JPH08174914A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08174914A
JPH08174914A JP6324430A JP32443094A JPH08174914A JP H08174914 A JPH08174914 A JP H08174914A JP 6324430 A JP6324430 A JP 6324430A JP 32443094 A JP32443094 A JP 32443094A JP H08174914 A JPH08174914 A JP H08174914A
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JP
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image
input
detecting
image processing
signal
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JP6324430A
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Mizuki Muramatsu
瑞紀 村松
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 OHP用フィルムに記録したカラー画像を透過
光によってスクリーンに投影した場合に見やすい画像を
形成するための画像処理装置を提供する。 【構成】 色処理回路251は入力されたRGB画像信号を、
順次、MCYK画像信号に変換し、二値化回路252は変換さ
れた画像信号を二値化する。セレクタ253は、記録紙がO
HP用フィルムの場合(/OHP信号が真)は二値化回路252
の出力を、そうでない場合は色処理回路251の出力を選
択する。選択された画像信号は、スムージング処理回路
254およびエッジ強調回路255においてスムージングおよ
びエッジ強調が施されるが、/OHPが真の場合はエッジ強
調されない。セレクタ256は、注目画素に応じてスムー
ジング処理回路254またはエッジ強調回路255の出力を選
択するが、/OHPが真の場合はエッジ強調回路255の出力
を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、記録媒体上にカラー画像を形成するための画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの出力装置として、レーザ
ビームプリンタ(以下「LBP」という)などの電子写真
方式を用いた情報記録装置が広く使われている。これら
の情報記録装置は、その高品質な印刷結果、静粛性およ
び高速性などの多くのメリットにより、デスクトップパ
ブリッシングの分野を急速に拡大させる要因となってい
る。さらに、ホストコンピュータやプリンタの画像生成
部であるコントローラなどの高性能化によりカラー画像
を容易に扱えるようになり、電子写真方式のカラープリ
ンタも開発され、従来からのモノクロ画像の印刷のみな
らず、カラー画像の印刷も普及しつつある。
【0003】このようなカラープリンタによって階調性
のあるフルカラー画像を印刷する方法としては、ディザ
法、濃度パターン法、誤差拡散法など幾つかの方法があ
るが、とくにLBPは比較的容易に主走査方向の解像度を
変えることができるという特徴があり、画像データの濃
度レベルに応じてレーザダイオードの駆動パルス幅を変
化させて濃淡を表現するパルス幅変調方式、所謂PWM方
式も採用されている。
【0004】また、カラープリンタの場合は、イメージ
スキャナなどから入力した写真などの画像データを扱う
場合も多いが、これらの画像データを、より高品質に印
刷するために、カラーマスキング処理やUCR(下色除
去)などの画像処理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。
【0006】上述したように、カラープリンタにおいて
は、写真などの画像を扱うことが多いという前提から、
画像をプリント出力する際に、できる限り原画像に近い
色再現結果が得られるような画像処理を行っている。従
って、OHPによるプレゼンテーション用のフィルムに記
録されたカラー原稿を作成する場合においても、普通紙
と同様に多値印刷を行うことになる。しかし、OHP用の
フィルムに記録されたカラー画像は、普通紙とは異な
り、透過光によってスクリーンに投影されるので、その
画像の種類によっては画像処理により、逆に、画像が見
え難くなる場合がある。
【0007】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、記録媒体の特性に応じて画像処理を施した画
像を形成するための画像処理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。
【0009】本発明にかかる画像処理装置は、記録媒体
上に画像を形成するための画像処理装置であって、前記
記録媒体の特性を検出する検出手段と、画像データを入
力する入力手段と、前記入力手段によって入力された画
像データを二値化する二値化手段と、前記検出手段の検
出結果に基づいて前記二値化手段に入力される前の画像
データと該二値化手段により二値化された画像データと
を選択的に出力する出力手段と、前記出力手段によって
出力された画像データに基づいて前記記録媒体上に色成
分画像を形成する形成手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、記録媒体上に画像を形成するための
画像処理装置であって、前記記録媒体の特性を検出する
検出手段と、画像データを入力する入力手段と、前記検
出手段の検出結果に基づいて前記入力手段によって入力
された画像データをスムージング処理するスムージング
手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、記録媒体上に画像を形成するための
画像処理装置であって、前記記録媒体の特性を検出する
検出手段と、画像データを入力する入力手段と、前記検
出手段の検出結果に基づいて前記入力手段によって入力
された画像データをエッジ強調するエッジ強調手段とを
有することを特徴とする。
【0012】また、記録媒体上に異なる色成分の画像を
順次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置で
あって、前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段
と、カラー画像データを入力する入力手段と、前記入力
手段によって入力されたカラー画像データから黒画像を
検出する第二の検出手段と、前記第一および第二の検出
手段の検出結果に基づいて前記入力手段によって入力さ
れたカラー画像データをスムージング処理するスムージ
ング手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、記録媒体上に異なる色成分の画像を
順次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置で
あって、前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段
と、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段に
よって入力された画像データから黒画像を検出する第二
の検出手段と、前記第二の検出手段の検出結果に基づい
て前記入力手段によって入力された画像データを前記色
成分の色成分データに変換する変換手段と、前記入力手
段によって入力された画像データの各画素の特性を検出
する第三の検出手段と、前記第一から第三の検出手段の
検出結果に基づいて前記変換手段によって変換された色
成分データをスムージング処理するスムージング手段と
を有することを特徴とする。
【0014】また、記録媒体上に異なる色成分の画像を
順次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置で
あって、前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段
と、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段に
よって入力された画像データから黒画像を検出する第二
の検出手段と、前記第二の検出手段の検出結果に基づい
て前記入力手段によって入力された画像データを前記色
