JPH08183187A - インクジェット装置 - Google Patents

インクジェット装置

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JPH08183187A
JPH08183187A JP6340266A JP34026694A JPH08183187A JP H08183187 A JPH08183187 A JP H08183187A JP 6340266 A JP6340266 A JP 6340266A JP 34026694 A JP34026694 A JP 34026694A JP H08183187 A JPH08183187 A JP H08183187A
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pulse
heater
ink jet
ink
head
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Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
Jiro Moriyama
次郎 森山
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Shigeyasu Nagoshi
重泰 名越
Masao Kato
真夫 加藤
Fumihiro Gotou
史博 後藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032Structure of the pressure chamber
    • B41J2/14056Plural heating elements per ink chamber

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1の吐出口に対応して複数の吐出用ヒータを
具えたインクジェットヘッドを用いたインクジェット装
置において、上記ヒータの組合せによって設定される各
吐出量モードでヘッド温度の変化にかかわらず吐出量を
一定化する。 【構成】 小ヒータおよび大ヒータのいずれかを駆動し
て吐出を行うかについての組合せによって設定される
小,中,大の吐出量モードそれぞれについて、それぞれ
のヒータを駆動するパルスをダブルパルスとし、そのう
ち先行するプレパルスの幅P1をヘッド温度に応じて制
御する構成とし、このプレパルス幅P1のテーブルを吐
出量モード毎に具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット装置に関
し、詳しくは各インク吐出口に対応したインク路に複数
の吐出用ヒータを具えるインクジェットヘッドを用いた
インクジェット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置は、その大部分がプ
リンタ,複写機等におけるプリント装置として知られて
おり、中でもインク吐出に利用されるエネルギーとして
熱エネルギーを用い、これによって生じる気泡によって
インクを吐出する方式のインクジェットプリント装置は
最近普及しつつあるものである。また、この方式のイン
クジェットプリント装置の他の用途として、布に一定の
パターンや絵柄あるいは合成画像等をプリントするイン
クジェット捺染装置も最近知られつつあるものである。
【0003】上述のようなインクジェットプリント装置
で用いられるインクジェットヘッドは、熱エネルギーを
発生するものとして電気熱変換素子(以下、ヒータとも
いう)を用いるが、多くの場合、1つの吐出口に対応し
て、1つのヒータを具える構成を採用している。これに
対し、以下に示すような観点から1つの吐出口に対応し
て複数のヒータを具えるものも従来より知られている。
【0004】すなわち、第1にはインクジェットヘッド
の寿命を長くする目的で複数のヒータを交互にもしくは
一方ずつ駆動するものが知られている。第2には、イン
ク吐出量を変化させる範囲を大きくする目的で複数のヒ
ータを用いるものであり、ここでは、駆動するヒータや
その数を選択することによって吐出量を変化させてい
る。
【0005】後者の場合、より具体的な構成としては、
インクジェットヘッドの吐出口に連通するインク路にお
いてインク吐出方向に複数のヒータを配置し、駆動する
ヒータ(すなわち発熱させるヒータ)または駆動するヒ
ータの数を選択することによって、吐出口と駆動される
ヒータとの距離を異ならせ、これにより吐出量を変化さ
せるものが知られている。
【0006】また、他の構成として、インク路にそれぞ
れ表面積の異なる複数のヒータを配設し、同様に駆動す
るヒータまたはその数を変更することによりインク吐出
量を可変とするものが知られている。
【0007】一方、上述のようなヒータを用いてインク
を吐出する方式のインクジェットヘッドでは、ヘッド温
