JPH08182833A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08182833A
JPH08182833A JP33895394A JP33895394A JPH08182833A JP H08182833 A JPH08182833 A JP H08182833A JP 33895394 A JP33895394 A JP 33895394A JP 33895394 A JP33895394 A JP 33895394A JP H08182833 A JPH08182833 A JP H08182833A
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JP
Japan
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front frame
frame
game board
locking device
game
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JP33895394A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面枠裏面の機構体の高密度な配置を従来の
限界を越えて可能にするとともに、遊技盤の着脱作業性
向上や施錠装置の防犯性向上が実現できる遊技機を提供
する。 【構成】 保持枠12及び前面枠11をロックする施錠
装置本体200を、前面枠11の厚さ内(前面枠11の
開放端部裏面に形成された凹部201内)に収納配置す
るようにし、この配置により前面枠の開放側端部裏面上
に形成されたスペースには、前面枠11に脱着される遊
技盤10を横方向に挿入するための挿入口102を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くは前面枠を施錠する施錠装置本体の少なくとも主要部
を前面枠の厚さ方向内部に配置し、前面枠の開放側端部
裏面上には、前面枠に設けられる他の機構体を配置する
ためのスペースを形成して、前面枠に設けられる各種機
構体の配置の高密度化等を図った遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパチンコ機等の遊技機は、遊技盤
の保守作業や交換作業を容易にする等のために、遊技盤
が脱着自在に取付けられる前面枠が機枠に対して開閉自
在に設けられ、さらにこの前面枠には防犯のために前面
枠を機枠に対して施錠する施錠装置が設けられる。とこ
ろで、従来この種の遊技装置における施錠装置は、前面
枠の開放側端部前面にキー挿入部が設けられる一方、施
錠装置本体は、前面枠の開放側端部裏面上に裏側に張り
出すように配設されていた。なお遊技盤は、従来前面枠
に対して前方又は後方から着脱する構成であった。
【0003】また、前面枠のさらに前面側には、金属製
のガラス枠(クリア部材の保持枠)が配置され、このガ
ラス枠の開口部からガラス板等のクリア部材を介して遊
技盤上の遊技領域を前面側から視認可能な状態としてい
る。また、このガラス枠は、通常前面枠の開口部の縁に
釘により固定された縁飾り枠に形成された開閉軸受に取
付けられており、遊技機の前面側に遊技盤を覆う状態で
開閉可能なように構成され、前記施錠装置により前面枠
に対して施錠されるようになっている。また、一般に遊
技盤表面にはバンド部材(例えば、内バンド、外バン
ド)や遊技盤の側部を装飾するサイドケースに形成され
た区画壁により遊技領域が形成され、発射装置から遊技
球を遊技領域に向けて発射して、遊技が行なわれるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の遊技
機にあっては、前面枠に設けるべき各種機構体の高密度
な配置や遊技盤の着脱作業性等の面で、以下のような問
題点があった。 (イ)従来の遊技機は、施錠装置の本体が前面枠の開放
側端部裏面に張出す構成であったため、ここに他の機構
体を配置することはできず、前面枠に設ける機構体の高
密度な配置による遊技機の小型化又は高機能化等に限界
があった。 (ロ)また、施錠装置の本体が前面枠の開放側端部裏面
に張出す構成であったため、遊技盤を前面枠の裏面に沿
って横方向にスライドさせようとするとじゃまになる。
このため、遊技盤が前面枠の裏面に取付けられる構成で
は、遊技盤を取外す場合、前面枠を大きく開く必要があ
り、しかも前面枠を大きく開いた状態で遊技盤の前面枠
への固定を解除した後、遊技盤全体を把持して前面枠の
後方に引出すというめんどうな作業が必要であり、取付
けの場合も同様であった。 (ハ)また、施錠装置の本体が前面枠の開放側端部裏面
に張出してむきだしとなる構成であったため、前面枠と
遊技機が取付けられる島設備の隙間から横方向に挿入し
た針金等により施錠装置が不正に操作される可能性があ
った。
【0005】そこで本発明は、前面枠裏面の機構体の高
密度な配置が従来の限界を越えて可能になるとともに、
遊技盤の着脱作業性向上や施錠装置の防犯性向上が実現
できる遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、機枠に対して開閉可
能に取付けられた前面枠を有し、この前面枠の開放側端
部にこの前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が
設けられた遊技機において、前記施錠装置本体の少なく
