JPH0817655B2 - 乾燥玉葱チップの製造法 - Google Patents

乾燥玉葱チップの製造法

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JPH0817655B2
JPH0817655B2 JP30408487A JP30408487A JPH0817655B2 JP H0817655 B2 JPH0817655 B2 JP H0817655B2 JP 30408487 A JP30408487 A JP 30408487A JP 30408487 A JP30408487 A JP 30408487A JP H0817655 B2 JPH0817655 B2 JP H0817655B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
    • A23L3/40Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by drying or kilning; Subsequent reconstitution
    • A23L3/405Fractionated crystallisation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、乾燥玉葱チップの製造法に関し、更に詳細
には乾燥手段として真空凍結乾燥法を利用したクリスピ
ーな食感(サクサクとした歯応えのある食感)を有する
乾燥玉葱チップの製造法に関する。
[従来の技術] 昨今、健康志向から原料として野菜・果実等を使用
し、原料の有する風味、色調を充分に保持した乾燥チッ
プに対する需要が増大している。
本発明者等は、こうした乾燥チップの製造を行うため
の乾燥方法として、得られる乾燥チップの乾燥ヤセが少
ない点から真空凍結乾燥法を採用し、様々な野菜・果実
を原料として乾燥チップを開発している。その1種とし
て玉葱を原料とした乾燥玉葱チップを製造しようと試み
た。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、玉葱に単に真空凍結乾燥処理を施しただけ
で、得られる乾燥玉葱チップは乾燥ヤセが少ないもの
の、その食感がフワフワした柔らかすぎるものとなり、
スナック食品に望まれるクリスピーな食感に欠けるもの
になるとの問題点があった。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明者等は、真空凍結乾燥処理を利用して
クリスピーな食感を有する乾燥玉葱チップを得るべく鋭
意研究開発を行った結果、真空凍結乾燥処理を行うに先
立ち前処理として油炒めを行うことにより、クリスピー
な食感を有する乾燥玉葱チップを得ることができるとの
知見を得た。
上記知見を基に完成された本発明の要旨は、「(a)
玉葱を適宜形状に切断し、(b)切断した玉葱に油炒め
を行い、(c)油炒めした玉葱に真空凍結乾燥処理を施
す、の各工程を含む乾燥玉葱チップの製造法」にある。
以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、玉葱を適宜形状に切断する。切断方法は特に制
限されないが例えばくし形切り或いは輪切りにより鱗状
又はリング状に切断し、更にそれぞれを適宜数個の小片
に切り分ける。該小片の大きさは特に制限されないがス
ナック食品として喫食すること及び小片全体を均一に乾
燥するためには、鱗茎の最も厚い部分が3〜8mmの範囲
の玉葱を使用することが好ましく、該厚さが8mmを超え
る玉葱を使用する場合には切断面から反対側の切断面ま
での長さが8mm以下好ましくは3〜8mmになるように切断
することが望ましい。
次いで、上記玉葱に水さらしすることが好ましい。こ
れにより、得られる乾燥玉葱チップの生っぽいえぐ味を
低減することができる。
水さらしは、5〜25℃の流水中で10〜60分間好ましく
は30〜60分間行うことが望ましい。
その後、該玉葱に油炒め(材料の表面に少量の油を付
着させた状態で加熱処理すること)を行う。本発明にお
いては、この処理が特に重要であり、これにより得られ
る乾燥玉葱チップがクリスピーな食感を有するものとな
る。該油炒めは、油炒め後の油が付着した状態の玉葱の
重量が、油炒め前の油が付着していない状態の玉葱の重
量の61〜100重量%好ましくは80〜95重量%となるよう
に行うことが望ましい。上記範囲を下回る場合、玉葱の
組織が崩れて、形状を保持し難い傾向にあり、一方、上
記範囲を超える場合には得られる乾燥玉葱チップの食感
はフワフワした柔らかいものとなりクリスピーさに欠け
る傾向にある。
上記油炒めに使用する油の量は、玉葱100g当り2〜10
g好ましくは3〜6gが例示し得る。
また、使用可能な油の種類は、食用油であれば特に制
限されないが、例えば、コーン油、大豆油、なたね油、
ごま油、こめ油、サフラー油、やし油、パーム核油、カ
カオ油、ひまわり油、綿実油等の植物性油脂、バター、
ヘット、ラード等の動物性油脂等がある。
次いで、上記玉葱に水通しを行うことが望ましい。こ
れにより、後の真空凍結乾燥処理の乾燥時間を短時間と
