JPH08178161A - 配管自動接続切替え装置 - Google Patents

配管自動接続切替え装置

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JPH08178161A
JPH08178161A JP31814194A JP31814194A JPH08178161A JP H08178161 A JPH08178161 A JP H08178161A JP 31814194 A JP31814194 A JP 31814194A JP 31814194 A JP31814194 A JP 31814194A JP H08178161 A JPH08178161 A JP H08178161A
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piping
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の配管群間において同時に一対複数の配
管の接続を可能にする自動配管接続切替え装置を提供す
る。 【構成】 配管群3の配管ヘッダー5を長手方向を平行
に一つの平面P1上に配列(ユニットA)し、移動体セ
ル7を、配管ヘッダー5の配置間隔で長手方向が配管ヘ
ッダーの長手方向に対して直角に、かつ平行に一つの平
面P2上に配列(ユニットB)し、移動体セルには、移
動体8、駆動装置12、位置決め装置、可撓性配管10
とが設けられ、移動体は、配管ヘッダー用接続継手を有
し、接続継手は可撓性配管の一端に接続し、可撓性配管
の他端は固定端11を介して配管群4の配管に接続さ
れ、固定端11は、平面P2と概ね平行で、高さの異な
る平面上に配列され、ユニットAとユニットBが互いに
平行に対向して配置され、配管ヘッダーの接続継手と移
動体の接続継手を接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの配管群の配管自
動接続切替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回分生産システムでは、原料や製
品(中間製品及び最終製品)等の流動体の移送は主とし
て固定配管によるバルブ切替え操作による移送システム
で行われてきた。例えば、食品並びに飲料製造プラント
では、ある中間製品を一工程の複数個のタンク群から他
工程の複数個のタンク群に、所望の目的に応じて移送す
る場合には、固定配管ヘッダー群を設備して、ラインの
切替え、すなわちバルブの切替え操作によって行ってい
る。このようなシステムで必要とされるバルブの数は、
一方の配管数と他方の配管数との積に相当する数にな
る。例えば、食品業界のようにサニタリー性を重視する
場合にはその材質もステンレス鋼を使用する必要があ
り、ライン数が多い場合には相当の金額となる。
【0003】筆者らはこのような状況を解決するための
切替えシステムとして、特願平4−21252、特願平
4−125812、特願平4−315207、特願平5
−214034を提案している。これらの方式は、従来
のような固定配管ヘッダー群を構成するのではなく、必
要あるときに必要なラインの接続ができるシステムとな
っている。例えば、特願平5−214034の配管自動
切替え装置は、図8に示すように、二つの配管群を接続
するとき、一方の配管群の配管と同数で、その長手方向
を平行にして互いに隣接して配列された移動体セル群1
07をユニットAとし、他方の配管群の配管と同数で、
その長手方向をユニットAの移動体セル群の長手方向に
直交する方向に平行に、かつ、互いに隣接して配列され
た移動体セル群117をユニットBとし、ユニットAの
各移動体セルには、一方の配管群の各配管に可撓性配管
110を介して接続された移動体が、移動体セルにその
長手方向に移動自在に設けられている。そしてこの移動
体には可撓性配管の端部に接続された配管継手が組み込
まれていて、移動体が各移動体セル内を移動するとき、
それぞれの配管継手の端面が一つの仮想平面に沿って移
