JPH08178636A - 形状評価方法および形状評価装置 - Google Patents

形状評価方法および形状評価装置

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JPH08178636A
JPH08178636A JP6334853A JP33485394A JPH08178636A JP H08178636 A JPH08178636 A JP H08178636A JP 6334853 A JP6334853 A JP 6334853A JP 33485394 A JP33485394 A JP 33485394A JP H08178636 A JPH08178636 A JP H08178636A
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宣雄 永松
Soko Taketomi
壮行 武富
Hiroshi Usami
洋志 宇佐見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑な演算処理を必要とすることなく製品の
等誤差線あるいは等誤差線分布が得られる形状評価方法
および形状評価装置を提供する。 【構成】 少なくとも陰面処理機能を有する画像処理装
置10を用いるものであって、評価対象となる形状を画
像表示装置11に表示する手順と、基準形状を同画像表
示装置11に併せて表示する手順と、前記評価対象とな
る形状と基準形状とを重ね合わせる手順と、前記評価対
象となる形状の前記基準形状を超える領域および/また
は前記基準形状に満たない領域を、前記基準形状上の対
応する位置に表示したものを出力する手順とを含んでな
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は形状評価方法および形状
評価装置に関する。さらに詳しくは、陰面処理機能を有
する画像処理装置を用いてなる形状評価方法および形状
評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械や板金溶接などで作製された工
業製品においては、その製品が設計要求どおりに作製さ
れていないと所定性能が発揮できないというような問題
を生ずる。そのため、3次元レーザセンサなどの3次元
計測装置を用いて製品の寸法検査を行い、所定寸法に対
する誤差を算出することがなされている(例えば、機械
工学便覧B2ー207参照)。そして、この誤差を評価
するため、あるいはこの誤差を直感的に把握できるよう
にするために等誤差線あるいは等誤差線分布の作成がな
されている。この等誤差線あるいは等誤差線分布の作成
は、例えば、検査対象となる製品を格子状に区切り、そ
の格子頂点における値の勾配をもとに算出する方法、あ
るいは検査対象となる製品上にある目的となる誤差値の
点を探索し、その点を始点としてその近傍で同じ値をと
る点を追跡する方法などが用いられている。
【0003】しかしながら、前記従来の方法では等誤差
線の作成が解析的手法を用いてなされているので、検
査対象とする製品を単位形状に分割し、その分割され
た単位形状ごとに等誤差線を算出し、前記単位形状を
元の形状に合成する、というような煩雑な手順を取る必
要がある。しかも、精度のよい等誤差線を得るために
は、単位形状を極めて小さくしなければならない。その
ため、計算回数が著しく多くなること、および極めて小
さく分割された単位形状を合成しなければならないこと
により、演算処理時間が長くなるという問題を有してい
る。また、当然のことながら、かかる演算処理を行うた
めのアルゴリズムも複雑になるという問題もある。さら
に、用いるアルゴリズムや単位形状によって得られる等
誤差線あるいは等誤差線分布の形状が異なるという問題
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、煩雑な演算処
理を必要とすることなく製品の等誤差線あるいは等誤差
線分布が得られる形状評価方法および形状評価装置を提
供することを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の形状評価方法の
第1態様は、少なくとも陰面処理機能を有する画像処理
装置を用いる形状評価方法であって、評価対象となる形
状を画像表示装置に表示する手順と、基準形状を同画像
表示装置に併せて表示する手順と、前記評価対象となる
形状と基準形状とを重ね合わせる手順と、前記評価対象
となる形状の前記基準形状を超える領域および/または
前記基準形状に満たない領域を、前記基準形状上の対応
する位置に表示したものを出力する手順とを含んでなる
ことを特徴とする。
【0006】本発明の形状評価方法の第2態様は、少な
くとも陰面処理機能を有する画像処理装置を用いる形状
