JPH08183132A - 透明で電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体及びその製法 - Google Patents

透明で電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体及びその製法

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JPH08183132A
JPH08183132A JP6338707A JP33870794A JPH08183132A JP H08183132 A JPH08183132 A JP H08183132A JP 6338707 A JP6338707 A JP 6338707A JP 33870794 A JP33870794 A JP 33870794A JP H08183132 A JPH08183132 A JP H08183132A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が簡単で、取り付けが容易な透明な電磁シ
ールド効果のある合成樹脂板状体及びその製法を提供す
ること。 【構成】透明な合成樹脂板2と導電性を持ち電磁波シー
ルド効果を有するメッシュ状シート3とが接着層4をも
って積層一体化し、該メッシュ状シート3の導電部分の
一部が接着層中に埋設する全面にわたって露出した状態
の透明な電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体1及
びその製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透視性があり電磁波シ
ールド性を有する合成樹脂板状体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの電子機器が本来の目的のた
め、或いは副次的に電磁波を発生し、他の電子機器がこ
の電磁波をノイズとして受信し、正常な機能を妨げられ
ることが多いため、この電磁波による悪影響を遮断する
必要が高まっている。電子機器の電磁波シールドは電磁
波を発生する部分を取り巻くように電磁波シールド物質
(例えば金属材料、導電塗料、無電解金属メッキなど)
で連続して覆うことによって達成できるが、コンピュー
タの端末表示装置、プラズマディスプレーその他の表示
装置では表示部分をシールド物質で覆うことはできない
ので、安価で容易に取り付けられる透明で電磁波シール
ド効果のある合成樹脂板の開発が必要とされる。
【0003】このような透明な電磁波シールド板は、2
枚の透明な合成樹脂板2の間に金網や電磁波シールド効
果を有するメッシュ状シート3を積層して得られる。図
5はこの代表的な例であり、透明な合成樹脂板2、2を
接着剤42で張り合わせ、接着剤42の中に電磁波シー
ルド効果を有するメッシュ状シート3を埋め込んでいる
(実開昭50−36873号公報参照)。この透明な電
磁波シールド板を電磁波を吸収あるいは反射する材料、
例えば金属材料によって構成するハウジングの導電部分
5に取り付けた場合、透明な合成樹脂板2がハウジング
の導電部分5とメッシュ状シート3の接触を妨げ、電気
的に連続(密閉)しないため透明な合成樹脂板2の部分
より電磁波が漏洩する。
【0004】電気的に連続(密閉)させるには、図6の
ように透明な合成樹脂板2よりメッシュ状シート3を長
くし、透明な合成樹脂板2とハウジングの導電部分の間
にメッシュ状シート3をはさみ込むか、あるいは図7の
ごとく一方の透明な合成樹脂板2を他方より小さくし、
ハウジングの導電部分の窓枠に密着させる方法がとられ
ている(実公昭63−34917号公報参照)。
【0005】また、図8のように電気バスバー構成体3
1(銅、銀またはアルミニウムが被覆されたテープ)を
導電性ワイヤスクリーンに物理的に接触させる。この電
気バスバー構成体31を透明基盤の縁面、並びにその前
面及び後面の狭い周囲領域に形成しハウジングの導電部
分5と密着させ、電磁波シールドを得ている(特公平1
−38400号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、次のよう
な問題点を解決するものである。 <イ>従来の構造の透明電磁波シールドの製造にあたっ
ては、あらかじめ電磁波シールド性ハウジングの窓枠に
あわせて切断された透明な合成樹脂板と電磁波シールド
性メッシュ状シートを張り合わせて作る必要があるた
め、多くの工数を要し、製造コストが高くなる。 <ロ>従来、導電性のメッシュ状シートを合成樹脂板の
表面に一部埋設することは、製造上のコントロールが複
雑で安定した表面抵抗値を有する一定品質の製品を得る
のは困難であった。
【0007】
【本発明の目的】
<イ>本発明は、製造が簡単な透明な電磁シールド効果
のある合成樹脂板状体を提供することにある。 <ロ>本発明は、取り付けが容易な透明な電磁シールド
効果のある合成樹脂板状体を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、透明な合成