成分の色成分データに変換する変換手段と、前記入力手
段によって入力された画像データの各画素の特性を検出
する第三の検出手段と、前記第一から第三の検出手段の
検出結果に基づいて前記変換手段によって変換された色
成分データをエッジ強調するエッジ強調手段とを有する
ことを特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装
置を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明
においては、本発明を600dpiのカラーLBPに適用する実
施例を説明するが、本発明はこれに限られるものではな
く、その主旨を逸脱しない範囲で、任意の記録密度のカ
ラープリンタやカラーファクシミリ装置などの画像処理
装置に適用できる。
【0016】
【第1実施例】 [構成の概要]図1は本発明にかかる一実施例のカラーL
BPの概要を示す図である。
【0017】同図において、カラーLBP501は、外部機器
であるホストコンピュータ502から送られてくるプリン
タ言語で記述されたコードデータや画像データを受け、
そのデータに基づいて記録紙(記録媒体)上にカラー画
像を形成する。
【0018】より具体的に説明すると、カラーLBP500
は、ビデオコントローラ(以下「コントローラ」とい
う)200と、プリンタエンジン(以下「エンジン」とい
う)100とから構成される。そして、コントローラ200
は、ホストコンピュータ502から入力されたデータに基
づいて、一頁分のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クの多値画像データを生成する。エンジン100は、コン
トローラ200が生成した多値画像データに応じて変調し
たレーザビームで感光ドラムを走査することにより潜像
を形成し、この潜像をトナーで現像し記録紙に転写した
後、記録紙上のトナーを定着する、一連の電子写真プロ
セスによる記録を行う。なお、プリンタエンジン100は6
00dpiの解像度を有する。
【0019】[インタフェイス信号]図2はコントロー
ラ200とエンジン100の詳細な構成例を示すブロック図
で、両者はインタフェイス信号線300によって接続され
ている。以下、主なインタフェイス信号(以下「I/F信
号」という)について説明する。なお、その名前の直前
に記号「/」を付した信号は負論理であることを示して
いる。
【0020】/RDY信号は、コントローラ200に対してエ
ンジン100から送出される信号で、エンジン100が後述す
る/PRNT信号を受ければ、いつでもプリント動作を開始
できる状態、またはプリント動作を継続できる状態にあ
ることを示す信号である。
【0021】/PRNT信号は、エンジン100に対してコント
ローラ200から送出される信号で、プリント動作の開
始、またはプリント動作の継続を指示する信号である。
【0022】/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向の同
期信号で、コントローラ200に対してエンジン100から送
出される。
【0023】/LSYNC信号は、主走査(水平走査)方向の
同期信号で、コントローラ200に対してエンジン100から
送出される。
【0024】/VDO7〜/VDO0信号は、エンジン100に対し
てコントローラ200から送出される8ビットの画像信号
で、エンジン100が印刷すべき画像濃度情報を示す。/VD
O7はビットの最上位を、/VDO0はビットの最下位を表
す。エンジン100は、/VDO7〜/VDO0信号が00Hの場合、現
像中のトナー色を最大濃度とし、FFHの場合は最低濃
度、つまり印刷しない。
【0025】/IMCHR信号は、画像属性を示す信号で、エ
ンジン100に対してコントローラ200から送出される。こ
の信号が「真」の場合は、画像信号/VDO7〜/VDO0が表す
画像が、階調性を重視する画像であることを示し、
「偽」の場合は解像度を重視する画像であることを示
す。エンジン100は、/IMCHR信号が「真」の場合はPWMの
線数(濃度を表す単位)を200線/インチ(以下「/イン
チ」を省略して「線」とだけ記述する)とし、「偽」の
場合はPWMの線数を600線とする。
【0026】VCLK信号は、画像信号/VDO7〜/VDO0および
画像属性信号/IMCHRの転送クロック信号で、エンジン10
0に対してコントローラ200から送出される。コントロー
ラ200は、VCLK信号の立上がりエッジに同期して、/VDO7
〜/VDO0信号および/IMCHR信号を送出する。
【0027】[画像形成過程]次に、本実施例における
カラー画像を形成する過程を説明する。
【0028】図2において、201はホストインタフェイス
(以下「ホストI/F」という)で、ホストコンピュータ5
02との通信を行い、プリンタ言語で記述されたコードデ
ータや画像データを受信する。
【0029】202はCPUで、ROM203に予め格納された制御
プログラムに従い、CPUバス210を介してコントローラ20
0の全体の制御を司る。また、RAM204は、CPU202のワー
クエリアとして使用される。なお、ROM203にはフォント
データなども格納され、CPUバス210はコントローラ200
内の各ブロック間のデータのやり取りにも使用される。
【0030】209は操作パネルで、CRTやLCDなどから構
成され、CPU202によって装置の動作状態や動作条件を表
示する表示部と、キーボードやタッチパネルなどから構
成され、オペレータの指示を入力する入力部とを備えて
いる。つまり、オペレータは、この操作パネル209を操
作することにより、カラーLBP501に対する各種設定を、
直接、行うことができる。
【0031】206は圧縮伸長回路で、RGB8ビットの多値
画像情報を圧縮し伸長する機能を有する。205はページ
メモリで、圧縮伸長回路206で圧縮された一頁分のRGB多
値画像データを格納する。207は画像処理部で、圧縮伸
長回路206で伸長されたRGB多値画像情報を、エンジン10
0のトナー色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の多値画像情報に変換するとともに、
画像属性信号/IMCHRを生成する機能を有する。
【0032】208はプリンタI/F(以下「プリンタI/F」
という)で、エンジン100とのインタフェイス回路(以
下「I/F回路」という)であり、エンジン100との間で、
前述した各I/F信号のやり取りを行う。
【0033】上記の構成において、ホストI/F201から入
力したコードデータは、所定の描画アルゴリズムにより
文字や図形あるいはイメージ画像の300dpi,各色8ビッ
トのRGB多値画像データに展開され、圧縮伸長回路206で
圧縮されて、ページメモリ205に格納される。圧縮伸長
回路206は、例えばJPEGアルゴリズムにより入力画像デ
ータを圧縮し、プリント動作時には圧縮したデータをリ
アルタイムに伸長しながら出力することができる。以上
のようにして、一頁分の圧縮画像データがページメモリ
205に準備できると、コントローラ200は、エンジン100
からの/RDY信号が「真」であれば/PRNT信号を「真」に
して、エンジン100に対して印刷動作の開始を指示す
る。
【0034】[プリンタエンジンの動作]図3および図4
はエンジン100の詳細な構成を示す図で、これらの図を
用いてエンジン100の動作を説明する。
【0035】エンジン100は/PRNT信号を受取ると、不図
示の駆動手段により、感光ドラム106および転写ドラム1
08を図に示す矢印の方向に回転させる。続いて、ローラ
帯電器109の充電を開始し、感光ドラム106の表面電位を
所定値に略均一に帯電させる。
【0036】次に、給紙ローラ111によって、記録紙カ
セット110に収納された記録紙128を転写ドラム108へ供
給する。転写ドラム108は、中空の支持体上に誘電体シ
ートを張ったもので、感光ドラム106と等速で矢印方向
に回転する。転写ドラム108に供給された記録紙128は、
転写ドラム108の支持体上に設けられたグリッパ112によ
って保持され、吸着ローラ113および吸着用帯電器114に
より転写ドラム108に吸着される。同時に、現像器の支
持体115を回転させて、支持体115に支持された四つの現
像器116M,116C,116Y,116Kのうち、第一のトナーである
マゼンタ(M)のトナーが入った現像器116Mを感光ドラム1
06に対向させる。なお、116Cはシアン(C)のトナーが入
った現像器、116Yはイエロー(Y)のトナーが入った現像
器、116Kはブラック(K)のトナーが入った現像器であ
