JP4420354B2 - 遊技機 - Google Patents
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このような従来の遊技機としては、例えば以下の特許文献に開示のものがある。
すなわち、背景技術のところで述べたように、従来の遊技機では遊技盤を遊技機本体枠に対して前方又は後方から着脱する構成であった。
このように、遊技盤を遊技機本体枠の前後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するような構成では、遊技盤を挿入する際の遊技盤の把持が容易でなく、また円滑な摺動が実現できにくく、遊技盤の着脱作業の作業性がよくなかった。
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記遊技盤側に配設されるコネクタと、該コネクタに接続可能で前記前面枠側に配設されるコネクタと、を設け、これらのコネクタによって遊技盤と前面枠との間の電気的接続又は切離しが可能であり、
前記遊技盤の挿入側の側端面と、この側端面が対向する前面枠の内側面とに、前記コネクタの一方と他方をそれぞれ対向させて取付け、着脱の際に遊技盤を前記ガイド面に対して摺動させる相対移動に伴ってこれらコネクタが接離する構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にし、
前記前面枠は、該前面枠の裏面に一体成形された取付フレームと、該取付フレームの裏面に取り付けられ各種ユニット部品が取り付けられる基枠体と、を備え、
前記取付フレーム及び前記基枠体は、前記挿入口に対して開口するコ字状の切り欠きがそれぞれ形成され、前記遊技盤が嵌め込まれた際に、遊技盤の裏面に設けられた役物装置が前記切り欠き内に位置するようにしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記遊技盤側に配設されるコネクタと、該コネクタに接続可能で前記前面枠側に配設されるコネクタと、を設け、これらのコネクタによって遊技盤と前面枠との間の電気的接続又は切離しが可能であり、
前記遊技盤の挿入側の側端面と、この側端面が対向する前面枠の内側面とに、前記コネクタの一方と他方をそれぞれ対向させて取付け、着脱の際に遊技盤を前記ガイド面に対して摺動させる相対移動に伴ってこれらコネクタが接離する構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にし、
前記前面枠は、該前面枠の裏面に一体成形された取付フレームと、該取付フレームの裏面に取り付けられ各種ユニット部品が取り付けられる基枠体と、を備え、
前記取付フレーム及び前記基枠体は、前記挿入口に対して開口するコ字状の切り欠きがそれぞれ形成され、前記遊技盤が嵌め込まれた際に、遊技盤の裏面に設けられた役物装置が前記切り欠き内に位置するようにしたことを特徴とする。
本発明では、遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入され、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいはガイド面に対して摺動させつつ挿入口から横方向に抜出して取り外されるとともに、前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成である。
したがって、遊技盤を挿入する際の遊技盤の把持が容易であり、また円滑な摺動が実現できて挿入力も少なくてすみ、遊技盤の着脱作業の作業性が格段に向上する。
特にこの場合、遊技盤を横方向に摺動させて着脱する構成としているから、遊技盤とガイド面との接触長さを比較的大きくとることができ、例えば遊技盤を前面枠の前後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するような構成に比べ、遊技盤を挿入する際の遊技盤の把持が容易であり、また円滑な摺動が実現できるので遊技盤を抜き差しする力も少なくてすむ。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1〜図3は本発明を適用したパチンコ機の一実施例を示している。
A.パチンコ機の正面構成
図1はパチンコ機の全体を示す正面図である。図1に示すように、パチンコ機1は、遊技盤10と、額縁状前面枠11と、クリア部材の保持枠12と、この額縁状前面枠11の前面側に設けられた前面枠表示部13とを有している。遊技盤10(図3に示す)は、額縁状前面枠11内に着脱自在に取付けられ(詳細後述する)、前面に遊技領域が形成されたものである。額縁状前面枠11は、例えば合成樹脂の一体成形よりなり、パチンコ機1の前面側に開閉可能に備えられ、ほぼ中央に開口部が形成されている。保持枠12は、額縁状前面枠11の開口部を覆うように配設されたもので、この保持枠12内に保持されたクリア部材(本実施例の場合には保持枠12と一体成形された視認窓部52)を通して遊技盤10における遊技領域が見えるようになっている。なおクリア部材は、保持枠12と別体として構成され、例えば保持枠にワンタッチで取付けられる構成としてもよい。このようにすれば、クリア部材が汚れた場合等にクリア部材の交換が容易にできる。
