JPH08182656A - プッシュプルプローブのサンプリング装置 - Google Patents

プッシュプルプローブのサンプリング装置

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JPH08182656A
JPH08182656A JP6338425A JP33842594A JPH08182656A JP H08182656 A JPH08182656 A JP H08182656A JP 6338425 A JP6338425 A JP 6338425A JP 33842594 A JP33842594 A JP 33842594A JP H08182656 A JPH08182656 A JP H08182656A
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syringe
push
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liquid
flow path
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JP6338425A
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Hirohito Nishino
西野博仁
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EIKOMU KK
EICOM CORP
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EIKOMU KK
EICOM CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プッシュプルプローブにより被検組織に影響
を与えることなく生体液を分画採取しようとする。 【構成】 被検組織に挿入された生体物質採取用のプッ
シュプルプローブ3から延長した送液用導管14に接続
するための送液手段11と、前記プッシュプルプローブ
から延長した吸引用導管15に接続するための計量管2
2を備えた流路切替え弁16と、前記流路切替え弁がサ
ンプリング位置にあるとき、前記計量管23を介して前
記吸引用導管に接続される吸引手段12、13と、前記
流路切替え弁が液回収位置にあるとき、前記計量管を介
して互いに接続される被採取液押し出し手段20及び分
画流路18の出口とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体組織に挿入したプ
ッシュプルプローブの透析液供給端及び採取液吸引端に
接続してプローブ近辺の生体物質を連続的に分画採集す
るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体組織は細胞から構成されているが、
その細胞のまわりは生体液で満たされており、生体液に
含まれる広範囲の生体物質(低分子物質、ペプタイト、
酵素、タンパク質等)は、生体内において種々の重要な
役割を果たしている。したがって、これらの物質の動き
を調査するために有用な手段としてプッシュプルプロー
ブが用いられる。
【0003】プッシュプルプローブはその名の通り、生
体内に挿入されたプローブに対し透析液を供給(プッシ
ュ)するとともに、プローブ先端において採集した生体
液をこの透析液により搬送し、積極的に吸引(プル)す
ることにより生体物質を採取するものであり、これには
図1に示すように、プッシュシリンジ1及びプルシリン
ジ2が用いられる。この構成においては、プッシュシリ
ンジ1からの液供給量(流速)に対しプルシリンジ2か
らは実質的に同流量の吸引を行うことによりプローブ3
の先端付近における液出入量の平衡がとられ、透析液の
過供給による組織4への加圧を防ぐとともに、過吸引に
よる減圧を防止することができる。このようにして組織
に対する加圧や減圧を生ずることなく、プッシュプルプ
ローブを作動させれば、組織の破壊を生じず、定常状態
において細胞外液の採取を行うことができる。
【0004】しかしながら、このような通常のプッシュ
プルプローブのサンプリング装置においては、プルシ
リンジにおいて採集された液を一定時間毎に分画回収す
るためには、その都度プッシュプル動作を停止してプル
シリンジから液を取り出さなければならない。しかし、
このようなプッシュプル流路において一度その動作を停
止すると、次にこの流路の液圧を平衡化するには所定の
時間(約5分間位)を要し、この間に液供給量が過多と
なり、組織を加圧し、それが組織細胞に対して悪影響を
与えることになる。このプッシュプル流路において
は、プッシュ及びプル用に厳密に同一容量のシリンジを
用いて作動させると、生体液の採取と引換えに、供給さ
れた液の一部が生体内にとどまり、実際上液出入量のバ
ランスをとることができない、等の欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、採取機能及び被検組織に影響を与え
ることなく、プッシュシリンジ等の吸引手段の作用によ
って採集された生体液を分画回収し、併せてプッシュプ
ル動作自体が液出入量の平衡を保って実行されるように
したサンプリング装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
被検組織に挿入された生体物質採取用のプッシュプルプ
ローブから延長した送液用導管に接続するための送液手
段と、前記プッシュプルプローブから延長した吸引用導
管に接続するための計量管を備えた流路切替え弁と、前
記流路切替え弁がサンプリング位置にあるとき、前記計
量管を介して前記吸引用導管に接続される吸引手段と、
前記流路切替え弁が液回収位置にあるとき、前記計量管
を介して互いに接続される被採取液押し出し手段及び分
画流路出口とを備えたことにより、前記液回収位置にお
いて前記分画流路出口から被採取液を、前記吸引用導管
及び吸引手段とは隔離された流路において分画採取でき
るようにしたプッシュプルプローブのサンプリング装置
を構成したものである。
【0007】本発明は、その好ましい態様において、前
記送液手段が第1のシリンジからなり、前記吸引手段が
前記第1のシリンジと実質上同容量の第2のシリンジ及
びこれらのシリンジに比してきわめて小容量の補助シリ
ンダからなるようにしたものである。
【0008】本発明は、さらに好ましい態様として、前
記被採取液押し出し手段がさらに、別のシリンジと、こ
のシリンジに一旦押し出し溶媒を吸入させるための準備
位置と、吸入したこの溶媒を前記計量管内に送り込むた
