JP2011245009A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前扉と本体キャビネットとによる配線の挟み込みを効果的に防止することができ、また資源を有効活用して環境問題にも十分配慮したスロットマシンを提供する。
【解決手段】本体キャビネットは、前扉と、少なくとも、複数のリール4a〜4bと、液晶表示装置5と、内部に副制御基板41を収納するとともに副制御基板41よりも後側の外部に主制御基板40を取り付けた収納部材36と、装飾部材と、をユニット化したリールユニット6を回動自在に支持し、リールユニット6の正面側から背面側に向けて、液晶表示装置5、副制御基板41、主制御基板40をこの順で配置し、液晶表示装置5の上端の位置よりも副制御基板41の上端の位置が低く、副制御基板41の上端の位置よりも主制御基板40の上端の位置が低くなるように配置した。
【選択図】図5

Description

本発明は、メダルや遊技球などを遊技媒体として遊技を行う遊技機に関する。
パチンコ店において遊技者の遊技に供される遊技機の一つにスロットマシンがある。従来のスロットマシンは、正面側に開口する本体キャビネットと、本体キャビネットの正面側に開閉自在に支持される前扉とを備えている。本体キャビネットには、奥面にスロットマシンの各種制御を行う制御基板が取付固定されており、制御基板よりも正面側には複数のリールが配置され、複数のリールの下方にはメダルを払い出すホッパー装置が設けられている。また、前扉には、種々の画像を表示する画像表示装置が設けられるとともに、そのスロットマシンのモチーフとなった特定のキャラクターやそれに関連する絵柄等を描いた装飾が施されている。
パチンコ店では、既設のスロットマシンを新機種のスロットマシンに変更する機種変更が行われる。従来のスロットマシンは、構成部品が本体キャビネットや前扉に点在していたことから、機種変更は、既設のスロットマシンを島設備から取り外して新しいスロットマシンを島設備に取り付けて、スロットマシンをそのまま交換する方法が採用されていた。しかし、スロットマシンは流行性の高いものであり、機種変更が頻繁に行われる。そのため、機種変更が行われる度に多くのスロットマシンが各パチンコ店の島設備から取り外される。取り外されたスロットマシンは、通常は埋立て又は焼却により廃棄処分されるが、スロットマシンはプラスチックや接着剤が多く使用されているので、例えば焼却処分をすると有害物が発生する等して環境問題に悪影響を及ぼすおそれがある。また、近年は、限られた貴重な資源を有効活用すべく、材料や部品をリサイクルすることが注目されている。しかし、従来のスロットマシンは、材料や部品毎にリサイクルを行うことは容易でないという問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、回転リールの図柄を視認可能な図柄表示窓と所定の表示を表示可能な表示部を有する窓パネルユニットを前扉に設け、表示部に所定の表示を行わせる表示ユニットと、リール及びその駆動装置及び基板ユニットからなるリールユニットを本体キャビネットにクリップ等で着脱自在に配置したスロットマシンが開示されている(特許文献1)。
特開2003−260172号公報
特許文献1のスロットマシンは、電源スイッチや設定変更スイッチ等が本体キャビネット内に配置されているため、前扉の開閉が頻繁に行われる。また、特許文献1のスロットマシンでは、表示ユニットが前扉側に取り付けられているので、表示ユニットに設けられている表示装置と副制御基板との間の配線には、前扉が全開した時に余計なテンションが加わって断線等が発生しない長さのものが用いられている。そのため、特許文献1のスロットマシンは、前扉を閉める方向へ回動させると配線の弛みが大きくなり、前扉を閉める時に本体キャビネットと前扉との間に配線を挟み込んでしまうことがあった。また、特許文献1のスロットマシンは、基板ユニットがリールユニット内に横に寝かせた状態で配置されているので、上記した配線の弛み、及び本体キャビネットと前扉による配線の挟み込みが発生しやすく、配線を傷つけたり、断線させてしまうことがあった。
また、特許文献1のスロットマシンは、そのスロットマシンでのみ使用できる部品等を全て一つに集約した構成になっていないので、機種変更を行う場合には、リールユニットを本体キャビネットから引き出し、さらに窓パネルユニットを前扉から取り外さなければならず、交換作業に手間がかかっていた。また、特許文献1のスロットマシンは、遊技性に関係のない部品も交換しなければならない構成になっており、貴重な資源を有効活用して環境問題にも十分配慮した構成であるとは言い難かった。
本発明は、前扉と本体キャビネットとによる配線の挟み込みを効果的に防止することができ、また資源を有効活用して環境問題にも十分配慮したスロットマシンを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)正面側に開口する本体キャビネットと、複数の図柄を周囲に配置した複数のリールと、 本体キャビネットの開口を塞ぐように設けられ、本体キャビネットに対して左右いずれかの一端縁側を回動自在に支持される前扉と、種々の画像を表示する画像表示手段と、複数のリールの動作を制御する主制御基板と、画像表示手段を制御する副制御基板と、
所定の意匠絵柄を描いた装飾部材と、を備えた遊技機において、画像表示手段及び副制御基板を内部に収納し、外部に主制御基板を取付可能な収納部材と、少なくとも複数のリールと、画像表示手段と、内部に副制御基板を収納するとともに、副制御基板よりも後側の外部に主制御基板を取り付けた収納部材と、装飾部材とをユニット化してなり、本体キャビネットの正面側に本体キャビネットに対して左右いずれかの一端縁側を回動軸として回動自在に支持されるリールユニットとを備え、リールユニットには、複数のリールの上方に画像表示手段及び収納部材が配置されており、画像表示手段、副制御基板及び主制御基板は、正面側から背面側に向けて、画像表示手段、副制御基板、主制御基板の順で、画像表示手段の上端の位置よりも副制御基板の上端の位置が低く、副制御基板の上端の位置よりも主制御基板の上端の位置が低くなるように配置され、前扉には、少なくとも、複数のリールの図柄と、画像表示手段により表示される画像と、装飾部材の意匠絵柄とを視認可能な表示窓部が形成されていることを特徴とする遊技機、
(2)本体キャビネットには、前扉及びリールユニットの左右いずれか一方の側縁を片持状態で支持する共通支持部と、共通支持部が設けられている側縁と同じ側縁に、前扉を片持状態で支持する前扉支持部と、リールユニットを回動自在に片持状態で支持するリールユニット支持部とが設けられ、前扉は、共通支持部と前扉支持部に回動自在に支持され、リールユニットは、共通支持部とリールユニット支持部に回動自在に支持される上記(1)記載の遊技機、
(3)リールユニット又は本体キャビネットに形成されたベース部と、一端は、リールユニットがリールユニット支持部から外れる方向へ移動するのを阻止する位置にリールユニット支持部に取り付けられ、他端はベース部と対向する位置に配置される固定部材と、ベース部を介して固定部材の他端をかしめて、固定部材をベース部材に取付固定するカシメ部材と、を有する不正着脱防止手段を備えた上記(2)記載の遊技機、
(4)本体キャビネットには、リールユニットを支持する側と左右反対側の開口縁にリールユニットの閉状態を維持する係止部が形成されており、リールユニットには、本体キャビネットと互いに向かい合う位置で係止部と係合する係合部が形成されている上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の遊技機、
を要旨とする。