る。
【0037】一方、エンジン100は、転写ドラム106に吸
着した記録紙128の先端を、紙先端検出器117によって検
出し、所定のタイミングで垂直同期信号/TOPを発生して
コントローラ200に送出する。コントローラ200は、印刷
頁に対する最初の/TOP信号を受取ると、ページメモリ20
5に格納した圧縮画像データの読出しを開始する。読出
されたデータは、圧縮伸長回路206でRGB8各ビット計24
ビットの画像データにリアルタイムに伸長され、画像処
理部207に入力される。画像処理部207は、300dpiのRGB
各8ビットの入力画像データから、第一の印刷色である
マゼンタ(M)のデータを300dpi,8ビットで生成すると同
時に、各画素に対する画像属性信号/IMCHRを生成する。
なお、この画像処理部207における処理の詳細について
は後述する。
【0038】また、191は光透過型のセンサで、記録紙1
28が通過したことを表す記録紙検出信号をCPU202へ送
る。CPU202は、この記録紙検出信号と紙先端検出器117
の紙先端検出信号とから、記録紙128としてOHP用の略透
明フィルムが供給されたことを表す/OHP信号を生成す
る。つまり、CPU202は、/PRNT信号を出力した後、記録
紙検出信号に続いて紙先端検出号を受信した場合は、普
通紙などの不透明な記録紙が供給されたと判断して/OHP
信号を「偽(Hレベル)」にし、記録紙検出信号を受信せ
ずに紙先端検出信号を受信した場合は、OHP用フィルム
などの透明な記録紙が供給されたと判断して/OHP信号を
「真(Lレベル)」にする。なお、OHP用フィルムなどの検
出方法はこれに限定されるものではない。さらに、操作
パネル209からのオペレータの指示に応じて/OHP信号を
切替えてもよい。
【0039】画像処理部207で生成された画像信号(詳
細は後述するが600dpiに変換されている)は、画像信号
/VDO7〜/VDO0として、画像属性信号/IMCHRとともに、VC
LK信号に同期してエンジン100に送出される。コントロ
ーラ200より出力された/VDO7〜/VDO0信号および/IMCHR
信号は、図4に示すパルス幅変調回路101へ入力され、そ
のレベルに応じたパルス幅のレーザ駆動信号VDOに変換
されて、レーザドライバ102へ入力される。なお、パル
ス幅変調の詳細については後述する。
【0040】レーザドライバ102は、レーザ駆動信号VDO
に応じてレーザダイオード103を発光させ、レーザビー
ム127が射出される。レーザビーム127は、不図示のモー
タにより矢印方向に回転駆動される回転多面鏡104によ
り偏向され、光路上に配置された結像レンズ105を経
て、感光ドラム106上を主走査方向に走査し、感光ドラ
ム106上に潜像を形成する。このとき、ビームディテク
タ107はレーザビーム127の走査開始点を検出し、この検
出信号から主走査の画像書出しタイミングを決定するた
めの水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
【0041】感光ドラム106上に形成された潜像は、マ
ゼンタ(M)のトナーが入った現像器116Mによって現像さ
れ、マゼンタ(M)のトナー像になり、転写用帯電器119に
より転写ローラ108に吸着された記録紙128に転写され
る。この際、転写されずに感光ドラム106上に残ったト
ナーは、クリーニング装置125によって除去される。以
上の動作により、記録紙128上に一頁分のマゼンタ(M)の
トナー像が形成される。
【0042】次に、現像器の支持体115を回転させて、
第二のトナーであるシアン(C)のトナーが入った現像器1
16Cを感光ドラム106に対向させる。続いて、マゼンタ
(M)の場合と同様に、転写ドラム106に吸着した記録紙12
8の先端を、紙先端検出器117によって検出し、所定のタ
イミングで垂直同期信号/TOPを発生してコントローラ20
0に送出する。コントローラ200は、この/TOP信号を受取
ると、ページメモリ205に格納した圧縮画像データの読
出しを開始する。読出されたデータは、圧縮伸長回路20
6でRGB8各ビット計24ビットの画像データにリアルタイ
ムに伸長され、画像処理部207に入力される。画像処理
部207は、RGB各8ビットの入力画像データから、第二の
印刷色であるシアン(C)のデータを300dpi,8ビットで生
成すると同時に、各画素に対する画像属性信号/IMCHRを
生成する。
【0043】以下、マゼンタ(M)の場合と同様の動作に
より、記録紙128上のマゼンタ(M)のトナー像に重ねてシ
アン(C)のトナー像が転写される。さらに、同様の動作
により、第三のトナーであるイエロー(Y)のトナー像
と、第四のトナーであるブラック(K)のトナー像とが、
記録紙128上に重ねて転写される。
【0044】四色のトナー像がすべて転写された記録紙
128は、分離帯電器120を経て、分離爪121によって転写
ドラム108から剥がされ、搬送ベルト122により定着器12
1へ送られる。また、このとき、転写ドラムクリーナ126
によって転写ドラム108の表面が清掃される。記録紙128
上のトナー像は、定着器123により加熱・加圧されて溶
融固着し、フルカラー画像になる。そして、フルカラー
画像が記録された記録紙128は排紙トレイ124へ排出され
る。
【0045】[パルス幅変調]図5はパルス幅変調回路1
01の構成例を示すブロック図、図6はパルス幅変調回路1
01の動作例を示すタイミングチャートである。
【0046】図5において、129はラインメモリで、トグ
ルバッファ形式に構成されていて、独立したクロックに
よって書込みと読出しを同時に行うことが可能な構成で
ある。130はクロック発生回路で、水平同期信号/LSYNC
に同期したパターンクロック信号PCLKおよびPCLKを三分
周したクロック信号1/3PCLKを生成する。なお、PCLKは6
00dpiの1ドットを印刷するのに対応する周期を有する。
【0047】また、131はγ補正回路、132はD/A変換回
路、133は位相制御回路、134および135はそれぞれ三角
波発生回路、136および137はそれぞれコンパレータ、13
8はセレクタ、139はD-フリップフロップ(以下「D-F/
F」という)である。
【0048】以下、パルス幅変調回路101の動作を説明
する。まず、主走査1ライン分の/VDO7〜/VDO0信号およ
び/IMCHR信号が、クロック信号VCLKによりラインメモリ
129に書込まれる。第1ラインの書込みが完了すると、次
の水平周期信号/LSYNCによりラインメモリ129の書込み
バンクが切替えられ、次の第2ラインの信号が書込みが
行われると同時に、既に書込まれている第1ラインのデ
ータは、パターンクロック信号PCLKにより読出される。
読出された/VDO7〜/VDO0信号および/IMCHR信号は、γ補
正回路131により、/IMCHR信号で指定されるPWMの線数に
応じて、エンジン100のプロセス条件に最適なγ補正が
施される。γ補正された8ビットの画像信号/VD7〜/VD0
は、D/A変換回路132によりアナログ電圧に変換されてア
ナログビデオ信号AVDになる。このとき、D/A変換回路13
2は、画像信号/VD7〜/VD0の値が00Hのとき最小電圧を出
力し、FFHのとき最大電圧を出力する。アナログビデオ
信号AVDは、コンパレータ136および137の一方の端子へ
入力される。コンパレータ136および137のもう一方の端
子へはそれぞれ、三角波発生回路134の出力TRI1および
三角波発生回路135の出力TRI2が入力される。
【0049】図7は三角波発生回路134の構成例を示すブ
ロック図で、切換スイッチ152は、パターンクロック信
号PCLKを位相制御回路133で位相変化させたクロック信
号PCLK'が入力され、クロック信号PCLK'がHレベルのと
きはa端とc端とを接続して、電流源150からキャパシタ1
53への電流Iを導き、キャパシタ153に電荷をチャージす
るので、キャパシタ153の端子電圧Vは直線的に増加す
る。次に、クロック信号PCLK'がLレベルになるとb端とc
端とを接続して、キャパシタ153から電流源151へ電流I
を導き、キャパシタ153の電荷をディスチャージするの
で、端子電圧Vは直線的に減少する。以上のようにし
て、クロック信号PCLKと等しい周期を有する三角波信号
TRI1が得られる。三角波発生回路135も同様に構成され
るが、入力クロック信号が1/3PCLK'であるため、出力さ
れる三角波信号TRI2の周期はクロック信号1/3PCLKと等
しく、すなわち三角波信号TRI1の周期の三倍である。
【0050】コンパレータ136および137は、アナログビ