度、より詳しくはインク温度が変化すると、それ程大き
な範囲でないにしてもインク吐出量が変化する。このた
め、例えばプリント動作の進行とともにヘッド温度が上
昇すると、吐出量変化によって画質が変化するといった
問題を生じることがある。本願人はこのような問題を解
決するために例えば特開平5−31905号公報におい
て、ヘッド温度の変化にかかわらず吐出量を安定化する
構成を提案している。ここでは、1回のインク吐出に際
してヒータに連続する2つのパルスを印加し、この2つ
のパルスのうち先行するパルスのパルス幅等を制御(以
下、プレヒート制御ともいう)することによりヘッド温
度を制御し吐出量を安定化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな複数の吐出用ヒータを用いたインクジェットヘッド
において駆動するヒータを選択することにより吐出量を
多段階に可変とする構成では、それぞれ設定される吐出
量が安定的に維持されることが望ましいことは勿論であ
る。
【0009】この場合に上述のプレヒート制御の構成を
用いることが考慮されるが、それぞれの設定吐出量にお
ける駆動ヒータと、その際にプレヒートを行うヒータと
の関係、設定吐出量とプレヒートパルスの幅との関係
等、それぞれの設定吐出量において最適な吐出量制御を
行うには考察すべき課題も少なからずある。
【0010】本発明は上述の観点からなされたものであ
り、その目的とするところは、複数の設定吐出量それぞ
れについて安定な吐出量制御が可能なインクジェット装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
1のインク吐出口に対応して複数のヒータを具えたイン
クジェットヘッドを用い、該インクジェットヘッドから
媒体にインクを吐出するインクジェット装置において、
前記複数のヒータの各々に、吐出に至らない先行パルス
および該先行パルスに後続し気泡を発生させてインクを
吐出させる後続パルスを印加することが可能なヘッド駆
動手段と、前記複数のヒータのうち前記後続パルスを印
加すべきヒータを選択することにより吐出量モードを設
定する吐出量モード設定手段と、該吐出量モード設定手
段が設定する吐出量モード毎に、前記インクジェットヘ
ッドのインク温度に関する情報に基づき前記ヘッド駆動
手段を介した前記先行パルスの印加を制御するプレパル
ス制御手段と、を具えたことを特徴とする。
【0012】また、1の吐出口に対応して第1ヒータお
よび第2ヒータが配置されたインクジェットヘッドを用
い、前記第1および第2のヒータを組み合わせて駆動し
発泡させることで複数の吐出量のインク滴を吐出させる
インクジェット装置において、インク滴を吐出させるた
めのメインのヒートパルスに先だって、プレヒートパル
スを駆動させることを特徴とする。
【0013】さらに、1の吐出口に対応して異なる複数
のヒータが配置されたインクジェットヘッドを用い、前
記複数のヒータを組合せて駆動し発泡させることで複数
の吐出量のインク滴を吐出させるインクジェット装置に
おいて、前記複数のヒータの組合せの各々に対応して当
該ヒータを駆動するためのテーブルを具えたことを特徴
とする。
【0014】
【作用】以上の構成によれば、複数のヒータのうち駆動
すべく設定された組合せ毎にその駆動の制御が可能とな
り、また、これにより、上記組合せ毎に、吐出量安定化
のために印加されるプレパルスの制御が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明に係るインクジェットプリン
ト装置としてのプリンタを示す斜視図である。
【0017】図1において、101はプリンタであり、
102はプリンタ101のハウジングの上面前部に設け
られた操作パネル部であり、103は上記ハウジングの
前面の開口から装着される給紙カセットであり、104
は給紙カセット3から供給された紙(被記録媒体)であ
り、105は上記プリンタ101内の紙搬送経路を通っ
て排出された紙を保持する排紙トレーである。106は
その断面がL字状の本体カバーである。この本体カバー
106は、ハウジングの右前部に形成された開口部10
7を覆うものであって、蝶番108によって開口部10
7の内側端部に回動自在に取り付けられている。また、
ハウジングの内部には、ガイド等(不図示)に支持され
たキャリッジ110が配設されている。キャリッジ11
0は、上記紙搬送経路を通過する紙の幅方向(以下、主
走査方向ともいう)に沿って往復移動可能に設けられて
いる。
【0018】本実施例におけるキャリッジ110は、ガ
イド等によって水平に保持されるステージ110aと、
このステージ110a上の後方においてインクジェット
ヘッドを装着する開口部(不図示)と、この開口部より
前方のステージ110a上に着脱自在に装着されるイン
クジェットヘッド3Y,3M,3Cおよび3Bkを収容
するためのカートリッジガレージ110bと、このガレ
