JPH08177356A - 地上走行式折り戸 - Google Patents

地上走行式折り戸

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Publication number
JPH08177356A
JPH08177356A JP33630194A JP33630194A JPH08177356A JP H08177356 A JPH08177356 A JP H08177356A JP 33630194 A JP33630194 A JP 33630194A JP 33630194 A JP33630194 A JP 33630194A JP H08177356 A JPH08177356 A JP H08177356A
Authority
JP
Japan
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door
door body
guide
hinge
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP33630194A
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English (en)
Inventor
Kishikazu Furukawa
喜士一 古川
Tadaharu Miyazaki
忠晴 宮崎
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Nippon Koki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】扉本体を折り畳む時に、吊り元側の扉体から順
次折り畳んで行き、扉本体を伸長させる時に、吊り元側
の近傍で戸当たり側の扉体から順次伸長させることがで
きる地上走行式折り戸を提供する。 【構成】複数個の扉体7 をヒンジ手段8 により縦軸心廻
りにジグザグ状に折り畳み自在に枢着して扉本体6 を構
成し、ヒンジ手段8 の一つ置きの下部に、地面4 側に敷
設されたガイドレール5 に沿って走行する走行手段13を
夫々備え、各ヒンジ手段8 に、走行手段13を備えたヒン
ジ手段8 側が扉本体6 の内外方向の一側に、走行手段13
を備えないヒンジ手段8 側が扉本体6 の内外方向の他側
に夫々位置するように、隣り合う一対の扉体7 間に上下
方向に配置されたヒンジ軸を備え、走行手段13を備えな
いヒンジ手段8 の下部近傍に、伸長状態の各扉体7 が屈
折しないようにガイドレール5 により案内される被案内
部材を設け、扉本体6 の折り畳み時に吊り元側の近傍で
各扉体7 を吊り元側から順次折り畳み、且つ伸長時にこ
の各扉体7 を戸当たり側から順次伸長させるように、各
被案内部材を案内する案内手段14,15,16,17 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉本体を構成する複数
個の扉体をヒンジ手段により縦軸心廻りにジグザグ状に
折り畳み自在に枢着した地上走行式折り戸に関し、扉本
体を折り畳む時に、吊り元側の扉体から順次折り畳んで
行き、扉本体を伸長させる時に、吊り元側の近傍で戸当
たり側の扉体から順次伸長させることができるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】出入り口等に設置する地上走行式折り戸
には、従来、実公昭58−8853号公報に記載される
ように、複数個の扉体をヒンジ手段により縦軸心廻りに
ジグザグ状に折り畳み自在に枢着して扉本体を構成する
と共に、この扉本体の吊り元側端の扉体の吊り元側を吊
り元側支柱にヒンジ手段により縦軸心廻りに折り畳み自
在に枢着し、吊り元側から偶数番目のヒンジ手段の下部
に、地面側に敷設されたガイドレールに沿って走行する
走行手段を備えたものがある。
【0003】この地上走行式折り戸は、扉本体の最大伸
長状態では、各扉体がガイドレールに沿って略一直線状
に伸び、扉本体の伸縮時には、各走行手段がガイドレー
ルに沿って移動し、その移動に伴って全ての扉体が各ヒ
ンジ手段の縦軸心廻りに略同時に回動して、各扉体がジ
グザグ状になりながら伸縮するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の地上走行式
折り戸は、扉本体の伸縮時に、その伸縮量の大小の如何
に拘わらず、各扉体が略同時に各ヒンジ手段の縦軸心廻
りに回動してジグザグ状になる。このため、出入り口を
僅かに開けて出入りする場合でも、扉本体の伸長時とは
異なって各扉体がジグザグ状に屈折するので、外観上の
体裁が悪くなる欠点がある。また扉本体の伸縮時に、各
扉体が各ヒンジ手段で縦軸心廻りに回動してジグザグ状
になりながら伸縮するため、ガイドレールの近傍に障害
物があれば、扉体が障害物と干渉してヒンジ手段の縦軸
心廻りに回動し得なくなる。
【0005】このため、折り戸を出入り口等に設置する
場合には、扉本体の伸縮時に、各扉体がヒンジ手段の縦
軸心廻りに回動し得るだけのスペースをガイドレールの
一側方に確保しておかなければならず、ガイドレールと
障害物との間に常に一定のデッドスペースが生じ、折り
戸を例えば建造物等の障害物の近傍に接近させて配置す
ることができないという欠点がある。本発明は、かかる
従来の課題に鑑み、扉本体を折り畳む時に、吊り元側の
扉体から順次折り畳んで行き、扉本体を伸長させる時
に、吊り元側の近傍で戸当たり側の扉体から順次伸長さ
せることができる地上走行式折り戸を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数個の扉体7 をヒンジ手段8 により縦軸心廻りに
ジグザグ状に折り畳み自在に枢着して扉本体6 を構成
し、ヒンジ手段8 の一つ置きの下部に、地面4 側に敷設
されたガイドレール5 に沿って走行する走行手段13を夫
々備えた地上走行式折り戸において、各ヒンジ手段8
に、走行手段13を備えたヒンジ手段8 側が扉本体6 の内
外方向の一側に、走行手段13を備えないヒンジ手段8 側
が扉本体6 の内外方向の他側に夫々位置するように、隣
り合う一対の扉体7 間に上下方向に配置されたヒンジ軸
22を備え、走行手段13を備えないヒンジ手段8 の下部近
傍に、伸長状態の各扉体7 が屈折しないようにガイドレ
ール5により案内される被案内部材12を設け、扉本体6
の折り畳み時に吊り元側の近傍で各扉体7 を吊り元側か
ら順次折り畳み、且つ伸長時に該各扉体7 を戸当たり側
から順次伸長させるように、各被案内部材12を案内する
案内手段14,15,16,17 を設けたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、走行手段13を備えないヒンジ手段8
の両側の各扉体7 の下部にリンク72を回動自在に枢着
し、この各リンク72の先端部を縦軸71で屈伸自在に連結
すると共に、この縦軸71の下部に被案内部材12を設けた
ものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明では、扉本体6 が伸長
状態の時には、被案内部材12がガイドレール5 に案内さ
れるため、ガイドレール5 と被案内部材12とにより、各
扉体7 が屈折しないようにロックできる。扉本体6 を折
り畳む場合には、ガイドレール5 に沿って走行手段13を
走行させて、扉本体6 を吊り元側に移動させる。する
と、吊り元側の近傍の案内手段14,15,16,17 が被案内部
材12を案内して、吊り元側の近傍で各扉体7 をヒンジ手
段8 のヒンジ軸22廻りに交互に回動させて、各扉体7 を
吊り元側から順次ジグザグ状に折り畳んで行く。そし
て、扉本体6 の折り畳み状態では、各扉体7 はガイドレ
ール5 から内外方向の一方側に突出した状態となる。
【0009】扉本体6 を折り畳み状態から伸長させる場
合は、各扉体7 をガイドレール5 に沿って戸当たり側に
移動させると、案内手段14,15,16,17 が被案内部材12を
案内して、吊り元側の近傍で各扉体7 をヒンジ手段8 の
ヒンジ軸22廻りに交互に回動させて、各扉体7 を戸当た
り側から順次直線状に伸長させて行く。
【0010】請求項2に記載の本発明では、ヒンジ手段
8 の両側の扉体7 がヒンジ軸22廻りに相対回動する時
に、その各扉体7 に枢着した一対のリンク72が屈伸す
る。そして、被案内部材12は、各扉体7 の折り畳み時に
はヒンジ手段8 側に接近し、また伸長時にはヒンジ手段
8 から離間しながら、ガイドレール5 、案内手段14,15,
16,17 により案内される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図23は本発明の第1実施例を例示し、
図1及び図2において、1 は吊り元側支柱、2 は戸当た
り側支柱で、これらは出入り口3 の左右両側で地面4に
立設されている。5 はガイドレールで、吊り元側支柱1
と戸当たり側支柱2 間で地面4 に敷設されている。
【0012】6 は扉本体、7 は扉本体6 を構成する扉体
で、この扉体7 は4個以上の偶数個、例えば6個あり、
その各扉体7 はヒンジ手段8 により縦軸心廻りに折り畳
み自在に枢着されている。戸当たり側端の扉体7 は、そ
の戸当たり側のヒンジ手段9 を介して戸当たり側端枠10
に枢着され、また吊り元側の扉体7 は、その吊り元側の
ヒンジ手段11を介して吊り元側支柱1 に枢着されてい
る。
【0013】12は被案内部材で、戸当たり側から奇数番
目(以下、第何番目と言う場合は、全て戸当たり側から
を言うものとする。)、即ち、第1番目、第3番目及び
第5番目の各ヒンジ手段8 の下部側の近傍に設けられ、
且つ扉本体6 が伸長状態の時に、各扉体7 が屈折しない
ようにガイドレール5 により案内されている。13はガイ
ドレール5 に沿って走行する走行手段で、戸当たり側端
の扉体7 と戸当たり側端枠10とを枢着するヒンジ手段9
の下部の他、各偶数番目、即ち、第2番目及び第4番目
の各ヒンジ手段8 の下部に夫々設けられている。
【0014】14は第3番目の被案内部材12を蹴り出すた
めの第1蹴出案内手段、15は第1番目及び第2番目の被
案内部材12を蹴り出すための第2蹴出案内手段で、これ
らの各蹴出案内手段14,15 は、扉本体6 の折り畳み時
に、吊り元側支柱1 の近傍で各扉体7 を吊り元側に近い
側から順次折り畳んで行くように各被案内部材12をガイ
ドレール5 の外側に蹴り出すためのものである。
【0015】16は第3番目の被案内部材12を蹴り込むた
めの第1蹴込案内手段、17は第1番目及び第2番目の被
案内部材12を蹴り込むための第2蹴込案内手段で、これ
らの蹴込案内手段16,17 は、扉本体6 の伸長時に、吊り
元側の近傍で各扉体7 を戸当たり側の扉体7 から順次伸
長させるように各被案内部材12をガイドレール5 内に案
内するためのものである。
【0016】18は第1規制手段で、扉本体6 の伸長時
に、第3番目の被案内部材12が第1蹴込案内手段16を経
てガイドレール5 内に入るように、第3番目の被案内部
材12よりも吊り元側の第6番目の扉体7 が戸当たり側へ
移動しないように規制するためのものである。19は第2
規制手段で、扉本体6 の伸長時に、第1番目及び第2番
目の被案内部材12が第2蹴込案内手段17を経てガイドレ
ール5 内に入るように、この各被案内部材12よりも吊り
元側の第2番目、第4番目の扉体7 が戸当たり側へ移動
しないように規制するためのものである。
【0017】20は地面4 上を転動する補助車輪で、各被
案内部材12と共に、ガイドレール5に対して出入り口3
の内側で各奇数番目のヒンジ手段8 の下部近傍に首振り
自在に設けられている。各扉体7 を相互に枢着するヒン
ジ手段8 は、隣り合う一対の扉体7 の上下両端部に固定
されたヒンジブラケット21と、各一対の扉体7 間に上下
方向に配置され且つ各ヒンジブラケット21を縦軸心廻り
に回動自在に連結するヒンジ軸22とを備えている。
【0018】戸当たり側端の扉体7 と戸当たり側端枠10
とを枢着するヒンジ手段9 は、扉体7 及び戸当たり側端
枠10の上下両端部に固定されたヒンジブラケット23と、
扉体7 と戸当たり側端枠10間に上下方向に配置され且つ
各ヒンジブラケット23を縦軸心廻りに回動自在に連結す
るヒンジ軸24とを備えている。
【0019】吊り元側端の扉体7 と吊り元側支柱1 とを
枢着するヒンジ手段11は、上下一対のヒンジブラケット
25を介して扉体7 の吊り元側に固定された縦軸心方向の
ヒンジ軸26と、吊り元側支柱1 の上下両端部に固定され
且つヒンジ軸26をガイドレール5 に沿って所定範囲内で
移動自在に案内する上下一対の案内板27とを備えてい
る。
【0020】各ヒンジ手段8,9,11のヒンジブラケット2
1,23,25は、扉本体6 の両側の各ヒンジ軸22,24,26が扉
本体6 の内外方向の反対側に位置するように屈曲状とな
っている。即ち、扉本体6 を折り畳んだ時に、正面視に
おいて両端と偶数番目とのヒンジ手段8,9,11が山折り状
となり、奇数番目のヒンジ手段8 が谷折り状となって、
各扉体7 を平行状態に折り畳み得るように、両端と偶数
番目とのヒンジ手段8,9,11のヒンジ軸22,24,26が扉体7
の内側に、奇数番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22が扉体
7 の外側に偏位して夫々配置されている。
【0021】各ヒンジ手段8 のヒンジブラケット21は、
両側の扉体7 の上部側に1個、下部側に2個あり、図5
及び図6に示すように、その扉体7 の上下両端の筒状の
横枠部28にスペーサ29と共に挿入されボルト30で固定さ
れている。ヒンジ手段9 の戸当たり側端枠10側のヒンジ
ブラケット23は、図7及び図8に示すように、上下のヒ
ンジブラケット23間にスペーサ31を介在して戸当たり側
端枠10に固定されている。
【0022】吊り元側端の扉体7 のヒンジ軸26は、図9
乃至図11 に示すように、上下のヒンジブラケット25間