デオ信号AVDと三角波信号TRI1またはTRI2との電圧レベ
ルを比較して、それぞれパルス幅変調信号PWM1とPWM2を
出力する。従って、パルス幅変調信号PWM1の線数は600
線に、PWM2の線数は200線になる。パルス幅変調信号PWM
1およびPWM2は、セレクタ138により画像属性信号/IMCHR
に応じて選択される。ここで、セレクタ138は、/IMCHR
が「真」すなわちLレベルのときは階調性において優れ
るPWM2を選択し、/IMCHRが「偽」すなわちHレベルのと
きは解像度において優れるPWM1を選択する。選択された
信号は、レーザ駆動信号VDOとしてレーザドライバ102へ
送られ、現像プロセスにおいて、レーザ駆動信号VDOの
パルス幅に応じた画像の濃淡が再現される。
【0051】上述した主走査方向の動作が繰返されて、
一頁分のマゼンタ(M)の潜像が感光ドラム106上に形成さ
れる。なお、パターンクロック信号PCLKの位相が各主走
査において同じ場合、形成される画像が縦(副走査)方
向につながり、とくにPWMの線数が200線のときは縦すじ
が目立つ。そこで、図5に示した位相制御回路133によ
り、各主走査毎にパターンクロック信号PCLKの位相をク
ロックの一周期の範囲内でずらすことにより、縦すじが
目立つのを防いでいる。[画像処理部]
【0052】次に、画像処理部207における処理を詳細
に説明する。図8は画像処理部207の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【0053】同図において、251は色処理回路、252は二
値化回路、253および256はそれぞれセレクタ、254はス
ムージング処理回路、255はエッジ強調回路であり、画
像処理部207は、この六つの機能ブロックに分けられ
る。以下では、各ブロックを詳細に説明する。
【0054】●色処理 色処理回路251は、エンジンの特性に合うように、入力
されたRGB各8ビットの画像信号をCMY各8ビットの画像信
号に変換し、さらにマスキングおよびUCR処理を施してC
MYK各8ビットの画像信号/DO7〜/DO0に変換するものであ
る。図9は色処理回路251の構成例を示すブロック図であ
る。
【0055】同図において、601は対数変換用のLUTを記
憶するROM、602および607はそれぞれモード切換信号MOD
Eに従って二入力の一方を選択し出力するセレクタ、603
はUCR(下色除去:Under Color Removal)回路、604は積
和演算回路を含むマスキング回路、605は四入力一出力
のセレクタ、606はマスキング係数やUCR係数などのLUT
を記憶するROMである。なお、図10はROM606のアドレス
マップの一例を示す図で、ROM606の上位3ビットのアド
レス端子A8〜A10はバンク設定に使用され、下位8ビット
のアドレス端子A0〜A7に入力されたデータをLUTにより
変換し出力する。
【0056】ROM601は、上述した圧縮伸長回路206で伸
長された300dpi,RGB各8ビットの画像信号を入力して、
次式に従って、輝度信号であるRGB信号を濃度信号であ
るYMC信号に変換する。 Y = ‐log(aB) M = ‐log(aG) …(1) C = ‐log(aR) ただし、aは係数
【0057】ROM601から出力されたYMC各8ビットの画像
信号は、セレクタ602を介してUCR回路603に入力され
る。なお、セレクタ602は、MODE信号が「真」(入力画
像がフルカラーであることを表す)のときは入力Aを選
択し、MODE信号が「偽」(入力画像が白黒であることを
表す)のときは入力Bを選択する。UCR回路603は、入力
されたYMC各色8ビットの画像信号の最小値を検出して、
その値をROM606のアドレス端子A0〜A7へ出力する。
【0058】まず、CPU202から出力されるCONT信号が
‘100’になり、図10に示すROM606のマゼンタ(M)のUCR
テーブルが選択され、UCR回路603から出力されたデータ
はマゼンタ(M)のUCRデータ(11ビット)に変換され、UC
R回路603へ戻される。次に、CONT信号が‘000’にな
り、図10に示すROM606のレジスタ設定値1が選択される
とともに、マスキング回路604のレジスタからアドレス
データが出力されて、アドレス指定されたマゼンタ(M)
のマスキング係数データがマスキング回路604に設定さ
れる。そして、UCR回路603から出力されたマゼンタ(M)
の画像信号は、マスキング回路604に設定されたマスキ
ング係数と積和演算されて、セレクタ605へ出力され
る。セレクタ605は、CPU202から出力されるCOLSEL信号
により、マゼンタ(M)の画像信号を選択してセレクタ607
へ出力する。
【0059】以上のようにして、マゼンタ(M)一頁分の
画像信号が生成されると、CONT信号が‘101’になり、
図10に示すROM606のシアン(C)のUCRテーブルが選択され
て、YMCの最小値に対応するシアン(C)のUCRデータがUCR
回路603へ戻され、CONT信号が‘000’になり、図10に示
すROM606のレジスタ設定値1が選択されて、マスキング
回路604にシアン(C)のマスキング係数データが設定され
る。そして、UCR回路603から出力されたシアン(C)の画
像信号は、マスキング回路604に設定されたマスキング
係数と積和演算されて、セレクタ605に出力される。セ
レクタ605は、COLSEL信号により、シアン(C)の画像信号
を選択してセレクタ607へ出力する。
【0060】以上のようにして、シアン(C)一頁分の画
像信号が生成されると、略同様の動作により、イエロー
(Y)一頁分の画像信号を生成して、ブラック(K)一頁分の
画像信号を生成する。なお、ブラック(K)の画像信号を
生成する場合は、UCR回路603から出力された信号が、直
接、セレクタ605へ入力される。以上の四つの過程によ
り、セレクタ607からMCYKの順に画像信号/DO7〜/DO0が
出力され、一頁分の色変換処理が終了する。
【0061】また、MODE信号が「偽」、つまりモノクロ
モードのときは、セレクタ602の入力Bが選択され、RGB
多値画像信号がUCR回路603に入力され、そのままマスキ
ング回路604へ入力される。次に、CONT信号が‘001’に
なり、図10に示すレジスタ設定値2が選択されて、マス
キング回路604に輝度変換の係数データが設定される。
そして、画像信号はカラー画像のときと同様の動作で輝
度変換されて、セレクタ605から出力される。次に、CON
T信号が‘010’になり、図10に示す白黒モードが選択さ
れるとともに、セレクタ605から出力された画像信号がR
OM606のアドレス端子へ入力されて、アドレス指定され
た対数変換データが出力され、セレクタ607に選択され
て、モノクロモードの画像信号/DO7〜/DO0として出力さ
れる。
【0062】●二値化 色処理回路251から出力された300dpi,MCYK各8ビットの
画像信号/DO7〜/DO0は、二値化回路252とセレクタ253の
入力Bとへ入力される。図11は二値化回路252の構成例を
示すブロック図で、入力データをn×nのディザマトリク
ス(例えばベイヤ型4×4ディザマトリクスなど)によっ
て二値化するものである。なお、濃度パターン法や誤差
拡散法によって二値化してもよい。
【0063】同図において、701は主走査方向カウンタ
で、300dpiの画像クロック信号1/2VCLKに同期してカウ
ントを行い、カウント値がnになるとリセットする。702
は副走査方向カウンタで、水平同期信号/LSYNCに同期し
てカウントを行い、カウント値がnになるとリセットす
る。703はROMで、主走査方向カウンタ701および副走査
方向カウンタ702のカウント値によりアドレスが設定さ
れ、予め格納されている8ビットの値を出力する。704は
8ビットのディジタルコンパレータで、それぞれ8ビット
の入力PとQを比較して、P>Qの場合に出力がHレベルにな
る。705はドライバである。
【0064】以下、二値化回路252の動作を説明する
が、説明を簡略化するためにディザマトリクスが4×4、
つまりカウント値n=4の場合について説明する。
【0065】主走査方向カウンタ701のカウント値はROM
703のアドレス端子A1〜A0に、副走査方向カウンタ702の
カウント値はROM703のアドレス端子A3〜A2にそれぞれ入
力され、ROM703はそのアドレスに格納されたディザマト
リクスの閾値を出力し、この閾値はコンパレータ704の
入力Qへ入力される。一方、コンパレータ704の入力Pに
は、8ビットの画像信号/DO7〜/DO0がNOT回路を介して入
力され、この画像信号と閾値とが比較される。なお、こ