本発明の遊技機は、複数のリールの上部に画像表示手段及び収納部材が配置されており、画像表示手段、副制御基板及び主制御基板は、正面側から背面側に向けて、画像表示手段、副制御基板、主制御基板の順で、画像表示手段の上端の位置よりも副制御基板の上端の位置が低く、副制御基板の上端の位置よりも主制御基板の上端の位置が低くなるようにリールユニット内に配置しているので、画像表示手段、副制御基板及び主制御基板の上に、正面側から後面側に向けて順次広くなり、後端側が最も広くなるような空間を形成することができる。そのため、この空間に、画像表示手段、副制御基板及び主制御基板を接続する配線を配置させることで、前扉と本体キャビネットとの間に配線が挟まり、配線を傷つけてしまうおそれを解消することが可能になる。また、画像表示手段、副制御基板及び主制御基板のそれぞれの間の配線の長さを短くすることができ、前扉を閉じる際に配線に大きな弛みが生じることを防止し、前扉と本体キャビネットとの間の配線の挟みこみをより効果的に防止することも可能になる。
また、本発明の遊技機は、少なくとも複数のリールと、画像表示手段と、内部に副制御基板を収納するとともに、副制御基板よりも後側の外部に主制御基板を取り付けた収納部材と、装飾部材とをユニット化してなり、本体キャビネットの正面側に本体キャビネットに対して左右いずれかの一端縁側を回動軸として回動自在に支持されるリールユニットとを備え、特定の機種の遊技機にしか使用できないものと、他の機種の遊技機にも使用できるものとをより明確に区別する構成にしたので、リールユニットを交換するだけで他の機種の遊技機に変更することができる。そのため、貴重な資源を無駄にすることのない、環境面に配慮した遊技機を提供することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を表す正面図である。 前扉を開放した状態のスロットマシンを表す外観斜視図である。 前扉及びリールユニットを開放した状態のスロットマシンを表す外観斜視図である。 本体キャビネットの構成を表す正面図である。 リールユニットの背面側の構成を表した分解斜視図である。 リールユニットの左側面を表した左側面図である。 不正防止手段の構成を表した部分拡大図である。 本体キャビネットにおいて、リールユニット支持部及びベース部材が設けられている部分を表した部分拡大図である。 (a)は、固定部材の外観を表す平面図、(b)は、固定部材の背面側の構成を表す背面図である。 (a)は、カシメ部材を前面側から表した斜視図、(b)は、カシメ部材を背面側から表した斜視図、(c)は、カシメ部材を底面から表した底面図である。 スロットマシンの支持機構が設けられている部分を表した部分拡大図である。 (a)は、受入部材を正面側から表した斜視図、(b)は、受入部材を背面側から表した斜視図、(c)は、受入部材に係止部材を取り付けた状態を表す斜視図である。 リールユニット支持部にリールユニット支持受け部を係合させる直前の状態を表す説明図である。 リールユニット支持部とリールユニット支持受け部とが係合した状態を表す説明図である。 リールユニット支持部に固定部材を取り付けた状態を表す説明図である。 固定部材にカシメ部材を取り付ける直前の状態を表す説明図である。 固定部材にカシメ部材を取り付ける作用を表す説明図で、(a)は、カシメ部材が固定部材にカシメ固定される前の状態を表す図、(b)は、カシメ部材が固定部材に取り付けられている状態を表す図、(c)は、カシメ部材が固定部材にカシメ固定された状態を表す図である。 リールユニットが本体キャビネットに対して閉じている時の、支持部材と受入部材の位置関係を表した説明図である。 リールユニットが本体キャビネットに対して45°開放された時の、支持部材と受入部材の位置関係を表した説明図である。 リールユニットが本体キャビネットに対して90°開放された時の、支持部材と受入部材の位置関係を表した説明図である。 リールユニットが本体キャビネットに対して90°開放されている時の支持部材と係止部材との関係を表した説明図である。 リールユニットを閉じる方向へ回動させている時の、支持部材と係止部材との関係を表した説明図である。
本発明の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。本実施の形態では、本発明に係る遊技機の一例として、スロットマシンに適用した例について説明する。なお、本明細書において、遊技機(スロットマシン)に関して「前側」、「後側」は、遊技機を正面から見た場合(図1参照)のそれぞれ正面側(前面側)、裏面側(後面側)を示す。また、遊技機に関して、「上下左右」とは、遊技機を正面に見てそれぞれ上側、下側、左側及び右側を示すものとする。また、本明細書においては「後側」のことを「裏側」「背面側」と言うこともあり、前後方向のことを「奥行方向」と言うこともある。
[本体キャビネットの構成について]
図1〜図3に示すように、スロットマシン1は、本体キャビネット2と前扉3とを備えている。本体キャビネット2は、正面側が開口するように形成された箱状の部材で、複数の図柄(図示せず)を周囲に配置した第1〜第3リール4a〜4c及び液晶表示装置5を有するリールユニット6、並びにメダルを払い出すホッパー装置7等のようなスロットマシン1での遊技に使用される各種装置が内部に収納配置されている。
また、本体キャビネット2は、左側の端縁で前扉3及びリールユニット6を回動自在に支持している。図4に示すように、本体キャビネット2の正面左側端縁には、上下方向に3つの支持部8〜10が設けられている。これら3つの支持部8〜10は、前扉3とリールユニット6を回動自在に支持するためのものであり、共通支持部8、前扉支持部9及びリールユニット支持部10とからなる。共通支持部8は、本体キャビネット2の上部に設けられ、前扉3及びリールユニット6の左側端縁を回動自在に片持支持するためのものである。前扉支持部9は、本体キャビネット2の下部に設けられ、前扉3を回動自在に片持支持するためのものである。また、リールユニット支持部10は、共通支持部8と前扉支持部9の間に設けられ、リールユニット6を回動自在に片持支持するためのものである。これら共通支持部8、前扉支持部9及びリールユニット支持部10は、本体キャビネット2に取付固定されている基部8a〜10aと、基部8a〜10aから上方に向けて突出し、先端がテーパ状に形成された支持ピン8b〜10bとから構成されている。これら共通支持部8、前扉支持部9及びリールユニット支持部10の各支持ピン8b〜10bは、基部8a〜10aの上端面から先端までの突出高さが異なっており、共通支持部8の支持ピン8bの突出高さをh1、リールユニット支持部10の支持ピン10bの突出高さをh2、前扉支持部9の支持ピン9bの突出高さをh3とした場合の各突出高さの関係は、h2>h1>h3となっている。なお、基部と支持ピンは一体で形成してもよいし、別体として形成した基部と支持ピンを組み立てて用いてもよい。
また、本体キャビネット2には、リールユニット6を片持支持する側である左側端縁と左右反対側の右側端縁の開口縁(正面側の端縁)に、リールユニット6の閉状態を維持するための係止部11が形成されている。この係止部11はピン状に形成されている。リールユニット6には、本体キャビネット2と互いに向かい合う位置で係止部11と係合する鉤状の係合部12が形成されており(図3参照)、リールユニット6が本体キャビネット2内に収納されて閉状態になった時に、鉤状の係合部12がピン状の係止部11に引っかかって係合するようになっている。係合部12と係止部11との係合状態は、例えば係止部11を上下方向に移動させることによって解除することができるようになっている。
[前扉の構成について]
