JPH08176426A - 永久帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

永久帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH08176426A
JPH08176426A JP33542194A JP33542194A JPH08176426A JP H08176426 A JPH08176426 A JP H08176426A JP 33542194 A JP33542194 A JP 33542194A JP 33542194 A JP33542194 A JP 33542194A JP H08176426 A JPH08176426 A JP H08176426A
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resin composition
aromatic
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JP33542194A
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Kazuhiko Ishii
一彦 石井
Michio Nakada
道生 中田
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Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Original Assignee
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂60〜9
8重量部、(b)ブロックコポリアミド樹脂2〜40重
量部、(d)衝撃改良剤0〜30重量部および(e)分
子中に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する有
機化合物の有効量を含有してなる。 【効果】 本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、熱
安定性、耐熱性および帯電防止性の持続性が良好であ
り、さらにウェルド強度の低下が改良された組成物であ
り、永久帯電防止材料として多くの用途に使用が可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久帯電防止性ポリカ
ーボネート樹脂組成物に関するものである。本発明は、
耐熱性、耐衝撃性を有し、さらに大幅に改善されたウェ
ルド強度を有する樹脂組成物に関するものであり、特に
永久帯電防止性を有するので、帯電防止性の耐久性を要
求される、電気電子機器あるいは精密機械分野への利用
が可能である。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成高分子材料は、電気抵抗値
が高く、摩擦あるいは剥離等により容易に帯電し、ごみ
や埃を吸着し外観を損ねる。さらに、電気電子分野で
は、それらに起因するトラブルがしばしば発生し、永久
的な帯電防止性に優れた新たな材料が要求されている。
【0003】従来から、合成樹脂製品の帯電防止性を付
与する手段として、さまざまな検討が試みられ、一般的
には界面活性剤系の帯電防止剤を成形品に塗布したり、
あるいは樹脂材料に帯電防止剤を練り込むことにより帯
電防止性を付与する方法が知られている。
【0004】しかしながら、このような手段では、長期
間の使用により表面層の帯電防止剤が除かれ帯電防止性
が失われる欠点があった。さらに、摩擦摩耗等によって
も、帯電防止性が失われる欠点があった。
【0005】なかでも、永久帯電防止性を有するポリカ
ーボネート樹脂組成物としては、例えば特開昭62−6
23252は、ポリエーテルエステル単位が95〜10
重量%であるポリエーテルエステルアミドとポリカーボ
ネート樹脂とからなる樹脂組成物を提案している。ま
た、特開平1−163252は、ポリエーテルエステル
単位が90〜10重量%であるポリエーテルエステルア
ミド、ポリカーボネート樹脂および芳香族ビニル単量
体、(メタ)アクリル酸エステル単量体、シアン化ビニ
ル単量体およびビスマレイミド系単量体から選ばれたビ
ニル系単量体の重合およびゴム質重合体から成る樹脂組
成物を提案している。本発明者も、検討を行い永久帯電
防止性を有する組成物の特許出願を行った。すなわち、
特願平6−15288では、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂およびブロックコポリアミド樹脂に、ス
ピロ環を有する化合物を添加してなる熱安定性の改良さ
れた永久帯電防止性樹脂組成物を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの永久
帯電防止性樹脂組成物では、いずれも、帯電防止性はあ
る程度改良されるものの、ブロックコポリアミド樹脂に
起因するウェルド部分の強度の低下が大きく、未だ十分