評価方法であって、評価対象となる形状を画像表示装置
に表示する手順と、基準形状を同画像表示装置に併せて
表示する手順と、前記評価対象となる形状と基準形状と
を重ね合わせる手順と、前記評価対象となる形状の前記
基準形状を超える領域または前記基準形状に満たない領
域を、前記基準形状上の対応する位置に表示する手順
と、前記基準形状を超える領域および/または基準形状
に満たない領域の境界線を抽出する手順と、前記抽出さ
れた境界線を基準形状上の対応する位置に表示したもの
を出力する手順とを含んでなることを特徴とする。
【0007】本発明の形状評価方法の第1態様および/
または第2態様においては、前記評価対象となる形状の
基準形状を超える領域および/または基準形状に満たな
い領域の色彩または面種を基準形状の色彩または面種と
異ならせて表示する手順が付加されてなるのが好まし
い。
【0008】本発明の形状評価方法の第3態様は、少な
くとも陰面処理機能を有する画像処理装置を用いる形状
評価方法であって、評価対象となる形状を画像表示装置
に表示する手順と、基準形状を逐次拡大および/または
縮小して、逐次拡大および/または縮小形状を得る手順
と、前記逐次拡大および/または縮小形状を、その逐次
拡大および/または縮小ごとに同画像表示装置に併せて
表示する手順と、前記評価対象となる形状と前記逐次拡
大および/または縮小形状を、その表示ごとに相対的位
置関係を維持しながら重ね合わせる手順と、前記評価対
象となる形状の前記逐次拡大形状を超える領域および/
または前記逐次縮小形状に満たない領域を、前記逐次拡
大された形状および/または縮小形状上の対応する位置
に表示したものを出力する手順、または前記基準形状上
の対応する位置に表示したものを出力する手順とを含ん
でなることを特徴とする。
【0009】本発明の形状評価方法の第4態様は、少な
くとも陰面処理機能を有する画像処理装置を用いる形状
評価方法であって、評価対象となる形状を画像表示装置
に表示する手順と、基準形状を逐次拡大および/または
縮小して、逐次拡大および/または縮小形状を得る手順
と、前記逐次拡大および/または縮小形状を、その逐次
拡大および/または縮小ごとに同画像表示装置に併せて
表示する手順と、前記評価対象となる形状と前記逐次拡
大および/または縮小形状を、その表示ごとに相対的位
置関係を維持しながら重ね合わせる手順と、前記評価対
象となる形状の前記逐次拡大形状を超える領域および/
または前記逐次縮小形状に満たない領域を前記基準形状
上の対応する位置に表示する手順と、前記逐次拡大形状
を超える領域の境界線および/または縮小形状に満たな
い領域の境界線を抽出する手順と、前記抽出された境界
線または境界線群を基準形状上の対応する位置に表示し
たものを出力する手順とを含んでなることを特徴とす
る。
【0010】本発明の形状評価方法の第3態様および/
または第4態様においては、前記評価対象となる形状の
前記逐次拡大を超える領域または前記逐次縮小形状に満
たない領域の色彩または面種を前記逐次拡大および/ま
たは縮小形状の色彩または面種と異ならせるのが好まし
い。
【0011】本発明の形状評価装置の第1態様は、陰面
処理手段、3次元表示処理手段、座標変換手段および演
算処理手段を有する画像処理装置と、評価対象となる形
状を入力する評価形状入力装置と、基準形状を入力する
基準形状入力装置と、画像表示装置とを備えてなる形状
評価装置であって、少なくとも前記画像処理装置の陰面
処理手段により、評価対象となる形状の基準形状を超え
る領域および/または評価対象となる形状の基準形状に
満たない領域が選択され、前記画像処理装置の演算処理
手段により、前記選択された領域の外縁が所望に応じて
抽出され、前記選択された領域および/または抽出され
た外縁が前記画像表示装置に表示されてなることを特徴
とする。
【0012】本発明の形状評価装置の第2態様は、陰面
処理手段、3次元表示処理手段、座標変換手段および演
算処理手段を有する画像処理装置と、評価対象となる形
状を入力する評価形状入力装置と、基準形状を入力する
基準形状入力装置と、画像表示装置と、プリント装置を
備えてなる形状評価装置であって、少なくとも前記画像
処理装置の陰面処理手段により評価対象となる形状の基
準形状を超える領域および/または評価対象となる形状
の基準形状に満たない領域が選択され、前記画像処理装
置の演算処理手段により、前記選択された領域の外縁が
所望に応じて抽出され、前記選択された領域および/ま
たは抽出された外縁が前記プリント装置によりプリント
アウトされてなることを特徴とする。
【0013】
【作用】3次元レーザセンサなどの3次元計測装置によ
り、形状評価を行う対象物、例えばタービン翼の3次元
寸法計測を行う。そして、この寸法計測により得られた
タービン翼の3次元形状(以下、測定形状という)を画
像表示装置に、評価対象面を例えば赤色にあるいは面種
