JPH08175518A - シート巻取体と子紙管の組合体、その包装装置およびその製造システム - Google Patents

シート巻取体と子紙管の組合体、その包装装置およびその製造システム

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JPH08175518A
JPH08175518A JP6324439A JP32443994A JPH08175518A JP H08175518 A JPH08175518 A JP H08175518A JP 6324439 A JP6324439 A JP 6324439A JP 32443994 A JP32443994 A JP 32443994A JP H08175518 A JPH08175518 A JP H08175518A
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paper tube
combination
packaging
winding body
sheet
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JP6324439A
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Yoshikimi Senba
波 良 公 仙
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート巻取体と子紙管の組合体を、コンパク
トかつ迅速に収納箱内に収納する。 【構成】 大径のシート巻取体と小径の子紙管とからな
る組合体に対して、帯掛部71において帯体により帯掛
けされ、組合体がまとめられる。次に帯掛けられた組合
体が、包装袋により包装部75において包装される。組
合体は移載部76により、順次方向を逆向きにしながら
偶数個積層され、積層された組合体は箱詰部79におい
て収納箱内に箱詰めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱ファクシミリ装置
等に用いられる熱転写記録シートからなるシート巻取体
と子紙管の組合体、その包装装置およびその製造システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、紙
管に巻取られたロール状の熱転写記録シートが用いられ
ている。この記録シートはドナーともいわれ、ポリエス
テル等の薄いプラスチックフィルム基材の片面に、ワッ
クスや樹脂等のバインダーと色剤からなるホットメルト
インク層を設けたものである。この記録シートのインク
層を紙と重ね合わせ、記録シート背面側からサーマルヘ
ッド等の加熱手段により加熱を行い、インクを紙に転写
することにより印字は行われる。このようなファクシミ
リ装置は、記録シートの終了を表示する装置が設けられ
ている。
【0003】記録シートの終了を表示するため、一般に
記録シートの紙管固定端(終了端)の近傍に反射表面を
有するエンドマークが設けられている。このエンドマー
クは、記録シートのうちホットメルトインキ層側又はそ
の反対側のいずれかに設けられ、光源と光検出器とを有
するセンサにより光学的に検出されるようになってい
る。このようなエンドマークは、フレキソ印刷またはグ
ラビア印刷により記録シートに印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように熱転写記
録シートは紙管にロール状に巻取られ、ファクシミリ装
置において用いられる。ところで紙管に巻取られた記録
シートはシート巻取体を形成するが、ファクシミリ装置
において用いられる際、紙管から繰り出された使用済の
記録シートを巻取っていくための子紙管が必要となる。
この場合、子紙管は記録シートの先端に巻付けられ、シ
ート巻取体と子紙管とは一体となって組合体を構成し、
この組合体毎に搬送されたり貯蔵される。
【0005】ところで、このようなシート巻取体と子紙
管とからなる組合体は収納箱内に収納された後包装され
るが、この組合体を迅速かつ確実に包装する方法につい
ては、未だ開発されていないのが実情である。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、シート巻取体と子紙管とからなる組合体お
よび、これを迅速かつ確実に包装することができる包装
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙管の外周に
熱転写記録シートを巻付けてなるシート巻取体とこのシ
ート巻取体より小径の子紙管とをリードフィルムで包み
込むように巻上げて形成されたシート巻取体と子紙管の
組合体に対して、帯体により帯掛けする帯掛部と、この
帯掛部の下流側に設けられ、帯掛けされた前記組合体を
包装袋により包装する包装部と、この包装部の下流側に
設けられ、包装袋により包装された組合体を順次方向を
逆向きにしながら積層する移載部と、この移載部の下流
側に設けられ、移載部により積層された組合体を収納箱
内に箱詰めする箱詰部と、を備えたことを特徴とするシ
ート巻取体と子紙管の組合体包装装置、および紙管の外
周に熱転写記録シートを巻付けてなるシート巻取体の熱
転写記録シート端部を所定長だけ切断するしわ取カット
装置と、前記しわ取カット装置の下流側に設けられ、切
断された熱転写記録シートの切断端部に、所定長のリー
ドフィルムの一側端部を重ね合せて貼付手段で貼付ける
リード紙貼付け装置と、前記リード紙貼付け装置の下流
側に設けられ、前記シート巻取体に貼付けられたリード
フィルムの他側端部に子紙管を貼付ける子紙管貼付け装
置と、前記子紙管貼付け装置の下流側に設けられ、前記
シート巻取体および前記子紙管を前記リードフィルムで
包むように前記リードフィルムを巻上げるリード紙巻上
装置と、前記リード紙巻上装置によりシート巻取体とこ
のシート巻取体より小径の子紙管とをリードフィルムで
包み込むように巻上げて形成されたシート巻取体と子紙
管の組合体に対して、帯体により帯掛けする帯掛部と、
この帯掛部の下流側に設けられ、帯掛けされた前記組合
体を包装袋により包装する包装部と、この包装部の下流
