JPS63124328A - カラ−ブラウン管用シヤドウマスクの製造方法 - Google Patents
カラ−ブラウン管用シヤドウマスクの製造方法Info
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- JPS63124328A JPS63124328A JP26781486A JP26781486A JPS63124328A JP S63124328 A JPS63124328 A JP S63124328A JP 26781486 A JP26781486 A JP 26781486A JP 26781486 A JP26781486 A JP 26781486A JP S63124328 A JPS63124328 A JP S63124328A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、カラーブラウン管用シャドウマスクの製造
方法に関する。
方法に関する。
(従来の技術)
シャドウマスク形カラーブラウン管は、第2図に示すよ
うに、パネル(1)およびこのパネル(1)に一体に接
合された漏斗状のファンネル(2)からなる外囲器(3
)を有し、上記パネル(1)内面に形成された蛍光面(
4)に対向して、その内側にシャドウマスク(5)が配
設され、ファンネル(2)のネック(6)内に配設され
た電子銃(7)から放出される電子ビームをこのシャド
ウマスク(5)で制御して、蛍光面(4)に入射させる
ように構成されている。
うに、パネル(1)およびこのパネル(1)に一体に接
合された漏斗状のファンネル(2)からなる外囲器(3
)を有し、上記パネル(1)内面に形成された蛍光面(
4)に対向して、その内側にシャドウマスク(5)が配
設され、ファンネル(2)のネック(6)内に配設され
た電子銃(7)から放出される電子ビームをこのシャド
ウマスク(5)で制御して、蛍光面(4)に入射させる
ように構成されている。
かかるシャドウマスク(5)は、所定形状、配列で形成
された多数の電子ビーム通過孔を有し、通常、第3図に
示すように、その電子ビーム通過孔(8)の内壁に衝突
して蛍光面(4)方向に反射する電子ビームを少くする
ために、両面の開孔径を異ならしめた断面つつみ形の形
状に形成され(a* > d2)かつ大孔径側を蛍光面
(4)側にして配設されてl、Nる。
された多数の電子ビーム通過孔を有し、通常、第3図に
示すように、その電子ビーム通過孔(8)の内壁に衝突
して蛍光面(4)方向に反射する電子ビームを少くする
ために、両面の開孔径を異ならしめた断面つつみ形の形
状に形成され(a* > d2)かつ大孔径側を蛍光面
(4)側にして配設されてl、Nる。
通常、かかるシャドウマスク(5)は、第4図(A)に
示すように、厚さ0.15mm程度の鋼板(1o)の両
面に、写真印刷法により、シャドウマスク(5)の電子
ビーム通過孔(8)に対応するパターンをもつ感光性樹
脂膜(Ila) 、 (llb)を形成したのち、(B
)に示すように、この鋼板(10)の両面に腐蝕液をス
プレーして両面から同時にエツチングし、板厚方向中間
部に所定大きさの最小径部(孔径d+n)をもっつつみ
形の開孔、すなわち所要の電子ビーム通過孔(8)を形
成する。しかるのち、(C)に示すように、両面の感光
樹脂膜(lla)、 (llb)を剥離することにより
製作される。
示すように、厚さ0.15mm程度の鋼板(1o)の両
面に、写真印刷法により、シャドウマスク(5)の電子
ビーム通過孔(8)に対応するパターンをもつ感光性樹
脂膜(Ila) 、 (llb)を形成したのち、(B
)に示すように、この鋼板(10)の両面に腐蝕液をス
プレーして両面から同時にエツチングし、板厚方向中間
部に所定大きさの最小径部(孔径d+n)をもっつつみ
形の開孔、すなわち所要の電子ビーム通過孔(8)を形
成する。しかるのち、(C)に示すように、両面の感光
樹脂膜(lla)、 (llb)を剥離することにより
製作される。
この製造方法により、通常のカラーブラウン管に用いら
れる最小径部孔径dmが鋼板の板厚tよりも大きい(d
m>t)シャドウマスク(5)は容易に製作することが
できる6しかし、最小径部孔径dmが板厚tよりも小さ
い(d m ) t )シャドウマスク(5)は、この
方法では最小径部孔径dmの制御かむっがしく、製造が
困薙である。そのため、かがるシャドウマスク(5)に
対して、下記二段エツチング法が開発されている。
れる最小径部孔径dmが鋼板の板厚tよりも大きい(d
m>t)シャドウマスク(5)は容易に製作することが
できる6しかし、最小径部孔径dmが板厚tよりも小さ