動するようになっている。ユニットBにおいても同様
に、可撓性配管を介して他方の配管群の配管に接続され
た移動体がユニットAの移動体の移動方向に直角の方向
に移動自在であって、各移動体に組み込まれている配管
継手の端面が一つの仮想平面に沿って移動するようにな
っている。このような構成のユニットAとユニットB
が、各々の仮想平面を平行に対向させて配置されてい
る。従って、ユニットAに属する移動体とユニットBに
属する移動体は相互に直交するように移動する。各移動
体には配管継手が組み込まれており、この配管継手はさ
らに他端が配管群を構成する配管に接続する可撓性の配
管要素に連なっている。各移動体は、組み合わせの指令
により、駆動装置により所定の位置まで移動させられ相
互に接続される。
【0004】このような構成になっているため、ユニッ
トA及びユニットBの配管継手は移動体により、自在な
位置に移動させられ、次いで相互に接続がなされ可撓性
の配管要素を介して一方の配管群と他方の配管群間の流
路が形成される。従って、ユニットA,Bにつながって
いる配管群の間で各移動体の組み合わせに従い切替え操
作が実現する。しかしながら、実際の組み合わせでは、
必ずしも一方の配管群の配管と他方の配管群の配管が一
対一の組み合わせではなく、一方の配管群の配管1本に
対して他方の配管群の配管の複数本を同時に接続したい
場合がある。このような場合には、前記する方式では実
現できない。例えば、図1に示すようにユニットAでは
8基のタンクからの配管8本がある。ユニットBでは、
ポンプ、充填機につながる7本の配管がある。充填機
(不図示)の種類や能力の観点からユニットAにつなが
る一つのタンク(例えばタンクT1)から、複数台(図
1の例では7台)の充填機に例えば全数あるいは複数同
時に液を移送したい場合がある。これは、充填機の処理
能力の点からその基数を増して対処しなければならない
場合があること、また、充填に用いられる瓶の容量や形
状が異なることによって複数の充填機を同時に使いたい
場合があるからである。大量に消費される清涼飲料水、
アルコール類の飲料用製品等ではこのような例が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】切替えシステムとして
特願平5−214034にあるような方式を用いること
により品種の切替えに柔軟に対応できるようになった
が、ユニットAとユニットBの間で、同時に一対複数と
いう接続は不可能である。一対一の接続しかできないと
すれば、タンクの占有時間が大きくなり、生産の効率が
低下する。また、充填機を連続で運転せざるを得なくな
る。充填機側を大きくするか、処理速度を飛躍的に向上
させるしか対応できないことになり、現実的でない。ま
た、充填機に故障がある場合に吸収しにくい運転形態と
なる。本発明は、運転の融通性を維持しながら、同時に
一対複数の配管接続を可能とする切替え方式を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】さらに、本発明の他の目的として、配管の
切替え装置の下流側の可撓性配管と、その先に接続され
る充填機となるユーザ側の配管の洗浄を可能にすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の配管自動接続切
替え装置は、一方の固定の配管群の配管にそれぞれ接続
され、一定の間隔をおいて連結された複数の接続部を有
する配管ヘッダーからなる配管ヘッダー群と、前記配管
ヘッダーの接続部の数を越えない数の他方の固定の配管
群との間の、配管の接続を切替える、配管接続切替え装
置であって、前記配管ヘッダーが、その長手方向を平行
に、前記接続部の接続端面が1つの平面に沿うように、
配列されてユニットAを構成し、その長手方向に移動自
在で、可撓性配管を介して前記他方の配管群の配管にそ
れぞれ接続されている移動体を有する移動体セルが、そ
の長手方向を平行に、かつ、前記配管ヘッダーの方向に
直交する方向に、前記配管ヘッダーの接続部の間隔と同
じ間隔をおいて配列され、そして、前記移動体に設けら