とは言えない。本発明はこれらの事情に鑑み、帯電防止
性が大幅に改善された、特に長期間の使用においても優
れた制電性を維持し、ウェルド強度を大幅に改善したポ
リカーボネート樹脂組成物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明者らは、先の課題を鑑
み、試験研究を重ねた結果、従前の帯電防止性組成物に
対して、特定の構造を有する化合物を添加することによ
り、帯電防止性を維持し、ブロックコポリアミド樹脂の
添加によるウェルド強度の低下を著しく抑制できること
を見いだした。
【0008】即ち、本発明は(a)芳香族ポリカーボネ
ート樹脂60〜98重量部、(b)ブロックコポリアミ
ド樹脂2〜40重量部、(d)衝撃改良剤0〜30重量
部および(e)分子中に少なくとも2個以上のオキサゾ
リン環を有する有機化合物の有効量を含有してなる組成
物あるいは、(a)芳香族ポリカーボネート樹脂50〜
95重量部、(b)ブロックコポリアミド樹脂を2〜4
0重量部、(c)芳香族ポリエステル樹脂2〜50重量
部、(d)衝撃改良剤0〜30重量部および(e)分子
中に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する有機
化合物の有効量を含有してなる組成物に関するものであ
る。
【0009】本発明は、特定の構造を有する化合物を添
加することにより、帯電防止性を維持し、他の離型剤あ
るいは摺動性改良剤を添加しても目的の制電性を損なわ
ず、しかもウェルド強度の低下を大幅に改良したもので
ある。
【0010】以下本発明を具体的に説明する。本発明組
成物の一成分である、芳香族ポリカーボネート樹脂とし
ては、芳香族ジヒドロオキシ化合物から誘導されたポリ
炭酸エステルであれば特に制限はない。すなわち、単一
の芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導された単一重合
体、2種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導され
た共重合体、さらには、分子中に3個以上のヒドロキシ
基を有する芳香族ポリヒドロキシ化合物を少量含む芳香
族ジヒドロキシ化合物から誘導された分岐化共重合体ま
たは芳香族モノヒドロキシ化合物を少量含む芳香族ヒド
ロキシ化合物から誘導される末端修飾重合体のいずれで
も使用することができる。もちろん、これらの重合体又
は共重合体2種以上の混合物を芳香族ポリカーボネート
樹脂として使用してもよい。なお、これら諸種の重合体
は、通常、芳香族ジヒドロキシ化合物またはこれと少量
の芳香族ポリヒドロキシ化合物などを、ホスゲンまたは
炭酸のジエステルと反応させることによって得られる
が、芳香族ポリカーボネート樹脂としては、重合体の製
造方法によっても制限されない。
【0011】芳香族ジヒドロキシ化合物としては、例え
ば2,2ービス(4ーヒドロキシフェニル)プロパン
(ビスフェノールAともいう。)、テトラメチルビスフ
ェノールA、テトラブロムビスフェノールA、ビス(4
ーヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4ージヒド
ロキシジフェニルなどを使用することができる。通常
は、ビス(4ーヒドロキシフェニル)アルカン系ジヒド
ロキシ化合物が選択され、特に、ビスフェノールAまた
はビスフェノールAと他の芳香族ジヒドロキシ化合物と
の組み合わせが好ましい。
【0012】また、分岐化共重合体を得るのに用いられ
る、芳香族ポリヒドロキシ化合物の具体例としては、フ
ロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−ト
リ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、4,6−
ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−3、1,3,5
−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,
1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどが挙げ
られる。その前駆体化合物である、3,3−ビス(4−
ヒドロキシアリール)オキシインドール(イサチンビス
フェノールともいう)、5−クロルイサチン、5,7−
ジクロルイサチン、5−ブロムイサチンなどを用いるこ
ともできる。これら芳香族ポリヒドロキシ化合物または
その前駆体化合物の使用量は、前記ジヒドロキシ化合物
の一部、例えば0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合
物で置換する量が選ばれる。
【0013】更に、末端修飾、すなわち、分子量調節す
るのに適したヒドロキシ化合物としては、m−位または
p−位が置換されたフェノール類が一般的であり、具体
的には、m−メチルフェノール、p−メチルフェノー
ル、m−プロピルフェノール、p−プロピルフェノー
