JPH08175919A - バチルス属胞子画分及びその胞子画分を利用する植物病害防除法 - Google Patents
バチルス属胞子画分及びその胞子画分を利用する植物病害防除法Info
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- JPH08175919A JPH08175919A JP6316668A JP31666894A JPH08175919A JP H08175919 A JPH08175919 A JP H08175919A JP 6316668 A JP6316668 A JP 6316668A JP 31666894 A JP31666894 A JP 31666894A JP H08175919 A JPH08175919 A JP H08175919A
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Abstract
を含有する病害防除作用に優れ、更に、定着性、持続安
定性のよい農園芸用殺菌剤組成物及びこれを用いた効果
的な植物病害防除法を提供することを課題とする。 【構成】 胞子画分をバチルス属に属する細菌の培養物
から胞子を乾燥重量で50重量%以上含むように調製
し、この胞子画分を農園芸用殺菌剤組成物に配合する。
また、この農園芸用殺菌剤組成物を農園芸植物の病害防
除に用いる。
Description
有する農園芸用殺菌剤組成物並びにこの農園芸用殺菌剤
組成物を用いた植物病害防除法に関し、詳しくは、バチ
ルス属に属する細菌の胞子画分及びこれを含有する病害
防除作用に優れた農園芸用殺菌剤組成物及びこれを用い
た効果的な植物病害防除法に関する。
る方法として、安全性、効果の持続性を考慮して、各種
病害を引き起こす病原菌と拮抗する微生物を用いて病害
の発生を予防する方法が広く用いられている。
用いられてきた微生物として、トリコデルマ属、グリオ
クラディウム属、バチルス属に属する細菌等が挙げら
れ、これまでに、これらの微生物を含有する農園芸用殺
菌剤組成物も数多く研究開発されている。
は、例えば、特開昭63−273470号公報では、バ
チルス ズブチリス(Bacillus subtilis)JB3株菌
(NCIB12375)、バチルス ズブチリスJB
3.6株菌(NCIB12376)、バチルス ズブチ
リスR1株菌(NCIB12616)あるいはこれらの
変異株等から得られる抗菌物質が植物の病気、動物及び
ヒトの微生物感染を抑制し、更に一般的な微生物汚染を
抑制するとし、上記各菌株の培養物を用いて各種農園芸
植物の病害を防除する試みがなされている。
上記バチルス ズブチリス(Bacillus subtilis)JB
3株菌(NCIB12375)、バチルス ズブチリス
JB3.6株菌(NCIB12376)、バチルス ズ
ブチリスR1株菌(NCIB12616)あるいはこれ
らの変異株等から誘導される抗生物質を単離し、これを
各種農園芸植物の病害防除に用いるという試みがなされ
ている。
を応用した農園芸植物の病害防除方法では何れも、持続
性、定着性、安定性等の点が必ずしも十分であるとは言
えなかった。
胞子を形成することは知られており、培養物などから胞
子を単離することもよく行われているが、胞子をある量
以上に含有する胞子画分が大量に調製され、使用された
例はこれまでに報告されていない。
らなされたものであり、バチルス属に属する細菌の胞子
画分及びこれを含有する病害防除作用に優れ、更に、定
着性、持続安定性のよい農園芸用殺菌剤組成物及びこれ
を用いた効果的な植物病害防除法を提供することを課題
とする。
解決するために鋭意研究を行った結果、バチルス属に属
する細菌の培養物から一定量以上の胞子を含有するよう
に胞子画分を取り出し、これを有効成分として農園芸用
殺菌剤組成物に配合することにより、病害防除作用に優
れ、更に、定着性、持続安定性がよい農園芸用殺菌剤組
成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
菌の培養物から胞子を50重量%以上含むように調製さ
れた胞子画分及びこれを含有する農園芸用殺菌剤組成物
並びに、この農園芸用殺菌剤組成物を用いた農園芸植物
の病害防除方法である。
て得られる培養物から胞子を50重量%以上含むように
して調製された胞子画分である。
しては、バチルス属に属する細菌であれば特に制限はさ
れないが、好ましくは植物病原菌と拮抗するバチルス属
に属する細菌が挙げられ、その内でもより好ましくはバ
チルス ズブチリス(Bacillus subtilis)が挙げら
れ、更に、その内でもバチルス ズブチリス FERM
P−14647株菌、バチルス ズブチリス FERM