に介在された筒部材32と、この筒部材32の上下でヒンジ
ブラケット25に回動不能に固定された軸部材33とを有す
る。上下の各案内板27には、ガイドレール5 と平行な長
孔34が形成され、この各長孔34にヒンジ軸26の各軸部材
33が摺動及び回動自在に挿入されている。従って、第6
番目の扉体7 は、扉本体6 の伸縮時に、長孔34の範囲内
でガイドレール5 と平行に移動自在であると共に、ヒン
ジ軸26廻りに回動自在である。
【0023】ガイドレール5 は、図3に示すように、二
枚のレール板35,36 を結合して構成されており、このガ
イドレール5 には走行用案内溝37と屈折防止用案内溝38
とが平行に設けられている。走行用案内溝37は、二枚の
レール板35,36 の立ち上がり部39,40 の上側を内側に水
平に折り曲げると共に、その各内側を下側に折り曲げた
一対の案内レール部41,42 によって構成され、ガイドレ
ール5 の全長に亘って設けられている。各案内レール部
41,42 はその下側が転倒阻止レール部43,44 となってお
り、この案内レール部41,42 の下側で一対の立ち上がり
部39,40 間に空間が形成されている。
【0024】屈折防止用案内溝38は、図3に示すように
レール板36に折り曲げ形成された凹部45と、図13及び
図15に示すように案内ブロック46に形成された凹部47
とによって構成されている。レール板35,36 は一方のレ
ール板36の凹部45の下面側と他方のレール板35の端部の
上面側とが結合されている。案内ブロック46は、図13
に示すように、扉本体6 を伸長状態にした時に、その第
5番目のヒンジ手段8に対応する近傍でレール板36の途
中に形成された切り欠き部36a に設けられている。
【0025】走行用案内溝37と屈折防止用案内溝38は、
図3に示すように、屈折防止用案内溝38がガイドレール
5 全体の幅方向の中央に位置し、この屈折防止用案内溝
38に対して出入り口3 の内外方向の外側、即ち、扉本体
6 の折り畳み時に各扉体7 がガイドレール5 から突出す
る突出方向と反対側に走行用案内溝37が位置している。
【0026】第1蹴出案内手段14と第1蹴込案内手段1
6、及び第2蹴出案内手段15と第2蹴込案内手段17は、
図13及び図15に示すように、夫々を一組として案内
ブロック46に設けられている。案内ブロック46には、ガ
イドレール5 の長手方向に対して斜め方向に傾斜する幅
広状の2個の案内凹部48,49 がガイドレール5 の長手方
向に間隔をおいて設けられ、この各案内凹部48,49 の内
端側が屈折防止用案内溝38に連続している。
【0027】そして、吊り元側に近い案内凹部48の両側
の傾斜面、即ち、吊り元側の傾斜面により第1蹴出案内
手段14が、戸当たり側の傾斜面により第1蹴込案内手段
16が夫々構成されている。また吊り元側に遠い案内凹部
49の両側の傾斜面によっても、同様に第2蹴出案内手段
15と第2蹴込案内手段17とが夫々構成されている。な
お、屈折防止用案内溝38は、第1蹴込案内手段16と第2
蹴出案内手段15との間でガイドレール5 の長手方向に二
つに分断されている。
【0028】走行手段13は、図3乃至図8に示すよう
に、ヒンジ手段8,9 のヒンジ軸22,24の下部に固定され
且つ扉本体6 の内外方向、即ち、ガイドレール5 の幅方
向に配置された車輪枠50と、この車輪枠50の前記内外方
向の両端に固定された固定ブラケット51と、この固定ブ
ラケット51に上下調整自在に設けられた車輪ブラケット
52と、この車輪ブラケット52の下部に車軸53を介して支
持された車輪54と、車輪枠50からガイドレール5 の長手
方向の両側に突出する一対のストッパー55と、車輪枠50
の両側で各ストッパー55の下側に設けられ且つ車輪枠50
がガイドレール5に対して略直角になるように走行用案
内溝37に嵌合して案内される一対の走行用の振止部材56
と、転倒阻止レール部43,44 に下側から係合して扉本体
6 の内外方向への転倒を阻止する転倒阻止部材57とを備
えている。
【0029】車輪枠50には、図3に示す如く、扉本体6
の折り畳み時に各扉体7 が突出する内側の長さL1が外側
の長さL2に対して長くなるように、その外側に偏位した
位置でヒンジ軸22,24 が上下に貫通して固定されてい
る。つまり、車輪枠50は、ガイドレール5 に対して折り
畳み時の扉体7 の突出方向側に大きく張り出している。
【0030】各固定ブラケット51は、車輪枠50から下側
に突出するように、車輪枠50の端面にネジ58により固定
されている。各車輪ブラケット52には車軸53が水平に固
定されると共に、上下方向の長孔59が車軸53の両側に形
成されている。そして、各車輪ブラケット52は、この車
輪ブラケット52側から各長孔59に挿入され且つ固定ブラ
ケット51のネジ孔60に螺合する一対のボルト61により、
固定ブラケット51に上下調整可能に装着されている。
【0031】なお、車軸53は車輪ブラケット52のネジ孔
62に螺合するボルトにより構成され、車輪ブラケット52
に片持ち状に固定されており、この車軸53上に車輪54が
回転自在に套嵌されている。各車輪54はガイドレール5
の両側で地面4 上を転動するようになっている。また固
定ブラケット51には、車軸53の先端に対応する部分に長
孔63が形成されている。
【0032】ストッパー55は扉本体6 を折り畳んだ時に
各扉体7 が略平行になるように、各走行手段13間の間隔
を確保するためのものであって、中央部の切り欠き部64
を介して車輪枠50に下側から十字状に結合されている。
振止部材56は、ガイドレール5 の走行用案内溝37に嵌合
するガイドローラにより構成され、車輪枠50の両側でス
トッパー55に固定された縦軸65により回動自在に取り付
けられている。なお、各縦軸65はボルトからなり、各ス
トッパー55に跨がってその下側に当接する固定板66を介
して、各ストッパー55に下側からナット67,68 により固
定され、また固定板66はヒンジ軸22,24 の下部に固着さ
れている。各ストッパー55の両端にはキャップ69が装着
されている。
【0033】転倒阻止部材57は円板状であって、扉本体
6 が内外方向に傾斜した時に、一対の転倒阻止レール部
43,44 の何れかに下側から係合するように、一対の走行
用案内溝37内でヒンジ軸22,24 の下端にネジ70により固
定されている。被案内部材12は、図3、図13及び図1
4に示すように、ガイドレール5 の屈折防止用案内溝38
に嵌合するガイドローラにより構成され、縦軸71の下端
部に回転自在に套嵌されている。縦軸71は上端部が一対
のリンク72の交差部に回動自在に挿入され、この縦軸71
により各リンク72が屈伸自在に枢支連結されている。各
リンク72の基部側は、奇数番目のヒンジ手段8 を挟む両
側の扉体7 の端部近傍で下側に固定されたボス部73に枢
軸74により回動自在に枢支されている。なお、枢軸74は
ボルト等により構成されている。
【0034】一対のリンク72の内、吊り元側の扉体7 に
枢支されたリンク72は、図13及び図14に示すよう
