JPH08183199A - 端面発光型発光素子および製法、端面発光型発光素子用の配線基板、端面発光型発光素子の実装方法、光プリントヘッド - Google Patents

端面発光型発光素子および製法、端面発光型発光素子用の配線基板、端面発光型発光素子の実装方法、光プリントヘッド

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JPH08183199A
JPH08183199A JP32662594A JP32662594A JPH08183199A JP H08183199 A JPH08183199 A JP H08183199A JP 32662594 A JP32662594 A JP 32662594A JP 32662594 A JP32662594 A JP 32662594A JP H08183199 A JPH08183199 A JP H08183199A
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light
emitting
edge
light emitting
wiring board
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JP32662594A
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Hiroshi Toyama
広 遠山
Mio Chiba
巳生 千葉
Wataru Takahashi
渉 高橋
Takaatsu Shimizu
孝篤 清水
Yukio Nakamura
幸夫 中村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光素子をウエハより切断分離する際の衝撃
が発光素子の発光層13に及ぶのを防止するために切断
予定領域よりやや広い領域を発光層を越える所定深さま
で除去しこの除去跡の底部の一部から前記切断を行なっ
て形成され、前記除去跡の下方の前記切断後に残存した
部分が突起部23として張り出している端面発光型発光
素子において、集光光学系に対する突起部23によるけ
られ等を防止できる素子を提供する。 【構成】 突起部23の張り出し寸法をL、集光光学系
の集光角をθ、発光層13の下端と突起部23における
上面との高さの差をhとそれぞれ表したとき、該高さの
差hを、h≧L・tanθを満たす値としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端面発光型発光素子
およびその製法、端面発光型発光素子を実装するための
配線基板、端面発光型発光素子の実装方法および光プリ
ントヘッドに関するものである。なお、この出願におい
て端面発光型発光素子は端面発光型発光素子アレイも含
むものとする。
【0002】
【従来の技術】端面発光型発光素子の一例として端面発
光型のLED(発光ダイオード)アレイと称されるもの
がある。その構造および製法は、例えば、特開平2−1
25765号公報に開示されている。具体的には、この
公報の第3頁左上欄に、N電極、N−GaAsバッファ
層、N−AlGaAs層、P−AlGaAs層、P電極
が積層された構成の半導体ウエハをダイシングすること
により、個々の端面発光型のLEDアレイが得られる点
が記載されている。また、例えばこの公報の第1頁右下
欄およびこの公報の第1図に記載のとおり、ダイシング
されたLEDアレイを配線基板に実装することにより、
例えば電子写真方式用の光プリントヘッドが構成され
る。また、例えばこの公報の第1頁右下欄およびこの公
報の第3図に記載のとおり、LEDアレイを光プリント
ヘッド等に使用する際、LEDアレイは集束性ロッドレ
ンズアレイなどの集光光学系と対向させて使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多数のLE
Dが作り込まれている半導体ウエハをダイシングするこ
とで個々のLEDアレイを分離する場合、ダイシングの
衝撃が原因と思われるが、切断されたLEDアレイの切
断面から例えば5〜10μmまでの部分に欠けやクラッ
クが発生し易い。このような欠けやクラックが特に発光
層に発生すると、所定の発光が得られないので、LED
アレイの製造歩留りが悪化する。また、上記ダイシング
においては、LEDアレイの上部側の電極(たとえばP
電極とする)をもダイシングすることが多い。ここで、
この上部側電極(P電極)下のp及びn型半導体層の厚
さは薄いので、上部側電極(P電極)とこれより数層下
方にあるn型半導体層との距離は近くなるため、P電極
のダイシング時に生じるバリがn型半導体層に接触しP
電極−n型半導体層間を短絡してしまう危険がある。ま
た、電極を構成する材料がダイシング用ブレードの目に
つまるので、ダイシング用ブレードの寿命低下を招きや
すい。
【0004】これを回避するために、例えばこの出願の
出願人に係る特願平6−166504号には、多数の発
光素子が作り込まれたウエハより発光素子を切断分離す