ージ110bに対して開閉されガレージ110bに収容
されたカートリッジの離脱を防止するためのカートリッ
ジホルダ110cとから概略構成されている。
【0019】ステージ110aは、その後端部において
ガイドにより摺動自在に支持されると共に、その前端部
の下側は図示しないガイド板と摺動可能に係合してい
る。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送され
る紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として機
能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージを
ガイドに対して片持ち状に持ち上げる機能を有するもの
でもよい。
【0020】ステージ110aの開口部にはインクジェ
ットヘッド(不図示)がそのインク吐出口を下側に向け
た状態で装着されるようになっている。
【0021】カートリッジガレージ110bは、4個の
インクカートリッジ3Y,3M,3C,3Bkを同時に
収容するための貫通口が前後方向に形成され、外側の両
側部にはカートリッジホルダ110cの係合爪が係合す
る係合凹部が形成されている。
【0022】ステージ110aの前端部には、蝶番11
6によって上記カートリッジホルダ10cが回動自在に
取り付けられている。ガレージ110bの前端部から上
記蝶番116までの寸法は、上記カートリッジ3Y,3
M,3C,3Bkがガレージ110b内に収容された際
にガレージ110bの前端部から突出する寸法等を考慮
して定められる。上記カートリッジホルダ110cは概
略矩形の板状である。カートリッジホルダ110cに
は、上記蝶番116によって固定された下部から離れた
上部の両側部に板面に直交する方向に突出し、かつ、ホ
ルダ110cが閉じられた際に上記ガレージ110bの
係合凹部110dに係合する一対の係合爪110eが設
けられている。また、ホルダ110cには、その板部に
上記各カートリッジ3Y,3M,3C,3Bkの取手部
を嵌合するための嵌合孔120が形成されている。これ
ら嵌合孔120は上記取手部に対応する位置、形状およ
び大きさを有している。
【0023】図2は上記インクジェットプリント装置に
おける制御系の構成例を示すブロック図である。
【0024】ここで、200は主制御部をなすコントロ
ーラであり、後述する各種モードを実行する例えばマイ
クロコンピュータ形態のCPU201、その手順に対応
したプログラムやテーブル,ヒートパルスの電圧値,パ
ルス幅その他の固定データを格納したROM203、お
よび画像データを展開する領域や作業用の領域等を設け
たRAM205を有する。210は画像データの供給源
をなすホスト装置(画像読取りのリーダ部であってもよ
い)であり、画像データその他コマンド,ステータス信
号等はインターフェース(I/F)212を介してコン
トローラと送受信される。
【0025】操作パネル102には、後述されるように
種々のモードを選択するためのモード選択スイッチ22
0、電源スイッチ222、プリント開始を指令するため
のプリントスイッチ224および吐出回復処理の起動を
指示するための大回復スイッチ226等、操作者による
指令入力を受容するスイッチ群である。230はホーム
ポジションやスタートポジション等キャリッジ110
(図1参照)の位置を検出するためのセンサ232、お
よびリーフスイッチを含むポンプ位置検出のために用い
るセンサ234等、装置状態を検出するためのセンサ群
である。
【0026】240は記録データ等に応じてインクジェ
ットヘッドの電気熱変換素子を駆動するためのヘッドド
ライバである。また、ヘッドドライバの一部は温度ヒー
タ30A,30Bを駆動することにも用いられる。さら
に、温度センサ20A,20Bから温度検出値はコント
ローラ200に入力する。250はキャリッジ110を
主走査方向に移動させるための主走査モータ、252は
そのドライバである。260は副走査モータであり、被
記録媒体としての紙104(図1参照)を搬送するため
に用いられる。
【0027】上述のインクジェットプリント装置は、4
色のインク、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック各
色についてインクジェットヘッドカートリッジ2C,2
M,2Y,2Bkを具える。
【0028】図3は、上述したインクジェットプリント
装置で用いられるインクタンクカートリッジ3およびイ
ンクジェットヘッド2をこれらの接続状態で示す断面図
である。
【0029】本実施例で用いるインクタンクカートリッ
ジ3は、インク吸収体52が充填された負圧発生部材収
容部53および何も充填されていないインク収容部56
の2つの室を有し、初期状態ではこれらの2つの室のい
ずれにもインクが収納されている。インクジェットヘッ
