JPH08179575A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08179575A
JPH08179575A JP6320392A JP32039294A JPH08179575A JP H08179575 A JPH08179575 A JP H08179575A JP 6320392 A JP6320392 A JP 6320392A JP 32039294 A JP32039294 A JP 32039294A JP H08179575 A JPH08179575 A JP H08179575A
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JP
Japan
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toner
potential
image
image forming
image carrier
Prior art date
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Application number
JP6320392A
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English (en)
Inventor
Kouta Fujimori
仰太 藤森
Noboru Sawayama
昇 沢山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、像担持体のトナー付着量をどのよ
うなトナーに対しても正確に検出できて画像濃度を適正
値に安定化でき且つ簡易化できるようにすることを目的
とする。 【構成】 この発明は、像担持体11上の画像領域外に
トナーパターンを作像する画像形成装置において、像担
持体11上のトナーパターン作像領域の持つ電荷のみを
除電した後に像担持体11の電位を検出する電位検出手
段19を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,ファクシミリ、
プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機,ファクシミリ、プリンタ
等の画像形成装置においては、一般的に、感光体からな
る像担持体を帯電器により均一に帯電して露光手段によ
り像担持体に画像露光を行うことにより静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像装置により現像剤で現像してト
ナー像とし、このトナー像を転写手段により転写紙に転
写して定着装置により定着している。
【0003】また、現像装置は、現像バイアス電源から
現像バイアス電位が印加されて例えばトナーとキャリア
からなる2成分現像剤を用いて像担持体上の静電潜像を
現像し、トナー補給装置からトナーが2成分現像剤に補
給される。また、像担持体は所定のタイミングで帯電器
による帯電及び露光手段による所定パターンの露光によ
り画像領域外に所定パターンの静電潜像が形成され、こ
の静電潜像が現像装置で現像されてトナーパターンとな
る。このトナーパターンのトナー付着量が光学センサに
より検出され、また、現像装置内の現像剤のトナー濃度
がトナー濃度センサにより検出される。制御部は光学セ
ンサ及びトナー濃度センサの検出信号によりトナー補給
装置のトナー補給を制御して現像剤のトナー濃度を適正
値に制御している。
【0004】特開平3ー91773号公報には、画像形
成装置の画像濃度制御方法において、感光体上の検知パ
ターンの表面電位を表面電位計で検知し、検知パターン
の現像ポテンシャルが一定になるように現像バイアスを
制御することにより、検知パターンによるトナー濃度制
御の精度を電位制御に関係なく向上させる画像濃度制御
方法が記載されている。
【0005】特開平3ー98064号公報には、感光体
表面電位を測定するセンサでトナー濃度制御用に用いら
れているPセンサ用パターンの潜像部の表面電位を検出
し、検出された電位に応じてレーザ光の光量を制御する
ことにより、画像濃度及びトナー濃度のバラツキ防止、
画像品質の向上を図るようにした画像形成装置が記載さ
れている。特開平5ー249787号公報には、トナー
の特性によってそれぞれ使い分ける2種類のセンサーを
設けることにより、異なる特性のトナーに対して正確な
濃度検知を行うようにした画像形成装置が記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、像担持体上の画像領域外のトナーパターンのトナー
付着量を光学センサにより検出するのが一般的である。
これは、像担持体上に付着したトナーの量が増加する
と、その反射光量が減少するといった性質を利用したも
のである。しかし、光学センサの感度は、像担持体のト