に、縦軸71を越えて真っ直ぐに延びており、その先端部
に補助車輪20が設けられている。補助車輪20はリンク72
の先端に固定された首振り軸75廻りにブラケット76が回
動自在に支持されたキャスター構造になっており、この
補助車輪20によって扉本体6 の折り畳み時に、奇数番目
のヒンジ手段8 側で各扉体7 の荷重を受けるようになっ
ている。
【0035】第1規制手段18は、図9乃至図12に示す
ように、上下の各案内板27の下側で吊り元側支柱1 に固
定された上下一対の規制板77と、この規制板77に対応し
てヒンジ軸26の各軸部材33に一体に形成された規制突部
78とにより構成されている。各規制板77には、各案内板
27の長孔34と上下に対応し且つヒンジ軸26の軸部材33が
回動自在に挿通される長孔79と、この長孔79から扉本体
6 の外側に凹入し且つ軸部材33の規制突部78の回動を許
容する回動許容凹部80が形成され、この回動許容凹部80
の戸当たり側に、規制突部78が当接して軸部材33の長孔
79への進入を規制する規制段部81が形成されている。
【0036】そして、この第1規制手段18は、扉本体6
の伸長時に、第3番目の被案内部材12が案内凹部48の第
1蹴込案内手段16に入るまで、規制段部81に軸部材33の
規制突部78が当接してヒンジ軸26の戸当たり側への移動
を規制して、第3番目の被案内部材12が第1蹴込案内手
段16に入るように、第6番目の扉体7 をヒンジ軸26廻り
にガイドレール5 側に回動させるようになっている。各
規制板77は、案内板27と共にボルト82により吊り元側支
柱1 に固定されている。
【0037】第2規制手段19は、図1及び図2に示すよ
うに、第2番目及び第4番目の扉体7 に固定された係止
突部83と、この各係止突部83を係脱自在に係止する規制
部材84とから構成されている。各係止突部83は扉体7 の
吊り元側近傍において扉本体6 の内側で下方に突出して
いる。規制部材84は、図11に示すように、下側の案内
板27と規制板77との間に対応する高さで吊り元側支柱1
の下部内側にボルト85により固定されている。
【0038】規制部材84は、図9乃至図12に示す如
く、扉本体6 の伸長時に戸当たり側で各係止突部83を係
脱自在に係止するように、戸当たり側に移るに従って扉
本体6側に湾曲する規制案内面86を備えた平面視つの字
状に形成されており、扉本体6の伸長時に係止突部83よ
りも戸当たり側の被案内部材12が第2蹴込案内手段17の
案内凹部49に入るまで、各扉体7 の戸当たり側への移動
を規制するように構成されている。なお、戸当たり側端
枠10には、把手87と施錠手段88とが設けられている。
【0039】上記構成の折り戸において、出入り口3 を
閉じる時には、図1及び図2に示すように、扉本体6 を
最大伸長状態まで伸ばし、その戸当たり側端枠10を戸当
たり側支柱2 に当接させる。この時、吊り元側のヒンジ
軸26は、図16に示すように、案内板27の長孔34の戸当
たり側端部に位置し、また第1番目及び第2番目の各被
案内部材12は図3に示すようにレール板36の屈折防止用
案内溝38に、第3番目の被案内部材12は図15に示すよ
うに案内ブロック46の屈折防止用案内溝38に夫々入って
いる。
【0040】従って、扉本体6 に内外方向の外力が作用
しても、扉本体6 の各扉体7 は各被案内部材12と屈折防
止用案内溝38とによって屈折不能にロックされており、
各扉体7 が不安定に屈折することがない。この時、扉本
体6 を内外方向に転倒させるように、各扉体7 の上部側
等に転倒方向(内外方向)の外力が作用しても、偶数番
目のヒンジ手段8 の下部に走行手段13があり、この各走
行手段13の車輪54間で車輪枠50の下側に設けた転倒阻止
部材57がガイドレール5 の転倒阻止レール部43,44 に下
側から係合するようになっているので、扉本体6 は転倒
阻止部材57が転倒阻止レール部43,44 に係合する角度ま
で傾くだけであって、内外方向に転倒することはない。
【0041】また、例えば扉本体6 が外側に転倒しよう
とする場合には、外側の車輪54を支点として反対側が浮
き上がろうとするのを転倒阻止部材57がガイドレール5
の転倒阻止レール部43,44 に係合して阻止する。このた
め、車輪54と転倒阻止レール部43,44 との間隔が変化し
て小さくなれば、転倒阻止部材57及び転倒阻止レール部
43,44 に強大な負荷が懸かり、それらが変形又は破損す
ることになる。
【0042】しかし、各走行手段13の車輪枠50は、一対
の振止部材56によりガイドレール5に対して略直角状態
にあって、その角度が殆ど変化しないので、車輪枠50の
両端の車輪54とガイドレール5 の各転倒阻止レール部4
3,44 との間の間隔が常時略一定になる。従って、内外
何れの場合であっても、扉本体6 の転倒防止時に、転倒
阻止部材57及び転倒阻止レール部43,44 に懸かる負荷は
一定で変化しないので、転倒阻止部材57及び転倒阻止レ
ール部43,44 に強大な負荷が懸かって、それらが変形又
は破損するようなことがなく、転倒阻止部材57及び転倒
阻止レール部43,44 の耐久性が向上する。
【0043】扉本体6 を折り畳んで出入り口3 を開ける
場合は、戸当たり側端枠10の把手87を把持し、扉本体6
全体をガイドレール5 に沿って図1のa矢示方向に押す
と、各走行手段13の一対の車輪54がガイドレール5 の両
側を転動して、扉本体6 全体がa矢示方向に移動する。
この移動開始時に、吊り元側のヒンジ軸26の各軸部材33
は、図16に示す位置から図17に示す状態を経て図1
8に示す状態まで、案内板27の長孔34に沿ってa矢示方
向に直線的に移動する。
【0044】そして、扉本体6 が図17に示す状態まで
移動する間に、先ず第3番目の被案内部材12が屈折防止
用案内溝38から外れて第1蹴出案内手段14側に移動し、
その後、軸部材33の規制突部78が案内板27の規制段部81
を越えて回動許容凹部80側に達すると共に、第3番目の
被案内部材12が第1蹴出案内手段14側に当接する。この
ため、扉本体6 が続いてa矢示方向に移動すると、図1
8に示すように第3番目の被案内部材12が第1蹴出案内
手段14の傾斜面に沿ってb矢示方向に移動して、この第
3番目の被案内部材12が案内凹部48から外部へと蹴り出
されて行くので、第5番目のヒンジ手段8 の両側の各扉
体7 は、この第5番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22を支
点として谷折り状に屈折し始める。
【0045】この時、第6番目の扉体7 は吊り元側のヒ
ンジ軸26を支点としてc矢示方向に回動し、また第5番
目の扉体7 は第4番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22を支
点としてd矢示方向に回動する。しかし、このように第
6番目の扉体7 と第5番目の扉体7 とが屈折を開始して
も、戸当たり側のヒンジ手段9 、第2番目及び第4番目