側に設けられ、包装袋により包装された組合体を順次方
向を逆向きにしながら積層する移載部と、この移載部の
下流側に設けられ、移載部により積層された組合体を収
納箱内に箱詰めする箱詰部と、を備えたことを特徴とす
るシート巻取体と子紙管の組合体製造システムである。
【0008】
【作用】本発明によれば、組合体包装装置の帯掛部にお
いて、シート巻取体と子紙管の組合体に対して帯体によ
り帯掛けして一まとめにし、帯掛けられた組合体を包装
部において包装袋により包装する。包装袋により包装さ
れた組合体は、移載部により順次方向を逆向きにしなが
ら積層され、移載部により積層された組合体は、箱詰部
において収納箱内に箱詰められる。また組合体製造シス
テムにより、シート巻取体とこのシート巻取体より小径
の子紙管とをリードフィルムで包みこむように巻き上げ
て組合体を形成することができ、この組合体を容易かつ
連続的に収納箱内に箱詰めすることができる。
【0009】
【実施例】はじめに熱転写記録シートについて、図1に
より説明する。図1に示すように、紙管2から繰り出さ
れた熱転写記録シートは矢印A方向に引張られ、紙管2
側にわずかのシートが残る。
【0010】図1のII−II線断面図である図2に示すよ
うに、記録シート1は基材フィルム1aと、この基材フ
ィルム1aの一方の面に設けられ熱転写によって対象と
なる複写の記録を行うホットメルトインキ層1bとを有
している。このうち基材フィルム1aはポリエステル、
ポリプロピレン、セロファンアセテート、ポリカーボネ
ート等のプラスチック、またはコンデンサペーパ、パラ
フィンペーパ等の紙からなっている。このうちポリエス
テル製の基材フィルム1aが好ましい。またホットメル
トインキ層1bは、公知の顔料、合成樹脂、およびワッ
クスの混合物からなっている。このホットメルトインキ
層は3〜8ミクロンの厚みとなっている。
【0011】また、図1および図2に示すように、紙管
2に固定された記録シート1の終端から所定の間隔を置
いた部分に、長手方向に沿って幅の狭いエンドマーク3
が設けられている。このエンドマーク3は基材フィルム
1a側に設けられているが、ホットメルトインキ層1b
側に設けてもよい。
【0012】エンドマーク3はグラビア印刷により1〜
6ミクロンの厚さを有する光反射装置となっている。こ
のためエンドマークは銀色あるいは金色となっており、
黒色の基材フィルムまたはホットメルトインキ層上を隠
蔽するとともに、効果的な反射面を形成する。
【0013】エンドマーク3の形成のため用いられるグ
ラビア印刷インキは次のとおりである。
【0014】 グラビア印刷インキ1 アルミニウムペースト 13% “VA−HR430”(商品名) 87% このうちVA−HR30は フッ化ビニリデン 8.7% フッ化炭素 6.5% メチルエチルケトン 47.0% トルエン 9.6% “M−AT BC TF”(商品名) 21.7% “M−AT Mark FC113”(商品名) 6.5% ここで“M−AT BC TF”は10%のテフロン粉
末(ポリテトフルオロエチレン)(商品名)と、40%
のアクリルポリオルと、30%のメチルエチルケトン
と、20%の添加剤からなる。また“M−AT Mar
k FC113”は30%のグラフトポリマワックス
と、65%のトルエンと、5%のエチルアセテートから
なる。
【0015】 グラビア印刷インキ2 アルミニウムペースト 8% ニトロセルロース 16.5% エステルガム 3.0% ワックス 4.5% ひまし油 3.0% リンゴ酸ジオクチル 3.0% トルエン 20.0% イソプロピルアルコール 14.0% エチルアルコール 28.0% グラビア印刷インキ3 グラビア印刷インキ2 64.0% “CM950White”(商品名) 36.0% “CM950White”(商品名)は24%の酸化ア
ルミニウムと、26.0%のワニスと、14.0%のワ
ックスを含んでいる。
【0016】なお、図3に示すように、記録シート1の
ロールシャフト2の固定端に対して第1エンドマーク3
より更に遠方に、第2エンドマーク3Aを設けてもよ
い。第2エンドマーク3Aはグラビア印刷により一連の
比較的短いストリップ状に形成されている。この第2エ
ンドマーク3Aは、第1のエンドマーク3よりも前に記
録シート1の終了の接近を知らせるものである。
【0017】次に熱転写記録シート1の使用方法を図4
により説明する。図4に示すように、ロールシャフト2
の供給ロール1Rから引張られた熱転写記録シート1
は、案内ロール4を矢印方向に移動し、サーマルヘッド
5とバックアップロール6との間に入る。その後熱転写
記録シート1は、他の案内ロール7に入り、巻取ロール
シャフト8により巻取られる。
【0018】記録されるべき紙9が、紙供給トレイ(図
示せず)から供給され、記録シート1上におかれる。紙
9とシート1とがサーマルヘッド5とバックアップロー
ル6との間で互いに接触しながら移動すると、サーマル
ヘッドの加熱によりホットメルトインクが紙9上に熱転
写されて記録が行われる。
【0019】記録シート1が供給ロールシャフトにおい
て、その終端近傍まで引張られると、反射型エンドマー
ク3が図1に示すように表わされる。図4に示すよう
に、このエンドマーク3は、光源10と光検出器11と
からなる赤外線センサに対向する位置まで達する。光源
10から発せられる赤外線は、エンドマーク3に達し、
これによって反射して光検出器11まで達する。このよ
うにして、赤外線センサはシート1が終了する旨の検出
を行う。アラーム12が光検出器11に接続され、エン
ドマーク3を検出して記録シート1が終了に近づくこと
を警告する。
【0020】このような熱転写記録シート1は、紙管2
に巻取られてシート巻取体26を形成し、熱転写記録シ
ート1の紙管2と反対側端部に使用済シートを巻取るた
めの子紙管61が取付けられる。この場合、子紙管61
は熱転写記録シート1の端部に、リードフィルム50を
介して取付けられ、シート巻取体26と子紙管61はこ
のリードフィルム50によって包み込むよう巻上げら
れ、このようにしてシート巻取体26と子紙管61の組
合体60が得られる(図14参照)。なお、組合体60