ド3におけるインク吐出等に伴なってまずインク収容部
56に収納されるインクから消費されて行く。
【0030】インクジェットヘッド2は、吐出に利用さ
れる熱エネルギーを発生するヒータ(図3では不図示)
を、複数のインク吐出口にそれぞれ対応したインク路2
Aに具え、接続管4を介してインクタンクカートリッジ
3から供給されるインクを吐出する。
【0031】図4は、本発明の一実施例に係るインクジ
ェットヘッド2の構造を示す模式的断面図である。
【0032】図4に示すように、各インク路2Aにはそ
の配列方向に2つのヒータSH1およびSH2が配設さ
れる。これら2つのヒータは相互に表面積を異ならせる
ものであり、各ヒータを別々に独立して駆動することも
でき、また、2つのヒータを同時に駆動することもでき
るよう電極配線等(不図示)が設けられている。なお、
ヒータSH1とヒータSH2とは、インク路2Aの長手
方向の長さは同一であり、これらの幅を異ならせること
によって、互いの表面積を異ならせている。インク路2
Aの先端には、吐出口2Nが開口している。
【0033】以上説明したヒータ,吐出口,インク路等
からなる各インク路単位の構造は、インクジェットヘッ
ド2において720DPIの密度で所定数配設されるも
のであり、また、本実施例ではそれぞれの単位における
吐出口の開口面積,ヒータ面積は、インク路単位間で等
しいものである。
【0034】本実施例では、2つのヒータを用いた場合
にその駆動するヒータの組合せに応じて基本的には吐出
口毎に3段階の吐出量の設定(以下、基本吐出量モード
という)が可能となる。
【0035】本実施例の基本吐出量モードは基本的には
駆動するヒータを切り替えることにより、小,中,大の
3つの吐出量モードが設定される。小吐出量モードでは
ヒータSH1のみ駆動し、15plの体積の液滴を吐出
し、中吐出量モードではヒータSH2のみ駆動し、25
plの液滴を吐出し、大吐出量モードではヒータSH1
およびSH2を同時に駆動し、40pl(=15+25
pl)の液滴を吐出する。
【0036】次に、本実施例の吐出安定化制御について
以下に説明する。
【0037】図5は本実施例のインクジェットヘッド構
成において、上述した各吐出量モードでの吐出量の温度
依存性を示す線図である。この図に示す駆動条件は、電
圧18V、パルス幅5μsecの矩形パルスを各ヒータ
SH1,SH2に印加した場合である。
【0038】図5に示すように、ヘッド温度の上昇とと
もに吐出量が増大する。図に示す温度の範囲ではこの変
化はほぼ線形であり、吐出量Vdの温度Tに対する変化
率は小吐出量モードでα、中吐出量モードでβ、大吐出
量モードでγとなる。
【0039】一方、一定の環境温度下で、図6に示すよ
うな2つのパルスからなる駆動パルス(以下、ダブルパ
ルスともいう)を印加し、そのうちプレパルスのパルス
幅P1を変化させたときの吐出量は図7に示すものとな
る。
【0040】図6に示すダブルパルスにおいて、P1は
プレヒートパルスのパルス幅を示し、このプレヒートパ
ルスによって、ヒータ近傍のインクを加熱するが、発泡
には至らない程度の加熱を行う。その後休止時間P2を
経て、パルス幅P3のメインヒートパルスを印加するこ
とによりインクに気泡を生じさせてインクが吐出され
る。
【0041】このようなダブルパルス駆動をした場合に
おいて、図7に示すようにプレパルス幅P1を大きくす
ると、いずれの吐出量モードでも一定の割合で吐出量は
増加する。
【0042】従って、図7に示す関係と上述した図5に
示す関係を利用して、ヘッド温度に応じてプレパルス幅
P1を可変にすることで図8に示すようにヘッド温度の
変化にかかわらず吐出量を所定値に制御することができ
る。すなわち、ヘッド温度が高くなると、それに応じて
プレパルス幅P1を小さくする制御を行う。
【0043】図9は、この吐出量制御の基本的構成の例
を示すブロック図である。
【0044】図9において、温度センサ20A,20B
(図2参照)を含むヘッド温度検出部212からのヘッ
ド温度に基づいて駆動波形パラメータ設定テーブル21
0を参照し、プレパルス,休止期間およびメインパルス
のパルス幅等のパルス波形のパラメータが駆動波形設定
部211A,211Bに出力される。
【0045】駆動波形設定部211Aおよび211Bで
は、これらに入力される吐出量モードに応じて、ヒータ
SH1およびSH2それぞれに対応して〜で示され
る波形のいずれかを選択するとともにテーブル210か
ら入力されるパルス幅等のパラメータを設定する。上記
吐出量モードに応じたヒータSH1およびSH2の波形
〜からの波形選択では、例えば大吐出量モードで
は、ヒータSH1およびSH2に対してメインパルスを
印加するので、またはを選択することになるが、少
なくともプレパルスを含む波形をいずれかのヒータに
対応して選択されなければならない。
【0046】しかしながら、図7にて上述したように吐
出量モード毎にその吐出量の依存性は異なるから、吐出