P−14646株菌が好ましく挙げられる。
647株菌及びバチルス ズブチリス FERM P−1
4646株菌は、工業技術院生命工学工業技術研究所
(FERM)に1994年11月17日付で寄託されて
いる。また、バチルス ズブチリス FERM P−14
647株菌はNCIB12376株菌として、バチルス
ズブチリス FERM P−14646株菌はNCIB1
2616株菌として、スコットランド,AB98DG,
アバーディーン(Aberdeen),アビーロード(Abbey Ro
ad)135,P.O.ボックス31のナショナル・コレ
クションズ・オブ・インダストリアル・アンド・マリン
・バクテリア社(National Collectionsof Industrial
and Marine Bacteria Ltd.)(NCIB),トリー・リ
サーチ・ステーション(Torry Research Station)に1
986年12月22日付(NCIB12376)、19
87年12月24日付(NCIB12616)で寄託さ
れており、これらの株の性質は、欧州特許出願公開第2
76132号公報に記載されている。
する細菌の培養物から得られるが、バチルス属に属する
細菌の培養は、例えば、往復式振盪培養、ジャーファメ
ンター培養、培養タンク培養等の液体培養や固体培養
等、バチルス属に属する細菌の通常の培養方法に準じて
行うことができる。
しやすい培地であれば何でもよく、炭素源としてグルコ
ース、デンプン、デキストリン、シュークロース、糖蜜
等の糖類、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸類、グリセリ
ン等のアルコール類を、窒素源としてアンモニア、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム等
のアンモニウム塩や硝酸塩及び酵母エキス、コーン・ス
ティープ・リーカー、肉エキス、小麦胚芽、ポリペプト
ン、大豆粉等の有機窒素源を、無機塩としてリン酸、カ
リウム、カルシウム、マンガン、マグネシウム、鉄等の
塩類、例えば、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マ
ンガン、硫酸第一鉄などを配合することができる。ま
た、必要に応じて消泡剤等の種々の添加剤を用いること
も可能である。
が、培養は、固体培養あるいは、液体培養では通気撹拌
や振盪培養等の好気的条件下で行うことが好ましく、温
度は好ましくは10〜50℃、より好ましくは15〜4
0℃、pHは好ましくは4〜9、より好ましくは6〜8
の範囲で行う。
る培養物より胞子を50重量%以上含有する胞子画分を
分離する方法であるが、膜分離、遠心分離、濾過分離等
の方法を用いて行うことができる。得られた胞子画分
は、そのままある程度の水分を含んだ状態で後述の農園
芸用殺菌剤組成物に用いることも、また、必要に応じて
凍結乾燥、通風乾燥、スプレードライ等の乾燥法を用い
て乾燥物として農園芸用殺菌剤組成物に用いることも可
能である。
バチルス ズブチルス FERM P−14647株菌を
用いた場合について説明する。バチルス ズブチリス
FERM P−14647株菌の斜面培養物をブイヨン
培地(肉エキス1%、ペプトン1%、NaCl0.5%
含有)を入れた坂口フラスコに植菌後、回転振盪機で3
0℃で1日間培養する。得られた培養物を培地(グルコ
ース2%、ポリペプトン1%、酵母エキス0.2%、K
H2PO40.1%)を入れた発酵槽に植菌して好気的条
件下で30℃で72時間培養して培養液を得る。この培
養液を遠心分離して培養上清と菌体沈殿物に分離し、培
養上清を除去後、菌体沈殿物を水で洗浄し、湿菌体(胞
子画分)を得る。また、この胞子画分(湿菌体)を−8
0℃で凍結後、減圧下で乾燥して粉砕すれば胞子画分の
乾燥物とすることができる。この様にして得られるバチ
ルス ズブチリス FERM P−14647株菌培養物
の胞子画分は、前記菌株の胞子を乾燥重量で約50重量
%〜100重量%含有するものである。
する細菌の胞子画分を配合する際には、含有胞子重量が
組成物全量の0.0001〜100%となるように配合
することが好ましい。また、本発明の農園芸殺菌剤組成
物に含有される胞子画分は、水分含量が0.1〜80重
量%の範囲であることが好ましい。
微生物製剤の製造方法に従って、上記バチルス属に属す
る細菌の胞子画分を必要に応じて各種任意成分と共に、
粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、液剤、フロアブル、塗布剤
等に製剤化したものである。
カリオンクレー、ベントナイト、モンモリロナイト、珪
