JPH08183450A - 索道の脱索防止装置 - Google Patents
索道の脱索防止装置Info
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- JPH08183450A JPH08183450A JP33850794A JP33850794A JPH08183450A JP H08183450 A JPH08183450 A JP H08183450A JP 33850794 A JP33850794 A JP 33850794A JP 33850794 A JP33850794 A JP 33850794A JP H08183450 A JPH08183450 A JP H08183450A
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Abstract
から外れないようにするための脱索防止装置を提供する
ことにある 【構成】索道線路中で所定の間隔で立設された支柱には
索条を循環移動可能に支承した索受装置が具えられてい
る。この索受装置の支柱アームへ固着した索受ブラケッ
トには、作用位置と退避位置の間を垂直方向に回動自在
に脱索防止プレートを枢着し、両位置ではボルトで索受
ブラケット側に固着する。こうして運休中の索条の脱索
事故を完全に防止すると同時に、退避位置にある脱索防
止プレートをリミットスイッチで検出して電気的にも保
安を行うことで運転を再開する場合の安全性も確保する
ようにする。
Description
索条を支承誘導するための索受装置から索条が外れない
ようにするための脱索防止装置に関する。
より説明する。索道線路中に立設した支柱の支柱アーム
61の両端には索条60を支承および誘導するための索
受装置が装着されている。図示した索受装置は四輪の受
索輪41,41,41,41に脱索防止輪57を具えた
ものである。始めに、四輪索受装置40の構成ないし構
造は二輪ビーム43の両端にそれぞれ受索輪41,41
をピン42,42で回転可能に枢着する。さらに、受索
輪41,41を枢着した二組の二輪ビーム43,43を
二輪ビームピン44,44で四輪ビーム46の両端へ回
動自在に枢着する。他方、支柱アーム61の先端部には
索受ブラケット47を下側より二枚の挟みプレート4
8,48を締付ボルト49,49,…を支柱アーム61
の両脇に通して締め付けることで密着固着する。この索
受ブラケット47にはセンター軸45を水平方向に固着
延出し、上記の様に四輪の受索輪41,41,41,4
1を搬器の進行方向に並べて構成した四輪ビーム46を
中心位置で回動自在に枢着する。この様にして、平衡構
造にすることで屈曲した索条60の荷重を四輪の受索輪
41,41,41,41で均等に支承するようにする。
6の図示左端には上方に向けて、ブラケット52を固着
延出し、さらに、先端部に脱索防止輪57をピン58で
枢着したアーム56の一端を旋回軸54により上下方向
に回動自在に枢着する。つぎに、前記ブラケット52と
脱索防止輪57を枢着したアーム56の間には押圧ばね
55を圧縮して装着することで矢印59方向の受索輪4
1へ向けて附勢して、受索輪41と脱索防止輪57とで
索条60を上下から一定の力で挟むことで受索輪41か
らの脱索を防止する。さらに、ブラケット52の上部に
は調整ボルト48が具えられて、押圧ばね50の圧縮量
を変えることで、脱索防止輪57の附勢する力を調整で
きる構造になっている。
索道線路中を循環移動する索条を支承および誘導するた
めの索受装置の先端部に位置する受索輪には、ばねの弾
性復元力で附勢した脱索防止輪を具えて、互いに索条を
上下から挟み脱索を防止するようにした構造の脱索防止
装置が発明され、また、実用化されている。この脱索防
止装置は運転状態で搬器の握索機が通過できる様に脱索
防止輪が上下に移動あるいは回動可能な構造になってい
る。こうした従来の脱索防止装置でも索条の脱索事故に
対しては相当な効果を得ている。
中に台風の襲来で猛烈な風が吹くと、索条の風圧が脱索
防止輪を附勢した力に打ち勝って上方に振れて受索輪か
ら脱索する可能性が構造上多少とも残されていた。本発
明の課題は索道設備が運休中に上記したような強風でも
索条が受索輪から絶対に外れないようにするための脱索
防止装置を提供することにある。
ために本発明は、索条に搬器を懸垂して輸送を行う索道
設備の索条を支承する索受装置付近に設けられる脱索防
止装置であって、自由端部付近に脱索防止爪を形成した
脱索防止プレートを固定位置のピンに枢着してなり、前
記脱索防止爪は前記索条に係合して脱索防止する作用位
置と、前記索条から退避する退避位置との間を回動する
ようになす。
した索受装置の構成部品であって支柱アームの端部に固
着した索受ブラケットには支持ブラケットを上方に向け
て固着して延出する。つぎに、支持ブラケットには脱索
防止プレートの一端側を旋回ボルトで上下に回動自在に
枢着する。この脱索防止プレートの先端部には上方から
索条を嵌め込むための半円形の切り欠きを有する脱索防
止爪を形成し、脱索防止プレートのピンで枢着した近傍
には側面から作用ピンを固着延出する。つぎに、脱索防
止プレートを枢着した支持ブラケットの受索輪とは反対
側にはリミットスイッチブラケットを上方に固着延出
し、上端部にリミットスイッチを具える。
プレートとほぼ水平方向に倒して作用位置にすると、先
端部に形成した脱索防止爪に受索輪で支承された索条を
上方より覆いかぶせて嵌め込み、さらに、止め金具であ
るボルトで支持ブラケットに固着することで脱索を確実
に防止する。この状態で、電動機を起動して搬器の運転
が開始されてしまうと、索条を握索した握索機が脱索防