れた接続部の接続端面が、前記平面に平行な1つの平面
に沿うように配置されて、ユニットBを構成し、前記移
動体セルには、前記移動体と、この移動体の移動体駆動
装置と移動体位置決め装置が設けられ、各移動体には、
前記配管ヘッダーの接続部に接続自在の接続部が設けら
れ、さらに、前記配管ヘッダーの接続部もしくは移動体
の接続部、あるいは双方を前記ユニットBの平面に垂直
な方向に駆動し、前記配管ヘッダーの接続部と移動体の
接続部の接続端面同士を接続するための自動駆動装置が
設けられ、前記可撓性配管の一端はそれぞれ前記移動体
に接続され、他端は前記ユニットBの固定の配管群にそ
れぞれ固定端を介して接続され、前記固定端は、前記ユ
ニットBの平面に概ね平行で、高さの異なる1つの平面
上に、移動体の配列の順序に従って配列されている。
【0008】さらにユニットAの配管群の1または複数
本の配管を洗浄用配管とすることができるものである。
【0009】
【作用】本発明は一方の配管群に接続するユニットBを
構成する移動体セルが、他方の配管群のユニットAの固
定の配管ヘッダーに設けられた接続部の配置間隔で配管
ヘッダーの列と直交し、かつ、平行に配列されているた
め、移動体セル内を移動する移動体と固定の配管ヘッダ
ーとが相対置させることができる。そのため移動体に設
けられた接続部と配管ヘッダーの接続部が相対置され
る。移動体の接続部の他端は可撓性配管を経てそれぞれ
配管群Bに接続しているため、配管群Aと配管群B間の
接続が可能となる。
【0010】ユニットAとユニットBとの接続は以下の
手順で行われる。ユニットB中の目的とする移動体を所
定の位置にまで移動して位置決めし、ユニットA中の固
定配管ヘッダーに設けた一方の接続部と、移動体中に設
けられる他方の接続部とを向かい合わせ、自動接続装置
により、接続させ、所定の流体のルートを確立する。次
いで、所望の配管の組み合わせに従って、上述の操作を
繰り返すことにより配管群の接続を完成することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に
説明する。まず第1の実施例について説明する。本発明
の配管群と配管群との切替え装置は、ユニットAとユニ
ットBがそれぞれ水平に平行に対向するように設けて
も、縦に平行に対向するように設けてもよい。以下は特
記しない限り、水平に設ける場合の説明である。図1
は、本発明の配管自動接続切替え装置の第1の実施例の
全体配置を示す斜視図で、接続前の状態を示し、図2は
接続後を示す。
【0012】図1に示すように、一方の固定の配管群3
は所定の原料や中間タンク等に接続されている。配管数
は例えば、図には配管A1〜A8の8本が示されてお
り、それぞれの配管は、一定の間隔を置いて直列に配列
された複数の接続部6からなる配管ヘッダー5を持って
おり、これら配管ヘッダー5は互いに平行に、それぞれ
の接続部6の接続面が仮想の一平面P1に沿うように配
列されてユニットAを形成している。他方の固定の配管
群4は、各配管ヘッダー5に設けられている接続部6と
同数もしくはそれ以下の数の配管、この実施例では7本
の配管B1〜B7からなっていて、その一端は、図3に
示す移動体セル7にその長手方向に移動自在に設けられ
た移動体8に、可撓性の配管であるホース10を介して
接続され、他端は固定端11を介してに充填機等にそれ
ぞれ接続されている。移動体セル7は互いに平行に、そ
の長手方向がユニットAの配管ヘッダー5の方向に直交
5するように配置され、かつ、移動体の接続部9の、配
管ヘッダーの接続部6に接続される端面が、前述の仮想
の平面に平行な平面P2に沿うようになっており、これ
ら移動体セル7からユニットBが構成されている。各移
動体セル7には移動体8と移動体を移動させるための移
動体の駆動装置12が設けられ、例えば、ねじ軸13が
設けられて、このねじ軸に移動体が螺合されて移動され
る。移動体はホース10に連結されているので移動体の
移動に伴いホースの端部が接続部9と共に移動する。本
実施例では、接続部6、接続部9はそれぞれ相互に接続