量モード毎にパラメータ設定テーブルを具えることがよ
り好ましい。
【0047】図10は、この吐出量モード毎のパラメー
タ設定を可能とする構成を示すブロック図であり、図1
1はこの構成における吐出量モードに応じた各駆動ヒー
タ設定のためのテーブルを示す概念図である。
【0048】図10,図11において、設定された吐出
量モード情報保持部213からの吐出量モードに応じ
て、メインパルス駆動ヒータ設定部214は、ヒータS
H1,ヒータSH2、またはヒータSH1+SH2のい
ずれかを設定する。駆動波形パラメータ設定テーブルで
は、この設定されたメインパルス駆動ヒータに対応した
テーブル210A,210B、または210Cのいずれ
かが選択され、それとともにその選択されたテーブルか
らヘッド温度情報に基づいて、駆動波形パラメータが出
力される。
【0049】図11の各吐出量モード毎に示すプレヒー
トパルス駆動ヒータの組合せは、上記選択されたメイン
パルス駆動ヒータに対応して選択されるものの例を示
し、以下の各実施例で説明されるものである。
【0050】(実施例1)図12(a),(b)および
(c)は、本発明の第1の実施例に係り、駆動波形パラ
メータ設定テーブル210A,210Bおよび210C
(図10参照)におけるプレパルス幅P1設定用テーブ
ルを示す図である。また、図13(a),(b)および
(c)は、本実施例において、メインパルス駆動ヒータ
設定部214(図10参照)および上述の設定テーブル
210A,210Bおよび210Cによって設定される
ヒータ駆動パルスの波形を示す図である。
【0051】これらの図からも明らかなように、本実施
例では、小吐出量モードでは小さい方のヒータであるヒ
ータSH1を、中吐出量モードでは大きな方のヒータで
あるヒータSH2を、大吐出量モードではヒータSH1
およびヒータSH2を用い、ヘッド温度に応じたプレパ
ルス幅P1の制御も、それぞれメインヒート(気泡発生
のためのヒータ駆動)を行うヒータについて行う。
【0052】また、図12に示されるように、ヘッド温
度に応じたプレパルス幅P1の制御は、前述したように
検出されるヘッド温度が高くなる程、パルス幅P1を短
くする。ここで、中吐出量モードでは、ヘッド温度が4
4℃以上のときはプレヒートを行わない。
【0053】以上のようなプレパルス幅の制御によっ
て、図8に示すようにPWM制御範囲で各吐出量モード
毎に吐出量Vdo(小吐出量モードは15pl、中吐出
量モードは25pl、大吐出量モードは40pl)をほ
ぼ一定の範囲に安定化することができる。なお、本実施
例ではヘッド温度が26℃(図8に示すT0 )以下では
インクジェットヘッド内に設けた温調用ヒータを用いて
ヘッド温度を制御し、それによって吐出量Vdを安定化
している。
【0054】(実施例2)図14(a),(b)および
(c)は本発明の第2の実施例に係るプレパルス幅P1
のテーブルを示し、図15は駆動パルス波形を示す図で
ある。これらの図に示すように、上述した実施例1と異
なる点は、中吐出量モードと大吐出量モードでプレパル
ス幅制御である。
【0055】すなわち、中吐出量モードでは、プレパル
スを大ヒータSH2に加え小ヒータSH1にも印加する
ものであり、ここで、26℃〜46℃の範囲で小ヒータ
SH1のプレパルス幅P1を固定(1μsec)とし、
大ヒータのプレパルス幅P1はヘッド温度の上昇ととも
に短かくするように制御する。また、46℃以上では、
大ヒータのパルス幅P1を0とし、一方ヘッド温度の上
昇とともに小ヒータのパルス幅P1を短かくしていく。
【0056】中吐出量モードでは、このようにメイン
(ヒート)パルスが大ヒータSH2だけであるにもかか
わらず、プレパルスを小、大ヒータともに駆動させるこ
とで、吐出量の安定制御温度範囲を広くすることが可能
となる。これによって中吐出量モードでの吐出量は28
plとなり、実施例1の25plに比べすこし大きめの
設定とすることができる。
【0057】また、大吐出量モードでは、夫々小ヒータ
SH1および大ヒータSH2の双方を用いるが、プレパ
ルス幅の制御は、上述した中吐出量モードと同様に行
う。
【0058】(実施例3)図16および17は本発明の
第3の実施例に係るプレパルス幅P1のテーブルを示す
図であり、図18は本実施例の駆動パルスの波形図であ
る。
【0059】本実施例はプレパルス幅P1のテーブルを
印字開始時のヘッド温度によって低温用または高温用に
切り替えるようにするものであり、従って、各吐出量モ
ード毎に低温用および高温用のテーブルを具える。図1
6は、小吐出量モードおよび中吐出量モードの低温用テ
ーブルを示す。なお、これらモードの高温用テーブル図
12(a)および(b)に示すものと同様である。ま
た、図17は大吐出量モードのそれぞれ低温用テーブ
ル,高温用テーブルを示す。
【0060】これら図および図18から分かるように、
プレヒートパルスは低温モードでは大ヒータに印加し、