の段階では、画像データの値が00Hのとき最低濃度を、F
FHのとき最高濃度を表す。従って、コンパレータ704の
出力がHレベルになるのは、画像信号が閾値よりも高濃
度を示す場合であり、コンパレータ704の出力、つまり
二値化信号は、ドライバ705を介して、8ビットのFFHま
たは00Hとして出力される。
【0066】図12は二値化の様子を示す図で、図の左端
に示す4×4画素の画像データは、図の中央に示す4×4の
ディザマトリクスの対応する閾値と比較されて、図の右
端に示す出力データに変換(二値化)される。なお、黒
で示す出力データはFFHを、白で示す出力データは00Hに
対応する。
【0067】二値化回路252から出力された画像信号/D7
〜D0は、セレクタ253の入力Aへ入力される。セレクタ25
3は、CPU202から出力されるOHP検出信号/OHPが「真」の
とき入力Aを、「偽」のとき入力Bを選択する。これによ
り、記録紙128としてOHP用のフィルムが供給される場
合、多値画像信号を二値化回路252で二値化した画像信
号が選択されることになる。
【0068】●スムージング セレクタ253から出力された300dpi,MCYK各8ビットの画
像信号/D7〜/D0は、スムージング処理回路254に入力さ
れる。スムージング処理回路254は、300dpiの画像信号
をスムージングして600dpiの画像信号にするとともに、
画像属性信号/IMCHRを生成する機能を有する。
【0069】図13はスムージング処理回路254の構成例
を示すブロック図である。
【0070】同図において、751〜759はラインメモリLM
1〜LM9で、MCYK面順次各8ビットの画像信号/D7〜/D0を
スムージング処理のために一時的に記憶する。また、LM
7〜LM9はそれぞれ、後述する2ビットの二値化信号を300
dpiで主走査1ライン分記憶することが可能な記憶容量を
有する。760は制御回路で、LM1〜LM9の書込みおよび読
出しのタイミング制御や同期クロック信号の生成など、
スムージング処理回路254全体の動作を制御するもので
ある。
【0071】761は二入力一出力のセレクタ群である。7
66a〜766gは二値化回路で、入力された8ビットの画像信
号に基づいて、2ビットの二値化信号LIGHTおよびDARKを
生成する。762はシフトレジスタ群で、スムージング処
理の際に注目画素Mの周囲9×9画素の二値化信号を参照
するためのもので、画像信号を主走査方向にシフトしな
がら出力する。
【0072】764はスムージング論理回路で、シフトレ
ジスタ群762からのデータに基づいて、注目画素Mの画像
信号を変換して、エンジン100に送出する600dpi,8ビッ
トの画像信号/VDO7〜/VDO0を生成するとともに、画像属
性信号/IMCHRも生成する。763はトグル-F/F、765はAND
回路である。
【0073】制御回路760で生成される300dpiの画像ク
ロック信号1/2VCLKに同期して、300dpi,8ビット画像信
号/D7〜/D0は、MCYK面順次に、スムージング処理回路25
4へ入力され、また、LM3,LM4,LM5の出力EG3,EG4,EG5は
後述するエッジ強調回路255へ出力される。
【0074】コントローラ200内部では、エンジン100か
ら送られてきた/LSYNC信号を1ラインおきに間引いた水
平同期信号/LSYNCBを用いる。つまり、コントローラ200
は300dpiの画像を形成するコントローラとして動作して
いる。また、セレクタ761は、エンジン100からの水平同
期信号/LSYNCが入力する度に、つまり、エンジン100の
一主走査毎に入力を切替え、エンジン100が奇数ライン
を印刷しているときは入力Aを、偶数ラインを印刷して
いるときは入力Bを選択する。
【0075】前述したように、コントローラ200からエ
ンジン100に対して/PRNT信号を出力した後、最初の垂直
同期信号/TOPに同期して、第一色(マゼンタ(M))の300
dpi,8ビットの画像信号/D7〜/D0は、300dpiの画像クロ
ック信号1/2VCLKに同期して、1ライン毎にスムージング
処理回路254へ入力される。そして、入力されたマゼン
タ(M)の第1ライン目のデータは、セレクタ761を介して
二値化回路766aへ入力される。
【0076】図14は二値化回路766aの構成例を示すブロ
ック図で、入力された多値データを所定値と比較するこ
とにより二値化を行う。なお、他の二値化回路766b〜76
6gも同様に構成されるが、二値化回路766eと766fは2ビ
ットの二値化信号とともに8ビットの画像信号(合計10
ビット)を出力する。
【0077】同図において、781および782はそれぞれ8
ビットのディジタルコンパレータで、入力Pと入力Qとを
比較しP>Qの場合にHレベルを出力する。8ビットの入力
画像信号/D7〜/D0は、NOT回路783を介して、コンパレー
タ781の入力Qおよびコンパレータ782の入力Pへ入力され
る。
【0078】コンパレータ781は、入力Pに予め設定され
ている所定値(例えばOFH)と画像信号とを比較する。
この段階で画像信号は00Hが最低濃度を、FFHが最高濃度
を表すので、コンパレータ781の出力、当該画素が低濃
度であることを示す信号LIGHTは、画像信号が例えばOFH
よりも低濃度を示す場合にHレベルになる。一方、コン
パレータ782は、入力Qに予め設定されている所定値(例
えばF0H)と画像信号とを比較する。従って、コンパレ
ータ782の出力、当該画素が高濃度であることを示す信
号DARKは、画像信号が例えばFOHよりも高濃度を示す場
合にHレベルになる。二値化回路766aの2ビットの出力信
号DARKおよびLIGHTは、シフトレジスタ762の第1ライン
へ入力される。これと同時に、第1ライン目の画像信号
である/D7〜/D0の8ビットがLM1に書込まれる。
【0079】次に、エンジン100から主走査第2ライン目
の水平同期信号/LSYNCがスムージング処理回路254に入
力すると、上述したように、セレクタ761は入力Bを選択
する。従って、LM1から読出される第1ライン目のデータ
L1は、再び、LM1の同じアドレスに書込まれると同時
に、二値化回路766aで二値化されてシフトレジスタ762
の第1ラインに入力される。このとき、コントローラ200
内部には、水平同期信号/LSYNCBが送られないため、ス
ムージング処理回路254へ新たに画像信号が入力される
ことはない。
【0080】さらに、エンジン100から主走査第3ライン
目の水平同期信号/LSYNCがスムージング処理回路254に
入力すると、セレクタ761は入力Aを選択する。このと
き、コントローラ200内部には、第2ライン目の水平同期
信号/LSYNCBが送られるので、これに同期して、300dpi
で展開された第2ライン目の画像信号をページメモリ205
から読出し、前述した手順によりマゼンタ(M)の8ビット
画像信号に変換される。そして、この画像信号は、画像
クロック信号VCLKに同期して、スムージング処理回路25
4へ入力される。この第2ライン目のデータL2の入力と同
時に、LM1に格納されていた第1ライン目のデータL1の主
走査方向の同位置のデータが読出され、そして、データ
L2はLM1に、データL1はLM2へ書込まれる。同時に、デー
タL2は二値化回路766aにおいて、データL1は二値化回路
766bにおいて、前述した二値化が施され、それぞれ2ビ
ットの二値化信号がシフトレジスタ762の第1ラインおよ
び第2ラインに入力される。
【0081】このようにして、各ラインメモリLM1〜LM9
には、300dpiで展開された同じラインの画像信号の書込
みと読出しが、シフトしながら二度ずつ行われる。この
とき、LM1〜LM6までは画像信号/D7〜/D0を格納するが、
LM7〜LM9は2ビットの二値化信号LIGHTおよびDARKを格納
する。
【0082】以上のように、シフトレジスタ762には、
連続する300dpiの9ライン分の同じデータが、主走査2ラ
インの間、入力されることになる。そして、シフトレジ
スタ762は、注目画素Mの周囲9×9画素計81画素のデータ
を出力する。この出力データは、注目画素Mおよびその
右,下,右斜め下に隣接する三画素の計四画素について
は/D7〜/D0および二値化信号LIGHTとDARKの計10ビッ
ト、それ以外の画素に関しては二値化信号LIGHTとDARK
の2ビットである。この81画素分のデータはスムージン
グ論理回路764へ入力される。
【0083】図15はスムージング論理回路764の構成例
を示すブロック図、図16はスムージング論理回路764の
機能を示す図である。
【0084】図15において、771はエッジスムージング