ル、p−tert−ブチルフェノール、p−長鎖アルキ
ル置換フェノールなどのアルキル置換体、p−ブロムフ
ェノールなどのハロゲン置換体が好ましい。
【0014】本発明においては、芳香族ポリカーボネー
ト樹脂の分子量は、25℃におけるメチレンクロライド
溶液粘度より換算した粘度平均分子量で16000〜3
5000、好ましくは17500〜30000の範囲の
ものが用いられる。
【0015】本発明組成物の他の一成分である、ブロッ
クコポリアミド樹脂は、ポリアミドブロックとポリエー
テルエステルブロックを有し、ポリアミドブロックとポ
リエーテルエステルブロックとは、エステル結合(−C
OO−)またはアミド結合(−CONH−)によって連
結される。
【0016】しかして、本発明において、ポリアミドブ
ロックを構成する繰り返し単位は、a)炭素原子数6以
上のアミノカルボン酸またはそのラクタムの場合と、
b)炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸の塩の
場合がある。もちろん、両者が混在する場合もある。具
体的な繰り返し単位としては、a)の場合、6−アミノ
カプロン酸、7−アミノエナント酸、8−アミノカプリ
ル酸、9−アミノペルゴン酸、10−アミノカプリン
酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン
酸などのω−アミノカルボン酸あるいはカプロラクタ
ム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラウロラク
タムなどのω−ラクタムが挙げられる。また、b)の場
合は、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキサ
メチレンジアミン−セバシン酸塩、ヘキサメチレンジア
ミン−イソフタル酸塩などのジアミン−ジカルボン酸の
塩が挙げられる。実用的には、特にカプロラクタム、1
2−アミノドデカン酸、ヘキサメチレンジアミン−アジ
ピン酸塩が好ましく用いられる。
【0017】また、ポリエーテルエステルブロックを構
成する繰り返し単位は、数平均分子量200〜6000
のポリ(アルキレンオキシド)グリコールのポリエーテ
ルセグメントおよび炭素数4〜20のジカルボン酸から
なる。ポリエーテルエステルブロックにおける、ポリエ
ーテルセグメントとジカルボン酸のモル比は、通常1:
1である。
【0018】しかして、ポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ
(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチ
レンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピ
レンオキシドのブロックまたはランダム共重合体、エチ
レンオキシドとテトラヒドロフランのブロックまたはラ
ンダム共重合体などが挙げられる。これらの中でも、制
電性が優れる点で、特にポリエチレングリコールが好ま
しく用いられる。
【0019】さらに、炭素原子数4〜20のジカルボン
酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルホイソ
フタル酸ナトリウムのごとき芳香族ジカルボン酸、1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジシクロヘキシル−4,4−ジカル
ボン酸のごとき脂環族ジカルボン酸、コハク酸、シュウ
酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸(デカンジ
カルボン酸)のごとき脂肪族ジカルボン酸などが挙げら
れる。中でも、特にテレフタル酸、イソフタル酸、1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸およびドデカンジ酸が、重合性、色調および物性の
点から好ましく用いられる。
【0020】また、ブロックコポリアミド樹脂の組成
は、ポリエーテルエステルブロック単位が、ブロックコ
ポリアミド樹脂中、95〜10重量%の範囲内にあるの
が好ましい。ポリエーテルエステルブロック単位が、9
5重量%を超える場合は、成形品表層部にブロックコポ
リアミド樹脂を遍在させ得るが、表面硬度が低く傷つき
易く、機械的強度も低い。一方、10重量%未満では、
得られる樹脂の帯電防止性が不十分である。帯電防止効
果を満足させるに必要な量のブロックコポリアミド樹脂
を添加すると、耐熱性、機械的強度が著しく低下する。
【0021】このブロックコポリアミド樹脂は、製造方
法によっては制限されない。すなわち、ブロックコポリ
アミドの重合方法としては、例えば(A)(a)アミノ
カルボン酸またはラクタムと(c)ジカルボン酸を反応
させて両末端がカルボン酸基のポリアミドプレポリマー
を作り、これに(b)ポリ(アルキレンオキシド)グリ
コールを真空下に反応させる方法、(B)(a)(b)
(c)の化合物を反応槽に仕込み、水の存在下または非