い(d m ) t )シャドウマスク(5)は、この
方法では最小径部孔径dmの制御かむっがしく、製造が
困薙である。そのため、かがるシャドウマスク(5)に
対して、下記二段エツチング法が開発されている。
すなわち、最小径部径dmが板厚tより小さいシャドウ
マスク(5)については、第5図(A)に示すように、
鋼板(10)の両面にシャドウマスク(5)の電子ビー
ム通過孔(8)に対応するパターンをもつ感光性樹脂膜
(1]、a) 、 (Ilb)を形成したのち、(B)
に示すように、その一方の面に保護フィルム(13)を
貼付けてこの一方の面に腐蝕液が入りこまないように保
護し、(C)に示すように、まず他方の面に腐蝕液をス
プレーして所要大きさの小孔(14)を形成する。この
小孔(14)形成後、(D)に示すように、小孔(14
)側の感光性樹脂膜(llb)を剥離し、さらに一方の
面に貼付けられた保護フィルム(13)を取外す。そし
て、(E)に示すように、上記小孔(14)形成面に牛
乳カゼインとエポキシ系樹脂分散液との混合液を塗布し
て、厚さ約10μmの保護層(15)を形成し、さらに
後述する理由により、この保護層(15)上に保護フィ
ルム(16)を貼付けて上記小孔(14)形成面を保護
する。しかるのち、(F)に示すように、上記一方の面
に腐蝕液をスプレーしてこの一方の面側に所要大きさの
大孔(17)を形成する。
マスク(5)については、第5図(A)に示すように、
鋼板(10)の両面にシャドウマスク(5)の電子ビー
ム通過孔(8)に対応するパターンをもつ感光性樹脂膜
(1]、a) 、 (Ilb)を形成したのち、(B)
に示すように、その一方の面に保護フィルム(13)を
貼付けてこの一方の面に腐蝕液が入りこまないように保
護し、(C)に示すように、まず他方の面に腐蝕液をス
プレーして所要大きさの小孔(14)を形成する。この
小孔(14)形成後、(D)に示すように、小孔(14
)側の感光性樹脂膜(llb)を剥離し、さらに一方の
面に貼付けられた保護フィルム(13)を取外す。そし
て、(E)に示すように、上記小孔(14)形成面に牛
乳カゼインとエポキシ系樹脂分散液との混合液を塗布し
て、厚さ約10μmの保護層(15)を形成し、さらに
後述する理由により、この保護層(15)上に保護フィ
ルム(16)を貼付けて上記小孔(14)形成面を保護
する。しかるのち、(F)に示すように、上記一方の面
に腐蝕液をスプレーしてこの一方の面側に所要大きさの
大孔(17)を形成する。
その後、(G)に示すように、保護フィルム(16)を
取外し、保護層(15)を剥離することにより所要のシ
ャドウマスク(5)が得られる。
取外し、保護層(15)を剥離することにより所要のシ
ャドウマスク(5)が得られる。
上記最小径部孔径dI11が板厚tより小さいシャドウ
マスク(5)を製作するに際し、小孔(14)形成面上
に形成された保護層(15)上にさらに保護フィルム(
16)を設けるのは、っぎの理由による。
マスク(5)を製作するに際し、小孔(14)形成面上
に形成された保護層(15)上にさらに保護フィルム(
16)を設けるのは、っぎの理由による。
一般に、シャドウマスク(5)のエツチングは、数10
mに及ぶ長尺帯板状の鋼板(10)をドライブローラの
駆動により走行させながらおこなわれる。
mに及ぶ長尺帯板状の鋼板(10)をドライブローラの
駆動により走行させながらおこなわれる。
しかじ長尺の鋼板(1o)には蛇行があるため、これを
ドライブローラで駆動すると、比較的機械的摩擦に弱い
保護層(15)のみでは、すり傷を生じ、このすり傷部
分から腐蝕液が浸透して、孔形状不良を生ずるためであ
る。
ドライブローラで駆動すると、比較的機械的摩擦に弱い
保護層(15)のみでは、すり傷を生じ、このすり傷部
分から腐蝕液が浸透して、孔形状不良を生ずるためであ
る。
しかし、かかる不良発生を防止するため、上記のように
保護フィルム(16)を貼付ける方法は、小孔(14)
および大孔(17)の両エツチング時にそれぞれ保護フ
ィルム(13)、 (16)を貼付けなければならない
ため、作業性が悪い。また、−度使用した保護フィルム
(13)、 (16)は、再使用できないため。
保護フィルム(16)を貼付ける方法は、小孔(14)
および大孔(17)の両エツチング時にそれぞれ保護フ
ィルム(13)、 (16)を貼付けなければならない
ため、作業性が悪い。また、−度使用した保護フィルム
(13)、 (16)は、再使用できないため。
シャドウマスク(5)の製造コストを高くする。また、
保護フィルム(13)、 (16)の浮上りやしわなど
貼付けむらにより腐蝕液が浸透し、孔形状不良を発生し
やすいなどの問題がある。