ナー付着量がある量以上になると、悪くなり、反射光の
減少が小さくなる。特に、カラートナーの場合は、像担
持体のトナー付着量が増加すると、その反射光量が増加
するといった現象が起きる。そのため、像担持体上のト
ナー付着量が多い領域に対するトナー付着量の正確な検
出が困難であり、画像濃度を適正値に安定させることが
できなかった。その結果、例えば現像剤のトナー濃度を
適正値に保つためには、光学センサのみでは困難で、ト
ナー濃度センサを必要とし、構成が複雑になる。
【0007】本発明は、上記問題点を改善し、像担持体
のトナー付着量をどのようなトナーに対しても正確に検
出できて画像濃度を適正値に安定させることができる簡
易な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体上の画像領域外に
トナーパターンを作像する画像形成装置において、前記
像担持体上のトナーパターン作像領域の持つ電荷のみを
除電した後に前記像担持体の電位を検出する電位検出手
段を備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記電位検出手段の検出信号に応
じて前記像担持体のトナー付着量を調整するトナー付着
量調整手段を備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、前記像担持体上のトナーパターン
作像領域のトナー付着量が異なる2つ以上のトナーパタ
ーンにおけるトナーの電位を前記電位検出手段により検
出し、前記トナー付着量調整手段により前記電位検出手
段の検出信号に応じて前記像担持体のトナー付着量を調
整するものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記2つ以上のトナーパターンの
うち1つのトナーパターンのトナー付着量は光学センサ
の検出感度がないトナー付着量であるものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記電位検出手段で電位を検出す
るトナーパターンと同一のトナーパターンのトナー付着
量を検出する光学センサを備えたものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記像担持体が感光体からなり、
該感光体上のトナーパターン作像領域を前記電位検出手
段による電位検出の前に前記感光体電位のみ除電する除
電手段を備えたものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、電位検出手段が像担
持体上のトナーパターン作像領域の持つ電荷のみを除電
した後に像担持体の電位を検出する。請求項2記載の発
明では、請求項1記載の画像形成装置において、トナー
付着量調整手段が電位検出手段の検出信号に応じて像担
持体のトナー付着量を調整する。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
画像形成装置において、像担持体上のトナーパターン作
像領域のトナー付着量が異なる2つ以上のトナーパター
ンにおけるトナーの電位が電位検出手段により検出さ
れ、トナー付着量調整手段により電位検出手段の検出信
号に応じて像担持体のトナー付着量が調整される。請求
項4記載の発明では、請求項3記載の画像形成装置にお
いて、前記2つ以上のトナーパターンのうち1つのトナ
ーパターンのトナー付着量は光学センサの検出感度がな
いトナー付着量である。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、光学センサが電位検出手段で電
位を検出するトナーパターンと同一のトナーパターンの
トナー付着量を検出する。請求項6記載の発明では、請
求項1記載の画像形成装置において、除電手段が感光体
からなる像担持体上のトナーパターン作像領域を電位検
出手段による電位検出の前に感光体電位のみ除電する。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示し、図2はそ
の動作タイミングを示す。この第1実施例は、請求項
1、2、6記載の発明の実施例であり、電子写真方式の
複写機からなる画像形成装置の例である。感光体からな
る像担持体11は、例えば感光体ドラムが用いられ、ス
タートキーが押されて複写動作を行う時にはドラムモー
タからなる駆動部により矢印方向へ回転駆動されて帯電
手段としての帯電チャージャ12により均一に帯電され
る。露光装置13は、感光体ドラム11上の均一に帯電
された画像領域にスキャナから送られてきた画像信号に
応じて画像露光を行って静電潜像を形成し、感光体ドラ
ム11上の均一に帯電された非画像領域に予め定められ
た所定の露光量で露光を行う。ここに、スキャナは原稿
を読み取る。
【0018】感光体ドラム11は、露光された領域の静
電潜像が現像装置14により現像位置で例えば2成分現
