可能となるサーマル発色層と、磁気
記録層とを少なくとも具備し、赤外線吸収波形と磁気記
録情報とを照合して真偽を識別するようにしたことを特
徴とする情報記録媒体を提供する。
ここで、基体は、紙あるいはプラスチック等からなる
ものであり、情報記録媒体として使用し得るために必要
な強度を有するものであればよい。また、基体に磁性体
を使用して、基体が磁気記録層を兼ねてもよい。
また、磁気記録層には、磁気ヘッドによって記録、読
取り、及び消去可能である通常の磁性体を使用する。
また、赤外線反射層は、赤外線センサーで感知する際
に、赤外線反射層上で赤外線吸収バーコードの有る部分
と無い部分を区別させるためのものである。即ち、この
赤外線反射層が存在するために、赤外線センサーから投
光された赤外線は、赤外線吸収バーコードが存在しない
部分では反射されてセンサーに受光され、赤外線吸収バ
ーコードが存在する部分ではバーコードに吸収される。
このため、赤外線センサーが吸収波形を読取ることによ
って識別が可能となる。したがって、この赤外線反射層
には、赤外線を効率良く反射させるものを用いる必要が
ある。このようなものとして、アルミニウム、クロム等
の金属薄膜、又は、炭酸カルシウム、酸化チタンを主成
分とする白インキ等が挙げられる。さらに、基体に赤外
線反射物を使用して、基体が赤外線反射層を兼ねてもよ
い。
また、赤外線吸収バーコードは、赤外線反射層とは逆
に赤外線を充分に吸収するものであればよい。例えば、
有機金属錯体系、アンスラキノン系、アミニウム系、ポ
リメチン系、ジイモニウム系、シアニン系等の赤外線吸
収剤が挙げられる。
また、隠蔽層は、赤外線反射層上に設けられた赤外線
吸収バーコードを固定し、隠蔽し、且つ赤外線を効率良
く透過させ、可視光を透過させないものであればよい。
また、サーマル発色層は、赤外線によって発色して、
発色した後に赤外線を吸収してサーマル発色層の下にあ
る赤外線バーコードを隠すためのものである。従って、
このサーマル発色層には、赤外線等の熱源によって、容
易に発色し且つ発色後に赤外線を吸収し得るものを用い
る必要がある。例えば、このサーマル発色層は、バイン
ダー中にロイコ染料や金属錯体サーマル発色材料等のサ
ーマル発色材料を含有させて形成する。また、隠蔽層に
サーマル発色材料を含有させて、隠蔽層がサーマル発色
層を兼ねてもよい。
また、この情報記録媒体の表面及び裏面に保護層を設
けて保護してもよい。この保護層は、情報記録媒体自身
を通常の使用条件において保護し得る材質であればよ
い。例えば、基体が、紙である場合には、OPニス被膜又
は塩化ビニル等の透明プラスチックフィルムで形成し、
基体がプラスチックシートである場合には、塩化ビニル
等の透明プラスチックシートで形成する。
本発明は、また、基体の一方の全面に赤外線吸収層を
設けて、その赤外線吸収層上にパターン化した赤外線反
射層を設けた構造の情報記録媒体を用いて行ってもよ
い。即ち、赤外線センサーから投光された赤外線は、赤
外線吸収層上のパターン化された赤外線反射層が存在す
る部分では反射されてセンサーに受光され、パターン化
された赤外線反射層が存在しない部分では赤外線吸収層
に吸収される。このため、前記と同様に、吸収波形が明
確になり識別が可能となる。
(作用) 本発明の情報記録媒体によれば、情報は、磁気記録層
に記録されており、その情報が赤外線吸収バーコードあ
るいはパターン化した赤外線反射層と関連づけられてい
る。したがって、磁気記録層に記録された情報と、赤外
線センサーが感知する、その情報に関連づけられた赤外
線吸収バーコードあるいはパターン化した赤外線反射層
の波形を照合することによって識別を行う。この情報記
録媒体が使用されると、使用相当分の情報が消去され、
更に、その情報と関連づけられている赤外線吸収バーコ
ードあるいはパターン化した赤外線反射層の位置に対応
するサーマル発色層が赤外線によって発色して、下のバ
ーコードを隠す。したがって、このサーマル発色層の発
色により、赤外線センサーから投光された赤外線は、サ
ーマル発色層の発色した部分で吸収されるので、サーマ
ル発色層の下の赤外線吸収バーコードは判読されない。
この結果、磁気記録層の情報を書き換えても、この情報
記録媒体を使用することはできない。更に、赤外線反射
層及び赤外線吸収バーコードは、隠蔽層により不可視と
なっていることから、その存在の察知をより一層困難と
することができる。このようにして、情報記録媒体の偽
造を防止することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の情報記録媒体を説明す
る。
実施例1 第1図(a)ないし第1図(b)は、本発明の情報記
録媒体の一実施例の断面図である。この情報記録媒体
は、ポリエチレンテレフタレートからなる基体10の一方
の面上に、乳白色系ポリ塩化ビニルからなる赤外線反射
層11を設け、その上に黒色系インキで赤外線吸収バーコ
ード12を設けている。また、その上に顔料を含むバイン
ダーからなる隠蔽層13を設けて、更にその上にロイコ染
料を含有させたサーマル発色層14を設けて、その上に透
明なポリ塩化ビニルからなる表面保護層15を設けてい
る。基体10の他方の面上に磁気記録層16を設けて、その
上に透明なポリ塩化ビニルからなる裏面保護層17を設け
ている。
この情報記録媒体を使用すると、第1図(b)に示す
ように、赤外線センサーから投光される赤外線は、サー
マル発色層の発色した部分18で吸収される。これによっ
て、赤外線センサーが感知する吸収波形は、第2図に示
すようになり、赤外線吸収バーコードは判読されない。
したがって、磁気記録層の情報を書き換えても、赤外線