前扉3は、本体キャビネット2の前面側に、該本体キャビネット2の開口を塞ぐように設けられている。図1に示すように、前扉3は、メダルの貯留又は遊技開始時にメダルを投入する投入口21、貯留されているメダルを1枚掛けられる1ベットボタン22、貯留されているメダルを3枚掛けられるMAXベットボタン23、第1〜第3リール4a〜4cを回転駆動させて遊技を開始する際に操作するスタートレバー24、第1〜第3リール4a〜4cの回転を停止させる際に操作する第1〜第3ストップボタン25a〜25c、メダルの払い出しを行う排出口26、メダルを受けるための受け皿27を備えている。
また、前扉3は、表示窓部28を備えている。表示窓部28は、リールユニット6の第1〜第3リール4a〜4cの外周に付された複数の各種図柄(図示せず)が縦方向に3つずつ、合計9個の図柄を視認することが出来るほかに、液晶表示装置5に表示される各種画像や動画、第1〜第3リール4a〜4cの周囲に付されている装飾部材37に描かれたキャラクター図柄などのような各種意匠絵柄が視認できるようにするためのもので、前扉3の略上半分に設けられた開口にガラス等の透明な部材を嵌め込んで形成されている。前扉を閉状態にした場合には、表示窓部28の奥側にリールユニット6が位置しており、遊技者は、表示窓部28を介して、第1〜第3リール4a〜4cの図柄や、液晶表示装置5に表示される各種画像、装飾部材37に描かれた各種意匠絵柄等を視認することができる。なお、図1においては、説明の便宜上、表示窓部28を介して視認可能な第1〜第3リール4a〜4c等の記載は省略した。また、本実施の形態のスロットマシン1では、上記した表示窓部28として前扉3の略上半分に表示窓部28が形成されているが、少なくとも上記した図柄や画像などを遊技者が視認できればよく、表示窓部28が前扉3の略上半分に形成されていなくてもよいし、上記した大きさに限定されるものでもない。
図2に示すように、前扉3は、本体キャビネット2に対して左側の一端縁の裏面側に第1の支持受け部が設けられており、本体キャビネット2に回動自在に支持されるようになっている。第1の支持受け部は、前扉3の上部に形成された前扉共通支持受け部32と、前扉3の下部に形成された前扉支持受け部33とからなる。前扉共通支持受け部32は、共通支持部8の支持ピン8b(図4参照)が挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、前扉3を本体キャビネット2に取り付ける時に共通支持部8と係合する位置に取り付けられている。前扉支持受け部33は、前扉支持部9の支持ピン9bが挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、前扉3を本体キャビネット2に取り付ける時に前扉支持部9と係合する位置に取り付けられている。前扉3は、前扉共通支持受け部32が共通支持部8と係合し、前扉支持受け部33が前扉支持部9と係合することで、本体キャビネット2に対して回動可能に支持されている。
[リールユニットの構成について]
図2、図3、図5及び図6に示すように、リールユニット6は、第1〜第3リール4a〜4c、画像表示手段としての液晶表示装置5、制御基板35、収納部材36及び装飾部材37が支持枠38に組み付けられて、ユニット化して構成されている。第1〜第3リール4a〜4cは、図示しない複数の図柄を周囲に配置したもので、ドラム状のリールケース39内で回転可能に軸支されており、スタートレバー24が操作されると一斉に回転を開始し、第1〜第3ストップボタン25a〜25cが押圧操作されると、押圧操作されたストップボタンに対応したものが停止するようになっている。リールケース39は、支持枠38の下部裏面側に取り付けられている。このリールケース39は、前扉3を閉状態にした時の表示窓部28と対向する正面側が開口しており、リールケース39内の第1〜第3リール4a〜4cの図柄が表示窓部28を介して外部から視認できるようになっている。
液晶表示装置5は、遊技の進行に応じて種々の画像や動画等を表示するもので、第1〜第3リール4a〜4cの上方に配置されている。液晶表示装置5で表示する画像等としては、例えば大当り又は大当り以外の他の役に当選又は入賞した時に、そのことを遊技者に報知するための画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。なお、液晶表示装置5で表示させるものは、上記したもの以外であってもよい。また、画像表示手段としては、例えば有機EL(Electro−Luminescence)のような、液晶表示装置5以外のものを用いてもよい。
制御基板35は、主制御基板40及び副制御基板41を有する。主制御基板40は、第1〜第3リール4a〜4cの動作制御のような、主としてスロットマシン1の遊技に関する各種制御を行うためのものである。副制御基板41は、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、液晶表示装置5の表示態様やスロットマシン1の各所に配置されているLED等のような発光部材の発光態様に関する、主にスロットマシン1における遊技の演出に関する各種制御を行うためのものである。これら主制御基板40及び副制御基板41は、それぞれ別々の基板ケース42,43内に収容されており、不正に基板ROMを取り替えるような不正行為が行えないような構造になっている。
主制御基板40用の基板ケース42は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に主制御基板40が収納可能な大きさに形成されている。また、主制御基板40用の基板ケース42は、収納部材36の背面側に取付固定することができるように構成されている。この収納部材36への取り付けは、例えばネジ止めによる方法でもよいし、ネジ止め以外の方法であってもよい。
副制御基板41用の基板ケース43は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に副制御基板41が収納可能な大きさに形成されている。また、副制御基板41用の基板ケース43には、副制御基板41の端子である各種コネクターが設けられている。これらコネクターには、主制御基板40や液晶表示装置5等と接続された配線(図示せず)が接続されており、副制御基板41が主制御基板40や液晶表示装置5との間で電気的なやり取りを行えるようになっている。また、副制御基板41用の基板ケース43には、収納部材36に取り付ける際に使用される樹脂製のリベット44が左右両側に形成されている。この副制御基板用の基板ケース43は、収納部材36の内部に上方から挿入するようになっている。
収納部材36は、プラスチック等の各種材料でコ字形に形成されている。収納部材36は、支持枠38の裏面側において、第1〜第3リール4a〜4cの上方で、かつ奥側の壁部36aが液晶表示装置5の裏面側と対向する位置にネジ止め等の各種方法で取り付けられるように構成されている。収納部材36は、副制御基板41用の基板ケース43を取り付けるための基板ケース取付孔45が左右両側の壁部36b,36cの上端部に設けられている。この基板ケース取付孔45は、副制御基板41用の基板ケース43に設けられたリベット44が嵌め込まれて該基板ケース43が固定されるように形成されている。この基板ケース取付孔45にリベット44を嵌め込んで基板ケース43を固定することにより、収納部材36の内部に副制御基板41が収納されるようになっている。また、収納部材36には、後面側の外部に主制御基板40が収容された主制御基板40用の基板ケース42がネジ止め等の各種方法によって取付固定されるようになっている。