る際の衝撃が該発光素子の発光層に及ぶのを防止するた
めに切断予定領域よりやや広い領域を前記発光層を越え
る所定深さまで除去しこの除去跡の底部の一部から前記
切断を行なって端面発光型発光素子を得る方法が提案さ
れている。またさらにこの特願平6−166504号公
報では除去跡の側壁が斜面を呈するようにして、発光端
面が斜面となっている端面発光型発光素子を形成する点
も提案されている。
【0005】しかしながら、発光端面が垂直にしろ、斜
面にしろ、ウエハに対しその切断予定領域よりやや広い
領域を発光層を越える所定深さまで予め除去する処理を
しこの除去跡の一部を切断して個々の端面発光素子を得
る構成をとると、前記除去跡の下方の前記切断後に残存
した部分が発光素子端部に突起部として残存してしまう
(図1参照)。このようなとき、この突起部について何
らの考慮もしないと、この突起部は発光素子から発せら
れた光を遮蔽して発光強度の低下を招いたり、発光素子
から発せられた光を反射して発光スポットのボケや不要
スポットを生じさせる。そして、このような不具合は、
端面発光型発光素子と共に多用される集光光学系での光
処理に支障を来すので、例えば所望の光プリントヘッド
が得られないなどの原因となる。
【0006】また、端面発光型発光素子を用いて例えば
光プリントヘッドを構成する場合等は、端面発光型発光
素子を駆動用IC等が搭載されている配線基板に実装す
ることになるが、その場合、端面発光型発光素子は、そ
の発光端面が配線基板の端から所定距離Xだけ退避する
ように実装されるのが一般的である。なぜなら、発光端
面を保護する必要や、配線基板を例えば光プリントヘッ
ドの支持体などに固定する場合の固定代を確保する必要
があるからである。しかしここでこの配線基板について
何らの考慮もしないと、この配線基板の上記Xの寸法で
規定される端部は、発光素子から発せられた光を遮蔽し
て発光強度の低下を招いたり、発光素子から発せられた
光を反射して発光スポットのボケや不要スポットを生じ
させる。そして、このような不具合は、端面発光型発光
素子と共に多用される集光光学系での光処理に支障を来
すので、例えば所望の光プリントヘッドが得られないな
どの原因となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願の第一
発明によれば、発光素子をウエハより切断分離する際の
衝撃が該発光素子の発光層に及ぶのを防止するために切
断予定領域よりやや広い領域を前記発光層を越える所定
深さまで除去しこの除去跡の底部の一部から前記切断を
行なって形成された端面発光型発光素子であって、前記
除去跡の下方の前記切断後に残存した部分が突起部とし
て張り出している端面発光型発光素子において、前記突
起部の張り出し寸法をL、端面発光型発光素子と対向さ
せて用いられる集光光学系の集光角をθ、前記発光層の
下端と前記突起部における前記除去跡の底面であった面
との高さの差をhとそれぞれ表したとき、該高さの差h
を次の(1)式を満たす値としてあることを特徴とす
る。ただし、前記張り出し寸法Lは前記衝撃を考慮して
予め決められる値である。
【0008】h≧L・tanθ ・・・(1) なお、この第一発明の実施に当たり、前記除去跡の周囲
で前記発光層の一部表面を、上方へ光を放射するための
領域として、露出しておくのが好適である。こうする
と、発光領域がその分増えるので、発光素子が多数作り
込まれた状態でかつダイシングを行なう前の状態のウエ
ハで個々の発光素子の発光特性等を測定するような際に
モニタ光が得られ易くなる。このため、当該測定が行な
い易い(詳細は後に図5を参照して説明する。)。
【0009】またこの出願の第二発明によれば、第一発
明の端面発光型発光素子を製造するに当たり、前記所定
深さをD、前記ウエハ表面から前記発光層の下端までの
厚さをtとそれぞれ表したとき、該所定深さDが次の
(2)式を満たすように前記除去を行なうことを特徴と
する。
【0010】D≧t+L・tanθ ・・・(2) またこの出願の第三発明によれば、 端面発光型発光素
子が、その発光端面が配線基板の端から所定距離Xだけ
退避するように実装される端面発光型発光素子用の配線
基板において、前記基板端から前記所定距離Xで規定さ
れる位置までの間の配線基板部分のうち、前記端面発光
型発光素子と対向させて用いられる集光光学系の集光角
θで規定される集光領域内に包含される部分を、除去し
てあることを特徴とする。
【0011】またこの出願の第四発明によれば、端面発
光型発光素子を、その発光端面が配線基板の端から所定
距離Xだけ退避するように実装するに当たり、実装され
る端面発光型発光素子の発光層の下端と配線基板の前記
端面発光型発光素子実装面との高さの差をYとしたと
き、該高さの差Yが次の(3)式を満たす値となるよう
に調整して端面発光型発光素子を実装することを特徴と
する。ただし、θは発光素子と対向させて用いられる集
光光学系の集光角である。
【0012】Y≧X・tanθ ・・・(3) また、この出願の第五発明の光プリントヘッドによれ
ば、第三発明の端面発光型発光素子用の配線基板と、該