とも主要部を前記前面枠の厚さ方向内部に配置し、前記
開放側端部裏面上には、前記前面枠に設けられる他の機
構体を配置するためのスペースを形成したことを特徴と
する。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記スペースには、前記前面枠に脱着
される遊技盤を横方向に挿入するための挿入口を形成し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、施錠装置本体の少なくとも主要部
を前面枠の厚さ方向内部に配置し、前面枠の開放側端部
裏面上には、前面枠に設けられる他の機構体を配置する
ためのスペースを形成した。したがって、前面枠の開放
側端部裏面上に形成されたスペースに、施錠装置以外の
機構体を配置すれば、機構体の配置密度向上が図られ、
ひいては遊技機の小型化や高機能化が実現できる。ま
た、施錠装置本体が前面枠の裏面に露出しない構成とな
るため、前面枠と島設備の隙間から横方向に針金等を挿
入するといったことによっては施錠装置の不正な操作が
不可能となり防犯性が向上する。そして、前記スペース
を活用して遊技盤を横方向に挿入するための挿入口を形
成した場合には、この挿入口を介して遊技盤を前面枠の
開放端部の側面から横方向に抜き差しすることが可能と
なり、前面枠を僅かに開いて遊技盤を横方向に抜き差し
するという遊技盤の把持等がし易い容易な作業により遊
技盤の脱着ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1〜図7は本発明を適用したパチンコ
機の一実施例を示している。 A.パチンコ機の正面構成 図1はパチンコ機の全体を示す正面斜視図である。図1
に示すように、パチンコ機1は、遊技盤10と、額縁状
前面枠11と、クリア部材の保持枠12と、この額縁状
前面枠11の前面側に設けられた前面枠表示部13とを
有している。遊技盤10(図3に示す)は、額縁状前面
枠11内に着脱自在に取付けられ(詳細後述する)、前
面に遊技領域が形成されたものである。額縁状前面枠1
1は、例えば合成樹脂の一体成形よりなり、パチンコ機
2の前面側に開閉可能に備えられ、ほぼ中央に開口部が
形成されている。保持枠12は、額縁状前面枠11の開
口部を覆うように配設されたもので、この保持枠12内
に保持されたクリア部材(本実施例の場合には保持枠1
2と一体成形された視認窓部52)を通して遊技盤10
における遊技領域が見えるようになっている。なおクリ
ア部材は、保持枠12と別体として構成され、例えば保
持枠にワンタッチで取付けられる構成としてもよい。こ
のようにすれば、クリア部材が汚れた場合等にクリア部
材の交換が容易にできる。
【0010】また、パチンコ機2は前面側に前面表示パ
ネル15と、前面操作パネル16とを有している。額縁
状前面枠11は木製(樹脂製でもよい)の機枠(図1で
は額縁状前面枠11の向う側に位置している)17に対
して上部蝶番18および下部蝶番19によって開閉可能
に支持され、保持枠12は額縁状前面枠11に開閉可能
に支持されている。前面表示パネル15には、上皿21
と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表示
器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに操
作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを
排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)24
と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉
貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けら
れている。前面操作パネル16には、灰皿31と、玉を
貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯留
された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33と、
発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けられて
いる。また、上皿21と玉貯留皿32との間には、内部
を玉が通過する様子が透視できるように透明又は半透明
とされた上皿玉通路35及びオーバーフロー玉通路36
が設けられている。上皿玉通路35及びオーバーフロー
玉通路36は、上皿21内の玉を玉貯留皿32に移すた
めの玉通路で、前記押し釦26を押すと、玉通路35を
通って上皿21内の玉が玉貯留皿32に流れ落ちるよう
になっている。また、オーバーフロー玉通路36は、上
皿21からオーバーフローした玉を自動的に玉貯留皿3
2に流れ落とすものである。
【0011】前面枠表示部13は、額縁状前面枠11の
図1における上縁部と右縁部に設けられたL字状のもの
であり、この前面枠表示部13には複数のランプ42
と、稼働データ表示器43と、施錠部44とが配置され
ている。この前面枠表示部13は、前面枠11に形成さ
れた凹部内に、前記ランプ42,稼働データ表示器4
3,施錠部44を配置し、この凹部を樹脂よりなる透明
板等のクリア部材(レンズ部材)で覆うことにより構成
されたもので、例えば前記凹部にカラフルな色彩が施さ
れることにより、額縁状前面枠11を装飾する機能も有