樹脂板と導電性を持ち電磁波シールド効果を有するメッ
シュ状シートとが接着層をもって積層一体化し、該メッ
シュ状シートの導電部分の一部が接着層中に埋設する全
面にわたって露出した状態になっていることを特徴とす
る透明な電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体、又
は、電磁波シールド効果を有する該メッシュ状シート
は、金属線よりなる金網、又は合成繊維や合成樹脂でで
きたメッシュ状物に無電解メッキ、金属熔射又は金属蒸
着などの手段で電磁シールド効果を付与したシートであ
ることを特徴とする透明な電磁波シールド効果のある合
成樹脂板状体、又は、透明な合成樹脂板の熱変形温度よ
り10度以上熱変形温度が低い接着性フィルムを用いる
ことを特徴とする透明な電磁波シールド効果のある合成
樹脂板状体、又は、接着性フィルムの厚さをd、メッシ
ュ状シートの厚さh、メッシュカウントをkとした場
合、式(1)、式(2)を満足する厚さの接着性フィル
ムを用いてメッシュ状シートと透明な合成樹脂板を接着
すること特徴とする透明な電磁波シールド効果のある合
成樹脂板状体、又は、透明な合成樹脂板の上に接着性フ
ィルムを載せ、その上にメッシュ状シートを重ね、加熱
して該メッシュ状シートを該接着性フィルムにめり込ま
せ、該メッシュ状シートの導電部分の一部が全面にわた
って露出した状態になることを特徴とする、透明な電磁
波シールド効果のある合成樹脂板状体の製法、又は、該
接着フィルムは、該合成樹脂板の熱変形温度より10度
以上熱変形温度が低いことを特徴とする、透明な電磁波
シールド効果のある合成樹脂板状体の製法、又は、接着
性フィルムの厚さをd、メッシュ状シートの厚さh、メ
ッシュカウントをkとした場合、式(1)、式(2)を
満足する厚さの接着性フィルムを用いてメッシュ状シー
トと透明な合成樹脂板を接着すること特徴とする透明な
電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体の製法にあ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0010】<イ>合成樹脂板状体の概要(図1) 合成樹脂板状体1は、透明で電磁波シールド効果を有
し、透明な合成樹脂板2、接着層4、及び電磁波シール
ド効果のあるメッシュ状シート3の積層体からなる。接
着層4は、透明な合成樹脂板2とメッシュ状シート3を
接着する。接着層4は、メッシュ状シート3のメッシュ
の片側が全面にわたり露出するような厚さを有する。
【0011】合成樹脂板状体1を電子機器の電磁波シー
ルド性ハウジングに取り付ける際、接着層4より露出し
たメッシュ部分がハウジングの導電部分5に接する。
【0012】<ロ>合成樹脂板状体の製法の概要(図
1、図2) 透明な合成樹脂板2とメッシュ状シート3の接着は、接
着性フィルム41をこれらの間に介在させ、熱プレス法
によって行う。すなわち透明な合成樹脂板2の上に接着
性フィルム41を載せ、その上にメッシュ状シート3を
重ね両側を金属鏡面板を介して接着性フィルム41と合
成樹脂板2の間の空気を排除しつつ加熱する。加熱の際
に接着性フィルム41の熱変形温度より高く合成樹脂の
熱変形温度より低い温度の状態で加圧し、メッシュ状シ
ート3を接着性フィルム41にめり込ませた状態で冷却
する。その後、金属鏡面板をはずして、合成樹脂板状体
1の構造物を得ることができる。
【0013】<ハ>接着層へのメッシュ状シートの埋設
状態(図4) 合成樹脂板状体1のメッシュ状シート3と合成樹脂板2
とが実用に適する接着強度を有するためには、埋設後の
接着性フィルム41の厚さbがメッシュ状シート3の厚
さhの20%以上、好ましくは30%以上が必要であ
る。また、メッシュ状シート3の上部が全面にわたって
露出するためには、接着性フィルム41の厚さbがメッ
シュ状シート3の厚さhの95%以下、接着性フィルム
41の厚みの変動を考慮すると、好ましくは90%以下
が望ましい。
【0014】なお、接着性フィルム41を用いる代わり
に、メッシュ状シート3と合成樹脂板2の接着に溶液状
接着剤を用いた場合は、接着剤の粘度が低いほど、又は
糸状物31の表面と親和性が良いほど、溶液状接着剤の
液面が、表面張力により糸状物31周辺に盛り上がる。
また、凝固時の収縮等によっても接着剤の表面が水平に
はならないため、透過光線が散乱し画像が乱れたり、作
業者の疲労を増大させるなどの問題を有する。
【0015】<ニ>製造前の接着性フィルムの厚さの算
出(図3、図4) 合成樹脂板状体1の製造において、接着性フィルム41
にメッシュ状シート3が埋設するため、埋設後には、接
着性フィルム41の厚さが厚くなる。そこで、メッシュ
状シート3のメッシュ部分を所定量露出させるために、
埋設前の接着性フィルム41の厚さを求める。
【0016】メッシュ状シート3の上面図は、例えば図
3のような構造とし、接着性フィルム41に埋設した状
態でのメッシュ状シート3は図4の構造とする。そし
て、メッシュ状シート3を構成する糸状物31の直径を
d、メッシュ状シート3が埋設された状態での接着性フ