配線基板に実装された第一発明の端面発光型発光素子と
を具えたことを特徴とする。
【0013】なお、この出願の第一発明においてhの値
は、h≧L・tanθを満たす値でなるべく小さい方が
好ましく、第二発明においてDの値は、D≧t+L・t
anθを満たす値でなるべく小さい方が好ましい。この
ようにすると、ウエハのエッチング時間を必要最小限の
時間とできるので、端面発光型発光素子の製造コスト低
減に寄与できるからである。また、この出願の第四発明
においてYの値は、Y≧X・tanθを満たす値でなる
べく小さい方が好ましい。実装時の高さを低く出来るか
らである。
【0014】
【作用】この出願の第一発明によれば、集光光学系の集
光領域内に端面発光型発光素子における突起部が存在し
ない構造の端面発光型発光素子が得られる。
【0015】この出願の第二発明によれば、第一発明の
端面発光型発光素子が容易に得られる。
【0016】この出願の第三発明によれば、端面発光型
発光素子を実装しかつ該発光素子に集光光学系を対向さ
せて使用した場合でも、該集光光学系の集光領域内に、
配線基板の端部が存在することのない配線基板が得られ
る。
【0017】この出願の第四発明によれば、端面発光型
発光素子の発光端面と集光光学系との間における該集光
光学系の集光領域内に、配線基板の端部が存在しない構
造が得られる。
【0018】この出願の第五発明によれば、端面発光型
発光素子の発光端面と集光光学系との間における該集光
光学系の集光領域内に、配線基板の端部および発光素子
の突起部それぞれが存在しない構造が得られる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの出願の各発明の実
施例についてそれぞれ説明する。ただし、いずれの図も
これらの発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、形
状及び配置関係を概略的に示してある。また、説明に用
いる各図において同様な構成成分については同一の番号
を付して示してある。
【0020】1.第一発明(端面発光型発光素子)の実
施例 図1、図2(A)および(B)は、この出願の第一発明
の実施例の端面発光型発光素子ここでは端面発光型LE
Dアレイ10の構造説明に供する図である。特に、図1
は実施例の端面発光型LEDアレイ10の要部断面図、
図2(A)は全体上面図、図2(B)は発光端面側(図
2(A)のP方向)から見た側面図である。ここで図1
は、図2(A)のI−I線に沿った断面図に相当する。
【0021】図1および図2において、11は、第1導
電型の半導体下地である。この実施例では、N型の半導
体下地11としている。詳細には、N型のガリウム・砒
素(GaAs)基板とこのN型GaAs基板上にエピタ
キシャル成長させたN型ガリウム・砒素・燐(N型Ga
AsP)層とでN型半導体下地11を構成している。1
3は、N型半導体下地11に所定間隔(LEDの配列ピ
ッチに応じた間隔)で形成したP型GaAsP層であ
る。このP型GaAsP層13が発光層となる。また、
15はP側電極、17はN側電極、19はP側電極15
とN型半導体下地11とを電気的に絶縁する絶縁膜であ
る。また、図1に21で示したものは、製造上必要な物
であり、P型GaAsP層13を形成する際に用いるP
型不純物がN型半導体下地11の所定領域以外の領域に
拡散するのを防止する拡散防止膜である。さらに、図1
および図2において、23は突起部である。この突起部
23は、個々のLEDアレイ10をウエハより例えばダ
イシングソー等により切断分離する際の衝撃がLEDア
レイ10の発光層13に及ぶのを防止するために切断予
定領域よりやや広い領域を発光層13を越える所定深さ
まで除去しこの除去跡の底部の一部から前記切断を行な
ったために、切断後に残存した部分(詳細は後の製造方
法の項参照)である。
【0022】そして、この出願の第一発明の端面発光型
LEDアレイ10では、突起部23の張り出し寸法を
L、端面発光型LEDアレイ10と対向させて用いられ
る集光光学系(図5参照)の集光角をθ、発光層13の
下端と突起部23における前記除去跡の底面であった面
との高さの差をhとそれぞれ表したとき、該高さの差h
を次の(1)式を満たす値としてある。ここで、張り出
し寸法Lは前記切断分離の際の衝撃を考慮して予め決め
られる値である。また、集光光学系の集光角θは、用い
る集光光学系により予め定められた値である。
【0023】h≧L・tanθ ・・・(1) また、この実施例の端面発光型LEDアレイ10では、
発光端面25を、基板面(半導体下地11の主面)に対
し角度αを示す斜面で構成してある。特にこの実施例で
は、斜面は光の出射方向に向かって下った状態の斜面
(順テーパー状の斜面)となっている。そしてこの角度
αは、α≧θであり典型的にはα>θである。この例の
場合αを50°程度としてある。
【0024】この第一発明の端面発光型LEDアレイで
は、発光層13の下端と突起部23における前記除去跡
の底面であった面との高さの差hを、上記の(1)式を