保護フィルム(13)、 (16)の浮上りやしわなど
貼付けむらにより腐蝕液が浸透し、孔形状不良を発生し
やすいなどの問題がある。
これら問題点を解決する方法として、保護層(15)の
膜厚を厚くする方法や膜硬度を高くする方法が考えられ
るが、膜厚を厚くするためには、塗布液の粘度を上げる
必要があり、そのために、塗布膜中に発生した気泡によ
りピンホールができ、この部分から腐蝕液が浸透するの
で、厚膜化による不良発生防止は容易でない。また、膜
硬度を高くするために、塗布液の材料、組成などを変更
すると、本来この保護層(15)はエツチング後容易に
剥離できるものでなければならないが、その剥離が困難
になるという問題がある。
膜厚を厚くする方法や膜硬度を高くする方法が考えられ
るが、膜厚を厚くするためには、塗布液の粘度を上げる
必要があり、そのために、塗布膜中に発生した気泡によ
りピンホールができ、この部分から腐蝕液が浸透するの
で、厚膜化による不良発生防止は容易でない。また、膜
硬度を高くするために、塗布液の材料、組成などを変更
すると、本来この保護層(15)はエツチング後容易に
剥離できるものでなければならないが、その剥離が困難
になるという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点)
上記のように、従来より電子ビーム通過孔の最小径部孔
径が金属板の板厚より小さいシャドウマスクの製造方法
として、二段エツチング法があるが、この従来の二段エ
ツチング法は、金属板の他方の面に小孔を形成し、その
後他方の面に大孔を形成するとき、先に小孔を形成した
面に、剥離容易な保護層とこれを保護する保護フィルム
を設けておこなうため、作業性が悪く、また、−度使用
した保護フィルムを再使用できないため、製造コストを
高くする。さらに、保護フィルムの貼付けむらにより腐
蝕液が浸透し、孔形状不良を発生するなどの問題点があ
る。
径が金属板の板厚より小さいシャドウマスクの製造方法
として、二段エツチング法があるが、この従来の二段エ
ツチング法は、金属板の他方の面に小孔を形成し、その
後他方の面に大孔を形成するとき、先に小孔を形成した
面に、剥離容易な保護層とこれを保護する保護フィルム
を設けておこなうため、作業性が悪く、また、−度使用
した保護フィルムを再使用できないため、製造コストを
高くする。さらに、保護フィルムの貼付けむらにより腐
蝕液が浸透し、孔形状不良を発生するなどの問題点があ
る。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
のであり、二段エツチング法の後段のエツチングにおい
て、保護フィルムを使用しないでエツチングするカラー
ブラウン管用シャドウマスクの製造方法を得ることを目
的とする。
のであり、二段エツチング法の後段のエツチングにおい
て、保護フィルムを使用しないでエツチングするカラー
ブラウン管用シャドウマスクの製造方法を得ることを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
二段エツチング法によりカラーブラウン管用シャドウマ
スクを製造する方法において、金属板の両面にそれぞれ
シャドウマスクの電子ビーム通過孔に対応する所定パタ
ーンの感光性樹脂膜を形成し、この感光性樹脂膜の形成
された金属板の一方の面に保護フィルムを取付けて、こ
の一方の面を液密に保護し、上記感光性樹脂膜の形成さ
れた金属板の他方の面をエツチングしたのち、上記保護
フィルムを取外し、かっこの金属板の他方の面に、不透
液性の第1保護層およびこの第1保護層上に透液性の第
2保護層を形成して、上記感光性樹脂膜の形成された金
属板の一方の面をエツチングするようにした。
スクを製造する方法において、金属板の両面にそれぞれ
シャドウマスクの電子ビーム通過孔に対応する所定パタ
ーンの感光性樹脂膜を形成し、この感光性樹脂膜の形成
された金属板の一方の面に保護フィルムを取付けて、こ
の一方の面を液密に保護し、上記感光性樹脂膜の形成さ
れた金属板の他方の面をエツチングしたのち、上記保護
フィルムを取外し、かっこの金属板の他方の面に、不透
液性の第1保護層およびこの第1保護層上に透液性の第
2保護層を形成して、上記感光性樹脂膜の形成された金
属板の一方の面をエツチングするようにした。
(作 用)
上記のように後段のエツチングにおいて、金属板の他方
の面に、不透液性の第1保護層とこの第1保護層上に透
液性の第2保護層を形成して、エツチングをおこなうと
、第2保護層により、第1保護層を機械的なすり傷から
保護することができ、かつ、第2保護層が透液性である
ため、エツチング後の第1保護層の剥離を容易におこな