するものである。ランプ42は、遊技機裏側に設けられ
た役物制御装置により、遊技状態に応じて点灯(あるい
は点滅)制御される。例えば、大当り発生時、貸玉排出
時、打止状態の発生時等に点灯するように制御される。
稼働データ表示器43は、この場合7セグメントの大型
LEDを2列配置した構成で、遊技機裏側に設けられた
役物制御装置又はホールの管理装置により制御されて、
稼働データを表示する。稼働データとしては、例えば大
当り回数、大当り確率、確率変動発生回数、始動回数、
リーチ回数、打止回数、出玉数等の情報がある。施錠部
44は、保持枠12及び額縁状前面枠11を、それぞれ
額縁状前面枠11又は機枠17に対して施錠する施錠装
置(本体は前面枠11の裏面に設けられている。詳細後
述する。)のキー挿入部であり、保持枠12を開く場合
には、施錠部44に所定のキーを挿入して左に所定角度
回動操作すればよく、また右に所定角度回動操作すれ
ば、前面枠11のロック状態が解除されてオープン可能
となるように構成されている。なお、前面枠表示部13
は、例えば前記ランプ42等が取付けられた基盤(前面
枠11とは別体のもの)を前面枠11に取付けることに
より構成されていてもよい。
【0012】ここで、遊技盤10における遊技領域はど
のようなものでもよく、この場合遊技球を使用するパチ
ンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、
いわゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変
表示可能な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この
表示装置における可変表示結果が予め定められた特別図
柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状
態(大当り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、
表示装置の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、
「第3種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた
他の種類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技
機、又はその他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広
く適用が可能である。また、表示装置を備えていない各
種類の遊技機にも適用することができる。本実施例では
「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0013】また玉貸機は、図示省略しているが、例え
ばパチンコ機1の左側面に配設される。また、玉貸機と
しては例えばカードリーダを内蔵したカード式のものが
使用されるが、カードリーダでなく、例えばカードリー
ダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客の識別
情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技結果を
カードに書き込む等のデータ処理が可能なものであって
もよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカードに限
らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉数カー
ド、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている識別カ
ード等を単独で使用する遊技機でもよい。要は、遊技用
カードを使用するために、このカード情報を読み込み可
能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能な
カードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全なカ
ード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機(例
えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用する
ことができる。また、遊技用カードとして磁気カードを
用いている例に限らず、例えばICカードを用いる遊技
機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のことなが
らカードリーダ若しくはカードリーダ・ライタはICカ
ードに対応するものを使用することになる。なお、カー
ドリーダとカード制御装置とは別体として分離して配置
してもよいし、あるいは両者を一体化してもよく、例え
ばカードリーダの内部にカード制御装置を組み込むよう
にしてもよい。
【0014】B.保持枠の構成 次に、図2により、保持枠12の構成について説明す
る。図2は、保持枠12のみを開いた状態を示す遊技機
前面側の斜視図である。図2に示すように、保持枠12
は、2枚の枠体(前方枠体50,後方枠体60)を重合
結合させることにより構成されている。前方枠体50
は、合成樹脂を射出成形等により成形して製作されたも
ので、額縁状の枠本体部51の内側に前方側クリア部材
に相当する視認窓部52(図1に示す)が形成され、少