可能な接続継手である。
【0013】次に、移動体と可撓性配管について図3を
参照して詳細に説明する。移動体8はユニットAの長手
方向をX軸とすればY軸の方向にのみ動く。ユニットB
の可撓性配管であるホース10は、U字形に設けられ、
一端は移動体の接続部9に接続されホース端の移動部と
して移動体セル7内でY軸方向に自由に移動し、他端は
ホースの固定端11に固定される。ホースの作るU字形
は移動体セル7が形成する前述の平面に直交する平面を
形成しているので、互いに絡み合うことはない。
【0014】可撓性配管1本毎に1つの移動体セルが割
り当てられている。移動体セル7内に用いられる移動体
8の移動機構としては、例えば、サーボモータ、ねじ軸
(ボールねじ、台形ねじ)、位置検出機構から構成され
ており、現在の自動化技術の中でよく知られた技術であ
る。移動体駆動装置(モータ)12(図3参照)と位置
検出機構及びフィードバック機構により、ねじ軸13
(図3参照)に螺合されているホース端の移動体8は正
確に位置決めさせられることができる。もちろん、ねじ
軸によることなく、例えばタイミングベルトやラックピ
ニオンによってもよい。移動体を移動体セル内で直線運
動させるためには、回転運動を直線運動に変換するため
のねじ軸13及び案内部分15が必要とされる。電気エ
ネルギーによる移動機構の他に、空気エネルギー、具体
的には、空気シリンダによって位置決めされてもよい。
これらの位置決め機構を内蔵する移動体セルをユニット
Bに、配管ヘッダー5の接続部6と同じ間隔をおいて設
置してあるので、所望の接続の組み合わせに応じて、ユ
ニットBのホース端の移動体8を移動させることによっ
て、移動体の接続部9を配管ヘッダーの接続部6に対応
する位置に位置付けすることができる。
【0015】可撓性配管としては種々のものを使用する
ことができる。代表例として一般のフレキシブルホース
であり、内部を流れる流体の性状、使用条件(圧力・温
度等)、安全性等を考慮して材料の選定がなされればよ
い。例えば、ゴム製のホースや、各種材料のシートを数
十層に積層して複合構造とされたコンポジット製のも
の、さらにそれらの内外をワイヤースパイラルで補強し
たもの等である。特にコンポジット構造でワイヤースパ
イラルで補強したものは圧力が高くても使用でき、可撓
性にも優れている。また、自在継手としてスイベルジョ
イントを使用して構成される多関節配管とすることもで
きる。内面が平滑でサニタリー性が高く、フレキシブル
ホースにはない、形状安定性が得られて、高圧力にも使
用することができる。
【0016】この配管自動接続切替え装置の管理システ
ムとしては、配管群の配管の組み合わせ管理を行う上位
コンピューター及び移動体の移動及び接続部の継手の接
続を管理するコンピューターからなる。いわゆる生産管
理を行うことにより、次工程への移送や製品の銘柄切替
えが決定されると、それにより、タンク内容物の移動シ
ーケンスが決定される。移液の順序、ルート決定、バル
ブ操作順序が決定され、配管接続切替え装置での組み合
わせが決定される。
【0017】次いで、移動体の移動及び接続を管理する
システムが作動する。そこでは、情報に基づいて移動体
の移動方向、移動距離等が管理されて、さらに確実に接
続がなされたことを確認することも含まれる。
【0018】図2には、配管群3のそれぞれの配管A1
〜A8に接続されるタンクT1〜T8のうち、タンクT
1の製品を配管群4の配管B3〜B6につながる充填機
に移すときの配管ヘッダー5の接続状態が示されてい
る。配管群4の配管B1,B2およびB7はホームポジ
ションで待機中の状態である。いま、ユニットAの、配
管A1〜A8に対する各配管ヘッダー5の接続部6をA
iBj(i=1〜8,j=1〜7)として、これら接続
部AiBjの接続端面(例えばフランジ面)を含む平面
P1で表現し、ユニットBの移動体8の接続部9の接続
端面(例えばフランジ)を含む平面を平面P2で表わ
す。以下にユニットAの配管A1につながるタンクT1
の製品をユニットB側B3〜B6の配管につながる充填