論理回路で、前述した81画素分の画像データ(194ビッ
ト)を入力して、300dpiで展開された注目画素Mの周辺
画素を参照して画像の特徴を検出し、図16に示すよう
に、注目画素Mのデータを高画質化した600dpiの四つの
データM1,M2,M3,M4に変換する。772はOR回路で、注目画
素Mの二値化信号LIGHT(M)とDARK(M)を論理和して画像属
性信号/IMCHRを生成する。つまり、二値化信号の何れか
が「真」である注目画素Mについては画像属性信号/IMCH
Rを「偽(Hレベル)」に、それ以外の注目画素Mについて
は画像属性信号/IMCHRを「真(Lレベル)」にする。
【0085】図17Aから図17Cはエッジスムージング論理
回路771における論理を説明する図で、エッジスムージ
ング回路771は、シフトレジスタ762の出力データを、予
め定められている複数のビットマップパターンと照合す
ることにより、変換する。このビットマップパターン
は、注目画素Mおよびその周辺画素が、画像のエッジを
形成していることを検出するもので、図17はその一例を
示している。同図において、●印で示す画素は二値化信
号DARKが「真(Hレベル)」であることを表し、○印で
示す画素は二値化信号LIGHTが「真」であることを表し
ている。なお、その他の●,○印を付さない画素はどの
ようなデータでも構わない。
【0086】例えば、図17Aの左側に示すように画素が
配置されている場合、注目画素Mは、その傾きが水平
(主走査方向)に近い斜線の一部かつ高濃度側の変化点
であるとみなして、同図の右側に示すような600dpiのデ
ータに変換する。つまり、600dpiの画素M1,M2,M3,M4の
濃度をそれぞれ、約0%,約20%,約100%,約100%にす
る。
【0087】また、図17Bの左側に示すように画素が配
置されている場合、注目画素Mは、その傾きが水平に近
い斜線の一部かつ低濃度側の変化点であるとみなして、
水平(主走査方向)に近い斜線の一部かつ高濃度側の変
化点であるとみなして、同図の右側に示すような600dpi
のデータに変換する。つまり、600dpiの画素M1,M2,M3,M
4の濃度をそれぞれ、約0%,約0%,約50%,約70%にす
る。
【0088】さらに、図17Cの左側に示すように画素が
配置されている場合、注目画素Mは、その傾きが水平に
近い斜線の一部かつ高濃度側であるが、変化点からは1
画素分離れているので、同図の右側に示すような600dpi
のデータに変換する。つまり、600dpiの画素M1,M2,M3,M
4の濃度をそれぞれ、約0%,約0%,約0%,約20%にする。
【0089】勿論、注目画素Mが、その傾きが垂直(副
走査方向)に近い斜線の一部である場合のビットマップ
パターンも用意してあり、これに一致したときも、同様
に、データを変換する。このように、注目画素Mのデー
タは、多数のビットマップパターンと照合され、一致し
た場合には所定の変換がなされる。なお、エンジン100
が奇数ラインを印刷するときは上半分、つまりM1および
M2の二つの画素を生成し、偶数ラインを印刷するときは
下半分、つまりM3およびM4の二つの画素を生成する。ま
た、エッジスムージング回路771における変換処理の有
無は、CPU202から出力されるESON信号によって指定で
き、ESON信号が「偽」の場合、エッジスムージング回路
771は注目画素Mのデータ/D7〜/D0をそのまま出力する。
従って、この場合は、300dpiのデータを主走査・副走査
ともに、単純に二倍に拡大したデータが出力される。
【0090】図18は以上のスムージング処理によって得
られる画像を模式的に示す図で、画像の高濃度部のデー
タが00H、低濃度部のデータがFFHの場合を示し、同図
(a)は300dpiで展開された元の画像を、同図(b)はエッジ
スムージング回路771で変換されたデータに基づいて印
刷される画像をそれぞれ表し、図示するグリッドの一升
は300dpiの単位である。同図に示すように、エッジ近傍
に小さなドットを付加すると、電子写真プロセスの特性
上この小ドットはぼけるので、点線で示すような滑らか
な画像を得ることができる。このように、元の画像信号
の解像度が300dpiであっても、スムージング処理により
600dpiの解像度に変換することによって、エッジが滑ら
かな画像を得ることができる。
【0091】図21はスムージング処理回路254の動作タ
イミング例を示すタイミングチャートで、ページメモリ
205から読出されて色処理回路251で処理された後、スム
ージング処理回路254へ入力される各色毎の300dpiの画
像信号を、主走査第1ラインより順にL1,L2,…とすると
きの処理タイミングを示している。なお、同図のLM1〜L
M9は、ラインメモリLM1〜LM9から読出されるデータを示
している。
【0092】●エッジ強調 図19はエッジ強調回路255の構成例を示すブロック図で
ある。同図において、801はシフトレジスタで、スムー
ジング処理回路254から出力された信号EG3,EG4,EG5(各
8ビット)を3×3画素の空間に展開する。802はエッジ強
調演算回路で、シフトレジスタ801から入力された画素
の加重平均値を演算して、その結果を注目画素Mの値と
する。
【0093】図20は加重平均値を演算する際に各画素に
与える重みの一例を示す図で、エッジ強調演算回路802
は、CPU202から出力されるEGCON信号(2ビット)と/OHP
信号により、エッジ強調の強さを例えば四段階に調整す
ることができる。具体的には、/OHP信号が「偽(Hレベ
ル)」で、EGCON信号が00Hのときはエッジ強調はオフ、0
1Hのときは弱、10Hのときは中、11Hのときは強になり、
また、/OHP信号が「真(Lレベル)」のとき、つまり、記
録紙128としてOHP用のフィルムが供給される場合は常に
エッジ強調はオフになる。
【0094】再び、図8において、スムージング処理回
路254から出力された画像信号と、エッジ強調回路255か
ら出力された画像信号とは、その選択信号が画像属性信
号/IMCHRと/OHP信号を論理積した信号であるセレクタ25
6に入力される。セレクタ256は、/IMCHR信号が「偽(Hレ
ベル)」かつ/OHP信号が「偽(Hレベル)」である画素に対
してはスムージング処理回路254の出力を選択し、それ
以外の条件の画素に対してはエッジ強調回路255の出力
を選択する。しかし、前述したように、/OHP信号が「真
(Lレベル)」の場合はエッジ強調が施されないので、セ
レクタ256は、スムージング処理もエッジ強調も施され
ていない画像信号を選択することになる。
【0095】そして、セレクタ256が選択した画像信号
は、600dpi8ビットの画像信号/VDO7〜/VDO0として、画
像クロックVCLKに同期して、画像処理部207からエンジ
ン100へ送られる。なお、画像属性信号/IMCHRもエンジ
ン100へ送られる。
【0096】このようにして、解像度が600dpiに変換さ
れた画像信号を受けたエンジン100は、前述した電子写
真プロセスによって画像を形成する。そして、マゼンタ
(M)の一頁分の画像形成が完了すると、続いて、シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(K)の順に、各色毎に同様
の処理が行われ、フルカラー画像が形成される。
【0097】以上説明したように、本実施例によれば、
記録紙としてOHP用の略透明のフィルムが供給された場
合は、画像データを二値化し、スムージング処理やエッ
ジ強調処理を施さないので、記録したカラー画像を透過
光によってスクリーンに投影した場合に、見やすい画像
を形成することができる。
【0098】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0099】第2実施例は、第1実施例の構成に黒文字検
出を加えたもので、OHP用フィルムが供給され、かつ黒
文字が入力された場合に、ディザ法により二値化処理を
施した後、スムージング処理を行うものである。
【0100】図22は第2実施例における画像処理部207の
構成例を示すブロック図で、257は黒文字検出回路で、
圧縮伸長回路206で伸長された300dpi,RGB各8ビットの
画像信号が、画像クロック信号1/2VCLKに同期して入力
され、入力された画像信号から白地に描かれた黒単色の
文字あるいは図形を検出して、黒文字検出信号BLACKを
出力する。
【0101】カラーLBPにおいては、通常、MCYKのトナ
ーを重ねて印刷することによって黒色(またはグレー)
を再現する。これは黒色をKトナー一色で再現した場
合、周囲に比べて黒の部分の濃度が低下して、とくに写