藻土、酸性白土、タルク類、パーライト、バーミキュラ
イト等の鉱物質微粉末、硫酸アンモニウム、尿素、塩化
アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無機塩、フスマ、
キチン、多糖類、米糠、小麦粉等の有機物微粉末等を、
また、補助剤として、カゼイン、ゼラチン、アラビアガ
ム、アルギン酸、糖類、合成高分子(ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸類等)、ベントナイト等の固着剤
や分散剤、その他の成分として、プロピレングリコー
ル、エチレングリコール等の凍結防止剤、キサンタンガ
ム等の天然多糖類、ポリアクリル酸類等の増粘剤を挙げ
ることができる。
菌剤組成物が適応される植物の病原菌としては、病原菌
がかび類に属するもの、例えば、イネの紋枯病菌リゾク
トニア ソラニ(Rhizoctonia solani)、いもち病菌ピ
リキュラリア オリゼー(Pyricularia oryzae)、オオ
ムギのうどんこ病菌エリシフェ グラミニス(Erysiphe
graminis)、コムギの立枯病菌ゲウマノマイセス グ
ラミニス(Gaeumannomyces graminis)、エンドウの褐
斑病菌アスコキタ ピシ(Ascochyta pisi)、ソラマメ
の赤色斑点病菌ボトリチス ファバエ(Botrytis faba
e)、
キュウリ、レタス、インゲン等の灰色かび病菌ボトリチ
ス シネレア(Botrytis cinerea)、キャベツの黒すす
病菌アルタナリア ブラッシコーラ(Alternaria brass
icicola)、トマトの葉かび病菌クラドスポリウム フ
ラバム(Cladosporium fulvum)、疫病菌フィトフトラ
インフェスタンス(Phytophthora infestans)、萎ち
ょう病菌フザリウムオキスポラム(Fusarium oxysporu
m)、キュウリのうどんこ病菌スフェロテカフリジネア
(Sphaerotheca fuliginea)、べと病菌シュードペロノ
スポラ キュベンシス(Pseudoperonospora cubensi
s)、立枯病菌ピシウム sp(Pythiumsp.)、ネギの
さび病菌プシニア アリー(Puccinia allii)、小菌核
病菌スクレロチニア アリー(Sclerotinia allii)、
ハクサイの黒斑病菌アルタナリアブラッシセア(Altern
aria brassicae)、ニンジンの黒葉枯病菌アルタナリア
ダウシ(Alternaria dauci)、ホウレンソウの立枯病菌
リゾクトニア ソラニ(Rhizoctonia solani)、レタス
の菌核病菌スクレロチニア スクレロチオラム(Sclero
tinia sclerotiorum)、ナスの半身萎ちょう病菌バーテ
ィシリウム ダリア(Verticillium dahliae)、イチゴ
のうどんこ病菌スファエロテカ フムリ(Sphaerotheca
humuli)、炭そ病菌コレトトリカム フラガリア(Coll
etotrichum fragariae)、
ラ、スターチス等の灰色かび病菌ボトリチス シネレア
(Botrytis cinerea)、バラのうどんこ病菌スファエロ
テカパノッサ(Sphaerotheca pannosa)、キクの白さび
病菌プッシニア ホリアナ(Puccinia horiana)、
クス(Rosellinia necatrix)、カンキツ類の青かび病
菌ペニシリウム イタリカム(Penicillium italicu
m)、黒点病菌ディアポルセ シトリ(Diaporthe citr
i)、ナシの赤星病菌ジムノスポランジウム アシアチ
カム(Gymnosporangium asiaticum)、リンゴの黒星病
菌ベンツリア イネクアリス(Venturia inaequali
s)、モモの灰星病菌モニリニア フルクチコーラ(Mon
ilinia fructicola)、
ラニ(Rhizoctonia solani)、葉枯病菌カーブラリア
sp(Curvularia sp)、ヘルミントスポリウム sp
(Helminthosporium sp)、さび病菌プッシニア ゾイ
シア(Puccinia zoysiae)、ダラースポット病菌スクレ
ロチニア ホメオカルパ(Sclerotinia homoeocarp
a)、春はげ病菌フザリウム(Fusarium)、リゾクトニ
ア(Rhizoctonia)、ピシウム(Pythium)、雪腐病菌テ
ィフラ インカルナタ(Typhula incarnata)、ブラウ
ンパッチ病菌リゾクトニア ソラニ(Rhizoctonia sola
ni)等を挙げることができる。