のうち、シート巻取体26の径は、子紙管61の径より
かなり大きくなっている。
【0021】次にこのようなシート巻取体26と子紙管
61の組合体60の製造装置について、図5乃至図12
により説明する。図5に示すように、シート巻取体と子
紙管の組合体の製造装置は、ターンテーブル21と、こ
のターンテーブル21に設けられシート巻取体26の熱
転写記録シート1の端部を所定長だけ切断するしわ取カ
ット装置23とを備えている。シート巻取体26は紙管
2の外周に熱転写記録シート1を巻付けて形成され、こ
のシート巻取体26は、シート巻取体投入装置22に投
入されしわ取カット装置23側へ搬送されるようになっ
ている。
【0022】しわ取カット装置23において端部が切断
されたシート巻取体26は、その後ターンテーブル21
によってリード紙貼付け装置24側へ搬送され、このリ
ード紙貼付け装置24において、熱転写記録シート1の
切断端部に、所定長のリードフィルム(リード紙)50
(図9参照)の一側端部を重ね合せて例えば貼着テープ
52(図7参照)のような貼着手段で貼付けるようにな
っている。さらにリード紙50が貼付けられたシート巻
取体26は、ターンテーブル21により子紙管貼り付け
位置25まで搬送され、リード紙50の他側端部に子紙
管貼り付け装置により子紙管61が貼付けられる。
【0023】子紙管貼付け装置は、任意の位置に設けら
れた子紙管供給装置29から供給される子紙管61に接
着剤61aを塗布する手段と、子紙管61を子紙管貼付
け位置25まで搬送してリード紙50に貼付ける手段と
から構成される。
【0024】接着剤61aはホットメルト樹脂等からな
り、子紙管供給装置29から子紙管貼付け位置25まで
に子紙管61を搬送する間に、ホットメルトガン等のホ
ットメルト樹脂噴射機62により子紙管61の軸線方向
に沿って塗布される。また子紙管貼付け位置25より下
流側には、シート巻取体26および子紙管61を包むよ
うにリード紙50を巻上げるリード紙巻上装置27が設
けられている。
【0025】次に各構成部分について、以下詳述する。
図6に示すようにしわ取カット装置23は、上面に吸引
部31aを有する水平支持台31と、この水平支持台3
1上において熱転写記録シート1の所定長が水平支持台
31上に残留するようシート巻取体26を保持して回転
させる一対のアーム32とを有している。
【0026】シート巻取体26は、水平支持台31の上
流側において一対のアーム32により保持され、水平支
持台31の下流側へ向って回転しながら移動して水平支
持台31の下流側の凹部33内に嵌込まれる。水平支持
台31の下流側には、カッター38を挿入するための貫
通穴34が形成され、カッター38は貫通穴38から上
方に延びて熱転写記録シート1を切断し、水平支持台3
1の上方に設けられた受台39内に進入するようになっ
ている。
【0027】次に図7によりリード紙貼付け装置につい
て説明する。図7に示すように、リード紙貼付け装置2
4はシート巻取体26を回転自在に支持する巻取体支持
部41と、シート巻取体26側へリード紙50を供給す
るためのローラ42、43とを有している。またシート
巻取体26の端部とリード紙50の端部とは、ガイドプ
レート(載置台)44上において重ね合わされるように
なっており、ガイドプレート44の近傍には、リード紙
50を切断するための切断装置47がエアシリンダ46
により移動可能に設けられている。
【0028】またガイドプレート44の上部には、ガイ
ドプレート44上のリード紙50を押圧保持するリード
紙押え45が設けられており、さらにガイドプレート4
4の上方には略四角形状の貼付ドラム51が回転自在に
かつ上下方向に移動可能に設けられている。貼付ドラム
51は周囲4面が吸着面となっており、この4つの吸着
面にテープ供給部53から繰り出された貼付テープ52
の非貼着面が吸着されるようになっている。
【0029】また貼付ドラム51の下方には、貼付ドラ
ム51の下面に吸着された貼付テープ52を切断するた
めのカッター54が設けられている。
【0030】また図9に示すように、リード紙巻上装置
27は、シート巻取体26の紙管2を支持して回転させ
る紙管支持部65と、子紙管61を支持して回転させる
子紙管支持部66とを有している。
【0031】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。まず図5において、熱転写記録シ
ート1を子管2の外周に巻取ってなるシート巻取体26
が前工程で作成され、このシート巻取体26がシート巻
取体投入装置22に投入され、しわ取カット装置23側
へ、例えば、巻取体側面をはさんで自在に保持する機構
をその先端部に有するアームにより搬送される。
【0032】しわ取カット装置23において、図6に示
すようにまずシート巻取体26はアーム32により支持
され水平支持台31上の左側に配置される。次に熱転写
記録シート1の先端に対してエアが吹き付けられて、熱
転写記録シート1が水平支持台31側へ押付けられ、熱
転写記録シート1は水平支持台31の吸引部31aに吸
引される。同時にシート巻取体26が、アーム32によ
り水平支持台31上を右方向に回転しながら移動して凹
部33内に嵌込まれ、このようにして熱転写記録シート
1が先端側から所定長だけシート巻取体26から繰り出
される。
【0033】次にカッター38が貫通穴34を貫通して
シート1を切断し、その後カッター38が受台39内に
進入する。
【0034】このようにしてシート巻取体26から熱転
写記録シート1の端部が所定長だけ切断される。熱転写
記録シート1の端部はシート巻取体26の一巻分程度に
わたってしわが生じ易い部分であり、しわ取りカット装
置23において熱転写記録シート1のしわ取りを行うこ
とができる。
【0035】次にシート巻取体26は、リード紙貼り付
け装置24まで搬送される。
【0036】搬送の機構は従来周知の方法を用いること
ができるが、例えば、巻取体26をターンテーブル上に
据えつけられた巻取体支持部41により保持し、ターン
テーブルを回転させることにより搬送するのが望まし
い。図7に示すようにリード紙貼り付け装置24におい
て、まずローラ42、43等を順次経てガイドプレート