前面表示パネル15には、上皿21と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられている。
前面操作パネル16には、灰皿31と、玉を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けられている。
また、上皿21と玉貯留皿32との間には、内部を玉が通過する様子が透視できるように透明又は半透明とされた上皿玉通路35及びオーバーフロー玉通路36が設けられている。上皿玉通路35及びオーバーフロー玉通路36は、上皿21内の玉を玉貯留皿32に移すための玉通路で、前記押し釦26を押すと、玉通路35を通って上皿21内の玉が玉貯留皿32に流れ落ちるようになっている。また、オーバーフロー玉通路36は、上皿21からオーバーフローした玉を自動的に玉貯留皿32に流れ落とすものである。
なお、前面枠表示部13は、例えば前記ランプ42等が取付けられた基盤(前面枠11とは別体のもの)を前面枠11に取付けることにより構成されていてもよい。
要は、遊技用カードを使用するために、このカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用することができる。
また、遊技用カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用することになる。
なお、カードリーダとカード制御装置とは別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御装置を組み込むようにしてもよい。
次に、図2により、保持枠12の構成について説明する。図2は、保持枠12のみを開いた状態を示す遊技機前面側の斜視図である。図2に示すように、保持枠12は、2枚の枠体(前方枠体50,後方枠体60)を重合結合させることにより構成されている。前方枠体50は、合成樹脂を射出成形等により成形して製作されたもので、額縁状の枠本体部51の内側に前方側クリア部材に相当する視認窓部52(図1に示す)が形成され、少なくとも視認窓部52は透明又は半透明とされ透視可能となっている。この場合、視認窓部52は、図1に示すように円形状の遊技領域視認部52aと、そのまわりのサイド装飾部52bとからなり、遊技領域視認部52aとサイド装飾部52bとの境目には段差等よりなる境界52cが形成されている。また、前方枠体50の裏側の周縁には、図2に示す如く折返し部53が形成されている。
なお、図2に示すように、遊技盤10の前面には、内バンド81、外バンド82が取付けられ、これにより遊技領域が画成されている。
次に、図3乃至5により前面枠11の裏面構造及び遊技盤10の取付け構造について説明する。図3は、前面枠の裏面構造及び遊技盤の取付け構造を示す斜視図、図4は、保持枠を取外した状態における前面枠の正面図であって、遊技盤の着脱作業を説明する図である。なお図3に示すように、遊技盤10の裏面には、役物装置の裏機構91と、玉寄せカバー92が設けられている。
前面枠11の裏面には、裏機構盤100が設けられ、この裏機構盤100に対して遊技盤10が着脱自在に取付けられる構成となっている。裏機構盤100は、この場合、前面枠11の裏面に形成された取付けフレーム101と、この取付けフレーム101の裏面に取付けられた基枠体109と、この基枠体109の上(表面)に取付けられた各種ユニット部品とからなる。取付けフレーム101は、合成樹脂の一体成形により前面枠11と一体に形成されたもので、前面枠11が開く側の側端面には、遊技盤10が横方向に挿入される挿入口102が形成され、さらにこの挿入口102から内部横方向に向って、遊技盤10の袋状の配置空間103が形成されている。なおこの場合、この取付けフレーム101も含めた前面枠11の全体が本発明の遊技機本体枠を構成している。
さらに、取付けフレーム101及び基枠体109における前記遊技盤10の配置空間103の裏側位置には、図3に示すように前記遊技盤10の挿入口102に対して開口するコ字状の切欠き101a,109aがそれぞれ形成され、遊技盤10がはめ込まれた際に、遊技盤10の裏面に設けられた役物装置91がこれらの切欠き101a,109a内に位置して、干渉が生じないようになっている。
次に、図6乃至7により前面枠11及び保持枠12を閉じた状態にロックする施錠装置の構成について説明する。図6は、施錠装置本体200の構成及び取付け構造を示す斜視図であり、図7は施錠装置本体200の取付け状態を示す前面枠の側面図である。図6に示すように、施錠装置本体200は、前面枠11の回動側端部の裏側に形成された縦長状の凹部201に収納されて配設され、後述する前面枠係止用爪221,222を除く全体が前面枠11の厚さ内に配置されており、これにより施錠装置と遊技盤10との干渉を避けて遊技盤10を前記挿入口102からの着脱することが容易に可能となっている。この施錠装置本体200は、前記凹部201内の奥面にネジ止め等により固定される固定板210と、この固定板210に対して摺動する摺動板220と、前述の施錠部44から挿入されたキーの回動操作に応じて摺動板220を動かすカム231を支持駆動するカム駆動部230とより主構成をなすものである。