を防除する目的で、上記本発明の農園芸用殺菌剤組成物
を栽培植物に施用する。
作物や病害によって適宜選択され、例えば、地上液剤散
布、地上固形散布、空中液剤散布、空中固形散布、水面
施用、施設内施用、土壌混和施用、土壌潅注施用、表面
処理(種子粉衣、塗布処理等)育苗箱施用法、単花処
理、株元処理等の方法を挙げることができるが、好まし
くは、各種剤型の農園芸用殺菌剤組成物を栽培植物の種
子にコートする、栽培植物の花に単花処理する、栽培植
物の茎葉に処理する、栽培植物の傷口箇所、剪定部に塗
布処理する、土壌潅注する、土壌混和する等の方法が挙
げられる。
の施用に際して、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、除草
剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良資材(泥
炭、腐植酸資材、ポリビニルアルコール系資材等)等を
混合施用、あるいは混合せずに交互施用、または同時施
用することも可能である。
は、病害の種類、適用植物の種類、殺菌剤組成物の剤型
等によって異なるため一概には規定できないが、例え
ば、液剤の農園芸用殺菌剤組成物を地上散布する場合に
は、その施用の胞子濃度は、通常約106CFU(コロ
ニー形成単位)/mL〜1010CFU/mLであり、好
ましくは約107CFU/mL〜109CFU/mLであ
り、施用量は、0.5〜50L/aである。また、粒
剤、粉剤等はなんら希釈することなく製剤のままで施用
することも可能であり、地上散布する場合、胞子の施用
量が、1012〜1014CFU/a程度となるように散布
することが好ましい。
じめに、バチルス属に属する細菌の胞子画分の実施例及
び比較例の抗生物質画分、生菌体画分の製造について説
明する。
存菌の斜面培養物の一白金耳をフラスコ当たり100m
Lのブイヨン培地(肉エキス1%、ペプトン1%、Na
Cl0.5%含有)の入った坂口フラスコ(500mL
容)に植菌後、振幅10cm、回転数120rpmの往
復振盪機を用いて30℃で1日間培養した。得られた培
養物300mLを培地(グルコース2%、ポリペプトン
1%、酵母エキス0.2%、KH2PO40.1%)15
Lの入った30L容の発酵槽に植菌し、好気的条件下で
30℃で72時間培養して培養液を得た。得られた約1
5Lの培養液を常法に従って遠心分離(6000rp
m、20分間)して培養上清と菌体沈殿物に分離した。
培養上清を抗生物質画分(比較例1)として分離後、菌
体沈殿物を水で洗浄し、湿重量約780gの湿菌体(胞
子画分)を得た。
ERM P−14647株の胞子画分(湿菌体)約11
0gを−80℃で凍結後、減圧下で乾燥して粉砕するこ
とにより、乾燥重量約22gのバチルス ズブチリス
FERM P−14647株の粉末胞子を得た(実施例
1)。この粉末胞子は、バチルス ズブチリス FER
MP−14647株の胞子を100重量%含有するもの
であった。
ス FERM P−14647株の胞子画分(湿菌体)約
600gを水3Lに懸濁後、スプレードライヤー(ニロ
ジャパン社製)に1.5〜2L/hrの流速で処理した
(入口温度150℃、出口温度100℃)。スプレード
ライヤーによって得られた乾燥物を粉砕することにより
乾燥重量約78gの粉末胞子を得た(実施例2)。この
粉末胞子は、バチルスズブチリス FERM P−146
47株の胞子を100重量%含有するものであった。
−14647株を用いる替わりに、バチルス ズブチリ
ス FERM P−14646株を用いて同様の培養、分
離操作を行い、湿重量750gのバチルス ズブチリス
FERM P−14646株湿菌体(胞子画分)を得
た、その後、この胞子画分について上記実施例2と同様
のスプレードライヤーによる乾燥操作を行い、バチルス
ズブチリス FERMP−14646株の胞子を50
重量%含有する乾燥重量約98gのバチルス ズブチリ
ス FERM P−14646株粉末胞子を得た(実施例
3)。
(湿菌体) バチルス ズブチリス FERM P−14647株の保
存菌の斜面培養物の一白金耳をフラスコ当たり100m
Lのブイヨン培地(肉エキス1%、ペプトン1%、Na
Cl0.5%含有)の入った坂口フラスコ(500mL
容)に植菌後、振幅10cm、回転数120rpmの往
復振盪機を用いて30℃で1日間培養した。得られた培
養物300mLを培地(グルコース2%、ポリペプトン
1%、酵母エキス0.2%、KH2PO40.1%)15
Lの入った30L容の発酵槽に植菌し、好気的条件下で
18時間培養して培養液を得た。得られた約15Lの培
養液を常法に従って遠心分離(6000rpm、20分
間)して培養上清と菌体沈殿物に分離した。培養上清を