めの分画位置を有する第2の流路切替え弁とを備え、前
記第1の流路切替え弁と、第2の流路切替え弁、及びす
べてのシリンジをタイマにより駆動するようにしたもの
である。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、サンプリング用流路切替
え弁を用いることにより、プッシュプル流路に影響を与
えることなく計量管内の被採取液を分画採取することが
でき、吸引手段において補助シリンジを付加した構成に
より、液出入量を完全に平衡させることが可能であり、
これらのサンプリング及び分画操作はタイマ制御により
自動化することができる。
【0010】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す線図である。
この実施例において、プッシュシリンジ11及びプルシ
リンジ12はそれぞれ容量5mlのガスタイトシリンジ
であり、プルシリンジ12の隣には容量100μlのガ
スタイトシリンジからなる補助プルシリンジ13が並置
される。プッシュシリンジ11はプッシュプルプローブ
3から延長した送液用導管14の始端に接続され、プッ
シュプルプローブ3から引き出された吸引用導管15の
終端は六方バルブからなる流路切替え弁16の一つの流
路口aに接続され、流路切替え弁16の前記流路口aに
隣接する流路口bにはプルシリンジ12のための入口流
路17が接続される。この入口流路17には前述した補
助プルシリンジ13も接続される。流路切替え弁16の
別の2つの流路口e及びdは分画流路18に挿入接続さ
れる。分画流路18は三方電磁弁からなる別の流路切替
え弁19を介して試料押し出しシリンジ20を流路口e
に接続し、流路口dから分画のために試料を押し出して
分画流路18の出口下に置かれた容器18aに排出でき
るようになっている。流路切替え弁19の他の一つの流
路口には押し出し溶媒タンク21からの導管が接続され
る。この流路切替え弁19はT流路コックを有すること
により、そのコックの角度位置に応じて押し出し溶媒吸
入位置、及び試料押し出し位置を選択的に占めることが
できる。
【0011】六方バルブからなる第1の流路切替え弁1
6の六口コックは、図の実線円弧で示す3つの接続流路
とそのうち2つの接続流路間にわたして接続された計量
管22を有し、その計量管22を図2の如く吸引用導管
15及びプルシリンジの入口流路17間に接続するサン
プリング位置と、計量管22を分画流路18内に挿入す
る分画回収位置とを選択的に占めることができる。この
流路切替え弁16と第2の流路切替え弁19及びシリン
ジ11、12及び13は、タイマ23によりタイミング
駆動されるようになっている。図示のセンタリング位置
では、シリンジ11および12は同一のモータ(図示せ
ず)により同期駆動され、補助プルシリンジ13は別の
モータ(図示せず)により同時に駆動される。実施例に
おいては、プッシュシリンジ11及びプルシリンジ12
を流速3μl/分で駆動し、補助プルシリジ13を流速
0.03μl/分で補正駆動することにより、プローブ
3の先端部における液出入量を長時間にわたって一定に
たもつことができた。
【0012】なお、プッシュ及びプルシリンジと、補助
プルシリンジとの容量の比率は上述した50対1に限る
必要はなく、10対1程度まで後者の容量を大きくする
ことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の通り、採取機能又は被検
組織に悪影響を与えることなく、長時間にわたって生体
液を分画回収できるという医学的、その他の実験におい
てきわめて有用なプッシュプルサンプリング装置を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプッシュプルプローブの使用方法を示す
略線図である。
【図2】本発明のプッシュプルサンプリング装置の実施
例を示す線図である。
【符号の説明】
11 プッシュシリンジ 12 プルシリンジ 13 補助プルシリンジ 14 送液用導管 15 吸引用導管 16、19 流路切替え弁 17 入口流路 18 分画流路 20 試料押し出しシリンジ 21 押し出し溶媒タンク 22 計量管 23 タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検組織に挿入された生体物質採取用の
    プッシュプルプローブから延長した送液用導管に接続す
    るための送液手段と、前記プッシュプルプローブから延
    長した吸引用導管に接続するための計量管を備えた流路
    切替え弁と、前記流路切替え弁がサンプリング位置にあ
    るとき、前記計量管を介して前記吸引用導管に接続され
    る吸引手段と、前記流路切替え弁が液回収位置にあると
    き、前記計量管を介して互いに接続される被採取液押し
    出し手段及び分画流路出口とを備えたことにより、前記
    液回収位置において前記分画流路出口から被採取液を、
    前記吸引用導管及び吸引手段とは隔離された流路におい
    て分画採取できるようにしたことを特徴とするプッシュ
    プルプローブのサンプリング装置。
  2. 【請求項2】 前記送液手段が第1のシリンジからな
    り、前記吸引手段が前記第1のシリンジと実質上同容量
    の第2のシリンジ及びこれらのシリンジに比してきわめ
    て小容量の補助シリンダからなることを特徴とする請求
    項1記載のサンプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記被採取液押し出し手段がさらに、別
    のシリンジと、このシリンジに一旦押し出し溶媒を吸入
    させるための準備位置と、吸入したこの溶媒を前記計量
    管内に送り込むための分画位置を有する第2の流路切替
    え弁とを備え、前記第1の流路切替え弁と、第2の流路
    切替え弁、及びすべてのシリンジをタイマにより駆動す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のサンプリ
    ング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4625914B1 (ja) * 2010-04-26 2011-02-02 株式会社エイコム 透析プローブ
JP2018532520A (ja) * 2015-08-31 2018-11-08 エオン メディカ エッセ.エッレ.エッレ. とりわけ滑液用の採取分析装置

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