満たす値としてあるので、このLEDアレイを集光光学
系と対向させて用いた場合でも、端面発光型LEDアレ
イ10から発せられた光を遮ったり反射する原因となる
突起部23は、集光光学系の集光角θで規定される集光
領域外に位置することになる。このため、集光光学系で
集光するべき光が突起部23が原因で減衰されたり、突
起部23により反射されて発光スポットのぼけや不要ビ
ームとなることが防止出来る。
【0025】また、この実施例では、発光端面を斜面と
してある。発光端面が基板面に対し垂直であると発光取
り出し面の面積は、P型GaAsP層13の幅と厚さと
の積で与えられる面積となるが、この実施例のように発
光端面が斜面となっていると発光取り出し面積が広くな
る。したがってその分、発光層(ここではP型GaAs
P層13)から光を効率良く取り出せると考えられる。
【0026】2.第二発明(製造方法)の実施例 第一発明の実施例の端面発光型LEDアレイ10を製造
する例により、端面発光型発光素子の製造方法(第二発
明)の実施例について説明する。
【0027】図3及び図4は第二発明の実施例の説明に
供する工程図である。詳細には、半導体下地11に、図
1に示した端面発光型LEDアレイ10を複数作り込む
場合におけるそのうちの2個分のLEDアレイ10が作
り込まれる辺りの断面図によって示した工程図である。
【0028】この第1実施例では、先ず、N型GaAs
基板とこのN型GaAs基板上にエピタキシャル成長さ
せたN型GaAsP層とで構成されるN型の半導体下地
11上に、拡散防止膜21を、公知の成膜方法例えば蒸
着法、スパッタ法或はCVD法および、ホトリソグラフ
ィ技術、エッチング技術により形成する。拡散防止膜2
1は、例えばアルミナ膜、窒化膜、酸化シリコン膜から
選ばれる膜で構成出来る。またその膜厚は例えば50〜
100nmとできる。拡散防止膜21が形成された半導
体下地11上に、次に、拡散制御膜27を公知の成膜方
法により形成する。拡散制御膜27は、例えばアルミナ
膜、窒化膜、酸化シリコン膜、PSG(Phosho-Silicat
e Glass )膜から選ばれる膜で構成出来る。またその膜
厚は例えば10〜20nmとできる(図3(A))。
【0029】次に、N型半導体下地11の拡散防止膜2
1で覆われていない部分に、拡散制御膜25を通して、
P型不純物としての例えば亜鉛(Zn)を例えば気相拡
散法により拡散させて、P型GaAsP層13aを形成
する(図3(B))。ただし、この例の場合、P型Ga
AsP層13aは2個分のLEDアレイ10用となって
おり、後に分離されるものである。次に、拡散制御膜2
5を好適な手法で除去する。
【0030】次に、隣合うLEDアレイ10の間の部分
における、個々のLEDアレイを分離するための切断予
定領域よりやや広い領域を、前記p型GaAsP層13
aを越える所定深さまで除去する。このためこの実施例
では、先ず、図3(C)に示すように、除去予定領域以
外を覆うエッチングマスク29例えばレジスタパターン
29を試料上に形成する。エッチングマスク29の形成
が済んだ試料を、エッチングする。このエッチングは、
試料のエッチングマスク29で覆われていない部分に、
側壁が斜面となっている除去跡(凹部)が形成されるよ
うな条件で行なう。N型の半導体下地11として、主面
が100面となっているN型GaAs基板およびN型G
aAsPエピタキシャル層の積層体を用いた場合、これ
を硫酸系、リン酸系或はクエン酸系のエッチング液に浸
漬すると、半導体下地面とエッチングにより生じた凹部
の側壁とのなす角度α(図3(D)参照)が約50°の
除去跡31がこの半導体下地11に形成できる。例え
ば、50重量%のクエン酸水溶液[C34 (OH)
(COOH)3 ・H2 O]と過酸化水素水とを所定の混
合比で混合した液はクエン酸系のエッチャントとして使
用出来る。また、この液は、アルミニウム電極や、絶縁
膜に対するダメージも微小であることが判明しているの
で、エッチャントとして好適である。ここで、除去跡3
1を形成する際のエッチング深さD(図3(D)参照)
は、この試料(ウエハ)表面から発光層13の下端まで
の厚さをt(図3(D)参照)とした場合、次の(2)
式を満たす深さとする。
【0031】D≧t+L・tanθ ・・・(2) なおここでLは、除去跡31内の一部からウエハを切断
分離した後に、発光端面に残存する突起部23(図1参
照)の張り出し寸法である。この寸法Lは、ウエハから
個々のLEDアレイを例えばダイシングソーなどにより
分離する際の発光層13に及ぶ衝撃などを考慮のうえダ
イシング位置を決めることで結果的に決まる値であり、
予め例えば実験や計算などにより見積もられる値であ
る。また、深さDは実際には上記(2)式を満足する範
囲で浅い方が良い。その方がエッチング時間が短縮でき
るので、LEDアレイの例えば製造コストの低減が図れ
るからである。
【0032】上述の除去跡31の形成が終了すると、隣
り合う2個のLEDアレイ10に渡って形成されていた
P型GaAsp層13aを分断できる。次に、エッチン
グマスク27を好適な方法により除去する(図3