機に移送するときの説明をする。
【0019】ユニットAの配管A1用の配管ヘッダー5
までユニットBの配管B3用の移動体8を移動体の駆動
装置12により長手方向に移動して、移動体の接続部9
をユニットAの配管ヘッダーの接続部位A1B3に対向
する位置に位置決めする。これにより、配管ヘッダーの
接続部であるヘッダー内の継手と移動体の接続部である
移動体内の継手が対向している状態になる。このように
して、固定されているヘッダー内の継手に移動体内の継
手が結合される。本実施例ではユニットAの配管A1
の、継手A1B3は固定されていて、配管B3につなが
る移動体8の継手が移動させられ、これら継手間の接続
は配管B3用の移動体セル7に設けられている継手駆動
装置により行われる。継手駆動装置は移動体セルに配置
する以外に配管ヘッダー側に設置することも可能であ
り、また双方に設けてもよい。同様に操作を同時にもし
くは順次行うことにより、配管A1と、配管群4の他の
配管B4〜B6とを、ユニットBの移動体セルを介して
接続することができる。
【0020】この接合に際しては、芯を合わせるための
ガイド機構及び芯ズレを吸収する適当な変位吸収機構が
用いられるのは、在来の継手と同様であり図示しない。
例えば、ガイド機構としてよく用いられるのは、勾配を
もったテーパーコーンやガイドピンとガイド孔の組み合
わせによる方法である。変位吸収機構としては、継手全
体をフリーベアリングを介して左右に滑動自在なように
して支承する機構がある。以上のようなガイド機構及び
変位吸収機構により芯合わせがなされた後に、継手同士
が最終的に接続される。
【0021】次に、上述の実施例において、図4及び図
5に基づいて本発明の配管自動接続切替え装置の固定の
配管ヘッダーと移動体の接続継手間の接続につき説明す
る。図4は配管ヘッダー5の接続部6と移動体8の接続
部9が対向したときの位置関係を表す断面図である。
【0022】図5は図4の接続部が接続され、流体が流
れる状態を示す断面図である。
【0023】移動体セル7の移動体8を移動機構により
所望の位置まで移動させ、位置決め機構により移動体8
の位置決めがされる。これによって、ユニットA側の接
続を所望するタンクとつながっている配管ヘッダー側に
ある接続部6と、ユニットB側の接続部9が対向した状
態で向かい合う。充填機などの必要稼働数により同時に
接続を必要とするライン数が決定されると、ユニットB
側の接続所望の移動体セル内の移動体を同時にあるい
は、順次移動させ位置決めをする。これによってユニッ
トA側のタンクとつながっている配管ヘッダー5側にあ
る接続部6と、ユニットB側の接続部9がそれぞれ対向
した状態で向かい合う。
【0024】配管ヘッダー5側の接続部6と移動体8内
の接続部9の接続は、本実施例では移動体セル7側が持
つ継手駆動装置14によって行われるので、配管ヘッダ
ー側接続部6は移動体内接続部9が接続してくるのを常
に待っている状態にある。その手順は以下の通りであ
る。(図4,5,6参照) (1)フェルール部40をクランプ41により機械的な
固持(メカニカルロック)を行う。
【0025】(2)接続部6,9の内弁36、39を駆
動させて開く。この内弁駆動装置は図4、5では接続部
9の内弁39の下端に連結されているアクチュエーター
(図示せず。)である。接続部6の内弁36の開閉は、
接続部9の内弁38に押し上げられて開き、接続部9の
内弁39を押し下げることにより接続部6に設けられた
自動復帰バネ80の戻りで閉じるよう構成されている。
【0026】(3)接続部9の下に設けられた内弁駆動
用のアクチュエーターを作動させ内弁39押し上げる。
この内弁39は、通常はバネによって閉になるように設
定されていて、例えば、アクチュエーター側に空気を入
れることによって開となるように作動する。接続部9の
アクチュエーターにより内弁39は押し上げられ、相対
している接続部6の内弁36を押し上げることになる。
これにより配管ヘッダーにつながるタンクからの製品は
接続部6を介して接続部9に流入する。
【0027】(4)接続が完了後、タンク内の流体を流