なくとも視認窓部52は透明又は半透明とされ透視可能
となっている。この場合、視認窓部52は、図1に示す
ように円形状の遊技領域視認部52aと、そのまわりの
サイド装飾部52bとからなり、遊技領域視認部52a
とサイド装飾部52bとの境目には段差等よりなる境界
52cが形成されている。また、前方枠体50の裏側の
周縁には、図2に示す如く折返し部53が形成されてい
る。
【0015】後方枠体60は、この場合例えば金属製の
板材を塑性加工等により曲げ加工し溶接等により結合し
てなるもので、前方枠体50の裏側の折返し部53の内
側に取付けられた基板部61と、この基板部61の裏側
に取付けられた保持部62とよりなる。基板部61の中
央には、遊技盤10の遊技領域を前面側に望ませる大き
さの開口63が形成され、前記ガラス板とこの開口63
と前記前方枠体50の遊技領域視認部52aを通して遊
技盤10の遊技領域が前面側から見えるようになってい
る。また、この基板部61における前記開口63の周囲
には、後述の保持枠装飾ランプ71を前面側に望ませる
貫通穴が周方向に複数形成されている。保持部62は、
後方側クリア部材に相当するガラス板(図示省略)を上
から挿入し遊嵌させて保持するものである。そして、後
方枠体60の基板部61の裏面における開口63の周囲
には、保持枠装飾盤70が取付けられている。この保持
枠装飾盤70は、遊技領域の回りを囲む円盤状の形状と
され、前記折返し部53の内側にはまり込む外形とされ
たもので、保持枠装飾ランプ71が周方向に複数配設さ
れている。この保持枠装飾ランプ71は、前記基板部6
1に形成された貫通穴を介して前面側に露出するように
取付けられたもので、図1に示すように、保持枠12に
組付けられた状態において、視認窓部52における遊技
領域視認部52aのまわりのサイド装飾部52bに配置
されて、遊技者の目につきやすい位置で、遊技状態に応
じた装飾を行なうものである。すなわち、この保持枠装
飾ランプ101は、例えば遊技機裏面に配設された役物
制御装置に接続され、この役物制御装置より遊技状態に
応じて点灯(又は点滅)制御される。なお、この保持枠
装飾ランプ71の配線は、図示省略しているが、例えば
遊技盤に設けられたコネクタを介して遊技機の裏側に引
き回されている。なお、図2に示すように、遊技盤10
の前面には、内バンド81、外バンド82が取付けら
れ、これにより遊技領域が画成されている。
【0016】C.前面枠の裏面構造及び遊技盤の取付け
構造 次に、図3乃至5により前面枠11の裏面構造及び遊技
盤10の取付け構造について説明する。図3は、前面枠
の裏面構造及び遊技盤の取付け構造を示す斜視図、図4
は、保持枠を取外した状態における前面枠の正面図であ
って、遊技盤の着脱作業を説明する図である。なお図3
に示すように、遊技盤10の裏面には、役物装置の裏機
構91と、玉寄せカバー92が設けられている。前面枠
11の裏面には、裏機構盤100が設けられ、この裏機
構盤100に対して遊技盤10が着脱自在に取付けられ
る構成となっている。裏機構盤100は、この場合、前
面枠11の裏面に形成された取付けフレーム101と、
この取付けフレーム101の裏面に取付けられた基枠体
109と、この基枠体109の上(表面)に取付けられ
た各種ユニット部品とからなる。取付けフレーム101
は、合成樹脂の一体成形により前面枠11と一体に形成
されたもので、前面枠11が開く側の側端面には、遊技
盤10が横方向に挿入される挿入口102(機構体)が
形成され、さらにこの挿入口102から内部横方向に向
って、遊技盤10の袋状の配置空間103が形成されて
いる。なおこの場合、この取付けフレーム101も含め
た前面枠11の全体が本発明の遊技機本体枠を構成して
いる。
【0017】そして、この配置空間103を画成する上
部内面104(図4に示す)と下部内面105は、挿入
口102から横方向に伸びる本発明のガイド面として機
能するよう構成されている。すなわち、図4に示す如
く、挿入口102から挿入した遊技盤10の上端面と下
端面をそれぞれこれら上部内面104と下部内面105
に摺接させつつ、遊技盤10の挿入側の側端面93が配
置空間103の奥側の内側面106(図4に示す)に接
合するまで(正確には後述するコネクタ150,160
が嵌合するまで)遊技盤10を押込めば、遊技盤10が
所定の取付位置に保持されるようになっている。なおこ
こで、遊技盤10の所定の取付位置とは、遊技盤10の
前面に形成された遊技領域が、前面枠11の前に配置さ
れた前述の遊技領域視認部52aの後方に位置する位置
である。なお、コネクタ160には、後述するようにテ
ーパガイド面161が設けられ、遊技盤10をこのよう
に押込めば確実かつ円滑にコネクタ150,160が嵌
合するように構成されている。
【0018】また、取付けフレーム101における挿入
口102には蓋部材110が取付けられるようになって
おり、取付けフレーム101における挿入口102の上
縁部と下縁部には、挿入口102に取付けた蓋部材11
0を保持するためのロック部材120,130が設けら
れている。蓋部材110は、遊技盤10を前記取付位置
に取付けた後に挿入口102を覆うように取付けられ、
遊技盤10の取付け位置からの位置ずれや脱落を防止す
る部材であり、上端と下端には可撓性を有するロック用
爪111,112がそれぞれ形成されている。ロック部
材120,130は、この場合それぞれ前記ロック用爪
111,112に引掛け可能なように揺動自在に支持さ
れた係合リングよりなるものである。なお、これらロッ