高温モードでは小ヒータに印加する。
【0061】本実施例では、低温モードではメインヒー
トするヒータとは異なるヒータによりプレヒートするた
め、プレヒートでは少し大きめの幅のパルスを駆動して
プレ発泡したとしても、これがわずかであれば、メイン
ヒートでの発泡に対してほとんど影響を及ぼすことはな
い。
【0062】また、異なるヒータでプレヒートを行うこ
とにより、また、上記発泡の影響をそれほど考慮しなく
て済むためプレパルスとメインパルスとの間(休止期
間)を短かくできる。さらに、このように低温モードを
設けたことにより、前述したヘッドの温調手段を実質的
に必要としないで済む。
【0063】また、本実施例においてはヘッド温度につ
いて重複して2つのテーブルを具えることによって、少
なくとも印字している頁内でのプレパルスを印加するヒ
ータの切り替えを行わずに済み、ヒータ切り替えによっ
て発生するおそれのある濃度の差によって生ずる画像の
繋ぎ目すじが発生することを防止できる。
【0064】(実施例4)図19(a)〜(c)は、本
発明の第4の実施例に係る各吐出量モードのオフタイム
テーブルを示す図であり、図20(a)〜(c)は駆動
パルスの波形を示す図である。
【0065】本実施例では、図19および図20から明
らかなように、実施例1と同様、小吐出量モードでは小
ヒータSH1を、中吐出量モードでは大ヒータSH2
を、大吐出量では大,小ヒータSH1およびSH2を用
いる。
【0066】しかし、実施例1とは異なり、休止期間
(オフタイム)P2を制御して、吐出量の安定化を行
う。即ち、プレパルス幅P1は固定のままでオフタイム
P2を変化させるが、P2を長くする程吐出量が大きく
なることをここでは応用している。具体的にはヘッド温
度の上昇とともにP2を短かくするようにし、ヘッド温
度の下降とともにP2を長くするようにする。
【0067】プレパルス幅と同様、吐出量モードごとに
その吐出量の温度依存性とP2依存性は異なるため、各
吐出量モードに応じたオフタイムP2のテーブルを設定
することで、それぞれの吐出量モードで安定した吐出量
を得ることができる。
【0068】(実施例5)図21は上記実施例4と同様
オフタイムP2のテーブルを示す図であり、図22は駆
動パルスの波形を示す図である。
【0069】本実施例は、上記実施例4と同様、オフタ
イムP2を制御して吐出量を安定化するものであるが、
吐出量モードによってその態様を多少異ならせている。
【0070】すなわち、小吐出量と中吐出量モードで
は、メインヒートを行うヒータとは異なるヒータを用い
てプレヒートを行う。この場合、オフタイムP2が長く
なる程吐出量も大きくなるため、ヘッド温度が大きくな
るに従ってオフタイムP2が短かくなるように制御す
る。このような制御の場合、同一ヒータでプレパルスP
1とメインパルスP3がダブルパルスの関係にないた
め、プレパルスP1とメインパルスP3が時間軸で重な
るように設定することも可能となる。
【0071】また、同一ヒータでダブルパルスのオフタ
イムP2を短かくしていった場合には、最終的にシング
ルパルスになってしまうが、このようなシングルパルス
になる手前でも、オフタイムがあるにもかかわらず、矩
形波の立ち下がりに多少ディレーがあるためプレパルス
P1とメインパルスP3が接続しパルス幅の大きいシン
グルパルスになってしまうおそれがあるが、本実施例で
はそのようなことをも防止できる。
【0072】次に、大吐出量モードでは、大ヒータも小
ヒータもダブルパルス波形であるが、一方のヒータのオ
フタイムを可変にすることでメインパルスのタイミング
を制御し発泡のタイミングをずらすことを行う。
【0073】これは複数ヒータの発泡タイミングがずれ
ることにより吐出量が小さくなることに着目しているも
のであるが、小,中吐出量モードと同様にオフタイムに
P2の制御を行うだけで、発泡タイミングのずらしが可
能となる。
【0074】(その他の実施例)本発明の上記各実施例
は図4で示した1つの吐出口に対応して複数のヒータが
横並びで設けられる構成について説明してきたが、図2
3に示すようなヒータが縦に配列される構成の場合も前
記各実施例と同様な効果を得ることができる。また、図
24に示すようにヒータ面に対して上方向にインク滴を
吐出させるヘッド構成においても同様である。
【0075】また、ここではヒータサイズを大小違った
大きさで説明してきたが、同一サイズの場合も同様の効
果が得られる。しかし、同一サイズの場合は基本的には
吐出量は大小の2モードとなる。
【0076】さらに、前記各実施例において特に記述し
なかったが、ヒータ間の距離は近いほうが良く、特に実
施例2,3,5においてはその効果が高くなる。
【0077】さらに、ヘッド温度に応じてプレパルス幅
P1等のパラメータを変更する説明をしたが、例えば環
境温度に応じて目標温度を設定し、ヘッド温度と目標温
度との差によってパラメータを変更するようにすれば、