除去後、菌体沈殿物を水で洗浄し、湿重量約600gの
湿菌体(生菌体画分)を得た。この生菌体画分は、バチ
ルス ズブチリスFERM P−14647株の胞子を
乾燥重量で3重量%含有するものである。
属する細菌の胞子画分を含有する本発明の農園芸用殺菌
剤組成物の実施例及び上記比較例のバチルス属に属する
細菌の生菌体画分を含有する比較例組成物について説明
する。
懸濁して約1.5×109CFU/mLのバチルス ズ
ブチリス FERM P−14647株の胞子懸濁液を製
造した(実施例4)。同様にして、実施例3で得られた
粉末胞子より約1.5×109CFU/mL濃度のバチ
ルス ズブチリス FERM P−14646株の胞子懸
濁液を得た(実施例5)。
0mLの水に懸濁して約4×1010CFU/mLのバチ
ルス ズブチリス FERM P−14647株の胞子ペ
ースト液を得た。
50重量部を混和してバチルス ズブチリス FERM
P−14647株の粉末胞子含有の水和剤を得た。
トナイト50重量部、カオリンクレー49.5重量部を
加えよく混和した。これに水10重量部を加えよく練合
した後、直径0.8mmのスクリーンの付いた押し出し
造粒機で造粒し、室温条件下にて乾燥した。これを30
0〜1700μmの粒径となるように製粒してバチルス
ズブチリス FERM P−14647株の粉末胞子含
有の粒剤を得た。
9重量部を混和してバチルス ズブチリス FERM P
−14647株の粉末胞子含有の粉剤を得た。
FERM P−14647株の生菌体画分約100gを
水10Lに懸濁させて生菌体懸濁液を得た。
用殺菌剤組成物及び比較例1、3で得られた抗生物質画
分、生菌体懸濁液を用いて農園芸植物の病害防除の試験
を行った。以下に、この実施例について説明する。
ソラニを接種源とした。稲用育苗箱で播種後60日間
育成した芝(ベントグラス)に、上記の様にして調製し
た接種源をコルクボーラーを用いて試験区(400cm
2/区、3反復)の2ヶ所に接種し、目土を処理し供試
した。この試験区に実施例4で得られた胞子懸濁液を病
原菌接種の1日後に小型噴霧器を用いて1L/m2の量
で7日間隔で2回、土壌潅注した。最終処理の3週間後
に被害度測定表示盤(16×25cm、32マス)を用
いて発病を程度別に調査し、下記式により発病度を算出
した。
(調査マス数×4) 発病指数 0:発病を認めない 1:1/4未満の枯死が認められる 2:1/4以上1/2未満の枯死が認められる 3:1/2以上3/4未満の枯死が認められる 4:3/4以上の枯死が認められる
し、実施例4で得られた胞子懸濁液による処理を行わな
かった区を無処理区として、次式により試験区の防除価
を算出した。
理区の発病度))×100
子懸濁液を市販のバシタック(主成分;メプロニル、ク
ミアイ化学製、1500ppm)に替えて同様の試験を
行い、発病度及び防除価を算出した。結果を表1に示
す。
ェイを用いて試験を行った(試験区:25m2/区、2
連制)。試験場所は、毎年ラージパッチ病害が多発して
いる所を選定した。実施例7で得られた水和剤の100
0倍希釈液を上記試験区に、動力噴霧器を用いて1L/
m2の割合で14日間隔で2回、土壌潅注した。最終処
理後、1ヶ月目に発病状態を調査した。調査は発病面積
を測定し、発病面積率(%)を算出して行った。また、
上記実施例7で得られた水和剤による処理を行わなかっ
た区を無処理区として、上記実施例10と同様にして試
験区の防除価を算出した。結果を表2に示す。
グリーンを用いて試験(試験区:1m2/区、3連制)
した。なお、試験場所とした上記グリーンには、毎年葉
枯性病害が多発している。この試験区に実施例4で得ら
れた胞子懸濁液を1L/m2の量で7日間隔で3回、土
壌潅注し、最終処理の2週間後に発病状態を発病面積を
測定して調査し、発病面積率(%)を求めた。また、上
記実施例4で得られた胞子懸濁液による処理を行わなか
った区を無処理区として、上記実施例10と同様にして
試験区の防除価を算出した。更に、比較のために実施例
4で得られた胞子懸濁液を市販のバシタック(1500
ppm)に替えて同様の試験を行い、発病面積率及び防
除価を算出した。結果を表3に示す。
トクレーブ(121℃、60分)滅菌し、フスマ培地と
した。このフスマ培地にリゾクトニア菌を植菌し、培地
全体にリゾクトニア菌の菌糸が蔓延するまで培養した。
これを殺菌土壌で所定濃度に希釈し、汚染土壌とした。
この汚染土壌に実施例4で得られた胞子懸濁液を2L/
m2の量で土壌潅注処理した。また、別の試験区に実施
例9で得られた粉剤を20g/m2の割合で土壌混和処
理した。その後、これらの処理が施された2種類の土壌
にホウレンソウ種子を播種した。また、これらとは別