の各ヒンジ手段8 の下部には夫々走行手段13があり、こ
の各走行手段13がガイドレール5 に沿ってa矢示方向に
走行するので、第5番目の扉体7 が第4番目のヒンジ手
段8 のヒンジ軸22廻りに回動するだけであって、第4番
目から戸当たり側の各扉体7 は、依然として直線状態の
ままである。
【0046】勿論、各被案内部材12が屈折防止用案内溝
38に入っているので、第4番目から戸当たり側の各扉体
7 は内外方向に屈折不能である。扉本体6 の戸当たり側
端枠10を更に移動させて第3番目の走行手段13が吊り元
側支柱1 の近傍まで達すると、第6番目の扉体7 と第5
番目の扉体7 は、図19に示すように吊り元側支柱1 の
近傍で鋭角状に屈折する。
【0047】従って、戸当たり側を僅かに開けて出入り
する場合には、吊り元側の2枚の扉体7 を屈折させるだ
けで良く、必ずしも扉本体6 の全体を折り畳む必要はな
い。またこの状態でも、吊り元側の2枚の扉体7 を除
き、扉本体6 の殆どは、最大伸長時と同様に直線状態に
なっているので、扉本体6 の全体に亘って各扉体7 が略
同時に屈折する従来のものに比較して外観上の体裁が非
常に良好である。
【0048】第3番目の走行手段13が図19に示す位置
まで移動する時、第2規制手段19の係止突部83は規制部
材84と干渉することなくその外側を通過する。即ち、係
止突部83が規制部材84の先端を通過する時点では、第2
番目の被案内部材12が第2蹴出案内手段15の傾斜面に到
達しておらず、第4番目の扉体7 がガイドレール5 と平
行状態のままであるため、係止突部83は規制部材84と干
渉することなく、その先端の外側を吊り元側へとa矢示
方向に通過する。
【0049】図19に示すように、第2番目の被案内部
材12が第2蹴出案内手段15の傾斜面に到達した後、更に
全体をa矢示方向に押すと、第2番目の被案内部材12が
第2蹴出案内手段15の傾斜面に案内されて案内凹部49か
らガイドレール5 の外部へと蹴り出されるので、その移
動に伴って第4番目の扉体7 と第3番目の扉体7 とが第
3番目のヒンジ手段8 で谷折り状に屈折して行く。この
時、第6番目の扉体7と第5番目の扉体7 とが略平行状
態まで屈折すると共に、第5番目の扉体7 と第4番目の
扉体7 は、第4番目のヒンジ手段8 で山折り状に屈折す
る。
【0050】以下、戸当たり側端枠10を吊り元側へと押
して行くと、同様にして第2番目から戸当たり側の各扉
体7 も順次屈折し、図20に示すように、吊り元側の近
傍に扉本体6 の全ての扉体7 をジグザグ状に折り畳むこ
とができる。各扉体7 はガイドレール5 に沿って直線状
態のままで吊り元側の近傍まで移動して、その吊り元側
から順次ジグザグ状に折り畳んで行くので、各扉体7 の
折り畳みに必要なスペースは、吊り元側の近傍でガイド
レール5 の内側に確保すれば十分であり、扉本体6 の各
扉体7 を同時にジグザグ状に折り畳んで行く従来のもの
に比較して、ガイドレール5 の長手方向の全体に亘って
スペースを確保する必要がない。このため、建造物等の
障害物の近傍に近接させて配置することができ、デッド
スペースの発生を極力少なくできる。
【0051】また折り畳み状態では、各走行手段13のス
トッパー55が互いに当接して、各扉体7 は略平行にな
る。このため、扉体7 同士が互いに接触したり、各ヒン
ジ手段8 に無理な外力が懸かったりすることがなくなる
と同時に、各扉体7 を整然とコンパクトに折り畳むこと
ができる。
【0052】各被案内部材12は、各奇数番目のヒンジ手
段8 のヒンジ軸22の内側近傍にあり、その両側の各扉体
7 との間隔が略同じである上に、この被案内部材12をリ
ンク72を介して両側の各扉体7 に連結しているので、各
蹴出案内手段14,15 の傾斜面で各被案内部材12を蹴り出
す場合に、その蹴り出し力が両側の各扉体7 に対して略
均等に作用し、奇数番目のヒンジ手段8 の両側の各扉体
7 を円滑に谷折り状に屈折させることができる。
【0053】また被案内部材12を支持する各リンク72
は、枢軸74で各扉体7 に枢支しているため、各扉体7 が
直線状に伸長状態にある時には、扉体7 と被案内部材12
との間の間隔を大きく確保できる。このため、ガイドレ
ール5 に走行用案内溝37と屈折防止用案内溝38とを設け
るに当たっても、その間に間隔を確保できるので、ガイ
ドレール5 の製作が容易である。
【0054】しかも、各被案内部材12は、各扉体7 の屈
折に伴ってヒンジ手段8 のヒンジ軸22側に接近し、各扉
体7 が略平行状態になった時には、被案内部材12がヒン
ジ軸22から僅かに突出する程度になるため、各扉体7 を
ジグザグ状に折り畳んだ状態で放置しておく場合にも、
各被案内部材12が各扉体7 の下部から大きく突出して邪
魔になるようなこともない。
【0055】各扉本体6 の折り畳み状態では、各扉体7
は、吊り元側のヒンジ軸26と走行手段13を有する偶数番
目のヒンジ手段8 がガイドレール5 側に位置し、奇数番
目のヒンジ手段8 側がガイドレール5 から最も離れるよ
うに、隣り合うヒンジ手段8間の間隔分だけガイドレー
ル5 から内側に突出する。
【0056】しかし、各奇数番目のヒンジ手段8 側には
リンク72を介して補助車輪20があり、この補助車輪20で
各扉体7 の荷重を支持しているので、各ヒンジ手段8,9,
11、走行手段13等に大きな荷重が懸からず、各ヒンジ手
段8,9,11、走行手段13及びガイドレール5 の負担を軽減
することができると共に、各扉体7 の折り畳み状態での
安定性が向上する。
【0057】また補助車輪20は、リンク72の先端部に縦
軸心廻りに首振り自在であるため、各扉体7 を屈折させ
て折り畳んで行く場合にも、各扉体7 の屈折運動に無理
なく円滑に追従することになる。このため、各扉体7 の
折り畳み動作中でも、補助車輪20によって各扉体7 を安
定よく支持できると共に、各扉体7 の折り畳み動作を円
滑にすることができる。
【0058】各走行手段13の車輪枠50は、偶数番目のヒ
ンジ手段8 のヒンジ軸22から内側の長さL1が外側の長さ
L2よりも大になっており、各扉体7 の折り畳み状態にお
いて、車輪枠50の内側の車輪54が各扉体7 の突出方向に
ガイドレール5 から大きく離れているので、折り畳み状
態における全体の重心がガイドレール5 の上方から内側
に離れるにも拘わらず、その重心位置を内側の車輪54と
ガイドレール5 との間に設定することができる。
【0059】従って、仮に補助車輪20がないような場合
であっても、折り畳み状態の各扉体7 を安定性良く支持
できると共に、転倒阻止部材57をガイドレール5 の転倒
阻止レール部43,44 に常時係合させておく必要がなく、
各扉体7 の折り畳み動作を容易且つ円滑にすることがで
きる。
【0060】走行手段13の車輪枠50は、その両側のスト
ッパー55に設けた各振止部材56がガイドレール5 の走行
用案内溝37内を移動するので、ガイドレール5 に対して
略直角状態に保たれており、不安定に振れ動くことがな
い。従って、各車輪54とガイドレール5 との間の間隔が