ィルム41の厚さをbとする。埋設後の接着性フィルム
41の厚さbは、埋設前の接着性フィルム41の厚さs
よりメッシュ状シート3を構成する糸状物31の埋設部
分の体積相当分が厚くなる。
【0017】糸状物31の長さaの体積は、図4におい
て断面積πd2 /4の長さaの円筒と考えられるので、
近似的には式(3)であらわすことができる。
【数3】
【0018】図3の1単位中の糸状物31の体積は、長
さaの糸状物31が2本あるから式(4)で表すことが
できる。
【数4】
【0019】糸状物31のメッシュカウントをkとする
と、式(5)が得られる。
【数5】
【0020】接着性フィルム41の厚さが最も厚い場合
(接着性フィルムの厚さbがメッシュ状シート3の厚さ
hの95%の場合)、式(6)が得られる。
【数6】
【0021】式(6)に式(5)を代入すると、埋設前
の接着性フィルム41の厚さs(mm)を式(7)で表
すことができる。
【数7】
【0022】また、接着性フィルム41の厚さが最も薄
い場合(接着性フィルムの厚さbがメッシュ状シート3
の厚さhの20%の場合)、式(8)が得られる。
【数8】
【0023】式(8)に式(5)を代入すると、埋設前
の接着性フィルム41の厚さs(mm)を式(9)で表
すことができる。
【数9】
【0024】したがって、埋設前の接着性フィルム41
の厚さs(mm)は式(7)の厚さより薄く、式(9)
の厚さより厚いものであればよい。
【0025】以下に、具体的な数値を用いた具体例を示
す。
【0026】<イ>接着性フィルムの厚さの範囲 糸状物31の線径(d)が0.045mmのポリエステ
ルモノフィラメントを用い、135メッシュで厚さが
0.075mmのメッシュ織物に、無電解メッキにより
厚さ0.1〜1.5ミクロンのニッケル及び銅メッキを
おこなった。メッシュ織物の形状の変化は無視できる程
度であった。
【0027】上記値を前述の式(1)、式(2)に代入
して計算すると、式(1)から最も厚い接着性フィルム
41の厚さは0.0552mmとなる。また、式(2)
から最も薄い接着性フィルム41の厚さは0.0116
mmとなる。したがって、12ミクロンより厚く、55
ミクロンより薄い接着性フィルム41を用いて接着すれ
ばよいことになる。
【0028】<ロ>合成樹脂板状体の作成 上記のニッケルメッキをしたメッシュ織物を厚さ2mm
の透明なポリメチルメタアクリレート樹脂板2(三菱レ
イヨン社製;商標アクリライト)に50ミクロンのポリ
アルキルメタアクリレート系多層構造フィルム(三菱レ
イヨン社製;商標アクリプレン)を用いて接着した。
【0029】接着方法は金属鏡面板の両側から熱と圧力
をかけられるプレス機を用いて行った。使用したアクリ
ライト板の熱変形温度は100℃である。ニッケルメッ
キしたメッシュ織物の大きさはアクリライト板と同寸法
のものを使用した。接着性フィルム41のアクリプレン
の熱変形温度は77℃であり、それ故、アクリライトと
の熱変形温度差は23℃である。
【0030】そこで、まず塵埃を除去したアクリライト
の上にアクリプレンを、空気を含まぬように載せ、その
上にメッシュ状シート3を置き、40乃至80kg/c
2、好ましくは50乃至70kg/cm2 程度の圧力
で圧着した後、100乃至140℃まで、好ましくは1
10乃至130℃まで昇温する。その後、徐冷する。
【0031】50ミクロンの他に60ミクロンのアクリ
プレンの接着性フィルム41を用いて、同様の方法で接
着して、合成樹脂板状体1を作成した。
【0032】<ハ>表面抵抗値の測定 作成された合成樹脂板状体1の表面電気抵抗をJIS
L 1094−1980の織物帯電性試験方法(円極
板)で測定した。その結果を表1に示す。
【0033】表1の抵抗値より、50ミクロンを使用し
たものは、ニッケルメッキ部分が露出して所定の抵抗値
を有するが、60ミクロンのものは、非常に高抵抗であ
りメッシュ状シート3が接着性フィルム41に埋まり込
んでいることがわかる。
【表1】
【0034】<ニ>電磁波シールド性の測定 作成された2枚の合成樹脂板状体1の電磁波シールド性
を測定した。測定装置として、アドバンテスト製のスペ
クトラムアナライザー(TR−4173型)にアンリツ
製電磁シールド特性試験器(MA8602B)を接続
し、試験片を装填し、周波数100Hzから1000M
Hzまで連続掃引して電界値の減衰量(dB)を測定し
た。その結果を表2に示す。
【表2】
【0035】50ミクロンのものは、8〜14デシベル
の差が認められた。また、60ミクロンのものは、メッ
シュ状シート3が接着性フィルム41に埋まり込んでお
り、メッシュのニッケルメッキ部分が測定器のハウジン
グの金属部分に接触しないために、シールド効果が悪い
ことが知られる。
【0036】
【発明の効果】本発明、次のような効果を得ることがで
きる。 <イ>メッシュ状シートの導電部分を全面に露出するの
で、簡単に電子機器に取り付けることができる。 <ロ>メッシュ状シートの導電部分を全面に露出するの
で、任意の大きさに切りとっても、電磁波シールド性ハ
ウジングに圧着させることにより電気的に連続(密閉)