に、実施例9で得られた粉剤をホウレンソウ種子に種子
重量に対して1重量%の割合で粉衣処理し、この種子を
無処理の汚染土壌に播種した。これら3種類の試験区に
ついて播種後、1週間目に発芽率を調査した。
ンソウ種子を播種したコントロールについても同様に播
種後、1週間目の発芽率を調査した。結果を表4に示
す。
リ(光3号P型)を播種し、温室内で12から14日間
育成した。子葉が展開したキュウリの幼苗に実施例4に
よって調製した胞子懸濁液を葉面に十分付着するように
噴霧処理した。処理後、葉面を風乾し、明(25℃、1
2時間)、暗(18℃、12時間)乾燥条件下1〜2日
間置いた。キュウリ子葉を胚軸より切断し、キュウリ灰
色かび病菌胞子を含んだ寒天プラグ(径6mm)を子葉
中央に接種した。接種後、18℃、暗黒、多湿条件下3
日間置いた後、発病斑径を測定した。
による処理を行わなかったキュウリ子葉についても同様
の試験を行い発病斑径を測定し、これを用いて上記実施
例10と同様にして実施例の防除価を算出した。更に、
比較のために実施例4で得られた胞子懸濁液をポリオキ
シン(主成分;ポリオキシン複合体、クミアイ化学
製)、ダコニール(主成分;TPN、武田薬品製)を各
々600倍(1667ppm)、1000倍(1000
ppm)の希釈液に替えて同様の試験を行い、発病斑径
及び防除価を算出した。結果を表5に示す。
外は実施例16と同様に実施した。用いた薬剤耐性菌は
ベンズイミダゾール系薬剤(商品名:トップジンM、ベ
ンレート)及びジカルボキシイミド系薬剤(商品名:ロ
ブラール、スミレックス、ロニラン)に対して各々10
0ppm、10ppm濃度で生育阻害を受けない耐性菌
である。
液をトップジンM(日本曹達製、667ppm)、ベンレート
(デュポン製、1000ppm)、ロブラール(武田薬品製、1
000ppm)、スミレックス(北興化学製、1000ppm)、ロ
ニラン(三共製、1000ppm)に替えて同様の試験を行
い、発病斑径及び防除価を算出した。結果を表6に示
す。
いて試験した。径9cmのビニール鉢を用いて栽培した
第2本葉時のキュウリ(品種:相模半白節成、試験区:
1本/鉢、4鉢/区)に実施例4によって得られた胞子
懸濁液を小型噴霧器を用いて7日間隔で2回、1鉢当た
り50mL散布し、最終処理の2週間後にキュウリうど
んこ病の発病の様子を調査し、下記式により発病度を算
出した。
(調査葉数×4) 発病指数 0:病斑を認めない 1:病斑が数個認められる 2:病斑が葉面積の1/4未満を占める 3:病斑が葉面積の1/4以上1/2未満を占める 4:病斑が葉面積の1/2以上を占める
る処理を行わなかったキュウリについても上記同様に実
験を行い、発病度を算出し、これを用いて実施例10と
同様にして実施例の防除価を算出した。結果を表7に示
す。
試験(品種:千両、試験区:8株/区、3反復)した。
ナス灰色かび病菌の接種は、灰色かび病菌を感染させ培
養したナス果実を温室内に吊り下げて行った。ナスの開
花結実期に実施例7で得られた水和剤の500倍希釈液
を7日間隔で3回全面散布(株全体(茎葉)噴霧処理、
散布液量は150L/10a)した。他の試験区には、
実施例7で得られた水和剤の500倍希釈液を開花した
ナスの花毎に十分量散布する単花処理(散布液量は10
L/10a)を行った。最終散布の7日後に発病果・花
を測定した。また、実施例7で得られた水和剤による処
理を行わなかったナスについても上記同様に実験を行
い、発病果・花を測定し、これを用いて実施例10と同
様にして実施例の防除価を算出した。結果を表8に示
す。
試験(品種:千両、試験区:8株/区、3反復)した。
ナス灰色かび病菌の接種は、灰色かび病菌を感染させ培
養したナス果実を温室内に吊り下げて行った。ナスの開
花結実期後期、株の下から発生した徒長枝を残して主
枝、第1側枝、第2側枝を剪定した。実施例6で得られ
た胞子懸濁ペースト液を前記の様に剪定した切断面に7
日間隔で2回塗布した。最終塗布の2週間後に試験部位
の発病度を測定した。また、実施例6で得られたペース
ト液による処理を行わなかったナスについても上記同様
に実験を行い、発病度を測定し、これを用いて実施例1
0と同様にして実施例の防除価を算出した。結果を表9
に示す。
て試験(品種:瑞健、試験区:12株/区、3反復)し
た。トマト灰色かび病菌は灰色かび病菌を感染させ培養
したミカン果実を温室内に吊り下げて行った。トマトの
第3果房開花期に、実施例4、5で得られた胞子懸濁液
をそれぞれ施用量200L/10aにて7日間隔で3回
散布(茎葉部噴霧処理)した。最終散布の7日後に発病
果・花を測定した。また、実施例で得られた胞子懸濁液
による処理を行わなかったトマトについても上記同様に