常に一定すると同時に、車輪54がガイドレール5 から内
側に大きく離れるように、車輪枠50の長さが大であるに
も拘わらず、各車輪54を支持する車軸53の方向が一定し
て、各車輪54をガイドレール5 と平行に円滑に転動させ
ることができる。
【0061】更に、各走行手段13は、車輪枠50の両端の
固定ブラケット51に装着された車輪ブラケット52の下部
に片持ち状で水平に突出させ、その車軸53に車輪54を套
嵌しているので、車輪枠50の地上高を低く抑えることが
できる。このため、各扉体7を含む扉本体6 の重心を低
くでき、扉本体6 の安定性が向上する。また各車輪ブラ
ケット52は、車輪枠50の両端の固定ブラケット51に上下
調整自在に装着しているため、ガイドレール5 の両側で
地面4 が傾斜する等、地面4 に高低差がある場合にも、
それに応じて両側の車輪54の高さを上下に調整して、車
輪枠50を水平にすることができる。
【0062】各扉体7 を折り畳み状態から伸長させて扉
本体6 を伸長させる場合には、戸当たり側端枠10の把手
87を把持して、この戸当たり側端枠10をe矢示方向に移
動させる。すると戸当たり側の第1番目の走行手段13が
ガイドレール5 に沿ってe矢示方向に移動し、この第1
番目の走行手段13と第2番目の走行手段13との間の間隔
が広がるので、第1番目の扉体7 と第2番目の扉体7 と
が各ヒンジ手段8,9 のヒンジ軸22,24 廻りに回動して直
線状態へと伸長して行く。そして、この第1番目の扉体
7 と第2番目の扉体7 とが直線状態になれば、第2番目
のヒンジ手段8を介して第2番目の走行手段13がe矢示
方向に移動して、同様に第3番目の扉体7 と第4番目の
扉体7 とが直線状態へと伸長して行く。
【0063】この場合、第1番目及び第3番目の各ヒン
ジ手段8 の両側の扉体7 が直線状態に伸長する前に、第
2番目及び第4番目の各扉体7 に装着された各係止突部
83が吊り元側支柱1 の規制部材84により係止されるの
で、第1番目及び第3番目の各ヒンジ手段8 の近傍にあ
る第1番目及び第2番目の各被案内部材12が第2蹴込案
内手段17の傾斜面に案内されて案内凹部49から屈折防止
用案内溝38内に進入する。
【0064】例えば、図21は第4番目の扉体7 に装着
した係止突部83が規制部材84に係合して、第4番目の扉
体7 がガイドレール5 に沿ってe矢示方向に移動しない
ように係止した状態を示す。伸長時に第4番目の扉体7
は、第5番目の扉体7 との相対角度が大になるに伴っ
て、第4番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22廻りにf矢示
方向に回動しながらe矢示方向に移動する。
【0065】そして、第4番目の扉体7 が或る位置まで
移動すると、規制部材84の先側がガイドレール5 の走行
用案内溝37側につの字状に湾曲しているので、第4番目
の扉体7 の係止突部83が規制部材84の規制案内面86に当
接し、第4番目の扉体7 はe矢示方向に移動しないよう
に係止された状態となる。このため、4番目の扉体7
は、第5番目の扉体7 との相対角度が大になるように、
第4番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22を支点としてf矢
示方向に回動し、第2番目の被案内部材12を案内凹部49
内へと進入させて行く。
【0066】この時、規制部材84の規制案内面86は、第
4番目のヒンジ手段8 のヒンジ軸22を中心とする円弧状
に形成されているので、係止突部83と規制部材84との間
で拗れ等が生じるようなこともなく、係止突部83は規制
案内面86に沿って円滑に案内されて行く。そして、この
第2番目の被案内部材12が案内凹部49に入ると、係止突
部83が規制部材84の規制案内面86から外れて係止状態が
解除されるので、第4番目の扉体7 はe矢示方向に移動
し、この移動に伴って第2番目の被案内部材12が第2蹴
込案内手段17の傾斜面に当接した後、屈折防止用案内溝
38へと進入する。
【0067】一方、係止突部83が規制部材84により係止
状態にある時には、図23に仮想線で示すように、吊り
元側のヒンジ軸26の規制突部78が案内板27の規制段部81
に当接しているため、吊り元側のヒンジ軸26が規制段部
81を越えてe矢示方向に移動することはない。そして、
第4番目の扉体7 の係止突部83が規制部材84から離脱し
た後、第4番目の扉体7 がe矢示方向に移動すれば、第
5番目及び第6番目の各扉体7 が直線状へと伸長して行
く。しかし、第6番目の扉体7 はe矢示方向には移動で
きないので、規制突部78が規制段部81に当接した状態の
ままで吊り元側のヒンジ軸26と一体にg矢示方向に回動
し、図22に示すように、第3番目の被案内部材12を案
内凹部48内へと案内して行く。
【0068】第3番目の被案内部材12が案内凹部48内に
入ると、規制突部78が図23に示すように規制板77の長
孔79と平行状態に近くなり、規制段部81による規制が解
除されるので、その長孔79の範囲内で第6番目の扉体7
がe矢示方向に移動し、この移動に伴って第3番目の被
案内部材12が第1蹴込案内手段16の傾斜面に当接した
後、屈折防止用案内溝38へと進入する。
【0069】これで扉本体6 の各扉体7 が全て伸長して
ガイドレール5 に沿って直線状になり、また各被案内部
材12がガイドレール5 の屈折防止用案内溝38に入ってロ
ックされるので、各扉体7 は屈折不能になる。このよう
に、扉本体6 の屈折状態から各扉体7 を伸長させて直線
状に延ばす場合にも、戸当たり側端枠10の把手87をもっ
て戸当たり側支柱2 側へと移動させれば、各扉体7 を戸
当たり側から順次伸長させることができる。
【0070】各扉体7 を伸長させる時に、各被案内部材
12を各蹴込案内手段16,17 によりガイドレール5 の屈折
防止用案内溝38へと案内するので、この屈折防止用案内
溝38により各被案内部材12を介して各扉体7 を屈折不能
にロックできる。また第2蹴込案内手段17とは別に第2
規制手段19を設け、第4番目の扉体7 が伸長するまで
は、この第2規制手段19と第2蹴込案内手段17との協同
作用によって、第1番目及び第2番目の被案内部材12を
ガイドレール5 の屈折防止用案内溝38へと案内するよう
にしているので、伸長時の動作が非常に円滑である。
【0071】特に、第2規制手段19で第2番目及び第4
番目の扉体7 を一時的に係止して、その係止状態のまま
で第2番目及び第4番目の各ヒンジ手段8 のヒンジ軸22
廻りに第2番目及び第4番目の扉体7 を回動させて、各
被案内部材12を案内凹部49内の第2蹴込案内手段17に案
内しているので、各被案内部材12をガイドレール5 の屈
折防止用案内溝38に案内するための案内手段として、地
面4 側に大きな円弧状の部材を設ける必要がない。しか
も、第2蹴込案内手段17、第2規制手段19はガイドレー
ル5 の幅程度に収めることができ、構造を簡単且つ小型
化することができると共に、施工等も非常に容易であ