(E))。
【0033】次に、N型半導体下地11と後に形成され
るP側電極15(図1参照)との絶縁を図るための絶縁
膜19(図1参照)を形成するために、この試料上全面
に絶縁膜19aを公知の成膜方法により形成する(図4
(A))。この絶縁膜19aは、例えばアルミナ膜、窒
化膜、或は酸化シリコン膜から選ばれる膜で構成出来
る。またその膜厚は、例えば50〜100nmとでき
る。次に、この絶縁膜19aを所定形状に公知のリソグ
ラフィ技術およびエッチング技術により加工して絶縁膜
19を得る(図4(B))。
【0034】次に、P型GaAsP層13に接続される
P側電極15を、公知の成膜方法および、微細加工技術
により形成し、また、N型半導体下地11の裏面にN側
電極17を形成する(図4(C))。なお、特性向上の
為にN型半導体下地11の裏面を研磨した後にN側電極
17を形成する場合があっても良い。また、N側電極を
N型半導体下地11に先ず形成しておいて、その後に発
光層13などを形成する処理を行なう場合があっても良
い。また、P側電極15の形状は、図1(A)の平面図
に示したごとく、P型GaAsP層13を覆い隠せる形
状とする。また、N側電極17の構成材料は、N型半導
体下地11との間でオーミックコンタクトがとれる材料
であれば特に限定されない。たとえば金合金はN側電極
17の構成材料として用い得る。この図4(C)に示し
た状態の半導体ウエハは、LEDアレイ10が複数作り
込まれたものとなる。
【0035】次に、個々のLEDアレイ10を得るため
の所定のダイシングを行なう。すなわち、LEDアレイ
10を複数形成し終えた半導体ウエハを、図4(D)に
示したように除去跡31の底面の一部から下地11の裏
面に向かって、ダイシングする。この実施例では、半導
体ウエハを除去跡31の底面からその底面での幅W1
り狭い切断幅幅W2 でダイシングする(図4(D))。
なお、ダイシングが終了した後において各LEDアレイ
10の発光端面側のN型半導体下地の突起部23の張り
出し寸法L(図1参照)が数10μmたとえば50μm
程度になるように、除去跡31の大きさやダイシング幅
2 を決める。突起部23の張り出し寸法をこの程度に
しておくと、切り残し部分にクラック等が生じてもこれ
が発光層13に影響しないからである。
【0036】なお、発光端面が斜面とされているこの実
施例の場合では、LEDアレイ10が多数作り込まれた
状態でかつダイシングを行なう前の状態のウエハで、個
々のLEDアレイ10の個々の発光部の発光特性を測定
することも可能である。これについて以下説明する。図
5はその説明に供する図である。
【0037】LEDアレイ10が多数作り込まれた状態
でかつダイシングを行なう前の状態のウエハの除去跡3
1上方に受光素子およびまたはCCD(固体撮像素子)
などの測定系41を設置する。そして、N側電極17を
電気的に接地状態にし、かつ、LEDアレイ10の個々
の発光部のP側電極15にプローブピン等で正電圧を順
次に供給して、発光層13およびn型半導体下地11に
電流を流す。電流が供給された発光層13ではそのn型
半導体下地11との界面近傍で発光が生じる。このよう
に生じた光は、P側電極15で覆われていない部分と斜
面23とから外部に出射される(図5参照)。この出射
された光は、除去跡31の上方に設置された測定系が受
光素子である場合は、光電変換されたパワー値として検
出できる。各発光部のサイズおよび形状がそれぞれ均一
に製造されている場合なら、この検出されるパワー値が
同様な値になり、そうでない場合はバラツクので、これ
らを利用して異常発光部と正常発光部の選別が可能にな
る。また、除去跡31の上方に設置された測定系がCC
Dである場合は、除去跡31の側面である発光端面25
およびその周辺の形状そのものが検出できるので、書き
込みスポットの変形や発光パワー損失の原因になる、発
光端面の形状不良などが検出できる。
【0038】ここで、図5を用いて説明した上記測定を
行なう場合は、除去跡31の周囲で発光層13の一部表
面13b(図5参照)を、上方へ光を放射するための領
域として露出しておくのが良い。こうすると、発光領域
がその分増えるので発光素子の発光特性などを測定する
際にモニタ光が増えるのでその分モニタが行ない易くな
る。
【0039】なお、上述の第一および第二発明の実施例
では、端面発光型発光素子として端面が斜面となってい
るものの例を説明したが、端面が半導体下地面に対し垂
直な場合つまり図1におけるαが90°であるものの場
合にも、これら第一および第二発明を適用できる。
【0040】3.第三発明(配線基板)の実施例 次に、端面発光型発光素子が実装される配線基板(第三
発明)のいくつかの実施例について説明する。この説明
を図6、図7を参照して行なう。なお、これらの図では
配線基板に実装する端面発光型LEDアレイを第一発明
の実施例において説明した端面発光型LEDアレイ10
としている。
【0041】3−1.第1実施例 この第三発明は、端面発光型発光素子が、その発光端面
が配線基板の端から所定距離Xだけ退避するように実装