図6に示すように、副制御基板41を収容した基板ケース43及び主制御基板40を収容した基板ケース42を収納部材36に収納し、さらにこの収納部材36を支持枠38に取り付けると、液晶表示装置5は収納部材36に対して内部に収納された状態になり、液晶表示装置5並びに収納部材36に取り付けられた副制御基板41及び主制御基板40は、第1〜第3リール4a〜4cの上方に配置される。そして、液晶表示装置5、副制御基板41及び主制御基板40は、リールユニット6の正面側から背面側に向けて、液晶表示装置5、副制御基板41及び主制御基板40の順で配置される。また、このように配置された場合に、副制御基板41を収納した基板ケース43の上端の高さ位置は液晶表示装置5の上端の高さ位置よりもh5だけ低い位置に配置され、主制御基板40を収納した基板ケース42の上端の高さ位置は副制御基板41を収納した基板ケース43の上端の高さ位置よりもh6だけ低い位置に配置される。すなわち、液晶表示装置5、基板ケース42内に収納された主制御基板40、及び基板ケース43内に収納された副制御基板41は、液晶表示装置5の上端の位置よりも副制御基板41の上端の位置が低く、副制御基板41の上端の位置よりも主制御基板40の上端の位置が低くなるように配置されている。また、液晶表示装置5、副制御基板41を収納した基板ケース43、及び主制御基板40を収納した基板ケース42をこのように配置することで、液晶表示装置5の後側であって基板ケース43の上方には空間S1が形成され、基板ケース43の後側であって基板ケース42の上方には空間S2が形成されるようになっている。これら空間S1及びS2は、液晶表示装置5、主制御基板40及び副制御基板41のそれぞれを接続する配線(図示せず)を収納することができるように形成されており、リールユニット6を本体キャビネット2に対して閉じる際に、配線が本体キャビネット2とリールユニット6との間に挟まって傷ついたり、断線しないようにすることができるようになっている。なお、これら空間S1及びS2には、液晶表示装置5、主制御基板40又は副制御基板41と、これら以外のものとを接続する配線を収納してもよい。
装飾部材37は、遊技者の興趣を向上させるような図柄や、スロットマシン1に関連するキャラクター等のような所定の意匠絵柄を描いた部材であり、支持枠38の正面側に取り付けられている。図2に示すように、装飾部材37は、第1〜第3リール4a〜4cの各種図柄を視認することができる領域が開口形成されている。この開口は、第1〜第3リール4a〜4cの図柄が3個ずつ視認できる大きさに形成されている。また、装飾部材37は、第1〜第3リール4a〜4cの左右両側に5個ずつ設けられているLED等の発光部材37aを覆うように形成されており、第1〜第3リール4a〜4cの周囲に位置する一定の範囲内に、上記した意匠絵柄が描かれている。装飾部材37には、これら発光部材37aの発する光が照射されるようになっている。装飾部材37は、発光部材37aから照射された光を透過するように形成されており、この光により照らされる意匠絵柄をより鮮やかに見せて、遊技の興趣を更に向上させることが可能な演出を行えるようになっている。なお、発光部材37aの発光態様は任意に決定することができ、遊技の進行等に応じて、同時に全ての発光部材37aを発光させたり、各発光部材37aの点滅周期を変えるようにして発光させてもよい。また、点滅周期の他に、LEDの発光色を変えるようにしてもよい。また、発光部材37aは、全ての発光部材37aを使用しなくてもよく、機種に応じて一部の発光部材37aのみを使用してもよい。例えば、スロットマシン1の機種変更をする際に、左右両側に配置された10個の発光部材37aのうちの6個のみを発光可能な状態にしておき、残りの4個は発光しないようにしてもよい。装飾部材37には、スロットマシン1の機種に特有のキャラクター図柄や、光が透過することでよりきらびやかに見える絵柄等を発光部材37aにより照射される位置に配置することが好ましい。
図5及び図6に示すように、支持枠38は、例えば金属で形成された枠状の部材で、第1〜第3リール4a〜4c、液晶表示装置5、収納部材36及び装飾部材37が取り付けられるように構成されている。また、支持枠38には、本体キャビネット2により回動自在に支持される左側縁に第二の支持受け部46が設けられている。第二の支持受け部46は、リールユニット6の上部に形成されたリールユニット共通支持受け部47と、リールユニット6の下部に形成されたリールユニット支持受け部48とから構成されている。リールユニット共通支持受け部47は、本体キャビネット2に設けられている共通支持部8の支持ピン8bが挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、本体キャビネット2に取り付ける時に共通支持部8と係合する位置に取り付けられている。また、リールユニット支持受け部48は、本体キャビネット2に設けられているリールユニット支持部10の支持ピン10bが挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、本体キャビネット2に取り付ける時にリールユニット支持部10と係合する位置に取り付けられている。リールユニット6は、リールユニット共通支持受け部47が共通支持部8と係合し、リールユニット支持受け部48がリールユニット支持部10と係合することで、本体キャビネット2の正面側に、本体キャビネット2の左端縁側を回動軸として回動自在に支持されている。
[不正着脱防止手段の構成について]
本実施の形態のスロットマシン1には、本体キャビネット2に支持されているリールユニット6が、本体キャビネット2から不正に取り外されることを防止するための不正着脱防止手段51が設けられている。
図7に示すように、不正着脱防止手段51は、本体キャビネット2に取り付けられているベース部材52と、一端がリールユニット支持部10に取り付けられ、他端がベース部材と対向する位置に配置される固定部材53と、ベース部材52を介して固定部材53の他端をカシメ固定するカシメ部材54とから構成されており、リールユニット支持受け部48は、固定部材53によって、リールユニット支持部10の支持ピン10bから外れる方向へ移動するのを阻止され、リールユニット6を本体キャビネット2から着脱できないようにするものである。
図8に示すように、ベース部材52は、本体キャビネット2の左側端縁の内面側に取り付けられている。ベース部材52は、金属製の板材を折り曲げ成形して形成されており、上下方向に並ぶように折り曲げ形成されたガイド片55a,55bと、奥側に形成された固定片56とを有している。ガイド片55a,55bは、固定部材53がガイド片55aとガイド片55bの間に位置するようにガイドし、ガイド片55aとガイド片55bの間に位置した固定部材53が上下方向に移動しないようにするためのものである。このガイド片55a及びガイド片55bの間隔は、固定部材53の幅寸法と同じか、又は、ガイド片55aとガイド片55bの間に位置した固定部材53に上下方向のガタツキが生じない程度に大きくなるように形成されている。固定片56は、略中央部に、本体キャビネット2の奥行方向に向けて開口する固定孔57が形成されている。この固定孔57は、カシメ部材54の後述するカシメ部70が挿通可能な大きさに形成されている。なお、本実施の形態では、金属製の板材を用いてベース部材52を形成しているが、カシメ部材54がベース部材52を介して固定部材53にカシメ固定されている時に、過剰な力が加えられても破壊されないような強度を有するものであれば、金属以外のものを用いて形成してもよい。また、ベース部材52は別部材として形成しなくてもよく、例えば、本体キャビネット2の内側に取り付けられる補強用の板材に一体的に形成してもよい。また、これ以外の方法により形成してもよい。