る。
【0072】更に、第4番目の扉体7 が伸長した後は、
規制板77の規制段部81で規制突部78を規制して吊り元側
のヒンジ軸26の移動を阻止した状態で、そのヒンジ軸26
廻りに第6番目の扉体7 を回動させて、第3番目の被案
内部材12を案内凹部48内の第1蹴込案内手段16に案内し
ているので、第3番目の被案内部材12をガイドレール5
の屈折防止用案内溝38に案内するための案内手段とし
て、地面4 側に大きな円弧状の部材を設ける必要がな
い。しかも、第1蹴込案内手段16、第1規制手段18はガ
イドレール5 の幅程度に収めることができ、構造を簡単
且つ小型化することができると共に、施工等も非常に容
易である。
【0073】図24及び図25は本発明の第2実施例を
例示する。図24及び図25において、車輪枠50の両端
には、この車輪枠50の外形と同一形状の車輪ブラケット
52が開口端を塞ぐように装着され、この車輪ブラケット
52に、車輪54を支持する車軸53と、転倒阻止部材57とが
取り付けられている。転倒阻止部材57は下端部に係合部
57a が屈曲形成されたL字状であって、上端部が車軸の
両側でボルト90により車輪ブラケット52に着脱自在に固
定されている。
【0074】地面4 側にはガイドレール5 の両側に補助
ガイドレール91が敷設されている。各補助ガイドレール
91は、各車輪54が転動する転動レール部92と、この転動
レール部92に対してガイドレール5 側の近傍で且つ転動
レール部92の下側に凹入する断面L字状の凹入溝部93と
が長手方向の全長に亘って形成されている。そして、転
動レール部92から凹入溝部93の一部に亘って、補助ガイ
ドレール91を構成する板材が断面コの字状に折り曲げ形
成され、その凹入溝部93の転動レール部92の下側に対応
する部分に、転倒阻止部材57の係合部57a が下側から係
合する転倒阻止レール部43が設けられている。
【0075】ガイドレール5 と各補助ガイドレール91
は、その長手方向に所定間隔をおいて配置された連結板
94により一体に連結されている。即ち、ガイドレール5
はスペーサ95を介して連結板94に固定され、この連結板
94の両端に各補助ガイドレール91が固定されている。そ
して、これらのガイドレール5,91、連結板94は、ガイド
レール5 の上半分が地面4 から突出し且つ補助ガイドレ
ール91の転動レール部92が地面4 と面一状となるよう
に、地面4 に埋設されている。なお、地面4 はコンクリ
ート製である。
【0076】この実施例では、ガイドレール5 の両側に
補助ガイドレール91があり、扉本体6 の開閉時に、走行
手段の各車輪54が補助ガイドレール91の転動レール部92
上を転動するため、車輪54の転がり抵抗が小さくなり、
開閉動作を円滑且つ軽快に行うことができる。
【0077】扉本体6 に転倒方向の外力が作用した時に
は、一対の車輪54の内、何れか一方の車輪54を支点とし
て他方側が浮き上がろうとするが、車輪枠50の両端に転
倒阻止部材57があり、この各転倒阻止部材57の係合部57
a が各補助ガイドレール91の転倒阻止レール部43に下側
から係合するようになっているので、他方側の転倒阻止
部材57の係合部57a が他方側の補助ガイドレール91の転
倒阻止レール部43に下側から係合して、扉本体6 の転倒
を防止する。従って、一方の車輪54と他方の転倒阻止部
材57との間隔が大になるので、転倒阻止レール部43と転
倒阻止部材57の係合部57a との間隙を同じにしても、第
1実施例に比較して、扉本体6 の転倒方向への傾斜を小
さくできると共に、その時の転倒阻止部材57、転倒阻止
レール部43の負担を軽減することができる。
【0078】また転倒阻止レール部43の上側では、転動
レール部92から凹入溝部93の一部に亘って、補助ガイド
レール91を構成する板材が断面コの字状に折り曲げ形成
されているため、転倒阻止レール部43自体の強度も十分
に確保することができる。以上、本発明の実施例につい
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
【0079】例えば、被案内部材12は、奇数番目のヒン
ジ手段8 の近傍で扉体7 の下部に設けることもできる。
また第2規制手段19の規制部材84は、ガイドレール5 の
レール板36の上面に装着しても良い。補助車輪20は省略
することもできる。
【0080】実施例では、扉体7 を6枚の偶数枚として
いるが、5枚、7枚等の奇数枚とし、その吊り元側端の
扉体7 のヒンジ軸26を吊り元側支柱1 から内方に突出す
る案内板に沿って移動自在に支持しておき、扉本体6 の
折り畳み時に、そのヒンジ軸26が案内板に沿って吊り元
側支柱1 から内方に移動するようにしても良い。
【0081】第1蹴出案内手段14と第2蹴出案内手段1
5、第1蹴込案内手段16と第2蹴込案内手段17は、共に
兼用することもできるし、また蹴出案内手段14,15 と蹴
込案内手段16,17 を機能的に兼用させるようにしても良
い。また伸長時の被案内部材12の回動軌跡に沿って蹴込
案内手段16,17 を円弧状に構成すれば、各規制手段18,1
9 を省略することもできる。更に、ガイドレール5 は、
扉本体6 の各扉体7 がヒンジ手段8,9,11により屈折可能
な範囲内で設置現場の条件に応じて湾曲させて敷設して
も良い。
【0082】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、複数
個の扉体7 をヒンジ手段8 により縦軸心廻りにジグザグ
状に折り畳み自在に枢着して扉本体6 を構成し、ヒンジ
手段8の一つ置きの下部に、地面4 側に敷設されたガイ
ドレール5 に沿って走行する走行手段13を夫々備えた地
上走行式折り戸において、各ヒンジ手段8 に、走行手段
13を備えたヒンジ手段8 側が扉本体6 の内外方向の一側
に、走行手段13を備えないヒンジ手段8 側が扉本体6 の
内外方向の他側に夫々位置するように、隣り合う一対の
扉体7 間に上下方向に配置されたヒンジ軸22を備え、走
行手段13を備えないヒンジ手段8 の下部近傍に、伸長状
態の各扉体7 が屈折しないようにガイドレール5 により
案内される被案内部材12を設け、扉本体6 の折り畳み時
に吊り元側の近傍で各扉体7 を吊り元側から順次折り畳
み、且つ伸長時に該各扉体7 を戸当たり側から順次伸長
させるように、各被案内部材12を案内する案内手段14,1
5,16,17 を設けているので、次のような顕著な効果を奏
することができる。
【0083】 扉本体6 の折り畳み時には、吊り元側
の扉体7 から順次折り畳んで行き、扉本体6 の伸長時に
は、吊り元側の近傍で戸当たり側の扉体7 から順次伸長
させることができる。従って、各扉体7 を吊り元側の近
傍で折り畳み又は伸長させることができるので、各扉体
7 の折り畳みに必要なスペースを、吊り元側の近傍に確
保すれば十分であり、扉本体6 の各扉体7 を同時にジグ
ザグ状に折り畳んで行く従来のものに比較して、ガイド
レール5 の全体に亘ってスペースを確保する必要がな