を網点模様として表示する。ついで、前記タービン翼の
基準形状(例えば設計形状)を前記表示装置に、例えば
緑色にあるいは面種なしで併せて表示する。この画像表
示装置に表示された基準形状の画像を移動させて、前記
測定形状に重ね合わせる。しかるのち、この重ね合わさ
れた画像の画像処理(陰面処理)を行い、測定形状の基
準形状を超える領域を基準形状の上に表示させる。さら
に、必要に応じて基準形状上に表示された前記領域の境
界線(以下、0次境界線)を抽出する。ついで、この抽
出された0次境界線をメモリに格納する。しかるのち、
この抽出された0次境界線を基準形状上に表示されたも
のが出力される。これにより0次の等誤差線が表示され
たものが得られる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0015】図1に本発明の形状評価方法に用いる形状
評価装置のブロック図を示し、同形状評価装置Aは、入
力装置1と、入力用コンピュータ2と、3次元計測装置
3と、画像処理装置10と、画像表示装置11と、プリ
ント装置(プリンタ)12とを主要部としてなる。
【0016】入力装置1としては、例えばキーボードが
用いられ、3次元計測装置3としては、例えば3次元レ
ーザセンサが用いられ、画像表示装置11としては、例
えばCRTディスプレイが用いられ、プリント装置12
としては、例えばレーザプリンタが用いられる。ここ
で、入力用コンピュータ2は、設計形状等の基準となる
形状を画像処理装置10に入力するものである。
【0017】また、画像処理装置10としては、例えば
陰面処理手段、3次元表示処理手段、座標変換手段およ
び演算処理手段を有する画像処理装置が用いられる。か
かる機能を備える画像処理装置10としては、例えば3
次元コンピュータグラフィック用コンピュータがあげら
れる。そして、この演算処理手段には、後述する各ステ
ップを実行するためのプログラム等が格納されている。
なお、画像表示装置11は、画像処理装置10に画像表
示部として、また入力用コンピュータ2は演算処理装置
10の中に演算処理手段として、それぞれ一体的に組み
込まれていてもよい。
【0018】ここで、本発明に用いられている陰面処理
について簡単に説明する。
【0019】例えば、図2に示すように、物体A,Bの
正面が視点からそれぞれa,bの位置にあるとし、これ
らの画像を画像表示装置11の画面に表示する場合を考
えると、物体A,Bの正面の画像データは、画面表示用
の画素メモリ(いわゆるZバッファ)に、例えば図3
(a)に示すように記録される。ここで、物体A,Bに
重なり合う部分が存在すると、Zバッファにおけるデー
タは視点に対して前方にある物体Aの正面データが優先
的に記録される(図3(b)参照)。そのため、画面に
は物体Aの背後に隠れて見えない物体Bの部分は表示さ
れない。かかる画像処理の手法を陰面処理という。
【0020】次に、図4〜図9を参照しながら本発明の
形状評価方法の一例について説明する。ここで、下記の
処理は主に画像処理装置10によりなされる。なお、図
4〜図9はタービン翼の製作精度を知るために、本発明
の形状評価方法を適用した場合のものである。即ち、タ
ービン翼の製作誤差を検査する場合のものである。
【0021】ステップ1:3次元計測装置3により検査
対象であるタービン翼の3次元寸法計測を行う。
【0022】ステップ2:前記寸法計測により得られた
タービン翼の3次元形状(以下、測定形状という)を画
像表示装置11に、検査対象面を例えば赤色にあるいは
面種を網点模様として表示する(図4参照)。
【0023】ステップ3:前記タービン翼の基準形状
(例えば、設計形状)を、例えば入力用コンピュータ2
から入力して、前記画像表示装置11に、例えば緑色に
あるいは面種なしで併せて表示する(図5参照)。な
お、基準形状は、画像処理装置10の演算処理手段のR
OMにあらかじめ格納されていてもよい。
【0024】ステップ4:前記表示された基準形状の画
像を移動させて、前記測定形状に重ね合わせる。
【0025】ステップ5:重ね合わされた画像の画像処
理(陰面処理)を行い、測定形状の基準形状を超える領
域を基準形状上の対応する位置に表示させる(図6参
照)。ここで、その表示されたものをプリンタ12によ
りプリントアウトしてもよい。あるいは、表示すること
なくプリンタ12によりプリントアウトしてもよい。
【0026】ステップ6:基準形状上に表示された前記
領域の境界線(以下、0次境界線)を抽出する。この抽
出は、例えばZバッファの値を走査し、そのデータが変
化する部分を探索することによりなされる(図7参
照)。
【0027】ステップ7:抽出された0次境界線をメモ
リに格納する。
【0028】ステップ8:抽出された0次境界線を基準
形状上の対応する位置に表示する(図8参照)。これに