実験を行い、発病果・花を測定し、これを用いて実施例
10と同様にして実施例の防除価を算出した。結果を表
10に示す。
いて試験(品種:さつきみどり、試験区:60株/区)
した。発病は自然発生とした。インゲンの開花期に実施
例4及び実施例5で得られた胞子懸濁液を施用量150
L/10aの割合で7日間隔で2回散布(茎葉部噴霧処
理)した。最終散布の2週間後にインゲン莢について発
病の有無を調査し、発病莢率を求めた。また、実施例で
得られた胞子懸濁液による処理を行わなかったインゲン
についても上記同様に実験を行い、発病莢率(%)を算
出し、これを用いて実施例10と同様にして実施例の防
除価を算出した。結果を表11に示す。
いて試験(品種:秀芳の力、試験区:10株/区、3反
復)した。キク灰色かび病菌の接種は灰色かび病菌に感
染したキクを植えたプランターを試験区内に並べること
により行った。キクの生育中期(開花期)に、実施例4
によって得られた胞子懸濁液をキクの花弁に7日間隔で
3回散布し、最終散布の7日後に発病度を調査した。ま
た、実施例4で得られた胞子懸濁液による処理を行わな
かったキクについても上記同様に実験を行い、発病度を
調査し、これを用いて実施例10と同様にして実施例の
防除価を算出した。
液を、市販のダコニール(武田薬品製、1000pp
m)に替えて同様の試験を行い、発病度及び防除価を算
出した。結果を表12に示す。
て試験(品種:秀芳の力、試験区:10株/区、3反
復)した。キク白さび病菌の接種は白さび病菌に感染し
たキクを植えたプランターを試験区内に並べることによ
り行った。キクの生育中期に、実施例4で得られた胞子
懸濁液を7日間隔で3回散布(株全体噴霧処理)し、最
終散布の7日後に発病葉率を調査した。また、実施例4
で得られた胞子懸濁液による処理を行わなかったキクに
ついても上記同様に実験を行い、発病葉率を算出し、こ
れを用いて実施例10と同様にして実施例の防除価を算
出した。
液を、市販のサプロール(主成分;トリホリン、武田薬
品製、1000ppm)に替えて同様の試験を行い、発
病葉率及び防除価を算出した。結果を表13に示す。
試験(品種:ボレロ、試験区:5鉢/区)した。シクラ
メンの開花期に、実施例4で得られた胞子懸濁液を花弁
部に噴霧処理した。シクラメン灰色かび病菌の接種は、
胞子懸濁液処理から7日後に灰色かび病菌胞子懸濁液
(1.0×109個/L)を鉢全体に噴霧して行った。
管理は1鉢毎ビニール袋で覆い多湿条件下で行った。病
原菌接種7日後、花弁部での発病度を調査した。また、
実施例4で得られた胞子懸濁液による処理を行わずに病
原菌を接種したシクラメンについても上記同様に実験を
行い、発病度を測定し、これを用いて実施例10と同様
にして実施例の防除価を算出した。
液を、市販のトップジンM(日本曹達製、667pp
m)に替えて同様の試験を行い、発病度及び防除価を算
出した。結果を表14に示す。
試験(品種:ボレロ、試験区:5鉢/区)した。シクラ
メンの開花期に実施例4によって得られた胞子懸濁液を
シクラメンの株もとに噴霧処理した。シクラメン灰色か
び病菌の接種は、胞子懸濁液処理から7日後に灰色かび
病菌胞子懸濁液(1.0×109個/L)を鉢全体に噴
霧して行った。管理は1鉢毎ビニール袋で覆い多湿条件
下で行った。病原菌接種14日後、株もとでの発病度を
調査した。また、実施例4で得られた胞子懸濁液による
処理を行わずに病原菌を接種したシクラメンについても
上記同様に実験を行い、発病度を測定し、これを用いて
実施例10と同様にして実施例の防除価を算出した。結
果を表15に示す。
スにおいて試験(試験区:1.5m2/区)した。発病
は自然発生とした。スターチスの開花期に、実施例7で
得られた水和剤の500倍希釈液を上記試験区に7日間
隔で2回散布し、最終散布の2週間後に発病度を調査し
た。また、実施例7で得られた水和剤による処理を行わ
なかったスターチスついても上記同様に実験を行い、発
病度を測定し、これを用いて実施例10と同様にして実
施例の防除価を算出した。
を、市販のトップジンM(日本曹達製、667ppm)
に替えて同様の試験を行い、発病度及び防除価を算出し
た。結果を表16に示す。
いて試験(品種:クリスチャンディオール、試験区:1
株/区、3反復)した。バラうどんこ病の接種は、うど
んこ病に感染した鉢を試験区の間に並べることにより行
った。新梢伸長期から展葉期のバラに、実施例4で得ら
れた胞子懸濁液を7日間隔で3回散布し、最終散布の7
日後に発病葉率を調査した。また、実施例4で得られた
胞子懸濁液による処理を行わず上記同様に実験を行った
バラについても発病葉率を算出し、これを用いて実施例
10と同様にして実施例の防除価を算出した。