44上まで送られたリード紙50の端部と、巻取体支持
部41により支持されたシート巻取体26の熱転写記録
シート1の端部とが、ガイドプレート44上で重ね合わ
される。この場合、リード紙50は、熱転写記録シート
1のうち、ホットメルトインキ層1bと反対側の面に重
ね合わされる。またリード紙50はリード紙押え45に
より、ガイドプレート44に対して押付けられて押えら
れている。
【0037】次に上方から貼付ドラム51が降下して、
貼付ドラム51の下面に吸着された貼付テープ51によ
り、リード紙50の端部と熱転写記録シート1の端部と
が貼付けられる。
【0038】次に貼付ドラム51が上昇し、リード紙押
え45によるリード紙50の押し付けが解除された後、
巻取体支持部41によりシート巻取体26が回転し、熱
転写記録シート1およびリード紙50がシート巻取体2
6側へわずかに巻取られる。
【0039】巻取体支持部41は、リード紙貼り付け装
置に特別に設けても良いが、ターンテーブルに据えつけ
られた巻取体支持部がその機能を兼ねるのが望ましい。
【0040】次にエアシリンダ46により切断装置47
がリード紙50側へ進入して、切断装置47によりリー
ド紙50が切断され、このようにして熱転写記録シート
1の端部に所定長のリード紙50が貼付けされる。この
ように熱転写記録シート1にリード紙50が貼付けられ
たシート巻取体26は、その後ターンテーブル21によ
り子紙管貼付け位置25まで供給される。
【0041】リード紙50はその後、ローラ42、43
側へわずかに引き戻され、リード紙50の切断端部がガ
イドプレート44上にきたところでリード紙50がリー
ド紙押え45により押し付けられ、次のシート巻取体2
6の熱転写記録シートに貼付けられるよう待機する。
【0042】他方、貼付ドラム51は、ガイドプレート
44上において矢印L方向に沿って90°回転する。こ
の場合、テープ供給部53から貼付テープ52が新たに
繰り出される。そして貼付テープ52がカッター54に
より切断され、貼付ドラム51の下面の貼付テープ52
のみが他の貼付テープ52から分離され、熱転写記録シ
ート1とリード紙50との間の次の貼付作業を行うため
待機する。
【0043】他方、子紙管供給装置29側から子紙管6
1が供給される。図10に示すように子紙管61には、
一端側に切欠110が設けられている。子紙管供給装置
29ではこの切欠110を検出することにより子紙管6
1の向きを検出し、向きが逆の場合は子紙管61の向き
を直し円形運動搬送アーム30側へ供給する。
【0044】この切欠検出装置の詳細を、図10および
図11により説明する。図10および図11に示すよう
に切欠検出装置は、子紙管61の両端側に各々設けられ
た赤外線投光器111と赤外線受光器112とを有し、
この赤外線投光器111と赤外線受光器112とにより
切欠110を検出するようになっている。また赤外線受
光器112は、コンペレータ機能を有する増幅器113
に接続され、増幅器113により赤外線受光器112か
らのアナログ信号が無接点電圧出力に変換され、この無
接点電圧出力は制御装置114に入力される。この制御
装置114は、図示しない子紙管反転装置を駆動して逆
向きの子紙管61を反転するようになっている。
【0045】なお、図10において、赤外線投光器11
1と赤外線受光器112は便宜上子紙管61の一端側の
みに示されているが、実際は子紙管61の両端側に各々
配置されている。
【0046】子紙管供給装置29において、子紙管61
の両端部に対して、赤外線投光器111から赤外線が投
光される。図11(a)に示すように、子紙管61の切
欠110が形成されている場合、赤外線投光器111か
ら投光された赤外線が直接、切欠110を経て赤外線受
光器112に受光され、赤外線受光器112からのアナ
ログ信号が、増幅器113によって無接点電圧出力に変
換される。増幅器113からの無接点電圧出力は、その
後制御装置114に入力される。この間の赤外線受光器
112からの出力および増幅器のコンパレータ値を図1
4(b)に示し、増幅器113からの出力を図14
(c)に示す。
【0047】図11(a),(b),(c)に示すよう
に、子紙管61の切欠110は、増幅器113の出力と
して表わされ、これにより制御装置114において子紙
管61の切欠110の有無を確認することができる。ま
た、上述のように赤外線投光器111および赤外線受光
器112は子紙管61の両端部に設けられているので、
どちら側の赤外線受光器112から信号が出力されてい
るか制御装置114において特定することにより、切欠
110が子紙管61のいずれの側に形成されているか、
すなわち子紙管61の向きについて確認することができ
る。
【0048】子紙管供給装置29から供給された子紙管
61には、ホットメルトガン62のような接着剤塗布手
段によって軸方向に沿って接着剤62aが塗布される。
ホットメルトガンの設置場所は特に限定されないが、子
紙管の下面に接着剤が塗布されるように設置されるのが
望ましい。
【0049】子紙管貼付装置は、例えば支軸30aを中
心に回転する搬送アーム30を有している。搬送アーム
30は、供給、搬送された子紙管61を子紙管貼付け位
置25まで搬送し、これをシート巻取体26に貼付けら
れたリード紙50に押し付け、リード紙50の端部に接
着剤61aを介して子紙管61を貼付ける。
【0050】子紙管の貼り付けられたシート巻取体26
と子紙管61の組合体は、例えば支軸30aを中心に回
転する別の搬送アーム等の搬送手段により、子紙管貼付
け位置25の下流側に設けられたリード紙巻上装置27
まで搬送される。
【0051】リード紙巻上装置27において、シート巻
取体26の紙管2は紙管支持部65により回転可能に保
持され、子紙管61は子紙管支持部66によりやはり回
転可能に保持される(図9(a))。
【0052】その後、紙管支持部65に子紙管支持部6
6が接近し、リード紙50がシート巻取体26および子
紙管61を包み込むように巻き上げられる(図9
(b)。このような方法によれば、図9(c)に示すよ
うなC字形の巻取体が得られる。
【0053】また、製品によっては図9(d)に示すよ
うなS字形の巻取体が要求されることもある。その場合