真画像などにおいて、不自然な画像が再現されるのを防
止するためである。しかし、白地に描かれた黒単色の文
字あるいは図形の場合は複数色のトナーを重ねると、各
色を印刷するときの微かな印刷ずれの影響で、画像のエ
ッジ部分が他の色で縁取りされたようになるなど、画質
の低下を招くことになる。つまり、黒単色の文字あるい
は図形の場合は、周囲との濃度差を考慮する必要はない
ので、Kトナー一色で印刷した方が好ましい結果が得ら
れる。この黒単色の文字あるいは図形を検出するのが黒
文字検出回路257の機能である。
【0102】図23は黒文字検出回路257の構成例を示す
ブロック図である。
【0103】同図において、801はグレー検出回路で、
当該画素のデータがグレー(黒を含む)であることを検
出して、検出信号GRAYを出力する。具体的には、画像デ
ータがR=G=B(≠FFH)の場合がグレー(または黒)である
ので、これを検出する。検出信号GRAYは、AND回路803を
介してJK-F/F806のJ端子へ、また、NOT回路804を介して
JK-F/F806のK端子へ入力される。
【0104】802は白検出回路で、当該画素のデータが
白であることを検出して、検出信号WHITEを出力する。
具体的には、R=G=B=FFHの場合が白であるので、これを
検出する。検出信号WHITEは、D-F/F805で画像クロック
信号1/2VCLKの一周期分遅延されて、AND回路803へ入力
される。
【0105】以上の構成により、AND回路803は、主走査
方向に隣接する画素のデータが白からグレー(または
黒)に変化した位置でHレベルの信号を出力し、JK-F/F8
06の端子Jへ‘1’をセットするので、次のクロック(1/2
VCLK)により検出信号BLACKは「真」になる。一方、グレ
ー検出回路801において、当該画素のデータがR=G=B以外
の値、またはR=G=B=FFHになったときは、JK-F/F806のK
端子へ‘1’が入力され、次のクロック(1/2VCLK)により
検出信号BLACKは「偽」になる。
【0106】このようにして生成された黒文字検出信号
BLACKは、タイミングを合わせるためにD-F/F群807で画
像クロック信号1/2VCLKの1クロック分遅延されたRGB画
像信号とともに、画像クロック信号1/2VCLKに同期して
出力される。
【0107】黒文字検出回路257から出力されたRGB画像
信号および黒文字検出信号BLACKは、色処理回路251に入
力される。色信号変換回路251は、第1実施例と同様の動
作を行うが、黒文字検出信号BLACKが「真」のときは画
像信号をKトナー一色の信号に変換する。ただし、CPU20
2から出力される黒文字処理指定信号KOFFが「真」のと
きは、黒文字検出信号BLACKにかかわらず、第1実施例と
同様の動作を行う。
【0108】色処理回路251から出力された画像信号
は、第1実施例と同様の処理を経て、スムージング処理
回路254の出力およびエッジ強調回路255の出力として、
その選択信号が画像属性信号/IMCHR、/OHP信号、黒文字
検出信号BLACKから生成されるセレクタ256へ入力され
る。従って、セレクタ256が選択する画像信号は表1のよ
うになり、選択された600dpi,8ビットの画像信号/VDO7
〜/VDO0は、画像クロックVCLKに同期して、画像属性信
号/IMCHRとともにエンジン100へ送られる。
【0109】
【表1】 このように、本実施例によれば、第1実施例と同様の効
果が得られるほか、記録紙としてOHP用フィルムが供給
され、かつ黒文字または黒図形であると判断した場合
は、入力された多値画像信号を二値化した後にスムージ
ング処理を行うことにより、高品質の黒文字や黒図形の
画像出力を得ることができる。
【0110】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0111】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の特性および/または画像の特性に応じて画像
を形成するための画像処理装置を提供することができ、
例えば、OHP用の略透明のフィルムに記録したカラー画
像を透過光によってスクリーンに投影した場合に、見や
すい画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のカラーLBPの概要を
示す図、
【図2】ビデオコントローラとプリンタエンジンの詳細
な構成例を示すブロック図、
【図3】プリンタエンジンの詳細な構成を示す図、
【図4】プリンタエンジンの詳細な構成を示す図、
【図5】図3に示すパルス幅変調回路の構成例を示すブ
ロック図、
【図6】図5に示すパルス幅変調回路の動作例を示すタ
イミングチャート、
【図7】図5に示す三角波発生回路の構成例を示すブロ
ック図、
【図8】図2に示す画像処理部の詳細な構成を示すブロ
ック図、
【図9】図8に示す色処理回路の構成例を示すブロック
図、
【図10】図9に示すROMのアドレスマップの一例を示す
図、
【図11】図8に示す二値化回路の構成例を示すブロッ
ク図、
【図12】二値化の様子を示す図、
【図13】図8に示すスムージング処理回路の構成例を
示すブロック図である。
【図14】図13に示す二値化回路の構成例を示すブロッ
ク図、
【図15】図13に示すスムージング論理回路の構成例を
示すブロック図、
【図16】図15に示すスムージング論理回路の機能を示
す図、
【図17A】図15に示すエッジスムージング論理回路に
おける論理を説明する図、
【図17B】図15に示すエッジスムージング論理回路に
おける論理を説明する図、
【図17C】図15に示すエッジスムージング論理回路に
おける論理を説明する図、
【図18】スムージング処理によって得られる画像を模
式的に示す図、
【図19】図8に示すエッジ強調回路の構成例を示すブ
ロック図、
【図20】加重平均値を演算する際に各画素に与える重
みの一例を示す図、
【図21】図15に示すスムージング処理回路の動作タイ
ミング例を示すタイミングチャート、
【図22】本発明にかかる第2実施例の画像処理部の構
成例を示すブロック図、
【図23】図22に示す黒文字検出回路の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
100 プリンタエンジン 101 パルス幅変調回路 200 ビデオコントローラ 201 ホストインタフェイス(ホストI/F) 202 CPU 205 ページメモリ 206 圧縮伸長回路 207 画像処理部 208 プリンタI/F(プリンタI/F) 209 操作パネル 251 色処理回路 252 二値化回路 253 セレクタ 254 スムージング処理回路 255 エッジ強調回路 256 セレクタ 257 黒文字検出回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 3/40 5/00 G06F 15/62 310 A 15/66 310 355 P 15/68 310 A

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に画像を形成するための画像
    処理装置であって、 前記記録媒体の特性を検出する検出手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された画像データを二値化す
    る二値化手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記二値化手段に入
    力される前の画像データと該二値化手段により二値化さ
    れた画像データとを選択的に出力する出力手段と、 前記出力手段によって出力された画像データに基づいて
    前記記録媒体上に色成分画像を形成する形成手段とを有
    することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は前記記録媒体が略透明の
    フィルムであるか否かを検出することを特徴とする請求
    項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記検出手段によって
    略透明のフィルムが検出された場合、前記二値化手段に
    より二値化された画像データを出力することを特徴とす
    る請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記形成手段は、前記検出手段の検出結
    果に応じて、前記出力手段によって出力された画像デー