存在下に高温で加圧反応させることにより、カルボン酸
末端のポリアミドプレポリマーを生成させ、その後常圧
または減圧下に重合を進める方法、(C)前記(a)
(b)(c)の化合物を同時に反応槽に仕込み溶融混合
した後、高真空下で一挙に重合を進める方法等の公知の
方法を用いることができる。
【0022】本発明組成物において使用することが好ま
しい他の一成分である、芳香族ポリエステル樹脂として
は、エンジニアリングプラスチックとして知られてい
る、芳香族ジカルボン酸とグリコールを構成単位とする
ポリエステルまたはこれを主成分とするものが用いられ
る。これら芳香族ポリエステル樹脂を併用することによ
って、帯電防止剤であるブロックコポリアミド樹脂の分
散性が改良され、その結果、剥離などの外観不良や帯電
防止性が改良されるだけでなく、ウエルド強度の低下も
抑制されるからである。通常、テレフタル酸、イソフタ
ル酸またはそのエステル形成性誘導体とグリコールとの
重縮合反応により得られる重合体および共重合体より選
ばれる。なかでも、テレフタル酸またはそのジアルキル
エステルと脂肪族グリコールとの重縮合反応によって得
られる、ポリアルキレンテレフタレート、例えばポリエ
チレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフ
タレート(PBT)、またはこれを主体とした共重合体
が好ましく用いられる。
【0023】グリコールとしては、例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール等が用いられる。これ
ら脂肪族グリコール類は、少量であれば他のジオールや
多価アルコールと併用することができる。具体的には、
例えばシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタ
ノール、キシレングリコール、2、2ービス(4ーヒド
ロキシフェニル)プロパン、グリセリン、ペンタエリス
リトール等と併用することができる。また、これら他の
ジオールまたは多価アルコールの使用量は、脂肪族グリ
コール100重量部に対して40重量部以下であること
が望ましい。
【0024】また、芳香族ジカルボン酸としては、例え
ばテレフタル酸またはそのジアルキルエステルであるジ
メチルテレフタレートなどが用いられる。これらと共
に、少量であれば他のジカルボン酸や多価カルボン酸を
併用することができる。具体的には、例えばフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジ
カルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸
やそれらのジアルキルエステル等を併用することができ
る。また、これら他のカルボン酸またはそのエステルの
使用量は、テレフタル酸またはそのジアルキルエステル
100重量部に対して40重量部以下であることが好ま
しい。
【0025】本発明においては、芳香族ポリエステル樹
脂の数平均分子量は、2000〜60000の範囲のも
のが使用され、さらに25000〜52000の範囲の
ものが好適である。
【0026】本発明組成物の他の一成分である、分子中
に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する有機化
合物は、オキサゾリン環が脂肪族あるいは芳香族基に結
合した化合物であり、次の化1の式で示される。
【0027】
【化1】
【0028】(式中のRは、脂肪族、脂環族、芳香族ま
たは異節環の炭化水素基を示し、X1、X2 、X3 、X
4 は、水素または炭素数1〜6の低級アルキル基を示
し、 nは、2以上の整数を示す。)
【0029】このオキサゾリン環を有する有機化合物
は、本発明組成物のマトリックスとなる芳香族ポリカー
ボネート樹脂や芳香族ポリエステル樹脂と帯電防止剤で
あるブロックコポリアミド樹脂との界面の接着性を改良
するものであり、いずれの樹脂とも反応性を有する活性
点が2個以上あることが必要であり、それゆえ、分子中
のオキサゾリン環の数は2個以上を必要とする。また、
これを結合する炭化水素基Rは、分子量が大きくなりす
ぎると、活性点が相対的に減少し、ウエルド強度改良の
効果が低下することになるので、炭化水素基Rの分子量
は、通常500以下、好ましくは300以下がよい。
【0030】このオキサゾリン環を有する有機化合物
は、通常、多価カルボン酸またはその塩化物等の酸誘導
体と2−アミノアルコールとの縮合によって得られる。
具体的には、多価カルボン酸の種類により種々の縮合物
があるが、ジカルボン酸系の縮合物としては、イソフタ
ル酸から誘導される1,3−ビス(2−オキサゾリン−
2−イル)ベンゼン、1,3−ビス(4,4−ジメチル
−2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン;テレフタル
酸、フタル酸から誘導される1,4−または1,2−同
族体類;ナフタリンジカルボン酸類、例えばナフタリン
−1,4−ジカルボン酸から誘導される1,4−ビス
(2−オキサゾリン−2−イル)ナフタリン、1,4−