される端面発光型発光素子用の配線基板において、この
基板端から前記所定距離Xで規定される位置までの間の
配線基板部分のうち、前記端面発光型発光素子と対向さ
せて用いられる集光光学系の集光角θで規定される集光
領域内に包含される部分を、除去してあることを特徴と
する。そして、図6に示した第三発明の第1実施例で
は、配線基板51の端から所定距離Xで規定される位置
までの間の配線基板部分のうち、端面発光型LEDアレ
イ10と対向させて用いられる集光光学系(図示せず)
の集光角θで規定される集光領域内に包含される部分を
この領域の輪郭線に沿ってしかも除去跡が斜面となるよ
うに除去している。
【0042】なおこここで配線基板とは、端面発光型発
光素子が実装される種々のものをいうものとする。典型
的には、端面発光型発光素子を駆動する為の集積回路な
どが実装されている回路基板が挙げられる。また配線基
板への上記端面発光型LEDアレイ10の実装は、例え
ば、配線基板の接地ラインに上記N側電極17を例えば
導電性接着剤例えば銀ペーストなどで固定し、その後、
配線基板およびLEDアレイ間の所定端子間同士をワイ
ヤーボンディングする等の方法で行なえる。
【0043】3−2.第2実施例 図7に示した第三発明の第2実施例では、配線基板53
の端から所定距離Xで規定される位置までの間の配線基
板部分のうち、端面発光型LEDアレイ10と対向させ
て用いられる集光光学系(図示せず)の集光角θで規定
される集光領域内に包含される部分をこの領域の輪郭線
に沿ってしかも除去跡が段状となるように除去してい
る。なお、段状の除去跡における段差数をいくつとする
かは特に限定されない。
【0044】この第三発明の端面発光型発光素子用の配
線基板では、配線端部の集光領域に包含される部分を少
なくとも除去するので、端面発光型発光素子を基板端か
ら少し内側に実装しかつ該発光素子に集光光学系を対向
させて使用した場合でも、該集光光学系の集光領域内
に、配線基板の端部が存在することがない。このため、
配線基板端部が、端面発光型LEDアレイ10から発せ
られた光を遮ったり反射する原因となることがないか
ら、集光光学系で集光するべき光が配線基板が原因で減
衰されたり、配線基板により反射されて発光スポットの
ぼけや不要ビームとなることが防止出来る。
【0045】なお、この第三発明において、配線基板5
1、53それぞれの端部の除去は、上記集光領域内に包
含される部分を含みそれより広い範囲で除去される場合
があってもももちろん良く、この基板端部の除去量は設
計に応じ決定出来る。
【0046】また、上述の第1および第2の実施例で
は、実装される端面発光型発光素子をLEDアレイ10
としていたが、実装される端面発光型発光素子はこれに
限られず、集光光学系の集光範囲内に突起部が生じない
ように考慮された種々の端面発光型発光素子であること
ができる(以下の第四および第五発明において同
じ。)。
【0047】4.第四発明(実装方法)の実施例 上述の第三発明では配線基板自体の端部を一部除去する
ことにより集光光が基板端部によりけられることを防止
していたが、端面発光型発光素子を配線基板に実装する
際の高さ方向の寸法を考慮するようにして、配線基板端
部による集光光のけられを防止しても良い。これについ
て図8を参照して説明する。ただし、この図8の例の場
合も、実装される端面発光型発光素子は第一発明の実施
例において説明したLEDアレイ10としている。
【0048】この第四発明では、端面発光型発光素子
を、その発光端面が配線基板の端から所定距離Xだけ退
避するように実装するに当たり、実装される端面発光型
発光素子10の発光層13の下端と配線基板55の端面
発光型発光素子実装面との高さの差をYとしたとき、該
高さの差Yが次の(3)式を満たす値となるように調整
して端面発光型発光素子を実装する。
【0049】Y≧X・tanθ ・・・(1) このような高さ調整は例えば図8の例のように配線基板
55とLEDアレイ10との間に高さ調整部材57を設
けたり、半導体下地11の厚さ自体を調整するなど種々
の方法により行なえる。
【0050】5.第五発明(光プリントヘッド)の実施
例 第三発明の配線基板とこれに実装された第一発明の端面
発光型発光素子とを具えた第五発明の光プリントヘッド
の実施例について説明する。この説明を図9を参照して
行なう。
【0051】この図9に示した実施例の光プリントヘッ
ド61は、第三発明の第1実施例の配線基板51或は第
2実施例の配線基板53であって発光素子駆動用のドラ
イバIC63が実装された配線基板51或は53と、第
一発明の実施例のLEDアレイ10と、集光光学系(例
えば集束性ロッドレンズアレイ)65と、これら部材5
1(53)、10および65を支持する支持体67とを
具えたものとなっている。ここで、LEDアレイ10
は、その発光端面側の端が、配線基板51或は53の所
定端から所定距離Xだけ離れた位置となるように、この
基板51或は53上に実装してある。そして、LEDア
レイ10とドライバIC63との間およびドライバIC
と配線基板51或は53との間には、所定構成成分間を