は、リード紙貼り付けから子紙管貼り付けまでの任意の
時点において、巻取体の上下・左右を反転させてから子
紙管を貼り付け、その後巻き上げれば図9(d)に示す
S字形の巻取体を得ることができる。
【0054】巻取体の上下・左右を反転させるために
は、ターンテーブルに据えつけられた巻取体支持部41
を、例えば図12に示すように、シート巻取体26の上
下・左右が反転するように回転可能に構成すればよく、
このような方法によればC字形、S字形両方のシート巻
取体26を簡便に得ることができるので有利である。
【0055】このようにしてリード紙50により包み込
まれたシート巻取体26と子紙管61との組合体が得ら
れ、得られた組合体は、例えば上記支軸30aを中心と
して回転する別の搬送アーム等の搬送手段により、図1
3に示す組合体の包装装置の帯掛部71側まで搬送され
る。
【0056】次に図13乃至図24により、シート巻取
体と子紙管の組合体60の包装装置について説明する。
【0057】まず、図13によりシート巻取体と子紙管
の組合体60の包装装置の概略について述べる。図13
に示すようにこの包装装置は、組合体60に対してゴム
製の帯体90(図15参照)により帯掛けして組合体6
0を一まとめにする帯掛部71と、帯掛部71の下流側
に設けられ、組合体60に所定ロット番号のラベルを貼
り付けるラベル貼付部73と、ラベルと帯体の検知を行
うラベル・帯体検知部74と、ラベル貼付部73の下流
側に設けられ帯掛けされた組合体60を包装袋93(図
16参照)により包装する包装部75と、を備えてい
る。
【0058】これら、帯掛部71、ラベル貼付部73、
および包装部75は、組合体60を搬送する第1搬送ラ
イン70により連結されている。またラベル貼付部73
にはラベルプリンタ72が接続されている。
【0059】また第1搬送ライン70の包装部75下流
側には、包装袋93により包装された組合体60を、偶
数個、例えば2個順次逆向きにしながら第2搬送ライン
78上のパレット95(図17参照)内に積層する移載
部76が設けられている。この移載部76は、ラベル・
帯体検知部74からの信号に基づいて、制御部150に
より不良品と判断された組合体60を第1エジェクタ7
7から排出するようになっている。
【0060】また第2搬送ライン78の下流端には、第
2搬送ライン78上のパレット95内に積層された2個
の組合体60を収納箱97内に箱詰めする箱詰部79が
接続されている。箱詰部79において箱詰めされた2個
の組合体60は、その後第3搬送ライン80側へ送られ
る。また第3搬送ラインには、収納箱97の内面にホッ
トメルト樹脂を塗布して収納箱97を密封する密封部8
1が設けられている。2個の組合体60を収納するとと
もに、密封部81で密封された収納箱97は、ホットメ
ルト樹脂を塗布してから収納箱を組み立てられるまでの
時間がカウントされている。この時間が予め設定された
範囲内であれば、良品と判断され排出ライン83から排
出される。他方、設定された範囲外であれば、不良品と
判断され、第2エジェクタ82から排出される。
【0061】なお、上記の制御部150は、包装装置の
各構成部の運転制御を行うようになっている。
【0062】次に各部の構成について、以下詳述する。
まず、図15および図19により帯掛部71について述
べる。図15および図19に示すように、帯掛部71は
シート巻取体と子紙管とからなる組合体60を支持する
支持台125と、この支持台125に垂設された支柱1
27に揺動自在に取付けられたアーム123とを有して
いる。支持台125には締結装置124が設けられてお
り、アーム123の先端と締結装置124との間には、
組合体60の一側に延びるゴム製の帯体90が延びてい
る。この場合、アーム123は帯体90の基端を把持す
るとともに、組合体60の他側に移動して、帯体90の
基端を締結装置124側へ送るようになっている。
【0063】一方、締結装置124は、ゴム製の帯体9
0先端を把持するとともに、アーム123によって送ら
れてきた帯体90の基端を帯体90の先端に結びつけ、
このようにして組合体60を一体にまとめるようになっ
ている。締結装置124によって帯体90の基端と先端
とを結びつけることにより、帯体90に結び目91が形
成される(図15参照)。
【0064】次に図16(a)(b)により、包装部7
5について説明する。図16(a)(b)に示すよう
に、包装部75は上端が開口したプラスチック製の包装
袋93を載置し、この包装袋93内に組合体60を充て
んする充てん部135と、充てん部135において組合
体60が充てんされた包装袋93の上端開口をヒートシ
ールするヒートシール部136とを有している。
【0065】ヒートシール部136により包装袋93を
ヒートシールする場合、図示しない保持体により包装袋
93を保持してヒートシールする。このように包装袋9
3を上端が開口するように配置し、この開口をヒートシ
ールすることにより、ヒートシール部からの熱が組合体
60側に移行することを防止することができる。このた
め、組合体60の熱転写記録シートの劣化を防止するこ
とができる。
【0066】すなわち、包装袋93を下方からヒートシ
ールした場合、ヒートシール部からの熱が上方の組合体
60側に移行することも考えられるが、本発明によれ
ば、ヒートシール部136からの熱が組合体60側に移
行することはない。また包装部75は、ヒートシール部
136により上端開口がヒートシールされた包装袋93
の側方をヒートシールする側方ヒートシール部(図示せ
ず)が設けられている。
【0067】次に図17、図20および図21により移
載部76について説明する。図17、図20および図2
1に示すように、移載部76は第1搬送ライン70終端
と第2搬送ラインの始端との間に設けられた回転軸13
0と、この回転軸130に回転自在に設けられた第1ア
ーム131と、第1アーム131に回動自在に設けられ
た第2アーム132とを有している。また、第2アーム
132の先端には、組合体60を把持する把持部133
が回動自在に取付けられているとともに、この把持部1
33は第2アーム132に対して昇降可能となってい
る。