止プレートへ衝突することになり非常に危険である。こ
れを防ぐために、脱索防止プレートの側面より固着延出
した作用ピンがリミットスイッチから外れ、リミットス
イッチを”OFF”状態にすることで索道設備の運転が
再開できないように電気的な保安を行うようにしてい
る。
ケットへ脱索防止プレートを作用位置で固着していたボ
ルトを取り外して、脱索防止プレートを上方に回動して
退避位置へ倒立した後に、さらに、運転による振動や強
風で作用位置へ転倒しない様に再びボルトで支持ブラケ
ット側へ固定する。この位置で脱索防止プレートの側面
より延出した作用ピンがリミットスイッチに当接して”
ON”状態にすることで脱索防止プレートの保安を電気
的にも解除して運転の再開を可能にする。
る。図1は本発明の脱索防止装置9を具えた四輪索受装
置1の側面図、図2は図1の平面図である。実施例の索
受装置は四輪の受索輪2,2,2,2を搬器の進行方向
に並べた四輪索受装置1である。受索輪2はゴム等の弾
性部材を索条30と当接する箇所を凹形に窪ませて形成
したタイヤ2bを両側より円盤状のフランジ2a,2a
で挟んだ構成のものである。
両端の左右が対称となる位置へ各々ピン3,3で回転可
能に枢着する。つぎに、二輪の受索輪2,2を枢着した
二組の二輪ビーム4,4を、さらに、四輪ビーム7の両
端の対称となる位置へ枢着する。この様にして、四輪の
受索輪2,2,2,2は二輪ビーム4,4を介して等間
隔となるように搬器の進行方向へ並べて枢着されてい
る。
した支柱の上端には支柱アーム20が水平方向に固着延
出されている。つぎに、図1に示すように支柱アーム2
0へは索受ブラケット8の取付部8aを上面へ載置した
後、支柱アーム20の下面に挟みプレート18,18を
当てがい、締付ボルト19,19,…を取付部8aとの
間に貫通して締め付けることで索受ブラケット8を支持
アーム20へ密着固着する。その際、取付部8aの両側
面に具えた調整ボルト17,17と調整ボルト17,1
7とを支柱アーム20の側面へ押し付けたり、引き込ん
だりして四輪索受装置1の索道線路方向に対する向きを
修正するようにする。
8bには上方に向けて支持ブラケット10が突出して固
着されており、固定位置側の支持ブラケット10にはピ
ン12で脱索防止プレート11の一端が上下に回動自在
に枢着されている。この脱索防止プレート11の自由端
部付近には索条30が嵌り込むための凸型半円形状に切
り欠いた脱索防止爪11aが形成されている。また、脱
索防止プレート11を枢着した固定位置の支持ブラケッ
ト10の図1に示した右側の後方に位置する所には板状
部材で形成したリミットスイッチブラケット15も同様
に上部プレート8bの上面に固着して突出され、さら
に、上端部には脱索防止プレート11側へ向けて検出ス
イッチであるリミットスイッチ16が水平な状態で取付
けられている。
ート8b上に装備した脱索防止装置9は主として上下に
回動自在に支承された脱索防止プレート8と、退避位置
11Bにある脱索防止プレート8の位置を検出するため
のリミットスイッチ16とで成り立っている。
始めに、図3に示す様に、脱索防止プレート8を二点鎖
線で示した退避位置11Bから矢印21の方向に倒して
実線で示した作用位置11Aにして索受装置の受索輪
2,2,…で支承された索条30を脱索防止プレート8
の先端部に形成された脱索防止爪11aに嵌め込んだ状
態にする。脱索防止プレート8を作用位置11Aにする
と索防止プレート11に穿孔した止め穴11cと支持ブ
ラケット10に穿孔した止め穴10aとが合致するので
止め金具であるボルト13を貫通して締め付けて支持ブ
ラケット10へ作用位置11Aで固定することで索条3
0が跳ね上がらないようにする。作用位置11Aでは脱
索防止プレート11の側面から固着延出した作用ピン1
1cが図示する様にリミットスイッチ16から離れるの
で、リミットスイッチ16は”OFF”状態になり、索
条30を循環移動して搬器を運行するための電動機は起
動できないようにしている。
は、脱索防止プレート11を作用位置11Aで支持ブラ
ケット10へ固定していたボルト13を抜き取り脱索防
止プレート11をピン12を中心にして上下に回動自在
な状態にする。つぎに、図4に示す様に脱索防止プレー
ト11を二点鎖線で示した作用位置11Aから矢印22
方向へ回動して実線で示した退避位置11Bに倒立した
後、再び、ボルト14で支持ブラケット10側へ固定す
る。こうして、受索輪2,2,…で支承された索条30
から脱索防止プレート11が外れ、同時に作用ピン11
cが検出スイッチであるリミットスイッチ16を作動し
てリミットスイッチ16を”ON”状態にすることで電
気的な保安が解除されて、索道設備の運転の再開が可能
になる。この様に、本発明の脱索防止装置9は索道の運
転を停止あるいは休止している間に強風等で索受装置か
ら索条が確実に外れないようにした装置である。
能にするため脱索防止輪をばねで附勢して上下に移動可
能な構造になっているので強風等で索条に一定以上の外
力が作用すると脱索防止輪が浮き上がって索受装置の受
索輪から外れ、この状態で運転が再開されると重大事故
につながる可能性が多少ともあった。
脱索防止プレートを先端部に形成した脱索防止爪に索条
を嵌め込んで受索輪へ押し付けた状態にして索受ブラケ
ット側へ固着することで索条が索受装置の受索輪から絶
対に外れないようにする。逆に、運転を再開する場合に
は脱索防止プレートを上方に回動することで索条から完
全に外れた退避位置にして索受ブラケット側に固着す
る。この動作により同時に脱索防止プレートに固着延出
した作用ピンが検出スイッチであるリミットスイッチを
作動して索条を循環移動するための電動機の起動を可能