うことができる。
の面に、不透液性の第1保護層とこの第1保護層上に透
液性の第2保護層を形成して、エツチングをおこなうと
、第2保護層により、第1保護層を機械的なすり傷から
保護することができ、かつ、第2保護層が透液性である
ため、エツチング後の第1保護層の剥離を容易におこな
うことができる。
(実施例)
以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図にこの発明の一実施例カラーブラウン管用シャド
ウマスクの製造方法を示す。まず、(A)に示すように
、金属板たとえば鋼板(10)の両面に、シャドウマス
クの電子ビーム通過孔に対応するパターンをもつ感光性
樹脂膜(lla)、 (llb)を形成する。この感光
性樹脂膜(lla)、 (llb)の形成は、脱脂洗滌
した鋼板の両面に既知の感光性樹脂溶液を塗布し、乾燥
したのち、その両面に、シャドウマスクの電子ビーム通
過孔に対応するパターンをもつ一対のネガフィルムを密
着してそのパターンを焼付け、その後、現像により未霞
光部分を除去して乾燥、要すれば、その後樹脂膜を硬化
することにより得られる。なお、上記感光性樹脂膜(l
la)。
ウマスクの製造方法を示す。まず、(A)に示すように
、金属板たとえば鋼板(10)の両面に、シャドウマス
クの電子ビーム通過孔に対応するパターンをもつ感光性
樹脂膜(lla)、 (llb)を形成する。この感光
性樹脂膜(lla)、 (llb)の形成は、脱脂洗滌
した鋼板の両面に既知の感光性樹脂溶液を塗布し、乾燥
したのち、その両面に、シャドウマスクの電子ビーム通
過孔に対応するパターンをもつ一対のネガフィルムを密
着してそのパターンを焼付け、その後、現像により未霞
光部分を除去して乾燥、要すれば、その後樹脂膜を硬化
することにより得られる。なお、上記感光性樹脂膜(l
la)。
(llb)の電子ビーム通過孔に対応するパターンは、
同軸であり、かつ鋼板(10)に両面の開孔径が異なる
断面つつl形の電子ビーム通過孔を形成するために、一
方の面のパターンは、他方の面のパターンより大きく形
成されている。
同軸であり、かつ鋼板(10)に両面の開孔径が異なる
断面つつl形の電子ビーム通過孔を形成するために、一
方の面のパターンは、他方の面のパターンより大きく形
成されている。
つぎに、(B)に示すように、上記感光性樹脂膜(ll
a)の形成された一方の面に保護フィルム(13)を貼
付けて、この一方の面に腐蝕液が入らないように液密に
保護する。そして、(C)に示すように、他方の面に腐
蝕液をスプレーしてこの他方の面側に所定大きさの小孔
(14)を形成する。
a)の形成された一方の面に保護フィルム(13)を貼
付けて、この一方の面に腐蝕液が入らないように液密に
保護する。そして、(C)に示すように、他方の面に腐
蝕液をスプレーしてこの他方の面側に所定大きさの小孔
(14)を形成する。
しかるのち、(D)に示すように、上記小孔(14)形
成面上の感光性樹脂膜(llb)を剥離し、さらにその
後、一方の面に貼付けられた保護フィルム(13)を取
外す。その後、(E)に示すように、上記感光性樹脂膜
(llb)を除去した小孔(14)形成面に、牛乳カゼ
イン(富士薬品: TS−5) 33部にエポキシ系樹
脂分散液を33部混合攪拌し、さらに純水33部
□を添加して希釈した混合液を塗布し、その塗布膜
に100℃の加熱空気を吹きつけて、厚さ約10μmの
不透液性にしてかつ水に溶解しない第1保護層(20)
を形成する。つぎに、この第1保護層(20)を60〜
70℃に保って、この第1保護層(20)上に、エポキ
シ蓄積脂分散液33部に純水66部を添加して希釈した
液を水滴状に凝集する程度にスプレーして、多孔質の透
液性の第2保護層(21)を形成する。
成面上の感光性樹脂膜(llb)を剥離し、さらにその
後、一方の面に貼付けられた保護フィルム(13)を取
外す。その後、(E)に示すように、上記感光性樹脂膜
(llb)を除去した小孔(14)形成面に、牛乳カゼ
イン(富士薬品: TS−5) 33部にエポキシ系樹
脂分散液を33部混合攪拌し、さらに純水33部
□を添加して希釈した混合液を塗布し、その塗布膜
に100℃の加熱空気を吹きつけて、厚さ約10μmの
不透液性にしてかつ水に溶解しない第1保護層(20)
を形成する。つぎに、この第1保護層(20)を60〜
70℃に保って、この第1保護層(20)上に、エポキ
シ蓄積脂分散液33部に純水66部を添加して希釈した
液を水滴状に凝集する程度にスプレーして、多孔質の透
液性の第2保護層(21)を形成する。
そして、(F)図に示すように、この第1、第2保護層
(20)、 (21)の形成された鋼板(10)の一方