次に、固定部材53の構成について図9に基づいて説明する。なお、固定部材53の説明においては、図9(a)中の左側を前側、右側を奥側、上側を左側、下側を右側とする。固定部材53は、一端がリールユニット側支持部10からリールユニット支持受け部48が外れる方向へ移動するのを阻止する位置にリールユニット支持部10に取り付けられ、他端がベース部52と対向する位置に配置されるようになっており、固定部材本体61と、固定部材本体61の一端側に形成された挿通部62と、固定部材本体61及び挿通部62の間に形成されたアーム部63とを有している。
挿通部62は、本体キャビネット2に設けられているリールユニット支持部10の支持ピン10bに挿通させるためのもので、支持ピン10bに挿通可能な大きさの挿通孔67が貫通形成されている。アーム部63は、固定部材本体61と挿通部62との間に形成されている。このアーム部63は、固定部材本体61から前側へ延出した後に左側へ延出する略L字形に形成されており、リールユニット支持部10及び本体キャビネット2に取付固定する際に、本体キャビネット2の左端側と互いに緩衝しないような構成になっている。このアーム部63の先端に挿通部62が形成されている。
固定部材本体61は、内部空間64が形成された中空状であり、固定部材53の他端側としての奥側に形成されている壁部61aに内部空間64と外部とを連通させる切り欠き溝65が形成されている。切り欠き溝65は、カシメ部材54に形成されているカシメ部70(図10参照)を受け入れるためのもので、カシメ部材54のカシメ部70がすぼまる方向へ弾性変形をしながら挿通可能な幅に形成されている。また、切り欠き溝65は、挿通部62を回動中心としてベース部材52に向けて回動する方向に開口するコ字形に形成されている。固定部材本体61の前方側に形成されている壁部61bの右側には、略L字形の突出部66が形成されている。突出部66は、固定部材本体61との間に所定の隙間を開けて固定部材本体61の右側面と対向するように位置している。この隙間には、固定部材53とカシメ部材54とがカシメ固定されたときに、カシメ部材54の一部が入り込むようになっている。
なお、切り欠き溝65には、背面側にテーパ状の面取り部を形成することが好ましい。面取り部がカシメ部材54を切り欠き溝65に挿入する際のガイド部としての作用するので、よりスムーズにカシメ部材54を切り欠き溝65へ案内することが可能になる。
次に、カシメ部材54の構成について、図10に基づいて説明する。なお、カシメ部材54の説明において、図10(c)中の右側を前側、左側を奥側、上側を左側、下側を右側とする。図10に示すように、カシメ部材54はカシメ部70を有しており、このカシメ部70の周囲に、左右の側壁部54a,54bと奥側の側壁部54cが形成されている。また、左右の側壁部54a,54bの前側には上壁部54dが設けられており、正面から見た場合に左右の側壁部54a,54bと上壁部54dとでコ字形に形成され、前側が開口するように形成されている。この開口は、カシメ部材54を固定部材53へ取り付ける時に、固定部材本体61の嵌め込みが可能な大きさに形成されている。
カシメ部70は正面に向かって延出するように形成され、先端側には、該先端側よりも奥側へ行くにつれて幅が広くなり、弾性変形することが可能な斜面部70aが矢印形状になるように形成されている。また、カシメ部70の基端側は上下左右に大きく形成された基部71と、該基部71と奥側の側壁部54cとの間に形成された薄肉部72とが形成されている。すなわち、カシメ部70は、薄肉部72と基部71を介して、奥側の側壁部54cから正面に向けて延出するように形成されている。薄肉部72は、切断されやすい肉厚を有するように形成されており、カシメ部材70が固定部材53にカシメ固定されている状態からカシメ固定を解除する際に、ニッパー等を用いて切断することができるように形成されている。なお、この薄肉部72には、カシメ部70を固定部材53の切り欠き溝65中へ嵌め込む際に加わる荷重によって破壊されないように、下側に補強部72aが設けられている。なお、カシメ部材54の材質としては、斜面部が弾性変形可能なものであればどのようなものでも用いることができるが、入手しやすさや加工性等の面から鑑みると、プラスチック等の樹脂材料を用いることが好ましい。
[支持機構の構成について]
支持枠38には、支持手段としての支持機構74の一部である支持部材75及び弾性部材76が設けられている。支持機構74は、本体キャビネット2に対して、リールユニット6を所定の回動角度位置に固定するためのものである。なお、本実施の形態では、所定の回動角度位置は、本体キャビネット2に対してリールユニット6が90°の位置であることとして説明するが、この回動角度位置は90°以外の角度でもよい。
図11に示すように、支持機構74は、リールユニット6側に設けられた支持部材75及び弾性部材76と、本体キャビネット2側に設けられた受入部材77とから構成されている。支持部材75は、略L字形に折り曲げ成形された棒状の部材で形成されており、一端側にはリールユニット6に回動可能に取り付けられる取付部78が形成され、他端側には、本体キャビネット2側に取り付けられた受入部材77に向けて延出し、90°の位置まで開いたリールユニット6が閉じないように支持する支持部79が形成されている。取付部78は、リールユニット6の支持枠38に上下方向に並んで形成された二つの突出片38a,38bの挿通孔と、これら突出片38a,38bの間に配置された弾性部材76に挿通された状態で取り付けられている。この支持部材75は、リールユニット6が開いた状態を支持することができれば、どのような材質のものを用いてもよいが、入手しやすさや支持部材の剛性の面を鑑みると金属材料を用いることが好ましく、その中でもステンレス鋼等のような高強度のものを用いることがより好ましい。
弾性部材76は、コイルバネ状に形成されたバネ部材である。弾性部材76の先端部76aは支持部79の正面側に配置され、弾性部材76のバネ力によって支持部79を受入部材77に受け入れられる方向に向けて付勢するようになっている。なお、弾性部材76は、固定部材53の支持部79を受入部材77に受け入れられる方向に向けて付勢できればよく、コイルバネ状のものに限定されない。この弾性部材76は、支持部79を付勢することができれば、どのような材質のものを用いてもよいが、弾性部材76の耐久性等を鑑みると、バネ鋼のような金属材料を用いることが好ましい。
受入部材77は、支持部79の先端を内部に受け入れるように本体キャビネット2に設けられており、本体キャビネット2に対して90°の位置まで回動したリールユニット6の位置を維持することができるように形成された部材である。本実施の形態における受入部材77は、本体キャビネット2の天井面にネジ止め等の方法によって取り付けられる補強板の一部をコ字形に折り曲げて成形されたもので、以下においては、受入部材77の具体的構成を図12に基づいて説明する。図12は、補強板に形成された受入部材の部分のみを図示したもので(a)は受入部材を正面側から見た場合の斜視図、(b)は受入部材を背面側から見た場合の斜視図、(c)は、係止部材を取り付けた受入部材を正面から見た場合の斜視図である。なお、説明の便宜上、図12(a)及び(b)では、上側の水平部77aの一部を省略すると共に、(c)では、上側の水平部77aを全部省略して記載する。
図12(a)、(b)に示すように、受入部材77は、互いに平行な一対の水平部77a,77bと、これら水平部77a,77bとの間に形成された垂直部77cとからなるコ字形に形成されており、これら水平部77a,77bと垂直部77cとで囲まれた領域には、支持部79の先端が移動するための移動空間80が形成されている。また、この受入部材77は、垂直部77cが形成されていない部分に開口81を有し、この開口81が正面側を向くように本体キャビネット2に配置されている(図3、図4参照)。また、受入部材77は、垂直部77cに開口部82が形成されている。