液を、市販のサプロール乳剤(武田薬品製、1000p
pm)に替えて同様の試験を行い、発病葉率及び防除価
を算出した。結果を表17に示す。
験(品種:長十郎、樹齢:10年生、試験区:3成木/
区)した。発病は自然感染とした。ナシの開花期に、実
施例4で得られた胞子懸濁液を肩掛式噴霧器で7日間隔
で2回散布(2L/本)した。最終処理の2週間後に、
発病の程度を調査し、以下の式を用いて発病度を算出し
た。
(調査葉数×3) 発病指数 0:発病を認めない 1:1葉に病斑が1〜2個発生 2:1葉に病斑が3〜5個発生 3:1葉に病斑が5個以上発生
る処理を行わなかったナシの木についても上記同様に実
験を行い、発病度を算出し、これを用いて実施例10と
同様にして実施例の防除価を算出した。結果を表18に
示す。
試験区:40株/区、3反復)した。レタス菌核病菌の
接種は素焼き鉢で形成させたレタス菌核病菌子のう盤を
試験区内に均等に配置することによって行った。レタス
の結球初期に、実施例4で得られた胞子懸濁液を250
L/10aの割合で7日間隔で3回散布した。最終散布
の7日後に発病度を調査した。また、実施例4で得られ
た胞子懸濁液による処理を行わなかったレタスについて
も上記同様に実験を行い、発病度を測定し、これを用い
て実施例10と同様にして実施例の防除価を算出した。
液を、市販のトップジンM(日本曹達製、667pp
m)に替えて同様の試験を行い、発病度及び防除価を算
出した。結果を表19に示す。
ス温室において試験(品種:千両、試験区:8株/区、
3反復)した。ナス灰色かび病菌の接種は、灰色かび病
菌を感染させ培養したナス果実を温室内に吊り下げて行
った。ナスの開花結実期に、実施例7で得られた水和剤
の500倍希釈液(1×1012CFU/L)を7日間隔
で3回散布(株全体に噴霧処理、300L/10a)し
た。最終散布の1週間後、2週間後に発病果・花率
(%)を算出した。また、実施例7で得られた水和剤に
よる処理を行わなかったナスについても同様に実験を行
い、発病果・花率を算出し、これを用いて実施例10と
同様にして実施例の防除価(%)を算出した。
を、比較例3で得られた生菌体懸濁液及び比較例1で得
られた培養液上清(抗生物質画分)に替えて同様の試験
を行い、発病果・花率及び防除価を算出した。結果を表
20に示す。
明のバチルス属に属する細菌の胞子画分を含有する農園
芸用殺菌剤組成物は、病害防除作用に優れ、更に、定着
性、持続安定性がよい。また、本発明の植物病害防除法
によれば、各種植物の病害を効果的に防除することが可
能である。
ルス属に属する細菌の胞子画分を含有することで病害防
除作用に優れ、更に、定着性、持続安定性がよい。ま
た、このバチルス属に属する細菌の胞子画分を含有した
農園芸用殺菌剤組成物を用いた本発明の植物病害防除法
は、非常に効果的に植物を各種病害から保護することが
できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 バチルス属に属する細菌の培養物から胞
子を乾燥重量で50重量%以上含むように調製された胞
子画分。 - 【請求項2】 水分含量が0.1〜80重量%の範囲で
ある請求項1記載の胞子画分。 - 【請求項3】 前記バチルス属に属する細菌が、植物病
原菌と拮抗する請求項1又は2に記載の胞子画分。 - 【請求項4】 前記植物病原菌と拮抗するバチルス属に
属する細菌が、バチルス ズブチルスである請求項3記
載の胞子画分。 - 【請求項5】 前記バチルス ズブチリスが、バチルス
ズブチリス FERM P−14647株菌、バチルス
ズブチリス FERM P−14646株菌から選ばれ
る請求項4記載の胞子画分。 - 【請求項6】 請求項1から5の何れか1項に記載の胞
子画分を含有する農園芸用殺菌剤組成物。 - 【請求項7】 請求項1記載の胞子画分を含有する農園
芸用殺菌剤組成物を栽培植物に施用することを特徴とす
る農園芸植物の病害防除法。 - 【請求項8】 農園芸用殺菌剤組成物を栽培植物に施用
する方法が、栽培植物の種子にコートする、栽培植物の
花に単花処理する、栽培植物の茎葉に処理する、栽培植
物の傷口箇所、剪定部に塗布処理する、土壌潅注する、
土壌混和する、の何れかである請求項7記載の農園芸植
物の病害防除法。
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- 1994-12-20 JP JP31666894A patent/JP3554592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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