より0次の等誤差線が表示されたことになる。ここで、
ステップ5と同様に、その表示されたものをプリントア
ウトしてもよい。あるいは、表示することなく直接プリ
ンタ12によりプリントアウトしてもよい。
【0029】ステップ9:基準形状を消去する。
【0030】ステップ10:基準形状に一定量の肉厚、た
とえば0.020mmを加算した形状(以下、第1加算
形状という)を前記表示装置に、例えば緑色にあるいは
面種なしで併せて表示する。
【0031】ステップ11:第1加算形状を移動させて前
記測定形状に、相対的位置関係を維持させながら重ね合
わせる。ここで、相対的位置関係を維持させるとは、い
わば同心円状となるようにというような意味である。
【0032】ステップ12:重ね合わされた画像の陰面処
理を行い、測定形状の第1加算形状を超える領域を第1
加算形状上の対応する位置に表示させる。
【0033】ステップ13:第1加算形状上に表示された
領域の境界線(以下、1次境界線)を抽出する。
【0034】ステップ14:抽出された1次境界線をメモ
リに格納する。
【0035】ステップ15:抽出された1次境界線を基準
形状上の対応する位置に表示する。これにより1次の等
誤差線が表示されたことになる(図9参照)。ここで、
その表示されたものをプリンタ12によりプリントアウ
トしてもよい。あるいは、表示することなく直接プリン
タ12によりプリントアウトしてもよい。
【0036】このステップ10〜15を先に表示されて
いる加算形状をその都度消去しながら順次繰り返すこと
により最大誤差までの等誤差線が所定間隔で得られる。
【0037】なお、前記例においては基準形状を超える
場合について等誤差線を作成したが、陰面処理における
処理を逆にすれば、基準形状に満たない部分の等誤差線
を得ることができる。
【0038】次に、図10〜図14を参照しながら本発
明の形状評価方法の他の例について説明する。また、こ
こでも下記の処理は主に画像処理装置10によりなされ
る。なお、この例は先の例を改変したものであって、等
誤差線を一度に表示して等誤差線分布を得る場合のもの
である。
【0039】ステップ21:3次元計測装置3により検査
対象であるタービン翼の3次元寸法計測を行う。
【0040】ステップ22:前記寸法計測により得られた
タービン翼の3次元形状(以下、測定形状という)を画
像表示装置11に、検査対象面を例えば赤色に、あるい
は面種を網点模様で表示する(図10参照)。
【0041】ステップ23:前記タービン翼の基準形状
(例えば、設計形状)を、入力用コンピュータ2から入
力し、前記表示装置11に、例えば緑色にあるいは面種
なしで併せて表示する(図11参照)。この場合も、基
準形状はあらかじめ画像処理装置10の演算処理手段の
ROMに格納されていてもよい。
【0042】ステップ24:前記表示された基準形状の画
像を移動させて、前記測定形状に重ね合わせる。
【0043】ステップ25:重ね合わされた画像の画像処
理(陰面処理)を行い、測定形状の基準形状を超える領
域を基準形状の上に表示させる(図12参照)。
【0044】ステップ26:基準形状上に表示された前記
領域の境界線(以下、0次境界線)を抽出する。
【0045】ステップ27:抽出された0次境界線を基準
形状上に表示するとともに、その領域を赤色にあるいは
面種を粗い網点模様で表示する(図13参照)。これに
より0次の等誤差線が表示されたことになる。
【0046】ステップ28:抽出された0次境界線および
それに囲まれた領域をメモリに格納する。
【0047】ステップ29:基準形状を消去する。
【0048】ステップ30:第1加算形状を前記表示装置
11に、例えば緑色にあるいは面種なしで併せて表示す
る。
【0049】ステップ31:第1加算形状を移動させて前
記測定形状に相対的位置関係を維持しながら重ね合わせ
る。
【0050】ステップ32:重ね合わされた画像の画像処
理を行い、測定形状の第1加算形状を超える領域を第1
加算形状上の対応する位置に表示させる。
【0051】ステップ33:第1加算形状上に表示された
領域の境界線(以下、1次境界線)を抽出する。
【0052】ステップ34:抽出された1次境界線を、基
準形状上の対応する位置に表示する共に、その領域を黄
色にあるいは面種を細かい網点模様で表示する。これに
より1次等誤差線が表示されたことになる。
【0053】ステップ35:抽出された1次境界線および
それに囲まれた領域をメモリに格納する。
【0054】ステップ36:第1加算形状および測定形状
を消去する。
【0055】ステップ37:基準形状を表示するととも
に、表示された基準形状上の対応する位置に0次境界
線、1次境界線、およびそれらの境界線に囲まれた領域
を併せて表示する(図11参照)。ここで、その表示さ
れたものをプリンタによりプリントアウトしてもよい。
あるいは、表示することなく直接プリンタによりプリン