ビス(4,4−ジメチル−2−オキサゾリン−2−イ
ル)ナフタリン;琥珀酸から誘導される1,2−ビス
(2−オキサゾリン−2−イル)エタン、1,2−ビス
(4,4−ジメチル−2−オキサゾリン−2−イル)エ
タン;グルタル酸から誘導される1,3−ビス(2−オ
キサゾリン−2−イル)プロパン、1,3−ビス(4,
4−ジメチル−2−オキサゾリン−2−イル)プロパ
ン;アジピン酸から誘導される1,4−ビス(2−オキ
サゾリン−2−イル)ブタン、1,4−ビス(4,4−
ジメチル−2−オキサゾリン−2−イル)ブタン;シク
ロヘキサン−1,4−ジカルボン酸から誘導される1,
4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)シクロヘキサ
ン、1,4−ビス(4,4−ジメチル−2−オキサゾリ
ン−2−イル)シクロヘキサン;ピリジン−2,6−ジ
カルボン酸から誘導される2,6−ビス(2−オキサゾ
リン−2−イル)ピリジン、2,6−ビス(4,4−ジ
メチル−2−オキサゾリン−2−イル)ピリジンなどが
挙げられれる。トリカルボン酸系の縮合物としては、ト
リメリット酸から誘導される1,2,4−トリス(2−
オキサゾリン−2−イル)ベンゼン等が挙げられる。
【0031】本発明組成物において使用することが好ま
しい他の一成分である、衝撃改良剤としては、例えば、
アクリル酸エステル系コアーシェルグラフト共重合体、
スチレン系コアーシェルグラフト共重合体、MBS樹
脂、MABS樹脂、ポリエステル系エラストマー、SB
R、SEBS、ポリウレタン系エラストマー等が例示さ
れる。これらの内、ポリカーボネート樹脂等のマトリッ
クスとの相溶性、耐熱性等から、アクリル酸エステル系
コアーシェルグラフト共重合体が特に好適に用いられ
る。
【0032】本発明の樹脂組成物において、前記各成分
の組成比率は、芳香族ポリエステル樹脂の有無によって
若干異なる。すなわち、芳香族ポリエステル樹脂を含ま
ない場合は、(a)芳香族ポリカーボネート樹脂60〜
98重量部、好ましくは70〜95重量部、(b)ブロ
ックコポリアミド樹脂2〜40重量部、好ましくは5〜
15重量部、(d)衝撃改良剤0〜30重量部、好まし
くは1〜10重量部、(e)分子中に少なくとも2個以
上のオキサゾリン環を有する有機化合物0.02〜5重
量部、好ましくは0.05〜2重量部の比率であり、芳
香族ポリエステル樹脂を含む場合は、(a)芳香族ポリ
カーボネート樹脂50〜95重量部、好ましくは70〜
90重量部、(b)ブロックコポリアミド樹脂2〜40
重量部、好ましくは5〜15重量部、(c)芳香族ポリ
エステル樹脂2〜50重量部、好ましくは5〜30重量
部、(d)衝撃改良剤0〜30部、好ましくは1〜10
重量部、(e)分子中に少なくとも2個以上のオキサゾ
リン環を有する有機化合物0.02〜5重量部、好まし
くは0.05〜2重量部の比率である。
【0033】本発明の樹脂組成物において、(a)芳香
族ポリカーボネート樹脂は、少ないと耐熱性が劣り、多
いと帯電防止性が不足するので好ましくない。(b)ブ
ロックコポリアミド樹脂は、少ないと帯電防止性が不足
し、多いと樹脂組成物が柔軟になりすぎ、機械的強度が
劣るので好ましくない。(c)芳香族ポリエステル樹脂
は、少ないと剥離現象の改良など前述の諸特性改良の効
果が不十分であり、多いと耐熱性の低下が大きくなるの
で好ましくない。(d)衝撃改良剤は、少ないと耐衝撃
性が低下し、多いと弾性率の低下が大きくなるので好ま
しくない。(e)分子中に少なくとも2個以上のオキサ
ゾリン環を有する有機化合物は、0.02重量部未満で
はウェルド強度の改良効果が不十分であり、5重量部以
上ではポリカーボネート樹脂、ブロックコポリアミド樹
脂あるいはポリエステル樹脂の分解を促進するので好ま
しくない。
【0034】本発明の樹脂組成物の製造方法について
は、特に制限は無い。例えば、(a)芳香族ポリカーボ
ネート樹脂、(b)ブロックコポリアミド樹脂と(e)
分子中に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する
有機化合物を、必要に応じて、(c)芳香族ポリエステ
ル樹脂及び(d)衝撃改良剤も併せて、これらを一括溶
融混練する方法、また、(a)と(b)と(e)あるい
は(a)と(c)と(e)をあらかじめ溶融混練し、そ
の後(c)あるいは(b)と(d)を加えて溶融混練す
る方法等、任意の方法を選択することができる。
【0035】本発明の樹脂組成物は、上記の各成分のほ
かに、紫外線吸収剤等の各種安定剤や顔料、染料、滑
剤、難燃剤、離型剤、摺動性改良剤等の添加剤、あるい
は必要に応じてガラス繊維、ガラスフレーク、炭素繊維
等の強化材あるいはチタン酸カリウム、ホウ酸アルミニ
ウム等のウィスカーを添加することができる。さらに、
本発明の樹脂組成物は、離型剤あるいは摺動性改良剤等
の表面特性の改良剤を併用しても、目的とする帯電防止
効果の低下をきたさない。
【0036】
【実施例】以下に、実施例等により本発明を具体的に説
明する。なお、物性評価は、実施例または比較例の樹脂