電気的に接続するためのワイヤ69が設けられている。
また、集光光学系65は、その中心軸がLEDアレイ1
0の光軸に一致するようにかつその焦点面がLEDアレ
イ10の発光端面に一致するように、支持体67に固定
してある。このように固定した場合のこの集光光学系6
5の集光角はθとなっている。
【0052】この実施例の光プリントヘッド61は、集
光光学系65の、LEDアレイ10とは反対端面での焦
点面が感光ドラム71の面に一致するように、感光ドラ
ム71に対し配置することにより、所望の使用が出来
る。
【0053】この第五発明の光プリントヘッドによれ
ば、端面発光型発光素子および配線基板それぞれの端部
に第一発明および第三発明の実施例で述べたような手当
がなされているので、端面発光型発光素子から発せられ
た光のうち集光光学系で集光する範囲の光は、端面発光
型発光素子の端部や配線基板の端部によって遮断された
り反射されることがない。このため、集光すべき光が発
光素子の突起部や配線基板の端部でけられること等がな
い光プリントヘッドが得られる。
【0054】なお、上述の第一〜第五発明の各実施例で
は、端面発光型発光素子を端面発光型LEDアレイとし
ていたが、これら発明を適用出来るものは上記LEDア
レイに限られず、端面より発光出力を取り出す種々の発
光素子に適用出来る。
【0055】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
出願の第一発明の端面発光型発光素子によれば、発光端
面に突起部が張り出している端面発光型発光素子におい
て、突起部の張り出し寸法をL、端面発光型発光素子と
対向させて用いられる集光光学系の集光角をθ、端面発
光型発光素子の発光層の下端と前記突起部の上面との高
さの差をhとそれぞれ表したとき、該高さの差hをh≧
L・tanθを満たす値としたので、集光光学系の集光
領域内に端面発光型発光素子の突起部が存在しない構造
の端面発光型発光素子が得られる。このため、集光光学
系で集光するべき光が突起部が原因で減衰されたり、突
起部により反射されて発光スポットのぼけや不要ビーム
となることが防止出来る。
【0056】また、この出願の第二発明の端面発光型発
光素子の製造方法によれば、ウエハに複数作り込まれた
発光素子を個々に切断分離する際に予め分離領域周辺に
形成する凹部の深さを所定深さとするので、第一発明の
端面発光型発光素子が容易に得られる。
【0057】また、この出願の第三発明によれば、端面
発光型発光素子が、その発光端面が配線基板の端から所
定距離Xだけ退避するように実装される端面発光型発光
素子用の配線基板において、基板端部のうち、用いられ
る集光光学系の集光角θで規定される集光領域内に包含
される部分を、除去してあるので、この基板に端面発光
型発光素子を実装しかつ該発光素子に集光光学系を対向
させて使用した場合でも、該集光光学系の集光領域内
に、配線基板の端部が存在することのない配線基板が得
られる。このため、集光光学系で集光するべき光が配線
基板の端部が原因で減衰されたり、該端部により反射さ
れて発光スポットのぼけや不要ビームとなることが防止
出来る。
【0058】また、この出願の第四発明によれば、端面
発光型発光素子の発光端面と集光光学系との間における
該集光光学系の集光領域内に、配線基板の端部が存在し
ない構造が得られる。したがって、第三発明と同様の効
果が得られる。
【0059】この出願の第五発明によれば、端面発光型
発光素子の発光端面と集光光学系との間における該集光
光学系の集光領域内に、発光素子自体の突起部や配線基
板の端部が存在しない構造の光プリントヘッドが得られ
る。したがって、集光光学系で集光するべき光が配線基
板の端部や発光素子の突起部が原因で減衰されたり、該
端部や突起部により反射されて発光スポットのぼけや不
要ビームとなることが防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の実施例の端面発光型発光素子の要部
断面図である。
【図2】(A)および(B)は、第一発明の実施例の端
面発光型発光素子の上面図および側面図である。
【図3】(A)〜(E)は、第二発明の実施例の説明に
供する工程図である。
【図4】(A)〜(D)は、第二発明の実施例の説明に
供する図3に続く工程図である。
【図5】第二発明の実施例の説明に供する図であり、ウ
エハ状態で発光特性を測定する場合の説明図である。
【図6】第三発明の第1実施例の説明図である。
【図7】第三発明の第2実施例の説明図である。
【図8】第四発明の実施例の説明図である。