【0068】この把持部133は、第1搬送ライン70
上の組合体60を把持して第2搬送ライン78まで移送
し、第2搬送ライン78上に載置されたパレット95内
に移載するようになっている。この場合、図17に示す
ように、把持部133は、組合体60を順次180゜ず
つ水平方向に回転させてパレット95内に移載するよう
になっている。このため、例えばパレット95内に2個
の組合体60を移載した場合、パレット95内において
パレット95の両側に1つずつシート巻取体26が位置
し、中央部に2つの子紙管が位置し、このためパレット
95内において2個の組合体60が略直方体状に収まる
ようになっている。
【0069】次に図18および図22乃至図24によ
り、箱詰部79について説明する。図18および図22
乃至図24に示すように、箱詰部79は折畳自在カート
ン140を多数貯蔵する貯蔵部142と、貯蔵部142
から一枚ずつ送られた折畳自在カートン140が配置さ
れ、このカートン140内に2個の組合体60を収納す
るとともにカートン140から収納箱97を作成する収
納部141とを有している。
【0070】すなわち収納部141には、カートン14
0の底面140aと略同一の開口が形成されており、こ
の開口上に底面140aが位置するようになっている。
そして、パレット95内の2個の組合体60が、パレッ
ト95の側方から搬送手段100により図15の矢印方
向に押し出され、カートン140の底面140a上に移
載される。次に2個の組合体60が下方に押付けられる
と、底面140aが開口内に沈み、カートン140の側
面140bが開口の側壁により垂直方向に立てられる。
このようにして、カートン140から収納箱97が組立
てられて作成される。
【0071】なお、貯蔵部142から収納部141にカ
ートン140が送られる際、図示しないホットメントガ
ンによりカートン140ののり代140dにホットメル
ト樹脂145が塗布される。収納部141において収納
箱97が組立てられる際、このホットメルト樹脂145
は側面140bとのり代140dを付着させる。
【0072】次に内部に2個の組合体60が収納された
収納箱97は、第3搬送ライン80から密封部81へ送
られる。そしてこの密封部81において、収納箱97が
上面140cに覆われるとともに、上面140cに追加
ホットメルト樹脂(図示せず)が塗布され、この追加ホ
ットメルト樹脂により上面140cが密封されるように
なっている。
【0073】次のこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0074】まず予め前工程において、シート巻取体2
6とこのシート巻取体26より小径の子紙管61とをリ
ードフィルム50により包み込むように巻上げてシート
巻取体とリードフィルムの組合体60が作成され(図1
4)、この組合体60が帯掛部71に送られる。
【0075】帯掛部71において、図19に示すよう
に、組合体60が支持台125上に載置される。この場
合、アーム123と支持台125の締結装置124との
間に、組合体60の一側に位置するゴム製の帯体90が
延びている(図19実線位置)。
【0076】次にアーム123が組合体60の他側に移
動して、アーム123に把持された帯体90の基端が締
結装置124に把持された帯体90の先端側に送られ、
締結装置124によって帯体90の先端と基端とが結び
付けられ、結び目91が形成される(図15参照)。
【0077】次に帯掛部71において帯体90によって
帯掛けされた組合体60が、ラベル貼付部73まで第1
搬送ライン70によってラベル貼付部73まで搬送さ
れ、このラベル貼付部73において所定のロット番号の
ラベルが貼付けられる。ラベル貼付部73において貼付
けられるラベルは、対応する組合体60に応じてラベル
プリンタ72により印刷され、ラベル貼付部73側へ送
られる。
【0078】次に組合体60は第1搬送ライン70によ
って、ラベル・帯体検知部74まで搬送され、このラベ
ル・帯体検知部74において組合体60に貼付けられた
ラベルと組合体60の帯体が正しく装着されたか否かが
検知される。
【0079】次に組合体60は第1搬送ライン70によ
って包装部75まで搬送され、この包装部75において
組合体60は包装袋93により包装される。
【0080】すなわち、まず組合体60は充てん部13
5において、上端が開口した包装袋93内に充てんさ
れ、次に組合体60を充てんした包装袋93はヒートシ
ール部136へ送られてヒートシールされる。ヒートシ
ール部136は、包装袋93の上端開口をヒートシール
するので、ヒートシール部136からの熱が組合体60
側に移行することはなく、このため組合体60の熱転写
記録シートが劣化することはない。
【0081】次に内部に組合体60を収納し上端開口が
ヒートシールされた包装袋93は、側方ヒートシール部
によってその側方がヒートシールされる。このようにし
て図22(a)(b)に示すように、上端および側方に
各々シール部93a、93bが形成され、内部に組合体
60が収納された包装袋93が得られる。
【0082】次に包装袋93により包装された組合体6
0は、第1搬送ライン70により移載部76まで搬送さ
れる。図20および図21に示すように、移載部76に
おいて、第1搬送ライン70の終端に達した組合体60
に対して、第1および第2アーム131,132が回転
軸130回りに回転しながら接近し、次に第2アーム1
32から把持部133が降下して組合体60を把持す
る。次に把持部133が上昇し、第1および第2アーム
131,132が、回転軸130回りに回転しながら第
2搬送ライン78の上方まで移動し、把持部133が降
下して組合体60を第2搬送ライン78上のパレット9
5内に移載する(図17参照)。
【0083】次の組合体60が移載部76に達すると、
上記の作用が繰り返され、次の組合体60がパレット9
5内に既に移載された組合体60上に、積層される。こ
の場合、第1および第2アーム131,132が第1搬
送ライン70から第2搬送ライン78へ移動する間、把
持部133が水平方向に180゜回転し、次の組合体6
0は既に移載された組合体60と180゜向きを変えた
状態で積層される(図17参照)。このため、パレット