組成物ペレットを、120℃で5時間乾燥した後、射出
成形機によりシリンダー温度260℃で、指定の試験片
を成形し、以下の手順により行った。
【0037】1)帯電防止性 帯電防止性については、a)表面固有抵抗値およびb)
帯電半減期を測定した。 a)表面固有抵抗:ウルトラ・ハイ・レジスタンス・メ
ータ(アドバンテスト社製)を使用し、ASTM D−
257に従い、試験片を、温度23℃、湿度50%の条
件で、7日間放置して状態調節後、表面固有抵抗値を測
定した。値が小さい方が、帯電防止性が良好であると評
価できる。 b)帯電半減期:スタティックオネストメータを使用
し、試験片を、印荷電圧7KV、印荷時間30秒の条件
で帯電させ、その帯電量を測定し、さらに印加電圧を切
って、帯電量の減衰状態を測定した。半減期とは、印荷
電圧を切った後、帯電量(相対値)が半減するまでの時
間を表したもので、値が小さい方が、帯電防止性が良好
であると評価できる。
【0038】2)ウェルド強度 ASTM D−638に従い、ダンベル状の試験片につ
いて、引張強さを測定した。試験片のうち、ウェルド部
の有るものと無いものの引張強さを比較して、保持率を
算出した。この値が大きい方が、良好であると評価でき
る。
【0039】3)アイゾット ASTM D−256に従い、ノッチ付き試験片につい
て、衝撃強度を測定した。
【0040】以下の実施例において、使用される用語お
よび略号は、下記の意味を有する。 (用語又は略号) (意 味) E−2000 三菱ガス化学株式会社製、商品名ユーピロンE−20 00。粘度平均分子量28,000のポリ−4、4’ −イソプロピリデン・ジフェニルカルボナート。 PAS−40T 東レ株式会社製、商品名PAS−40T。重量平均分 子量100,000のポリエーテルブロックコポリア ミド。6ナイロンとポリエチレングリコール・ジエス テルとのブロック共重合体。 MX−1074 エルフ・アトケム社製、商品名ペバックスMX−10 74。重量平均分子量70,000のポリエーテルブ ロックコポリアミド。12ナイロンとポリエチレング リコール・ジエステルとのブロック共重合体。 PEP−36 旭電化株式会社製含燐化合物、商品名アデカスタブP EP−36。下記の化学式で示される。
【化2】 化合物A 1,3−フェニレン−ビス−2−オキサゾリン。 PA−200 三菱レイヨン株式会社製、商品名ダイヤペットPA− 200D。数平均分子量51,000のポリエチレン テレフタレート。 MG−1011 武田薬品工業株式会社製衝撃改良剤、商品名スタフィ ロイドMG−1011。アクリル酸エステル系コアシ ェルグラフト共重合体。
【0041】
【実施例1】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂 E−2000 90重量部 (b)ブロックコポリアミド樹脂 PAS−40T 10重量部 (f)ホスファイト系抗酸化剤 PEP−36 0.05重量部 (e)オキサゾリン環を有する化合物A 0.05重量部 上記の各成分を、タンブラーで20分間ブレンドした
後、二軸押出機を用い、シリンダー温度260℃で押し
出し、ペレットを得た。その組成および物性評価結果
を、表1に示した。
【0042】
【実施例2】実施例1において、化合物Aの量を2重量
部に変えた外は、実施例1と同様の方法でペレットを得
た。その組成および物性評価結果も、表1に示した。
【0043】
【実施例3】実施例1において、E−2000の量を7
5重量部に変え、さらに次の成分を加えた外は、実施例
1と同様の方法でペレットを得た。 (c)ポリエチレンテレフタレート PA−200 15重量部 その組成および物性評価結果も、表1に示した。
【0044】
【実施例4】実施例1において、E−2000の量を7
0重量部に変え、さらに次の成分を加えた外は、実施例
1と同様の方法でペレットを得た。 (c)ポリエチレンテレフタレート PA−200 15重量部 (d)衝撃改良剤 MG−1011 5重量部 その組成および物性評価結果も、表1に示した。
【0045】
【実施例5】実施例1において、E−2000の量を7
0重量部に変え、ブロックコポリアミド樹脂を6ナイロ
ン系のPAS−40Tから12ナイロン系のMX−10
74に変え、さらに次の成分を加えた外は、実施例1と
同様の方法でペレットを得た。 (c)ポリエチレンテレフタレート PA−200 15重量部 (d)衝撃改良剤 MG−1011 5重量部 その組成および物性評価結果も、表1に示した。
【0046】
【表1】
【0047】
【比較例1】実施例1において、化合物Aを添加しない
外は、実施例1と同様の方法でペレットを得た。その組
成および物性評価結果を、表2に示した。実施例1と比
較すると、ウェルド強度の低下の大きいことがわかる。
【0048】
【比較例2】実施例3において、化合物Aを添加しない
外は、実施例3と同様の方法でペレットを得た。その組
成および物性評価結果を、表2に示した。実施例3と比
較すると、ウェルド強度の低下の大きいことがわかる。
【0049】
【比較例3】実施例4において、化合物Aを添加しない