すなわち、まず、施錠部44にキーが挿入されていない通常状態においては、摺動板220が各引張りコイルバネ211,212,213の付勢力が釣り合う施錠位置にあり、この施錠位置においては、前面枠係止用爪221,222及び保持枠係止用爪223が、それぞれ機枠17に形成された係合部あるいは保持枠12に設けられた係合片203に係合する位置にある。このため、これら前面枠係止用爪221,222及び保持枠係止用爪223が係合状態にあれば、その状態が維持され、保持枠12及び前面枠11は回動不能な状態(すなわち、施錠状態)に安定的に維持される。
なお、上記施錠装置本体200は、施錠部44にキーが挿入されて第1所定角度(例えば、90度)回動操作されると、保持枠12が前面枠11に対して回動可能となり、さらに同方向に第2所定角度(例えば、さらに90度)を越えて、施錠部44に挿入されたキーが回動操作されると、前面枠11が機枠17に対して回動可能となる構成とすることもできる。
(1)ガイド面104,105に対して遊技盤10を摺動させて挿入口102から出し入れするだけの極めて簡単な作業で、遊技盤10の着脱が完了する。特にこの場合、遊技盤10を横方向に摺動させて着脱する構成としているから、遊技盤とガイド面との接触長さを比較的大きくとることができ、例えば遊技盤を遊技機本体枠の前後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するような構成に比べ、遊技盤を挿入する際の遊技盤の把持が容易であり、また円滑な摺動が実現できて挿入力も少なくてすむので、遊技盤の着脱作業の作業性が格段に向上する。
(2)遊技盤10の挿入口102が前面枠11の回動端側に設けられているから、前面枠11を機枠17から少し開けば、遊技盤10の上記着脱作業が可能になり、遊技盤10の交換あるいは遊技盤10のメンテナンス等の作業性が格段によくなる。
(3)遊技盤10を横方向から抜き差しして着脱する構成であるため、遊技盤前面を装飾する部材(例えば、サイドケース)を前面枠11等に取付けておくことが容易に可能となり、遊技盤10を交換する際に、変更しない装飾部材をそのまま遊技機に残しておくことができて便利になる。すなわち、従来のように遊技盤を遊技機本体枠の前後面に対して厚さ方向に移動させて着脱するような構成において、遊技盤前面の装飾部材を遊技盤とは別体として前面枠等に取付けておくと、遊技盤を着脱するための前後動作において遊技盤とこの装飾部材とが干渉する可能性が多分にあり、実用上このような構成において、前面の装飾部材のみを遊技盤とは別に前面枠等に取付けておくことは不可能であったため、装飾部材は交換する必要がなくても遊技盤と一体に交換しなければならないという問題があった。しかし、本実施例の構成であればこの問題が容易に解消できる。
(5)遊技盤10を挿入口102から挿入して押込めば、自動的に遊技盤の位置決めが行なわれて所定位置に取付けられ、しかもこの際自動的にコネクタ同士の位置決め(組み合わせ)が決るから、コネクタ150,160の差し間違いが起こり得ない。
(6)コネクタ150,160は遊技盤10と遊技機本体枠(取付けフレーム101)とに固定状態に取付けられているから、これらコネクタに結線する配線を長めに引出しておく必要はなく、配線に手や工具等をひっかけることによる断線事故やコネクタの離脱事故が起きなくなるとともに、見栄えもよくなる。
(7)遊技盤10を横方向に摺動させて着脱する構成において、遊技盤10の挿入側の側端面と、この側端面が対向する取付けフレーム101の内面側とにコネクタを取付けて自動的に接離するように構成しているから、遊技盤10自体の着脱作業が容易かつ円滑に行なえるようになるとともに、コネクタの接離動作が円滑に行なわれ遊技盤を抜き差しする力も少なくてすむ。
(8)コネクタ150,160の設置部がコネクタの数よりも多く設けられているから、この設置部を利用して適宜コネクタを増設することが容易にでき、電気部品の増設が容易となる。また、遊技盤の種類を異なるもの(コネクタの数が多いもの)に変更する場合にも、取付けフレーム101側の改造が極めて簡単な作業(すなわち、コネクタを設置部に取付ける作業)となり、複数種の遊技盤に対して実質的な互換性が得られる。