図12(c)に示すように、受入部材77の垂直部77cには係止部材83が取り付けられる。係止部材83は、リールユニット6が90°だけ開いた時に支持部79の先端を係止するためのもので、板状の部材を折り曲げ成形して形成されている。この係止部材83は、支持部79から所定の大きさの力が加わると弾性変形し、支持部79との係止を解除するようになっている。係止部材83は、挟持部84、受け止め部85、解除部86及び屈曲部87を有している。挟持部84は、U字形に折り曲げ形成されてなる部分で、板材に囲まれた空間には垂直部77cが入り込むようになっている。この挟持部84は、少なくとも入口側の幅が垂直部77cの板厚よりも狭くなるように形成されている。また、挟持部84の入口部分には、ガイド部84aが形成されており、係止部材83を受入部材77に取り付ける際に、垂直部77cを挟持部84内の空間に入れ込みやすくしている。
受け止め部85は、支持部79の先端を受け止めるためのもので、挟持部84とは反対側の端部に、挟持部84に対して所定角度だけ折れ曲がるように形成されている。受け止め部85の所定角度は、リールユニット6が本体キャビネット2に対して90°の位置まで回動したリールユニット6の状態を維持することができるように、支持部の先端を確実に受け止められるようにした角度であり、その値は適宜決定してもよい。
解除部86は、挟持部84と受け止め部85の間に形成されている。図12(c)に示すように、係止部材83は、挟持部84と受け止め部85との間が正面側に突き出た山形に形成されており、この突き出たピークの部分が解除部86となっている。この解除部86は、リールユニット6を閉める方向へ回動した時に、支持部79の側面に当接し、支持部79を係止部材83から離れる方向へ付勢して、支持部79と受け止め部85との係止を解除するためのものである。これら解除部86と受け止め部85は、受入部材77に取り付けられた場合には、移動空間80内で開口部82の前方に位置するように配置される。また、受入部材77に取り付けられた場合には、受け止め部85の先端と、この受け止め部85の先端と対向する開口部82の端部との間にd1の隙間が形成されるようになっている。
屈曲部87は、挟持部84と解除部86との間の板材が折り曲げ形成されている部分である。係止部材83は支持部79から力が加えられた時に弾性変形するように形成されているが、その場合には、この屈曲部87を支点として弾性変形するようになっている。
なお、本実施の形態では、受入部材77と係止部材83とをそれぞれ別の部材として形成しているが、解除部86と受け止め部85を有する係止部を受入部材77に一体的に形成してもよい。また、本実施の形態の係止部材83は、力が加わると弾性変形するように形成されているが、少なくともリールユニット6が閉まる方向へ回動しようとする力が支持部材79から加えられている場合には弾性変形しない程度の強度を持っていることが好ましく、そのような強度を有する材料であれば、どのようなものを用いてもよい。また、係止部材の材質を変えるほかに、板厚や形状を変更することで上記した強度を変更してもよい。また、本実施の形態では、本体キャビネット2の内側に設けられる補強板の一部に対して折り曲げ加工等を行って受入部材77を形成しているが、このような構成には限定されず、例えば、補強板と受入部材77をそれぞれ別個に形成し、受入部材77を補強板に取り付けるように構成してもよい。
[不正着脱防止手段の取付方法及び作用について]
次に、本実施の形態のスロットマシン1における不正着脱防止手段51の取り付け方法について図7、図8及び図13〜図17に基づいて説明する。図8は、リールユニット6が本体キャビネット2に支持される前の状態であり、この状態では、本体キャビネット2のリールユニット支持部10にリールユニット6のリールユニット支持受け部48が挿通されていない。次に、図13に示すようにリールユニット支持受け部48をA方向に移動させて、リールユニット支持部10の支持ピン10bをリールユニット支持受け部48の長孔に挿通させる。そして、図14に示すように、支持ピン10bを長孔に挿通させて、リールユニット支持受け部48がリールユニット支持部10と係合させる。
次に、図15に示すように固定部材53を取り付ける。固定部材53は、挿通孔67内にリールユニット支持部10の支持ピン10bを挿通させた後に、挿通部62を回転中心として図15中のB方向に回転させる。そして、ベース部材52のガイド片55a,55bの間に固定部材53を位置させる。次に、図16に示すように、カシメ部材54を固定部材53の背面側から取り付ける。
このとき、カシメ部材54のカシメ部70は、図17に示すように変形する。すなわち、図17(a)に示すように、カシメ部材54のカシメ部70は、固定部材53に差し込まれる前は斜面部70aが所定角度を持った状態を維持している。図中のC方向にカシメ部材54を移動させると、図17(b)に示すように、カシメ部70は、ベース部材52の固定片56に形成された固定孔57に挿通した後、固定部材53に形成された切り欠き溝65の内部に入り込む。そして、さらに上記したC方向へカシメ部材54を移動させると、カシメ部70の斜面部70aの広がり幅が切り欠き溝65の溝幅よりも大きいために、斜面部70aの外周面と切り欠き溝65の内周面が接触する。この後、さらにカシメ部材54をC方向へ移動させると、カシメ部70がすぼまる方向へ力が加わり、カシメ部70は図17(b)中のD方向へ弾性変形する。
その後、さらにカシメ部材54を図中のC方向に移動させると、斜面部70aの末端が固定部材53の切り欠き溝65を通過し、内部空間64内に到達する。このときのカシメ部70には、すぼまる方向への力が加わらなくなり、図17(b)中のD方向へ弾性変形していた斜面部は元の形状に復元して図17(c)に示すような状態になり、カシメ部材54と固定部材53とがカシメ固定される。カシメ部材54を固定部材53にカシメ固定すると、固定部材本体61に形成された内部空間64にカシメ部70が挿入される。そのため、カシメ部材54は、図17(c)中のE方向へ移動することが出来なくなる。このとき、図7に示すように、カシメ部材54の上壁部54dは、固定部材53の突出部66と固定部材本体61との間に形成されている空間内に入り込む。この空間内に上壁部54dを入り込ませることにより、図15中のB方向と反対の方向へ固定部材53が回動するのを防止するようになる。
カシメ部材54のカシメ固定を解除するには、まずニッパー等で薄肉部72を切断して、カシメ部材54を図16中のC方向と反対の方向へ移動させて、カシメ部材54を取り除く。これにより、固定部材53の突出部66と固定部材本体61との間の空間内に上壁部54dが介在しなくなるので、固定部材53は、図15中のB方向と反対の方向(以下、B´方向という。)へ回動させることができるようになる。そして、ベース部材52のガイド片55a,55bにより上下方向の移動が規制されない位置まで固定部材53をB´方向へ回動させると、上下方向へ移動させることが出来るようになる。次に、固定部材53を上方向に移動させて、リールユニット支持部10の支持ピン10bから取り外す。支持ピン10bから固定部材53が取り除かれると、リールユニット支持受け部48は上方向へ移動させることができるようになり、リールユニット6を本体キャビネット2から取り外すことができる。