なし得るばかりでなく、得られる乾燥玉葱チップの油じ
みの発生を防止し得、その結果、該乾燥玉葱チップの色
調を良好にすることができる。該水通しの方法は特に制
限されず、例えば上記玉葱を水中に浸漬しても良いし或
いは該玉葱をざる等に入れ水をかけても良い。この場
合、使用する水の温度は特に制限されず、例えば5〜90
℃好ましくは10〜30℃が例示できる。また水量は、玉葱
100g当り500〜1000mlが適当である。更に、時間は2〜6
0秒が例示できる。
次に、上記玉葱に真空凍結乾燥処理を施す。
すなわち、該玉葱を−10〜−190℃好ましくは−20〜
−40℃、10〜240分間好ましくは30〜120分間の条件で予
備凍結処理を施す。次いで、予備凍結処理した玉葱に10
〜100パスカル好ましくは10〜50パクカル、品温30〜80
℃好ましくは50〜70℃の条件で真空凍結乾燥処理を行
う。この場合、品温はサンプルの最も高温度となると予
想される部分(例えばヒーターに最も近いサンプルの表
面)の温度を測定する。また、加熱手段は、特に制限さ
れないが、赤外線による輻射加熱、伝熱加熱、マイクロ
波加熱等が例示できる。該乾燥処理は、最終製品の水分
含量が約5重量%以下好ましくは1〜3重量%になるま
で行うことが適当である。乾燥終了後常圧に戻し、得ら
れた乾燥玉葱チップは包装工程等の次工程へ移行せしめ
る。
[実施例] 実施例1 剥皮した玉葱1個(150g)をくし形切り(8等分)に
より切断し、鱗茎毎にバラバラにし(鱗茎の厚さは最大
4mmであった)、次いで、それぞれを更に数個の小片に
切り分けた。次いで、該玉葱を25℃の流水中に30分間水
さらしした。その後、プライパンにコーンサラダ油4gと
上記玉葱100gとを入れ、油が表面に付着した状態の玉葱
の重量が約96gになるまで油炒めを行った。次いで、該
玉葱を−40℃、60分間の条件で予備凍結処理した後、該
玉葱に30パスカル、品温50℃、180分間の条件で出力0.4
kwのマイクロ波により真空凍結乾燥処理を施し、乾燥玉
葱チップを得た。得られた乾燥玉葱チップの玉葱の水分
は約1.0重量%であった。得られた乾燥玉葱チップは、
乾燥ヤセが少なかった。また、その食感は、クリスピー
なものであった。
実施例2 油炒めを行った後に25℃の水に30秒間浸漬し水通しを
行ったこと及び乾燥時間を160分間としたことの他は、
実施例1と同様な方法で乾燥玉葱チップを得た。得られ
た乾燥玉葱チップの水分は、約1.0重量%であった。ま
た、得られた乾燥玉葱チップは乾燥ヤセが少なかった。
更に、油じみが少なく色調も良好で実施例1より良好な
外観を呈していた。また、その食感は、クリスピーなも
のであった。
比較例1 油炒めを行わなかったことの他は、実施例1と同様な
方法で乾燥玉葱チップを得た。得られた乾燥玉葱チップ
は、乾燥ヤセは少ないものであったが、その食感はかな
りフワフワしており、クリスピーな食感に欠けるもので
あった。
比較例2 油炒めのかわりに95℃、3分の条件でボイル処理を行
ったことの他は実施例1と同様な方法で乾燥玉葱チップ
を得た。得られた乾燥玉葱チップは、乾燥ヤセは少ない
ものであった。また、その食感はマシュマロのようにフ
ワフワしており、クリスピーな食感に欠けるものであっ
た。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、玉葱に真空凍
結乾燥処理を施すに際して、前処理として油炒めを行う
ことにより、乾燥ヤセが少ないばかりでなくクリスピー
な食感を有する乾燥玉葱チップを得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)玉葱を適宜形状に切断し、 (b)切断した玉葱に油炒めを行い、 (c)油炒めした玉葱に真空凍結乾燥処理を施す、 の各工程を含む乾燥玉葱チップの製造法。
  2. 【請求項2】(b)の工程において、油炒めを、油炒め
    後の油が付着した玉葱の重量が油炒め前の油が付着して
    いない状態の玉葱の重量の61〜100重量%になるように
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の乾燥
    玉葱チップの製造法。
  3. 【請求項3】(c)の工程において、油炒めした玉葱を
    −10〜−190℃、10〜240分間の条件で予備凍結処理し、
    次いで、10〜100パスカル、品温30〜80℃の条件で真空
    凍結乾燥処理を行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の乾燥玉葱チップの製造法。
JP30408487A 1987-11-30 1987-11-30 乾燥玉葱チップの製造法 Expired - Fee Related JPH0817655B2 (ja)

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JPS5840060A (ja) * 1981-08-31 1983-03-08 Q P Corp 油炒め香味野菜の製造方法

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