JP7337031B2 - 回路基板 - Google Patents
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Description
[2]前記非伸縮導電板は、金属プレート、フレキシブルプリント回路基板、実装プリント基板またはポリイミド基板である、[1]に記載の回路基板。
[3]前記非伸縮導電板は、前記接着剤層を介して、前記絶縁シリコーン基材、前記導電シリコーンシートおよび前記導電パターン回路の少なくとも1つと電気的に接続している、[1]または[2]に記載の回路基板。
[4]前記非伸縮導電板の厚さは、25μm以上1000μm以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の回路基板。
[5]前記非伸縮導電板は、面積50mm2以上の金属プレートからなる、[2]~[4]のいずれかに記載の回路基板。
[6]前記接着剤層の厚さは、10μm以上50μm以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の回路基板。
[7]前記導電シリコーンシートの体積抵抗率は、前記導電パターン回路の体積抵抗率よりも大きい、[1]~[6]のいずれかに記載の回路基板。
[8]前記導電パターン回路は、ストレッチャブル導電ペーストからなる、[1]~[7]のいずれかに記載の回路基板。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
以下に説明する各部材の厚さは、厚さ方向の断面を測定顕微鏡等の拡大観察手段で観察し、任意の代表的な5点の厚さを測定した平均値とする。
図1は、本実施形態の回路基板の概略構成を示す平面図である。図2は、本実施形態の回路基板の概略構成を示す断面図である。図3は、本実施形態の回路基板の概略構成を示す断面図であり、図2に示す領域αを拡大した図である。
本実施形態の回路基板10は、絶縁シリコーン基材11と、導電シリコーンシート12と、導電パターン回路13と、非伸縮導電板14と、接続用配線15と、接着剤層16と、樹脂層17と、を有する。
導電パターン回路13は、導電シリコーンシート12上、すなわち、導電シリコーンシート12の一方の面(上面)12aに形成されている。
絶縁シリコーン基材11の厚さは、特に限定されないが、例えば、20μm以上1000μm以下であることが好ましい。
導電シリコーンシート12の厚さは、特に限定されないが、例えば、20μm以上1000μm以下であることが好ましい。
金属プレートとしては、例えば、銅、銀、白金、金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属からなるプレートが挙げられる。
フレキシブルプリント回路基板としては、例えば、電子手帳のヒンジ、カメラのレンズ配線等が挙げられる。
実装プリント基板としては、例えば、パーソナルコンピューター内部等の部品搭載が必要な基板等が挙げられる。
ポリイミド基板としては、例えば、カメラのレンズ配線等が挙げられる。
また、導電シリコーンシート12に対する接着性を高める観点と、樹脂層17が導電シリコーンシート12に対して与える機械的な応力(引張や延伸)を低減する観点から、樹脂層17は、シリコーン含有樹脂であることが好ましく、シリコーンゴムであることがより好ましい。
図1~図3を参照して、本実施形態の回路基板の製造方法を説明する。
絶縁シリコーン基材11の一方の面11aに、シリコーンゴムと、シリコーンゴム中に分散された導電性付与剤とを含む複合材料を塗布した後、その複合材料を乾燥して、所定の厚さの導電シリコーンシート12を形成する。
次に、導電シリコーンシート12の一方の面12aに、スクリーン印刷等の印刷法を用いて導電ペーストを塗布した後、その導電ペーストを乾燥して、所定のパターンの導電パターン回路13を形成する。
次に、接着剤層16を介して、導電パターン回路13の一端部に非伸縮導電板14を接続する。
次に、非伸縮導電板14の一方の面14aに、接続用配線15をはんだ付けする。
厚さ20μmの絶縁シリコーン基板(商品名:KE-1935A/B、信越化学社製)の一方の面に、シリコーンゴムとカーボンブラックとを含む複合材料(商品名:KE-87C-40P-U、信越ポリマー社製)を塗布した。その後、その複合材料を乾燥して、絶縁シリコーン基板上に厚さ20μmの導電シリコーンシートを形成した。
次に、導電シリコーンシートの一方の面に、スクリーン印刷法を用いて、銀粒子配合シリコーン系導電ペースト(商品名:XA-9469、藤倉化成社製)を塗布した。その後、その熱硬化型銀インクを乾燥して、導電シリコーンシート上に厚さ15μm、平面視における幅0.5mmの導電パターン回路を形成した。
次に、導電パターン回路の一端部に、スクリーン印刷法を用いて、銀粒子配合シリコーン系導電ペースト(商品名:XA-9469、藤倉化成社製)を塗布して、厚さ20μmの接着剤層を形成した。
次に、接着剤層を介して、導電パターン回路の一端部に、厚さ0.5mm、面積50mm2の金属プレート(商品名:SUS304フリープレート、ミスミ社製)を接続した。
次に、金属プレートの一方の面に、接続用配線(商品名:電気機器用ビニル絶縁電線KIV、東日京三電線社製)をはんだ付けした。
さらに、導電シリコーンシートの一端部における導電シリコーンシートの一方の面の一部、導電パターン回路の一端部、金属プレート、接着剤層並びに接続用配線およびその近傍を覆うように、熱硬化性絶縁ペースト(商品名:KE-1950-50A/B、信越化学工業社製)を滴下し、その熱硬化性絶縁ペーストを硬化させて、樹脂層を形成した。これにより、金属プレートに接続用配線を固定し、回路基板を得た。
得られた回路基板において、接続用配線と導電パターン回路との間に電流を流したところ、接続用配線と導電パターン回路とが通電していることが確認された。
11 絶縁シリコーン基材
12 導電シリコーンシート
13 導電パターン回路
14 非伸縮導電板
15 接続用配線
16 接着剤層
17 樹脂層
18 接続部
Claims (8)
- 絶縁シリコーン基材と、前記絶縁シリコーン基材上に配置された導電シリコーンシートと、前記導電シリコーンシート上に形成された導電パターン回路と、前記導電パターン回路の一部に、シリコーン系導電ペーストからなる接着剤層を介して接着された非伸縮導電板と、前記非伸縮導電板上にはんだ付けされた接続用配線と、前記非伸縮導電板と前記接続用配線との接続部を被覆する樹脂層と、を有する、回路基板。
- 前記非伸縮導電板は、金属プレート、フレキシブルプリント回路基板、実装プリント基板またはポリイミド基板である、請求項1に記載の回路基板。
- 前記非伸縮導電板は、前記接着剤層を介して、前記絶縁シリコーン基材、前記導電シリコーンシートおよび前記導電パターン回路の少なくとも1つと電気的に接続している、請求項1または2に記載の回路基板。
- 前記接続用配線は、前記接着剤層、前記導電パターン回路、前記導電シリコーンシート及び前記絶縁シリコーン基材に接触せずに、前記非伸縮導電板上にはんだ付けされている、請求項1に記載の回路基板。
- 前記非伸縮導電板は、面積50mm2以上の金属プレートからなる、請求項2~4のいずれか1項に記載の回路基板。
- 前記接着剤層の厚さは、10μm以上50μm以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の回路基板。
- 前記導電シリコーンシートの体積抵抗率は、前記導電パターン回路の体積抵抗率よりも大きい、請求項1~6のいずれか1項に記載の回路基板。
- 前記導電パターン回路は、ストレッチャブル導電ペーストからなる、請求項1~7のいずれか1項に記載の回路基板。
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