95内において、2個の組合体60が略直方体状に収め
られる。
【0084】なお、ラベル・帯体検知部74からの信号
に基づいて、制御部150により不良品と判断された組
合体60は第1および第2アーム131,132によっ
て、第2搬送ライン78側へ送られることなく、第1エ
ジェクタ77側へ送られ、不良品として排出される。
【0085】次に2個の組合体60が収納されたパレッ
ト95は、第2搬送ライン78により搬送され、第2搬
送ライン78の終端に達する。
【0086】次に図23および図24に示すように、搬
送手段100によってパレット95内の2個の組合体6
0が、箱詰部79の収納部141上に載置されたカート
ン140上に移載される。この場合、収納部141には
貯蔵部142から予めカートン140が送られており、
このカートン140の底面140a上に2個の組合体6
0が移載される。2個の組合体60は、カートン140
の底面140a上に更に押付けられ、この底面140a
を開口内に沈ませる。底面140aが開口内に沈む際、
開口の側壁によってカートン140の側面が垂直方向に
立てられ、このようにしてカートン140から収納箱9
3が組立てられる。
【0087】収納部141上に載置されたカートン14
0には、予めホットメルト樹脂145が塗布されている
ので、カートン140から収納箱97が組立てられる
際、ホットメルト樹脂145がカートン140の側面1
40bとのり代140dを付着させる。
【0088】このとき、ホットメルト樹脂を塗布してか
ら側面とのり代を付着されるまでの時間がカウントされ
ている。
【0089】次に内部に2個の組合体60が収納された
収納箱97は、収納部141から第3搬送ライン80側
へ送られ、第3搬送ライン80によって密封部81まで
搬送される。次に密封部81において、上面140Cに
追加ホットメルト樹脂が塗布され、収納箱97が上面1
40Cに覆われて密封される。
【0090】この場合も、追加ホットメルト樹脂を塗布
してから密封するまでの時間がカウントされている。
【0091】このようにして図18に示すように、収納
箱97内に一対の組合体60を収納して構成された組合
体の収納体が得られる。この場合、図18に示すよう
に、収納箱97の両側に1つずつの大径のシート巻取体
26が位置し、中央部に2つの小径の子紙管61が位置
するようになり、このためパレット95内において2個
の組合体60が略直方体状に収まるようになっている。
【0092】次に、2個の組合体60を収納した収納箱
97は、前記のホットメルト樹脂を塗布してから側面と
のり代を付着されるまでの時間、及び追加ホットメルト
樹脂を塗布してから密封するまでの時間の信号が制御部
150に送られる。
【0093】制御部150において良品(前記時間が予
め設定された時間の範囲内である)と判断された収納箱
97は、その後排出ライン83から通常の排出ルート側
へ排出される。
【0094】制御部150において不良品(前記時間が
予め設定された時間の範囲外である)と判断された収納
箱97は、第2エジェクタ82から排出される。
【0095】以上のように本実施例によれば、2個の組
合体60をコンパクトに収納箱97内に収納することが
できるとともに、この収納箱97を容易かつ迅速に密封
して排出することができる。
【0096】なお、上記実施例において、収納箱97内
に2個の組合体60を収納した例を示したが、4個、6
個、8個等偶数個の組合体60を順次逆向きに収納箱内
に収納してもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば偶
数個の組合体を順次、方向を逆向きにしながら収納箱内
に収納することができる。この場合、組合体は大きな径
のシート巻取体と、小さな径の子紙管とからなっている
ので、偶数個の組合体を順次、方向を逆向きにしながら
収納箱内に収納することにより、収納箱内にコンパクト
に組合体を収納することができる。また収納箱内に組合
体を収納してなる組合体の収納箱を容易かつ迅速に作成
することができる。また、シート巻取付と子紙管とをリ
ードフィルムで包み込むように巻上げて組合体を容易に
形成することができ、この組合体を容易かつ連続的に収
納箱内に箱詰めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート巻取体と子紙管の組合体を
構成する熱転写記録シートを示す斜視図。
【図2】図1のII−II線方向断面図。
【図3】他の熱転写記録シートを示す図1と同様の図。
【図4】熱転写記録シートに設けられたエンドマークを
光学的に検出する状態を示す概略図。
【図5】本発明によるシート巻取体と子紙管の組合体製
造装置。
【図6】しわ取カット装置を示す概略図。
【図7】リード紙貼付け装置を示す概略図。
【図8】ホットメルトガンにより子紙管に接着剤を塗布
する作用を示す図。
【図9】リード紙巻上装置を示す概略図。
【図10】子紙管供給装置の切欠検出機構を示す概略
図。
【図11】子紙管供給装置の切欠検出機構における信号
の流れおよびその大きさを示す図。
【図12】巻取体支持部を示す概略図。
【図13】本発明によるシート巻取体と子紙管の組合体
の包装装置を示す全体概略図。
【図14】シート巻取体と子紙管の組合体を示す図。
【図15】帯掛部により帯体を用いて帯掛けられた組合
体を示す図。
【図16】組合体を包装袋により包装する包装部を示す
図。
【図17】移載部によりパレット内に逆方向に向いて移
載された2個の組合体を示す図。
【図18】収納箱内に2個の組合体を逆方向に向いて収
納した収納体を示す図。
【図19】組合体を帯体を用いて帯掛けする帯掛部を示
す図。
【図20】移載部を示す拡大平面図。
【図21】移載部を示す側面図。
【図22】包装部において包装袋により包装された組合
体を示す図。
【図23】箱詰部を示す拡大平面図。
【図24】箱詰部において用いられ収納箱に形成される
折畳自在カートンを示す平面図。
【符号の説明】