吸収バーコードと照合されないため、使用することがで
きない。このようにして、偽造防止が可能となる。
実施例2 第3図(a)ないし第3図(b)は、本発明の情報記
録媒体の他の実施例の断面図である。この情報記録媒体
は、ポリエチレンテレフタレートからなる基体30の一方
の面上に、黒色系インキからなる赤外線吸収層31を設
け、その上に乳白色系ポリ塩化ビニルからなるパターン
化した赤外線反射層32を設けている。また、その上に顔
料を含むバインダーからなる隠蔽層33を設けて、更にそ
の上にロイコ染料を含有させたサーマル発色層34を設け
て、その上に透明なポリ塩化ビニルからなる表面保護層
35を設けている。基体30の他方の面上に磁気記録層36を
設けて、その上に透明なポリ塩化ビニルからなる裏面保
護層37を設けている。
この情報記録媒体を使用すると、第3図(b)に示す
ように、赤外線センサーから投光される赤外線は、サー
マル発色層の発色した部分38で吸収される。これによっ
て、赤外線センサーが感知する吸収波形は、実施例1と
同様に第2図に示すようになり、赤外線吸収バーコード
は判読されない。したがって、磁気記録層の情報を書き
換えても、赤外線吸収バーコードと照合されないため、
使用することができない。このようにして、偽造防止が
可能となる。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明の情報記録媒体は、優れた
偽造防止効果を発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の使用前の情報記録媒体の一実
施例の断面図、第1図(b)は、本発明の使用後の情報
記録媒体の一実施例の断面図、第2図は、本発明の使用
後の情報記録媒体を赤外線センサーで感知した際の出力
波形、第3図(a)は、本発明の使用前の情報記録媒体
の他の実施例の断面図、第3図(b)は、本発明の使用
後の情報記録媒体の他の実施例の断面図、第4図は、従
来の情報記録媒体の断面図である。 10,30,40……基体、11……赤外線反射層、12……赤外線
吸収バーコード、13,33……隠蔽層、14……サーマル発
色層、15,35,44……表面保護層、16,36,42……磁気記録
層、17,37……裏面保護層、18,38……サーマル発色層内
の発色部分、20……サーマル発色層内の発色部分の赤外
線センサーの出力波形、21……赤外線吸収バーコードの
赤外線センサーの出力波形。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に、赤外線反射層および赤外線吸収
    層からなる赤外線吸収バーコードと、該赤外線吸収バー
    コードを隠蔽する隠蔽層と、該隠蔽層上に設けられ、熱
    源により発色した後に赤外線を吸収可能となるサーマル
    発色層と、磁気記録層とを少なくとも具備し、赤外線吸
    収波形と磁気記録情報とを照合して真偽を識別するよう
    にしたことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記サーマル発色層が金属錯体サーマル発
    色材料からなる請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記隠蔽層が、前記サーマル発色層を兼ね
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】前記基体が、前記赤外線吸収層を兼ねるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】前記磁気記録層が、前記赤外線吸収層を兼
    ねることを特徴する請求項1記載の情報記録媒体。
JP63329890A 1988-12-27 1988-12-27 情報記録媒体 Expired - Lifetime JPH0818476B2 (ja)

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JP63329890A JPH0818476B2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 情報記録媒体

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JP63329890A JPH0818476B2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 情報記録媒体

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JPH02173890A JPH02173890A (ja) 1990-07-05
JPH0818476B2 true JPH0818476B2 (ja) 1996-02-28

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US5151595A (en) * 1990-10-16 1992-09-29 Simon Marketing, Inc. Imaging device and method for developing, duplicating and printing graphic media
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JPH02173890A (ja) 1990-07-05

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