トアウトしてもよい。
【0056】このように前記例によれば、等誤差線分布
を得ることができる。ここでも、前記と同様に陰面処理
における処理を逆にするとともに、基準形状を逐次縮小
させれば、基準形状に満たない部分の等誤差分布を得る
ことができる。
【0057】なお、前記例においては、0次および1次
境界線(0次および1次等誤差線)しか求めていない
が、前記の手順を必要な範囲で繰り返すことにより、所
望次数までの境界線分布(等誤差線分布)を得ることが
できる。
【0058】以上、本発明をタービン翼の製作誤差を求
める場合を例に取り説明してきたが、本発明は前記に限
定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば
前記例においては形状評価の対象が測定形状とされた
が、計算値に基づくものであってもよい。例えば圧力容
器についての内圧による変形計算を行い、その変形量が
得られた場合、基準形状に設計形状を採用し、測定形状
として変形量計算値を採用すれば、変形量の分布図が得
られる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、画像処理装置が有するいわゆる陰面処理機能を利用
しているので、複雑な演算処理を行うことなく、簡易に
等誤差分布等を得ることができるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形状評価方法に用いられる形状評価装
置のブロック図である。
【図2】陰面処理の説明図であって、物体Aが物体Bの
前方にある状態を示す。
【図3】Zバッファの説明図であって、同(a)は物体
Aと物体Bとが重なり合う部分がない状態を示し、同
(b)は物体Bの一部が物体Aの背後にある状態を示
す。
【図4】本発明の形状評価方法の一例の手順の説明図で
あって、測定形状が表示装置に表示された状態を示す。
【図5】同説明図であって、基準形状も併せて表示され
ている状態を示す。
【図6】同説明図であって、陰面処理がなされて測定形
状の基準形状を超える領域が基準形状上の対応する位置
に現れている状態を示す。
【図7】測定形状の基準形状を超えている領域に対応す
るZバッファの説明図である。
【図8】本発明の形状評価方法の一例の手順の説明図で
あって、測定形状の基準形状を超える領域の外縁を抽出
して基準形状上の対応する位置に表示した状態を示す。
【図9】同説明図であって、測定形状の第1加算形状を
超える領域の外縁を抽出して第1加算形状上の対応する
位置に表示した状態を示す。
【図10】本発明の形状評価方法の他の例の手順の説明
図であって、測定形状が表示装置に表示された状態を示
す。
【図11】同説明図であって、基準形状も併せて表示さ
れている状態を示す。
【図12】同説明図であって、陰面処理がなされて測定
形状の基準形状を超える領域が基準形状上の対応する位
置に現れている状態を示す。
【図13】同説明図であって、測定形状の基準形状を超
える領域の外縁を抽出して基準形状上の対応する位置に
表示した状態を示す。
【図14】同説明図であって、測定形状の第1加算形状
を超える領域の外縁を抽出して基準形状上の対応する位
置に併せて表示した状態を示す。
【符号の説明】
1 入力装置 2 入力用コンピュータ 3 3次元計測装置 10 画像処理装置 11 画像表示装置 12 プリント装置(プリンタ) A 形状評価装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも陰面処理機能を有する画像処
    理装置を用いる形状評価方法であって、評価対象となる
    形状を画像表示装置に表示する手順と、基準形状を同画
    像表示装置に併せて表示する手順と、前記評価対象とな
    る形状と基準形状とを重ね合わせる手順と、前記評価対
    象となる形状の前記基準形状を超える領域および/また
    は前記基準形状に満たない領域を、前記基準形状上の対
    応する位置に表示したものを出力する手順とを含んでな
    ることを特徴とする形状評価方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも陰面処理機能を有する画像処
    理装置を用いる形状評価方法であって、評価対象となる
    形状を画像表示装置に表示する手順と、基準形状を同画
    像表示装置に併せて表示する手順と、前記評価対象とな
    る形状と基準形状とを重ね合わせる手順と、前記評価対
    象となる形状の前記基準形状を超える領域または前記基
    準形状に満たない領域を、前記重ね合わされた形状上に
    表示する手順と、前記基準形状を超える領域および/ま
    たは基準形状に満たない領域の境界線を抽出する手順
    と、前記抽出された境界線を基準形状上の対応する位置