1 熱転写記録シート 2 紙管 21 ターンテーブル 23 しわ取カット装置 24 リード紙貼付け装置 25 子紙管貼付け装置 26 シート巻取体 27 リード紙巻上装置 29 子紙管供給装置 31 水平支持代 32 アーム 38 カッター 41 巻取体支持部 44 ガイドプレート 47 切断装置 50 リード紙 51 貼付ドラム 60 組合体 61 子紙管 70 第1搬送ライン 71 帯掛部 72 ラベルプリンタ 73 ラベル貼付部 74 ラベル・帯体検知部 75 包装部 76 移載部 77 第1エジェクタ 78 第2搬送ライン 79 箱詰部 80 第3搬送ライン 81 密封部 82 第2エジェクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙管の外周に熱転写記録シートを巻付けて
    なるシート巻取体とこのシート巻取体より小径の子紙管
    とをリードフィルムで包み込むように巻上げて形成され
    たシート巻取体と子紙管の組合体に対して、帯体により
    帯掛けする帯掛部と、 この帯掛部の下流側に設けられ、帯掛けされた前記組合
    体を包装袋により包装する包装部と、 この包装部の下流側に設けられ、包装袋により包装され
    た組合体を順次方向を逆向きにしながら積層する移載部
    と、 この移載部の下流側に設けられ、移載部により積層され
    た組合体を収納箱内に箱詰めする箱詰部と、 を備えたことを特徴とするシート巻取体と子紙管の組合
    体包装装置。
  2. 【請求項2】帯掛部は組合体を支持する支持台と、組合
    体の一側に張設された帯体の基端を把持して組合体の他
    側に移動可能なアームと、前記帯体の先端を把持すると
    ともにアームにより送られた帯体の基端と先端とを結び
    つける締結装置とを有することを特徴とする請求項1記
    載のシート巻取体と子紙管の組合体包装装置。
  3. 【請求項3】帯掛部と包装部との間に、組合体に所定ロ
    ット番号のラベルを貼り付けるラベル貼付部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート巻取体と子紙管の
    組合体包装装置。
  4. 【請求項4】包装部は一側が開口した包装袋内に組合体
    を充てんする充てん部と、包装袋の上方に向いた一側開
    口をヒートシールするヒートシール部とを有することを
    特徴とする請求項1記載のシート巻取体と子紙管の組合
    体包装装置。
  5. 【請求項5】箱詰部は収納箱用の折畳自在カートンが配
    置され、カートン内に組合体を収納してカートンから収
    納箱を作成する収納部と、組合体が収納された収納箱を
    密封する密封部とを有することを特徴とする請求項1記
    載のシート巻取体。
  6. 【請求項6】紙管の外周に熱転写記録シートを巻付けて
    なるシート巻取体とこのシート巻取体より小径の子紙管
    とをリードフィルムで包み込むように巻上げて形成さ
    れ、外方が帯体により帯掛けされたシート巻取体と子紙
    管の組合体。
  7. 【請求項7】収納箱内に請求項6記載の組合体を収納し
    てなり、各組合体は互いに逆方向を向くことを特徴とす
    る組合体の収納体。
  8. 【請求項8】紙管の外周に熱転写記録シートを巻付けて
    なるシート巻取体の熱転写記録シート端部を所定長だけ
    切断するしわ取カット装置と、 前記しわ取カット装置の下流側に設けられ、切断された
    熱転写記録シートの切断端部に、所定長のリードフィル
    ムの一側端部を重ね合せて貼付手段で貼付けるリード紙
    貼付け装置と、 前記リード紙貼付け装置の下流側に設けられ、前記シー
    ト巻取体に貼付けられたリードフィルムの他側端部に子
    紙管を貼付ける子紙管貼付け装置と、 前記子紙管貼付け装置の下流側に設けられ、前記シート
    巻取体および前記子紙管を前記リードフィルムで包むよ
    うに前記リードフィルムを巻上げるリード紙巻装置と、 前記リード紙巻上装置によりシート巻取体とこのシート
    巻取体より小径の子紙管とをリードフィルムで包み込む
    ように巻上げて形成されたシート巻取体と子紙管の組合
    体に対して、帯体により帯掛けする帯掛部と、 この帯掛部の下流側に設けられ、帯掛けされた前記組合
    体を包装袋により包装する包装部と、 この包装部の下流側に設けられ、包装袋により包装され
    た組合体を順次方向を逆向きにしながら関荘する移載部
    と、 この移載部の下流側に設けられ、移載部により積層され
    た組合体を収納箱内に箱詰めする箱詰部と、 を備えたことを特徴とするシート巻取体と子紙管の組合
    体製造システム。
JP6324439A 1994-09-30 1994-12-27 シート巻取体と子紙管の組合体、その包装装置およびその製造システム Pending JPH08175518A (ja)

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US08/954,033 US6318554B1 (en) 1994-09-30 1997-10-20 Combination of sheet roll with subshaft, producing apparatus thereof, packaging apparatus thereof, and production system thereof

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JP (1) JPH08175518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173337A (ja) * 2007-12-26 2009-08-06 Dainippon Printing Co Ltd 梱包体

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JP2009173337A (ja) * 2007-12-26 2009-08-06 Dainippon Printing Co Ltd 梱包体

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