ク部材120,130の係合リングは、ロック用爪11
1,112を一旦撓ませるようにしてこれらに引掛けら
れ、ロック用爪111,112の復元力により係合状態
(引掛けれらた状態)が維持されるようになっている。
【0019】そして、遊技盤10の挿入側の側端面93
には、図4に示す如く、遊技盤10の電気的接続を行な
うための雄コネクタ150(コネクタの一方)が縦に複
数設けられている。また、取付けフレーム101におけ
る、前面枠11の回動軸側の側壁106a(前記内側面
106を形成する壁)には、図4及び5に示すように、
前記雄コネクタ150にそれぞれ嵌合する雌コネクタ1
60(コネクタの他方)が縦に複数取付けられている。
雌コネクタ160は、図5に示す如く、電線161(遊
技盤10に接続すべき電線)の端末に結線されたもの
で、両側面には可撓性のある係止爪162が形成され、
上下端面にはストッパ163が形成されている。ここ
で、電線161は、基枠体109上の各種ユニット部
品、ホールの管理装置等に接続されたもので、遊技機制
御装置(役物制御回路)が遊技盤の裏面以外(例えば機
枠等)に設けられる場合には、この遊技機制御装置に遊
技盤を接続するための電線も含む。この雌コネクタ16
0は、取付けフレーム101における前記側壁106a
に形成された取付穴107(設置部)に挿入され、係止
爪162がこの取付穴107の両側縁に形成された切り
欠き107aの裏側に弾力的に係合し、ストッパ163
が取付穴107の上下縁部表面に当接することにより、
取付けフレーム101に取付けられ略固定状態とされて
いる。
【0020】なお、取付穴107は、この取付穴107
に取付けられた雌コネクタ160が、前記配置空間10
3にはめ込まれた遊技盤10の雄コネクタ150に対向
する位置に形成され、これにより、着脱の際に遊技盤1
0を前記上下内面(ガイド面)105,104に対して
摺動させる相対移動に伴ってこれらコネクタ150,1
60の複数組がそれぞれ接離する構成となっている。ま
た、雌コネクタ160に結線された多数の電線161
は、雌コネクタ160を常時取付けフレーム101に取
付けておく構成であるため、余裕をもった長さに引回し
ておく必要(たるませておく必要)はなく、例えば図5
に示すようにチューブ164により束ねて、取付けフレ
ーム101に形成された係止爪108等によって係止さ
れ、ぶらつかないように取付けフレーム101等に密着
させて配置されている。また、取付けフレーム101の
取付穴107(設置部)は、雌コネクタ160の数(こ
の場合3個)よりも多い数(この場合4個)設けられて
おり、遊技盤10にもこれに対応するだけ雄コネクタ1
50が配設できるようにコネクタの設置部が設けられて
いる。なお、遊技盤10への雄コネクタ150の取付け
は、遊技盤が通常ベニア等の木製材料よりなるため、例
えばネジ止めにより行なわれているが、遊技盤10の挿
入側の側端面に樹脂製の取付け部材(取付けアダプタ)
をネジ止めにより取付け、この取付け部材に、上記取付
け穴107と同様の取付け穴を形成し、上記雌コネクタ
160と同様の構造で取付けるようにしてもよい。さら
に、取付けフレーム101及び基枠体109における前
記遊技盤10の配置空間103の裏側位置には、図3に
示すように前記遊技盤10の挿入口102に対して開口
するコ字状の切欠き101a,109aがそれぞれ形成
され、遊技盤10がはめ込まれた際に、遊技盤10の裏
面に設けられた役物装置91がこれらの切欠き101
a,109a内に位置して、干渉が生じないようになっ
ている。
【0021】また、基枠体109の上(表面)に取付け
られた各種ユニット部品の主なものとしては、図3に示
すように、基枠体109の上部に取付けられて遊技島か
ら供給された玉を貯留する貯留タンク141と、この貯
留タンク141内の玉を誘導する玉導出樋142,14
3と、これら玉導出樋142,143を介して誘導され
た玉を計数して排出する排出装置144と、この排出装
置144や流路切換え部等の動作を制御する排出制御装
置145とを備える。なお、流路切換え部とは、排出装
置144から排出された玉の流路を排出側あるいは玉抜
き側に切換える部位で、例えば排出装置144の下部に
設けられる(詳細図示省略)。
【0022】D.施錠装置の構成 次に、図6乃至7により前面枠11及び保持枠12を閉
じた状態にロックする施錠装置の構成について説明す
る。図6は、施錠装置本体200の構成及び取付け構造
を示す斜視図であり、図7は施錠装置本体200の取付
け状態を示す前面枠の側面図である。図6に示すよう
に、施錠装置本体200は、前面枠11の回動側端部の
裏側に形成された縦長状の凹部201に主要部が収納さ
れて配設され、後述する前面枠係止用爪221,222
を除く全体が前面枠11の厚さ内に配置されており、こ
れにより施錠装置と遊技盤10との干渉を避けて遊技盤
10を前記挿入口102からの着脱することが容易に可
能となっている。この施錠装置本体200は、前記凹部
201内の奥面にネジ止め等により固定される固定板2
10と、この固定板210に対して摺動する摺動板22
0と、前述の施錠部44から挿入されたキーの回動操作
に応じて摺動板220を動かすカム231を支持駆動す
るカム駆動部230とより主構成をなすものである。
【0023】摺動板220の上端と下端には、前面枠1
1の裏面側に突出する前面枠係止用爪221,222が
設けられ、また摺動板220の上下方向略中央における
内側部には、保持枠係止用爪223が側方に突出するよ