像剤で現像されてトナー像となる。転写手段は無端の転
写ベルト15とコロナチャージャ16を有する。転写ベ
ルト15は、駆動部により回転駆動されてコロナチャー
ジャ16からのコロナ放電で電荷が付与され、給紙装置
から給送されてきた転写紙へ転写位置で感光体ドラム1
1上のトナー像を転写する。この転写紙は定着装置によ
りトナー像が定着される。なお、転写手段はコロナチャ
ージャを用い、給紙装置から給送されてきた転写紙へ転
写位置で感光体ドラム11上のトナー像をコロナチャー
ジャにより転写するようにしてもよい。また、感光体ド
ラム11は、トナー像転写後にクリーニング装置により
クリーニングされて残留トナーが除去され、除電装置1
7により除電されて次の複写動作に備える。現像装置1
4内の2成分現像剤はトナー補給部からトナーが補給さ
れる。また、現像位置と転写位置との間には除電手段と
しての除電ランプからなる除電装置18と電位検出手段
としての電位センサ19とが配置される。
【0019】露光装置13は制御部20により制御され
て所定のタイミングで感光体ドラム11上の画像領域外
に基準濃度パターンの露光を一定の露光量で行って基準
濃度パターンの静電潜像を形成し、この基準濃度パター
ンの静電潜像が現像装置14により現像されてトナーパ
ターンとなる。
【0020】感光体ドラム11上の画像領域外のトナー
パターンが形成されているトナーパターン作像領域は除
電ランプ18による光照射で感光体ドラム11の持つ電
荷のみが除電されてトナーは除電ランプ18で除電され
ない。除電ランプ18は図2に示すように感光体ドラム
11上の非画像領域のみを除電する。その結果、感光体
ドラム11の持つ電荷はキャンセルされ、感光体ドラム
11上の非画像領域の電荷はトナーの電荷のみになる。
感光体ドラム11上のトナーパターン作像領域が電位セ
ンサ19の電位検出領域に来ると、電位センサ19が感
光体ドラム11上のトナーパターンの電位、つまり、ト
ナーの電位を検出する。制御部20はトナーパターンに
対する電位センサ19の検出信号を読み込んでRAMに
格納する。
【0021】図3は感光体ドラム11上のトナーの電荷
量と単位面積当りのトナー付着量(M/A)との関係を
示す。図3に示すように感光体ドラム11上の単位面積
当りのトナー付着量(M/A)は感光体ドラム11上の
トナーの総電荷量と比例関係にあり、感光体ドラム11
上のトナー付着量が多いと、電位センサ19の検出出力
が大きくなる。また、感光体ドラム11上のトナー付着
量が少ないと、電位センサ19の検出出力が小さくな
る。
【0022】感光体ドラム11上のトナーパターンは、
感光体ドラム11に対して露光装置13による基準濃度
パターンの一定露光量での露光及び現像装置14による
現像で形成したものであるから、現像ポテンシャルが一
定であればトナー付着量が現像剤のトナー濃度により決
定される。制御部20は、電位センサ19の検出信号に
応じてトナー補給部のトナー補給を制御して像担持体1
1のトナー付着量を調整するトナー付着量調整手段を兼
ねている。
【0023】制御部20は、トナーパターンに対する電
位センサ19の検出出力が適正値より大きいかどうかを
判断してトナーパターンに対する電位センサ19の検出
出力が適正値より大きい場合には上記トナー補給部を制
御してトナー補給部から2成分現像剤へのトナー補給量
を少なくし、逆にトナーパターンに対する電位センサ1
9の検出出力が適正値より小さい場合にはトナー補給部
を制御してトナー補給部から2成分現像剤へのトナー補
給量を多くする。
【0024】この第1実施例は、請求項1記載の発明の
実施例であって、像担持体11上のトナーパターン作像
領域の持つ電荷のみを除電した後に像担持体11の電位
を検出する電位センサからなる電位検出手段19を備え
たので、像担持体のトナー付着量をどのようなトナーに
対しても正確に検出でき、簡易にできる。また、第1実
施例は、請求項2記載の発明の実施例であって、電位セ
ンサ19の検出信号に応じて像担持体11のトナー付着
量を調整するトナー付着量調整手段を制御部20が兼ね
ているので、画像濃度を適正値に安定させることができ
る。さらに、第1実施例は、請求項6記載の発明の実施
例であって、感光体ドラムからなる像担持体11上のト
ナーパターン作像領域を電位センサ19による電位検出
の前に感光体ドラム表面電位のみ除電する除電手段とし
ての除電装置18を備えたので、画像濃度を適正値に安
定させることができる。
【0025】本発明の第2実施例は請求項3,4記載の
発明の実施例である。第2実施例では、上記第1実施例
において、露光装置13が所定のタイミングで感光体ド
ラム11上の画像領域外に複数の互いに濃度が異なる基
準濃度パターンを露光して、つまり、複数の基準濃度パ
ターンを互いに異なる露光量で露光して複数の静電潜
像、例えば2つの静電潜像を形成し、これらの静電潜像
が現像装置14により現像されて複数のトナーパターン