【図9】第五発明の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10:実施例の端面発光型発光素子 11:半導体下地 13,13a:P型GaAsP層(発光層) 13b:発光層の一部表面 15:P側電極 17:N側電極 19,19a:絶縁膜 21:拡散防止膜 23:突起部 25:斜面となっている発光端面 27:拡散制御膜 29:エッチングマスク 31:除去跡 33:発光素子が多数作り込まれたウエハ 41:測定系(例えば受光素子やCCD) 51:第1実施例の配線基板 51a:集光領域内に包含される部分 53:集光領域 55:第2実施例の配線基板 57:配線基板 59:高さ調整部材 61:実施例の光プリントヘッド 63:ドライバIC 65:集光光学系 67:支持体 69:ワイヤ 71:感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 A (72)発明者 清水 孝篤 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中村 幸夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子をウエハより切断分離する際の
    衝撃が該発光素子の発光層に及ぶのを防止するために切
    断予定領域よりやや広い領域を前記発光層を越える所定
    深さまで除去しこの除去跡の底部の一部から前記切断を
    行なって形成された端面発光型発光素子であって、前記
    除去跡の下方の前記切断後に残存した部分が突起部とし
    て張り出している端面発光型発光素子において、 前記突起部の張り出し寸法をL、端面発光型発光素子と
    対向させて用いられる集光光学系の集光角をθ、前記発
    光層の下端と前記突起部における前記除去跡の底面であ
    った面との高さの差をhとそれぞれ表したとき、該高さ
    の差hを次の(1)式を満たす値としてあることを特徴
    とする端面発光型発光素子(ただし、前記張り出し寸法
    Lは前記衝撃を考慮して予め決められる値である)。 h≧L・tanθ ・・・(1)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端面発光型発光素子に
    おいて、 前記除去跡の周囲で前記発光層の一部表面を、上方へ光
    を放射するための領域として、露出してあることを特徴
    とする端面発光型発光素子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の端面発光型発光素子を
    製造するに当たり、 前記所定深さをD、前記ウエハ表面から前記発光層の下
    端までの厚さをtとそれぞれ表したとき、該所定深さD
    が次の(2)式を満たすように前記除去を行なうことを
    特徴とする端面発光型発光素子の製造方法。 D≧t+L・tanθ ・・・(2)
  4. 【請求項4】 端面発光型発光素子が、その発光端面が
    配線基板の端から所定距離Xだけ退避するように実装さ
    れる端面発光型発光素子用の配線基板において、 前記配線基板の端から前記所定距離Xで規定される位置
    までの間の配線基板部分のうち、前記端面発光型発光素
    子と対向させて用いられる集光光学系の集光角θで規定
    される集光領域内に包含される部分を、除去してあるこ
    とを特徴とする端面発光型発光素子用の配線基板。
  5. 【請求項5】 端面発光型発光素子を、その発光端面が
    配線基板の端から所定距離Xだけ退避するように実装す
    るに当たり、 実装される端面発光型発光素子の発光層の下端と配線基
    板の前記端面発光型発光素子実装面との高さの差をYと
    したとき、該高さの差Yが次の(3)式を満たす値とな
    るように調整して端面発光型発光素子を実装することを
    特徴とする端面発光型発光素子の実装方法(ただし、θ
    は発光素子と対向させて用いられる集光光学系の集光角
    である。)。 Y≧X・tanθ ・・・(3)
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の端面発光型発光素子用
    の配線基板と、 該配線基板に実装された請求項1または2に記載の端面
    発光型発光素子とを具えたことを特徴とする光プリント
    ヘッド。
JP32662594A 1994-12-28 1994-12-28 端面発光型発光素子および製法、端面発光型発光素子用の配線基板、端面発光型発光素子の実装方法、光プリントヘッド Pending JPH08183199A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214923A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 照明装置、画像読取装置、および画像形成装置
JP2021022612A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 日亜化学工業株式会社 発光モジュール
WO2022181559A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 半導体レーザ発光装置

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Effective date: 20011211