より一層安定した吐出量を得られる。即ち、ヘッド温度
が同一であっても環境温度が異なる場合、インク温度は
供給系も含めて基本的には環境温度に近いからである。
【0078】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0079】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0080】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0081】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0082】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0083】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0084】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0085】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0086】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のヒータのうち駆動すべく設定された組合せ毎にそ
の駆動の制御が可能となり、また、これにより、上記組
合せ毎に、吐出量安定化のために印加されるプレパルス
の制御が可能となる。
【0088】この結果安定した吐出量制御を行うことが
でき、高品位な画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
ト装置を示す斜視図である。
【図2】上記プリント装置の主に制御構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】上記装置で用いられるインクジェットヘッドお
よびインクタンクカートリッジを示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るインクジェットヘ
ッドの構造を示す断面図である。
【図5】本発明実施例の各吐出量モード毎にヘッド温度
と吐出量との関係を示す線図である。
【図6】本発明実施例で用いるプレパルスの波形を示す
模式図である。
【図7】本発明実施例の各吐出量モード毎にプレパルス
幅と吐出量との関係を示す線図である。
【図8】本発明の実施例における吐出量制御の態様を示
す線図である。
【図9】本発明の一実施例によるヒータ駆動の構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の好適実施例によるヒータ駆動の構成
を示すブロック図である。
【図11】本発明のいくつかの実施例における吐出量モ
ードとメインパルス駆動ヒータおよびプレパルス駆動ヒ
ータとの関係を示す図である。
【図12】(a)〜(c)は本発明の第1の実施例に係
る各吐出量モード毎のプレパルス幅P1のテーブルを示
す模式図である。
【図13】(a)〜(c)は上記実施例における駆動パ
ルスの波形図である。
【図14】(a)〜(c)は本発明の第2の実施例に係
る各吐出量モード毎のプレパルス幅P1のテーブルを示
す模式図である。
【図15】(a)〜(c)は上記実施例における駆動パ
ルスの波形図である。
【図16】(a)および(b)は本発明の第3の実施例
に係る各吐出量モード毎のプレパルス幅P1のテーブル
を示す模式図である。
【図17】(a)および(b)は本発明の第3の実施例
に係る各吐出量モード毎のプレパルス幅P1のテーブル
を示す模式図である。
【図18】(a)〜(c)は上記実施例における駆動パ
ルスの波形図である。
【図19】(a)〜(c)は本発明の第4の実施例に係
る各吐出量モード毎のオフタイムP2のテーブルを示す
模式図である。
【図20】(a)〜(c)は上記実施例における駆動パ
ルスの波形図である。
【図21】(a)〜(c)は本発明の第5の実施例に係
る各吐出量モード毎のオフタイムP2のテーブルを示す
模式図である。
【図22】(a)〜(c)は上記実施例における駆動パ
ルスの波形図である。
【図23】本発明の他の実施例に係るインクジェットヘ
ッドの構造を示す断面図である。
【図24】本発明のさらに他の実施例に係るインクジェ
ットヘッドの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2,2Y,2M,2C,2Bk インクジェットヘッド 2A インク路 2N 吐出口 200 コントローラ SH1,SH2 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/12 B41J 3/04 103 B 104 F (72)発明者 名越 重泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 真夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1のインク吐出口に対応して複数のヒー
