JPH08180809A - カラー受像管の蛍光面の現像方法 - Google Patents

カラー受像管の蛍光面の現像方法

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JPH08180809A
JPH08180809A JP32206394A JP32206394A JPH08180809A JP H08180809 A JPH08180809 A JP H08180809A JP 32206394 A JP32206394 A JP 32206394A JP 32206394 A JP32206394 A JP 32206394A JP H08180809 A JPH08180809 A JP H08180809A
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JP
Japan
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panel
development
developing
picture tube
phosphor screen
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Pending
Application number
JP32206394A
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English (en)
Inventor
Takeo Ito
武夫 伊藤
Shuzo Matsuda
秀三 松田
Hajime Tanaka
肇 田中
Yoshinori Takahashi
芳典 高橋
Tomoko Nakazawa
知子 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スプレーノズル12はパネル11の移動方向
13に対しスプレーパターンが10〜80°の間の所定
角度になるように配置した現像ゾーンを設け、この現像
ゾーンをパネル11が所定速度で移動して現像する。 【効果】 従来に比べ現像むらをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラー受像管の製造方
法のうち特に蛍光面の現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管は、所定の曲率をもったフ
ェースプレート部とこのフェースプレート部の周辺から
延在するスカート部からなるパネルと、このパネルに連
接するファンネルからなる外囲器を有し、パネル内面に
は複数の発光色を有する蛍光体層がストライプ状或いは
ドット状に形成された蛍光体スクリーンが形成され、蛍
光体スクリーンに近接対向して多数の開孔を有するシャ
ドウマスクが配置され、ファンネルのネック部には電子
銃が配置されている。
【0003】このカラー受像管の蛍光面形成工程におい
て、蛍光体層或いはフィルター層を各色別に形成するた
めには、例えば所定の色の蛍光体懸濁液或いは顔料分散
液を塗布・乾燥した後、この上にフォトレジスト液を塗
布・乾燥し、シャドウマスクを用いて所定のパターンに
露光し、現像を行わなければならない。そして、この現
像工程は、パネル上の蛍光面を現像液に浸した後、複数
個のスプレーノズルからの液を照射して未硬化の不用膜
を除去することにより行われる。
【0004】ところで、複数個のスプレーノズルからの
液の照射は従来、図3に示すように行われていた。即
ち、図3において、パネル1の蛍光面2を下向きに配置
し、パネル1を回転させながら蛍光面2に向かって、固
定した複数個のスプレーノズル3から液を照射してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例は、図4(a)に示すように、パネル1におけるス
プレーノズル3の現像ゾーン4は、スプレーノズル3の
位置により偏る。従って、たとえパネル1を回転させた
としても、パネル1の全面にわたって均一な圧力と流量
で現像することは困難であった。そして、ファインピッ
チパターン等のように、製造幅に余裕のない場合には、
図4(b)に示すように、現像の強すぎる部分5と弱す
ぎる部分6が生じ、現像むら等の問題が生じていた。こ
の発明はこのような課題に対処するためになされたもの
で、現像むらが生じない現像方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数個のス
プレーノズルからの液を照射するカラー受像管の蛍光面
の現像方法に関し、スプレーノズルはパネルの移動方向
に対しスプレーパターンが10°〜80°の間の所定角
度になるように配置した現像ゾーンを設け、この現像ゾ
ーンをパネルが所定速度で移動して現像する。
【0007】
【作用】図2はこの発明の作用効果を説明するための図
である。図2に示すように、スプレーパターンの干渉を
平均化するため、第1は、パネル11の移動方向に対
し、所定角度(θ)で垂直軸に所定間隔χcmで、液体
が噴射される長方形状の孔を有するスプレーノズル12
を多数個配置し、スプレーノズル12の回転等によりそ
れらの現像パターンが図2に示すようになるように調整
する。斜線部は1本のスプレーノズル12におけるスプ
レーパターンのうち他のスプレーノズル12によるスプ
レーパターンの干渉を受けない領域であるのに対し、斜
線部の間は、複数個のスプレーパターンの干渉域で、圧
力が不均一で弱いところであり、現像不足を生じる。第
2はこのパターン上をパネルが移動方向13に移動する
ことによって、その現像不足域を全面に散らし均一化す
るというものである。θは10〜80度、χは1〜20
cmで配置するのが好ましく、これらのノズル軸を水平
に多数個配置し且つ軸ごとにノズル位置を交互にずらし
て配置すると、より均一化がはかれる。
【0008】なお、θが10度未満であると、均一化が
難しく、θが80度を超えると、干渉が大きくなり過ぎ
て非効率である。また、χが1cm未満であると、干渉
が大きくなり過ぎて非効率で、χが20cmを超える
と、多数個のノズル軸の配置が必要となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の詳細をフィルター付き蛍光