通し、例えば、充填装置側に移送を行う。
【0028】(5)流通を止める際には、接続部9につ
ながるアクチュエーターへの空気の供給を停止する。こ
れにより内弁39は自動復帰バネにより閉になると共に
接続部6の内弁36も接続部6の内弁36に設けられた
自動復帰バネ80によって同時に閉になる。
【0029】上述の接続部の構成材料としては特に限定
するものではないが、食品を扱う業界ではステンレス鋼
が多用される。また、流体に接する面は、バフ仕上げさ
れることが多い。
【0030】以下に、洗浄の具体的な方法について図6
を参照して説明する。接続部6の内弁36と接続部9の
内弁39の合わせ部シール50とその外側にある内弁の
接液面51は汚れているので、接続を解除して切り離す
前に内弁の接液面51及びシール部50を洗浄する。こ
の洗浄のため、内弁39の軸に洗浄チャンバー90が設
けられている。図6はこの洗浄チャンバー90を用いて
面間を洗浄する場合の図である。内弁39の弁体軸の内
側に同心にて洗浄チャンバー90が設けられている。こ
の空間に弁軸下部から洗浄液が供給される。供給された
洗浄液は、洗浄チャンバーの先端に設けた噴出機構91
により内側に噴出される。この噴出機構としては各種の
ものがあるが、狭い隙間を用いるものや、斜めに設けら
れた細孔を用いるもの、噴出が渦巻状になるように切線
方向に穿孔されたもの等がある。加圧供給された洗浄液
は先端の噴出機構91より噴出され、上下の弁体同士を
シールするシール部50及び接液面51を洗浄し、下部
の内弁39の弁体内側に設けているロート状の中央開放
空間92及びその下部に設けた排出管より外部に排出さ
れる。これは面間CIP(Cleaning in Place)であり、
切り離し前に接触面を洗浄できることは、切り離した後
に周囲を汚すことがないので便利である。この後に、前
記の機械固持のための半割のクランプ41による絞め込
みが解除され、離脱がなされる。接続部同士が切り離さ
れ、ユニットBの配管群4の配管B1〜B7にそれぞれ
内蔵された移動体が駆動され長手方向の元の位置(ホー
ムポジション)へ戻る。
【0031】次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例では、面間CIPによって上部の1弁体と下部
の弁体の接液面は洗浄されていて清浄になっているが、
ユニットBの可撓性配管群や充填機等の洗浄については
自動では行われない。本実施例においては、ユニットA
の配管ヘッダー群に1本の洗浄用の配管を設けることに
より、ユニットBの可撓性配管群や充填機等の洗浄も自
動で行うことができる。図7は、ユニットAの固定配管
ヘッダー5の1つを洗浄専用CIP配管ヘッダーとした
ときの洗浄の実施例である。
【0032】洗浄の方法によっては、ユニットAの配管
ヘッダーの中1本だけを洗浄専用とせず、複数本を洗浄
のための配管ヘッダーとすることもできる。例えば、洗
浄工程後、次の工程としてリンスを行うためにリンス専
用ヘッダーを設けること等が可能なのはもちろんのこと
である。ユニットAの洗浄専用ヘッダーA8i(i=1
〜7)に対応したユニットBのそれぞれの配管群B1〜
B7を接続させる方法は実施例1と同様にして行い、接
続の後に洗浄装置より洗浄液が送られラインCIPが行
われる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、配管群4に接続するユニット
Bを構成する移動体セルが配管群3のユニットAの固定
配管ヘッダーの配置間隔で固定配管ヘッダー列と直交
し、かつ、平行に配列されているため、移動体セル内を
移動する移動体と固定配管ヘッダーとが相対置すること
ができ、それぞれ内蔵する接続継手を相互に接続するこ
とができる。移動体の接続継手の他端は可撓性配管を経
てそれぞれ配管群Bに接続しているため、複数の固定配
管ヘッダーを有する配管Aと配管群Bの間の接続が可能
となる。
【0034】従って、同時に一対複数の配管群の接続が
可能なので生産の速度を増すことができタンク繰りが楽
