JPH0818070A - 半導体ピエゾセンサ - Google Patents

半導体ピエゾセンサ

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JPH0818070A
JPH0818070A JP14722394A JP14722394A JPH0818070A JP H0818070 A JPH0818070 A JP H0818070A JP 14722394 A JP14722394 A JP 14722394A JP 14722394 A JP14722394 A JP 14722394A JP H0818070 A JPH0818070 A JP H0818070A
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JP
Japan
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region
conductivity type
resistance
semiconductor
ions
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Pending
Application number
JP14722394A
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English (en)
Inventor
Osamu Sasaki
修 佐々木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不純物拡散により形成されるピエゾ抵抗領域の
抵抗値が、表面上へ付着した可動イオンの影響で変化す
るのを防止する。 【構成】ピエゾ抵抗領域に、それよりも広く、浅く、不
純物濃度の高い同一導電形の防止層を形成する。あるい
は、ピエゾ抵抗領域の表面層にそれと逆導電形の防止層
を局部的に形成する。形成しない部分はその防止層への
逆バイアス印加により空乏化するか、あるいは同一導電
形の高不純物濃度防止層を形成して可能イオンの影響を
全面的に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基体への不純物
拡散により形成された抵抗の半導体基体に生ずる応力に
よるピエゾ抵抗効果を利用して圧力あるいは加速度など
を検出する半導体ピエゾセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基体への不純物拡散により形成さ
れる拡散抵抗は、抵抗値の精度が高く、基体に生ずる応
力によるピエゾ抵抗効果を利用して応力の精度の高い検
出が可能である。図2 (a) 、 (b) は従来の半導体ピ
エゾセンサを直交する断面で示し、N系シリコン基板1
に不純物拡散でP形ピエゾ抵抗領域2を形成し、基板表
面上に形成されたシリコン酸化膜3に明けた接触孔でこ
の領域2の両端部にアルミニウム配線4を接触させてい
る。さらに表面の保護のためにシリコン窒化膜5により
被覆する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すような半導
体ピエゾセンサでは、センサユニット製造工程中、ある
いはセンサが使用される環境により、センサチップの表
面の保護膜5の上に可動イオンを含む汚れや水分などが
付着すると、それらの電荷の影響により、P型ピエゾ抵
抗領域2の表面部の正孔密度が変化するため、ピエゾ抵
抗値が変動する。このようなピエゾ抵抗値の変動は、セ
ンサの特性不良を招くという問題がある。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解決
し、表面上の電荷の影響でピエゾ抵抗値の変動すること
のない半導体ピエゾセンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明は、第一導電形の半導体
基体の表面層に第二導電形の抵抗領域が形成され、この
抵抗領域の両端部にそれぞれ配線が接続される半導体ピ
エゾセンサにおいて、第二導電形の抵抗領域に重なって
この領域より広く、浅く、不純物濃度の高い第二導電形
の領域が形成されたものとする。請求項2に記載の本発
明は、上記の半導体ピエゾセンサにおいて、第二導電形
の抵抗領域の表面層に、少なくとも配線の接触する部分
以外に局部的に前記抵抗領域よりも浅い第一導電形の領
域が形成されたものとする。この場合、局部的に形成さ
れた第一導電形の領域が一方の配線に接続され、第二導
電形の抵抗領域との間のPN接合が逆バイアスされたこ
とが有効である。あるいは、第二導電形の抵抗領域の第
一導電形の領域が形成されない部分に、抵抗領域より不
純物濃度の高い第二導電形の領域が形成されたことが有
効である。
【0006】
【作用】ピエゾ抵抗領域の表面層の不純物濃度を高くす
ることにより、表面上に付着可動イオン等の電荷が存在
しても、表面層のキャリア密度がその影響を受けて変化
する量が小さくなる。また、ピエゾ抵抗領域の表面層を
局部的に逆導電形にすれば、その層は抵抗として働かな
いので、表面上の電荷の影響による抵抗値変化がなくな
る。さらにそのような逆導電形領域の形成されない表面
層の不純物濃度を高くするか、あるいはその逆導電形領
域への逆バイアスの印加により空乏化すば、表面層のこ
の部分への影響も防止することができ、可動イオンの付
着などによってピエゾ抵抗値が変化することがない。
【0007】
【実施例】以下、図2を含めて共通の部分に同一の符号
を付した図を引用して本発明の実施例について述べる。
図1 (a) 、 (b) に直交する断面を示す本発明の実施
例のピエゾセンサでは、N形シリコン基板1の表面層に
P形ピエゾ抵抗領域2より浅いか、それより広い範囲に
+ 防止層6が形成されている。このような構造は次の
ようにして作製する。先ず、基板1の表面に酸化シリコ