となる。
【0026】図4は感光体ドラム11に対する露光量と
トナー付着量(M/A)との関係を示す。この露光量と
トナー付着量(M/A)との関係を示す特性曲線の傾き
(現像γ)は、トナー濃度が低くなると、小さくなる。
すなわち、トナー濃度が低くなると、露光量の小さい方
のトナーパターンに対する電位センサ19の検出出力と
露光量の大きい方のトナーパターンに対する電位センサ
19の検出出力との比が小さくなる。
【0027】制御部20は、露光量の小さい方のトナー
パターンに対する電位センサ19の検出出力と露光量の
大きい方のトナーパターンに対する電位センサ19の検
出出力との比を求め、この比に応じてトナー補給部を制
御してトナー補給部から2成分現像剤へのトナー補給量
を適正値になるように調整する。前述のように光学セン
サは、感光体ドラムのトナー付着量が例えば0.6mg
/cm2以上になると、感光体ドラムのトナー付着量を
検出できなくなる。この第2実施例では、上記複数のト
ナーパターンのうちトナー付着量が最も多いものを露光
装置13及び現像装置14により目標のトナー付着量が
例えば0.6mg/cm2以上になるような露光量で作
成する。
【0028】この第2実施例は、請求項3記載の発明の
実施例であって、像担持体11上のトナーパターン作像
領域のトナー付着量が異なる2つ以上のトナーパターン
におけるトナーの電位を電位検出手段19により検出
し、トナー付着量調整手段20により電位検出手段19
の検出信号に応じて像担持体11のトナー付着量を調整
するので、画像濃度を適正値に安定させることができ
る。また、第2実施例は、請求項4記載の発明の実施例
であって、2つ以上のトナーパターンのうち1つのトナ
ーパターンのトナー付着量は光学センサの検出感度がな
いトナー付着量であるにもかかわらず、画像濃度を適正
値に安定させることができる。
【0029】図7は本発明の第3実施例における制御部
の処理フローの一部を示す。この第3実施例は、請求項
1,2,3,4,6記載の発明の実施例である。第3実
施例では、上記第1実施例において、露光装置13は制
御部20により制御されて所定のタイミングで感光体ド
ラム11上の画像領域外に複数、例えば2つの互いに濃
度が異なる基準濃度パターンの露光を互いに異なる露光
量で行って基準濃度パターンの静電潜像(電位VL,VH
の静電潜像)を形成し、この基準濃度パターンの静電潜
像が現像装置14により現像されて2つのトナーパター
ンとなる。
【0030】感光体ドラム11上の画像領域外のトナー
パターンが形成されているトナーパターン作像領域は除
電ランプ18による光照射で感光体ドラム11のみが除
電されてトナーは除電ランプ18で除電されない。除電
ランプ18は感光体ドラム11上の非画像領域のみを除
電する。その結果、感光体ドラム11の持つ電荷はキャ
ンセルされ、感光体ドラム11上の非画像領域の電荷は
トナーの電荷のみになる。感光体ドラム11上のトナー
パターン作像領域が電位センサ19の電位検出領域に来
ると、電位センサ19が感光体ドラム11上の2つのト
ナーパターンの電位、つまり、トナーの電位を検出す
る。制御部20は2つのトナーパターンに対する電位セ
ンサ19の検出信号VHQ,VLQを読み込んでRAMに格
納する。
【0031】すなわち、図8に示すように現像ポテンシ
ャルと電位センサ19の出力とは比例関係にあり、その
特性曲線の傾きはトナー濃度、つまり、VHQ/VLQによ
り変化する。そこで、制御部20は、2つのトナーパタ
ーンに対する電位センサ19の検出値VLQ,VHQの比V
HQ/VLQを算出してVHQ/VLQによりトナー補給テーブ
ルでトナー補給量を求め、トナー補給部がそのトナー補
給量のトナーを補給するようにトナー補給部を制御す
る。
【0032】なお、第3実施例では、上記複数のトナー
パターンのうちトナー付着量が最も多いものを露光装置
13及び現像装置14により目標のトナー付着量が例え
ば0.6mg/cm2以上になるような露光量で作成す
る。この第3実施例では、上記実施例と同様な効果が得
られる。
【0033】図5は本発明の第4実施例を示す。この第
4実施例は請求項5記載の発明の実施例である。第4実
施例では、上記第1実施例において、感光体ドラム11
上のトナーパターンのトナー付着量が光学センサ21に
より検出される。図6は感光体ドラム11の光学反射濃
度とトナー付着量(M/A)との関係を示す。電位セン
サ19と光学センサ21が例えば露光量一定の同一トナ
ーパターンに対してトナーの電位と光学反射濃度をそれ
ぞれ検出する場合、トナーの帯電量が一定であれば電位
センサ19と光学センサ21の出力比は一定である。と
ころが、トナーパターンのトナー付着量が一定であって
もトナーの帯電量Q/Mが変化すると、電位センサ19
の出力が図6に示すように変化する。
【0034】そこで、本実施例では、制御部20は、感
光体ドラム11上の同何時のトナーパターンに対する電