このように、本実施の形態のスロットマシン1は、ベース部材52の固定孔57を挿通したうえでカシメ部70を固定部材53にカシメ固定すると、固定部材53は本体キャビネット2に固定され、上下方向及び挿通孔62を軸とする回転方向へ動くことが出来なくなる。そのため、固定部材53をリールユニット支持部10の支持ピン10bから取り外すことが出来なくなり、挿通部62の下方に位置するリールユニット支持受け部48を支持ピン10bから抜くことが出来なくなる。したがって、不正行為を行おうとする者(以下、不正者という。)が、リールユニット6に取付固定されている主制御基板40を、例えば当選確率が高くなるように設定した不正な制御基板に付け替える目的でリールユニット6を交換するという不正行為を行うことを防止することが可能になる。また、仮にリールユニット6を本体キャビネット2から取り外す場合には、カシメ部材54の薄肉部72を切断しなければならないので、不正者が不正目的でリールユニット6を取り外した場合には、その痕跡を残すことができる。そのため、日常点検などで不正行為が行われたことを容易に発見しやすくすることができ、遊技店が過大な不利益を受けることを防止することが可能になる。
[支持機構の動作及び作用について]
次に、本実施の形態のスロットマシン1における支持機構74の作用について、図18〜図20に基づいて説明する。図18〜図20は、図4中のA−A線断面を見た図であり、図18は、リールユニット6が閉じている状態を表した図、図19は、リールユニット6が本体キャビネット2に対して45°開いた状態を表した図、図20は、リールユニット6が本体キャビネット2に対して90°開いた状態を表した図である。なお、図18〜図20においては、リールユニット6を簡略化して記載する。
図18に示すように、リールユニット6が閉じている場合には、支持部79は弾性部材により受入部材77の垂直部77cに向けて常に付勢されている。そのため、支持部79の先端は、受入部材77の移動空間80内に位置するとともに垂直部77cに当接している。また、リールユニット6が閉じている場合には、支持部の先端は、係止部材83の右側に位置している。
ここで、図19に示すように、リールユニット6を開く方向(F方向)へ回動させると、リールユニット6は、リールユニット共通支持受け部が係止する支持ピン8bとリールユニット支持受け部が係止する支持ピン10bを中心に回動する。そのため、支持部79は、取付部78を回転軸とし、弾性部材76に付勢されながら、受入部材77の移動空間80内をG方向へ移動する。
リールユニット6が開く方向へ更に回動すると、支持部79は受入部材77の移動空間80内をさらにG方向へ移動する。そして、リールユニット6が90°近くまで開くと、支持部79の先端は、移動空間80内部に位置する係止部材83の受け止め部85と当接しながらさらにG方向へ移動し、リールユニット6が90°まで開くと、図20に示すように、支持部79の先端が受け止め部85に受け止められる。このとき、弾性部材76は、常に支持部79に対して、支持部79を受入部77の垂直部77cに向けて常に付勢しているので、支持部79の先端は、G方向へ移動している間も、常に移動空間80内において垂直部77cに当接しながら移動する。そのため、リールユニット6が開く方向へ回動するのに伴って、支持部79の先端が移動空間80の外部へ移動することを確実に防止することができる。また、リールユニット6が90°まで開いた時に、支持部79の先端を確実に受け止め部85中に受け入れさせることができ、支持部材77を係止部材83に確実に係止させることが可能になる。
また、係止部材83は、リールユニット6の自重では弾性変形しないようにしているので、リールユニット6の自重により、支持部材77を介して加わる力によって係止部材83が弾性変形し、支持部材77と係止部材83との係合が解除されることも確実に防止することができる。そのため、本実施の形態のスロットマシン1は、簡単な構成で、リールユニット6が開いている時はその状態を確実に維持することが可能になり、リールユニット6を解放させた状態で作業する作業者も、安心して作業に集中することが可能になる。
図21及び図22に示すように、係止部材83は、支持部材77を介して加わる力がリールユニット6の自重により加わる力よりも大きくなった場合には弾性変形が生じ、屈曲部87を支点として、受け止め部85及び解除部86が形成されている部分が奥側(図22に示すH方向)へ変位する。このとき、屈曲部87を支点として解除部86が変位する量は、屈曲部87との距離が解除部86よりも大きい受け止め部85よりも小さくなる。また、解除部86は、屈曲部87よりも前側に突き出るように形成されているので、支持部材77の支持部79の側面には、受け止め部85の変位量が大きくなると解除部86が当接し、受け止め部85が変位する方向へ支持部79が追随しないようにすることができる。そのため、支持部材77を介して加わる力が大きくなると、受け止め部85の変位量が大きくなる一方で、支持部79には、解除部86から受け止め部85との係合を解除する方向の力が加わり、支持部79と受け止め部85との係合が解除されるようになる。受け止め部85との係合が解除された支持部79は、弾性部材76によって常に付勢されているので、先端が受入部材77の垂直部77cに当接しながら、移動空間80内をG方向(図19参照)とは反対の方向へ移動する。
このように、本実施の形態のスロットマシン1は、リールユニット6を閉じる場合には、作業者がリールユニット6に対して該リールユニット6を閉じる方向に力を加えるだけで支持部79と受け止め部85との係合状態を解除することができる。そのため、作業者は、リールユニット6に力を加えるだけでよく、作業をより容易かつ安全に行うことが可能になる。また、作業者が支持部79又は受け止め部85のいずれかを操作して係合状態を解除することがないので、不意にリールユニット6が閉じることに起因するケガの発生を効果的に防止することも可能になる。特に、近年のスロットマシンに使用される本体キャビネットは、下部の方が上部よりも奥行き寸法が長くなるように形成され、リールユニットも本体キャビネットに合わせて若干上向きに煽るように取り付けられる場合がある。この場合には、開いたリールユニットの重心は後方に位置しやすく、リールユニットの自重で自然に閉まりやすい構造となっている。本実施の形態のスロットマシン1は、リールユニットが自重で自然に閉まりやすい構造である場合にも、確実に作業者の安全を確保することが可能になる。
また、本実施の形態のスロットマシン1では、受け止め部85と解除部86が受入部材77に形成された開口部82の前方に位置するので、係止部材83が弾性変形する際に、受け止め部85が垂直部77cに当接することによって、弾性変形による受け止め部85及び解除部86の変位が規制されるのを防止することができ、より確実に支持部79と受け止め部85との係合状態を解除することが可能になる。
さらに、本実施の形態のスロットマシン1では、受け止め部85の先端と、この受け止め部85の先端と対向する開口部82の端部との間に隙間を形成するので、受け止め部85が垂直部77cに接触することを防止することができる。そのため、受け止め部85が垂直部77cに接触することに起因して、係止部材83の弾性変形による受け止め部85の変位が規制されることをより確実に防止することが可能になる。
[リールユニット等の作用効果について]
本実施の形態のスロットマシン1は、第1〜第3リール4a〜4c、液晶表示装置5、並びに内部に副制御基板41を収納した基板ケース43が収納されると共に後側の外部に主制御基板40を収納した基板ケース42が取り付けられた収納部材36、及び装飾部材37をユニット化したリールユニット6とし、構成上、特定の機種のスロットマシンにしか使用できないものと、他の機種に使用できるものとをより明確に区別した。そのため、リールユニットを交換するだけで他の機種のスロットマシンに変更することが可能になり、貴重な資源を無駄にすることのない、環境面に配慮したスロットマシンを提供することが可能になる。また、スロットマシンをそのまま交換する場合に比べて、交換時に必要なコストを低減することも可能になり、さらには交換作業の作業効率をより向上させることが可能になる。