    タをスムージング処理するスムージング手段を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は前記記録媒体が略透明の
    フィルムであるか否かを検出することを特徴とする請求
    項4に記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記スムージング手段は、前記検出手段
    によって略透明のフィルムが検出された場合はスムージ
    ング処理を行わないことを特徴とする請求項5に記載さ
    れた画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記形成手段は、前記検出手段の検出結
    果に応じて、前記出力手段によって出力された画像デー
    タをエッジ強調するエッジ強調手段を含むことを特徴と
    する請求項1に記載された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は前記記録媒体が略透明の
    フィルムであるか否かを検出することを特徴とする請求
    項7に記載された画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記エッジ強調手段は、前記検出手段に
    よって略透明のフィルムが検出された場合はエッジ強調
    処理を行わないことを特徴とする請求項8に記載された
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体上に画像を形成するための画
    像処理装置であって、 前記記録媒体の特性を検出する検出手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記入力手段によっ
    て入力された画像データをスムージング処理するスムー
    ジング手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は前記記録媒体が略透明
    のフィルムであるか否かを検出することを特徴とする請
    求項10に記載された画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記スムージング手段は、前記検出手
    段によって略透明のフィルムが検出された場合はスムー
    ジング処理を行わないことを特徴とする請求項11に記載
    された画像処理装置。
  13. 【請求項13】 記録媒体上に画像を形成するための画
    像処理装置であって、 前記記録媒体の特性を検出する検出手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記入力手段によっ
    て入力された画像データをエッジ強調するエッジ強調手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は前記記録媒体が略透明
    のフィルムであるか否かを検出することを特徴とする請
    求項13に記載された画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記エッジ強調手段は、前記検出手段
    によって略透明のフィルムが検出された場合はエッジ強
    調処理を行わないことを特徴とする請求項14に記載され
    た画像処理装置。
  16. 【請求項16】 記録媒体上に異なる色成分の画像を順
    次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置であ
    って、 前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段と、 カラー画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたカラー画像データから
    黒画像を検出する第二の検出手段と、 前記第一および第二の検出手段の検出結果に基づいて前
    記入力手段によって入力されたカラー画像データをスム
    ージング処理するスムージング手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第二の検出手段が検出する黒画像
    は黒文字および黒図形であることを特徴とする請求項16
    に記載された画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記第一の検出手段は前記記録媒体が
    略透明のフィルムであるか否かを検出することを特徴と
    する請求項16に記載された画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記スムージング手段は、前記第一の
    検出手段によって略透明のフィルムが検出され、かつ、
    前記第二の検出手段によって黒画像が検出されなかった
    場合、スムージング処理を行わないことを特徴とする請
    求項18に記載された画像処理装置。
  20. 【請求項20】 記録媒体上に異なる色成分の画像を順
    次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置であ
    って、 前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された画像データから黒画像
    を検出する第二の検出手段と、 前記第二の検出手段の検出結果に基づいて前記入力手段
    によって入力された画像データを前記色成分の色成分デ
    ータに変換する変換手段と、 前記入力手段によって入力された画像データの各画素の
    特性を検出する第三の検出手段と、 前記第一から第三の検出手段の検出結果に基づいて前記
    変換手段によって変換された色成分データをスムージン
    グ処理するスムージング手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記変換手段は、前記第二の検出手段
    によって黒画像が検出された場合、前記入力手段によっ
    て入力された画像データを黒色成分データに変換するこ
    とを特徴とする請求項20に記載された画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記第二の検出手段が検出する黒画像
    は黒文字および黒図形であることを特徴とする請求項20
    に記載された画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記第一の検出手段は前記記録媒体が
    略透明のフィルムであるか否かを検出することを特徴と
    する請求項20に記載された画像処理装置。
  24. 【請求項24】 記録媒体上に異なる色成分の画像を順
    次重ねてカラー画像を形成するための画像処理装置であ
    って、 前記記録媒体の特性を検出する第一の検出手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された画像データから黒画像
    を検出する第二の検出手段と、 前記第二の検出手段の検出結果に基づいて前記入力手段
    によって入力された画像データを前記色成分の色成分デ
    ータに変換する変換手段と、 前記入力手段によって入力された画像データの各画素の
    特性を検出する第三の検出手段と、 前記第一から第三の検出手段の検出結果に基づいて前記
    変換手段によって変換された色成分データをエッジ強調
    するエッジ強調手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  25. 【請求項25】 前記変換手段は、前記第二の検出手段
    によって黒画像が検出された場合、前記入力手段によっ
    て入力された画像データを黒色成分データに変換するこ
    とを特徴とする請求項24に記載された画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記第二の検出手段が検出する黒画像
    は黒文字および黒図形であることを特徴とする請求項24
    に記載された画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記第一の検出手段は前記記録媒体が
    略透明のフィルムであるか否かを検出することを特徴と
    する請求項24に記載された画像処理装置。
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