になる。さらに配管群Aに洗浄専用配管を設けることに
より洗浄の作業も同時にユニットBの全数の配管につい
て行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管自動接続切替え装置の一実施例の
全体配置の接続前の状態を示す図。
【図2】図1の接続後の状態を示す図。
【図3】本発明の配管自動接続切替え装置の配管接続機
構の図。
【図4】本発明で使用する配管ヘッダーの接続部と移動
体の接続部が対向したときの位置関係を表わす断面図。
【図5】図4の接続部同士が接続され、流体が流れる状
態を示す断面図。
【図6】図5の弁体が閉とされて、面間洗浄を行ってい
るときの状態を示す図。
【図7】本発明の他の実施例の全体配置図。
【図8】配管自動接続切替え装置の従来例を示す図。
【符号の説明】
1 ユニットA 2 ユニットB 3,4 配管群 5 配管ヘッダー 6 配管ヘッダーの接続部(接続継手) 7 移動体セル 8 移動体 9 移動体セル側の接続部(接続継手) 10 可撓性配管(ホース) 11 固定端 12 移動体の駆動装置(モータ) 13 ねじ軸 14 継手駆動装置 15 案内部分 T1〜T8 タンク A1〜A8 配管 B1〜B7 配管 36 接続部6の内弁 39 接続部9の内弁 40 フェルール 41 クランプ 50 シール部 51 接液面 80 自動復帰バネ 90 洗浄チャンバー 91 噴出機構 92 中央開放空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の配管群(3)の配管にそれぞれ接
    続され、一定の間隔をおいて連結された複数の接続部
    (6)を有する配管ヘッダー(5)からなる配管ヘッダ
    ー群と、前記配管ヘッダーの接続部の数を越えない数の
    固定の配管群(4)との間の、配管の接続を切替える、
    配管自動接続切替え装置であって、 前記配管ヘッダーが、その長手方向をX軸に平行に、前
    記接続部(6)の接続端面が1つの平面(P1)に沿う
    ように、配列されてユニットAを構成し、 その長手方向に移動自在で、可撓性配管(10)を介し
    て前記配管群(4)の配管にそれぞれ接続されている移
    動体(8)を有する移動体セル(7)が、その長手方向
    を平行に、かつ、前記配管ヘッダー(5)の方向に直交
    するY軸方向に、前記配管ヘッダー(5)の接続部
    (6)の間隔と同じ間隔をおいて配列され、そして、前
    記移動体(8)に設けられた接続部(9)の接続端面
    が、前記平面(P1)に平行な1つの平面(P2)に沿
    うように配置されて、ユニットBを構成し、 前記ユニットAとユニットBとは、それぞれの接続部
    (6,9)の接続端面同士が対向して位置ずけされるよ
    うに平面(P1,P2)を平行にして対置され、前記移
    動体セル(7)には、さらに前記移動体(8)の移動体
    駆動装置(12)と移動体位置決め装置が設けられ、 各移動体の接続部(9)と、前記配管ヘッダー(5)の
    接続部(6)とは互いに接続自在であり、さらに、前記
    接続部(6)もしくは前記接続部(9)、あるいは双方
    を前記平面(P2)に垂直な方向に駆動し、前記接続部
    (6)と接続部(9)の接続端面同士を接続するための
    継手駆動装置(14)が設けられ、 前記可撓性配管(10)の一端はそれぞれ前記移動体に
    接続され、他端は前記固定の配管群(4)にそれぞれ固
    定端(11)を介して接続され、 前記固定端(11)は、前記平面(P2)に概ね平行
    で、高さの異なる1つの平面上に、移動体の配列の順序
    に従って配列されていることを特徴とする配管自動接続
    切替え装置。
  2. 【請求項2】 ユニットAの配管群(3)の1または複
    数本の配管を洗浄用配管とする請求項1記載の配管自動
    接続切替え装置。
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