の面に、上記小孔(14)を形成したときと同様に腐蝕
液をスプレーして、その一方の面側に大孔(17)を形
成する。その後、(G)に示すように、第1、第2保護
層(20)、 (21)および一方の面上の感光性樹脂
膜を剥離除去して所要の電子ビーム通過孔(8)をもつ
シャドウマスク(5)とする。
(20)、 (21)の形成された鋼板(10)の一方
の面に、上記小孔(14)を形成したときと同様に腐蝕
液をスプレーして、その一方の面側に大孔(17)を形
成する。その後、(G)に示すように、第1、第2保護
層(20)、 (21)および一方の面上の感光性樹脂
膜を剥離除去して所要の電子ビーム通過孔(8)をもつ
シャドウマスク(5)とする。
ところで、二段エツチング法によりシャドウマスク(5
)を製造するに際し、その後段のエツチングにおいて、
先にエツチングした小孔形成面側を、牛乳カゼインとエ
ポキシ系樹脂分散液とを混合した液を塗布して形成した
不透液性の第1保護層(20)と、その上にエポキシ系
樹脂分散液を塗布して形成した透液性の第2保護層(2
1)とで被覆すると、この第2保護層(21)が硬質で
あることから比較的機械的な摩擦に弱い第1保護層(2
1)を十分に保護することができる。すなわち、通常、
シャドウマスク(5)のエツチングは、前述したように
、長尺帯板状の鋼板(10)をドライブローラの駆動に
より走行させながらおこなわれるが、第1保護層(20
)上に被着形成された硬質の第2保護層(21)が第1
保護層(20)と装置との直接的な接触により生ずるす
り傷の発生を防止し、このすり傷に基づく孔形状不良の
発生を防止する。
)を製造するに際し、その後段のエツチングにおいて、
先にエツチングした小孔形成面側を、牛乳カゼインとエ
ポキシ系樹脂分散液とを混合した液を塗布して形成した
不透液性の第1保護層(20)と、その上にエポキシ系
樹脂分散液を塗布して形成した透液性の第2保護層(2
1)とで被覆すると、この第2保護層(21)が硬質で
あることから比較的機械的な摩擦に弱い第1保護層(2
1)を十分に保護することができる。すなわち、通常、
シャドウマスク(5)のエツチングは、前述したように
、長尺帯板状の鋼板(10)をドライブローラの駆動に
より走行させながらおこなわれるが、第1保護層(20
)上に被着形成された硬質の第2保護層(21)が第1
保護層(20)と装置との直接的な接触により生ずるす
り傷の発生を防止し、このすり傷に基づく孔形状不良の
発生を防止する。
また、第1保護層(20)は、従来の保護層と同様に容
易に剥離することができ、しかも、その上に被着形成さ
れた第2保護層(21)が透液性であるので、エツチン
グ終了後、これら保護層(20)、 (21)を容易に
剥離除去することができる。したがって、この方法によ
りシャドウマスク(5)を製造すると、従来、後段のエ
ツチングにおいて使用した保護フィルムが不用となり、
その作業性を良好にし、かつシャドウマスクの製造コス
トを下げることができる。
易に剥離することができ、しかも、その上に被着形成さ
れた第2保護層(21)が透液性であるので、エツチン
グ終了後、これら保護層(20)、 (21)を容易に
剥離除去することができる。したがって、この方法によ
りシャドウマスク(5)を製造すると、従来、後段のエ
ツチングにおいて使用した保護フィルムが不用となり、
その作業性を良好にし、かつシャドウマスクの製造コス
トを下げることができる。
二段エツチング法によりカラーブラウン管用シャドウマ
スクを製造するに際し、金属板の一方の面をエツチング
する後段のエツチングにおいて、先にエツチングした金
属板の他方の面を、不透液性の第1保護層とその上に被
着形成した透液性の第2保護層とで保護するようにした
ので、機械的接触による第1保護層のすり傷発生を第2
保護層により防止することができ、また、第2保護層を
透液性に形成したので、エツチング終了後、これら保護
層を容易に剥離除去することができる。したがって、従
来の二段エツチング法にくらべて、作業性良好にかつ製
造コストを高くすることなく所要のシャドウマスクを製
造することができる。
スクを製造するに際し、金属板の一方の面をエツチング
する後段のエツチングにおいて、先にエツチングした金
属板の他方の面を、不透液性の第1保護層とその上に被
着形成した透液性の第2保護層とで保護するようにした
ので、機械的接触による第1保護層のすり傷発生を第2
保護層により防止することができ、また、第2保護層を
透液性に形成したので、エツチング終了後、これら保護
層を容易に剥離除去することができる。したがって、従
来の二段エツチング法にくらべて、作業性良好にかつ製
造コストを高くすることなく所要のシャドウマスクを製