(10)特に上記実施例のように、前面枠11の取付けフレーム101の回動端側の側面に遊技盤10の挿入口102を設ける場合には、施錠装置本体200が前面枠11の厚さ内に配置されていることによって、この挿入口102が最適な位置に形成でき、遊技盤を横にスライドさせて着脱することによる上述の効果が最大限に発揮される。すなわち、施錠装置本体200が従来のように前面枠11の裏面側に張出すように設けられていると、施錠装置本体と遊技盤との干渉が問題となって遊技盤の挿入口を前面枠の回動端側に設け難くなり、無理に回動端側から遊技盤を挿入する構成にしようとすれば、前記干渉を避けるために例えば挿入口102(遊技盤の配置空間103)を従来よりも前面枠11に対して後方に設置する等の変更が必要となり、遊技機の大型化等の問題を招く。一方、遊技盤を前面枠の回動軸側の側面から挿入する構成とするには、前面枠を少し開くだけで遊技盤の着脱が可能になるという利点をすてなければならなくなり、かつこの場合にも、排出装置144等の機器と遊技盤との干渉の問題が残るのであるが、施錠装置本体200が前面枠11内に配置されていれば、これらの問題を生じさせることなく、遊技盤を前面枠の回動端側から挿入する構成にできるのである。
(11)また、施錠装置本体200が前面枠11の厚さ内に配置されているから、例えば機枠と前面枠との隙間から針金のようなものを差込んで施錠装置本体を操作することがほとんど不可能になり、施錠装置本体200の不正な操作が防止される効果もある。
また、本発明における遊技機本体枠は、遊技盤が取付けられる遊技機の枠体を意味しており、必ずしも開閉自在に設けられた前面枠の取付けフレームに限られず、例えば機枠に固定的に設けられた枠体又は機枠自体に遊技盤を取付ける態様もあり得る。また、前面枠又は保持枠は必ずしも開閉自在に設けられる必要はない。
また、遊技盤10への雄コネクタ150の取付けは、前述したようにネジ止め又は取付け部材(取付けアダプタ)を介して取付ける構造とすることができるが、遊技盤が合成樹脂により形成された場合には、その挿入側の側端面に、直接上記取付け穴107と同様の取付け穴を形成し、上記雌コネクタ160と同様の構造で取付けるようにしてもよい。
10 遊技盤
11 額縁状前面枠(前面枠)
17 機枠
93 遊技盤の挿入側の側端面
101 取付けフレーム
102 挿入口
104,105 ガイド面
106 取付けフレームの内側面
107 取付穴(設置部)
150 雄コネクタ(コネクタの一方)
160 雌コネクタ(コネクタの他方)
200 施錠装置本体
Claims (4)
- 機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にしたことを特徴とする遊技機。 - 機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記遊技盤側に配設されるコネクタと、該コネクタに接続可能で前記前面枠側に配設されるコネクタと、を設け、これらのコネクタによって遊技盤と前面枠との間の電気的接続又は切離しが可能であり、
前記遊技盤の挿入側の側端面と、この側端面が対向する前面枠の内側面とに、前記コネクタの一方と他方をそれぞれ対向させて取付け、着脱の際に遊技盤を前記ガイド面に対して摺動させる相対移動に伴ってこれらコネクタが接離する構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にしたことを特徴とする遊技機。 - 機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にし、
前記前面枠は、該前面枠の裏面に一体成形された取付フレームと、該取付フレームの裏面に取り付けられ各種ユニット部品が取り付けられる基枠体と、を備え、
前記取付フレーム及び前記基枠体は、前記挿入口に対して開口するコ字状の切り欠きがそれぞれ形成され、前記遊技盤が嵌め込まれた際に、遊技盤の裏面に設けられた役物装置が前記切り欠き内に位置するようにしたことを特徴とする遊技機。 - 機枠に対して開閉可能に取り付けられた前面枠を有し、前面枠に遊技盤が着脱自在に取り付けられる遊技機において、
前記遊技盤は、前面枠の開放端側の側面に形成された挿入口から横方向に挿入し、この挿入口から横方向に延びるガイド面に対して摺動させつつはめ込んで取付け、あるいは前記ガイド面に対して摺動させつつ前記挿入口から横方向に抜出して取外す構成とし、
前記遊技盤側に配設されるコネクタと、該コネクタに接続可能で前記前面枠側に配設されるコネクタと、を設け、これらのコネクタによって遊技盤と前面枠との間の電気的接続又は切離しが可能であり、
前記遊技盤の挿入側の側端面と、この側端面が対向する前面枠の内側面とに、前記コネクタの一方と他方をそれぞれ対向させて取付け、着脱の際に遊技盤を前記ガイド面に対して摺動させる相対移動に伴ってこれらコネクタが接離する構成とし、
前記前面枠の開放側端部に前面枠を機枠に対して施錠する施錠装置本体が設けられ、
前記施錠装置本体は、前面枠係止用爪を除く部分が前面枠の厚さ内に配置されており、前記挿入口へ前記遊技盤を挿入するとき該遊技盤と前記施錠装置との干渉を避ける構成にし、
前記前面枠は、該前面枠の裏面に一体成形された取付フレームと、該取付フレームの裏面に取り付けられ各種ユニット部品が取り付けられる基枠体と、を備え、
前記取付フレーム及び前記基枠体は、前記挿入口に対して開口するコ字状の切り欠きがそれぞれ形成され、前記遊技盤が嵌め込まれた際に、遊技盤の裏面に設けられた役物装置が前記切り欠き内に位置するようにしたことを特徴とする遊技機。
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