また、リールユニット6は、本体キャビネット2に対して回動自在に支持されているので、リールユニット6を本体キャビネット外へ簡単に引き出すことができる。そのため、リールユニット6を本体キャビネット2から引き出して点検等を行う場合の作業効率も向上させることが可能になる。
また、本実施の形態のスロットマシン1は、リールユニット6の正面側から背面側へ向けて液晶表示装置5、副制御基板41、主制御基板40の順で配置し、さらに、液晶表示装置5の上端の位置よりも、副制御基板41の上端の位置が低く、副制御基板41の上端の位置よりも主制御基板40の上端の位置が低くなるようにリールユニット6内に配置しているので、リールユニット6の上部に正面側から背面側へ向けて下部に向けて広がる空間を形成することができ、コネクターと接続された配線を収容するスペースとして用いることができる。そのため、リールユニット6を本体キャビネット2に対して閉じる際に、本体キャビネット2の上板とリールユニット6の上端部との間に配線が挟まり、配線を傷つけたり、断線させてしまうことを防止することが可能になる。
また、本実施の形態のスロットマシン1は、リールユニット6に液晶表示装置5、主制御基板40及び副制御基板41を配置しているので、これらの間の配線の長さを短くすることができ、リールユニット6を閉じる際に配線に大きな弛みが生じることも防止することができ、本体キャビネット2の上板とリールユニット6の状端部との間の配線の挟みこみをより効果的に防止することも可能になる。
また、液晶表示装置5、副制御基板41、主制御基板40の上端の位置を上記した関係にし、副制御基板41のコネクターを基板ケース43の上部に配置することで、コネクターの位置を作業者に分かりやすくすることができ、作業者が配線を接続しやすくすることができる。そのため、配線作業をスムーズに行うことができ、配線ミスの防止や配線作業の効率化を図ることが可能になる。
また、本実施の形態のスロットマシン1は、前扉3に表示窓部28を設けることで、遊技者が装飾部材37を傷つけたりすることを防止できる。なお、表示窓部28に用いる透明な部材は凹凸のない平面状のものを用いることが好ましい。表示窓部28を平面状のものにすることで、表示窓部28の表面に付着したゴミ等を拭き取りやすくすることができ、表示窓部28が綺麗な状態を維持して、第1〜第3リール4a〜4cの図柄や液晶表示装置5の画像などの視認性を向上させることが可能になる。
なお、本実施の形態では、不正着脱防止手段のベース部は本体キャビネットに取り付けられているものとして説明したが、ベース部材は本体キャビネットと一体的に形成してもよいし、本体キャビネットとは別の部材として形成してもよい。また、ベース部は、リールユニットに形成してもよい。
また、本実施の形態では、リールユニットを所定の回動角度位置に固定する支持機構を設けた例について説明したが、この支持機構と同じ構成で、前扉を所定の回動角度位置に固定することもできる。この場合には、前扉に支持部材と弾性部材を設け、本体キャビネットに受入部材と係止部材を設けるようにすればよい。また、前扉用の支持機構と、リールユニット用の支持機構を別々に設けてもよい。この場合には、前扉とリールユニットのそれぞれに支持部材と弾性部材を設けて、本体キャビネットには前扉用の受入部材と係止部材、リールユニット用の受入部材と係止部材をそれぞれ別に設けることにより達成することができる。なお、この場合には、本体キャビネットに設ける受入部材の構成として、それぞれ別々に形成したものをもちいてもよいし、例えば、コ字形に形成した受入部材の間に中間板を設けて2段構成にし、上段を前扉用の受入部材とし、下段をリールユニット用の受入部材としてもよい。また、これ以外の別の形状であってもよい。
1 スロットマシン
2 本体キャビネット
3 前扉
4a 第1リール
4b 第2リール
4c 第3リール
5 液晶表示装置
6 リールユニット
8 共通支持部
9 前扉支持部
10 リールユニット支持部
11 係止部
12 係合部
28 表示窓部
32 前扉共通支持受け部
33 前扉支持受け部
35 制御基板
37 装飾部材
40 主制御基板
41 副制御基板
47 リールユニット共通支持受け部
48 リールユニット支持受け部
51 不正着脱防止手段
52 ベース部材
53 固定部材
54 カシメ部材
70 カシメ部
74 支持機構
75 支持部材
76 弾性部材
77 受入部財
77a,77b 水平部
77c 垂直部
78 取付部
79 支持部
80 移動空間
81 開口
82 開口部
83 係止部材
85 受け止め部
86 解除部

Claims (4)

  1. 正面側に開口する本体キャビネットと、
    複数の図柄を周囲に配置した複数のリールと、
    本体キャビネットの開口を塞ぐように設けられ、本体キャビネットに対して左右いずれかの一端縁側を回動自在に支持される前扉と、
    種々の画像を表示する画像表示手段と、
    複数のリールの動作を制御する主制御基板と、
    画像表示手段を制御する副制御基板と、
    所定の意匠絵柄を描いた装飾部材と、を備えた遊技機において、
    画像表示手段及び副制御基板を内部に収納し、外部に主制御基板を取付可能な収納部材と、
    少なくとも複数のリールと、画像表示手段と、内部に副制御基板を収納するとともに、副制御基板よりも後側の外部に主制御基板を取り付けた収納部材と、装飾部材とをユニット化してなり、本体キャビネットの正面側に本体キャビネットに対して左右いずれかの一端縁側を回動軸として回動自在に支持されるリールユニットとを備え、
    リールユニットには、複数のリールの上方に画像表示手段及び収納部材が配置されており、
    画像表示手段、副制御基板及び主制御基板は、正面側から背面側に向けて、画像表示手段、副制御基板、主制御基板の順で、画像表示手段の上端の位置よりも副制御基板の上端の位置が低く、副制御基板の上端の位置よりも主制御基板の上端の位置が低くなるように配置され、
    前扉には、少なくとも、複数のリールの図柄と、画像表示手段により表示される画像と、装飾部材の意匠絵柄とを視認可能な表示窓部が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 本体キャビネットには、前扉及びリールユニットの左右いずれか一方の側縁を片持状態で支持する共通支持部と、共通支持部が設けられている側縁と同じ側縁に、前扉を片持状態で支持する前扉支持部と、リールユニットを回動自在に片持状態で支持するリールユニット支持部とが設けられ、
    前扉は、共通支持部と前扉支持部に回動自在に支持され、リールユニットは、共通支持部とリールユニット支持部に回動自在に支持される請求項1記載の遊技機。
  3. リールユニット又は本体キャビネットに形成されたベース部と、
    一端は、リールユニットがリールユニット支持部から外れる方向へ移動するのを阻止する位置にリールユニット支持部に取り付けられ、他端はベース部と対向する位置に配置される固定部材と、
    ベース部を介して固定部材の他端をかしめて、固定部材をベース部材に取付固定するカシメ部材と、を有する不正着脱防止手段を備えた請求項2記載の遊技機。
  4. 本体キャビネットには、リールユニットを支持する側と左右反対側の開口縁にリールユニットの閉状態を維持する係止部が形成されており、
    リールユニットには、本体キャビネットと互いに向かい合う位置で係止部と係合する係合部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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