うに形成されている。前面枠係止用爪221,222
は、前面枠11が機枠17に対して閉じた状態におい
て、機枠17に形成された係合部(図示省略)に上から
係合可能なもので、また、保持枠係止用爪223は、前
記凹部201の側面に形成された開口202から内側に
突出するように配置されたもので、保持枠12が前面枠
11に対して閉じた状態において、保持枠12の回動端
側の側部に設けられた係合片203に下から係合可能な
ものである。また、摺動板220の上下方向略中央にお
ける外側部には、カム駆動部230のカム231と係合
する係合用切欠き224が形成されており、カム231
とこの係合用切欠き224との係合により、前記キーの
回動操作が伝達され摺動板220が上方又は下方に押さ
れて摺動するようになっている。また、固定板210と
摺動板220との間には、引張りコイルバネ211,2
12,213が張設されており、引張りコイルバネ21
1,212により摺動板220が下方へ付勢され、引張
りコイルバネ213により摺動板220が上方へ付勢さ
れている。なおここでは、前面枠係止用爪221,22
2以外の部分が、本発明でいうところの施錠装置本体2
00の主要部である。
【0024】そして、上記施錠装置本体200におけ
る、引張りコイルバネ211,212,213の仕様
(自然長,バネ定数等)、カム231の仕様(形状,寸
法等)、カム231とカム駆動部230の相対関係(挿
入されたキーの回動角度とカム231の回転角度との関
係)、前面枠係止用爪221,222の仕様(形状,寸
法等)、また保持枠係止用爪223の仕様(形状,寸法
等)等は、前述の施錠部44から挿入されたキーの回動
操作に応じて下記のような動作が実現されるように設定
されている。すなわち、まず、施錠部44にキーが挿入
されていない通常状態においては、摺動板220が各引
張りコイルバネ211,212,213の付勢力が釣り
合う施錠位置にあり、この施錠位置においては、前面枠
係止用爪221,222及び保持枠係止用爪223が、
それぞれ機枠17に形成された係合部あるいは保持枠1
2に設けられた係合片203に係合する位置にある。こ
のため、これら前面枠係止用爪221,222及び保持
枠係止用爪223が係合状態にあれば、その状態が維持
され、保持枠12及び前面枠11は回動不能な状態(す
なわち、施錠状態)に安定的に維持される。
【0025】そして、このような施錠状態において、施
錠部44にキーが挿入されて左に(反時計回りに)所定
角度(例えば、90度)回動操作されると、カム駆動部
230を介してカム231が回動し、係合部224を介
して摺動板220を押下げる。これにより、保持枠係止
用爪223が、保持枠12に設けられた係合片203に
係合しない下方位置に退避し、保持枠12が前面枠11
に対して回動可能となる。また、施錠部44にキーが挿
入されて右に(時計回りに)所定角度(例えば、90
度)回動操作されると、カム駆動部230を介してカム
231が回動し、係合部224を介して摺動板220を
押上げる。これにより、前面枠係止用爪221,222
が、機枠17に形成された係合部に係合しない上方位置
に退避し、前面枠11が機枠17に対して回動可能とな
る。また、このように施錠部44に挿入されたキーが回
動操作されて、保持枠12あるいは前面枠11が開かれ
た後には、キーをもとの角度に戻して、単に保持枠12
あるいは前面枠11を閉じれば、閉じられる過程におい
て、前面枠係止用爪221,222あるいは保持枠係止
用爪223の先端側に形成された傾斜面が、それぞれ機
枠17に形成された係合部あるいは保持枠12に設けら
れた係合片203に斜めに当接することで、前記摺動板
220を一旦下方又は上方に押上げる力が発生し、自動
的かつ円滑にもとの施錠状態に戻るように構成されてい
る。なお、上記施錠装置本体200は、施錠部44にキ
ーが挿入されて第1所定角度(例えば、90度)回動操
作されると、保持枠12が前面枠11に対して回動可能
となり、さらに同方向に第2所定角度(例えば、さらに
90度)を越えて、施錠部44に挿入されたキーが回動
操作されると、前面枠11が機枠17に対して回動可能
となる構成とすることもできる。
【0026】以上のように本実施例では、遊技盤10
を、前面枠11の裏面に形成された取付けフレーム10
1の回動端側の側面に形成された挿入口102からガイ
ド面105,104に摺接させつつはめ込み又は抜き出
して着脱する構成とするとともに、遊技盤10の電気的
接続を行なうコネクタの一方150と他方160を、遊
技盤10の挿入側の側端面93とこの側端面93が対向
する取付けフレーム101の内側面106とに取付け
て、遊技盤10を前面枠11の取付けフレーム101に
対して着脱する際の相対移動に伴ってこれらコネクタ1
50,160が接離するように構成した。しかも、保持
枠12及び前面枠11をロックする施錠装置の本体20
0は、前面枠11の厚さ内(裏面に形成された凹部20
1内)に収納配置するようにした。したがって、以下の
効果を得ることができる。 (1)ガイド面104,105に対して遊技盤10を摺
動させて挿入口102から出し入れするだけの極めて簡
単な作業で、遊技盤10の着脱が完了する。特にこの場
合、遊技盤10を横方向に摺動させて着脱する構成とし
ているから、遊技盤とカイド面との接触長さを比較的大
きくとることができ、例えば遊技盤を遊技機本体枠の前
後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するような構成