    タを具えたインクジェットヘッドを用い、該インクジェ
    ットヘッドから媒体にインクを吐出するインクジェット
    装置において、 前記複数のヒータの各々に、吐出に至らない先行パルス
    および該先行パルスに後続し気泡を発生させてインクを
    吐出させる後続パルスを印加することが可能なヘッド駆
    動手段と、 前記複数のヒータのうち前記後続パルスを印加すべきヒ
    ータを選択することにより吐出量モードを設定する吐出
    量モード設定手段と、 該吐出量モード設定手段が設定する吐出量モード毎に、
    前記インクジェットヘッドのインク温度に関する情報に
    基づき前記ヘッド駆動手段を介した前記先行パルスの印
    加を制御するプレパルス制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 1の吐出口に対応して第1ヒータおよび
    第2ヒータが配置されたインクジェットヘッドを用い、
    前記第1および第2のヒータを組み合わせて駆動し発泡
    させることで複数の吐出量のインク滴を吐出させるイン
    クジェット装置において、 インク滴を吐出させるためのメインのヒートパルスに先
    だって、プレヒートパルスを駆動させることを特徴とす
    るインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドは、前記第1
    ヒータによる吐出量モード、前記第2ヒータによる吐出
    量モード、および前記第1および第2ヒータによる吐出
    量モードを有することを特徴とする請求項2に記載のイ
    ンクジェット装置。
  4. 【請求項4】 少なくともインクジェットヘッドの温度
    情報および/またはインクジェットヘッド温度演算値に
    基づいて前記プレヒートパルスの制御を行うことを特徴
    とする請求項2または3記載のインクジェット装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出量モードに応じて、前記プレヒ
    ートパルスを駆動するヒータの設定および/またはプレ
    ヒート制御モードを変更することを特徴とする請求項3
    記載のインクジェット装置。
  6. 【請求項6】 前記メインヒートを行うヒータでは少な
    くともプレヒートを行うことを特徴とする請求項2ない
    し5のいずれかに記載のインクジェット装置。
  7. 【請求項7】 前記メインヒートするヒータ以外のヒー
    タをプレヒートすることを特徴とする請求項2ないし5
    のいずれかに記載のインクジェット装置。
  8. 【請求項8】 前記プレヒートの制御はプレヒートパル
    スのパルス幅を可変とすることを特徴とする請求項4記
    載のインクジェット装置。
  9. 【請求項9】 前記プレヒートの制御はプレヒートパル
    スとメインヒートパルスの間の時間を可変とすることを
    特徴とする請求項4記載のインクジェット装置。
  10. 【請求項10】 前記吐出量モードに応じて制御モード
    を変えることを特徴とする請求項3ないし9のいずれか
    に記載のインクジェット装置。
  11. 【請求項11】 ヘッド温度に応じて前記プレヒートパ
    ルスの駆動ヒータを切り替えることを特徴とする請求項
    4ないし10のいずれかに記載のインクジェット装置。
  12. 【請求項12】 前記プレヒートパルスと前記メインヒ
    ートパルスの駆動をそれぞれ別のヒータで行うことを特
    徴とする請求項4ないし11のいずれかに記載のインク
    ジェット装置。
  13. 【請求項13】 1の吐出口に対応して異なる複数のヒ
    ータが配置されたインクジェットヘッドを用い、前記複
    数のヒータを組合せて駆動し発泡させることで複数の吐
    出量のインク滴を吐出させるインクジェット装置におい
    て、 前記複数のヒータの組合せの各々に対応して当該ヒータ
    を駆動するためのテーブルを具えたことを特徴とするイ
    ンクジェット装置。
  14. 【請求項14】 前記テーブルには前記複数のヒータの
    うち2つ以上を同時に駆動するためのテーブルが含まれ
    ることを特徴とする請求項13記載のインクジェット装
    置。
  15. 【請求項15】 前記テーブルは前記インクジェットヘ
    ッドの温度情報に応じて切替えられることを特徴とする
    請求項13または14記載のインクジェット装置。
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