    に表示したものを出力する手順とを含んでなることを特
    徴とする形状評価方法。
  3. 【請求項3】 前記評価対象となる形状の基準形状を超
    える領域または基準形状に満たない領域の色彩または面
    種を基準形状の色彩または面種と異ならせて表示する手
    順が付加されてなることを特徴とする請求項1または2
    記載の形状評価方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも陰面処理機能を有する画像処
    理装置を用いる形状評価方法であって、評価対象となる
    形状を画像表示装置に表示する手順と、基準形状を逐次
    拡大および/または縮小して、逐次拡大および/または
    縮小形状を得る手順と、前記逐次拡大および/または縮
    小形状を、その逐次拡大および/または縮小ごとに同画
    像表示装置に併せて表示する手順と、前記評価対象とな
    る形状と前記逐次拡大および/または縮小形状を、その
    表示ごとに相対的位置関係を維持しながら重ね合わせる
    手順と、前記評価対象となる形状の前記逐次拡大形状を
    超える領域および/または前記逐次縮小形状に満たない
    領域を、前記逐次拡大された形状および/または縮小形
    状上の対応する位置に表示したものを出力する手順、ま
    たは基準形状上の対応する位置に表示したものを出力す
    る手順とを含んでなることを特徴とする形状評価方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも陰面処理機能を有する画像処
    理装置を用いる形状評価方法であって、評価対象となる
    形状を画像表示装置に表示する手順と、基準形状を逐次
    拡大および/または縮小して、逐次拡大および/または
    縮小形状を得る手順と、前記逐次拡大および/または縮
    小形状を、その逐次拡大および/または縮小ごとに同画
    像表示装置に併せて表示する手順と、前記評価対象とな
    る形状と前記逐次拡大および/または縮小形状を、その
    表示ごとに相対的位置関係を維持しながら重ね合わせる
    手順と、前記評価対象となる形状の前記逐次拡大形状を
    超える領域および/または前記逐次縮小形状に満たない
    領域を前記基準形状上の対応する位置に表示する手順
    と、前記逐次拡大形状を超える領域の境界線および/ま
    たは縮小形状に満たない領域の境界線を抽出する手順
    と、前記抽出された境界線または境界線群を基準形状上
    の対応する位置に表示したものを出力する手順とを含ん
    でなることを特徴とする形状評価方法。
  6. 【請求項6】 前記評価対象となる形状の前記逐次拡大
    を超える領域または前記逐次縮小形状に満たない領域の
    色彩または面種を前記逐次拡大および/または縮小形状
    の色彩または面種と異ならせることを特徴とする請求項
    4または5記載の形状評価方法。
  7. 【請求項7】 陰面処理手段、3次元表示処理手段、座
    標変換手段および演算処理手段を有する画像処理装置
    と、評価対象となる形状を入力する評価形状入力装置
    と、基準形状を入力する基準形状入力装置と、画像表示
    装置とを備えてなる形状評価装置であって、少なくとも
    前記画像処理装置の陰面処理手段により、評価対象とな
    る形状の基準形状を超える領域および/または評価対象
    となる形状の基準形状に満たない領域が選択され、前記
    画像処理装置の演算処理手段により、前記選択された領
    域の外縁が所望に応じて抽出され、前記選択された領域
    および/または抽出された外縁が前記画像表示装置に表
    示されてなることを特徴とする形状評価装置。
  8. 【請求項8】 陰面処理手段、3次元表示処理手段、座
    標変換手段および演算処理手段を有する画像処理装置
    と、評価対象となる形状を入力する評価形状入力装置
    と、基準形状を入力する基準形状入力装置と、画像表示
    装置と、プリント装置を備えてなる形状評価装置であっ
    て、少なくとも前記画像処理装置の陰面処理手段により
    評価対象となる形状の基準形状を超える領域および/ま
    たは評価対象となる形状の基準形状に満たない領域が選
    択され、前記画像処理装置の演算処理手段により、前記
    選択された領域の外縁が所望に応じて抽出され、前記選
    択された領域および/または抽出された外縁が前記プリ
    ント装置によりプリントアウトされてなることを特徴と
    する形状評価装置。
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