く、建造物等の障害物の近傍に接近させて配置できる。
【0084】 吊り元側の近傍側から各扉体7 を折り
畳むため、戸当たり側を僅かに開けて出入りする場合に
は、吊り元側の2枚の扉体7 を屈折させるだけで良く、
扉本体6 の全体を折り畳む必要はない。またこの場合に
も、吊り元側の扉体7 を除き、扉本体6 の殆どが伸長状
態のままであるので、扉本体6 の全体に亘って各扉体7
が略同時に屈折する従来のものに比較して外観上の体裁
が非常に良好である。
【0085】 被案内部材12がガイドレール5 に沿っ
て案内されており、扉本体6 を吊り元側に移動させない
限り各扉体7 が折り畳み不能であるため、各扉体7 をジ
グザグ状に折り畳む形式であるにも拘わらず、伸長状態
での場合に各扉体7が屈折するようなことがない。
【0086】 各ヒンジ手段8 のヒンジ軸22を、走行
手段13を備えたヒンジ手段8 側が扉本体6 の内外方向の
一側に、走行手段13を備えないヒンジ手段8 側が扉本体
6 の内外方向の他側に夫々位置するように配置して、各
扉体7 をジグザグ状に折り畳むようにしているので、各
ヒンジ手段8 の構造を簡単にしながらも、各扉体7 を平
行状態乃至はそれに近い状態に折り畳むことができる。
【0087】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、走行手段13を備えないヒンジ
手段8 の両側の各扉体7 の下部にリンク72を回動自在に
枢着し、この各リンク72の先端部を縦軸71で屈伸自在に
連結すると共に、この縦軸71の下部に被案内部材12を設
けているので、次のような顕著な効果を奏することがで
きる。
【0088】 各扉体7 が伸長状態にある時には、扉
体7 と被案内部材12との間の間隔を大きく確保できるの
で、ガイドレール5 に走行用案内溝37と屈折防止用案内
溝38とを設ける場合でも、その間に間隔を十分に確保で
き、ガイドレール5の製作が容易である。
【0089】 各扉体7 を折り畳んだ時には、被案内
部材12がヒンジ手段8 のヒンジ軸22側に接近し、その突
出量が小さくなるため、各扉体7 を折り畳んだ状態で放
置しておく場合にも、被案内部材12が邪魔になるような
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す折り戸全体の平面図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示す折り戸全体の正面図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す走行手段の一部切り
欠き側面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す走行手段の平面図で
ある。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す戸当たり側端枠部分
の平面断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す戸当たり側端枠部分
の正面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す吊り元側部分の平面
図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す吊り元側部分の一
部切り欠き正面図である。
【図11】本発明の第1実施例を示す吊り元側部分の一
部切り欠き側面図である。
【図12】本発明の第1実施例を示す吊り元側部分の平
面図である。
【図13】本発明の第1実施例を示す案内手段部分の平
面図である。
【図14】本発明の第1実施例を示す案内手段部分の一
部切り欠き正面図である。
【図15】図13のC−C線断面図である。
【図16】本発明の第1実施例を示す折り畳み開始前の
説明図である。
【図17】本発明の第1実施例を示す折り畳み時の蹴り
出し前の動作説明図である。
【図18】本発明の第1実施例を示す折り畳み時の蹴り
出し中の動作説明図である。
【図19】本発明の第1実施例を示す折り畳み中の動作
説明図である。
【図20】本発明の第1実施例を示す折り畳み状態の説
明図である。
【図21】本発明の第1実施例を示す伸長動作時の説明
図である。
【図22】本発明の第1実施例を示す伸長動作時の蹴り
込み中の説明図である。
【図23】本発明の第1実施例を示す伸長動作時の規制
解除動作の説明図である。
【図24】本発明の第2実施例を示す走行手段の側面図
である。
【図25】本発明の第2実施例を示す走行手段の平面図
である。
【符合の説明】
4 地面 5 ガイドレール 6 扉本体 7 扉体 8 ヒンジ手段 12 被案内部材 13 走行手段 14 第1蹴出案内手段 15 第2蹴出案内手段 16 第1蹴込案内手段 17 第2蹴込案内手段 22 ヒンジ軸 71 縦軸 72 リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の扉体(7) をヒンジ手段(8) によ
    り縦軸心廻りにジグザグ状に折り畳み自在に枢着して扉
    本体(6) を構成し、ヒンジ手段(8) の一つ置きの下部
    に、地面(4) 側に敷設されたガイドレール(5) に沿って
    走行する走行手段(13)を夫々備えた地上走行式折り戸に
    おいて、各ヒンジ手段(8) に、走行手段(13)を備えたヒ
    ンジ手段(8) 側が扉本体(6) の内外方向の一側に、走行
    手段(13)を備えないヒンジ手段(8) 側が扉本体(6) の内
    外方向の他側に夫々位置するように、隣り合う一対の扉
    体(7) 間に上下方向に配置されたヒンジ軸(22)を備え、
    走行手段(13)を備えないヒンジ手段(8) の下部近傍に、
    伸長状態の各扉体(7) が屈折しないようにガイドレール
    (5) により案内される被案内部材(12)を設け、扉本体
    (6) の折り畳み時に吊り元側の近傍で各扉体(7) を吊り
    元側から順次折り畳み、且つ伸長時に該各扉体(7) を戸
    当たり側から順次伸長させるように、各被案内部材(12)
    を案内する案内手段(14)(15)(16)(17)を設けたことを特
    徴とする地上走行式折り戸。
  2. 【請求項2】 走行手段(13)を備えないヒンジ手段(8)
    の両側の各扉体(7)の下部にリンク(72)を回動自在に枢
    着し、この各リンク(72)の先端部を縦軸(71)で屈伸自在
    に連結すると共に、この縦軸(71)の下部に被案内部材(1
    2)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の地上走行
    式折り戸。
JP33630194A 1994-12-22 1994-12-22 地上走行式折り戸 Pending JPH08177356A (ja)

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