JPH0818314B2 - コンクリート製パネルの成形用型枠装置 - Google Patents

コンクリート製パネルの成形用型枠装置

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JPH0818314B2
JPH0818314B2 JP2410017A JP41001790A JPH0818314B2 JP H0818314 B2 JPH0818314 B2 JP H0818314B2 JP 2410017 A JP2410017 A JP 2410017A JP 41001790 A JP41001790 A JP 41001790A JP H0818314 B2 JPH0818314 B2 JP H0818314B2
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JP
Japan
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pattern
panel
molding
mold
mold body
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JP2410017A
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English (en)
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JPH04214305A (ja
Inventor
克哉 栗盛
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製パネル
の成形用型枠装置に関する。詳しくは、表面に凹凸模様
を有するコンクリート製パネル、例えば、軽量気泡コン
クリート製パネルなどの成形に利用できる。
【0002】
【背景技術】例えば、軽量気泡コンクリート製パネル
は、セメントと硅砂を主原料とするスラリに泡を加え、
これを成形用型枠装置のキャビティ内に打設して一次的
に養生硬化させた後、成形用型枠装置を脱型して軽量気
泡コンクリート製パネルを成形し、このパネルをオート
クレーブ中において加圧し、蒸気養生させることにより
製造される。ところで、このようにして製造される軽量
気泡コンクリート製パネルでは、意匠性を高めるためな
どから、パネル表面に凹凸模様が形成される場合が多
い。
【0003】従来、パネル表面に凹凸模様を形成するた
めの成形用型枠装置は、図4に示す如く、底面型枠部材
1の周囲に周面型枠部材2を矩形状に連結して内部にキ
ャビティ3を有する型枠本体4を形成し、キャビテイ3
内の内底面に表面に凹凸模様5を形成した弾性を有する
模様シート6を収納した構造である。
【0004】パネルの成形に際して、まず、模様シート
6の凹凸模様5の表面に油などの離型剤7をスプレーし
た後、キャビティ3内に軽量気泡コンクリートスラリ8
を打設し、一次的に養生硬化させる。その後、型枠本体
4を垂直に起立させた後、硬化した軽量気泡コンクリー
トパネルを保持しながら型枠本体4を水平状態まで倒伏
させて型枠本体4を脱型すれば、表面に凹凸模様を有す
る軽量気泡コンクリートパネルを成形することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したパ
ネルについては、最近、陰影による高級感を出すために
凹凸模様の彫りを深くしたり、複雑な形状の模様など、
パネル表面に形成される凹凸模様についての多様化の要
求が強い。従来の成形用型枠装置において、これらの要
求に応えるためには、異なる凹凸模様5を有する複数種
の模様シート6を予め用意しておかなければならない。
【0006】しかし、予め、複数種の模様シート6を用
意しなければならないことは、異なる凹凸模様を有する
型を製造しなければならないので、コストがかかるとい
う問題がある。また、複数種の模様シート6を予め保管
しておかなければならないので、管理が面倒な上、保管
スペースが必要となる。
【0007】ここに、本発明の目的は、このような従来
の問題を全て解消し、所望の凹凸模様を、保管スペース
も増やすことなく、安価でかつ簡易に得られるコンクリ
ート製パネルの成形用型枠装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の成形
用型枠装置は、型枠本体のキャビティ内に打設したコン
クリートスラリが養生硬化後に型枠本体を脱型してコン
クリート製パネルを成形するコンクリート製パネルの成
形用型枠装置において、前記型枠本体のキャビティ内に
収納され互いに接した状態でかつパネルの厚み方向へ進
退可能な多数の模様構成部材と、これらの模様構成部材
をそれぞれの進退位置で互いに一体的に保持する保持手
段とを備えた、ことを特徴としている。
【0009】
【作用】多数の模様構成部材を選択的に進退させなが
ら、これらの模様構成部材によって凹凸模様を形成した
後、これらの模様構成部材を保持手段により一体的に保
持させる。この状態において、キャビティ内にコンクリ
ートスラリを打設し、養生硬化後に型枠本体を脱型すれ
ば、模様構成部材と接する面側に凹凸模様を有するコン
クリート製パネルが成形される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の成形用型枠装置の断面図、図
2はその平面図である。これらの図において、11は型
枠本体である。型枠本体11は、4本の型枠部材12,
13,14,15によって内部にキャビティ16を有す
る矩形枠状に形成されている。両側の型枠部材12,1
4には、その長手方向に沿って複数の貫通孔17,18
が一定ピッチごとに形成されている。
【0011】前記キャビティ16内の底面側には、その
全面を塞ぐように、模様構成部材を構成する正四角柱形
状の多数の角柱ブロック21が縦横に整列収納されてい
る。これらの角柱ブロック21は、隣接するものが互い
に接した状態で、しかも、それぞれがパネルの厚み方向
へ独立的にかつ段階的に進退可能に収納されている。こ
こでは、3段階に進退可能に収納されている。
【0012】前記各角柱ブロック21には、高さ方向に
沿って3つの貫通孔22が前記各段ごとのピッチでかつ
左右方向(第1図において)へ貫通して形成されてい
る。これらの貫通孔22は、その角柱ブロック21がい
ずれかの段に位置されたとき、隣接する左右の角柱ブロ
ック21のいずれかの貫通孔22と連通するようになっ
ている。
【0013】ここで、左右方向に並ぶ複数の角柱ブロッ
ク21の貫通孔22のいずれかが両側の型枠部材12,
14の貫通孔17,18と連通した状態において、これ
らの貫通孔22,17,18には、連結棒25が挿通さ
れている。型枠部材12,14の貫通孔17,18から
突出する連結棒25の両端部には、ナット26がそれぞ