に比べ、遊技盤を挿入する際の遊技盤の把持が容易であ
り、また円滑な摺動が実現できて挿入力も少なくてすむ
ので、遊技盤の着脱作業の作業性が格段に向上する。 (2)遊技盤10の挿入口102が前面枠11の回動端
側に設けられているから、前面枠11を機枠17から少
し開けば、遊技盤10の上記着脱作業が可能になり、遊
技盤10の交換あるいは遊技盤10のメンテナンス等の
作業性が格段によくなる。 (3)遊技盤10を横方向から抜き差しして着脱する構
成であるため、遊技盤前面を装飾する部材(例えば、サ
イドケース)を前面枠11等に取付けておくことが容易
に可能となり、遊技盤10を交換する際に、変更しない
装飾部材をそのまま遊技機に残しておくことができて便
利になる。すなわち、従来のように遊技盤を遊技機本体
枠の前後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するよう
な構成において、遊技盤前面の装飾部材を遊技盤とは別
体として前面枠等に取付けておくと、遊技盤を着脱する
ための前後動作において遊技盤とこの装飾部材とが干渉
する可能性が多分にあり、実用上このような構成におい
て、前面の装飾部材のみを遊技盤とは別に前面枠等に取
付けておくことは不可能であったため、装飾部材は交換
する必要がなくても遊技盤と一体に交換しなければなら
ないという問題があった。しかし、本実施例の構成であ
ればこの問題が容易に解消できる。
【0027】(4)遊技盤10の着脱作業を行なう作業
者は、コネクタ150,160の接離動作を特に意識し
なくても、遊技盤自体の着脱作業を行なえば、この際の
遊技盤10の相対移動(ガイド面104,105に対す
る摺動)により、遊技盤10と取付けフレーム101に
取付けられたコネクタの一方150と他方160が自動
的に接離する。このため、実質的には遊技盤10の電気
的接続作業が不要となり、遊技盤の着脱作業の作業性が
格段に向上する。 (5)遊技盤10を挿入口102から挿入して押込め
ば、自動的に遊技盤の位置決めが行なわれて所定位置に
取付けられ、しかもこの際自動的にコネクタ同士の位置
決め(組み合わせ)が決るから、コネクタ150,16
0の差し間違いが起こり得ない。 (6)コネクタ150,160は遊技盤10と遊技機本
体枠(取付けフレーム101)とに固定状態に取付けら
れているから、これらコネクタに結線する配線を長めに
引出しておく必要はなく、配線に手や工具等をひっかけ
ることによる断線事故やコネクタの離脱事故が起きなく
なるとともに、見栄えもよくなる。 (7)遊技盤10を横方向に摺動させて着脱する構成に
おいて、遊技盤10の挿入側の側端面と、この側端面が
対向する取付けフレーム101の内面側とにコネクタを
取付けて自動的に接離するように構成しているから、遊
技盤10自体の着脱作業が容易かつ円滑に行なえるよう
になるとともに、コネクタの接離動作が円滑に行なわれ
遊技盤を抜き差しする力も少なくてすむ。 (8)コネクタ150,160の設置部がコネクタの数
よりも多く設けられているから、この設置部を利用して
適宜コネクタを増設することが容易にでき、電気部品の
増設が容易となる。また、遊技盤の種類を異なるもの
(コネクタの数が多いもの)に変更する場合にも、取付
けフレーム101側の改造が極めて簡単な作業(すなわ
ち、コネクタを設置部に取付ける作業)となり、複数種
の遊技盤に対して実質的な互換性が得られる。
【0028】(9)施錠装置本体200の略全体が前面
枠11の厚さ内に配置されているから、前面枠11の回
動端側の端部裏面のスペースが他の部材又はユニット等
の設置場所として利用できるようになり、前面枠11裏
面の機器配置の自由度や設置容量が向上する。 (10)特に上記実施例のように、前面枠11の取付け
フレーム101の回動端側の側面に遊技盤10の挿入口
102を設ける場合には、施錠装置本体200が前面枠
11の厚さ内に配置されていることによって、この挿入
口102が最適な位置に形成でき、遊技盤を横にスライ
ドさせて着脱することによる上述の効果が最大限に発揮
される。すなわち、施錠装置本体200が従来のように
前面枠11の裏面側に張出すように設けられていると、
施錠装置本体と遊技盤との干渉が問題となって遊技盤の
挿入口を前面枠の回動端側に設け難くなり、無理に回動
端側から遊技盤を挿入する構成にしようとすれば、前記
干渉を避けるために例えば挿入口102(遊技盤の配置
空間103)を従来よりも前面枠11に対して後方に設
置する等の変更が必要となり、遊技機の大型化等の問題
を招く。一方、遊技盤を前面枠の回動軸側の側面から挿
入する構成とするには、前面枠を少し開くだけで遊技盤
の着脱が可能になるという利点をすてなければならなく
なり、かつこの場合にも、排出装置144等の機器と遊
技盤との干渉の問題が残るのであるが、施錠装置本体2
00が前面枠11内に配置されていれば、これらの問題
を生じさせることなく、遊技盤を前面枠の回動端側から
挿入する構成にできる。 (11)また、施錠装置本体200が前面枠11の厚さ
内に配置されているから、例えば機枠と前面枠との隙間
から針金のようなものを差込んで施錠装置本体を操作す
ることがほとんど不可能になり、施錠装置本体200の
不正な操作が防止される効果もある。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限られず、各
種の変形,応用があり得る。例えば、施錠装置本体の配
置により前面枠の開放側端部裏面上に形成されたスペー
スには、上記遊技盤の挿入口102以外の他の機構体を