体層の製造に適用した場合を例にあげ、図面を参照して
説明する。カラー受像管のパネル上の蛍光面に、ブラッ
クマトリクスを形成するために、フォトレジスト液とし
て、ポリビニルピロリドン、ビスアジド系架橋剤、界面
活性剤、シラン系接着助剤、残部を水として調整したも
のを準備する。
【0010】次に、パネル上の蛍光面にこのフォトレジ
スト液を塗布・乾燥し、高圧水銀灯を用いて所定のパタ
ーンにシャドウマスクを介して露光する。次に、図1に
示すように、パネル11上の蛍光面11aに複数個のス
プレーノズル12からの液として例えば水を照射して現
像を行うが、この現像ゾーンでは、スプレーノズル12
は図2におけるθは45度、χは5cmで5本配置し、
この現像ゾーンをパネル11が0.2秒/cmで水平方
向13に移動して2kg/m2 の水圧力により現像す
る。
【0011】次に、パネル上の蛍光面に黒鉛の分散液を
塗布乾燥し、例えばスルファミン酸10%からなる剥離
液を塗布した。そして、水圧力を8kg/m2 とする点
を除いては、図1と同様の方法により現像を行い、レジ
ストを剥離することにより、ブラックマトリックスを形
成する。
【0012】次に、顔料分散液として、アルミン酸コバ
ルト、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、重クロ
ム酸アンモニウム、残部を水として調整したものを準備
する。パネル上の蛍光面にこの顔料分散液を塗布・乾燥
し、高圧水銀灯を用いて所定のパターンにシャドウマス
クを介して露光する。続いて、パネル上の蛍光面を所定
の現像液に浸す。
【0013】次に、水圧力を3kg/m2 とする点を除
いては、図1と同様の方法により現像を行い、不要部を
除去して、青フィルターのパターンを得る。続いて、緑
フィルターと赤フィルターのパターンを順次得るが、こ
れには青フィルターの顔料であるアルミン酸コバルトに
代えて、それぞれコバルトグリーンとベンガラを用いれ
ばよい。
【0014】次に、所定の蛍光体懸濁液を用意し、パネ
ル上の蛍光面にこの蛍光体懸濁液を塗布・乾燥し、高圧
水銀灯を用いて所定のパターンにシャドウマスクを介し
て露光する。次に、青、緑及び赤の塗布順番に従って水
圧力を2kg/m2 ,3kg/m2 ,4kg/m2 とす
る点を除いては、図1と同様の方法により現像を行い、
不要部を除去して、青、緑及び赤のフィルターのパター
ンにそれぞれ対応するように、青、緑及び赤の蛍光体層
を形成する。
【0015】この実施例では、パネル11上の蛍光面1
1aにブラックマトリックス、フィルター層及び蛍光体
層を形成するに際し、スプレーノズルはパネル11の移
動方向に対しスプレーパターンが10〜80°の間の所
定角度(第2図のθに対応)になるように配置した現像
ゾーンを設け、この現像ゾーンをパネル11が所定速度
で移動して現像した。この結果、従来の図3に示した方
法ではかすかに回転に対応したリング状のむらが見られ
たのに対し、この実施例においてはこのようなむらが発
生しなくなり、ブラックマトリックス、フィルター層及
び蛍光体層を均一な膜面で形成することができた。ま
た、この実施例では、蛍光体層の形成に際し、青、緑及
び赤の塗布順番に従って現像工程における水圧力を強め
ていくことにより、良好な混色品位を保つことができ
た。
【0016】
【発明の効果】この発明は、スプレーノズルはパネルの
移動方向に対しスプレーパターンが10°〜80°の間
の所定角度になるように配置した現像ゾーンを設け、こ
の現像ゾーンをパネルが所定速度で移動して現像するの
で、従来に比べ、現像むらをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明の作用効果を説明するための図であ
る。
【図3】従来の現像工程の一例を示す断面図である。
【図4】従来の現像工程の欠点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11……パネル 11a……蛍光面 12……スプレーノズル 13……移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 芳典 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 中澤 知子 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷電子工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のスプレーノズルからの液を照射
    するカラー受像管の蛍光面の現像方法において、 前記スプレーノズルはパネルの移動方向に対しスプレー
    パターンが10〜80°の間の所定角度になるように配
    置した現像ゾーンを設け、この現像ゾーンを前記パネル
    が所定速度で移動して現像することを特徴とするカラー
    受像管の蛍光面の現像方法。
JP32206394A 1994-12-26 1994-12-26 カラー受像管の蛍光面の現像方法 Pending JPH08180809A (ja)

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JP32206394A JPH08180809A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 カラー受像管の蛍光面の現像方法

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JPH08180809A true JPH08180809A (ja) 1996-07-12

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JP32206394A Pending JPH08180809A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 カラー受像管の蛍光面の現像方法

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