ンによりマスクを形成し、そのマスクの開口部は、例え
ばほう素イオンを注入した上熱拡散により表面不純物濃
度1018原子/cm3 程度のP領域2を2〜3μmの深さ
に形成する。次に、上記マスクの開口部を広げて同じイ
オンを高ドーズ量で注入した上、短時間の熱拡散により
深さがP領域2の1/4以下であるが表面不純物濃度が
1019原子/cm3 程度のP形防止層6を形成する。P+
防止層6はP領域2より広いので、確実に抵抗領域2を
覆っており、これによって表面上の可動イオンの影響力
を図2の従来構造の1/10に低下させることができ
る。表面上のシリコン酸化膜3、それに明けられた接触
孔でP領域2およびP+ 防止層6に接触するアルミニウ
ム配線4、表面を覆うシリコン窒化膜5の構造は図2の
場合と同様である。
【0008】同様の断面図である図3 (a) 、 (b) で
示す実施例では、P形ピエゾ抵抗領域2の表面層に、少
なくともAl配線4の接触部を除いてその間にある領域
に、例えばひ素イオンの選択的注入によりN形防止層7
が形成されている。これにより、少なくとも主としてピ
エゾ抵抗値を決めるAl配線4接触部間のP領域2に
は、N防止層7の介在によって表面電荷の影響が及ばな
くなる。この場合も上部構造は図2、図1と同様であ
る。
【0009】図4 (a) 、 (b) に示す実施例では、ピ
エゾ抵抗領域2の両端部に接続されるAl配線41、4
2のうち、電位の高い方である+側配線41をN形防止
層7にも接触させ、P領域2と短絡している。これによ
り、N防止層7の電位が固定され、P領域2との間のP
N接合は逆バイアスされ、空乏層がその接合の近くのP
領域2の表面層にも広がるため、N防止層7の存在しな
いP領域への表面上の電荷の影響も低減させることがで
きる。
【0010】図5 (a) 、 (b) に示す実施例では、図
3の実施例でN形防止層7の存在しない抵抗領域2の表
面層に表面不純物濃度1019原子/cm3 程度のP+ 防止
領域61を形成してこの部分への表面上の電荷の影響に
よる反転を防止したものである。このP+ 防止領域61
は、この部分に対する図1のP防止層6と同様に可動イ
オンの影響力を1/10以下に低下させる。この場合
は、N基板1とN防止層7の電位を固定する必要がない
ので、図4の場合よりもピエゾ抵抗値の電圧依存性が小
さくなる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ピエゾ抵抗領域の表面
層を局部的に同一導電形で高不純物濃度にしたり、逆導
電形にしたり、あるいは空乏化することにより、表面上
に付着する可動イオン等の電荷の抵抗値に及ぼす影響を
低減させることができ、信頼性の高い半導体ピエゾセン
サを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体ピエゾセンサを示
し、 (a) は縦断面図、 (b) は(a) のA−A線での
横断面図
【図2】従来の半導体ピエゾセンサを示し、 (a) は縦
断面図、 (b) は (a) のB−B線での横断面図
【図3】別の本発明の一実施例の半導体ピエゾセンサを
示し、 (a) は縦断面図、 (b) は (a) のC−C線で
の横断面図
【図4】本発明の異なる実施例の半導体ピエゾセンサを
示し、 (a) は縦断面図、 (b) は (a) のD−D線で
の横断面図
【図5】本発明のさらに異なる実施例の半導体ピエゾセ
ンサを示し、 (a) は縦断面図、 (b) は (a) のE−
E線での横断面図
【符号の説明】
1 N形シリコン基板 2 P形ピエゾ抵抗領域 3 シリコン酸化膜 4 アルミニウム配線 41 プラス側配線 42 マイナス側配線 6 P形防止層 61 P形防止領域 7 N形防止層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電形の半導体基体の表面層に第二導
    電形の抵抗領域が形成され、この抵抗領域の両端部にそ
    れぞれ配線が接続されるものにおいて、第二導電形の抵
    抗領域に重なってこの領域より広く、浅く、不純物濃度
    の高い第二導電形の領域が形成されたことを特徴とする
    半導体ピエゾセンサ。
  2. 【請求項2】第一導電形の半導体基体の表面層に第二導
    電形の抵抗領域が形成され、この抵抗領域の両端部にそ
    れぞれ配線が接続されるものにおいて、第二導電形の抵
    抗領域の表面層に、少なくとも配線の接触する部分以外
    に局部的に前記抵抗領域よりも浅い第一導電形の領域が
    形成されたことを特徴とする半導体ピエゾセンサ。
  3. 【請求項3】局部的に形成された第一導電形の領域が一
    方の配線に接続され、第二導電形の抵抗領域との間のP
    N接合が逆バイアスされた請求項2記載の半導体ピエゾ
    センサ。
  4. 【請求項4】第二導電形の抵抗領域の第一導電形の領域
    が形成されない部分に、抵抗領域より不純物濃度の高い
    第二導電形の領域が形成された請求項2記載の半導体ピ
    エゾセンサ。
JP14722394A 1994-06-29 1994-06-29 半導体ピエゾセンサ Pending JPH0818070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135391A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Mitsumi Electric Co Ltd ピエゾ抵抗素子及び半導体センサ
JP2020193922A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 三菱電機株式会社 半導体歪検出素子及びmemsアクチュエータデバイス

Cited By (3)

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