にするようにした電気的な保安も行う構造にする。
いて索条を握索機が握索したままで両端の停留場に枢設
した滑車を循環通過する固定循環式の索道設備では、運
休中でも索道線路中に搬器が懸垂されたままになるので
受風面積の大きな客車式搬器は風の影響を受け易く、そ
れだけ脱索の可能性が大きなものとなる。本発明の脱索
防止装置は、この様な型式の索道設備の脱索に対しては
さらに大きな効果がある。同時に運転再開時の安全性も
具えている。
ある。
ある。
面図である。
面図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】索条に搬器を懸垂して輸送を行う索道設備
の索条を支承する索受装置付近に設けられる脱索防止装
置であって、 自由端部付近に脱索防止爪を形成した脱索防止プレート
を固定位置のピンに枢着してなり、 前記脱索防止爪は前記索条に係合して脱索防止する作用
位置と、前記索条から退避する退避位置との間を回動す
るようになした索道の脱索防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33850794A JP3759763B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 索道の脱索防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33850794A JP3759763B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 索道の脱索防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183450A true JPH08183450A (ja) | 1996-07-16 |
JP3759763B2 JP3759763B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=18318812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33850794A Expired - Lifetime JP3759763B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 索道の脱索防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3759763B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507390A (ja) * | 2003-10-03 | 2007-03-29 | ハイ テクノロジー インベストメンツ ベスローテン フェンノートシャップ | 空中ケーブルの牽引ケーブル用振れ止め |
JP2008049928A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Nippon Cable Co Ltd | 索道の脱索防止装置及びこれに用いる握索機 |
JP2012086835A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Innova Patent Gmbh | 索道システム |
CN106061818A (zh) * | 2014-04-10 | 2016-10-26 | 创新专利有限公司 | 缆车设备 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33850794A patent/JP3759763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507390A (ja) * | 2003-10-03 | 2007-03-29 | ハイ テクノロジー インベストメンツ ベスローテン フェンノートシャップ | 空中ケーブルの牽引ケーブル用振れ止め |
JP2008049928A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Nippon Cable Co Ltd | 索道の脱索防止装置及びこれに用いる握索機 |
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CN106061818A (zh) * | 2014-04-10 | 2016-10-26 | 创新专利有限公司 | 缆车设备 |
KR20160144458A (ko) * | 2014-04-10 | 2016-12-16 | 인노바 파텐트 게엠베하 | 케이블 카 시스템 |
JP2017510500A (ja) * | 2014-04-10 | 2017-04-13 | インノヴァ・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 索道システム |
US10112624B2 (en) | 2014-04-10 | 2018-10-30 | Innova Patent Gmbh | Cable car system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3759763B2 (ja) | 2006-03-29 |
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A521 | Written amendment |
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