位センサ19の出力および光学センサ21の出力を読み
込んでこれらの出力比を算出し、この出力比を予め定め
られた目標値と比較し、その結果によりトナー補給部を
制御してトナー補給部から2成分現像剤へのトナー補給
量を適正値になるように調整する。この場合、制御部2
0は、上記出力比を管理することで電位センサ19の出
力の変動分を補正する。
【0035】この第4実施例は、請求項5記載の発明の
実施例であって、電位検出手段19で電位を検出するト
ナーパターンと同一のトナーパターンのトナー付着量を
検出する光学センサ21を備えたので、画像濃度を適正
値に安定させることができる。
【0036】図9は本発明の第5実施例における制御部
の処理フローの一部を示す。この第5実施例は、請求項
1,2,6記載の発明の実施例である。第5実施例で
は、上記第4実施例において、制御部20は、メインス
イッチ(SW)がオンした直後に又はN枚分の複写毎
(数分もしくは数時間毎に)セルフチェックの実行を開
始し、露光装置13に対して感光体ドラム11上の画像
領域外に例えば7階調の基準濃度パターンの露光を7つ
の異なる露光量で行わせて7階調の基準濃度パターンの
静電潜像を形成させる。この基準濃度パターンの静電潜
像は現像装置14により現像されて7階調のトナーパタ
ーンとなる。
【0037】感光体ドラム11上の画像領域外のトナー
パターンが形成されているトナーパターン作像領域は除
電ランプ18による光照射で感光体ドラム11のみが除
電されてトナーは除電ランプ18で除電されない。除電
ランプ18は感光体ドラム11上の非画像領域のみを除
電する。その結果、感光体ドラム11の持つ電荷はキャ
ンセルされ、感光体ドラム11上の非画像領域の電荷は
トナーの電荷のみになる。感光体ドラム11上のトナー
パターン作像領域が電位センサ19の電位検出領域に来
ると、電位センサ19が感光体ドラム11上のトナーパ
ターンの電位、つまり、トナーの電位を検出する。制御
部20は、7階調のトナーパターンに対する電位センサ
19の7階調の検出信号を読み込んでその傾き(7階調
の検出信号の変化率)TGRDを算出し、光学センサ21
の出力値を補正するためにTGRDに応じてトナー補給目
標値を決めて複写開始可とする。
【0038】また、制御部20は、上記セルフチェック
が完了して複写開始可とした後、又は上記セルフチェッ
クを行わずに複写開始可とした後に、露光装置13に対
して感光体ドラム11上の画像領域外に光学センサ用基
準濃度パターンの露光を所定の露光量で行わせて光学セ
ンサ用基準濃度パターンの静電潜像を形成させる。この
光学センサ用基準濃度パターンの静電潜像は現像装置1
4により現像されて光学センサ用トナーパターンとな
り、この光学センサ用トナーパターンのトナー付着量が
光学センサ21により検出される。制御部20は、光学
センサ用トナーパターンに対する光学センサ21の検出
値VSPを読み込んでこのVSPにより上記トナー補給目標
値をトナー補給の目標値としてトナー補給量を決定し、
トナー補給部を制御してトナー補給部のトナー補給量を
そのトナー補給量に制御する。
【0039】この第5実施例では、像担持体11上のト
ナーパターン作像領域の持つ電荷のみを除電した後に像
担持体11の電位を電位センサ19で検出して電位セン
サ19の検出値によりトナー補給目標値を決めるので、
上記第1実施例と同様な効果が得られる。なお、本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えばファ
クシミリやプリンタなどの画像形成装置に適用すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、像担持体上の画像領域外にトナーパターンを作像す
る画像形成装置において、前記像担持体上のトナーパタ
ーン作像領域の持つ電荷のみを除電した後に前記像担持
体の電位を検出する電位検出手段を備えたので、像担持
体のトナー付着量をどのようなトナーに対しても正確に
検出でき、簡易にできる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記電位検出手段の検出信
号に応じて前記像担持体のトナー付着量を調整するトナ
ー付着量調整手段を備えたので、画像濃度を適正値に安
定させることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、前記像担持体上のトナーパ
ターン作像領域のトナー付着量が異なる2つ以上のトナ
ーパターンにおけるトナーの電位を前記電位検出手段に
より検出し、前記トナー付着量調整手段により前記電位
検出手段の検出信号に応じて前記像担持体のトナー付着
量を調整するので、画像濃度を適正値に安定させること
ができる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、前記2つ以上のトナーパタ