でき、電磁波シールド効果を高めることができる。 <ハ>接着性フィルムを用いることにより、溶液状接着
剤による問題を解消できる。即ち、溶液状接着剤を用い
ると、液面が表面張力により糸状物周辺に盛り上がり、
また、凝固時の収縮等によっても接着剤の表面が水平に
はならないため、透過光線が散乱し画像が乱れたり、作
業者の疲労(テクノストレス)を増大させるなどの問題
が生じていた。 <ニ>メッシュ状シートの一部が接着フィルムから露出
するため、フィルター表面への反射像の写り込みが無く
なり、画像や文字がちらつかず、防眩性を増すことがで
きる。 <ホ>メッシュ状シート単独で形成されたVDTフィル
ターに較べ、メッシュ状シートに付着した埃の除去等、
メンテナンス性に優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂板状体の図
【図2】本発明の合成樹脂板状体の製造前の構成配置図
【図3】メッシュ状シートの平面図
【図4】メッシュ状シートを接着シートに埋設した断面
【図5】従来の合成樹脂板状体の図
【図6】他の従来の合成樹脂板状体の図
【図7】他の従来の合成樹脂板状体の図
【図8】他の従来の合成樹脂板状体の図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 9/00 V (72)発明者 長谷川 靖 東京都中央区日本橋人形町2丁目31番11号 日清紡績株式会社内 (72)発明者 岸本 祐一郎 東京都中央区京橋二丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内 (72)発明者 北 耕太郎 東京都中央区京橋二丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内 (72)発明者 内藤 清剛 埼玉県戸田市笹目北町13番地の2 株式会 社トーツヤ埼玉工場内 (72)発明者 野波 誠治 埼玉県戸田市笹目北町13番地の2 株式会 社トーツヤ埼玉工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な合成樹脂板と導電性を持ち電磁波シ
    ールド効果を有するメッシュ状シートとが接着層をもっ
    て積層一体化し、該メッシュ状シートの導電部分の一部
    が接着層中に埋設する全面にわたって露出した状態にな
    っていることを特徴とする透明な電磁波シールド効果の
    ある合成樹脂板状体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体において、電磁波シールド効果
    を有する該メッシュ状シートは、金属線よりなる金網、
    又は合成繊維や合成樹脂でできたメッシュ状物に無電解
    メッキ、金属熔射又は金属蒸着などの手段で電磁シール
    ド効果を付与したシートであることを特徴とする透明な
    電磁波シールド効果のある合成樹脂板状体。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体において、透明な合成樹脂板の
    熱変形温度より10度以上熱変形温度が低い接着性フィ
    ルムを用いることを特徴とする透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体において、接着性フィルムの厚
    さをd、メッシュ状シートの厚さh、メッシュカウント
    をkとした場合、式(1)、式(2)を満足する厚さの
    接着性フィルムを用いてメッシュ状シートと透明な合成
    樹脂板を接着すること特徴とする透明な電磁波シールド
    効果のある合成樹脂板状体。 【数1】 【数2】
  5. 【請求項5】透明な合成樹脂板の上に接着性フィルムを
    載せ、その上にメッシュ状シートを重ね、加熱して該メ
    ッシュ状シートを該接着性フィルムにめり込ませ、該メ
    ッシュ状シートの導電部分の一部が全面にわたって露出
    した状態になることを特徴とする、透明な電磁波シール
    ド効果のある合成樹脂板状体の製法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体の製法において、該接着フィル
    ムは、該合成樹脂板の熱変形温度より10度以上熱変形
    温度が低いことを特徴とする、透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体の製法。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の透明な電磁波シールド効
    果のある合成樹脂板状体の製法において、接着性フィル
    ムの厚さをd、メッシュ状シートの厚さh、メッシュカ
    ウントをkとした場合、式(1)、式(2)を満足する
    厚さの接着性フィルムを用いてメッシュ状シートと透明
    な合成樹脂板を接着すること特徴とする透明な電磁波シ
    ールド効果のある合成樹脂板状体の製法。
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