れ螺合されている。ここに、連結棒25は、角柱ブロッ
ク21をそれぞれの進退位置で互いに一体的に保持する
保持手段を構成している。
【0014】図3は前記角柱ブロック21を進退させて
凹凸模様を自動的に形成するための装置を示している。
同装置31は、前記型枠本体11を載置するための支持
台32を備える。支持台32には、前記各角柱ブロック
21に対応してこれらを上方へ進出つまり上昇させる複
数本のニードル33が進退可能に収納されているととも
に、これらの各ニードル33を進出させるための複数の
駆動手段34が設けられている。
【0015】前記各駆動手段34はコントローラ35に
接続されている。コントローラ35はデータバス36な
どを介してCPU37に接続されている。CPU37に
は、前記コントローラ35のほかに、処理プログラムを
記憶したROM38、前記コントローラ35および駆動
手段34を介して各角柱ブロック21を進出させるため
の進出量データを格納したRAM39、キーボード40
およびCRT41などがそれぞれ接続されている。
【0016】ここで、前記RAM39内には、予め、複
数種の模様パターンごとに、その各模様パターンに対応
して各角柱ブロック21の進出量を段階的に決める進出
量データが格納されている。CPU37は、キーボード
40において、いずれかの模様パターンが指定される
と、ROM38に記憶される処理プログラムに従って所
定の処理を実行する。
【0017】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
型枠本体11を支持台32上に載置した後、連結棒25
を取り外す。すると、全ての角柱ブロック21は最下端
まで下降しニードル33で受けられた状態となる。
【0018】この状態において、キーボード40におい
て、複数種の模様パターンの中からいずれかの模様パタ
ーンを指定する。すると、CPU38は、指定された模
様パターンをRAM39の中から読み出し、その模様パ
ターンに基づく進出量データをコントローラ35へ与え
る。これにより、コントローラ35および駆動手段34
を通じて、各角柱ブロック21が指定された進出量だけ
段階的に進出される。
【0019】全ての角柱ブロック21が進出された後、
連結棒25を両側の型枠部材12,14の貫通孔17,
18およびこれに連通する角柱ブロック21の貫通孔2
2に挿通した後、その両端にナット26を螺合してこれ
らの角柱ブロック21をその進出位置で一体的に締め付
ける。
【0020】そこで、この状態の型枠本体11のキャビ
ティ16内にコンクリートスラリ51を打設し、一次的
に養生硬化させた後、脱型すれば、表面に凹凸模様を有
するコンクリート製パネルを製造することができる。
【0021】従って、本実施例によれば、型枠本体11
内に多数の角柱ブロック21をそれぞれパネルの厚み方
向へ独立的にかつ進退可能に収納し、各角柱ブロック2
1をそれぞれの独立的に進退させて凹凸模様を形成した
後、これらの角柱ブロック21を連結棒25によって一
体的に保持するようにしたので、角柱ブロック21の進
出量を変えれば、所望の凹凸模様を簡易に作成すること
ができる。
【0022】このことは、予め複数種の模様シートを製
作しておかなくてもよいので、安価である。しかも、そ
れらを保管するスペースも必要がないので、保管スペー
スも増やす必要がない利点がある。
【0023】また、角柱ブロック21を進退させて凹凸
模様を形成するに当たって、予め複数種の模様パターン
に対応して各角柱ブロック21の進出量データをRAM
39内に格納したコンピュータ制御の装置31を用いて
行うようにしたので、RAM39内に格納された模様パ
ターンを指定するだけで、任意の凹凸模様を簡易に形成
することができる。
【0024】また、全ての角柱ブロック21の進出量を
等しくすれば、表面が平らなパネルを成形することがで
きる。このとき、全ての角柱ブロック21の進出量を第
1段階、第2段階、第3段階でそれぞれ揃えれば、パネ
ルの厚みを変えることができる。
【0025】また、いずれかの角柱ブロック21の端面
などに傷などは発生した場合でも、その角柱ブロック2
1のみを交換するだけでよいので、経済的である。
【0026】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿論であ
る。
【0027】例えば、上記実施例では、模様構成部材を
多数の角柱ブロック21によって構成したが、多数のニ
ードルを集合させたものを使用するようにしてもよい。
【0028】また、上記実施例では、型枠本体11内に
多数の角柱ブロック21を保持するようにしたが、予
め、型枠本体11の外で多数の角柱ブロック21を進退
させて凹凸模様を形成した後、これらを一体的に保持
し、この状態で型枠本体11内に収納するようにしても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、所望の凹
凸模様を、保管スペースを増やすことなく、安価でかつ
簡易に得られるコンクリート製パネルの成形用型枠装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形用型枠装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る成形用型枠装置の一実施例を示す
平面図である。
【図3】本発明に係る成形用型枠装置に凹凸模様を模様
パターンに従って自動的に形成するための装置を示す図
である。
【図4】従来の成形用型枠装置を示す断面図である。
【符号の説明】
11 型枠本体 16 キャビティ 21 角柱ブロック 25 連結棒 51 コンクリートスラリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠本体のキャビティ内に打設したコン
    クリートスラリが養生硬化後に型枠本体を脱型してコン
    クリート製パネルを成形するコンクリート製パネルの成
    形用型枠装置において、前記型枠本体のキャビティ内に
    収納され互いに接した状態でかつパネルの厚み方向へ進
    退可能な多数の模様構成部材と、これらの模様構成部材
    をそれぞれの進退位置で互いに一体的に保持する保持手
    段とを備えた、ことを特徴とするコンクリート製パネル
    の成形用型枠装置。
JP2410017A 1990-12-10 1990-12-10 コンクリート製パネルの成形用型枠装置 Expired - Lifetime JPH0818314B2 (ja)

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JPH04214305A JPH04214305A (ja) 1992-08-05
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