ーンのうち1つのトナーパターンのトナー付着量が光学
センサの検出感度がないトナー付着量であるにもかかわ
らず、画像濃度を適正値に安定させることができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記電位検出手段でトナー
の電位を検出するトナーパターンと同一のトナーパター
ンのトナー付着量を検出する光学センサを備えたので、
画像濃度を適正値に安定させることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記像担持体が感光体から
なり、該感光体上のトナーパターン作像領域を前記電位
検出手段によるトナー電位検出の前に前記感光体電位の
み除電する除電手段を備えたので、画像濃度を適正値に
安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略図である。
【図2】同実施例の動作タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図3】感光体ドラム上のトナーの電荷量と単位面積当
りのトナー付着量(M/A)との関係を示す特性図であ
る。
【図4】感光体ドラムに対する露光量とトナー付着量
(M/A)との関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す概略図である。
【図6】感光体ドラムの光学反射濃度とトナー付着量
(M/A)との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第3実施例における制御部の処理フロ
ーの一部を示すフローチャートである。
【図8】同第3実施例の現像ポテンシャルと電位センサ
出力との関係を示す特性図である。
【図9】本発明の第5実施例における制御部の処理フロ
ーの一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 12 帯電チャージャ 13 露光装置 14 現像装置 18 除電装置 19 電位センサ 20 制御部 21 光学センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の画像領域外にトナーパターン
    を作像する画像形成装置において、前記像担持体上のト
    ナーパターン作像領域の持つ電荷のみを除電した後に前
    記像担持体の電位を検出する電位検出手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記電位検出手段の検出信号に応じて前記像担持体のトナ
    ー付着量を調整するトナー付着量調整手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、前
    記像担持体上のトナーパターン作像領域のトナー付着量
    が異なる2つ以上のトナーパターンにおけるトナーの電
    位を前記電位検出手段により検出し、前記トナー付着量
    調整手段により前記電位検出手段の検出信号に応じて前
    記像担持体のトナー付着量を調整することを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記2つ以上のトナーパターンのうち1つのトナーパター
    ンのトナー付着量は光学センサの検出感度がないトナー
    付着量であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記電位検出手段で電位を検出するトナーパターンと同一
    のトナーパターンのトナー付着量を検出する光学センサ
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記像担持体が感光体からなり、該感光体上のトナーパタ
    ーン作像領域を前記電位検出手段による電位検出の前に
    前記感光体電位のみ除電する除電手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
JP6320392A 1994-12-22 1994-12-22 画像形成装置 Pending JPH08179575A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018116202A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 一体型センサーおよびそれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018116202A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 一体型センサーおよびそれを備えた画像形成装置

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