造することができる。
第1図(A)ないしくG)はそれぞれこの発明の一実施
例カラーブラウン管用シャドウマスクの製造方法を説明
するための工程図、第2図はシャドウマスク形カラーブ
ラウン管の構成を示す一部切欠断面図、第3図はシャド
ウマスクの電子ビーム通過孔の形状を示す図、第4図(
A)ないしくC)はそれぞれ通常のシャドウマスクの製
造方法を説明するための工程図、第5図(A)ないしC
G)はそれぞれ従来の二段エツチング法によるシャドウ
マスクの製造方法を説明するための工程図である。 (5)・・・シャドウマスク (8)・・・電子ビー
ム通過孔(10)−・・鋼板 (lla)
、 (llb) −感光性樹脂膜(13)・・・保護
フィルム (14)・・・小孔(17)・・・大孔
(20)・・・第1保護層(21)・・
・第2保護層
例カラーブラウン管用シャドウマスクの製造方法を説明
するための工程図、第2図はシャドウマスク形カラーブ
ラウン管の構成を示す一部切欠断面図、第3図はシャド
ウマスクの電子ビーム通過孔の形状を示す図、第4図(
A)ないしくC)はそれぞれ通常のシャドウマスクの製
造方法を説明するための工程図、第5図(A)ないしC
G)はそれぞれ従来の二段エツチング法によるシャドウ
マスクの製造方法を説明するための工程図である。 (5)・・・シャドウマスク (8)・・・電子ビー
ム通過孔(10)−・・鋼板 (lla)
、 (llb) −感光性樹脂膜(13)・・・保護
フィルム (14)・・・小孔(17)・・・大孔
(20)・・・第1保護層(21)・・
・第2保護層
Claims (1)
- 金属板の両面にそれぞれシャドウマスクの電子ビーム通
過孔に対応する所定パターンの感光性樹脂膜を形成する
工程と、上記感光性樹脂膜の形成された金属板の一方の
面に保護フィルムを取付けてこの一方の面を液密に保護
し、上記感光性樹脂膜の形成された金属板の他方の面を
エッチングする工程と、上記金属板の一方の面から上記
保護フィルムを取外し、かつこの金属板の他方の面に不
透液性の第1保護層およびこの第1保護層上に透液性の
第2保護層を形成して上記感光性樹脂膜の形成された金
属板の一方の面をエッチングする工程とを備えることを
特徴とするカラーブラウン管用シャドウマスクの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26781486A JPS63124328A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | カラ−ブラウン管用シヤドウマスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26781486A JPS63124328A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | カラ−ブラウン管用シヤドウマスクの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63124328A true JPS63124328A (ja) | 1988-05-27 |
Family
ID=17449976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26781486A Pending JPS63124328A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | カラ−ブラウン管用シヤドウマスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63124328A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0512996A (ja) * | 1991-07-02 | 1993-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | シヤドーマスクの製造方法 |
-
1986
- 1986-11-12 JP JP26781486A patent/JPS63124328A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0512996A (ja) * | 1991-07-02 | 1993-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | シヤドーマスクの製造方法 |
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