配置してもよいことはいうまでもない。また、遊技盤は
横スライドさせて着脱する構成に限られず、従来のよう
に前面枠の後面又は前面に対して厚さ方向に移動させて
はめ込むような構成でもよい。この場合でも、施錠装置
本体が前面枠の裏面側に張出していないために形成され
たスペースを利用して、取外した後の遊技盤を前面枠の
裏面に沿って開放端側に引出すことが可能となり、やは
り着脱作業が楽になる効果がある。
【0030】また、玉貸機の配置場所はパチンコ機1の
側方に限るものではない。例えば、前面表示パネルの部
分等に設けるようにしてパチンコ機と一体にしてもよ
い。また、本発明はカードリーダを備えていないパチン
コ機にも適用できるのは勿論である。さらに、本発明に
係わる遊技機は前述したようなプリペイドカード方式の
パチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジッ
ト方式のパチンコ機にも適用することができる。遊技盤
の構成、機種はどのようなものでもよい。また、プリペ
イドカード方式でなく、全くカードを使用しないパチン
コ機についても幅広く適用することが可能である。ま
た、いわゆるパチスロ機やアレンジボール機にも適用す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、前面枠をロックする施
錠装置本体の少なくとも主要部を、前面枠の厚さ方向内
部に配置するようにした。したがって、以下の効果を得
ることができる。 (1)施錠装置本体の主要部が前面枠の厚さ内に配置さ
れ、前面枠の回動端側(開放端側)の端部裏面に他の機
構体の配置のためのスペースが形成されているから、前
面枠裏面の機器配置の自由度や機構体の設置容量が向上
し、この設置場所を利用して高密度配置を実現して、ひ
いては遊技機の小型化や高機能化に貢献できる。 (2)施錠装置本体が前面枠の厚さ内に配置されている
から、例えば機枠と前面枠との隙間から針金のようなも
のを差込んで施錠装置本体を操作することがほとんど不
可能になり、施錠装置本体の不正な操作が防止される効
果もある。 (3)そして、前記スペースを活用して遊技盤を横方向
に挿入するための挿入口を形成した場合には、この挿入
口を介して遊技盤を前面枠の開放端部の側面から横方向
に抜き差しすることが可能となり、前面枠を僅かに開い
て遊技盤を横方向に抜き差しするという遊技盤の把持等
がし易い容易な作業により遊技盤の脱着作業ができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ機の一実施例の全体
を示す正面図である。
【図2】同実施例の保持枠及びクリア部材の構成を示す
斜視図である。
【図3】同実施例の前面枠裏面構造及び遊技盤の取付け
構造を示す斜視図である。
【図4】同実施例の遊技盤の着脱動作を説明するための
図であって、クリア部材の保持枠を取外した状態におけ
る前面枠の正面図である。
【図5】同実施例の遊技機本体枠側のコネクタの設置状
態を示す前面枠裏面(回動軸側)の部分斜視図である。
【図6】同実施例の施錠装置の構成及び設置状態を示す
前面枠裏面(回動端側)の部分分解斜視図である。
【図7】同実施例の施錠装置の設置状態を示す前面枠の
回動端側の側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 10 遊技盤 11 額縁状前面枠 17 機枠 102 挿入口(機構体) 200 施錠装置本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に対して開閉可能に取付けられた前
    面枠を有し、この前面枠の開放側端部にこの前面枠を機
    枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられた遊技機に
    おいて、 前記施錠装置本体の少なくとも主要部を前記前面枠の厚
    さ方向内部に配置し、前記開放側端部裏面上には、前記
    前面枠に設けられる他の機構体を配置するためのスペー
    スを形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記スペースには、前記前面枠に脱着さ
    れる遊技盤を横方向に挿入するための挿入口を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP33895394A 1994-12-30 1994-12-30 遊技機 Pending JPH08182833A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254843A (ja) * 2009-07-03 2009-11-05 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011000488A (ja) * 2010-10-07 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012210484A (ja) * 2012-08-06 2012-11-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014223453A (ja) * 2014-07-16 2014-12-04 株式会社三洋物産 遊技機

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