外は、実施例4と同様の方法でペレットを得た。その組
成および物性評価結果を、表2に示した。実施例4と比
較すると、ウェルド強度の低下の大きいことがわかる。
【0050】
【比較例4】実施例5において、化合物Aを添加しない
外は、実施例5と同様の方法でペレットを得た。その組
成および物性評価結果を、表2に示した。実施例5と比
較すると、ウェルド強度の低下の大きいことがわかる。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】以上の結果からも明らかなように、本発
明のポリカーボネート樹脂組成物は、熱安定性、耐熱性
および帯電防止性の持続性が良好であり、さらにウェル
ド強度の低下が改良された組成物であり、永久帯電防止
材料として多くの用途に使用が可能である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)芳香族ポリカーボネート樹脂60〜
    98重量部、(b)ブロックコポリアミド樹脂2〜40
    重量部、(d)衝撃改良剤0〜30重量部および(e)
    分子中に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する
    有機化合物の有効量を含有してなる永久帯電防止性ポリ
    カーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(a)芳香族ポリカーボネート樹脂50〜
    95重量部、(b)ブロックコポリアミド樹脂2〜40
    重量部、(c)芳香族ポリエステル樹脂2〜50重量
    部、(d)衝撃改良剤0〜30重量部および(e)分子
    中に少なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する有機
    化合物の有効量を含有してなる永久帯電防止性ポリカー
    ボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】下記化1の式で示される、前記分子中に少
    なくとも2個以上のオキサゾリン環を有する有機化合物
    0.02〜5重量部を含有する請求項1〜2記載の樹脂
    組成物。 【化1】 (式中のRは脂肪族、脂環族、芳香族または異節環の炭
    化水素基を示し、X1 、X2 、X3 、X4 は水素または
    炭素数1〜6の低級アルキル基を示し、 nは2以上の整
    数を示す。)
  4. 【請求項4】前記ブロックコポリアミド樹脂が、ポリア
    ミドブロックおよびポリエーテルエステルブロックを有
    するものである請求項1〜3記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記ポリアミドブロックが、炭素原子数6
    以上のアミノカルボン酸もしくはそのラクタムおよび/
    または炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸の塩
    を構成単位とするものであり、かつ、前記ポリエーテル
    エステルブロックが、数平均分子量200〜6000の
    ポリ(アルキレンオキシド)グリコールおよび炭素数4
    〜20のジカルボン酸を構成単位とするものである請求
    項4記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記芳香族ポリカーボネート樹脂が、2,
    2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンから誘導
    されたポリカーボネート樹脂または2,2−ビス(4−
    ヒドロキシフェニル)プロパンと他の芳香族ジヒドロキ
    シ化合物とから誘導されたポリカーボネート共重合体で
    ある請求項1〜5記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】前記芳香族ポリエステル樹脂が、テレフタ
    ル酸、イソフタル酸またはそのエステル形成性誘導体と
    グリコール類との重縮合反応により得られる重合体およ
    び共重合体より選ばれたものである請求項1〜6記載の
    樹脂組成物。
  8. 【請求項8】前記衝撃改良剤が、アクリル酸エステル系
    コアーシェルグラフト共重合体、スチレン系コアーシェ
    ルグラフト共重合体、MBS樹脂、MABS樹脂、ポリ
    エステル系エラストマー、SBR、SEBSおよびポリ
    ウレタン系エラストマーより選ばれたものである請求項
    1〜7記載の樹脂組成物。
JP33542194A 1994-12-22 1994-12-22 永久帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物 Pending JPH08176426A (ja)

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